JPH0511883Y2 - - Google Patents

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JPH0511883Y2
JPH0511883Y2 JP1987029373U JP2937387U JPH0511883Y2 JP H0511883 Y2 JPH0511883 Y2 JP H0511883Y2 JP 1987029373 U JP1987029373 U JP 1987029373U JP 2937387 U JP2937387 U JP 2937387U JP H0511883 Y2 JPH0511883 Y2 JP H0511883Y2
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JP
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liquid
heated
bag
heating element
balloon
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、温熱療法を行うためのハイパーサ
ーミア装置に関する。
【従来の技術】
従来より、たとえば特開昭61−284246号公報の
ように加温体により液体を加熱し、この液体を患
部に接触させて温熱療法を行う装置が知られてい
る。また、これとは逆に、液体を体表面の冷却及
びインピーダンス整合のために用いることも一般
に行われている。 前者の場合、第3図に示すように、バルーン1
の中に液体2を入れ、この液体中に発熱素子3を
挿入する。これにより液体2を加熱し、このバル
ーン1を生体4の表面に接触させて、液体2の熱
により癌組織などの被加温部5を加温するのであ
る。 後者の場合は図示しないが、加温体として超音
波や電磁波等を照射するアプリケータを用い、超
音波・電磁波照射により生体内を加温するのであ
るが、生体の表面が過度に熱せられないようにす
るため、及び超音波や電磁波等の生体に対するイ
ンピーダンス整合をとり入射効率を向上させるた
めに、液体ボーラスを生体表面に密着させる。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、バルーン1に液体2を入れると
膨らんで球形になるため、周辺部が生体4の表面
からはなれ、被加温部5との密着面積が減少し、
有効加温面積が小さくなるという問題がある。 また、液体ボーラスを用いる場合でも同様であ
り、液体により袋体が膨らんで生体表面との密着
性が損なわれ、生体表面の冷却が十分でなくなつ
たり、加温エネルギーの入射効率が悪化したりす
る問題が生じる。 この考案は、袋体に入れられた液体の生体表面
との密着性を高めるよう改善したハイパーサーミ
ア装置を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案によるハイパーサーミア装置は、被加
温体表面付近に配置されるべき加温体と、該加温
体と被加温体表面との間に介在するよう該加温体
に取り付けられ、部分的に可撓性が変化させられ
た袋体と、該袋体の中に入れられることにより上
記加温体と被加温体との間に保持される液体とか
らなる。
【作用】
袋体の一部が材質を変えたり厚さを変えたりす
ることにより、その部分の可撓性が他の部分と比
較して変化させられているため、この袋体内に液
体をいれたとき袋体は曲がつて欲しい場所で曲が
り、曲がつては欲しくない場所で曲がらないよう
にすることができ、単純な球形とはならない。そ
して、この袋体は、加温体と被加温体表面との間
に介在するように加温体に取り付けられている。
そのため、この袋体に液体を入れたとき、その液
体を加温体と被加温体表面との間に位置させるこ
とができるとともに、袋体を、被加温体表面の所
望の箇所にのみ密着させることができる。
【実施例】
この考案の一実施例にかかるハイパーサーミア
装置では、第1図に示すように、バルーン1の中
に液体2が入れられており、この液体中に発熱素
子3が挿入されている。発熱素子3により液体2
が加熱される。このバルーン1が生体4の表面に
接触させられ、液体2の熱により癌組織などの被
加温部5が加温される。 ここで、バルーン1の一部、つまりリング状の
部分11は、他の部分より可撓性が高められてい
る。すなわち、たとえばこの部分11をゴムで形
成し、他の部分はビニールで形成したり、同一の
材質(例えばビニール)とするがこの部分11は
他の部分よりも厚さを薄くすることで、この部分
11がより曲がり易くされている。そのため、こ
のリング状の部分11でより曲がり、他の部分た
とえば生体4の表面に接している部分などはより
曲がらずフラツトになることになり、生体4の表
面に密着する面積が格段に増える。 したがつて、癌組織などの被加温部5の周辺ま
で均一に加温することが可能になり、治療効果が
向上する。 第2図は第2の実施例を示すもので、この実施
例では、バルーン1の側面の円形部分12のみ可
撓性が高められている。そのため、この側面の部
分12のみが膨らむことになる。そこで、図に示
すようにたとえば食道の内壁6の一部に癌組織な
どの被加温部5が存在しており、この部分5のみ
を加温したい場合に用いれば、バルーン1はこの
部分5のみに接触し、他の部分は食道内壁6に接
触しないため、必要な部分のみ有効に加温し、不
要な部分は加温しないことが可能となる(なお、
従来のように可撓性が均一である場合にはバルー
ン1は点線で示すように球形に膨らむため食道内
壁6の不要な部分にも接触し不必要な場所をも加
温することになつてしまう)。 上記ではバルーン中に液体を入れる場合につい
て説明したが、冷却及びインピーダンスマツチン
グのための液体ボーラスの場合も同様に適用でき
る。
【考案の効果】
この考案のハイパーサーミア装置によれば、加
温体に取り付けられた袋体は、部分的に可撓性が
変化させられているので、液体を入れたときに望
む部分で曲がり望まない部分では曲がらないよう
にでき、中に液体が入つた状態で、その液体を加
温体と被加温体との間に保持することができると
ともに、被加温体表面の所望の部分に広い面積で
密着させたり、あるいは不要な部分には接触させ
ないことができる。その結果、温熱治療の効果を
十分に向上させることができるとともに、不要な
組織が加温によつて損傷することを防止すること
ができて安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図
は他の実施例の断面図、第3図は従来例の断面図
である。 1……バルーン、2……液体、3……発熱素
子、4……生体、5……被加温部、6……食道内
壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被加温体表面付近に配置されるべき加温体
    と、該加温体と被加温体表面との間に介在する
    よう該加温体に取り付けられ、部分的に可撓性
    が変化させられた袋体と、該袋体の中に入れら
    れることにより上記加温体と被加温体との間に
    保持される液体とからなるハイパーサーミア装
    置。 (2) 上記の袋体は、厚さが部分的に変えられるこ
    とにより可撓性が変化させられていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ハイパーサーミア装置。 (3) 上記の袋体は、材質が部分的に変えられるこ
    とにより可撓性が変化させられていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ハイパーサーミア装置。
JP1987029373U 1987-02-28 1987-02-28 Expired - Lifetime JPH0511883Y2 (ja)

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JP1987029373U JPH0511883Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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JP1987029373U JPH0511883Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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JPS63137625U JPS63137625U (ja) 1988-09-09
JPH0511883Y2 true JPH0511883Y2 (ja) 1993-03-25

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ID=30833198

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8231664B2 (en) * 2009-02-26 2012-07-31 Advanced Cooling Therapy, Llc Devices and methods for controlling patient temperature

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183769A (ja) * 1983-04-04 1984-10-18 アロカ株式会社 マイクロ波加温治療装置用の冷却整合装置

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JPS63137625U (ja) 1988-09-09

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