JPH06197923A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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Publication number
JPH06197923A
JPH06197923A JP4349609A JP34960992A JPH06197923A JP H06197923 A JPH06197923 A JP H06197923A JP 4349609 A JP4349609 A JP 4349609A JP 34960992 A JP34960992 A JP 34960992A JP H06197923 A JPH06197923 A JP H06197923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
ultrasonic wave
bolus
treatment
patient
Prior art date
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Pending
Application number
JP4349609A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Oikawa
四郎 及川
Tatsuo Kimura
辰男 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP4349609A priority Critical patent/JPH06197923A/ja
Publication of JPH06197923A publication Critical patent/JPH06197923A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 体内の治療目的部位の位置に応じて所望の方
向から超音波を照射できるようにする。 【構成】 ボーラス5内に超音波アプリケータ7と超音
波反射板9とを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体外で発生した超音波
を被検体(生体)内の治療目的部位に照射し、目的部位
を加温治療ないし破砕治療を行なう超音波治療装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種治療装置においては、超音波アプ
リケータで発生した超音波を損失なく被検体内に導くた
めに音響特性が生体と似ている水等を介在させている。
その水等はフレキシブルな薄いゴム製の水袋、所謂、ボ
ーラスによって保持され、体表面に当てがわれる。
【0003】図3,図4は従来の超音波治療装置の構成
図では、図3は超音波アプリケータ21とボーラス22
を一体化したもの、図4は超音波アプリケータ21とボ
ーラス23とを分離し、超音波アプリケータ21をボー
ラス23の脱気水24内に浸漬させるようにしたもので
ある。なお、図中25は超音波アプリケータの支持アー
ム、26はボーラス23の支持体である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した従来の装
置ではその構成から、超音波アプリケータのセッテイン
グの方向が患者(被検体)の上側からだけに限られてし
まうので、患者は治療部位に応じた治療体位を取らなけ
ればならない。ときにはそれが非常に苦痛な体位(例え
ば、腹臥位)となることがある。やはり患者にとって一
番楽な姿勢は仰向けである。また、このことは治療ので
きる範囲(部位)を制限してしまうことにもつながる。
つまり、図3のイ,ロに示すような患者の側面や背面に
腫瘍等の目的部位がある場合は、仰向けのままでは超音
波アプリケータやボーラスのセッテイングが非常に困難
となる。
【0005】本発明は、ボーラスの密着を損ねることな
しに仰向け姿勢の患者の側面からも治療ができるような
超音波治療装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における超音波治療装置は、ボーラス内に超
音波アプリケータと超音波反射体とを配設した。
【0007】
【作用】本発明の構成によれば、ボーラス内の超音波反
射体が超音波アプリケータから発生した超音波を反射す
る。したがって、超音波反射体の位置、角度の調整ない
し形状により、超音波アプリケータから発生した超音波
を所望の方向から被検体の目的部位に照射することがで
きる。また、治療部位が体の側面や背面であっても体力
的に弱くなっている癌患者にとって苦痛な治療体位を取
らせることなしに治療を行なうことができる。そしてこ
のことは治療の適用範囲が広がる効果をもたらす。
【0008】さらに、乳癌などの胸部が治療部位である
場合、従来の技術では肋骨に対して超音波が垂直に当た
るので、骨が異常過熱され治療の妨げとなるが、本発明
により、患者の横側から超音波を体内に入れられるの
で、肋骨に対して超音波の照射方向が平行になるので、
骨がホットスポットになるのを防ぐことができる。さら
に、超音波反射体の角度等を変えることで患者体内の骨
や空気層を避けて、治療部位に超音波を照射できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2に基い
て説明する。図1は本発明をハイパーサーミア装置に適
用した構成図で、乳癌について肋骨と平行に超音波を照
射して治療する様子を示す。患者1(胸部断面で示す)
は仰向けに横たわり、その治療部位(腫瘍部)2上には
ボーラス支持体4で保持されたボーラス5が密着してい
る。複雑に形状変化する体表にすき間なく密着するよう
に、ボーラス5はシリコンゴムシートなどの薄くて柔ら
かい材料で構成されている。そして、ボーラス5内には
脱気水6が満たされ、支持アーム25で支持された超音
波アプリケータ7から放射された超音波8がスムーズに
患者体内に入るようにマッチング材としての役割を果た
す。
【0010】一方、超音波アプリケータ7には超音波反
射板9が取り付けられ、超音波8を肋骨3とは平行に治
療部位2に対して照射されるように反射させる役目を持
つ。超音波反射板としては、水(脱気水)とは著しく音
響インピーダンス(密度×音速)が異なる材料、例え
ば、水の約30倍の値を持つステンレスなどの金属板が
適当である。そうすることによって、超音波8のほとん
どが超音波反射板9を透過することなく反射する。ま
た、超音波反射板9は超音波アプリケータ7とは着脱自
在になっており、超音波反射板9を取り外して、図3に
示すような適用も可能である。
【0011】図2は超音波アプリケータと超音波反射板
との関係を示す図1の要部拡大図である。超音波アプリ
ケータ7に超音波反射板9が取付けネジ10でもって取
り付けられている。もちろん、取付けネジ10を外せ
ば、両者は分離できる。そして超音波反射板9には、超
音波アプリケータ7との距離Lおよび角度θが調節でき
る機構が備わっている。すなわち、距離調整用ネジ部1
1を緩めれば、シャフト12が上下にスライドして距離
Lが変わる。ある任意の位置で距離調整用ネジ部11を
締めると、超音波反射板9が超音波アプリケータ7とあ
る距離Lを成して固定される。
【0012】また、角度調整用ネジ部13を緩めると超
音波反射板9が回転し、超音波アプリケータとの角度θ
が変化する。ある任意の角度θで角度調整用ネジ部13
を締めれば、超音波反射板は固定される。さらに超音波
反射板9の反射面は、反射後の超音波8が点Fで集束す
るように、凹面状に形成されている。このように反射面
の形状を工夫することにより、反射後の超音波の音場分
布を制御することが可能となる。なお、上記の実施例で
は、超音波反射板(反射体)9を超音波アプリケータ7
に着脱自在に取り付けたが、超音波反射体を支持アーム
等で支持し、ボーラス内の超音波アプリケータと対向す
る位置に配設するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ボーラスを被検体の体
表に密着した状態で所望の方向より超音波を生体内に照
射できるので、体力的に弱くなっている癌患者などに対
して、その治療部位が体の側面や背面にあっても、患者
にとって楽な治療体位である仰向け姿勢のまま治療を行
なうことができる。特に、温熱治療は治療時間が長いの
で、患者に楽な治療体位を取らせることが治療成績を高
めるうえで大事なことである。また、この発明は、これ
までの装置では超音波アプリケータの可動域の限界等の
構造上における問題や、ボーラスの生体体表に対する密
着が十分に確保できないなどのために、その治療が困難
な症例であっても適用が可能となり、超音波治療装置と
しての汎用性が高まる効果がある。また、乳癌などの胸
部が治療部位である場合、これまでは肋骨が治療の妨げ
となったが、本発明により肋骨と平行に超音波を体内の
病巣に向けて照射することができるので、肋骨での異常
過熱を軽減し治療効果を高めることができる。
【0014】さらに、超音波によるホットスポットが起
こり易い空気層や骨が治療を行なううえで治療部位との
位置的関係において問題になる場合、本発明によればそ
れらを避けた角度で超音波を照射することが可能とな
り、患者に対する安全性を高められるとともに、ホット
スポットが原因のとう痛などによる治療中断を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来の超音波治療装置を示す図である。
【図4】従来の超音波治療装置を示す図である。
【符号の説明】
4…ボーラス支持体 5…ボーラス
6…脱気水 7…超音波アプリケータ 9…超音波反射板(超
音波反射体) 10…取付けネジ 11,13…ネジ
12…シャフト 25…支持アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーラスと、このボーラス内に超音波を
    発生する超音波アプリケータと超音波アプリケータより
    発生した超音波を所望の方向に反射する超音波反射体と
    を配設したことを特徴とする超音波治療装置。
JP4349609A 1992-12-28 1992-12-28 超音波治療装置 Pending JPH06197923A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4349609A JPH06197923A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 超音波治療装置

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JP4349609A JPH06197923A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 超音波治療装置

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Publication Number Publication Date
JPH06197923A true JPH06197923A (ja) 1994-07-19

Family

ID=18404891

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4349609A Pending JPH06197923A (ja) 1992-12-28 1992-12-28 超音波治療装置

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JP (1) JPH06197923A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11192231A (ja) * 1997-10-14 1999-07-21 Siemens Ag 女性胸部の超音波治療装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11192231A (ja) * 1997-10-14 1999-07-21 Siemens Ag 女性胸部の超音波治療装置

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