JPH05117133A - シヤンプーおよびシヤンプーコンデイシヨニング組成物 - Google Patents

シヤンプーおよびシヤンプーコンデイシヨニング組成物

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JPH05117133A
JPH05117133A JP3172623A JP17262391A JPH05117133A JP H05117133 A JPH05117133 A JP H05117133A JP 3172623 A JP3172623 A JP 3172623A JP 17262391 A JP17262391 A JP 17262391A JP H05117133 A JPH05117133 A JP H05117133A
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chain alkyl
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quaternary nitrogen
long
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マーチン キヤスリーン
Labonville Priscilla
ラボンビル プリスシラ
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Helene Curtis Inc
Helene Curtis Industries Inc
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    • A61K2800/596—Mixtures of surface active compounds

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アニオン洗浄界面活性剤およびジ−長鎖アル
キル第４窒素含有化合物を含む安定な水性シヤンプー組
成物およびコンデイショニングシャンプー組成物を得る
ことを目的とする。 【構成】 水性シャンプーは長鎖アルキルサルフエート
および／又は長鎖アルキルエーテルサルフエートアニオ
ン界面活性剤およびカチオンジ−長鎖アルキル第４アン
モニウム窒素含有化合物を少なくとも約８５：１のモル
比で含む。 【効果】 水性シャンプーは（１）水不溶性コンデイシ
ョニング剤、特に非揮発性シリコーン物質を添加できる
能力、および（２）前に使用したコンデイショニング剤
および他の汚れたコンデイショニング剤および汚染物質
を毛髪から除去する能力を増進できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は意外な程の高量の、例え
ば、長鎖炭化水素を含む炭化水素およびシリコーンのよ
うなコンディショニング剤を添加し、又は「可溶化」
し、および毛髪から油、グリース、汚れ、コンディショ
ニング剤などを除去しうる組成物を目的とする。特に、
本発明はシャンプー組成物および毛髪コンディショニン
グシャンプー組成物を目的とする。コンディショニング
シャンプーの態様では、毛髪は意外な程の湿潤時および
乾燥時の改良されたコンディショニング性および柔軟性
のような他のコンディショニング性をコンディショニン
グ剤を毛髪上に残留させずに供される。
【０００２】特に、本発明は部分エトキシル化長鎖アル
キルサルフェートを含む長鎖アルキルサルフェートおよ
び長鎖アルキルエーテルサルフェートおよび混合物から
成る群から選択した１種以上のアニオン洗浄界面活性
剤、および相乗的に作用する揮発性炭化水素および非揮
発性シリコーン油およびガムのような、ポリジメチルシ
ロキサン化合物などのコンディショニング剤の添加割合
および「溶解割合」を増加する水中の水不溶性、油可溶
性ジ−長鎖アルキル第４級アンモニウム窒素含有化合物
を含む毛髪コンディショニングシャンプー組成物を目的
とする。アニオン界面活性剤／カチオンジ−長鎖アルキ
ル第４級アンモニウム窒素含有化合物は相容性で、特に
約３０℃以上の温度で、特に約３５〜約４０℃で、シリ
コーンおよび揮発性炭化水素のようなコンディショニン
グ剤を意外な程添加でき、又は「可溶化」し、かつ毛髪
から汚れなどを除去するために組み合せて相乗性があ
る。「溶解度」の増加により意外な程の高量の揮発性炭
化水素、シリコーンおよび他のコンディショニング剤を
コンディショニングシャンプー組成物に添加して意外な
程「溶解度」を増加でき、約３０〜約５０℃、特に約３
５〜約４５℃の通常洗滌温度で泥、グリース、汚れ、油
などを除去できる。
【０００３】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】汚れ
たヒトの毛髪は洗髪して頭部に自然に分泌される皮脂お
よび汚れおよび毛髪にたまる他の大気汚染物を除去す
る。特に、皮脂は比較的短期間に毛髪上に蓄積して毛髪
にグリース状の汚れた感覚を残し、扱い難しくなる。大
気汚染物および皮脂を除去するためのもっとも有効な毛
髪清浄シャンプーは、長鎖アルキルサルフェートおよび
部分エトキシル化長鎖アルキルサルフェートのような高
泡立ち性合成アニオン洗浄剤を含有するものである。こ
れらの合成アニオン洗浄剤は毛髪の清浄化に非常に有効
であるが、水ですすいだ後通常「クリーク（きしみ）」
と呼ばれる乾燥感触を毛髪に残し、湿潤時に極度にもつ
れ、シャンプー後に処置できない状態の毛髪となる。
【０００４】完全に洗浄にした毛髪は湿潤状態でも、又
は乾燥状態でも髪をすくことは非常に難しい。個個の毛
髪繊維がもつれ、よじれ、相互に重なり合うためであ
る。特に完全に清浄にした毛髪を完全乾燥する前に、こ
の洗髪後の段階では毛髪をすき、又はブラッシングする
ことは非常に困難である。完全に清浄な乾燥毛髪は低湿
度雰囲気では望ましくない静電性を有し、それによって
毛髪を「逆だたせ」、さらに毛髪の髪すき性又はブラッ
シング性を低下させる。一般に、毛髪の合成洗浄剤、特
に高泡立ち性合成アニオン洗浄剤により生ずるこれらの
上記した問題は、例えば毛髪リンス形の毛髪コンディシ
ョナーによる毛髪のシャンプー後トリートメント、又は
毛髪コンディショナーをシャンプー組成物内に直接包含
することにより軽減された。
【０００５】シャンプー後の毛髪コンディショニング組
成物の処方は容易であるが、シャンプー後、別々の段階
でコンディショナーを毛髪に適用することが必要である
ため使用が不便である。コンディショニングシャンプー
の製造は、アニオン界面活性剤とすぐれたコンディショ
ニング剤である脂肪カチオン化合物間の固有の相反性問
題のため一層困難であった。アニオン界面活性剤とカチ
オン界面活性剤又はカチオンポリマー間の接触により即
座に沈澱を形成し、又はアニオンおよびカチオン化合物
間の相互作用によりこれら各自の清浄性およびコンディ
ショニング性を有意に減ずる。清浄効果およびコンディ
ショニング効果の低下は、アニオンおよびカチオン化合
物が組成物から沈澱しないで溶液または懸濁液として残
る組成物にあっても認められる。アニオン界面活性剤お
よびカチオンコンディショニング化合物間のこの相反性
は当業者は熟知している。例えば、Ｃｏｓｍｅｔｉｃ
ｓ，Ｉｎｔｅｒｓｃｉｅｎｃｅ Ｐｕｂｌｉｓｈｅｒ
ｓ，Ｉｎｃ．，Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ，ｐ．５３８（１９５
７）でＳａｆａｒｉｎはアニオンおよびカチオン化合物
は反応して不溶性塩を形成するので併用できないと述べ
ている。
【０００６】コンディショニングシャンプーの処方にお
けるこの相反性問題に対する部分解決は、以下の特許に
例示される。これらの特許はアニオンではない、例えば
非イオン、両性および両性イオン界面活性剤とカチオン
コンディショニング化合物を同時に含有する組成物を開
示する：米国特許第３，８４９，３４８号明細書、Ｈｅ
ｗｉｔｔ；米国特許第３，９９０，９９１号明細書、Ｇ
ｅｒｓｔｅｉｎ；および米国特許第３，８２２，３１２
号明細書、Ｓａｔｏ。
【０００７】コンディショニングシャンプーの処方化に
固有の別の問題は、毛髪に柔軟さを供することが当業者
に熟知の非揮発性シリコーンのような水不溶性コンディ
ショニング剤をコンディショニングシャンプーに包含さ
せる場合に生ずる不安定性問題である。
【０００８】シャンプー組成物中のシリコーンは多数の
異る特許に開示されている：米国特許第２，８２６，５
５１号明細書、１９５８年３月１１日、Ｇｒｅｅｎ；米
国特許第３，９６４，５００号明細書、１９７６年６月
２２日、Ｄｒａｋｏｆｆ；米国特許第４，３６４，８３
７号明細書、１９８２年１２月２１日、Ｐａｄｅｒ；英
国特許第８４９，４３３号明細書、１９６０年９月２８
日、Ｗｏｏｌｓｔｏｎ；米国特許第４，７４１，８５５
号明細書、Ｇｒｏｔｅら；米国特許第４，７８８，００
６号明細書および米国特許第４，９０２，４９９号明細
書、Ｂｏｌｉｃｈ，Ｊｒ．ら；および米国特許第４，７
０４，２７２号明細書、Ｏｈら。
【０００９】シリコーン含有コンディショニングシャン
プーの解決すべき別の特別の問題は、コンディショニン
グシャンプーの清浄およびコンディショニング性能を保
持しながら、分散した不溶性、非揮発性シリコーン物質
を安定形で懸濁保持させることである。安定性問題は、
上記したようにそれらだけで相互作用し、安定性問題を
起こしがちの、アニオン界面活性剤およびカチオンコン
ディショニング物質を含有するここに開示のようなコン
ディショニングシャンプーでは特に一般的である。米国
特許第４，７８８，００６号明細書、第４，７０４，２
７２号明細書および第４，７４１，８５５号明細書に開
示のようにキサンタンガム、長鎖アシル誘導体、長鎖ア
ミドオキシドおよび長鎖アルカノールアミドのような各
種物質は増粘および安定化目的でシリコーン含有コンデ
ィショニングシャンプーに含有させることが提案され
た。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水不溶
性ジ−長鎖第４アンモニウム化合物、特にジオクタデシ
ルアンモニウム塩、例えばジオクタデシルジメチルアン
モニウムクロリドは意外なことに、長鎖アルキルサルフ
ェートおよび／又は長鎖アルキルエーテルサルフェート
対ジ−長鎖第４級アンモニウム化合物のモル比が少なく
とも約８５：１である場合、長鎖アルキルサルフェート
および部分エトキシル化長鎖アルキルサルフェート、特
にアンモニウムラウリルサルフェートおよびアンモニウ
ムラウリルエーテルサルフェートと相容することが分っ
た。本発明の完全な利益を得るために、アルキルサルフ
ェートおよび／又は長鎖アルキルサルフェート対ジ−長
鎖第４級アンモニウム化合物のモル比は少なくとも１０
０：１、特に約１００：１〜約１５０：１、および約１
０００：１までであるべきである。強アニオン洗浄剤対
カチオン第４級アンモニウム化合物の高い比では、強ア
ニオン洗浄剤とカチオン第４級アンモニウム化合物間の
静電性相互作用の結果として本質的に沈澱を生じない
が、このような高い比では少量のカチオン第４級アンモ
ニウム化合物により付与されるコンディショニング利点
が無視しうる程のものであるため使用されなかった。
【００１１】しかし、意外なことに長鎖アルキルサルフ
ェートおよび／又は長鎖アルキルエーテルサルフェート
対ジ−長鎖第４級アンモニウム化合物の異常に高い比
は、約３０℃又はそれ以上に温度が上昇する場合、自由
にシフトする（液体におけるように）アニオン長鎖洗浄
剤炭化水素のＣＨ2 基の赤外伸縮振動を減少させること
が分った。昇温における伸縮振動のこの減少は、高温で
は分子内に一層不規則性が誘発されてＣＨ2 伸縮を温度
の上昇と共に高振動に変えるのが通常であるので全く異
常である。高温、特に約３０〜約５０℃の範囲のこの低
振動ＣＨ2 伸縮バンドは添加、又は「可溶化」および／
又は毛髪からコンディショニング剤、例えばシリコー
ン、長鎖炭化水素のような各種炭化水素物質、泥、皮
脂、汚れなどを除去する本発明組成物の能力を反映す
る。意外な量のこれらおよび他の化合物の添加、又は
「可溶化し」および又は除去するこの能力は、少なくと
も８５：１のサルフェートおよび／又はエーテルサルフ
ェート対第４級アンモニウム化合物のモル比で、強アニ
オン長鎖アルキルサルフェート洗浄剤とジ−長鎖第４級
アンモニウム化合物間の相互作用に基づくもので、この
比では一層容易に物質を組成物に添加し、および／又は
物質を毛髪から除去するためにＣＨ2 含有長鎖アルキル
サルフェートおよび／又はアルキルエーテルサルフェー
ト分子の規則性が一層増加する。高温におけるアルキル
サルフェートおよび／又はアルキルエーテルサルフェー
ト分子に対し規則性を意外な程増大させることにより通
常の毛髪洗滌温度、例えば約３０〜約５０℃でコンディ
ショニング剤および汚染分子を毛髪から容易に除去で
き、意外に多量の揮発性、非揮発性および硬質シリコー
ンおよび他のコンディショニング剤を水性シャンプー組
成物に添加することができる。
【００１２】安定なコンディショニングシャンプー組成
物を形成し、又は毛髪から物質を除去する本発明組成物
の能力に関し「可溶化する」および「可溶化」の用語
は、物質の真の水溶液の形成に限定されるものではな
く、物質を毛髪から除去（除去）できるように物質と水
の安定な組成物（添加）又は混合物として物質と水の機
能的（添加又は除去の意味で）混合物を形成する能力の
広い意味で使用される。
【００１３】本発明の原理によれば、長鎖アルキルサル
フェートおよび／又は長鎖アルキルエーテルサルフェー
トアニオン界面活性剤およびカチオンジ−長鎖アルキル
第４級アンモニウム窒素−含有化合物を含有する水性シ
ャンプーは（１）水不溶性コンディショニング剤、特に
非揮発性シリコーン物質を添加し、および（２）使用し
たコンディショニング剤および他の汚れたコンディショ
ニング剤および汚染物を毛髪から除去する水性シャンプ
ーの能力を意外な程増加することが分った。本発明の水
性シャンプーでは製品の安定性が延長され、すぐれた洗
浄性を有し、コンディショニング剤がシャンプーに含ま
れる場合、ヒトの毛髪に意外な全体的コンディショニン
グ性、特に湿潤時および乾燥時のすぐれた髪すき性を与
える。さらに、少なくとも約３０℃の温度で組成物によ
り洗髪する場合、シャンプーは汚れ、皮脂、シリコーン
および他の炭化水素形成物を溶解し、毛髪から除去する
能力を意外な程増加した。
【００１４】コンディショニングシャンプーに固有の問
題の１つは、毛髪に望ましいコンディショニング性を付
与するためにリンス後毛髪に保有されねばならないこと
である。シャンプー、コンディショニング剤および毛髪
間で皮脂、汚れ、煙のような多数の天然および環境汚染
物質が接触し、コンディショニング剤および毛髪は汚染
されるようになる。１回以上の前のコンディショニング
シャンプートリートメントにより毛髪上に残留した汚染
コンディショニング剤を実質的に完全除去し、新しい非
汚染コンディショニング剤により毛髪をコンディショニ
ングしうるコンディショニングシャンプーは、シャンプ
ーおよびコンディショナーを別別に使用する場合を除い
て本発明まで不可能であった。
【００１５】約３０〜約５０℃の通常の洗髪温度で毛髪
から汚染物およびコンディショニング剤を除去する能力
を意外な程増大したシャンプーを供することはこの分野
における長い間の要求であった。毛髪にコンディショニ
ング能を保有させながら、汚染物およびコンディショニ
ング剤を毛髪から除去する能力を意外な程増加させ、お
よび前に使用した炭化水素物質および他の汚染物を毛髪
から除去する能力を意外な程増加させた、唯１回使用す
る１つのコンディショニングシャンプー組成物としての
コンディショニングシャンプーを得ることはこの分野の
長い間の要求であった。本発明のシャンプーおよびコン
ディショニングシャンプーはこれらの長い間の要求を解
決する。本発明組成物は毛髪に実質的コンディショニン
グ性を供するには不十分な、ごく少量のジ−長鎖第４級
アンモニウム窒素含有化合物を含むシャンプーとして処
方でき、又は組成物はジオクタデシル第４級アンモニウ
ム塩化合物以外の１種以上のコンディショニング剤を約
０．５〜約１０重量％の有効量、特に非揮発性シリコー
ン油および／又はガムの実質量を含み処方できる。
【００１６】本発明組成物は安定で、低量のカチオンジ
−長鎖第４級アンモニウム化合物を含む場合、アニオン
界面活性剤／カチオンコンディショニング剤の固有の相
反性を示さない。この特徴はこのような低カチオン量で
は驚くべきことではない。しかし、本発明組成物により
処置した毛髪は完全に清浄化され、組成物が有効量のコ
ンディショニング剤、特に揮発性炭化水素、シリコーン
油および／又はシリコーンガムのような水不溶性（例え
ば、約１重量％未満の水可溶物）コンディショニング剤
も含有する場合、毛髪は光沢、厚み、扱いやすさ、柔軟
性およびボディのような物理性および美容性が改良され
ることを示すことが分かったことは意外かつ驚くべきこ
とであった。さらに、本発明のコンディショニングシャ
ンプー組成物により処置した毛髪は、多くのコンディシ
ョニングシャンプー組成物の場合普通の、毛幹上の経時
的コンディショニング剤形成物を本質的に完全に防止し
うることが分ったことは意外かつ驚くべきことであっ
た。
【００１７】従って、本発明の一面は毛髪を清浄化し、
毛髪からコンディショニング剤および汚れた他の炭化水
素および汚染物を実質的に完全に除去する毛髪トリート
メントシャンプー組成物を供することである。
【００１８】本発明の別の面は、新しい汚れていないコ
ンディショニング剤を毛髪上に沈着させる一方、同時に
汚れたコンディショニング剤を実質的に完全に毛髪から
除去する新規かつ改良コンディショニングシャンプーを
供することである。
【００１９】本発明の別の面はアニオン界面活性剤、カ
チオンコンディショニング剤および非揮発性シリコーン
物質を含有する物理的に安定なコンディショニングシャ
ンプーを供することである。
【００２０】本発明の別の面は長鎖アルキルサルフェー
ト、長鎖アルキルエーテルサルフェートおよび／又は混
合物を含有する新規かつ改良されたコンディショニング
シャンプーを供することで、これは非常に低モル比のジ
−長鎖カチオン第４級アンモニウム窒素含有化合物およ
び非揮発性シリコーンコンディショニング剤と相容性で
あり、高量の非揮発性シリコーンコンディショニング剤
を添加しうる意外な能力を有する。
【００２１】本発明の尚別の面は長鎖アンモニウムアル
キルサルフェートおよび／又は長鎖アンモニウムアルキ
ルエーテルサルフェートと同時にジ−長鎖第４級アンモ
ニウム窒素含有化合物を少なくとも約８５：１のアルキ
ルサルフェートおよび／又はアルキルエーテルサルフェ
ート対第４級アンモニウム化合物のモル比で含む新規か
つ改良された水性シャンプーを供することで、これは水
不溶性コンディショニング剤をそこに添加するのに意外
に高い能力を有する。
【００２２】本発明の別の面は長鎖アルキルサルフェー
トおよび／又は長鎖アルキルエーテルサルフェートと同
時にジ−長鎖第４級アンモニウム化合物を少なくとも約
８５：１のアルキルサルフェートおよび／又はアルキル
エーテルサルフェート対第４アンモニウム化合物のモル
比で含む新規かつ改良された水性シャンプーを供するこ
とで、これは約３０〜約５０℃、特に約３５〜約４５℃
のリンス水温で毛髪から汚れ、皮脂、コンディショニン
グ剤および炭化水素汚染物を除去するのに意外に高い能
力を有する。
【００２３】本発明の上記および他の面および利点は好
ましい態様の下記詳細な記載から明らかとなろう。
【００２４】図１は１２０：１のモル比のアンモニウム
ラウリルサルフェートおよびジオクタデシルアンモニウ
ムクロリドと同時にジメチコンを含有する組成物の赤外
スペクトルで、３０℃から５０℃で生ずる反転まで温度
上昇でアンモニウムラウリルサルフェートのＣＨ2 ピー
クが低振動にシフトすることを示す。
【００２５】図２はジ−長鎖第４級アンモニウム窒素含
有化合物を含みおよび含まない、およびシリコーンを含
みおよび含まない場合の異る界面活性剤系のＣＨ2 赤外
伸縮振動対温度のグラフを示し、長鎖アルキルサルフェ
ートおよびジ−長鎖第４級窒素含有化合物の組み合せ
で、シリコーン又は他のコンディショニング剤を含み又
は含まぬ場合の昇温時のアンモニウムラウリルサルフェ
ートＣＨ2 振動ピークの下降、および第４級窒素含有化
合物を含まず、シリコーン又は他のコンディショニング
剤を含み、および含まないアンモニウムラウリルサルフ
ェート（ＡＬＳ）の昇温時のＡＬＳ ＣＨ2 振動ピーク
の上昇を示す。
【００２６】図３および４はＡＲＯＳＵＲＦ（商標）を
含み（図４）および含まない（図３）図１記載の組成物
により処置した毛髪の第２導関数赤外スペクトルを示す
グラフで、図中１２６／ｃｍ-1のピークの高さは毛髪上
に沈着したシリコーンコンディショニング剤の量に相当
する。ジ−長鎖第４級窒素含有化合物を含まぬ場合、９
０μｇのシリコーンが沈着するのに対し、組成物がジ−
長鎖第４級窒素含有化合物を１２０：１のＡＬＳ対第４
級窒素含有化合物のモル比で含む場合１１５μｇのシリ
コーンが沈着した。
【００２７】本発明の水性シャンプーおよびコンディシ
ョニングシャンプー組成物は、一般に長鎖アルキルサル
フェートおよび／又は長鎖アルキルエーテルサルフェー
トから成る群から選択したアニオン界面活性剤を組成物
の約５〜約６５重量％量、カチオンジ−長鎖アルキル第
４級アンモニウム窒素含有化合物を少なくとも８５モル
のアニオン界面活性剤のアルキルサルフェートおよび／
又はアルキルエーテルサルフェートに対し１モル量、お
よび任意には１種以上の揮発性炭化水素、非揮発性シリ
コーン又は他のコンディショニング剤を組成物の約０．
５〜約１０重量％の量で含む。
【００２８】本発明のコンディショニングシャンプーは
光沢、厚み、柔軟さおよび湿潤時および乾燥時のすぐれ
た髪すき性を含む扱いやすさおよびボディのような改良
された物理的および美容的コンディショニング性を毛髪
に供する。長鎖アニオン洗浄界面活性剤およびカチオン
ジ−長鎖アルキル第４級窒素含有化合物および任意には
非揮発性シリコーン物質のようなコンディショニング剤
を含む本発明組成物は安定であり、一方（組成物内およ
び毛髪からの）コンディショニング剤、炭化水素物質、
および汚れ、グリース、油および他の毛髪汚染物のすぐ
れた清浄性、コンディショニング性および「可溶化」を
達成することは意外かつ驚くべきことである。
【００２９】本発明組成物および方法に含まれるアニオ
ン洗浄界面活性剤はヘアーシャンプー分野で既知又は従
来使用される任意の界面活性剤でありうる。アニオン洗
浄界面活性剤は有効に毛髪を清浄にし、消費者が清浄化
効力に等しいとする高量の安定な泡を発生するために本
発明組成物に含有させるべきである。非イオンおよび両
性界面活性剤は毛髪の清浄性には、それ程有効ではな
く、消費者が望む高量の泡を供しない。しかし、任意に
は非イオン、両性および／又は両性イオン界面活性剤は
泡を安定化し、適当な粘度を与え、又は組成物に他の機
能性又は審美性を与えるので１種以上の長鎖アルキルサ
ルフェートアニオン界面活性剤の他に本発明組成物に含
むことができる。
【００３０】通例、アニオン洗浄界面活性剤は約８〜約
３０個の炭素原子、特に約１２〜約２０個の炭素原子を
含む炭素鎖のような疎水部分を含み、さらにサルフェー
ト、スルホネート、カーボネート、ホスフェート又はカ
ルボキシレートのような親水部分を含む。しばしば疎水
炭素鎖はエチレンオキシド又はプロピレンオキシドによ
りエーテル化して水溶性の増加又は界面張力の減少のよ
うな特別の物理性をアニオン洗浄界面活性剤に付与す
る。
【００３１】適当なアニオン洗浄界面活性剤は、限定さ
れないがアルキルサルフェート、アルキルエーテルサル
フェート、アルキルエーテルスルホネート、アルキルフ
ェノキシポリオキシエチレンエタノールのサルフェート
エステル、α−オレフィンスルホネート、β−アルキル
オキシアルケンスルホネート、アルキルアリールスルホ
ネート、サルフェート化モノグリセリド、および脂肪酸
アミノポリオキシエチレンサルフェート、又はその組み
合せとして既知の種類の化合物を含む。多数の追加アニ
オン長鎖サルフェートおよびエトキシル化サルフェート
はＭｃＣＵＴＣＨＥＯＮ’Ｓ ＤＥＴＥＲＧＥＮＴＳ
ａｎｄ ＥＭＵＬＳＩＦＩＥＲＳ，１９８９ ＡＮＮＵ
ＡＬ，ＭｃＣｕｔｃｈｅｏｎ’ｓ ＤｉｖｉｓｉｏｎＭ
Ｃ Ｐｕｂｌｉｓｈｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙに記載され
る。通例、アニオン洗浄界面活性剤はナトリウム、カリ
ウム、リチウム、アンモニウム、アルキルアンモニウム
又はヒドロキシアルキルアンモニウム塩形（アルキル部
分は１〜約３個の炭素原子を含む）で中性塩として組成
物に含まれる。アルキルサルフェートおよびアルキルエ
ーテルサルフェートは、以下に詳記するようにジ−長鎖
第４級窒素化合物と併用してアニオン洗浄界面活性剤の
うち特に有効な種類であることが分った。本発明組成物
および方法で有用なアニオン洗浄界面活性剤の例は、限
定されないがラウリルサルフェートのアンモニウム、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、イソプロピルアミン、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム又はマグネシウム塩、ドデシルベンゼンス
ルホネート、ラウリルスルホサクシネート、ラウリルエ
ーテルサルフェートおよびその組み合せを含む。特に有
用なアニオン洗浄界面活性剤はラウリルサルフェート塩
とラウリルエーテルサルフェート塩の混合物である。
【００３２】本発明の乳化コンディショニングシャンプ
ーは少モル割合の水不溶性、乳化しうるカチオンジ−長
鎖第４級アンモニウム窒素含有化合物も含む。本発明の
乳化コンディショニングシャンプー組成物および方法に
使用するジ−長鎖第４級アンモニウム窒素含有化合物は
油溶性、水分散性ジ−長鎖アルキル第４級アンモニウム
塩、特にジ−長鎖アルキル、ジ−短鎖アルキル第４級ア
ンモニウム塩である。本発明組成物および方法で有用な
油溶性、水分散性第４級アンモニウム化合物は約１２〜
約２２個の炭素原子を含む２個の長鎖アルキル基を有す
る第４級アンモニウム化合物、特に主として（少なくと
も５０％）のＣ16，Ｃ18，Ｃ20および／又はＣ22アルキ
ル基を有する化合物である。長鎖は主として長さが１
６，１８，２０および／又は２２個の炭素原子であり、
１鎖長のみ、又は混合鎖長でありうる。ジ−長鎖は少な
くとも７５％がＣ18アルキル基であるジオクタデシルジ
メチルアンモニウム化合物（例えば、クロリド又はブロ
ミド）が好ましい。第４級アンモニウム化合物の第４級
窒素上の残りの２個の置換基は、ジ−長鎖第４級アンモ
ニウム化合物が油溶性かつ水分散性で、規定した２個の
長鎖アルキル置換基を含有する限り、水素、ベンジル、
１〜４個の炭素原子を有する、例えばメチル、エチル又
はヒドロキシエチルなどの短鎖アルキル基、又はその組
み合せでありうる。
【００３３】油溶性第４級アンモニウム化合物のアニオ
ンは、第４級アンモニウム化合物が油溶性である限りク
ロリド、ブロミド、メチルサルフェート、アセテート、
ホスフェート又はナイトレートのような任意のアニオン
でありうる。
【００３４】本発明の重要な特徴によれば、本発明組成
物に含まれる油溶性、水分散性ジ−長鎖アルキル第４級
窒素含有化合物は第４級窒素原子、および主として約１
６〜約２２個の炭素原子、好ましくはアルキル鎖につき
約１８〜約２０個の炭素原子を有する２個の長鎖アルキ
ルのみを有するものである。これらのコンディショニン
グ剤は第４級窒素原子の置換基の構造に基づく群に広く
分割しうる化合物、すなわち、（ａ）２個の長鎖炭素鎖
および１〜４個、特に１又は２個の炭素原子を有する１
又は２個の同一又は異る短鎖アルキル基を有する化合
物、および（ｂ）２個の長鎖炭素鎖、１個のベンジル基
および１〜４個、特に１又は２個の炭素原子を有する１
個の短鎖アルキル基を有する化合物、の広汎な化合物を
含む。油溶性第４級アンモニウム化合物の次のリスト
は、限定されないが本発明組成物および方法に使用しう
る油溶性、ジ−長鎖アルキル第４級アンモニウム化合物
の例である： ジステアリルジメチル （ジステアリルジモニウムクロリド） アンモニウムクロリド ジステアリルジメチル （ジステアリルジモニウムブロミド） アンモニウムブロミド ジセチルジメチル （ジセチルジモニウムブロミド） アンモニウムブロミド ジメチルジ（水素添加タロー） （クオータニウム−１８） アンモニウムクロリド ジセチルメチルベンジル アンモニウムクロリド ジセチルジメチル （ジセチルジモニウムクロリド） アンモニウムクロリド ジココジメチル （ジココジモニウムクロリド） アンモニウムクロリド ジココジメチル （ジココジモニウムブロミド） アンモニウムブロミド ジベヘニル／ジアラキジル （ジベヘニル／ジアラキジル ジメチルアンモニウム ジモニウムクロリド） クロリド ジベヘニル／ジアラキジル （ジベヘニル／ジアラキジル ジメチルアンモニウム ジモニウムブロミド） ブロミド ジベヘニルジモニウム （ジベヘニルジモニウムメチル メチルサルフェート サルフェート） ヒドロキシプロピルビス− （ヒドロキシプロピルビス− ステアリルアンモニウム ステアリルジモニウムクロリド） クロリド ジベヘニルジメチル （ジベヘニルジモニウムクロリド） アンモニウムクロリド ジベヘニルメチルベンジル アンモニウムクロリド 上記名称のうち、かっこ内の名称はＣＴＦＡ辞典に示す
化合物名である。
【００３５】油溶性第４級アンモニウム化合物の長鎖ア
ルキルは通常単一鎖長のものではなく、主としてＣ
12-22 範囲内、例えばＣ12，Ｃ14，Ｃ16，Ｃ18，Ｃ20お
よび／又はＣ22の鎖長の混合物であることは注目すべき
である。一般に、本発明組成物に使用する油溶性第４級
アンモニウム化合物はアルキルの長さの混合物として長
鎖アルキルを有する。これらのジ−長鎖アルキル第４級
アンモニウム化合物は、第４級アンモニウム化合物が油
溶性かつ水分散性で、長鎖アルキルは長い各アルキル基
に対し主として少なくとも約１６個の炭素原子の長さで
ある限り、本発明の原理に従って機能する。例えば、２
個の長鎖の短かい基に対し５０％未満のミリスチルを有
するジ−長鎖アルキル第４級アンモニウム化合物は本発
明の原理に従って機能する。これらのコンディショニン
グ剤はタロー、ココナツ油、大豆油などの天然に存在す
る物質から、又は長鎖基の混合物を含むことが知られて
いる合成混合物から製造するのが有利である。
【００３６】本発明の利点を十分に得るために、本発明
組成物に使用する水不溶性、乳化性ジ−長鎖第４級アン
モニウム窒素含有化合物は水溶解度が１％未満である。
これらの剤は液体又は固体として使用できる。
【００３７】本発明の重要な一態様（コンディショニン
グシャンプー）によれば、本発明組成物は約０．５〜約
１０％、好ましくは約１．０〜約５．０重量％の非揮発
性シリコーン化合物又は他のコンディショニング剤、好
ましくは水不溶性、乳化性コンディショニング剤も含
む。好ましい非揮発性シリコーン化合物は低分子量ポリ
ジメチルシロキサン流体および高分子量ポリジメチルシ
ロキサンガムの約３：１重量比の混合物のようなポリジ
メチルシロキサン化合物である。非揮発性ポリジメチル
シロキサン化合物は本発明組成物に洗髪後の毛髪に改良
髪すき性および改良感覚（柔軟さ）を供する十分量で添
加する。「シリコーンガム」とは２５℃で約５〜約６０
０，０００センチストークの粘度を有する非官能シロキ
サンである。米国特許第４，９０２，４９９号明細書に
記載のいわゆる硬質シリコーンは２０℃で６００，００
０センチストーク以上、例えば７００，０００センチス
トークプラスの粘度および少なくとも約５００，０００
の平均分子量を有し本発明に有用である。
【００３８】好ましいシリコーンガムは次の一般式： （ＣＨ3 ）3 ＳｉＯ−−〔Ｓｉ（ＣＨ3 ）2 Ｏ〕n −−Ｓｉ（ＣＨ3 ）3 ， （式中、ｎは約２，０００〜約１５，０００、好ましく
は約２，０００〜約７，０００である）を有する線状お
よび分枝状ポリジメチルシロキサンである。本発明組成
物に有用なシリコーンガムはＧＥ社およびダウ・コーニ
ング社を含む各種商業起源から入手できる。
【００３９】本発明組成物に含みうる別の特別の適当な
コンディショニング剤は約１０〜約３０個の炭素原子を
含む炭化水素のような揮発性炭化水素で、コンディショ
ニングシャンプー組成物の使用後徐徐に揮発する十分な
揮発性を有するものである。揮発性炭化水素はシリコー
ンコンディショニング剤と本質的に同じ利点を供する。
【００４０】好ましい揮発性炭化水素化合物は約１２〜
約２４個の炭素原子を含み、約１００〜約３００℃の範
囲の沸点を有する脂肪族炭化水素である。揮発性炭化水
素の例は一般構造式（Ｉ）
【化１】 （式中、ｎは２〜５の範囲である）を有する。本発明の
無水組成物に有用な揮発性炭化水素の例は、ｎがそれぞ
れ２および３である一般構造（Ｉ）の化合物に相当し、
Ｐｅｒｍｅｔｈｙｌ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ，Ｆｒａ
ｚｅｒ，ＰＡ．から市販される化合物ＰＥＲＭＥＴＨＹ
Ｌ ９９ＡおよびＰＥＲＭＥＴＨＹＬ １０１Ａであ
る。揮発性炭化水素化合物は本発明の透明組成物に単独
で、別の揮発性炭化水素と組み合せて、又は揮発性シリ
コーンと組み合せて有用である。
【００４１】本発明のコンディショニングシャンプーに
添加できる他の適当な水不溶性コンディショニング剤の
例は次のものである：ポリシロキサンポリエーテルコポ
リマー、ポリシロキサンポリジメチルジメチルアンモニ
ウムアセテートコポリマー、アセチル化ラノリンアルコ
ール、ジメチルジアルキルアンモニウムクロリド、修飾
アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ラウ
リルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルベン
ジルアンモニウムクロリド、ステロールおよびステロー
ルエステルのラノリン由来抽出物、ラノリンアルコール
濃縮物、ラノリン脂肪酸のイソプロピルエステル、硫黄
の豊富なアミノ酸濃縮物、ステアリルジメチルベンジル
アンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウム
クロリド、オレイルジメチルベンジルアンモニウムクロ
リド、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステ
アルアミドプロピルジメチルミリスチルアセテートアン
モニウムクロリド、ポリオール脂肪酸、脂肪アミドアミ
ン、グアールヒドロキシプロピルトリモニウムクロリ
ド、セチル／ステアリルアルコール、４級化タン白、ケ
ラチンタン白誘導体、イソステアルアミドプロピルジメ
チルアミン、ステアルアミドプロピルジメチルアミン、
ミリストリモニウムブロミド、セトリモニウムブロミ
ド、ミルトリモニウムブロミド、ステアルアルコニウム
クロリド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ラ
ウリルピリジニウムクロリド、トリス（オリゴキシエチ
ル）アルキルアンモニウムホスフェート、アミノ官能性
シリコーン、ラピリウムクロリド、ラノリン酸イソプロ
ピルエステル、エトキシル化（３０）ヒマシ油、アセチ
ル化ラノリンアルコール、ラノリンの脂肪アルコール画
分、鉱油とラノリンアルコールの混合物、ラノリンの高
分子量エステル、クォータニウム−７５、ビニルピロリ
ドン／ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマ
ー、アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、大豆ス
テロールの５モルエチレンオキシド付加物、大豆ステロ
ールの１０モルエチレンオキシド付加物、エトキシル化
（２０モル）のメチルグルコシドのステアリン酸エステ
ル、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩、ヒドロ
キシル化ラノリン、ココアミドプロピルジメチルアミン
ラクテート、ココアミドプロピルジメチルアミンプロピ
オネート、ココアミドプロピルモルホリンラクテート、
イソステアルアミドプロピルジメチルアミンラクテー
ト、イソステアルアミドプロピルモルホリンラクテー
ト、オレアミドプロピルジメチルアミンラクテート、リ
ノールアミドプロピルジメチルアミンラクテート、ステ
アルアミドプロピルジメチルアミンラクテート、エチレ
ングリコールモノステアレートとプロピレングリコール
の混合物、ステアルアミドプロピルジメチルアミンラク
テート、アセトアミドＭＥＡ、ラクトアミドＭＥＡ、ス
テアルアミドＭＥＡ、ベハナルコニウムクロリド、ベヘ
ニルトリメチルアンモニウムメトサルフェートとセチル
アルコールの混合物、セテアリールアルコール、イソス
テアルアミドプロポアルコニウムクロリド、リノールア
ミドプロポアルコニウムクロリド、オレイルジメチルベ
ンジルアンモニウムクロリド、ステアリルトルモニウム
メトサルフェート、エトキシル化およびプロポキシル化
混合長鎖アルコール、ステアルアミドプロピルジメチル
アミンラクテート、ポロニトミンオキシド、オレアミド
オキシド、ステアルアミンオキシド、大豆エチルジモニ
ウムエトサルフェート、ヒドロキシプロピルビスラウリ
ル−ジモニウムクロリド、ヒドロキシプロピルビスステ
アリルジモニウムクロリド、ヒドロキシプロピルビスベ
ヘニルジモニウムクロリド、リシノールアミドプロピル
エチルジモニウムエトサルフェート、オレアルコニウム
クロリド、ステアルアルコニウムクロリド、Ｎ−（３−
イソステアルアミドプロピル）−Ｎ，Ｎ−ジメチルアミ
ノグリコレート、Ｎ−（３−イソステアルアミドプロピ
ル）−Ｎ，Ｎジメチルアミノグルコネート、加水分解動
物ケラチン、エチル加水分解動物ケラチン、ステアリル
アンモニウムクロリド、ステアリルアミドエチルジエチ
ルアミン、ココアミドプロピルジメチルアミン、ラウル
アミドプロピルジメチルアミン、オレアミドプロピルジ
メチルアミン、パルミトアミドプロピルジメチルアミ
ン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミンラクテー
ト、アボガド油、スイートアーモンド油、ブドウ種子
油、ホホバ油、アンズ核油、ゴマ油、ハイブリドベニバ
ナ油、小麦胚芽油、コクアミドアミンラクテート、リシ
ノールアミドアミンラクテート、ステアルアミドアミン
ラクテート、ステアルアミドモルホリンラクテート、イ
ソステアルアミドアミンラクテート、イソステアルアミ
ドモルホリンラクテート、小麦ジャームアニド−ジメチ
ルアミンラクテート、ベヘンアミド−プロピルベタイ
ン、リシノールアミドプロピルベタイン、小麦ジャーム
アミドプロピルジメチルアミンオキシド、ジナトリウム
イソステアルアミドＭＥＡスルホサクシネート、ジナト
リウムオレアミドＰＥＧ−２スルホサクシネート、ジナ
トリウムオレアミドＭＥＡスルホサクシネート、ジナト
リウムリシノレイルＭＥＡスルホサクシネート、ジナト
リウム小麦ジャームアミド、ＭＥＡスルホ−サクシネー
ト、ジナトリウム小麦ジャーミドＰＥＧ−２スルホサク
シネート、ステアルアルコニウムクロリド、ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアルアミ
ドモルホリン、イソステアルアミドアミン、イソステア
ルアミドモルホリン、ポリエチレングリコール（４０
０）モノおよびジステアレート、合成珪酸カルシウム、
イソステアリン酸アルカノールアミド、加水分解動物タ
ン白のエチルエステル、セチル、ステアリルアルコール
とエトキシル化セチル又はステアリルアルコールの混合
物、アミドアミン、ポリアミドアミン、パルメチルアミ
ドベタイン、プロポキシル化（１〜２０モル）ラノリン
アルコール、イソステアルアミドＤＥＡ、および加水分
解コラーゲンタン白。
【００４２】１種以上のこれらの水不溶性コンディショ
ニング剤を組成物総重量の約０．５〜約１０重量％量で
本発明組成物に添加してコンディショニングシャンプー
を形成する場合、組成物はコンディショニング剤に対し
組成物総重量の約０．５〜約１０％量で懸濁剤も含むべ
きである。特別の懸濁剤は重要ではなく、水不溶性液体
をシャンプー組成物に懸濁することが既知の任意の物質
から選択できる。例えば適当な懸濁剤はジステアリルア
メート（ジステアリルフタルアミン酸）、脂肪酸アルカ
ノールアミド、ポリオールおよび糖のエステル、ポリエ
チレングリコール、エトキシル化又はプロポキシル化ア
ルキルフェノール、エトキシル化又はプロポキシル化脂
肪アルコール、およびエチレンオキシドと長鎖アミドと
の縮合生成物である。他の多くのものはここに引用しな
いが、これらの懸濁剤は当業者に周知で、ＭｃＣＵＴＣ
ＨＥＯＮ’Ｓ ＤＥＴＥＲＧＥＮＴＳ ＡＮＤＥＭＵＬ
ＳＩＦＩＥＲＳ，１９８９ Ａｎｎｕａｌ，ＭｃＣｕｔ
ｃｈｅｏｎ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ，Ｍｃ Ｐｕｂｌｉｓｈ
ｉｎｇ Ｃｏ．などの文献に十分に記載される。
【００４３】本発明のコンディショニングシャンプー態
様の利点を十分に達成するために、非イオンアルカノー
ルアミドを約０．１〜約５重量％量でコンディショニン
グシャンプー組成物に含ませ、水不溶性コンディショニ
ング剤を非常に安定に乳化し、増粘および泡安定性を助
けることができる。他の有用な懸濁および増粘剤はアル
カノールアミドの代りにアルギン酸ナトリウム、グアー
ルガム、キサンタンガム、アラビアガム、セルロース誘
導体、例えばメチルセルロース、ヒドロキシブチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロースなどおよびポリア
クリル酸誘導体のような各種合成ポリマー増粘剤を使用
できる。適当なアルカノールアミドは、限定されない
が、ココアミドモノエタノールアミド（ＭＥＡ）、ココ
アミドジエタノールアミド（ＤＥＡ）、ソイアミドＤＥ
Ａ、ラウルアミドＤＥＡ、オレアミドモノイソプロピル
アミド（ＭＩＰＡ）、ステアルアミドＭＥＡ、ミリスト
アミドＭＥＡ、ラウルアミドＭＥＡ、カプルアミドＤＥ
Ａ、リシノールアミドＤＥＡ、ミリストアミドＤＥＡ、
ステアルアミドＤＥＡ、オレイルアミドＤＥＡ、タロー
アミドＤＥＡ、ラウルアミドＭＩＰＡ、タローアミドＭ
ＥＡ、イソステアルアミドＤＥＡ、イソステアルアミド
ＭＥＡおよびその組み合わせなどのヘアケア処方技術で
既知のものである。他の適当な懸濁剤はＯｈら、米国特
許第４，７０４，２７２号明細書、Ｇｒｏｔｅら、米国
特許第４，７４１，８５５号明細書、およびＢｏｌｉｃ
ｈ，Ｊｒ．ら、米国特許第４，７８８，００６号明細書
に開示される。
【００４４】適当なポリマー懸濁剤はカチオン、アニオ
ン、非イオン又は両性でありうるが、最良結果はアニオ
ンポリマー懸濁剤、好ましくは架橋結合したものを使用
して達成される。本発明組成物および方法に有用な架橋
結合アニオンポリマーはカルボキシレート、カルボン酸
無水物、スルホネート、サルフエートおよび／又はホス
フエートなどの１つ以上の置換基を有するもので、これ
は水と接触してイオン化し、実質的に多数の負荷電部位
を有するポリマーイオンを形成する。適当な架橋結合ア
ニオンポリマーの例は次のものである：スチレンアクリ
レート／アンモニウムメタクリレートコポリマー、スチ
レン／アクリレートコポリマー、スチレン／無水マレイ
ン酸コポリマー、エチレン／無水マレイン酸コポリマ
ー、ポリアクリル酸、スチレン／アクリレート／アクリ
ロニトリルコポリマー、スチレン／アクリロニトリルコ
ポリマー、ポリ（ビニルサルフエート）、ポリ（メタク
リル酸）、ポリ（ナトリウム４−スチレンスルホネー
ト）、ポリアクリロニトリル、など。
【００４５】適当な有機ポリマーは例えば、好ましくは
少なくとも１５０，０００の分子量を有し、脂肪族不飽
和基の重合化により誘導された実質的に直鎖炭素鎖主鎖
を含有する水溶性ポリマー多価電解質である。これらの
ポリマーは有機ポリマー物質であり、水性媒体と接触す
る場合多数の位置に分布した実質的に多数のイオン化し
うる基を有する有機イオンを形成する。
【００４６】本発明の実施に有用な化合物の１つのタイ
プは、ポリカルボン酸誘導体と少なくとも１つのコポリ
マー化しうる他のモノマーの等モルコポリマーである。
ポリカルボン酸誘導体は無水マレイン酸、マレイン酸、
フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸、アコニチン
酸、これらの酸のアミド、これらの酸のアルカリ金属、
アルカリ土類金属およびアンモニウム塩、部分アルキル
エステル、部分アルキルエステルの塩およびこれらのポ
リカルボン酸の置換アミドでよい。カルボン酸、カルボ
ン酸塩、アミドおよび置換アミド基はイオン化しうる基
で、これらは親水性に寄与し、ポリマーアニオンを形成
しがちである。メタクリル酸、クロトン酸または他の重
合化しうる酸の相当する誘導体、例えばジアルキルマレ
エートおよびアクリル酸のコポリマーも有用である。
【００４７】親水性マレイン酸、アクリル酸などの誘導
体を使用する場合、疎水性コモノマー、例えばエチレ
ン、プロピレン、イソブチレン、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルアセテート、ビニルクロリド、ビニル
ホルメート、ビニルアルキルエーテル、アルキルアクリ
レートおよびアルキルメタクリレートは使用できる。本
発明の実施では、コポリマーの２塩基、多塩基酸誘導
体、例えばマレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸ナ
トリウム、マレイン酸カリウム、マレイン酸アンモニウ
ム、マレイン酸カルシウム、マレイン酸モノナトリウ
ム、マレイン酸モノカリウム、マレイン酸モノアンモニ
ウム、マレイン酸モノカルシウム、およびマレイン酸モ
ノアルキル、マレイン酸アミド、マレイン酸の部分アミ
ド、Ｎ−アルキル置換マレイン酸アミド、Ｎ−アミノエ
チルマレアミド、Ｎ−アミノエチルマレイミド、アルキ
ルアミノアルキルマレアミド、およびイタコン酸、カト
ラコン酸、フマール酸およびアコチニン酸の相当する誘
導体でよい。上記と同じ任意の多塩基酸誘導体は上記任
意の他のモノマー、および２塩基酸誘導体コポリマーを
形成する任意の他のモノマーとコポリマー化できる。多
塩基酸誘導体は多数のコモノマーとコポリマー化でき
る。
【００４８】他の適当な架橋結合アニオンポリマーはア
クリル酸又はメタクリル酸誘導体のポリマーで、例えば
アクリル酸、アクリル酸のアルカリ金属およびアンモニ
ウム塩、メタクリル酸、メタクリル酸のアルカリ金属お
よびアンモニウム塩、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、Ｎ−アルキル置換アミド、Ｎ−アミノアルキルアミ
ド、および相当するＮ−アルキルアミノアルキル置換ア
ミド、アミノアルキルアクリレート、アミノアルキルメ
タクリルアミド、およびアクリル酸またはメタクリル酸
のＮ−アルキル置換アミノアルキルエステルである。こ
れらのポリマー組成物はホモポリマーでよく、又はこれ
らは他のコポリマー化しうるモノマー、例えばエチレ
ン、プロピレン、イソブチレン、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルアセテート、ビニルホルメート、アル
キルエーテル、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、ビニルクロリド、ビニリデンクロリド、アルキルア
クリレート、アルキルメタクリレート、アルキルマレエ
ート、およびアルキルフマレート、および他のコポリマ
ー化しうるオレフィンモノマーとのコポリマーでよい。
【００４９】架橋結合アニオン有機ポリマーの別の種類
はビニルスルホン酸のポリマーおよびビニルスルホン酸
と１種以上の重合化しうる有機モノマー、例えばビニル
クロリド、アクリロニトリル、スチレン、ビニルアセテ
ートおよび他の重合化しうるモノオレフィン化合物との
コポリマーである。こうして導入されたスルホン酸基は
スルホン酸塩、酸アミド又は他の電解質群に転換でき
る。このタイプのコポリマーは多数のスルホン酸モノマ
ーおよび／又は記載した通例の多数のコモノマーの使用
を含む。
【００５０】架橋結合アニオンポリマーは少なくとも約
５０，０００、好ましくは少なくとも約１５０，０００
の平均分子量を有し、最良の結果は架橋結合アニオン懸
濁剤が少なくとも約１，０００，０００の平均分子量を
有する場合得られる。
【００５１】本発明により処方したいくつかの組成物に
ついてフーリエ変換赤外分光法（ＦＴＩＲ）を使用して
研究した。ＦＴＩＲは多数の界面活性剤系で分子構造お
よび分子相互作用に対し鋭敏なプローブとして使用し成
功した。簡単に云えば、ＦＴＩＲは分子群の選択的赤外
線吸収により分子内に伸縮又は曲げ振動を生ずるため作
動する。分子内の異る官能基（例えば炭化水素基又はサ
ルフエート基）は周知の振動範囲内で赤外線を吸収す
る。こうしてある官能基の存在は確認できる。基が吸収
する部位での特異的振動は結合の強さおよび局部の立体
的、静電的および誘導的効果による。例えば、自由に移
動する（液体におけるように）炭化水素鎖のＣＨ2 基の
伸縮振動は、固定的に保持される（固体におけるよう
に）ＣＨ2 基の伸縮振動よりはるかに大きい。
【００５２】ＦＴＩＲは分子構造および相互作用に対す
るプローブであり、ミセルおよび混合ミセルの形成、ミ
セルおよびゲルの規則性−不規則性転移、およびエステ
ルおよび長鎖アルカンのミセル中への可溶化の研究に従
来使用されている。疎水鎖の配座変化およびイオンヘッ
ドグループの相互作用の変化を追求することにより、溶
解部位（すなわち、ミセルの心部、表面又は棚層）およ
び可溶化に影響する構造的特徴は測定できる。
【００５３】本発明組成物を指向する次の研究を円筒形
内部反射率セル（ＣＩＲＣＬＥ）を使用してＺｎＳｅ反
射率要素により行なった。この方法により強い赤外吸収
体である物質を水中で試験できる。さらに、セルはある
温度範囲にわたって温度調節できる。
【００５４】研究では、ジメチコンシリコーンポリマー
を含む界面活性剤溶液の赤外スペクトルをＣＨ2 伸縮振
動に特別に注意して２０〜５０℃の温度範囲にわたって
集めた（２９２０cm-1近辺）。
【００５５】０．３Ｍアンモニウムラウリルサルフエー
ト（ＡＬＳ）とごく低量の各種カチオンジ−長鎖アルキ
ル窒素含有化合物（１つの長鎖第４窒素含有化合物−セ
トリモニウムクロリド、２つのジ−長鎖第４窒素含有化
合物−ＡＤＯＧＥＮ（商標）４３２およびＡＲＯＳＵＲ
Ｆ（商標）、およびトリ−長鎖第４窒素含有化合物−ト
リセチルモニウムクロリド）と、ジメチコンとの混合物
をＦＴＩＲにより２５〜４５℃で密閉した内部反射率セ
ルで研究した。これらの系の温度上昇効果によりＡＬＳ
のアシル鎖に熱攪拌による不規則性が形成した。この効
果はＣ−Ｈ赤外伸縮バンドを一層高い振動に少しシフト
することに反映する。
【００５６】しかし、ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）をジメチ
コンと共に含む場合、ＡＬＳのＣＨ 2 バンドは約３０℃
およびそれ以上の温度で低い振動に急激にシフトする。
このシフトは通常、温度上昇と関連する相変化と反対
に、ＡＬＳアシル鎖の規則性の強まったことを示唆す
る。特別の理論に拘束されるものではないが、この現象
に対する可能な説明はシリコーンが柵に沿ってミセルに
溶解する時（ミセルの心部又は外側部分周辺に溶解する
というよりも）ＡＬＳのアシル鎖が一緒に押しこまれる
ことである。ＣＨ2 移動が起こると同時にシリコーン赤
外バンド部分に大きな増加が起こり、これは多分溶解の
結果としてシリコーン小球が小片に断片化しうることを
示唆する。
【００５７】
【実験】
溶液： アニオンおよびカチオン界面活性剤の混合物は
広範囲のモル比で沈殿を形成する。しかし、極端な高モ
ル比（アニオン対カチオン）では沈殿を生じない。沈殿
を生じないＡＬＳ対カチオン比の限界をモノヘキサデシ
ルトリメチルアンモニウムクロリド（モノ−長鎖アルキ
ル第４アンモニウム化合物（クオート））、ジオクタデ
シルジメチルアンモニウムクロリド、ＡＲＯＳＵＲＦ
（商標）とも呼ばれる（ジ−長鎖アルキルＣ18クオー
ト）およびトリヘキサデシルメチルアンモニウムクロリ
ド（トリ−長鎖アルキルＣ16クオート）に対し測定し
た。モノ−長鎖およびトリ−長鎖アルキル第４アンモニ
ウム窒素含有化合物はアシル伸縮バンドに振動シフトの
低下を生ずることがてきなかった。０．３０Ｍ長鎖アル
キルサルフエート界面活性剤溶液は沈殿を生じないよう
に少なくとも８５：１のサルフエート対クオートのモル
比でジ−長鎖アルキル第４級アンモニウム窒素含有化合
物と混合した。しかし、２−および３−末端クオートは
水に不溶性で、これらのクオート溶液は完全に溶解する
量のイソプロピルアルコール中に調製した。この溶液は
長鎖アルキルサルフエートおよび／又はエーテルサルフ
エート界面活性剤に添加した。比較として、ＩＰＡは長
鎖アルキル第４級窒素含有化合物を含まないＡＬＳに添
加した。混合物は約１時間超音波処理し、シリコーン
（ジメチルポリシロキサン、ジメチコンとも呼ばれる）
を次に添加し、混合物は再度約２時間超音波処理して十
分に混合した。次いで混合物は遠心分離して過剰のシリ
コーンを分離した。 赤外： 赤外分析はＣＩＲＣＬＥ内部反射率セルで２０
°〜５０℃の調整温度で溶液に対し行なった。アニオン
界面活性剤対カチオン第４級アンモニウム窒素含有化合
物（クオート）の高比率のためＣＨ2 バンドはクオート
による寄与がほとんどなく、これらバンドのシフトはア
ニオン界面活性剤の炭化水素鎖に本質的に帰することが
できる。 溶解度：ＡＬＳ、ＡＬＳ／ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）およ
び水の溶液（すべて５％ＩＰＡを含む）を上記のように
調製し、０．１ｇのエイコサン又は０．２mlのジメチコ
ン−５０を添加し、次に調音波処理した。次に溶液は３
５℃の水浴にいれ、過剰のエイコサン又はジメチコンは
２時間重力により分離した。試料溶液はＧＣ（エイコサ
ン）又はＧＰＣ（シリコーン）分析するため採取した。
【００５８】研究混合物は表１に示す。ＣＨ2 伸縮モー
ドの低−振動シフトは数混合物に対し表１に示し、ＡＬ
Ｓ／ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）／ジメチコンに対しては図
１に図示した。これは系の温度が２０℃から３５℃に上
昇する時起こる。３５℃以上では、シフトはいくつかの
系で継続するが、その他では逆転する。
【００５９】水中のジ−長鎖Ｃ−１８クオートでは、温
度の上昇により一層不規則な状態に相の変化が起こり、
高振動へのシフトがＣＨ2 バンドで認められる。
【００６０】この現象、温度誘発不規則性は通常予想さ
れるものである。実際に、これは研究した系の大部分で
認められるもので、温度と共にＣＨ2 伸縮バンドが高振
動にシフトすることによりこれらの試験に反映する。Ａ
ＬＳ／ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）系（シリコーンを含ま
ず）がＣＨ2 振動に僅かな減少を示した（図２）ことは
意外であった。低−振動シフトは温度上昇で一層規則性
（ミセル）のある系の形成を示唆する。
【００６１】シリコーンの添加により、低−振動シフト
が一層明らかになったことはさらに意外であった。これ
は鎖の押しこみを増大させ、こうして一層規則性又は固
定性を増し、ＣＨ2 基の低振動をもたらすＡＬＳ炭化水
素鎖中のシリコーン分子の存在に基づくものであろう。
こうしてシリコーンはミセルに可溶化できる。
【００６２】シリコーンの可溶化が一層大きいことの示
唆を立証するために、ＡＬＳ中およびＡＬＳ／ＡＲＯＳ
ＵＲＦ（商標）中のエイコサン（Ｃ−２０炭化水素）お
よびジメチコン−５０の溶解度を測定する試験を行なっ
た。結果は表２に示す。相対的数字は一致する。ＡＬＳ
／ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）系は３５℃でエイコサンおよ
びジメチコンに対し溶解度を増すことを示す。
【００６３】ＡＬＳおよび／又はＡＬＥＳに対するＡＲ
ＯＳＵＲＦ（商標）（ジ−長鎖Ｃ−１８クオート）の添
加は３０〜４０℃で非極性化合物、例えば長鎖炭化水素
又は低分子量シリコーンポリマーを可溶化する界面活性
剤の能力を増強する。
【００６４】 表 １ ＣＨ2 基の低振動 界面活性剤系 シフト、３５℃ アンモニウムラウリルサルフエート しない アンモニウムラウリルサルフエート／Ｓｉ−５０ する アンモニウムラウリルサルフエート／ジステアリル ジモニウムクロリド （僅かにシフト） アンモニウムラウリルサルフエート／ジステアリル ジモニウムクロリド／Ｓｉ−５０ する アンモニウムラウリルサルフエート／ジステアリル ジモニウムクロリド／Ｓｉ−３５０ する アンモニウムラウリルサルフエート／ジステアリル ジモニウムクロリド／Ｓｉ−１０００ する アンモニウムラウリルサルフエート／ジステアリル ジモニウムクロリド／Ｓｉ−３５０ ガム しない アンモニウムラウリルサルフエート／ジステアリル ジモニウムクロリド／シクロメチコン する ＳＬＳ／ジステアリルジモニウムクロリド／Ｓｉ−５０ しない ＡＬＥＳ−１／ジステアリルジモニウムクロリド／Ｓｉ−５０ する ＡＬＥＳ−ＬＤＥＡ混合物／ジステアリルジモニウム クロリド／Ｓｉ−５０ する アンモニウムラウリルサルフエート／ＬＤＥＡ（１％）／ジ ステアリルジモニウムクロリド／Ｓｉ−５０ する アンモニウムラウリルサルフエート／ＬＤＥＡ（２％）／ジ ステアリルジモニウムクロリド／Ｓｉ−５０ する アンモニウムラウリルサルフエート／ＭＣＡＣ しない アンモニウムラウリルサルフエート／ＭＣＡＣ／Ｓｉ−５０ しない アンモニウムラウリルサルフエート／アドーゲン／Ｓｉ−５０ しない アンモニウムラウリルサルフエート／ＴＣＡＣ しない アンモニウムラウリルサルフエート／ＴＣＡＣ／Ｓｉ−５０ しない Ｓｉ＝ジメチコン；５０、３５０、又は１０００ｃｐ
ｓ．の粘度を有する ＬＤＥＡ＝Ｎ，Ｎ−ビス（２−ヒドロキシエチル）−ド
デカンアミド（ラウルアミドジエタノールアミン） ＭＣＡＣ＝モノヘキサデシルトリメチルアンモニウムク
ロリド ＴＣＡＣ＝トリヘキサデシルメチルアンモニウムクロリ
ド。
【００６５】 表 ２ エイコサンおよびジメチコンの溶解度界面活性剤系 エイコサンmg／ml ジメチコンmg／ml アンモニウムラウリルサル １．４ １２０ フエート／ジステアリル ジモニウムクロリド アンモニウムラウリルサル １．０ ６１ フエート 水 ０．６５ ４６
【００６６】適当なシャンプー組成物の例は例１〜６に
示す。アルカリ、起泡増進剤および粘度調整剤のような
各種添加剤をこれらの処方に添加して約５．７〜６．２
のpHおよび約３０００〜約５０００センチポイズの粘度
を得ることができる。
【００６７】例 １ 実際重量％ モル アンモニウムラウリルサルフエート ６．０ ．０２１１ アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） １０．０ ．０３０４ ジステアリルジモニウムクロリド （ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ ．０００５ ＮａＯＨ ０．８５ Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０染料 ０．００１２ ＥＤＴＡ ４ナトリウム−水軟化剤 ０．２ 香料 ０．５ ジメチロールジメチル（ＤＭＤＭ） ヒダントイン（ＧＬＹＤＡＮＴ （商標））保存料 ０．１ メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 軟水 １００までの十分量
【００６８】例 ２ 実際重量％ モル アンモニウムラウリルサルフエート １０．０ ．０３５１ アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） ６．０ ．０１８２ ジステアリルジモニウムクロリド （ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ ．０００５ ラウルアミド １．０ ＮａＯＨ ０．０９ Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０色素 ０．００１２ ＥＤＴＡ ４ナトリウム−水軟化剤 ０．２ 香料 ０．５ ジメチロールジメチル（ＤＭＤＭ） ヒダントイン（ＧＬＹＤＡＮＴ （商標））保存料 ０．１ メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 軟水 １００までの十分量
【００６９】例 ３ 実際重量％ モル アンモニウムラウリルサルフエート ６．０ ．０２１１ アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） １０．０ ．０３０６ ジステアリルジモニウムクロリド （ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ ．０００５ ラウルアミド ＤＥＡ １．０ ＮａＯＨ ０．０８５ Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０色素 ０．００１２ ＥＤＴＡ ４ナトリウム−水軟化剤 ０．２ 香料 ０．５ ジメチロールジメチル（ＤＭＤＭ） ヒダントイン（ＧＬＹＤＡＮＴ （商標））保存料 ０．１ メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 軟水 １００までの十分量
【００７０】例 ４ 実際重量％ モル アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） ２０．０ ０．０６０８ ラウルアミド １．０ ジステアリルジモニウムクロリド （ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ ０．０００５ ＮａＯＨ ０．０８ Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０色素 ０．００１２ ＥＤＴＡ ４ナトリウム−水軟化剤 ０．２ 香料 ０．５ ジメチロールジメチルヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 軟水 １００までの十分量
【００７１】例 ５ 実際重量％ モル アンモニウムラウリルサルフエート ６．０ ０．０２１１ アンモニウムラウレスサルフエート （５モル ＥＯ） １１．５ ０．０２２８ ジステアリルジモニウムクロリド （ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ ０．０００５ ＮａＯＨ ０．０９ Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０色素 ０．００１２ ＥＤＴＡ ４ナトリウム−水軟化剤 ０．２ 香料 ０．５ ジメチロールジメチルヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 軟水 １００までの十分量
【００７２】例 ６ 実際重量％ モル アンモニウムラウレスサルフエート ２７．０ ．４５５ （１０モル ＥＯ） ラウルアミド １．０ ジステアリルジモニウムクロリド （ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ ．０００５ ＮａＯＨ ０．０８５ Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０色素 ０．００１２ ＥＤＴＡ ４ナトリウム−水軟化剤 ０．２ 香料 ０．５ ジメチロールジメチルヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 軟水 １００までの十分量
【００７３】適当なコンディショニングシャンプー組成
物の例は例７に示す。
【００７４】例 ７ 番号 成分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフエート ６．０ ．０２１１ 2 アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） ９．４５ ．０２８７ 3 ナトリウムラウリルサルフエート ４．５ ．０１５５ 4 ジステアリルジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ ．０００５ 5 ジステアリルフタルアミン酸 ３．５ 6 水酸化ナトリウム ０．０８５ 7 ＦＤ＆Ｃ 青色＃１ ０．０００２４ 8 Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０ ０．００１２ 9 ＥＤＴＡ ４ナトリウム／水軟化剤 ０．２ 10 香料 ０．５ 11 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 12 メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 13 ３３％ ＳＥ−３０ ポリシロキサン ガム／６７％ ＳＦ９６−３５０ ポリシロキサン油 ２．５ 14 軟水 １００までの十分量 製造工程：＃１、＃２および＃３を添加、１８０〜１８
５°Ｆにバッチの加熱を開始、１８０°Ｆで＃４を添加
し、完全に混合する、＃５を添加、混合する、＃６、＃
７および＃８を添加する、３０分、１８０〜１８５°Ｆ
で混合する、次いで＃１４を加えて試料を冷却すべきで
ある。次にコンディショニング剤（＃１３）を添加し、
組成物は少なくとも３０℃、好ましくは４０〜５０℃で
よく混合しながら超音波処理する。この時点で組成物は
一層高い温度で低振動伸縮バンドを示し、コンディショ
ニング剤は分離することなくエマルジョン内に容易に分
散又は溶解する。
【００７５】例 ８ 番号 成分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフエート ９．４５ 2 アンモニウムラウレスサルフエート ６．０ （１モル ＥＯ） 3 ラウルアミド １．１ 4 ジステアリルジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ 5 ジステアリルフタルアミン酸 ３．５ （ＳＴＥＰＭＡＴＥ ＳＣ−１） 6 水酸化ナトリウム ０．０８５ 7 ＥＤＴＡ ４ナトリウム ０．２ 8 香料 ０．５ 9 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 10 メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン保存料 ０．０５ 11 ３３％ ＳＥ−３０ ポリシロキサン ガム／６７％ ＳＦ９６−３５０ ポリシロキサン油 ２．５ 12 軟水 １００までの十分量 製造工程：＃１、＃２および＃３を添加し、１８０〜１
８５°Ｆにバッチの加熱を開始、１８０°Ｆで＃４を添
加、完全に混合する、＃５を添加、混合、＃６を添加、
３０分、１８０°Ｆで混合、次いで、試料は＃１２によ
り冷却すべきである。
【００７６】例 ９ 番号 成分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフエート １０．０ 2 アンモニウムラウレスサルフエート ４．０ （１モル ＥＯ） 3 ナトリウムラウリルサルフエート ４．５ 4 ジステアリルジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．２ 5 ジステアリルフタルアミン酸 ２．０ 6 水酸化ナトリウム ０．０８５ 7 ＦＤ＆Ｃ 青色＃１ ０．０００３５ 8 Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０ ０．００１２０ 9 ＥＤＴＡ ４ナトリウム／水軟化剤 ０．２ 10 香料 ０．５ 11 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 12 メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 13 ３３％ ＳＥ−３０ ポリシロキサン ガム／６７％ ＳＦ９６−３５０ ポリシロキサン油 ２．５ 14 軟水 １００までの十分量
【００７７】例 １０ 番号 成分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフエート ６．０ 2 アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） ９．４５ 3 ナトリウムラウリルサルフエート ４．５ 4 ジステアリルジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ 5 ジステアリルフタルアミン酸 ３．５ 6 水酸化ナトリウム ０．０８５ 7 ＦＤ＆Ｃ 青色＃１ ０．０００２４ 8 Ｄ＆Ｃ 黄色＃１０ ０．００１２０ 9 ＥＤＴＡ ４ナトリウム／水軟化剤 ０．２ 10 香料 ０．５ 11 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 12 メチルおよびメチルクロロイソチア ゾリノン−保存料 ０．０５ 13 パーメチル １０１Ａ ５．０ 14 軟水 １００までの十分量
【００７８】例 １１ 番号 成 分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフェート ９．４５ 2 アンモニウムラウレスサルフェート （１モル ＥＯ） ６．０ 3 ラウルアミド １．１ 4 ジステアリルジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ 5 ジステアリルフタルアミン酸 （ＳＴＥＰＭＡＴＥ ＳＣ−１） ３．５ 6 ＮａＯＨ ０．０８５ 7 ＥＤＴＡ 四ナトリウム ０．２ 8 香料 ０．５ 9 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 10 メチルおよびメチルクロロイソチアゾリノン 保存料 ０．０５ 11 エイコサン ３．０ 12 軟水 １００までの十分量
【００７９】例 １２ 番号 成 分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフエート ９．４５ 2 アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） ６．０ 3 ラウルアミド １．１ 4 ジベヘニルジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ 5 ジステアリル フタルアミン酸 （ＳＴＥＰＭＡＴＥ ＳＣ−１） ３．５ 6 ＮａＯＨ ０．０８５ 7 ＥＤＴＡ 四ナトリウム ０．２ 8 香料 ０．５ 9 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 10 メチルおよびメチルクロロイソチアゾリノン 保存料 ０．０５ 11 ３３％ ＳＥ−３０ ポリシロキサンガム ／６７％ ＳＦ９６−３５０ ポリシロ キサン油 ２．５ 12 軟水 １００までの十分量
【００８０】例 １３ 番号 成 分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフエート ９．４５ 2 アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） ６．０ 3 ラウルアミド １．１ 4 セテアリールジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ 5 ジステアリルフタルアミン酸 （ＳＴＥＰＭＡＴＥ ＳＣ−１） ３．５ 6 ＮａＯＨ ０．０８５ 7 ＥＤＴＡ 四ナトリウム ０．２ 8 香料 ０．５ 9 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 10 メチルおよびメチルクロロイソチアゾリノン 保存料 ０．０５ 11 ３３％ ＳＥ−３０ ポリシロキサンガム ／６７％ ＳＦ９６−３５０ ポリシロ キサン油 ２．５ 12 軟水 １００までの十分量
【００８１】例 １４ 番号 成 分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフエート ９．４５ 2 アンモニウムラウレスサルフエート （１モル ＥＯ） ６．０ 3 ラウルアミド ＭＥＡ １．１ 4 ジココジメチルアンモニウム クロリド（ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）） ０．３ 5 ジステアリルフタルアミン酸 （ＳＴＥＰＭＡＴＥ ＳＣ−１） ３．５ 6 ＮａＯＨ ０．０８５ 7 ＥＤＴＡ 四ナトリウム ０．２ 8 香料 ０．５ 9 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 10 メチルおよびメチルクロロイソチアゾリノン 保存料 ０．０５ 11 ３３％ ＳＥ−３０ ポリシロキサン ガム ／６７％ ＳＦ９６−３５０ ポリシロ キサン油 ２．５ 12 軟水 １００までの十分量
【００８２】例 １５ 番号 成 分 重量％ モル 1 アンモニウムラウリルサルフェート ９．４５ 2 アンモニウムラウレスサルフェート （１モル ＥＯ） ６．０ 3 ラウルアミド ＭＥＡ １．１ 4 ジアラキジクジエチルアンモニウム クロリド ０．３ 5 ジステアリルフタルアミン酸 （ＳＴＥＰＭＡＴＥ ＳＣ−１） ３．５ 6 ＮａＯＨ ０．０８５ 7 ＥＤＴＡ 四ナトリウム ０．２ 8 香料 ０．５ 9 ＤＭＤＭ ヒダントイン （ＧＬＹＤＡＮＴ（商標））保存料 ０．１ 10 メチルおよびメチルクロロイソチアゾリノン 保存料 ０．０５ 11 ３３％ ＳＥ−３０ ポリシロキサン ガム ／６７％ ＳＦ９６−３５０ ポリシロ キサン油 ２．５ 12 軟水 １００までの十分量
【００８３】他の通常の化粧成分および添加剤は毛髪シ
ヤンプーおよびシャンプー−コンディショナーの基本性
質に悪影響のない限り本発明組成物に含むことができ
る。これらの任意の化粧成分および添加剤は限定されな
いが、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、香料、色
素、毛髪染料、乳白剤、真珠箔顔料、増粘剤、ふけ調整
剤、ヒドロトロープ、起泡安定剤、可溶化剤、保存料、
水軟化剤、酸、アルカリ、緩衝剤などを含む。これらの
任意成分および添加剤は通例それぞれ約５重量％未満の
重量％、通例全体で組成物重量の約０．１〜約２０重量
％の重量％で含む。
【００８４】例えば、消費者の許容性を改良するため
に、皮膚への温和さおよび組成物の審美性の増進の双方
に対し毛髪シャンプー−コンデイショナーに組成物重量
の０〜約５重量％の量の両性界面活性剤を任意には含む
ことにより得ることができる。
【００８５】本発明組成物に含みうる適当な両性界面活
性剤は限定されないが、ベタイン、ヒドロキシプロピル
サルテインおよびアミンオキシド、又はその組み合わせ
を含む。両性界面活性剤の例は限定されないが、コクア
ミドプロピルベタイン、ラウルアミドプロピルベタイ
ン、ココ／オレアミドプロピルベタイン、ココベタイ
ン、オレイルベタイン、コクアミドプロピルヒドロキシ
サルテイン、タロ−アミドプロピルヒドロキシサルテイ
ンおよびジヒドロキシエチルタロ−グリシネート、又は
その組み合せである。特に有用な両性界面活性剤はコク
アミドプロピルベタインで、商標ＴＥＧＯ−ＧＥＴＡＩ
Ｎ Ｌ１０およびＴＥＧＯ−ＢＥＴＡＩＮＬ７としてゴ
ールドシュミット化学会社、Ｈｏｐｅｗｅｌｌ，ＶＡか
ら商品として入手できる。しかし、一般に任意の両性界
面活性剤は組成物の安定性、コンディショニングおよび
清浄化効力に悪影響のない限り本発明組成物に含有でき
る。
【００８６】本発明の毛髪シャンプー−コンデイショナ
ーは非イオン界面活性剤を含有することにより組成物に
対し審美性、物理性または洗浄性の付与に寄与すること
ができる。同様に、組成物は他の乳化剤、コンデイショ
ニング剤、無機塩、保湿剤および同様の物質を含み、組
成物に望ましい審美性または物理性を供することができ
る。一般に、これらの任意成分は組成物総重量に対しそ
れぞれ約０〜約５％、および全体で約０〜約２０％の重
量％で含む。
【００８７】本発明の毛髪シャンプー−コンデイショナ
ー組成物の担体は主として水であるが、非水溶媒も十分
に溶解しない組成物成分を可溶化し、組成物の粘度を調
整し、又は保湿剤として作用させるために含有できる。
適当な溶媒はグリセロールのようなポリオール；エチレ
ングリコール、プロピレングリコールおよびヘキシレン
グリコールのようなグリコール又はその混合物である。
任意の非水溶媒は毛髪を洗浄し、コンデイショニングす
る組成物の能力に有害であってはならないし、又は組成
物の消費者魅力に有害であってはならない。非水溶媒は
本発明の毛髪シャンプー−コンデイショナー組成物に組
成物重量の約０〜約５重量％の量で含むことができる。
【００８８】本発明の利点を十分に達成するために、商
業的製品貯蔵および輸送に通常の温度でいつまでも安定
である毛髪シャンプー−コンデイショナー組成物は比較
的粘稠な混合物である。乳白色化又は真珠色化した本発
明組成物は約２０〜約２５℃の温度で本質的にいつまで
も相分離および組成物成分の沈殿に対し安定である。商
業的製品貯蔵および輸送に通常の温度で相分離または成
分の沈殿に対し十分な安定性を有し、１年又はそれ以上
の期間無変化であることを実証した。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１はアンモニウムラウリルサルフエート、ジ
オクタデシルアンモニウムクロリドおよびジメチコンを
含有する組成物のＣＨ2 伸縮モードを示す赤外スペクト
ルである。
【図２】各種界面活性剤系に対するジ−長鎖第４アンモ
ニウム窒素含有化合物およびシリコーンの影響を示すＣ
Ｈ2 赤外振動対温度のグラフである。
【図３】ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）を含まない図１の組成
物により処置した毛髪の第２導関数赤外スペクトルであ
る。
【図４】ＡＲＯＳＵＲＦ（商標）を含む図１の組成物に
より処置した毛髪の第２導関数赤外スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プリスシラ ラボンビル アメリカ合衆国イリノイ州 ダリアン， セブンテイナインス ストリート 1113

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 水、アニオン洗浄界面活性剤およびジ−
    長鎖アルキル第４級窒素含有化合物のエマルジョンを含
    み、窒素原子に結合する２個の長鎖アルキルはアルキル
    鎖につき約１２〜約２２個の炭素原子を有し、かつアニ
    オン洗浄界面活性剤対ジ−長鎖アルキル第４級窒素含有
    化合物のモル比は少なくとも約８５：１であることを特
    徴とする、シャンプー組成物。
  2. 【請求項２】 アニオン洗浄界面活性剤対ジ−長鎖アル
    キル第４級窒素含有化合物のモル比は少なくとも約１０
    ０：１である、請求項１記載のシャンプー組成物。
  3. 【請求項３】 アニオン洗浄界面活性剤対ジ−長鎖アル
    キル第４級窒素含有化合物のモル比は約８５〜約１００
    ０：１の範囲にある、請求項１記載のシャンプー組成
    物。
  4. 【請求項４】 アニオン洗浄界面活性剤対ジ−長鎖アル
    キル第４級窒素含有化合物のモル比は約１００〜１５
    ０：１の範囲にある、請求項１記載のシャンプー組成
    物。
  5. 【請求項５】 第４級窒素含有コンディショニング剤は
    （ａ）２個の長鎖炭素鎖および第４級窒素原子に結合す
    る１〜４個の炭素原子を有する２個の同一又は異る短鎖
    アルキル基のみを有する化合物、（ｂ）２個の長鎖炭素
    鎖、１個のベンジル基および第４級窒素原子に結合する
    １〜４個の炭素原子を有する１個の短鎖アルキル基を有
    する化合物、および（ｃ）２個の長鎖炭素鎖、１個の水
    素原子、および第４級窒素原子に結合する１〜４個の炭
    素原子を有する１個の短鎖アルキル基を有する化合物か
    ら成る群から選択する、請求項１記載のシャンプー組成
    物。
  6. 【請求項６】 組成物はエマルジョン形で、さらに乳化
    剤を組成物重量の約０．１〜約５重量％の量で含む、請
    求項１記載のシャンプー組成物。
  7. 【請求項７】 懸濁剤は長鎖フタルアミド酸を含む、請
    求項６記載の組成物。
  8. 【請求項８】 懸濁剤はジステアリルフタルアミド酸で
    ある、請求項７記載の組成物。
  9. 【請求項９】 さらに長鎖アルカノールアミドを組成物
    重量の約０．１〜約５重量％の量で含む、請求項８記載
    の組成物。
  10. 【請求項１０】 ジ−長鎖第４級窒素含有化合物はジオ
    クタデシル第４級アンモニウム塩である、請求項１記載
    の組成物。
  11. 【請求項１１】 ジ−長鎖第４級窒素含有化合物はジオ
    クタデシル第４級アンモニウム塩である、請求項２記載
    の組成物。
  12. 【請求項１２】 水、長鎖アルキルサルフェート、水不
    溶性コンディショニング剤およびジ−長鎖第４級窒素含
    有化合物を含む毛髪シャンプー組成物において、第４級
    窒素原子に結合する２個の長鎖アルキル基のみを有する
    第４級窒素含有化合物を、長鎖アルキルサルフェート対
    第４級窒素含有化合物のモル比が少なくとも約８５：１
    であるような量で含むことを特徴とする、改良。
  13. 【請求項１３】 水、長鎖アルキルサルフェートおよび
    ジ−長鎖アルキル第４級アンモニウム窒素含有化合物を
    少なくとも約８５：１の長鎖アルキルサルフェート対第
    ４級窒素含有化合物のモル比で混合し、 水不溶性コンディショニング剤を混合物に添加し、そし
    て混合物を烈しく攪拌してコンディショニング剤を組成
    物に乳化することを特徴とする、請求項１２記載のコン
    ディショニングシャンプー組成物の製造方法。
  14. 【請求項１４】 水、約０．５〜約１０重量％の水不溶
    性コンディショニング剤、アニオン洗浄界面活性剤およ
    びアルキル鎖につき約１２〜約２２個の炭素原子を有す
    る窒素原子に結合した２個の長鎖アルキルのみを含むジ
    −長鎖アルキル第４級窒素含有化合物を含み、アニオン
    洗浄界面活性剤対ジ−長鎖アルキル第４級窒素含有化合
    物のモル比は少なくとも約８５：１であることを特徴と
    する、コンディショニングシャンプー組成物。
  15. 【請求項１５】 アニオン洗浄界面活性剤対ジ−長鎖ア
    ルキル第４級窒素含有化合物のモル比は少なくとも約１
    ００：１である、請求項１４記載のコンディショニング
    シャンプー組成物。
  16. 【請求項１６】 アニオン洗浄界面活性剤対ジ−長鎖ア
    ルキル第４級窒素含有化合物のモル比は約８５〜約１０
    ００：１の範囲にある、請求項１４記載のコンディショ
    ニングシャンプー組成物。
  17. 【請求項１７】 第４級窒素含有コンディショニング剤
    は（ａ）２個の長鎖炭素鎖および第４級窒素原子に結合
    する１〜４個の炭素原子を有する２個の同一又は異る短
    鎖アルキル基のみを有する化合物、（ｂ）２個の長鎖炭
    素鎖、１個のベンジル基および第４級窒素原子に結合す
    る１〜４個の炭素原子を有する１個の短鎖アルキル基を
    有する化合物、および（ｃ）２個の長鎖炭素鎖、１個の
    水素原子および第４級窒素原子に結合する１〜４個の炭
    素原子を有する１個の短鎖アルキル基を有する化合物か
    ら成る群から選択する、請求項１４記載のコンディショ
    ニングシャンプー組成物。
  18. 【請求項１８】 組成物はさらに乳化剤を組成物重量の
    約０．１〜約５重量％の量で含む、請求項１４記載のコ
    ンディショニングシャンプー組成物。
  19. 【請求項１９】 毛髪を請求項１の組成物と接触させ、
    毛髪を少なくとも約３０℃の温度の水ですすぐことを特
    徴とする、少なくとも約３０℃の毛髪洗浄温度でシャン
    プー組成物のラウリルサルフェートおよびラウリルエー
    テルサルフェート洗浄剤の洗浄活性を増加する方法。
  20. 【請求項２０】 毛髪を約３０〜約４５℃の温度で水で
    すすぎ、毛髪から汚れを除去するラウリルサルフェート
    洗浄剤の能力を増加させる、請求項１９記載の方法。
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