JP6401853B2 - 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 - Google Patents
治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6401853B2 JP6401853B2 JP2017500257A JP2017500257A JP6401853B2 JP 6401853 B2 JP6401853 B2 JP 6401853B2 JP 2017500257 A JP2017500257 A JP 2017500257A JP 2017500257 A JP2017500257 A JP 2017500257A JP 6401853 B2 JP6401853 B2 JP 6401853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- transfer plate
- flexible substrate
- adhesive sheet
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B18/04—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
- A61B18/08—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by means of electrically-heated probes
- A61B18/082—Probes or electrodes therefor
- A61B18/085—Forceps, scissors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B18/04—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B18/04—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
- A61B18/08—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by means of electrically-heated probes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B18/04—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
- A61B18/12—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
- A61B18/14—Probes or electrodes therefor
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F7/007—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body characterised by electric heating
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0201—Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
- H05K1/0212—Printed circuits or mounted components having integral heating means
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/0277—Bendability or stretchability details
- H05K1/028—Bending or folding regions of flexible printed circuits
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00831—Material properties
- A61B2017/00951—Material properties adhesive
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00053—Mechanical features of the instrument of device
- A61B2018/00059—Material properties
- A61B2018/00071—Electrical conductivity
- A61B2018/00083—Electrical conductivity low, i.e. electrically insulating
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00053—Mechanical features of the instrument of device
- A61B2018/00059—Material properties
- A61B2018/00089—Thermal conductivity
- A61B2018/00095—Thermal conductivity high, i.e. heat conducting
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Public Health (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Description
特許文献1に記載の治療用エネルギ付与構造は、以下に示すフレキシブル基板、伝熱板、及び接着シートを備える。
フレキシブル基板は、シートヒータとして機能する部分である。そして、フレキシブル基板の一方の面には、通電により発熱する電気抵抗パターンと、電気抵抗パターンに導通するとともにリード線が接続されるリード線接続部とが形成されている。
伝熱板は、銅等の導体で構成されている。そして、伝熱板は、フレキシブル基板の一方の面(電気抵抗パターン)に対向して配設され、生体組織に接触して電気抵抗パターンからの熱を生体組織に伝達する(熱エネルギを生体組織に付与する)。
ここで、接着シートは、当該接着シートの厚み方向から見た場合に、伝熱板全体を覆う第1領域と、伝熱板から張り出すとともにリード線接続部の一部を覆う第2領域とを有する。すなわち、接着シートは、第1領域により伝熱板及び電気抵抗パターンの熱的な結合を担うとともに伝熱板及び電気抵抗パターンの短絡を防止し、第2領域により伝熱板及びリード線接続部の短絡も防止する。
すなわち、上述した治療用エネルギ付与構造を組み立てる際には、フレキシブル基板及び伝熱板の間に接着シートを挟んだ状態で、フレキシブル基板及び伝熱板に圧力を加えることで接着シートを加圧する。これにより、接着シートは、接着機能を発揮し、フレキシブル基板及び伝熱板を接着固定する。
ここで、伝熱板にエッジがある状態で上述したように圧力を加えた場合には、接着シートにおける第1領域と第2領域との境界部分に対して、当該エッジ部分からの圧力が集中することとなり、接着シートに負荷が掛かる、という問題がある。また、医療用処置装置の使用時、すなわち、治療用エネルギ付与構造を生体組織に接触させる際にも同様の問題が生じてしまう。
また、本発明に係る医療用処置装置は、上述した治療用エネルギ付与構造を備えることを特徴とする。
〔医療用処置システムの概略構成〕
図1は、本発明の実施の形態1に係る医療用処置システム1を模式的に示す図である。
医療用処置システム1は、処置対象である生体組織にエネルギを付与し、当該生体組織を処置(接合若しくは吻合等)する。この医療用処置システム1は、図1に示すように、医療用処置装置2と、制御装置3と、フットスイッチ4とを備える。
医療用処置装置2は、例えば、腹壁を通して生体組織に処置を行うためのリニアタイプの外科医療用処置具である。この医療用処置装置2は、図1に示すように、ハンドル5と、シャフト6と、挟持部7とを備える。
ハンドル5は、術者が把持する部分である。そして、このハンドル5には、図1に示すように、操作ノブ51が設けられている。
シャフト6は、図1に示すように、略円筒形状を有し、一端がハンドル5に接続されている。また、シャフト6の他端には、挟持部7が取り付けられている。そして、このシャフト6の内部には、術者による操作ノブ51の操作に応じて、挟持部7を構成する保持部材8,8´(図1)を開閉させる開閉機構(図示略)が設けられている。また、このシャフト6の内部には、制御装置3に接続された電気ケーブルC(図1)がハンドル5を介して一端側から他端側まで配設されている。
図2は、医療用処置装置2の先端部分を拡大した図である。
なお、図1及び図2において、「´」が付加されていない符号が示す構成と「´」が付加された符号が示す構成とは、同一の構成である。以降の図も同様である。
挟持部7は、生体組織を挟持して、当該生体組織を処置する部分である。この挟持部7は、図1または図2に示すように、一対の保持部材8,8´を備える。
一対の保持部材8,8´は、矢印R1(図2)方向に開閉可能にシャフト6の他端に軸支され、術者による操作ノブ51の操作に応じて、生体組織を挟持可能とする。
そして、一対の保持部材8,8´には、図2に示すように、治療用エネルギ付与構造9,9´がそれぞれ設けられている。
治療用エネルギ付与構造9,9´が同一の構成を有しているため、以下では、治療用エネルギ付与構造9のみを説明する。
図3及び図4は、治療用エネルギ付与構造9を示す図である。具体的に、図3は、図2中、上方側から治療用エネルギ付与構造9を見た斜視図である。図4は、図3の分解斜視図である。
治療用エネルギ付与構造9は、図1及び図2中、下方側に配設された保持部材8における上方側の面に取り付けられている。つまり、保持部材8と保持部材8´との間で生体組織を把持する把持面の方向に治療用エネルギ付与構造9が配置されている。そして、治療用エネルギ付与構造9は、制御装置3による制御の下、生体組織に対して熱エネルギを付与する。この治療用エネルギ付与構造9は、図3または図4に示すように、伝熱板91と、フレキシブル基板92と、接着シート93と、カバー部材94とを備える。
基板921は、ポリイミド等の絶縁材料から構成された長尺状のシートである。
ここで、基板921の幅寸法は、伝熱板91の幅寸法と略同一となるように設定されている。また、基板921の長さ寸法(図4中、左右方向の長さ寸法)は、伝熱板91の長さ寸法(図4中、左右方向の長さ寸法)よりも長くなるように設定されている。
ここで、発熱用パターン922の材料は、ステンレスやプラチナ等である。
一対のリード線接続部9221は、基板921の一端側(図4中、右端部側)から他端側(図4中、左端部側)に向けて延び、基板921の幅方向に沿って互いに対向するように設けられている。そして、一対のリード線接続部9221には、電気ケーブルCを構成する2つのリード線C1(図4)がそれぞれ接合(接続)される。
ここで、接着シート93の幅寸法は、伝熱板91及び基板921の幅寸法と略同一となるように設定されている。また、接着シート93の長さ寸法(図4中、左右方向の長さ寸法)は、伝熱板91の長さ寸法(図4中、左右方向の長さ寸法)よりも長く、基板921の長さ寸法(図4中、左右方向の長さ寸法)よりも短くなるように設定されている。そして、接着シート93は、伝熱板91とフレキシブル基板92との間に介装された状態で、当該接着シート93の長手方向に沿って見た場合に、伝熱板91全体、電気抵抗パターン922全体及び一対のリード線接続部9221の一部を覆う第1領域Ar1(図4)と、伝熱板91から図4中、右側に張り出すとともに一対のリード線接続部9221の一部を覆う第2領域Ar2(図3,図4)との2つの領域を有する。なお、第1領域Ar1については、少なくとも電気抵抗パターン922の全面を覆っている状態であればよい。
カバー部材94は、絶縁性樹脂から構成され、伝熱ユニット90を支持し(図3)、保持部材8に取り付けるための部材である。このカバー部材94は、図3または図4に示すように、一方の板面(図4中、上方側の板面)に凹部941を有する長尺状の板体で構成されている。
凹部941は、伝熱板91の平面形状と略同一の平面形状を有する。また、凹部941を構成する側壁部のうち、図4中、右側の側壁部は、省略されている。このため、伝熱ユニット90は、図3に示すように、フレキシブル基板92の一部、及び接着シート93における第2領域Ar2が外部に突出した状態で、凹部941内部に取り付けられる。
そして、治療用エネルギ付与構造9は、カバー部材94における他方の板面(凹部941が形成されていない板面)が保持部材8に取り付けられる(図2)。
本実施の形態1では、接着シート93は、圧力を加えることで接着機能を発揮する接着シートで構成されている。なお、接着シート93としては、圧力、熱の少なくとも一方を加えることで接着機能を発揮する接着シートで構成しても構わない。
以下、圧力を加えることで接着機能を発揮する接着シート93を用いた場合での伝熱ユニット90の組立方法について説明する。
図5は、伝熱ユニット90の組立方法を説明する図である。具体的に、図5は、伝熱ユニット90を側方から見た図である。
先ず、図5に示すように、伝熱板91、フレキシブル基板92、及び接着シート93を位置決めしつつ、伝熱板91及びフレキシブル基板92の間に接着シート93を挟む。
次に、伝熱板91及びフレキシブル基板92に対して、図5の矢印R2方向に圧力を加え、接着シート93を加圧する。
以上の処理により、接着シート93における第1領域Ar1は、伝熱板91及びフレキシブル基板92から圧力が加えられることで接着機能を発揮し、伝熱板91及びフレキシブル基板92を接着固定する。一方、接着シート93における第2領域Ar2は、伝熱板91及びフレキシブル基板92から圧力が加えられていないため、接着機能が発揮されず、伝熱板91及びフレキシブル基板92のいずれにも接着されていない状態である。
本実施の形態1の構成においては、この第2領域Ar2をフレキシブル基板92に接着固定することは困難な状況にある。なぜならば、接着シート93はその特性上、表裏面に接着特性を持ち、上述のごとく加圧により接着固定を達成することができるため、接着シート93を何らかの部材で挟んでいなければならないためである。つまり、第2領域Ar2に何らかの治具をあてつけて固定しようとすると、その治具自体が接着シートに接着固定されてしまう。
一方、接着シート93の第2領域Ar2をなくしてしまう、つまり、伝熱板91と長さを合わせることも、安全上難しい。言い換えれば、実際の処置中に、電気抵抗パターン922を備えるフレキシブル基板92が伝熱板91に対して角度がつき、接触してしまうと伝熱板91が通電状態になってしまう。それを防ぐため、絶縁機能を備える接着シート93を伝熱板91より延出させておく必要があるからである。
以上のことから、接着シート93における第2領域Ar2は、伝熱板91及びフレキシブル基板92のいずれにも接着されていない状態になる。
そこで、本実施の形態1では、図5に示すように、伝熱板91は、接着シート93に当接する角部分931がR面取りされている。
フットスイッチ4は、術者が足で操作する部分である。そして、フットスイッチ4への当該操作に応じて、制御装置3から医療用処置装置2(電気抵抗パターン9222)への通電のオン及びオフが切り替えられる。
なお、当該オン及びオフを切り替える手段としては、フットスイッチ4に限られず、その他、手で操作するスイッチ等を採用しても構わない。
制御装置3は、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、所定の制御プログラムにしたがって、医療用処置装置2の動作を統括的に制御する。より具体的に、制御装置3は、術者によるフットスイッチ4への操作(通電オンの操作)に応じて、電気ケーブルCを介して電気抵抗パターン9222に電圧を印加して、伝熱板91を加熱する。
次に、上述した医療用処置システム1の動作(作動方法)について説明する。
術者は、医療用処置装置2を把持し、当該医療用処置装置2の先端部分(挟持部7及びシャフト6の一部)を、例えば、トロッカ等を用いて腹壁を通して腹腔内に挿入する。そして、術者は、操作ノブ51を操作し、保持部材8,8´にて処置対象の生体組織を挟持する。
次に、術者は、フットスイッチ4を操作し、制御装置3から医療用処置装置2への通電をオンに切り替える。当該オンに切り替えられると、制御装置3は、電気ケーブルCを介して発熱用パターン922に電圧を印加し、伝熱板91を加熱する。そして、伝熱板91の熱により、当該伝熱板91に接触している生体組織は処置される。
このため、伝熱ユニット90を組み立てる際に、伝熱板91及びフレキシブル基板92に対して図5の矢印R2方向に圧力が加わり、伝熱板91に対してフレキシブル基板92及び接着シート93に相対的な角度がついてしまう場合であっても、接着シート93における第1領域Ar1及び第2領域Ar2の境界部分に対して、圧力が集中することがない。また、医療用処置装置2の使用時、すなわち、一対の保持部材8,8´にて生体組織を挟持した際にも当該境界部分に対して圧力が集中することがない。
したがって、接着シート93への負荷を軽減することができる、という効果を奏する。
図6Aないし図6Cは、本発明の実施の形態1の変形例を示す図である。具体的に、図6Aないし図6Cは、図5に対応した図である。
上述した実施の形態1において、伝熱ユニット90を組み立てた後、図6Aないし図6Cに示すように、絶縁性の接着剤Adにより、接着シート93における第2領域Ar2と、伝熱板91及びフレキシブル基板92の少なくともいずれか一方とを接着固定する構成を採用しても構わない。
具体的に、図6Aは、接着剤Adにて、第2領域Ar2と伝熱板91とを接着固定した構成を図示している。図6Bは、接着剤Adにて、第2領域Ar2とフレキシブル基板92とを接着固定した構成を図示している。図6Cは、接着剤Adにて、第2領域Ar2と伝熱板91及びフレキシブル基板92の双方とを接着固定した構成を図示している。
以上説明したように接着剤Adを用いることにより、接着機能が発揮されておらず伝熱板91及びフレキシブル基板92のいずれにも接着されていない第2領域Ar2を伝熱板91及びフレキシブル基板92の少なくともいずれか一方に固定することができる。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
本実施の形態2に係る医療用処置システムは、上述した実施の形態1で説明した医療用処置システム1に対して、治療用エネルギ付与構造9,9´の構成が異なる。このため、以下では、本実施の形態2に係る治療用エネルギ付与構造の構成を説明する。
図7は、本発明の実施の形態2に係る治療用エネルギ付与構造9Aを示す図である。具体的に、図7は、図3に対応した図である。
なお、保持部材8に設けられた治療用エネルギ付与構造9Aと、保持部材8´に設けられた治療用エネルギ付与構造(図示略)とは、同一の構成を有している。このため、以下では、治療用エネルギ付与構造9Aのみを説明する。
治療用エネルギ付与構造9Aは、図7に示すように、上述した実施の形態1で説明した治療用エネルギ付与構造9に対して、カバー部材94が異なる。
本実施の形態2に係るカバー部材94Aは、図7または図8に示すように、上述した実施の形態1で説明したカバー部材94(図3,図4)に対して、固定部942が設けられている点が異なる。
固定部942は、図8に示すように、一対の基部943と、架設部944とを備える。
一対の基部943は、凹部941を構成する側壁部のうち、カバー部材94Aの幅方向に対向する一対の側壁部9411(図8)における図8中、各右端部に一体形成されている。これら一対の基部943の離間寸法は、一対の側壁部9411の離間寸法(伝熱板91の幅寸法)と略同一となるように設定されている。
架設部944は、一対の基部943における図8中、各上端部に架設されている。
伝熱ユニット90を凹部941内部に取り付けた状態では、フレキシブル基板92の一部は、図7に示すように、一対の側壁部9411及び架設部944で囲まれる空間を通って、外部に突出した状態となる。また、接着シート93における第2領域Ar2は、図9に示すように、一対の側壁部9411及び架設部944で囲まれる空間に位置付けられる。
そして、固定部942(架設部944)は、伝熱ユニット90が凹部941内部に取り付けられた状態で、第2領域Ar2に対してフレキシブル基板92側に圧力を付与する機能を有する。
ここで、架設部944は、図9に示すように、伝熱板91と同様に、接着シート93に当接する角部分931がR面取りされている。なお、当該角部分は、R面取りに限られず、C面取りされていても構わない。
本実施の形態2に係る治療用エネルギ付与構造9Aでは、カバー部材94Aの固定部942は、第2領域Ar2に対してフレキシブル基板92側に圧力を付与する。
このため、接着機能が発揮されておらず伝熱板91及びフレキシブル基板92のいずれにも接着されていない第2領域Ar2を固定した状態に設定することができる。
上述した実施の形態2では、固定部942は、第2領域Ar2に対してフレキシブル基板92側に圧力を付与する機能を有していたが、これに限られない。
例えば、固定部942に当該圧力を付与する機能を持たせずに、架設部944の裏面(第2領域Ar2に対向する面)に接着性を持たせ、架設部944を第2領域Ar2に接着固定する構成を採用しても構わない。
また、例えば、固定部942に当該圧力を付与する機能を持たせつつ、上述したように架設部944を第2領域Ar2に接着固定する構成を採用しても構わない。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態1,2やこれらの変形例によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態1,2やこれらの変形例では、治療用エネルギ付与構造9(9A),9´は、保持部材8,8´の双方にそれぞれ設けられていたが、これに限られず、保持部材8,8´のいずれか一方にのみ設けた構成を採用しても構わない。
上述した実施の形態1,2及びこれらの変形例において、伝熱ユニット90の組立方法として、以下の組立方法を採用しても構わない。
先ず、図10に示すように、上述した実施の形態1,2及びこれらの変形例と同様に、伝熱板91、フレキシブル基板92、及び接着シート93を位置決めしつつ、伝熱板91及びフレキシブル基板92の間に接着シート93を挟む。さらに、図10に示すように、絶縁性基板95を第2領域Ar2にあてがう。
以上の処理により、接着シート93における第1領域Ar1は、伝熱板91及びフレキシブル基板92から圧力が加えられることで接着機能を発揮し、伝熱板91及びフレキシブル基板92を接着固定する。同様に、接着シート93における第2領域Ar2は、絶縁性基板95及びフレキシブル基板92から圧力が加えられることで接着機能を発揮し、絶縁性基板95及びフレキシブル基板92を接着固定する。
なお、上記の組立方法を採用した場合には、伝熱板91や絶縁性基板95の角部分を面取りすることは必ずしも必要ではない。
2 医療用処置装置
3 制御装置
4 フットスイッチ
5 ハンドル
6 シャフト
7 挟持部
8,8´ 保持部材
9,9A,9´ 治療用エネルギ付与構造
51 操作ノブ
90 伝熱ユニット
91 伝熱板
92 フレキシブル基板
93 接着シート
94,94A カバー部材
95 絶縁性基板
911 処置面
921 基板
922 発熱用パターン
931 角部分
941 凹部
942 固定部
943 基部
944 架設部
9411 側壁部
9221 リード線接続部
9222 電気抵抗パターン
Ad 接着剤
Ar1 第1領域
Ar2 第2領域
C 電気ケーブル
C1 リード線
Claims (6)
- 通電により発熱する電気抵抗パターンと、当該電気抵抗パターンに導通するとともにリード線が接続されるリード線接続部が一方の面に形成されたフレキシブル基板と、
前記一方の面に対向して配設され、生体組織に接触して前記電気抵抗パターンからの熱を前記生体組織に伝達する伝熱板と、
前記フレキシブル基板及び前記伝熱板の間に介装され、前記フレキシブル基板及び前記伝熱板を接着固定する絶縁性の接着シートと、を備え、
前記接着シートは、
少なくとも前記伝熱板の前記電気抵抗パターン全面を覆う第1領域と、前記伝熱板から張り出すとともに前記リード線接続部の一部を覆う第2領域と、を有し、
前記伝熱板は、
前記接着シートに当接する角部分が面取りされている
ことを特徴とする治療用エネルギ付与構造。 - 前記面取りは、R面取りである
ことを特徴とする請求項1に記載の治療用エネルギ付与構造。 - 前記伝熱板における前記生体組織に接触する処置面が外部に露出した状態で、前記接着シートを介して互いに接着固定された前記伝熱板及び前記フレキシブル基板を支持するカバー部材を備え、
前記カバー部材には、
前記第2領域を介して前記フレキシブル基板に対向する固定部が設けられ、
前記固定部は、
前記第2領域に対して前記フレキシブル基板側に圧力を付与する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の治療用エネルギ付与構造。 - 前記伝熱板における前記生体組織に接触する処置面が外部に露出した状態で、前記接着シートを介して互いに接着固定された前記伝熱板及び前記フレキシブル基板を支持するカバー部材を備え、
前記カバー部材には、
前記第2領域を介して前記フレキシブル基板に対向する固定部が設けられ、
前記固定部は、
前記第2領域に接着固定される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の治療用エネルギ付与構造。 - 前記第2領域と、前記伝熱板または前記フレキシブル基板のうち少なくともいずれか一方とは、接着剤により互いに接着固定されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の治療用エネルギ付与構造。 - 請求項1〜5のいずれか一つに記載の治療用エネルギ付与構造を備える
ことを特徴とする医療用処置装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2015/054875 WO2016132548A1 (ja) | 2015-02-20 | 2015-02-20 | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016132548A1 JPWO2016132548A1 (ja) | 2017-11-30 |
JP6401853B2 true JP6401853B2 (ja) | 2018-10-10 |
Family
ID=56688755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017500257A Active JP6401853B2 (ja) | 2015-02-20 | 2015-02-20 | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10603097B2 (ja) |
JP (1) | JP6401853B2 (ja) |
CN (1) | CN106999226B (ja) |
DE (1) | DE112015004590T5 (ja) |
WO (1) | WO2016132548A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112016007109T5 (de) * | 2016-09-26 | 2019-04-18 | Olympus Corporation | Behandlungsinstrument und Behandlungssystem |
WO2018150548A1 (ja) * | 2017-02-17 | 2018-08-23 | オリンパス株式会社 | エネルギ付与構造及び処置具 |
WO2019071269A2 (en) | 2017-10-06 | 2019-04-11 | Powell Charles Lee | SYSTEM AND METHOD FOR TREATING AN OBSTRUCTIVE SLEEP APNEA |
KR102544527B1 (ko) * | 2018-01-11 | 2023-06-16 | 엘지이노텍 주식회사 | 히터 코어, 히터 및 이를 포함하는 히팅 시스템 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6265866U (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-23 | ||
US6053914A (en) * | 1998-06-29 | 2000-04-25 | Ethicon, Inc. | Pivot screw for bipolar surgical instruments |
US20050256410A1 (en) * | 2004-05-14 | 2005-11-17 | Omnisonics Medical Technologies, Inc. | Apparatus and method for an ultrasonic probe capable of bending with aid of a balloon |
WO2005115545A1 (en) | 2004-05-14 | 2005-12-08 | Omnisonics Medical Technologies, Inc. | Ultrasonic probe capable of bending with aid of a balloon |
EP1693013A1 (en) | 2005-02-22 | 2006-08-23 | Kyon | Plate and screws for treatment of bone fractures |
US8142425B2 (en) * | 2007-10-30 | 2012-03-27 | Hemostatix Medical Techs, LLC | Hemostatic surgical blade, system and method of blade manufacture |
US8500735B2 (en) * | 2008-04-01 | 2013-08-06 | Olympus Medical Systems Corp. | Treatment method for living tissue using energy |
JP5631716B2 (ja) * | 2010-12-14 | 2014-11-26 | オリンパス株式会社 | 治療用処置装置 |
JP5933393B2 (ja) * | 2012-08-20 | 2016-06-08 | オリンパス株式会社 | 光学ユニット及び内視鏡 |
JP5988868B2 (ja) * | 2012-12-27 | 2016-09-07 | オリンパス株式会社 | 治療用処置装置 |
-
2015
- 2015-02-20 JP JP2017500257A patent/JP6401853B2/ja active Active
- 2015-02-20 DE DE112015004590.2T patent/DE112015004590T5/de not_active Withdrawn
- 2015-02-20 WO PCT/JP2015/054875 patent/WO2016132548A1/ja active Application Filing
- 2015-02-20 CN CN201580062736.4A patent/CN106999226B/zh active Active
-
2017
- 2017-08-10 US US15/673,722 patent/US10603097B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016132548A1 (ja) | 2016-08-25 |
JPWO2016132548A1 (ja) | 2017-11-30 |
US10603097B2 (en) | 2020-03-31 |
US20170367750A1 (en) | 2017-12-28 |
CN106999226A (zh) | 2017-08-01 |
DE112015004590T5 (de) | 2017-09-28 |
CN106999226B (zh) | 2019-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6401853B2 (ja) | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 | |
US20150327909A1 (en) | Treatment apparatus | |
US10143511B2 (en) | Therapeutic treatment device | |
JP5797348B2 (ja) | 治療用処置装置及びその製造方法 | |
JP6487723B2 (ja) | 医療用処置装置 | |
WO2016189713A1 (ja) | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 | |
JP6458127B2 (ja) | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 | |
WO2016063376A1 (ja) | 医療用処置装置 | |
US20180021079A1 (en) | Therapeutic energy applying structure and medical treatment device | |
WO2016189716A1 (ja) | 治療用エネルギ付与構造及び医療用処置装置 | |
WO2016103420A1 (ja) | 治療用処置装置 | |
WO2018150533A1 (ja) | 処置具 | |
WO2018055778A1 (ja) | 処置具及び処置システム | |
WO2018150548A1 (ja) | エネルギ付与構造及び処置具 | |
US20200275970A1 (en) | Treatment device | |
WO2019092845A1 (ja) | 処置具 | |
WO2019092822A1 (ja) | 処置具 | |
WO2017221331A1 (ja) | 処置具 | |
WO2018146729A1 (ja) | エネルギ付与構造体及び処置具 | |
WO2019207807A1 (ja) | 処置具、及び処置具の製造方法 | |
JPWO2017163410A1 (ja) | エネルギ処置具 | |
JPWO2020044563A1 (ja) | 医療用ヒータ、処置具、及び処置具の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180907 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6401853 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |