JPS59183769A - マイクロ波加温治療装置用の冷却整合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマイクロ波加湿治療装置用の冷却整合装置、特
に表右慴腫瘍等の患部に対して効果的にマイクロ波を放
射して治療を行うために／ｌ′ｉ！適な改良された冷却
整合装置に関する。

体内ガン組織に対してマイクロ波を放制し、その温度を
所定温度例えば４２〜４５℃程度に加温し、これを連続
的あるいは間欠的に行うことによってガン組織を浦滅さ
せるマイク［１波加濡冶療（ハイパゆ−ミャ）が周知で
あり、伯の健常周囲組織を傷つけることな（所望のガン
組織のみを治療できるという利点がある。

通常の場合、マイクロ波は放射器を含むアプリケータか
ら患部に放射されるが、このとき、アプリケータと体表
面との間には冷却整合装置が配置され、例えば、冷却水
が充填されたゴム袋などがこの冷却整合装置として用い
られ、体表面の局部的な過熱が防１にされ、また放射さ
れるマイクロ波電力帖を所定患部の形状に応じて整合す
ることが行われている。

前記氷袋から成る冷７．Ｉ？合装置は体内内部にあるガ
ン組織に対してマイクロ波加温治療を行う場合などには
比較的有効に作用していたが、皮膚ガンその細体表面あ
るい（まその近傍に生じた腫瘍（２どの表作＋！ｉ忠部
に対しては、前記従来における冷却整合装置は実際の治
療時において必ずしも有効でないことが明らかとなった
。

ηなわち、表在性患部は体表面に異常な突起あるいは隆
起を生ぜしめ、通常比較的清ら力Ｘな体表面に対しては
所望の密着作用を行うことのできたゴム袋でも、このよ
うな表在性患部に対して（ま種々の問題を生じることが
明らかとなった。

第１図には、従来の冷却整合装置が用いられた表在性患
部のマイクロ波加温治療状態が示され、表在性患部１０
にゴム袋１２を介してアプリケータ１４が対向配置され
、アプリケータ１４からのマイクロ波を矢印で示すよう
に表在性患部１０（こ放射し、この患部の温度を４２〜
４５℃程度に加温して所定の治療作用が行われる。

前記ゴム袋１２の内部には冷却水が充填され、あるいは
循環導通されており、これによって患部１０の体表面が
局部的に過熱されることを防雨し、またマイクロ波に対
するインピーダンス整合を行うことによって、表在性患
部１０に放射されるマイクロ波の電力量を一定値に保つ
ことができる。

しかし２７から、第１図の従来の装置では、図から明ら
かなように、表在性患部１０とゴｌ＼袋１２との間に隙
間が生じてしまい、この部分での冷却効果が著しく低下
し、また放射マイクロ波電力量に乱れが生じることから
、良好な加温治療作用が得られないという問題があった
。

前記従来の課題は表在性患部１０が通常の体内内部にあ
る胛瘍と異なり、体表面に直接突起あるいは隆起してお
り、このために、ゴム袋１２から成る冷却整合装置では
適合できないことに原因があり、また第１図のような治
療時には、実際上患者に対して表在性患部１０へのゴム
袋１２の抑圧による無理な圧力が掛かるために患者の苦
痛をＩＢき、所望の治療効果を達成できないという問題
があった。

本発明は」：記従来の課題に鑑みなされたものであり、
その目的は表在性患部に対しても極めて良好な加温治療
効果を奏することのできる改良された冷却整合装置を提
供することにある。

上記目的を達成するため、本発明は表在性患部表面とマ
イクロ波加温アプリケータとの間に設けられ内部に冷却
液が循環導通される偏平容器形状から成り、その下面は
表在性患部表面に合わせて型取りした硬化成形密着面か
ら成り、またその上面はアプリケータのマイクロ波放射
面に密接する入射面に形成されており、表在性患部表面
とアプリケータとの間に隙間なく配置されて患部表面の
冷却及び患部に印加するマイクロ波電力量を所定値に整
合することを特徴とする。

以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する。

本発明に係る冷却整合装置は各表在性患部毎に型取りし
た密着面を有する偏平容器形状の冷却整合装置を用いる
ことを特徴とし、第２図にはその好適な実施例が示され
、冷却整合装置２ｏはそれ自体はぼ円形の平面形状を有
する偏平容器形状から成り、その側面に設けられた導入
口２２及び導出口２４にＪ：っで冷却水などの冷却液が
循環導通され、内部空間に冷却液が流通充填される。

本発明において特徴的なことは、前記装置２０の下面が
表在性患部１０を型取りして硬化成形された密着面２６
に形成されていることであり、これによって、第２図の
鎖線で示されるように、密着面２６は表在性患部１０と
隙間なくかつ何らの無理な押圧力無しに密着することが
できる。

また本発明にお（づる装置２０はその一ヒ面がアプリケ
ータ１／Ｉのマイクロ波放射面１４ａに密接する人ｍ百
２８、実施例においては、平面に形成されており、これ
によって、第２図の鎖線で示されるように、実際の使用
状態において、アプリケータ１４と表在ｆ］患部１０と
の間は冷却液で充填された冷却整合装置２０によって隙
間なく整合されることとなる。従って、患部１０の表面
は冷却液によって確実に冷却され、またマイクロ波電力
量も所定値に保たれる。

以下に密着面２６の患部型取り工程を説明する。

第３図Ａは表在性患部１０の上に型取り剤３０を付着さ
せて短時間の保持によって固化させる型取り■稈であり
、前記型取り剤３０としてはアルギン酸印象剤などが好
適である。

型取り剤３０は第３図Ｂのように、表在ｆ１１′忌部１
０から引ぎ離された後、型枠３２とともに雄型３／１の
形成に用いられ、前記雄型３４として【ま例えば石膏が
好適である。

更に固化した雄型３４は第３図Ｃに示されるように、そ
の表面が表在性患部１０の表面と同一形状であり、図示
のように、冷却整合装置２０の密着面２６を形成するア
クリル板などにより型取りされる。アクリル板は比較的
低温度の加熱により軟化し、この軟化状態にて第３図Ｃ
のように石膏３４に圧着することにより、容易にアクリ
ル板を所望の患部表面に合致して型取り形成することが
でき、アクリル板は冷却された後硬化成形される。

このようにして１ｑられた密着面２６を有するアクリル
板３６は、第３図りにおいて、導入口２２及び導出口２
／Ｉが既に固定されている整合基体３８と接着固定され
、これによって、第２図に示すような冷却整合装置２０
を完成させることができる。

以上説明したにうに、本発明によれば、冷却整合装置の
表在性患部との密着面は表在性患部自体から型取り硬化
された面形状を有し、これによって、マイクロ波加温治
療には、アプリケークと表在性患部との間に冷却整合装
置が隙間なく介在することとなり、冷却作用が確実に行
われて表面での熱傷などが生じることがなく、また冷却
整合装置と体表面との間に空気層ができないためにアプ
リケータの整合が良好に達成され、また患部に対して無
理な押圧力を掛１−１ないために、治療中における患者
の苦痛を著しく軽減することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の冷却整合装置を用いたマイクロ波加温治
療状態を示す説明図、 第２図は本発明に係る冷却整合装置の好適な実施例を説
明する断面図、 第３図は第２図の装置を製造する時の工稈を示す説−明
図である。 １０　・・・　表在性患部、 １４　・・・　アプリケータ、 ２０　・・・　冷却整合装置、 一／− ２６・・・　密着面、 ２８　・・・　入射面。 出願人　　アロカ株式会社 ８− １リ　　　　　２６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）表在性患部表面とマイクロ波加湿アプリケータと
   の間に設（づられ内部に冷却液か循Ｆ　ｉ、ｊＪ　ｉｉ
   ｊ、される偏平容器形状から成り、その下面は表作↑！
   ｌ忌部表面に合わせて型取りした硬化成形密着面から成
   り、またその土面はアプリケータのマイクロ波数射面に
   密接する入用面に形成されており、表在性用部表面とア
   プリケータとの間に隙間なく配置されて患部表面の冷却
   及び患部に印ｈｎするマイクロ波電力吊を所定値に整合
   することを特徴とするマイクロ波加温治療装置用の冷却
   整合装置。