JP3031511U - 予備加熱部を備えた超音波美容処理装置 - Google Patents

予備加熱部を備えた超音波美容処理装置

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JP3031511U
JP3031511U JP1996001689U JP168996U JP3031511U JP 3031511 U JP3031511 U JP 3031511U JP 1996001689 U JP1996001689 U JP 1996001689U JP 168996 U JP168996 U JP 168996U JP 3031511 U JP3031511 U JP 3031511U
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良弘 井沢
岩男 山崎
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Ya Man Ltd
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Ya Man Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身体のしわ、たるみ等の低減、あるいは体脂
肪の低減による痩身を更に一層効果的に行える超音波美
容処理プローブおよびこのプローブを使用した超音波美
容処理装置を提供する。 【解決手段】 提案する超音波美容処理プローブは、美
容処理を施す皮膚の所望部位に密着する平坦な皮膚接触
面αを有し、内部または皮膚接触面α側に埋め込まれた
発熱部材20および皮膚接触面α側とは反対側の面に貼
り付けた超音波発生用の圧電素子30を有する金属製の
伝達本体12と、先端にこの伝達本体12を保持し、片
手で握れる把持部25と、前記発熱部材20および圧電
素子30に通電するケーブル用の接続部とを有する。提
案する超音波美容処理装置は、このプローブを備えると
共に、圧電素子30を励起する電源と、付属する超音波
励起強度可変部や励起期間設定部とから成る超音波制御
ユニット、および発熱部材20を励起する電源と、圧電
素子30を励起する間、あるいはその前後に前記発熱部
材20を励起する期間を設定する切換スイッチを保有す
る発熱制御ユニットから成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、予備加熱部を備えた超音波美容処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
身体、特に顔のしわ、たるみ等を解消ないしは低減するため、あるいは身体の 代謝を高め不要な体脂肪を低減して痩身を得るため、本出願人は超音波振動を利 用した美容処理装置を特開平3−123559号公報に既に提案した。この超音 波美容処理装置では処理すべき皮膚の所望部位に密着させる金属板(超音波伝達 板)の背後に圧電素子を貼り付け、この圧電素子に適当な高周波電力を印加して 、この電力を求める超音波の周波数に対応する機械的な振動に変換している。こ の圧電素子による超音波振動の発生は、電気的に行えて、素子の形状や大きさも 比較的小さいので小型、軽量、低価格に作製できる。しかし、その出力が比較的 小さいため、発生した超音波出力をできる限り損失なく皮膚へ有効に伝える必要 がある。それ故、特開平3−123559号公報では裏面に圧電素子を貼り付け た超音波伝達板を美容処理したい個所に直接密着させるか、あるいは水等の超音 波を比較的良好に伝達する物質を介して印加する方式を採用している。
【0003】 周知のように、どのような美容処理でも、その処理を施す皮膚の部位を熱して 昇温させておけば、周囲の生体組織が活性化し、目指す美容処理が一層効果的に 行える。このような方式の昇温部を備えた超音波美容処理装置は未だ報告されて いない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案の課題は、しわ、たるみ等の低減、あるいは痩身の美容処理を更に一 層効果的に行える超音波美容処理プローブおよびこの美容処理プローブを含む超 音波美容処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、この考案により、美容処理を施す皮膚の所望部位に密着する平 坦な皮膚接触面αを有し、内部または皮膚接触面α側に埋め込まれた発熱部材2 0および皮膚接触面α側とは反対側の面に貼り付けた超音波発生用の圧電素子3 0を有する金属製の伝達本体12と、先端にこの伝達本体12を保持し、片手で 握れる把持部25と、前記発熱部材20および圧電素子30に通電するケーブル 45用の接続部35とを有する超音波美容処理プローブによって解決されている 。
【0006】 更に、上記の課題は、この考案により、圧電素子30を励起する電源と、付属 する超音波励起強度可変部や励起期間設定部とから成る超音波制御ユニット、お よび発熱部材20を励起する電源と、圧電素子30を励起する間、あるいはその 前、あるいはその後に前記発熱部材20を励起する期間を設定する切換スイッチ を保有する発熱制御ユニットから成る、上記の超音波美容処理プローブを備えた 超音波美容処理装置によって解決されている。
【0007】 この考案による他の有利な構成は、実用新案登録請求の範囲の従属請求項に記 載されている。
【0008】
【考案の実施の形態】
上に述べたこの考案による超音波美容処理プローブでは、本来の超音波印加を 行う超音波伝達板と、この伝達板に密接配置された超音波発生素子とで構成され た超音波発生部に、更に予備加熱部である加熱用のフィルムヒータから成る発熱 部材が設けてある。予備加熱部の動作は、超音波印加時に同時に行えるが、その 外、超音波印加期間の前、あるいは後にも作動させることができる。こうして、 美容処理を施す皮膚の生体組織を予め予備加熱して活性化してあれば、超音波美 容処理が一層効果的に行える。更に、超音波印加による皮膚の負担を緩和するた め印加後に加熱も行える。
【0009】 従って、この考案による超音波美容処理装置では、上記超音波美容処理プロー ブを制御する外部制御装置に印加する超音波を発生させる電力発生部、超音波の 強度を可変できる超音波強度可変部、および印加期間を設定できる印加期間設定 部から成る超音波印加ユニットと、発熱部材を励起する電力発生部とその作動を 制御するスイッチから成る発熱制御ユニットとを含む。
【0010】
【実施例】
この考案による超音波美容処理装置の実施例を図面に示し、より詳しく説明す る。 図1はこの考案による超音波美容処理装置のプローブ10を示す。このプロー ブ10は、ヘッド部15と、片手で握れる程度の大きさの把持部25と、この超 音波美容処理装置に付属する外部制御装置(図示せず)に通じるケーブル35用 の接続部35とで構成されている。
【0011】 プローブ10の主要部は図2に断面図に示してある。プローブ10の先端には 皮膚接触面αが円形である金属製の伝達本体12が把持部25に装着されている 。把持部25の先端部にある突起Nを伝達本体12のリング状の対応する溝に嵌 めて両者12と25が固く連結している。伝達本体12は軸方向に比較的薄い板 をなし、伝達本体12の皮膚接触面αとは反対側に圧電素子の超音波発生素子3 0が貼り付けてある。更に、伝達本体12の皮膚接触面αの側には軸中心から離 れたところにリング状の発熱部材20が装着されていて、発熱部材20に通電す るため外部制御装置(図示せず)から来る導線Lが伝達本体12に設けた貫通穴 26を経由してこの発熱部材20に導入されている。更に、前記超音波発生素子 30への通電は導線L0 を経由して行われる。両方の導線L,L0 は伝達本体1 2と把持部25の一部をくり抜いて出来た内部空間22から把持部25の軸中心 に沿って配置されている中空通路24を通り、更にケーブル45を介して外部制 御装置に通じている。伝達本体12はステンレスあるいは他の金属、例えば銅、 アルミニウムであって、その表面はハードクロクメッキ等の表面処理を施して滑 り易く、また化学的、機械的に安定化されている。
【0012】 把持部25の全体あるいは一部は、超音波振動の伝達度が劣る材料、例えば柔 軟なゴム材料、適当な可塑剤を若干添加したゴム材料、常温で比較的軟質な合成 樹脂等の成形品で形成されている。このような軟質材料は、把持部25が金属あ るいは硬質合成樹脂で形成されている場合、把持部25の少なくとも伝達本体1 2に密接する部分全体に使用されていると、超音波振動が伝達本体12から散逸 することが少ないため、特に有利である。
【0013】 図3には伝達本体12の表面部分に埋め込む発熱部材20の構造が示してある 。この発熱部材20は、図3Aに示すように、3層構造を有し、図3Bに示すよ うに、ドーナツ状の形状である。このドーナツ体の一か所に両者を分離して電気 絶縁する隙間45があり、隙間45の両端には導線Lに接続する通電用の端子T が付けてある。端子Tは電気発熱材料、主としてニクロム系材料の金属被膜で形 成されたフィルムヒーター46に接続し、フィルムヒーター46の上には黒色の 薄いカーボン膜44が蒸着されていて、更にこのカーボン膜44の上には遠赤外 線輻射を上部(密着する皮膚)に効率良く伝達し、しかも皮膚からの反射を低減 するための伝達層42が密着している。伝達層42は遠赤外線輻射の透過度が高 い合成樹脂、例えばABS樹脂が適し、厚さは 1〜 3 mm 程度である。黒色カー ボン膜44の厚さは数μm で、フィルムヒーター46の厚さは 1 mm あるいはそ れ以下である。
【0014】 この考案による超音波美容処理装置をただ一つの実施例に付いて説明したが、 種々の変形、改造、改良が考えられる。しかし、実用新案登録請求の範囲に規定 する装置は全てこの考案の範疇に属する。
【0015】
【考案の効果】
この考案による超音波美容処理装置では、身体の所望部位に印加する超音波の 作用、特に血行、リンパ液の循環を活性化する作用を、付加的に導入した発熱作 用により一層助長できる。それ故、身体のしわ、たるみ、あるいは体脂肪を低減 できるため、痩身や美容を一層効果的に行える。更に、比較的弱い身体の所望部 位特に顔等に加わる超音波印加の肉体的な負担を事後加熱により効果的に緩和で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案による超音波美容処理プローブの外
観図、
【図2】 図1のプローブ先端部の拡大断面図、
【図3】 発熱部材の断面図(A)および平面図
(B)。
【符号の説明】
10 超音波美容処理プローブ 12 伝達本体 15 先端部 20 発熱部材 22 内部空間 24 中空通路 25 把持部 26 貫通穴 30 超音波発生素子 35 接続部 42 伝達層 44 カーボン膜 45 ケーブル 46 フィルムヒーター L,L0 導線 T 端子 N 突起 α 皮膚接触面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 美容処理を施す皮膚の所望部位に密着す
    る平坦な皮膚接触面(α)を有し、内部または皮膚接触
    面(α)側に埋め込まれた発熱部材(20)および皮膚
    接触面(α)側とは反対側の面に貼り付けた超音波発生
    用の圧電素子(30)を有する金属製の伝達本体(1
    2)と、先端にこの伝達本体(12)を保持し、片手で
    握れる把持部(25)と、前記発熱部材(20)および
    圧電素子(30)に通電するケーブル(45)用の接続
    部(35)とを有することを特徴とする超音波美容処理
    プローブ。
  2. 【請求項2】 前記把持部(25)の全体または少なく
    とも伝達本体(12)に密着する部分が、ゴム、軟質合
    成樹脂のような超音波を伝達し難い材料で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の超音波美容処理プ
    ローブ。
  3. 【請求項3】 前記発熱部材(20)は3層構造で、皮
    膚接触面(α)側に遠赤外線輻射を伝達し易い合成樹脂
    の表面層(42)と、中間に介在するカーボン膜(4
    4)と、最下部にあるフィルムヒーター(46)とで構
    成されていることを特徴とする超音波美容処理プロー
    ブ。
  4. 【請求項4】 圧電素子(30)を励起する電源と、付
    属する超音波励起強度可変部や励起期間設定部とから成
    る超音波制御ユニット、および発熱部材(20)を励起
    する電源と、圧電素子(30)を励起する間、あるいは
    その前、あるいはその後に前記発熱部材(20)を励起
    する期間を設定する切換スイッチを保有する発熱制御ユ
    ニットから成り、請求項1〜3の何れか1項の超音波美
    容処理プローブを備えていることを特徴とする超音波美
    容処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11196934A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Honda Electron Co Ltd 超音波美容装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01259873A (ja) * 1987-01-19 1989-10-17 Yasuro Kuratomi 遠赤外線温熱治療用温浴器
JPH0489058A (ja) * 1990-07-31 1992-03-23 Ya Man Ltd 接触温度を可変できる超音波美容装置

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