JPH05118474A - 合成樹脂管 - Google Patents
合成樹脂管Info
- Publication number
- JPH05118474A JPH05118474A JP3075776A JP7577691A JPH05118474A JP H05118474 A JPH05118474 A JP H05118474A JP 3075776 A JP3075776 A JP 3075776A JP 7577691 A JP7577691 A JP 7577691A JP H05118474 A JPH05118474 A JP H05118474A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing strip
- synthetic resin
- wound around
- section
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 全域に亘って圧潰や曲げ、引張りに対する強
度を均一に高める。 【構成】 合成樹脂からなる管状体1の外周に螺旋状に
巻着している中空補強条体2において、その外周側から
内周部に達する深さのスリット22を螺旋長さ方向に所定
間隔毎に設けて屈撓性を許容している。
度を均一に高める。 【構成】 合成樹脂からなる管状体1の外周に螺旋状に
巻着している中空補強条体2において、その外周側から
内周部に達する深さのスリット22を螺旋長さ方向に所定
間隔毎に設けて屈撓性を許容している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば土中に埋設して
用いられる合成樹脂管、殊に外周に連続した螺旋状の補
強条体を備えた合成樹脂管に関するものである。
用いられる合成樹脂管、殊に外周に連続した螺旋状の補
強条体を備えた合成樹脂管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の合成樹脂管は、圧潰や曲
げ或いは引張り対して補強条体が対抗し、不用意に破損
変形するようなことがないのであるが、この補強条体は
軽量化を図りかつ可撓性を与えるために、板状の素材を
断面箱形やU字状或いはコ字状に形成したものが使用さ
れている。
げ或いは引張り対して補強条体が対抗し、不用意に破損
変形するようなことがないのであるが、この補強条体は
軽量化を図りかつ可撓性を与えるために、板状の素材を
断面箱形やU字状或いはコ字状に形成したものが使用さ
れている。
【0003】例えば、半溶融状の帯状素材を成形用軸
に、その側縁部が順次重なるように螺旋状に巻き付けて
管状体を形成し、この管状体上に断面箱形で半溶融状の
補強条体を螺旋状に巻回固設し、若しくは断面下向きコ
字状でその開放側端縁から鍔状片を連設した形状の補強
条体を用い、該補強条体をその鍔状片が順次重なるよう
螺旋状に巻き付けて、外周に連続した螺旋状の補強条体
を備えた合成樹脂管を形成することが行われている。
に、その側縁部が順次重なるように螺旋状に巻き付けて
管状体を形成し、この管状体上に断面箱形で半溶融状の
補強条体を螺旋状に巻回固設し、若しくは断面下向きコ
字状でその開放側端縁から鍔状片を連設した形状の補強
条体を用い、該補強条体をその鍔状片が順次重なるよう
螺旋状に巻き付けて、外周に連続した螺旋状の補強条体
を備えた合成樹脂管を形成することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような製造方法により形成された合成樹脂管にあって
は、補強条体の管状体上への巻回固設時、該補強条体が
偏平状に変形し、この補強条体の圧潰や曲げ或いは引張
りに対する強度が著しく低下するという問題点がある。
なお、上記補強条体が変形しないよう完全に冷却した状
態で管状体上に巻回することは、この補強条体の断面形
状が箱形やU字状或いはコ字状であることから不可能と
考えられ、実施されていない。
ような製造方法により形成された合成樹脂管にあって
は、補強条体の管状体上への巻回固設時、該補強条体が
偏平状に変形し、この補強条体の圧潰や曲げ或いは引張
りに対する強度が著しく低下するという問題点がある。
なお、上記補強条体が変形しないよう完全に冷却した状
態で管状体上に巻回することは、この補強条体の断面形
状が箱形やU字状或いはコ字状であることから不可能と
考えられ、実施されていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような実
情に鑑みて開発したもので、外周に連続した螺旋状の補
強条体を備えた合成樹脂管において、前記補強条体にそ
の外周側から内向きに延びる複数個のスリットを、内周
側に繋ぎ部を残した状態で所定間隔毎に形成したことに
特徴を有するものである。
情に鑑みて開発したもので、外周に連続した螺旋状の補
強条体を備えた合成樹脂管において、前記補強条体にそ
の外周側から内向きに延びる複数個のスリットを、内周
側に繋ぎ部を残した状態で所定間隔毎に形成したことに
特徴を有するものである。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、補強条体の断面形状が
箱形やU字状或いはコ字状で、変形しない程度に冷却さ
れているも、所定間隔毎に形成したスリットにより補強
条体の屈撓が許容されるもので、この補強条体を管状体
上に巻回固設して、螺旋状の補強条体を備えた合成樹脂
管が形成される。このような構成の合成樹脂管は、補強
条体の変形がなくその全域において圧潰や曲げ或いは引
張りに対する強度を均一に高め得るものである。
箱形やU字状或いはコ字状で、変形しない程度に冷却さ
れているも、所定間隔毎に形成したスリットにより補強
条体の屈撓が許容されるもので、この補強条体を管状体
上に巻回固設して、螺旋状の補強条体を備えた合成樹脂
管が形成される。このような構成の合成樹脂管は、補強
条体の変形がなくその全域において圧潰や曲げ或いは引
張りに対する強度を均一に高め得るものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図において、1は軟質ポリエチレンまたは
ポリプロピレン樹脂からなる管状体で、半溶融状の帯状
素材1aを成形用軸A上にその側縁部が順次重なるよう螺
旋状に巻回して形成される。又、2は硬質ポリエチレン
またはポリプロピレン樹脂からなる補強条体で、断面箱
形に成形されていると共に、変形しない程度にまで冷却
されており、かつ内側となる壁を繋ぎ部21として残し、
外側となる壁から内側となる壁に向かうスリット22・・
・22を長さ方向に所定間隔毎に形成している。
に説明する。図において、1は軟質ポリエチレンまたは
ポリプロピレン樹脂からなる管状体で、半溶融状の帯状
素材1aを成形用軸A上にその側縁部が順次重なるよう螺
旋状に巻回して形成される。又、2は硬質ポリエチレン
またはポリプロピレン樹脂からなる補強条体で、断面箱
形に成形されていると共に、変形しない程度にまで冷却
されており、かつ内側となる壁を繋ぎ部21として残し、
外側となる壁から内側となる壁に向かうスリット22・・
・22を長さ方向に所定間隔毎に形成している。
【0008】このように構成した補強条体2を、スリッ
ト22・・・22により許容される屈撓をして前記管状体1
上に螺旋状に巻回すると共に、この補強条体2上に帯状
素材1bを巻き付けて、該補強条体2を管状体1に固設す
る。このとき、帯状素材1bもその側縁部が順次重なるよ
う螺旋状に巻き付けられるものである。
ト22・・・22により許容される屈撓をして前記管状体1
上に螺旋状に巻回すると共に、この補強条体2上に帯状
素材1bを巻き付けて、該補強条体2を管状体1に固設す
る。このとき、帯状素材1bもその側縁部が順次重なるよ
う螺旋状に巻き付けられるものである。
【0009】上記のような構成をもつ合成樹脂管は、外
周の連続した螺旋状補強条体2の変形がなく、元形状を
確実に維持する。即ち、この補強条体2は、変形しない
程度にまで予め冷却され、管状体1上への巻き付けは、
補強条体2に形成されたスリット22・・・22により許容
される屈撓をして行うのであって、この管状体1への巻
回時に補強条体2が変形するようなことが全くないので
ある。
周の連続した螺旋状補強条体2の変形がなく、元形状を
確実に維持する。即ち、この補強条体2は、変形しない
程度にまで予め冷却され、管状体1上への巻き付けは、
補強条体2に形成されたスリット22・・・22により許容
される屈撓をして行うのであって、この管状体1への巻
回時に補強条体2が変形するようなことが全くないので
ある。
【0010】なお、上記補強条体2の断面形状は、図1
及び図2に示すように、箱形とする以外に、図3のよう
に断面下向きコ字状でその開放側端縁から鍔状片23、24
を連設した形状や、図4に示すように断面U字状とする
等、いかなる形状であってもよい。又、この補強条体2
は合成樹脂管製に特定されるものではなく、金属等によ
り形成することも可能である。又、上記実施例における
管状体1は帯状素材1aを用いて形成する以外に、図5に
示すように、補強条体2の鍔状片23、24を利用して形成
するようにしてもよい。
及び図2に示すように、箱形とする以外に、図3のよう
に断面下向きコ字状でその開放側端縁から鍔状片23、24
を連設した形状や、図4に示すように断面U字状とする
等、いかなる形状であってもよい。又、この補強条体2
は合成樹脂管製に特定されるものではなく、金属等によ
り形成することも可能である。又、上記実施例における
管状体1は帯状素材1aを用いて形成する以外に、図5に
示すように、補強条体2の鍔状片23、24を利用して形成
するようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明の合成樹脂管によれ
ば、外周の連続した螺旋状補強条体の変形がなく、元形
状を確実に維持するもので、この補強条体をして圧潰や
曲げ或いは引張りに対する強度を全域に亘り均一に高め
得るものである。
ば、外周の連続した螺旋状補強条体の変形がなく、元形
状を確実に維持するもので、この補強条体をして圧潰や
曲げ或いは引張りに対する強度を全域に亘り均一に高め
得るものである。
【図1】製造状態を示す縦断面図、
【図2】補強条体の断面形状を示す斜視図、
【図3】補強条体の別な断面形状を示す斜視図、
【図4】補強条体のさらに別な断面形状を示す斜視図、
【図5】本発明の別な実施例を示す縦断面図。
1 管状体 1a、1b 帯状素材 2 補強条体
Claims (1)
- 【請求項1】 外周に連続した螺旋状の補強条体を備え
た合成樹脂管において、前記補強条体にその外周側から
内向きに延びる複数個のスリットを、内周側に繋ぎ部を
残した状態で所定間隔毎に形成してある合成樹脂管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3075776A JPH0676839B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 合成樹脂管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3075776A JPH0676839B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 合成樹脂管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05118474A true JPH05118474A (ja) | 1993-05-14 |
JPH0676839B2 JPH0676839B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=13585957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3075776A Expired - Lifetime JPH0676839B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 合成樹脂管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676839B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030010093A (ko) * | 2001-07-25 | 2003-02-05 | 이순재 | 주름관의 제조방법 |
KR100486151B1 (ko) * | 2002-01-15 | 2005-04-29 | 정인선 | 폴리에틸렌을 이용한 나선형 호스 |
WO2009072516A1 (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-11 | Kanaflex Corporation Inc. | 可撓性耐圧ホース |
JP2011094753A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 更生管製管用補強材入り帯状体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103411045A (zh) * | 2013-08-23 | 2013-11-27 | 湖南双马新材料科技有限公司 | 一种内表面平整外表面具加强筋的双层金属管 |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3075776A patent/JPH0676839B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030010093A (ko) * | 2001-07-25 | 2003-02-05 | 이순재 | 주름관의 제조방법 |
KR100486151B1 (ko) * | 2002-01-15 | 2005-04-29 | 정인선 | 폴리에틸렌을 이용한 나선형 호스 |
WO2009072516A1 (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-11 | Kanaflex Corporation Inc. | 可撓性耐圧ホース |
JP2009138792A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Kanaflex Corporation | 可撓性耐圧ホース |
JP2011094753A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 更生管製管用補強材入り帯状体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0676839B2 (ja) | 1994-09-28 |
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