JPH05118718A - 冷凍装置の冷媒充填量不足検出装置 - Google Patents

冷凍装置の冷媒充填量不足検出装置

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JPH05118718A
JPH05118718A JP28600691A JP28600691A JPH05118718A JP H05118718 A JPH05118718 A JP H05118718A JP 28600691 A JP28600691 A JP 28600691A JP 28600691 A JP28600691 A JP 28600691A JP H05118718 A JPH05118718 A JP H05118718A
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JP
Japan
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refrigerant
pressure
differential pressure
detecting
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP28600691A
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English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
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T G K KK
TGK Co Ltd
Original Assignee
T G K KK
TGK Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】冷凍負荷の状態に影響されることなく、冷媒の
充填量不足を確実に検出することができる冷凍装置の冷
媒充填量不足検出装置を提供することを目的とする。 【構成】冷凍サイクルの凝縮器2と膨張弁4との間の高
圧配管8の途中に接続された受液器3の冷媒入口3aの
圧力と冷媒出口3bの圧力との差圧を検出するための差
圧検出手段10と、上記差圧検出手段10によって検出
された差圧を予め設定された基準値と比較して、上記差
圧が上記基準値をこえたとき、上記冷凍サイクル中に充
填された上記冷媒の充填量が不足したことを示す信号を
出力する比較手段40とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用冷房装置な
どの冷凍サイクルにおいて、冷媒の充填量の不足を検出
するための冷凍装置の冷媒充填量不足検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクル中に充填(封入)される冷
媒の量は、冷凍能力に大きく影響するので、適正な量に
保つことが必要とされる。
【0003】冷媒の充填量が過大な場合には、冷凍サイ
クルの高圧側の圧力が高くなって冷凍効率が悪くなる
が、過大充填は、高圧配管に高圧圧力スイッチを取り付
けることによって比較的容易に検出することができる。
【0004】一方、冷媒の充填量が少なすぎる場合に
は、冷凍能力が低下して、低圧配管の蒸発器出口側にお
ける過熱度が大きくなる。そこで従来、過少充填は、低
圧配管の蒸発器出口側に過熱度スイッチを取り付けて検
出する方法が検討されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常の状態では、蒸発
器出口側における過熱度は膨張弁によって4〜12度程
度に制御されていて、冷媒の充填量が不足してくるとこ
の点の過熱度が大きくなり、冷凍負荷の大きいときで過
熱度は25度程度になる。したがって、過熱度スイッチ
の検出レベルを15度程度に設定しておけばよい。
【0006】ところが、過熱度の大きさは冷凍装置の負
荷によって大きく変動し、冷凍負荷が小さいと、冷媒の
充填量が少なくても過熱度は大きくならない。したがっ
て、冷凍負荷が変動する場合には冷媒の充填量不足を検
出することができなくなってしまう。
【0007】そこで本発明は、冷凍負荷の状態に影響さ
れることなく、冷媒の充填量不足を確実に検出すること
ができる冷凍装置の冷媒充填量不足検出装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の冷凍装置の冷媒充填量不足検出装置は、冷
凍サイクルの凝縮器と膨張弁との間の高圧配管の途中に
接続された受液器の冷媒入口の圧力と冷媒出口の圧力と
の差圧を検出するための差圧検出手段と、上記差圧検出
手段によって検出された差圧を予め設定された基準値と
比較して、上記差圧が上記基準値をこえたとき、上記冷
凍サイクル中に充填された上記冷媒の充填量が不足した
ことを示す信号を出力する比較手段とを設けたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】高圧配管内には通常は液状状態の冷媒(冷媒
液)が流れているが、冷媒の充填量が過少になると、流
れている冷媒液の中に含まれる蒸気の量が増加する。す
ると、蒸気量の増加に伴って、受液器の冷媒入口と冷媒
出口との間での圧力損失が増大して、差圧検出手段で検
出される差圧が極端に大きくなり、その差圧が基準値を
越えると、冷媒の充填量不足を示す信号が比較手段から
出力される。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は自
動車の冷房装置などに用いられる冷凍サイクルを示して
おり、圧縮機1で高圧に圧縮された冷媒は凝縮器2で熱
を放出して液化され、液状状態になった冷媒(冷媒液)
は受液器3に一時的に貯留される。
【0011】そして、受液器3から出た冷媒液は膨張弁
4で断熱膨張して蒸発器5に入り、そこで熱を吸収して
気化され、圧縮機1へ戻される。6は、膨張弁4の動作
を制御するための感温筒。7は、冷媒の圧力を検出する
ために受液器3に取り付けられた圧力スイッチ。8は、
凝縮器2から受液器3を経て膨張弁4に至る高圧配管で
あり、液状状態の高圧の冷媒(冷媒液)が内部を流れ
る。
【0012】受液器3の冷媒入口3aと冷媒出口3bと
の間には、冷媒入口3aの冷媒圧力と冷媒出口3bの冷
媒圧力との差圧を検出するための差圧検出器10が設け
られている。
【0013】そして、差圧検出器10からの出力信号、
即ち、検出差圧値は、比較器40に入力されて、そこで
予め設定された基準値と比較される。比較器40は、検
出差圧値が基準値より大きいときに信号を出力する。
【0014】そして、比較器40からの出力信号はラン
プ表示される警報41の駆動回路42に入力して、警報
41を点灯させる。ただし警報は音を発するものでもよ
く、また、冷凍サイクルを停止させてしまうような安全
装置を併設してもよい。
【0015】比較器40の駆動電源にはタイマ43が接
続されている。このタイマ43は、冷凍サイクルが連続
して所定時間(例えば5分間)運転されたら比較器40
の電源をオンし、冷凍サイクルが停止したら比較器40
の電源を切る。したがって、冷凍サイクルの起動後一定
の時間(例えば5分間)は、差圧検出器10の出力信号
がどのような状態であっても警報41は点灯されない。
【0016】なお、タイマ43の存在目的は、冷凍サイ
クルの起動後一定の時間だけ警報41が作動しないよう
にすればよいので、差圧検出器10又は警報41の作動
を一定時間制限してもよく、また、その一定時間の間、
基準値を非常に大きな値に変えるようにしたものなどで
もよい。
【0017】図2は、受液器3と差圧検出器10を示し
ており、31は、冷媒出口3bに一端が固着されて他端
が受液器3の底部近傍に開口する冷媒送出管、32は、
フィルター33に挟まれて受液器3内の上部に収容され
た乾燥剤である。
【0018】この実施例では、差圧検出器10は、受液
器3の上端部に受液器3と一体に形成されており、中央
に通孔11が穿設された仕切板12によって、冷媒入口
3a側と冷媒出口3b側とが仕切られている。
【0019】通孔11に対向して冷媒出口3b側には、
弾力性のあるゴム製のダイアフラム13が、冷媒入口3
a側と冷媒出口3b側との間をシールするように配置さ
れていて、そのダイアフラム13に、冷媒出口3b側か
らディスク14の裏面が当接している。
【0020】そして、ディスク14の表面側の中央に突
設された突起は、リーフスプリング15に当接してお
り、ディスク14を間に挟んで、ダイアフラム13がリ
ーフスプリング15のバネ力によって通孔11に向けて
一定の力で押しつけられている。また、リーフスプリン
グ15の先端には可動接点16が設けられていて、その
可動接点16に対向して、固定接点17が配置されてい
る。
【0021】したがって、受液器3の冷媒入口3aの冷
媒の圧力と冷媒出口3bの冷媒の圧力とに差がないとき
は、ダイアフラム13がリーフスプリング15によって
仕切板12に押しつけられて、可動接点16と固定接点
17とは離れている。
【0022】しかし、冷凍サイクル中の冷媒の充填量が
少なくなって、高圧配管8内を流れる冷媒中に含まれる
ガスの割合がふえると、受液器3での圧力損失によって
冷媒出口3b側の圧力が降下し、冷媒入口3a側との差
圧によって、ダイアフラム13が冷媒出口3b側に移動
する。
【0023】そして、その差圧が一定値(基準値)に達
すると、図3に示されるように、可動接点16が固定接
点17に接触して、両接点16,17によって形成され
るスイッチがオンされる。したがって、基準値をその冷
凍サイクルにとって適切な値に設定することによって、
冷媒の充填量の不足を検出することができる。
【0024】図4は、この実施例における検出差圧と冷
媒充填量との関係を、圧縮機1の回転数が毎分800回
転、1800回転および4000回転の場合を例にとっ
て示しており、基準値を0.12Kg/cm2に設定した場合
には、800回転では冷媒の充填量が0.8Kg、180
0回転では0.7Kg、4000回転では0.55Kgで充
填量不足が検出される。ただし、基準値を、圧縮機1の
回転数に連動して変化するようにしてもよい。
【0025】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば差圧検出器10は受液器3から独立し
て設けてもよく、また、可動接点16と固定接点17と
からなるスイッチにかえて、永久磁石と磁気センサー
(例えばホール素子、磁気抵抗素子、リードスイッチ
等)を配置して、磁気センサーからの出力を検出信号と
して利用してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の冷凍装置の冷媒充填量不足検出
装置によれば、充填量不足の際に受液器に発生する圧力
損失を利用して、受液器の冷媒入口と冷媒出口の差圧か
ら冷媒の充填量不足を検出するようにしたので、冷凍負
荷の状態などに影響されることなく、冷媒の充填量不足
を確実に検出することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の冷凍サイクルの全体構成図である。
【図2】実施例の受液器と差圧検出器の断面図である。
【図3】実施例の差圧検出器の断面図である。
【図4】実施例の検出差圧と冷媒充填量との関係を示す
線図である。
【符号の説明】
2 凝縮器 3 受液器 3a 冷媒入口 3b 冷媒出口 4 膨張弁 8 高圧配管 10 差圧検出器 40 比較器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍サイクルの凝縮器と膨張弁との間の高
    圧配管の途中に接続された受液器の冷媒入口の圧力と冷
    媒出口の圧力との差圧を検出するための差圧検出手段
    と、 上記差圧検出手段によって検出された差圧を予め設定さ
    れた基準値と比較して、上記差圧が上記基準値をこえた
    とき、上記冷凍サイクル中に充填された上記冷媒の充填
    量が不足したことを示す信号を出力する比較手段とを設
    けたことを特徴とする冷凍装置の冷媒充填量不足検出装
    置。
JP28600691A 1991-10-31 1991-10-31 冷凍装置の冷媒充填量不足検出装置 Pending JPH05118718A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005214444A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2009216290A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 輸送用冷凍装置
WO2019053880A1 (ja) * 2017-09-15 2019-03-21 三菱電機株式会社 冷凍空調装置

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