JPH05119239A - 多心光コネクタ - Google Patents

多心光コネクタ

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JPH05119239A
JPH05119239A JP28124791A JP28124791A JPH05119239A JP H05119239 A JPH05119239 A JP H05119239A JP 28124791 A JP28124791 A JP 28124791A JP 28124791 A JP28124791 A JP 28124791A JP H05119239 A JPH05119239 A JP H05119239A
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housing
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和也 村上
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達夫 寺岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数個のフェルールを一括して簡単に接続でき
る多心光コネクタを提供する。 【構成】プラグ部の外側ハウジング部27内に前後方向
に相対移動可能に載置した内側ハウジング部29に複数
のフェルール11を固定する。内側ハウジング部27の
にスリット34から突出させた外側ハウジング部27の
支持壁37にはガイドピン12の一端を固定すると共
に、ガイドピン12に複数のフェルール11を光軸方向
にスライド可能に挿通する。支持壁37とフェルール1
1との間にはバネ40が介入され、各フェルールをバネ
40により常時前側へ付勢する。これにより、内側ハウ
ジング部29が外側ハウジング部27に対して後方へス
ライドする時、まずガイドピン12のみが突出して相手
側のフェルール11に挿入され、次いでフェルール11
同志が当接するようにする。各フェルールからの多心テ
ープファイバ14はハウジング内で90°捩じり後端の
縦スリット35を通して積層縦置きにして収束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信において有用な
光コネクタ、特にガイドピンを用いて相対向する光ファ
イバの端面を位置決め結合する多心光コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】通信分野では、伝送量の増大,高速化に
伴い、従来のメタル線路に代わり、光ファイバが多用さ
れるようになってきた。更に、近年光ファイバ線路とし
ては、多心光ファイバを撚合わせたケーブルから、より
高密度化を実現できる多心テープ光ファイバを用いたケ
ーブルが主流となりつつある。図4に、この例として、
複数本の光ファイバ心線1をテープ被覆2で覆って成る
多心テープ光ファイバ14を示す。
【0003】一方、光ファイバを接続する手段として
は、従来からコネクタが用いられており、多心テープ光
ファイバ用としては、図5のような多心光コネクタが開
発されている。この多心光コネクタは光ケーブルの端末
に装着するもので、ケーブル同志を効率よく接続するこ
とができる。
【0004】詳述するに、図5の多心光コネクタは、そ
れぞれテープ光ファイバ14の先端が取り付けられた一
対のフェルール11,11と、両フェルール同志を繋ぎ
合わせるガイドピン12と、繋がれたフェルールを離脱
しないように押さえる板バネ13とから成り、テープ光
ファイバ14とフェルール11の装着は接着剤で行う。
フェルール11は、光ファイバ(心線1)を正しい位置
関係で配列するための複数の光ファイバ挿入孔15と、
相対向するフェルール11,11同志を位置決めするた
めガイドピン12を挿入するガイド孔16とを有する。
【0005】コネクタ使用時には、一方のフェルール1
1のガイド孔16にガイドピン12を挿入した後、他方
のフェルール11を嵌め合わせてファイバ同志を突き合
わせ接続する。その後、板バネ13を取り付けて、フェ
ルール端面の密着を保持し、接続特性の安定化を図る。
【0006】図6に、前記した多心光コネクタを個々の
コネクタ要素として複数個(4組)用い、伝送機器の光
配線用の多心光コネクタを構成した従来例を示す。これ
は、多心光コネクタフェルール11同志にガイドピン1
2を共通に挿入してフェルール11端面同志の位置決め
を行い、フェルール11を複数個一括して接続する多心
光コネクタであり、ジャック部41にプラグ部42を差
し込むことで、光信号を外部に送出できる。
【0007】ジャック部41はテープ光ファイバ14先
端に取り付けた多心光コネクタフェルール11と、該多
心光コネクタフェルール11を収容する複数の角孔を設
けたジャックハウジング23からなり、ジャックハウジ
ング23は伝送機器の基板26あるいは筐体に取り付け
られる。プラグ部42は多心光コネクタフェルール11
と、該多心光コネクタフェルール11を収容する複数の
溝45を設けたプラグハウジング44と、そしてプラグ
ハウジング44の蓋46とからなる。それぞれの光コネ
クタフェルール11は、角孔または溝46によって並列
配置され、光コネクタフェルール11に取り付けたガイ
ドピン12によって正しい位置関係で結合される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した伝送
機器光配線用の多心光コネクタフェルール並列型多心光
コネクタには下記の問題点がある。
【0009】(1)ジャック部41のフェルール11に
取り付けたガイドピン12が複数あるため、これらをプ
ラグ部42側フェルール11のガイド孔16(図5)に
一括して挿入するのが難しく、挿入の失敗により、フェ
ルールに無理な力が加わって割れやカケが生じたり、ま
た挿入できなかったガイドピン12が、プラグ部22側
フェルール11の端面のファイバを傷付け、接続損失の
増大を引き起こすことがある。
【0010】(2)挿抜を繰り返すとき、接続光損失を
少なくするためフェルール11の端面を清浄(クリーニ
ング)する必要があるが、ガイドピン12を1回ごとに
抜かなければクリーニングできないため接続作業に多く
の時間を必要とする。これを省いてクリーニング無しで
接続したり、またガイドピン12を抜かずにクリーニン
グした場合、低損失な接続はできない。
【0011】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、複数個の多心光コネクタフェルールを一括し
て簡単にしかも短時間で接続することができる多心光コ
ネクタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の多心光コネクタ
は、相対向するフェルール同志にガイドピンを共通に挿
入してフェルール端面同志の位置決めを行いフェルール
を複数個一括して接続する多心光コネクタにおいて、該
コネクタは少なくとも、フェルールを先端部に収容する
プラグハウジングとこれを覆って閉鎖する蓋とからな
り、前記プラグハウジングノ先端部には前記複数のフェ
ルールをそれぞれ前後に移動可能に収容するスペースを
区画するための仕切片が並設されると共に、該仕切片の
後端側の前記プラグハウジングには、前記フェルールの
後端面から前記ガイドピンを挿入可能に該ガイドピンを
固定する支持壁が前記内側ハウジング部に設けたスリッ
トを貫通するよう設けられ、前記支持壁と前記フェルー
ルとの間には該フェルールを前方へ常時付勢する弾性部
材が設けられたものである(請求項1)。
【0013】本発明の他の多心光コネクタは、相対向す
るフェルール同志にガイドピンを共通に挿入してフェル
ール端面同志の位置決めを行いフェルールを複数個一括
して接続する多心光コネクタにおいて、フェルールを先
端部に装着した内側ハウジング部と、該内側ハウジング
部の外側にこれと前後に相対的に移動可能に設けられた
外側ハウジング部と、上記内側ハウジング部を覆うよう
に外側ハウジング部に固定される蓋とからなり、上記外
側ハウジング部表面には、上記フェルールの後端面から
上記ガイドピンを挿入可能に該ガイドピンを固定する支
持壁が上記内側ハウジング部に設けたスリットを貫通す
るよう設けられ、上記支持壁と上記フェルールとの間に
は該フェルールを前方へと常時付勢する弾性部材が設け
られたものである(請求項2)。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。本
コネクタは、従来同様ジャック部21とプラグ部22よ
り成り、4組のフェルール11を一括接続できる構造と
なっている。
【0015】ジャック部21は、テープ光ファイバ14
先端に取り付けた多心光コネクタフェルール11と、こ
の多心光コネクタフェルール11を収容する複数個の角
孔を並設したジャックハウジング24とからなり、ジャ
ックハウジング24端面の両縁にはロック用爪25が設
けられている。尚、ジャックハウジング24は図示のよ
うに伝送機器の基板26或いは筐体に取り付けられる。
【0016】プラグ部22は、多心光コネクタフェルー
ル11と、この多心光コネクタフェルール11を複数個
並設して収容するそれぞれ断面U字状の外側ハウジング
部27及び内側ハウジング部29からなるプラグハウジ
ングと、このプラグハウジングを上方から覆って閉鎖す
る蓋28とからなる。本実施例の場合、プラクハウジン
グは、内側ハウジング部29と外側ハウジング部27と
を一体的に成形したものであるか、あるいはそれぞれ別
体物をネジ固定または接着固定したものである。外側ハ
ウジング部27と内側ハウジング部29との両縁間で形
成されるスリット部には、上述したジャック部21のロ
ック用爪25と係合する内向爪を有する抜け止め用ロッ
ク部材30が配設されている。なお、外側内側ハウジン
グ部27の内表面上前側に並設された複数の仕切片31
により、多心光コネクタフェルール11を収容する複数
の収容スペースが区画されている。
【0017】仕切片31より後端側の内側ハウジング部
29には、ガイドピン12の一端を固定するための支持
壁37が設けられ、ガイドピン12はフェルール11の
後端面に挿通されている。ここでフェルール11の先端
が規制される突出位置は、コネクタの非接続状態下にお
いて、フェルール11の先端面がガイドピン12の先端
より若干突出する位置である。
【0018】なお、外側ハウジング部27及び内側ハウ
ジング部29は上記スリット34を過ぎた任意の箇所か
ら後方に行くほど幅が狭くなるテーパ形状をしており、
その最後端部である内側ハウジング部29の後端には、
収容したフェルール11からの全てのテープ光ファイバ
14を積層縦置きした形で保持し且つ通過させる縦スリ
ット35が設けてある。内側ハウジング部29に、多心
光コネクタフェルール11を取り付けたテープ光ファイ
バ14を収容する場合、一方では、フェルール11の部
分をテープ光ファイバ14が内側ハウジング部29の収
容溝33に各光ファイバ1が並列になる向きにて嵌入
し、他方では、多心光コネクタフェルール11より後方
の部分でテープ光ファイバ14を90°捩じることによ
り、その捩った後の縦状領域、つまりテープ光ファイバ
14がプラグハウジング内面に対して直角となっている
部分を、前記縦スリット35内に収納している。このと
きテープ光ファイバ14は複数本存在するので積層縦置
きした形にまとめて縦スリット35に通す。その後、プ
ラグハウジングに蓋28をしてプラグ部22を完成させ
る。尚、プラグハウジングの形状及び寸法は、各テープ
ファイバ14が縦スリット35の部分で縦置きした形に
まとめられればよく、従って内側ハウジング部29の深
さは上記テープ光ファイバ14が90°捩じられる少し
前の領域からテープ光ファイバ14の幅をカバーする深
さに形成されていれば足りる。また、フェルール11と
支持壁37との間には、フェルール11を常時上記ガイ
ドピン12の先端より若干突出した相対位置(突出位
置)まで付勢し且つフェルール11同志の密着を保持す
るための弾性部材としてバネ40が介装されている。
尚、図示の場合、バネ40はテープファイバ14を取り
巻くように配設されているが、ガイドピン12を取り巻
くように設けてもよい。
【0019】次に上記コネクタの接続方法を図3に基づ
いて説明する。ジャック部21とプラグ部22が接続さ
れていない状態では、バネ40はフェルール11と内側
ハウジング部29の支持壁37との距離を押し広げる力
を与えているため、フェルール11は内側ハウジング部
29に対し前方にスライドした状態となっている。つま
りガイドピン12は内側ハウジング部29に固定されて
いるため、フェルール11の端面は内側ハウジング部2
9の端面より出ている。この状態でフェルール11の端
面をクリーニングする。この時、ジャック部21のフェ
ルール11端面もクリーニングする。
【0020】本コネクタの接続は、初めに突出位置にあ
るプラグ部22のフェルール11がジャック部21のフ
ェルール11と当接し、プラグ部22の収納スペースで
ジャック部21側のフェルール11がガイドされて、フ
ェルール11の端面同志がほぼ正規の位置関係に合わさ
れる(図3(a) の状態)。更に挿入を続けると、フェル
ール端面がバネ40の力に抗して後退する。従って、図
3(a) のように相対的にガイドピン12がプラグ部22
のフェルール11から徐々に突出して、ジャック部21
側のフェルール11に挿入され、フェルール11同志の
端面の位置関係が正規なものとなる。最後は、抜け止め
用のロック部材30の内向爪がジャック部21の爪25
に引っ掛かってロックされ、バネ40によってフェルー
ル11同志の密着が保持される。
【0021】このように、ジャック部21とプラグ部2
2の接続に際し、初めにフェルール11の端面同志が合
わさり、内側ハウジング部29先端の収納スペースによ
ってフェルール同志の端面がある程度位置決めされた
後、最後にガイドピン12が挿入される。このため、フ
ェルール端面を傷付けたりすることがなく接続損失を増
加させることがない。また挿入失敗による、フェルール
11のカケ,割れの問題も解消する。一方、ジャック部
21とプラグ部22を外した状態では、どちらのフェル
ール端面もハウジングより突出ていて、またガイドピン
12はフェルール11端面から突出ていない状態とな
る。このため、フェルール端面のクリーニングが簡単と
なり、またガイドピン12を抜かなくても良いため、接
続作業性が向上し、短時間で低損失な接続が可能とな
る。
【0022】図7は本発明の他の実施例を示す。この多
心光コネクタもジャック部21とプラグ部22より構成
される。ジャック部21の構成は図1と同じであるた
め、ここでは説明を省く。
【0023】しかし、第1図の場合と異なり、内側ハウ
ジング29は、外側ハウジング27の内側に前後方向に
相対移動可能に載置されており、外側ハウジング27の
表面に突出させた仕切片31により、内側ハウジング部
29の前方への移動量を規制している。外側ハウジング
部27と内側ハウジング部29との両縁間で形成される
スリット部には、上述したジャック部21のロック用爪
25と係合する内向爪を有する抜け止め用ロック部材3
0が配設されている。なお、外側内側ハウジング部27
の内表面上前側に並設された複数の仕切片31により、
多心光コネクタフェルール11を収容する複数の収容ス
ペースが区画されている。
【0024】内側ハウジング部29は、図2に示すよう
にフェルール11の一部(縁17)を嵌着させるスリッ
トから成るガイド溝33と、図3に示す外側ハウジング
部27の表面に突出して設けたガイドピン12を固定す
るための支持壁37を通すためのスリット34が設けら
れている。ここでガイド溝33によりフェルール11の
先端が規制される突出位置は、コネクタの非接続状態下
において、フェルール11の先端面がガイドピン12の
先端より若干突出する位置である。一方、外側ハウジン
グ部27の中間部には、内側ハウジング部29の各スリ
ット34からそれぞれ2個ずつ突出するよう前述した支
持壁37が設けてあり、この支持壁37にガイドピン1
2の一端が固定されている。各フェルール11は、その
ガイド孔16を支持壁37に固定のガイドピン12に挿
入してガイド溝33に納められる。テープ光ファイバは
積層縦置きした状態で縦スリット35に収納され、ネジ
32で固定する。
【0025】また、図1の場合と同様に、フェルール1
1と支持壁37との間には、フェルール11を常時上記
ガイドピン12の先端より若干突出した相対位置(突出
位置)まで付勢し且つフェルール11同志の密着を保持
するための弾性部材としてバネ40が介装されている。
尚、図示の場合、バネ40はテープファイバ14を取り
巻くように配設されているが、ガイドピン12を取り巻
くように設けてもよい。
【0026】次に上記コネクタの接続方法を再び図3に
基づいて説明する。ジャック部21とプラグ部22が接
続されていない状態では、バネ40はフェルール11と
外側ハウジング27間をフェルール11の光軸方向に押
し広げる力を与えており、フェルール11はその縁17
の位置が内側ハウジング部29に規制されているため、
内側ハウジング部29が外側ハウジング部27に対し前
方にスライドした状態となっている。つまりガイドピン
12は外側ハウジング部27と一体でスライドしてフェ
ルール11の端面から引き込まれており、またフェルー
ル11の端面は内側ハウジング部29の端面より出てい
る。この状態でフェルール11の端面をクリーニングす
る。この時、ジャック部21のフェルール11端面もク
リーニングする。
【0027】本コネクタの接続は、初めに突出位置にあ
るプラグ部22のフェルール11がジャック部21のフ
ェルール11と当接し、プラグ部22の収納スペースで
ジャック部21側のフェルール11がガイドされて、フ
ェルール11の端面同志がほぼ正規の位置関係に合わさ
れる(図3(a) の状態)。更に挿入を続けると、内側ハ
ウジング部29が後退しそれに伴ないフェルール端面が
バネ40の力に抗して後退する。従って、図3(a) のよ
うに相対的にガイドピン12がプラグ部22のフェルー
ル11から徐々に突出して、ジャック部21側のフェル
ール11に挿入され、フェルール11同志の端面の位置
関係が正規なものとなる。最後は、抜け止め用のロック
部材30の内向爪がジャック部21の爪25に引っ掛か
ってロックされ、バネ40によってフェルール11同志
の密着が保持される。
【0028】このように、ジャック部21とプラグ部2
2の接続に際し、初めにフェルール11の端面同志が合
わさり、内側ハウジング部29の収納スペースによって
フェルール同志の端面がある程度位置決めされた後、最
後にガイドピン12が挿入される。このため、フェルー
ル端面を傷付けたりすることがなく接続損失を増加させ
ることがない。また挿入失敗による、フェルール11の
カケ,割れの問題も解消する。一方、ジャック部21と
プラグ部22を外した状態では、どちらのフェルール端
面もハウジングより突出ていて、またガイドピン12は
フェルール11端面から突出ていない状態となる。この
ため、フェルール端面のクリーニングが簡単となり、ま
たガイドピン12を抜かなくても良いため、接続作業性
が向上し、短時間で低損失な接続が可能となる。
【0029】以上の例においては4組のフェルール11
を一括接続できる構造を例にして説明したが、フェルー
ル11の数は本発明を制限するものではない。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果が得られる。
【0031】(1)初めにフェルールの端面同志が合わ
さり、内側ハウジング部の収納溝によってフェルール同
志の端面がある程度位置決めされた後、最後にガイドピ
ンが挿入されるため、フェルール端面を傷付けたりする
ことがなく接続損失を増加させることがなくなる。また
挿入失敗による、フェルールのカケ,割れの問題も解消
する。
【0032】(2)ジャックとプラグを外した状態で
は、どちらのフェルール端面もハウジングより突出てい
て、またガイドピンはフェルール端面から突出ていない
ため、フェルール端面のクリーニングが簡単となり、ま
たガイドピンを抜かなくても良いため、接続作業性が向
上し、短時間で低損失な接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多心光コネクタの一実施例を示す
分解斜視図。
【図2】本発明の他の実施例の多心光コネクタに使用さ
れる内側ハウジング部斜視図。
【図3】本発明の多心光コネクタの接続方法を示す説明
図。
【図4】テープ光ファイバの縦断面図。
【図5】従来の多心光コネクタの一例を示す斜視図。
【図6】多心光コネクタフェルールを複数個一括で接続
できる従来の多心光コネクタを示す斜視図。
【図7】本発明の他の実施例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 光ファイバ心線 2 テープ被覆 11 フェルール 12 ガイドピン 13 板バネ 14 多心テープ光ファイバ 15 光ファイバ挿入孔 16 ガイド孔 17 フェルールの一部としての縁 21 ジャック部 22 プラグ部 24 ジャックハウジング 25 ロック用爪 26 伝送機器の基板 27 外側ハウジング部 28 蓋 29 内側ハウジング部 30 抜け止め用ロック部材 31 仕切片 33 ガイド溝 34 スリット 35 縦スリット 37 支持壁 40 バネ 41 ジャック部 42 プラグ部 44 プラグハウジング 45 溝 46 蓋
フロントページの続き (72)発明者 加藤 猛 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向するフェルール同志にガイドピンを
    共通に挿入してフェルール端面同志の位置決めを行いフ
    ェルールを複数個一括して接続する多心光コネクタにお
    いて、該コネクタは少なくとも、フェルールを先端部に
    収容するプラグハウジングとこれを覆って閉鎖する蓋と
    からなり、前記プラグハウジングの先端部には前記複数
    のフェルールをそれぞれ前後に移動可能に収容するスペ
    ースを区画するための仕切片が並設されると共に、該仕
    切片の後端側の前記プラグハウジングには、前記フェル
    ールの後端面から前記ガイドピンを挿入可能に該ガイド
    ピンを固定する支持壁が前記内側ハウジング部に設けた
    スリットを貫通するよう設けられ、前記支持壁と前記フ
    ェルールとの間には該フェルールを前方へ常時付勢する
    弾性部材が設けられていることを特徴とする多心光コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】相対向するフェルール同志にガイドピンを
    共通に挿入してフェルール端面同志の位置決めを行いフ
    ェルールを複数個一括して接続する多心光コネクタにお
    いて、該コネクタは少なくとも、フェルールを先端部に
    装着した内側ハウジング部と、該内側ハウジング部の外
    側にこれと前後に相対的に移動可能に設けられた外側ハ
    ウジング部と、前記内側ハウジング部を覆って閉鎖する
    蓋とからなり、前記外側ハウジング部表面には、前記フ
    ェルールの後端面から前記ガイドピンを挿入可能に該ガ
    イドピンを固定する支持壁が前記内側ハウジング部に設
    けたスリットを貫通するよう設けられ、前記支持壁と前
    記フェルールとの間には該フェルールを前方へ常時付勢
    する弾性部材が設けられていることを特徴とする多心光
    コネクタ。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4873638A (en) * 1986-05-09 1989-10-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Traction control system for controlling slip of a driving wheel of a vehicle
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