JPH0511822Y2 - - Google Patents

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JPH0511822Y2
JPH0511822Y2 JP2592587U JP2592587U JPH0511822Y2 JP H0511822 Y2 JPH0511822 Y2 JP H0511822Y2 JP 2592587 U JP2592587 U JP 2592587U JP 2592587 U JP2592587 U JP 2592587U JP H0511822 Y2 JPH0511822 Y2 JP H0511822Y2
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curtain
coil
movable coil
curtain rail
movable
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカーテンをモータにより開閉するカー
テン開閉装置に関するものであり、とくに極く薄
型のリニアモータをカーテンレールに適用し、走
行する可動コイルをランナと一体的に連結し、こ
の可動コイルの走行によつてカーテンを開閉する
ようにしたリニアモータ式カーテン開閉装置の改
良に関するものである。
(従来の技術) 近時、自動車用カーテンのように、レールの長
さも短くまた軽量で折り畳みが容易なプリーツ性
の布地を使つたカーテンの開閉装置として、薄型
のリニアモータを利用したカーテン開閉装置が実
用に供されている。この種リニアモータ式カーテ
ン開閉装置は、逆U字形断面を有するカーテンレ
ールと、このカーテンレールの一方の片側内面に
平板状で厚み方向に着磁され隣接する磁極の極性
が異なるように配置された永久磁石と、カーテン
レールの内部で永久磁石に案内されて走行する1
個の可動コイルと、可動コイルに通電するための
架線とを備え、ランナと可動コイルを連結し、可
動コイルの走行によつてカーテンを開閉するよう
に構成されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、住宅用カーテンのようにレールが長
く、カーテン布地も大きく重いカーテンを開閉す
るには、上述した薄型のリニアモータを用いたカ
ーテン開閉装置では推力が充分とはいえず、カー
テンを円滑に開閉することは困難であつた。とく
にカーテンを開くとき、カーテンの折り畳み部分
で強い反発力が発生するが、この反発力はひだの
折り畳み量が増加すると急激に大きくなるため、
薄型のリニアモータでカーテンを開ききることは
一層困難であつた。
これに対し、可動コイルの推力を大きくすれば
カーテンの開閉を円滑にすることが可能である
が、それには、レール断面及び可動コイルを大き
くしなければならず、装置が大型化し、また消費
電力も増大するという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に鑑み、薄型のリニアモー
タを使つて長尺、重量カーテンを円滑に開閉する
ことが可能なリニアモータ式カーテン開閉装置を
提供することを目的とする。
かかる目的に沿う本考案は、カーテンレールと
該カーテンレール内に走行自在に配設した可動コ
イルとを備え、可動コイルの走行によつてカーテ
ンを開閉するリニアモータ式カーテン開閉装置に
おいて、前記カーテンレール内に複数個の可動コ
イルを分散配置し、前記カーテンレールにストツ
パ手段を設けると共に中間に配置した各可動コイ
ルに該ストツパ手段に係合する係合手段を設け、
カーテン全閉状態において、中間に配置した可動
コイルが隣接する可動コイルとの間に所定間隔を
おいて停止するように構成したことを要旨とす
る。
(作用) 上記構成によれば、カーテンを開閉するための
全負荷を複数個の可動コイルによつて分担するの
で、各可動コイルを大型化しなくても、重量の大
きいカーテンを円滑に開閉することが可能とな
る。また単に複数個の可動コイルを設けただけで
はカーテンを閉じるとき、中間に配置した可動コ
イルが必要以上に先まで移動し、その結果、閉じ
たカーテンの先の部分のひだが密に、後の部分の
ひだが粗になり、カーテンの外観を損なうおそれ
がある。これに対し、カーテンレールと中間に配
置した可動コイルに、それぞれストツパ手段と係
合手段を設け、カーテン全閉時、中間に配置した
可動コイルが隣接する可動コイルとの間に所定間
隔をおいて停止するように構成したので、カーテ
ンを閉じたとき、ひだが均一に形成される。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は本考案の第1実施例を示すリ
ニアモータ式カーテン開閉装置の正面図であり、
第2図は分解斜視図、第3図は第1図のX−X線
で切断した要部拡大断面図、第4図は要部拡大斜
視図である。第1図ないし第4図において、1は
カーテンレールであり、略逆U字形の断面を有
し、内部には長手方向に沿つて永久磁石2が設け
られ、断面コ字形を有する長尺のマグネツト保持
部材3によつてカーテンレール1の一方の片側内
面に固着され、カーテンレール1と永久磁石2間
にはヨーク4が介設されている。前記マグネツト
保持部材3には、カーテン5を吊り下げるための
多数のランナ6が滑動自在に装着されると共に底
面にランナ7,7′を一体的に形成し側面にブラ
シを設けた2個の可動コイル8,8′が摺動自在
に嵌合されている。そしてカーテン5がこれらラ
ンナ6及びランナ7,7′によつて吊り下げられ
ている。尚、8′a,8′bは可動コイル8′に設
けたブラシであり、他の可動コイル8にも同様に
ブラシが設けられている。前記カーテンレール1
の他方の片側内面には、ブラシを介して各可動コ
イル8,8′に電流を供給すべく所定形状の銅箔
パターン9′を形成した架線9がヨーク10を介
して取り付けられている。さらにカーテンレール
1の端面には架線9に電流を供給すると共に可動
コイル8′の端末ストツパとして機能するレール
エンド11が固定されている。
第3図と第4図に詳細に図示するように、前記
カーテンレール1の側面外側にはストツパ手段と
して突起1aが植設され、該突起1aはカーテン
レール1の長さをほぼ2等分する位置に配置され
ている。一方、可動コイル8′の底部には、該突
起1aと係合する係合手段として、カーテンレー
ル1の側面外側と平行に延びる折曲片8′cが形
成されている。尚、カーテン5の閉成方向に先行
する可動コイル8にはこのような折曲片は設けら
れていない。
前記永久磁石2は第5図に示すように、一定の
ピツチで配列された多数の磁石片2′,2′…から
なり、各磁石片2′は厚み方向に着磁され、隣接
する磁極の極性が異なるように配列されている。
一方、前記可動コイル8′は第6図に示すように
一対の駆動コイル12′,13′を備え、各駆動コ
イル12′,13′は永久磁石2の磁束Hと垂直方
向に電流Iが流れるように巻かれ、架線9から各
駆動コイル12′,13′に通電するとフレミング
の左手の法則に従つてカーテンレール1に平行な
方向に推力Fが発生する。その際、駆動コイル1
2′と駆動コイル13′に発生する推力が常に同一
方向となるように、各駆動コイル12′,13′に
は架線9に形成した銅箔パターン9′から磁石片
2′の極性に合わせて交互に電流が供給される。
これにより可動コイル8′は一定方向に連続して
移動し、その移動方向は電流の極性を反転するこ
とにより切り換えられる。また先頭を走る可動コ
イル8も可動コイル8′と同様の構造を有する。
本考案の第1実施例は以上の構成よりなり、次
ぎにその作動を説明する。第5図において、可動
コイル8′の左端が位置P1にあるときは、架線9
の銅箔パターン9′からブラシ8′aを介して駆動
コイル12′に電流Iが流れ、駆動コイル12′に
はフレミングの左手の法則に従つて推力Fが発生
し、可動コイル8′はカーテン5の閉成方向に移
動する。可動コイル8′の左端が位置P2に達する
と駆動コイル12′に通電されなくなり、代わつ
て銅箔パターン9′からブラシ8′bを介して駆動
コイル13′に通電され、駆動コイル13′にも駆
動コイル12′と同じ方向の推力Fが発生し、可
動コイル8′は更にカーテン閉成方向に移動する。
このようにして可動コイル8′はカーテンレール
1内を走行し、折曲片8′cが突起1aに当接す
るとそこで強制的に停止せしめられる。その間、
同様に、可動コイル8′に先行する可動コイル8
も走行するが、前述したように可動コイル8には
折曲片を設けていないので、突起1aを通過して
カーテンレール1の右端cに到達し、カーテン5
が全閉される。可動コイル8,8′に供給する電
流Iの極性を反転すれば各可動コイル8,8′に
発生する推力Fの方向が逆転し、可動コイル8,
8′はカーテン5を開成する方向に移動する。
カーテン5の開閉時、カーテン5を開閉するた
めの全負荷は2分割されて可動コイル8と可動コ
イル8′により分担されるので、カーテン5が長
尺で重量が大きくても開閉は円滑に行なわれる。
とくにカーテン5を開くとき、ひだの折り畳み部
分で発生する反発力は折り畳み量が増えるに従つ
て急激に増大するが、本実施例では区間a〜bの
ひだの反発力は可動コイル8′が、区間b〜cの
ひだの反発力は可動コイル8が分担するため、可
動コイル8,8′を大型化しなくとも容易にカー
テン5を開ききることができる。
またカーテン5を全閉する際、可動コイル8′
は突起1aと折曲げ片8′cの働きで、カーテン
レール1のほぼ中央で強制的に停止される。可動
コイル8′の停止手段を設けない場合、可動コイ
ル8,8′への通電時間が長すぎると、第7図に
示すように、可動コイル8′の移動量が必要以上
に大きくなり、その結果、カーテン5の右端側の
ひだは密に、左端側のひだは粗になり、カーテン
5の外観を損なうおそれがある。しかし、上述し
たように可動コイル8′はカーテンレール1のほ
ぼ中央で強制的に停止せしめられ、可動コイル8
との間に適宜の間隔が形成されるので、可動コイ
ル8,8′への通電時間が長くても、カーテン5
のひだは常に均一になる。
尚、上記第1本実施例ではカーテンレール1内
に2個の可動コイル8,8′を設けたが、これに
限定されるものではなく、カーテンレール1の長
さとカーテン5の重量に応じ、適宜その個数を増
加すればよい。例えば、3個の可動コイル8,
8′,8″をカーテンレール1内に配設する場合、
可動コイル8′に後続する可動コイル8″の構造を
第8図に示す。可動コイル8″の底部にはカーテ
ンレール1の側面外側と平行に延びた折曲片8″
cが設けられ、この折曲片8″cは可動コイル
8′に設けた折曲片8′cよりも長く形成されてい
る。一方、カーテンレール1の側面には突起1a
に加え、折曲片8″cと係合する突起1a′が植設
され、該突起1a′は折曲片8′cの上端よりも高
い位置に設けられている。そして、突起1aと突
起1a′はカーテンレール1の長さをほぼ3等分す
る位置に配置されている。かかる構成によれば、
カーテン5を全閉する際、折曲片8′cは突起1
a′には当たらないので、可動コイル8′はここを
通過し、その後、折曲片8′cが突起1aに当接
して強制的に停止せしめられる。一方、可動コイ
ル8′に後続する可動コイル8″は、折曲片8″c
が突起1a′に当接することにより停止せしめられ
る。このように、突起の取り付け高さ位置と折曲
片の高さを適宜、設定することにより3個あるい
はそれ以上の可動コイルをカーテンレールの所定
位置に強制的に停止させることが可能となる。
次ぎに本考案の第2実施例を第9図と第10図
に示す。尚、上記第1実施例と同一の構成要素に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実
施例では、カーテンレール1の上面内側に突起1
bを垂設し、この突起1bをカーテンレール1の
長さをほぼ2等分する位置に配置する。一方、先
頭の可動コイルに後続する可動コイル20の上部
に該突起1bと係合する凸部20aを形成する。
これによりカーテン5を全閉したとき可動コイル
20はカーテンレール1のほぼ中央に強制的に停
止される。第11図ないし第13図に、第2実施
例により、先頭の可動コイルのほかに3個の可動
コイルをカーテンレール1内に配設するための構
造を示す。カーテンレール1の上面内側の左端に
突起1bが、中央に突起1b′が、そして右端に突
起1b″が垂設され、これら突起1b,1b′,1
b″はそれぞれ順に、カーテンレール1の長さをほ
ぼ4等分する各位置に配置されている。一方、先
頭の可動コイルの直後に配設する可動コイル21
の上部には、突起1bに係合する凸部21aが設
けられ、この凸部21aの幅は他の突起1b′,1
b″に当たらないように設定されている。同様にし
て、可動コイル21に後続する可動コイル22に
は突起1b′に係合する凸部22aが、可動コイル
22に後続する可動コイル23には突起1b″に係
合する凸部23aが設けられている。この構造に
よれば、カーテン5を全閉するとき3個の可動コ
イル21,22,23はそれぞれ所定の中間位置
に強制的に停止せしめられる。
次ぎに第14図と第15図に本考案の第3実施
例を示す。本実施例ではカーテンレール1の底面
に切欠部1cを形成し、先頭の可動コイルに後続
する可動コイル24の底部内側に切欠部1cに係
合する凸部24bを設ける。そして、切欠部1c
をカーテンレール1のほぼ中央に配置することに
より、カーテン5を全閉したとき可動コイル24
をカーテンレール1の中央で強制的に停止させる
ことができる。可動コイル24の他、更に可動コ
イルを配設する場合には、第16図と第17図に
示すように、カーテンレール1に形成する切欠部
1c′と切欠部1c″の切欠量を変え、切欠部1c″の
切欠量を切欠部1c′のそれよりも多くしておく。
一方、可動コイル25に設ける凸部25bと可動
コイル26に設ける凸部26bの位置を切欠量に
応じて設定する。このように構成すれば、可動コ
イル25は切欠部1c″に邪魔されることなくここ
を通過し、ついで切欠部1c′に凸部25bが当た
り停止する。そして可動コイル25に後続する可
動コイル26は、切欠部1c″に凸部26bが当た
ることにより停止する。
上記第2及び第3本実施例によれば突起1b,
1b′,1b″と凸部20a,21a,22a,23
a及び切欠部1c,1c′,1c″と凸部24b,2
5b,26bが、いずれもカーテンレール1の内
側にあるため、外部障害物による作動不良を防止
でき、また外観もコンパクトにものになる。
(考案の効果) 本考案によれば、カーテンレール内に複数個の
可動コイルを分散配置したので、カーテン開閉時
の全負荷が複数個の可動コイルによつて分担され
る。そのため、各可動コイルを大型化せずに長尺
で重量の大きいカーテンも円滑に開閉することが
可能となり、装置が小型化されかつその消費電力
も少なくて済む。また単に複数個の可動コイルを
設けただけではカーテンの全閉時、中間にある可
動コイルが必要以上に先まで移動し、閉じたカー
テンの先の部分のひだが密に、後の部分のひだが
粗になり、外観を損なうおそれがあるが、カーテ
ンレールと中間に配置した可動コイルに、それぞ
れストツパ手段と係合手段を設け、中間に配置し
た可動コイルが隣接する可動コイルとの間に所定
間隔をおいて停止するように構成したので、カー
テンを閉じたとき、ひだを均一に形成することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すリニアモー
タ式カーテン開閉装置の正面図であり、第2図は
第1実施例の分解斜視図、第3図は第1図のX−
X線で切断した要部拡大断面図、第4図は第1実
施例の要部拡大斜視図、第5図は第1実施例に用
いたリニアモータの作動説明図、第6図は第1実
施例に用いた可動コイルの一部を破断した拡大正
面図、第7図はカーテンを閉じたときのひだの状
態を示すための説明図、第8図は第1実施例の他
の構造を示す要部拡大断面図、第9図は本考案の
第2実施例を示す要部拡大断面図、第10図は第
2実施例の要部を示す斜視図、第11図ないし第
13図は第2実施例の他の構造を示す要部拡大断
面図、第14図は本考案の第3実施例を示す要部
拡大断面図、第15図は第3実施例の要部を示す
斜視図、第16図と第17図は第3実施例の他の
構造を示す要部拡大断面図である。 1……カーテンレール、8′,8″,20,2
1,22,23,24,25,26……可動コイ
ル、1a,1a′,1b,1b′,1b″,1c,1c′,
1c″……ストツパ手段、8′c,8″c,20a,
21a,22a,23a,24b,25b,26
b……係合手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カーテンレールと該カーテンレール内に走行自
    在に配設した可動コイルとを備え、可動コイルの
    走行によつてカーテンを開閉するリニアモータ式
    カーテン開閉装置において、 前記カーテンレール内に、複数個の可動コイル
    を分散配置し、 前記カーテンレールにストツパ手段を設けると
    共に中間に配置した各可動コイルに該ストツパ手
    段に係合する係合手段を設け、 カーテン全閉状態において中間に配置した可動
    コイルが隣接する可動コイルとの間に所定間隔を
    おいて停止するように構成したことを特徴とする
    リニアモータ式カーテン開閉装置。
JP2592587U 1987-02-23 1987-02-23 Expired - Lifetime JPH0511822Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2592587U JPH0511822Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

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JP2592587U JPH0511822Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

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Publication Number Publication Date
JPS63133188U JPS63133188U (ja) 1988-08-31
JPH0511822Y2 true JPH0511822Y2 (ja) 1993-03-24

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ID=30826528

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JP2592587U Expired - Lifetime JPH0511822Y2 (ja) 1987-02-23 1987-02-23

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