JPH0317884Y2 - - Google Patents

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JPH0317884Y2
JPH0317884Y2 JP2886386U JP2886386U JPH0317884Y2 JP H0317884 Y2 JPH0317884 Y2 JP H0317884Y2 JP 2886386 U JP2886386 U JP 2886386U JP 2886386 U JP2886386 U JP 2886386U JP H0317884 Y2 JPH0317884 Y2 JP H0317884Y2
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electromagnetic wave
applicator
water
water bolus
heating device
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JP2886386U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、悪性腫瘍の治療に好適な医療用の電
磁波加温装置に関する。
〔従来技術〕
最近では、ガン等の悪性腫瘍の治療法の一つと
して、治療部位に電磁波を照射して加温する方法
が用いられている。この方法は、誘電加熱と誘導
加熱法に大別され、前者は家庭における電子レン
ジ、後者は渦電流損失を利用する電磁レンジに、
それぞれ加熱原理を見ることができる。
ガン腫瘍は、生体のあらゆる部位に発生し、そ
の寸法・形状もまちまちであり、上記両方法はそ
の治療目的に応じて使い分けられ、電磁波を有効
に放射するために、いろいろなタイプのアプリケ
ータが用いられる。このアプリケータは、電磁波
発生源から供給される電磁波を放射するアンテナ
を有している。
このアプリケータとしては、生体の広い範囲に
亘つて且つ均一に電磁波を放射できるものである
ことを要するが、生体に放射された電磁波は、生
体表面より深部に至るほど指数関数的にそのエネ
ルギーが減衰するため、主として生体表面付近が
加熱され、深部は加温され難い。
そこで、生体表面とアプリケータの電磁波放射
部との間にウオータボーラスと呼ばれる環流用の
水バツクを使用して、生体表面を冷却し相対的に
深部加温を効果的ならしめる方法が採られてい
る。
第2図は電磁波加温のシステムのブロツクを示
す図である。1は生体、2はその生体1内におけ
る治療すべき腫瘍、3は電磁波照射部を内蔵する
アプリケータ、4は電磁波発振器、5はインピー
ダンス整合器である。そして、6が冷却用のウオ
ータボーラスであり、生体1とアプリケータ3と
の間のインピーダンス整合を良好にする働きも兼
ね備えている。
ウオータボーラスは、治療目的とする患部によ
つては、アプリケータと一体構造となつたものが
使用され、例えば第3図に示すような、ウオータ
ボーラス内蔵のアプリケータ7が使用される。
食道ガン等の体腔ガンの治療においては、アプ
リケータ7を食道内に挿入して治療するため、こ
のようなウオータボーラス一体型のアプリケータ
が都合が良い。この場合、アプリケータ7と生体
1との密着性をより良好なものとするために、ウ
オータボーラスにはシリコンゴム等の伸縮性のあ
る材質の水バツクが使用される。
上記のようなウオータボーラス一体型において
は、例えば、第4図に示すように、食道等の体腔
用アプリケータ8として、電磁波照射部9をも包
むようにウオータボーラス10が形成される。
同図において、ウオータボーラス10は素材に
薄い円筒状のシリコンゴムが使用され、これに水
還流用のチユーブ11を接続して、電磁波照射部
9を包むようにした状態での両端10a,10b
がその電磁波照射部9に接着固定される。12は
同軸ケーブル、13はコネクタである。
しかし、シリコンゴム製のウオータボーラス1
0は、単にその両端10a,10bを固着したの
みであるので、その内部に水を充填し還流させた
場合に、第5図に示すように、その膨らんだ形状
が不安定となり、矢印Aで示す方向(アプリケー
タ8の軸方向)、或いはそれと直交する矢印Bで
示す方向の何れにも伸長する。
この結果、食道ガンの治療のために食道に挿入
した場合、ウオータボーラス10が管内において
固定され難く、安定した均一加温を行なうことが
困難である。
すなわち、食道ガン等は管内壁の広い範囲に亘
つて腫瘍が発生し、しかも管表面は凹凸形状であ
るため、治療に際してウオータボーラス内を水還
流させた場合に、片ぶくらみとなり易く、生体と
の密着性が不安定となり、アプリケータ8が生体
との広い範囲に亘つて良好な整合がとれず、均質
な加温を行なうことができないという問題があつ
た。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、アプリケータの電磁波照射部
を軸として円筒状の広範囲にわたりウオータボー
ラスが片ぶくらみとならず均質に伸縮できるよう
にし、広範囲に亘つて均一加温が可能となつた電
磁波加温装置を提供することである。
〔考案の構成〕
このために本考案は、ウオータボーラスを電磁
波照射部の長手方向に沿つた方向に伸ばしてその
両端を上記電磁波照射部に固着して構成した。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について説明する。第1
図はその一実施例を示す図である。本実施例で
は、ウオータボーラス14をシリコンゴム製袋で
形成すると共に、これをアプリケータ8の軸方向
に沿つた矢印A方向に伸長させた状態で、その両
端14a,14bを電磁波照射部9に対して接着
固定した。
この結果、チユーブ11から水を充填し還流さ
せた場合、そのウオータボーラス14は矢印A方
向には既に伸び切つているので、その方向には伸
びず、矢印B方向にのみ伸長して、外側のみ膨れ
るようになる。
よつて、電磁波照射部9が中心に位置するよう
な均質な膨らみを実現することができ、挿入した
部位に対する密着状態が良好となり、均質加温が
可能となる。
〔考案の効果〕
以上から本考案の電磁波加温装置によれば、ア
プリケータの挿入部位を広範囲に亘つて均質に加
温できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の電磁波加温装置の
アプリケータ部分の構造を示す図、第2図は従来
の一般的な電磁波加温装置のシステムを示すブロ
ツク図、第3図はアプリケータをウオータボーラ
スに一体化した同システムを示すブロツク図、第
4図は従来のウオータボーラス一体型のアプリケ
ータの説明図、第5図は同アプリケータのウオー
タボーラスを膨張させた状態を示す図である。 1……生体、2……腫瘍、3……アプリケー
タ、4……電磁波発振器、5……インピーダンス
整合器、6……ウオータボーラス、7,8……ウ
オータボーラス一体型のアプリケータ、9……電
磁波照射部、10……ウオータボーラス、11…
…水環流用のチユーブ、12……同軸ケーブル、
13……コネクタ、14……ウオータボーラス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アプリケータとしての電磁波照射部を包むよう
    に冷却用の伸縮性のウオータボーラスを設けた電
    磁波加温装置において、 上記ウオータボーラスを上記電磁波照射部の長
    手方向に沿つた方向に伸ばしてその両端を上記電
    磁波照射部に固着したことを特徴とする電磁波加
    温装置。
JP2886386U 1986-02-28 1986-02-28 Expired JPH0317884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2886386U JPH0317884Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

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JP2886386U JPH0317884Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62140698U JPS62140698U (ja) 1987-09-04
JPH0317884Y2 true JPH0317884Y2 (ja) 1991-04-16

Family

ID=30832217

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