JPH051180Y2 - - Google Patents

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JPH051180Y2
JPH051180Y2 JP1986190197U JP19019786U JPH051180Y2 JP H051180 Y2 JPH051180 Y2 JP H051180Y2 JP 1986190197 U JP1986190197 U JP 1986190197U JP 19019786 U JP19019786 U JP 19019786U JP H051180 Y2 JPH051180 Y2 JP H051180Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、ボルテージ・シンセサイザ方式のオ
ート・チユーニングシステムを備えたテレビジヨ
ン受像機における同期検出回路に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、VTR(ビデオテープレコーダ)やテレビ
ジヨン受像機に用いられているボルテージ・シン
セサイザ方式のオート・チユーニングシステム
は、第4図に示すように構成されている。すなわ
ち、アンテナ1によりテレビ電波が受信され、電
子チユーナ2へ送られる。この電子チユーナ2
は、詳細を後述するチユーニング・コントローラ
13からPWM(パルス幅変調)信号変換回路1
4及びLPF(ローパスフイルタ)15を介して送
られてくるチユーニング信号に応じて指定チヤン
ネルの電波を受信し、中間周波信号に変換して
IF(中間周波)増幅回路3へ出力する。そして、
このIF増幅回路3により増幅された中間周波信
号は、ビデオ検波回路4及びAFT検波回路5へ
送られる。このAFT検波回路5は、上記中間周
波信号をAFT検波してS字状のAFT信号をレベ
ル比較器6へ出力する。このレベル比較器6は、
上記AFT信号と基準電圧とを比較してチユーニ
ングアツプ信号UPあるいはチユーニングダウン
信号DOWNをチユーニングコントローラ13へ
出力する。一方、上記ビデオ検波回路4は、中間
周波信号を検波してビデオ信号を取出し、輝度信
号処理回路7、クロマ信号処理回路8、同期分離
回路9へ出力する。上記輝度信号処理回路7は、
ビデオ信号から輝度信号Yを取出し、次段の表示
駆動回路(図示せず)へ出力する。また、クロマ
信号処理回路8は、ビデオ信号からクロマ信号を
取出し、復調回路10により色差信号R−Y、B
−Yを復調して表示駆動回路へ出力する。そし
て、同期分離回路9は、ビデオ信号から水平同期
信号及び垂直同期信号を含む複合同期信号C・
SYNCを分離し、水平/垂直同期分離回路11へ
出力する。この水平/垂直同期分離回路11は、
複合同期信号C・SYNCから水平同期信号H・
SYNCと垂直同期信号V・SYNCとを分離し、水
平同期信号H・SYNCをn進カウンタ12へカウ
ントアツプ信号として与え、垂直同期信号V・
SYNCをn進カウンタ12にリセツト信号として
与えると共にチユーニング・コントローラ13へ
入力する。上記n進カウンタ12は、水平同期信
号H・SYNCをカウントし、キヤリー信号をチユ
ーニング・コントローラ13へ出力する。このチ
ユーニング・コントローラ13は、チユーニング
アツプキー16あるいはチユーニングダウンキー
17の操作に応じて、また、上記各入力信号に応
じてPWM制御信号をPWM信号変換回路14へ
出力する。
上記の構成において、アツプキー16あるいは
ダウンキー17が操作されると、そのキー操作に
応じてチユーニング・コントローラ13から
PWM信号変換回路14へPWM制御信号が送ら
れる。このPWM信号変換回路14は、上記
PWM制御信号に応じてパルス幅変調信号を出力
し、LPF15を介してチユーニング電圧として
電子チユーナ2へ与える。この電子チユーナ2
は、上記チユーニング電圧により選局動作を行な
うと共に、その受信信号を中間周波信号に変換
し、IF増幅回路3を介してAFT検波回路5へ出
力する。このAFT検波回路5は、S字状の検波
特性を有しており、中間周波数付近で周波数−電
圧変換動作を行ない、その変換出力、つまり、
AFT信号をレベル比較器6へ出力する。このレ
ベル比較器6は、AFT信号と基準電圧とを比較
し、チユーニングアツプ信号UPあるいはチユー
ニングダウン信号DOWNをチユーニング・コン
トローラ13へ出力する。このチユーニング・コ
ントローラ13は、上記レベル比較器6からの
UP信号あるいはDOWN信号に応じてチユーニン
グ方向の反転制御や停止制御を行ない、電子チユ
ーナ2のチユーニング周波数を最適チユーニング
位置に停止する。この場合、AFT検波回路5は、
テレビジヨン信号のみに反応するわけでなく、
FM放送やその他の搬送波が含まれる信号に応答
してしまうので、テレビジヨン信号とその他の信
号とを区別するために、n進カウンタ12からの
キヤリー信号と水平/垂直同期分離回路11から
の垂直同期信号V・SYNCとにより、テレビジヨ
ン信号の検出を行なつている。
すなわち、ビデオ検波回路4により検波したビ
デオ信号を同期分離回路9へ入力して複合同期信
号C・SYNCを分離し、更に水平/垂直同期分離
回路11において水平同期信号H・SYNCと垂直
同期信号V・SYNCとに分離する。そして、水平
同期信号H・SYNCをn進カウンタ12によりカ
ウントし、1フレーム期間の水平同期信号H・
SYNCの数を確認する。NTSC方式の場合、1フ
レーム内に水平同期信号H・SYNCは525個ある
ので、1フレーム期間に水平同期信号H・SYNC
を525個カウントして次の垂直同期信号V・
SYNCと一致すれば、それはNTSC方式のテレビ
ジヨン信号であると判定してチユーニング周波数
を固定する。
しかし、上記従来の方式では、アンテナ1に入
力されるテレビ電波が弱かつたり、外来雑音が多
い場合は、同期分離回路9の出力に同期信号以外
にノイズが出力されてしまう。従つて、NTSCテ
レビジヨン信号が受信されているにも拘らず、n
進カウンタ12のカウント値が正常値とは異なつ
たものとなり、テレビジヨン信号では無いと判定
される場合がある。これは逆に同期信号が欠落し
ている場合にも起きることである。また、チユー
ニング時間を短くする為に、チユーニングポイン
トを正規の位置から少しずれた所に設定する場合
にも、上記したようなテレビジヨン信号検出手段
を利用するシステムが考えられるが、同調点が少
しでもずれるとそれだけノイズの影響や同期信号
の欠落が発生し易くなり、検出精度が低下すると
いう問題があつた。
[考案の目的] 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、同
期信号にノイズが重畳されている場合や同期信号
がある程度欠落していても、テレビジヨン信号に
おける同期信号を確実に検出し得る同期検出回路
を提供することを目的とする。
[考案の要点] 本考案は、水平同期信号にロツクした水平
AFC(自動周波数制御)回路の出力パルスで水平
同期信号の有無をAFCパルスに同期したデータ
列に置換え、また、垂直同期信号にロツクした垂
直AFCパルスを遅延して作成したリセツト信号
で一定期間毎にリセツトされるn進カウンタによ
り、上記水平AFCパルスに同期したパルス列を
カウントし、一定以上のパルス列が入力されると
キヤリー信号を出力してそのキヤリー信号の有無
により同期信号の有無を判定するようにしたもの
である。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。第1図は本考案の一実施例による同期検出
回路の概略構成を示すブロツク図である。第1図
に示すようにアンテナ1、電子チユーナ2、IF
増幅回路3、ビデオ検波回路4、AFT検波回路
5、レベル比較器6、輝度信号処理回路7、クロ
マ信号処理回路8、同期分離回路9、復調回路1
0、チユーニング・コントローラ13、PWM信
号変換回路14、LPF15、アツプキー16、
ダウンキー17までの構成は、上記第4図に示し
た従来の同期検出回路と同様の構成となつてい
る。
しかして、上記同期分離回路9により分離され
た複合C・SYNCは、水平同期分離回路21、垂
直同期分離回路22へ送られる。上記水平同期分
離回路21及び垂直同期分離回路22は、複合同
期信号C・SYNCから水平同期信号H・SYNC、
垂直同期信号V・SYNCをそれぞれ分離し、水平
AFC回路23、垂直AFC回路24へそれぞれロ
ツク信号として与える。上記水平AFC回路23
は、電圧制御発振器及びPLL回路を主体として
構成され、水平同期信号H・SYNCにロツクした
水平AFCパルスHDを発生して信号検出部SD内
の遅延回路25へ出力する。また、垂直AFC回
路24は、水平AFC回路23と同様の構成を有
し、垂直同期信号V・SYNCにロツクした垂直
AFCパルスVDを発生して遅延回路26へ出力す
る。そして、上記遅延回路25の遅延出力
HD′は、遅延回路26に入力されると共に、D型
フリツプフロツプからなるDラツチ回路27のク
ロツク端子及びアンド回路28に入力される。上
記Dラツチ回路27は、上記同期分離回路9から
出力される複合同期信号C・SYNCを上記遅延回
路25の出力信号HD′に同期ラツチし、アンド回
路28に入力する。そして、このアンド回路28
の出力は、n進カウンタ29へクロツクパルスと
して、また、上記遅延回路26の遅延出力VD′が
n進カウンタ29にリセツト信号として送られ
る。上記n進カウンタ29は、アンド回路28か
ら出力されるクロツクパルスをカウントし、キヤ
リー信号をDラツチ回路30に出力する。このD
ラツチ回路30は、n進カウンタ29のキヤリー
出力を遅延回路26の遅延出力VD′に同期してラ
ツチし、そのラツチ信号、つまり、同期検出信号
をロツク信号としてチユーニング・コントローラ
13へ出力する。
次に上記実施例の主要部である信号検出部SD
内における水平AFC回路23、垂直AFC回路2
4、遅延回路25,26、Dラツチ回路27、ア
ンド回路28、n進カウンタ29、Dラツチ回路
30の詳細について第2図により説明する。遅延
回路25は、インバータ251、抵抗R及びコン
デンサCからなる積分回路252、インバータ2
53により構成されており、水平AFC回路23
からの水平AFCパルスHDを遅延し、その遅延出
力HD′を遅延回路26、Dラツチ回路27及びア
ンド回路28へ入力する。Dラツチ回路27は、
インバータ271及びD型フリツプフロツプ27
2からなり、同期分離回路9から送られてくる複
合同期信号C・SYNCがインバータ271を介し
てフリツプフロツプ272のデータ入力端子Dに
入力され、遅延回路25からの信号HD′がフリツ
プフロツプ272のクロツク端子CKに入力され
る。そして、フリツプフロツプ272のQ出力が
アンド回路28に入力され、このアンド回路28
の出力がn進カウンタ29のクロツク端子CKに
入力される。
一方、上記遅延回路26は、インバータ26
1,262、D型フリツプフロツプ263,26
4、ナンド回路265からなり、垂直AFC回路
24からの垂直AFCパルスVDがインバータ26
1を介してフリツプフロツプ263の端子Dに入
力され、遅延回路25の出力HD′がインバータ2
62を介してフリツプフロツプ263,264の
クロツク端子CKに入力される。また、フリツプ
フロツプ263のQ出力は、フリツプフロツプ2
64の端子Dに入力され、このフリツプフロツプ
264の出力VD′がDラツチ回路30にクロツ
クパルスとして送られる。そして、フリツプフロ
ツプ263のQ出力及びフリツプフロツプ264
の出力がナンド回路265を介してn進カウン
タ29へリセツト信号として送られる。このn進
カウンタ29は、キヤリー信号をDラツチ回路3
0のD端子へ出力すると共に、インバータ291
を介して自己のカウント・イネーブル端子CEへ
入力する。上記Dラツチ回路30は、n進カウン
タ29からのキヤリー信号を遅延回路26の遅延
出力VD′に同期してラツチし、ロツク信号として
チユーニング・コントローラ13へ出力する。
次に上記実施例の動作を説明する。アツプキー
16あるいはダウンキー17が操作されると、そ
のキー操作応じてチユーニング・コントローラ1
3がPWM信号変換回路14及びLPF15を介し
て電子チユーナ2のチユーニング周波数をアツプ
あるいはダウンさせる。そして、チユーニング・
コントローラ13は、IF増幅回路3の出力に基
づきAFT検波回路5からレベル比較器6を介し
て送られてくるUP信号あるいはDOWN信号によ
り、チユーニングの反転や停止動作を行ない、指
定チヤンネルのテレビジヨン信号を受信する。ま
た、ビデオ検波回路4から出力されるビデオ信号
は、輝度信号処理回路7で輝度信号Yが取出され
ると共に、クロマ信号処理回路8及び復調回路1
0により色差信号R−Y、B−Yに変換され、表
示駆動回路へ送られて画像表示される。
また一方、ビデオ検波回路4から出力されるビ
デオ信号は、同期分離回路9へ送られて複合同期
信号C・SYNCが分離され、更に水平同期分離回
路21及び垂直同期分離回路22により、水平同
期信号H・SYNCと垂直同期信号V・SYNCとに
分離されて、水平AFC回路23、垂直AFC回路
24へそれぞれ送られる。上記水平AFC回路2
3及び垂直AFC回路24は、それぞれの入力同
期信号にロツクした水平AFCパルスHD、垂直
AFCパルスVDを作成し、それぞれ遅延回路2
5,26へ出力する。この場合、水平AFC回路
23で作成される水平AFCパルスHDは、入力の
水平同期信号H・SYNCに対してある位相差φで
ロツクする。この位相差φは、水平AFC回路2
3のループゲインμβ及び電圧制御発振器(図示
せず)のフリーラン発振周波数0で決まるので、
ループゲインμβ及び発振周波数0を決定すれば位
相差φも決まり、水平同期信号H・SYNCに対し
てある一定の位相差φを持つた水平AFCパルス
HDを出力することができる。そして、上記同期
分離回路9から出力される複合同期信号C・
SYNC、水平AFC回路23から出力される水平
AFCパルスHD、及び垂直AFC回路24から出力
される垂直AFCパルスVDが信号検出部SDへ送
られる。
以下、第2図に詳細を示す信号検出部SDの動
作を第3図のタイミングチヤートを参照して説明
する。信号検出部SDのDラツチ回路27に入力
される複合同期信号C・SYNCは、第3図Aに示
すようにノイズや欠落を含んでいる。この信号A
は、シユミツト特性を持つたインバータ27によ
り反転された信号Bとなり、フリツプフロツプ2
72のデータ入力端子Dに入力される。一方、水
平AFC回路23で作成された水平AFCパルスHD
は、第3図Cに示すように水平同期信号に対して
ある一定の位相差を持つている。この水平AFC
パルスHDは、遅延回路25によりτ時間遅延さ
れて第3図Dに示すHD′パルスとなる。この
HD′パルスは、第3図の破線拡大図に示すよう
に、その立上りが水平同期信号の略中央に位置す
るように上記遅延時間τが設定される。従つて、
上記インバータ271の出力信号Bは、遅延回路
25から出力されるHD′パルス(信号D)の立上
りによりフリツプフロツプ27にラツチされ、第
3図Eに示す信号となつてアンド回路28に入力
される。この場合、第3図Aに示す複合同期信号
C・SYNC中のノイズは、水平同期信号期間以外
で発生しているので取除かれる。また、水平同期
信号の欠落は、第3図Eに示すようにHD′パルス
と同じ周期だけローレベルとなり、欠落データと
なる。この場合、n個の同期信号が連続して欠落
すれば、HD′パルス周期のn倍の期間ローレベル
となり、HD′パルスとのアンド(アンド回路2
8)をとることにより、第3図Fに示すように欠
落数を示すことができる。この場合、水平AFC
回路23に設けられているPLL回路のLPF((図
示せず)の時定数を1水平期間に対して充分に大
きく設定しておくと、多少のノイズや同期信号の
欠落に対しても水平AFCパルスHDの出力周期を
安定に保つことができる。従つて、HD′パルスの
ジツターをインバータ271から出力される同期
信号Bのハイレベル区間内に納めることができ
る。この結果、第3図Aに示す同期信号の同期信
号以外にいくらノイズが含まれていても、フリツ
プフロツプ272の出力信号Eにはノイズが含ま
れない。たとえ同期信号期間内にノイズが混入し
た場合でも、ノイズとラツチのタイミングが一致
した場合だけ同期欠落時と同じ出力が得られるだ
けであるから、アンド回路28の出力信号Fには
水平同期信号の数よりも多いパルスが出力される
ことはなく、同期信号欠落数に応じたパルス列が
次段のn進カウンタ29へ送られる。
このn進カウンタ29は、遅延回路26から出
力される第3図Jに示すリセツトパルスJによつ
てリセツトされると、その後、アンド回路28の
出力パルスFのカウントを開始し、n個のパルス
Fをカウントした時にキヤリー信号Kを出力す
る。n進カウンタ29は、キヤリー信号Kを出力
すると、カウント・イネーブル端子CEに入力さ
れるインバータ291の出力がローレベルとなる
ため、次のリセツトパルスJが与えられるまでカ
ウントを停止し、キヤリー信号Kを出力し続け
る。この場合、同期信号の欠落が多くなると、n
進カウンタ29はキヤリー信号Kを出力する前に
次のリセツトパルスJが入力されてリセツト状態
となる。このためn進カウンタ29からは、キヤ
リー信号が出力されることは無い。しかして、上
記n進カウンタ29から出力されるキヤリー信号
Kは、フリツプフロツプ264から出力される第
3図I示すVD′パルスの立上りでDラツチ回路3
0にラツチされる。このDラツチ回路30のラツ
チ出力、つまり、検出出力は、n進カウンタ29
がリセツト後、次のリセツト信号が与えられるま
での期間にn個以上のデータ列が入力されるとハ
イレベルに、n個未満であるとローレベルとな
り、同期信号の入力状態を知ることができる。
この場合、遅延回路26から出力されるリセツ
トパルスJは、垂直AFC回路24から出力され
る垂直AFCパルスVDにより作成されており、フ
イールド単位でリセツトされる。従つて、nの値
を1フイールド期間の水平同期信号の個数
(NTSC方式では525/2個)よりも少ない、ある
値以上に設定しておくことにより、同期信号有り
の状態、つまり、テレビジヨン信号が受信されて
いる状態を検出することができる。また、このあ
る値はシステム構成により、ある程度の同期信号
欠落があつても良いように決定する。例えば第3
図では、n進カウンタ29のキヤリー出力Kが立
上がるのは、偶数フイールドでリセツトされてか
ら258個水平同期信号をカウントするタイミング
に設定してあるから、もし、このタイミングより
も前でキヤリー出力Kを立上げたとすれば、1フ
イールド期間内に許容する同期信号欠落数をmと
して、 n=258−m により決定すれば良い。但し、偶数フイールド期
間では1個分ずれる。この場合、mの値をあまり
大きくとると、誤動作の原因となるので、システ
ムに合わせて適当な値に設定するのが望ましい。
また、垂直同期信号にも欠落が多くなると、垂
直AFC回路24のロツクが外れ、垂直AFCパル
スVDがフリーランで出力されるが、フリーラン
の周期を1フイールドの周期に近く設定しておけ
ば、たとえ水平同期信号と非同期となつても、リ
セツトパルスJとリセツトパルスJの間隔は一定
となる。そして、こういう状態では、水平同期信
号の欠落が多くなつているので、問題なく同期信
号の入力状態を検出することができる。
なお、上記実施例では、NTSC方式のテレビジ
ヨン受像機に実施した場合について示したが、n
の値を変えることにより、NTSC方式以外の方式
にも適用し得るものである。
[考案の効果] 以上詳記したように本考案によれば、水平同期
信号にロツクした水平AFC(自動周波数制御)回
路の出力パルスで水平同期信号の有無をAFCパ
ルスに同期したデータ列に置換え、また、垂直同
期信号にロツクした垂直AFCパルスを遅延して
作成したリセツト信号で一定期間毎にリセツトさ
れるn進カウンタにより、上記水平AFCパルス
に同期したパルス列をカウントし、一定以上のパ
ルス列が入力されるとキヤリー信号を出力してそ
のキヤリー信号の有無により同期信号の有無を判
定するようにしたので、同期信号にノイズが重畳
されている場合や同期信号がある程度欠落してい
ても、テレビジヨン信号における同期信号を確実
に検出することができる。従つて、オートチユー
ニング・システムのチユーニング速度を上げる場
合にも、広い周波数範囲で同期信号の検出が可能
であるので、確実なチユーニング動作を行なわせ
ることができる。また、弱電界等において確実な
同期信号の検出が要求されるポータブル機器のチ
ユーニング・システムにも実施でき、この場合に
も大きな効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による同期検出回路
の全体の構成を示すブロツク図、第2図は同実施
例における信号検出部の詳細を示すブロツク図、
第3図は同実施例の動作を説明するためのタイミ
ングチヤート、第4図は従来の同期検出回路に構
成を示すブロツク図である。 2……電子チユーナ、3……IF増幅回路、5
……AFT検波回路、6……レベル比較器、9…
…同期分離回路、13……チユーニング・コント
ローラ、14……PWM信号変換回路、15……
PWM信号変換回路、15……LPF、21……水
平同期分離回路、22……垂直同期分離回路、2
3……水平AFC回路、24……垂直AFC回路、
25,26……遅延回路、27,30……Dラツ
チ回路、29……n進カウンタ、SD……信号検
出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平同期信号にロツクした水平AFCパルスを
    発生する水平AFC回路と、垂直同期信号にロツ
    クした垂直AFCパルスを発生する垂直AFC回路
    と、上記水平AFC回路から出力される水平AFC
    パルスを遅延する第1の遅延回路と、上記垂直
    AFC回路から出力される垂直AFCパルスを遅延
    する第2の遅延回路と、上記第1の遅延回路の出
    力信号に同期して複合同期信号をラツチするラツ
    チ回路と、このラツチ回路のラツチ出力と上記第
    1の遅延回路の出力信号との一致を検出してカウ
    ントし、各フイールド毎にリセツトされるn進カ
    ウンタと、このn進カウンタの出力信号を上記第
    2の遅延回路の出力に同期してラツチし、同期検
    出信号として出力する第2のラツチ回路とを具備
    したことを特徴とする同期検出回路。
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