JP2975644B2

JP2975644B2 - 真珠光沢の繊維コンディショニング

Info

Publication number: JP2975644B2
Application number: JP2163992A
Authority: JP
Inventors: アムリット・エム・パテル; クラレンス・アール・ロビンス
Original assignee: KORUGEETO PAAMORIBU CO
Current assignee: KORUGEETO PAAMORIBU CO
Priority date: 1990-04-09
Filing date: 1990-06-21
Publication date: 1999-11-10
Anticipated expiration: 2014-11-10
Also published as: NZ234192A; TW364852B; CA2019353A1; NO178748C; FI903130A0; KR100192156B1; GR1000900B; GR900100468A; DD295309A5; CN1055482A; CZ286571B6; AU5755690A; ZA904836B; AU640143B2; BR9002923A; SK281337B6; TR28235A; NO178748B; NO902743D0; NO902743L

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は繊維コンディショニング組成物類に関する。
より詳しく言うと、本発明は、ヒトの毛髪を洗浄すると
同時にそのコンディショニングを整えるのに有用であ
り、従来のシャンプーで洗った場合よりもシャンプー後
の毛髪の扱いを容易にする（櫛でとかし易く、静電気を
低くおさえる）ヘアコンディショニング組成物類，特に
シャンプー類に関する。

（従来の技術）ヘアコンディショニングシャンプー類は化粧品技術分
野において周知であり、種々の特許類及び特許出願類に
記述されている。４級アンモニウム塩類等の陽イオン性
界面活性剤類は、種々のシリコン類、及びワックス類，
グリース類，油脂類を含む他の水に不溶性のコンディシ
ョニング剤類と同等に、コンディショニング剤としてヘ
アリンス類及びシャンプー類に使用されてきた。シャン
プー類は固形，ゲル，クリーム及び液体の形態に製造さ
れており、液体形態については溶液類，エマルジョン
類，及び懸濁液類あるいは分散液類として製造されてき
た。シャンプー類はエマルジョン若しくは懸濁液（ある
いは分散液）の形態の場合、時として貯蔵中に分離する
傾向があり、市場用にむけられた製品類ではこの分離が
起きないようにすべきである。本発明は水に不溶性のコ
ンディショニング剤及び、該エマルジョン若しくは懸濁
液を安定化させ、それに好ましい真珠光沢を与え、かつ
そのヘアコンディショニング効果を改善させることが見
出されている、一定範囲の鎖長を持つ長鎖飽和一級アル
コール若しくは誘導体を含む繊維コンディショニング組
成物，好ましくはコンディショニングシャンプーを提供
するものである。

安定エマルジョン若しくは懸濁液形態の本発明の真珠
光沢のある繊維コンディショニング組成物，好ましくは
シャンプーは表面活性化剤（界面活性剤），水不溶性繊
維コンディショニング剤，該エマルジョン若しくは懸濁
液を安定化し真珠光沢を与えるに十分な割合の平均25な
いし45炭素原子から成る長鎖飽和一級アルコール若しく
はその誘導体、及び補助剤類及びこのような繊維コンデ
ィショニング組成物類の他の成分類を含んでもよい水性
溶媒を含む。該長鎖アルコール若しくはその誘導体の存
在も処理したが繊維のコンディショニングを改善するこ
とが多い。

これまでの当技術分野を探索したところ、以下の米国
特許が見出された： 3,969,500;4,707,293;3,824,602;4,470,982;4,726,94
4;4,850,732;4,701,322;4,728,457;4,885,130及び4,70
4,272;4,803,237;4,859,500 また、ペトロライト社の“ユニリン^TMアルコール類”
という題名の1985年版,SP−1040の小冊子が興味深い。

本出願と同日に申請され“改良ヘアコンディショニン
グシャンプー”という名称のもう１件の出願（ハートネ
ットら）は、本発明のシャンプー類に類似の、中に含ま
れる該陰イオン性洗剤成分がその親脂基としてより短鎖
のアルキル基，好ましくはオクチル基若しくはデシル基
を含む型であるシャンプー類を記述している。その出願
は本発明を改良したものを表わしており、必然的にここ
に述べるものの多くを開示している。

すでに知られた本技術は真珠光沢のシャンプー類及び
種々のコンディショニング剤類のシャンプー類への組み
込みを述べており、また本発明の組成物類の成分である
長鎖アルコール類が既知の物質であることを確認してい
るが、出願者らは本発明に結びつくか若しくはその利点
があると考えるに到らせるような教示をいずれの参考文
献にも若しくはそれらの組み合わせのいずれにも気付い
てない。

（課題を解決するための手段）本発明の広い局面の中ではその繊維コンディショニン
グ組成物は液体，クリーム，ゲル若しくはペーストの形
態でもよく、水に不溶性の繊維コンディショニング剤及
び長鎖飽和一級アルコールを水性溶媒中に含み、好まし
くは陽イオン性繊維コンディショニング剤（これは界面
活性剤でもあるが、ここではコンディショニング剤の一
種と考えることにする）も存在することのみを必要とす
る。このような形態によっては該長鎖飽和一級アルコー
ル（表現の簡潔のために“若しくは誘導体”をこれ以後
省略する）による安定化は必要ないこともあるが、この
ような化合物類の他の利点が、真珠光沢作用及びコンデ
ィショニング面での改善を含めて得られる。該ヘアコン
ディショニングシャンプーには水に可溶性の合成有機洗
剤，好ましくは陰イオン性洗剤，より好ましくは高級ア
ルキル硫酸塩かつ／又は高級アルキルエトキシ硫酸塩も
存在する。このような組成物類は種々の非液体形態であ
ってもよいが、好ましくは水性溶媒中のエマルジョン若
しくは懸濁（若しくは分散）液の形態を取り、好ましく
は液体である。

水に不溶性の繊維コンディショニング剤類のうちより
好ましいものには以下がある：有機シリコン化合物類，
例えばジメチコン類を含む不揮発性シリコン類（特にア
ミノシリコン類）；ポリエチレン類；パラフィン類；ペ
トロラタム類；微小結晶ワックス類;C_18-36（混合）脂
肪酸類及び対応するトリグリセライド類；ステアリルス
テアリン酸；及び４級アンモニウム及びアミン塩類（こ
れらはコンディショニング剤及び界面活性剤の両方の作
用を持つが、ここでは界面活性剤ではなくコンディショ
ニング剤に分類する）。使用してもよい有機シリコン化
合物類及びシリコン類には繊維質類用のコンディショニ
ング剤類のいずれもが含まれ、それらのうち種々のもの
が先に言及した特許類及び出願類に述べられている。し
かしながら、本発明の組成物類においては従来のシリコ
ン類よりもシミノシリコン類の方が通常より効果の高い
コンディショニング剤であることがわかっており、さら
に当タイプのアミノシリコン類がより優れている。この
ように、以下の式で示されるアミノシリコンを使用する
ことが非常に好ましい。

（式中、R¹,R²,R³,R⁵,R⁶及びR⁷は１ないし６個の炭素原
子、最も好ましくは各１個の炭素原子からなるアルキル
基を示し、R⁴は−R⁸−NH−CH₂CH₂−NH₂を示し、R⁸は３
ないし６個の炭素原子から成るアルキレン基，最も好ま
しくはイソブチル基を示し、ｘは100ないし10,000の範
囲の平均値を示し、ｙは１ないし10の範囲の平均値，よ
り好ましくは５以下、最も好ましくは１を示す。また、
当式は4,000ないし60,000の範囲のアミン当量を有す
る）。好ましくは、ｘは200あるいは300ないし10,000の
範囲の数値、より好ましくは500ないし10,000,最も好ま
しくは750ないし800あるいは850,たとえば約800を示し,
yは０ないし８の範囲の数値、より好ましくは３未満、
最も好ましくは約１を示す。これらのアミノシリコンの
アミン当量は好ましくは5,000ないし50,000の範囲、よ
り好ましくは10,000ないし40,000である。本明細書に報
告する実験で使用した特定の好ましいアミノシリコンに
ついて言えば、アミンのモルパーセントは約0.125,重合
度は約800,xは797,yは１であり、かつ該分子量は約60,0
00ダルトンでもよい。高分子ポリマー類の分子量は使用
した測定法によりしばしばばらつくため、記述されたア
ミノシリコン類の同定において第一に参照すべきはその
式であり、与えられた分子量に一義的な信頼を置くべき
でないことが示唆される。先に述べた好ましいアミノシ
リコンはダウコーニング社から入手し、本件の実施例中
ではダウコーニングアミノシリコンＡ（出願者鑑定）と
鑑定する。

本組成物中に水に不溶性のコンディショニング剤類と
して使用してもよいポリアルキレン類は好ましくは1,00
0ないし5,000の範囲、より好ましくは1,000ないし4,00
0,さらにより好ましくは2,000ないし2,500,例えば約2,0
00の分子量のものである。これらのポリアルキレンポリ
マー類の酸化型のものも使用してよいが、これらは末端
のカルボキシル基によってより大きな炭化水素類を作
る。これらのポリマーのアルキレンは通常エチレンであ
るが、各１ないし５個の炭素原子、好ましくは２ないし
３個の炭素原子からなる炭化水素類のポリマー類で、分
子量が1,000ないし10,000の範囲、若しくはある条件下
ではそれ以上であってもよいものの使用も本発明に含ま
れる。通常はもっとも該ポリマー類はエチレンかつ／又
はプロピレンから成り、ほとんど常にエチレンから成る
もの（ポリエチレン）である。

使用してもよいパラフィン類は普通20ないし50炭素原
子、好ましくは20ないし40炭素原子の鎖長を持ち、イソ
パラフィン類は12ないし16炭素原子の範囲、好ましくは
13ないし14炭素原子の鎖長であってもよい。該ペトロラ
タム類は38ないし60℃の範囲で融解する石油ゼリー類若
しくは鉱物ゼリー類であり、該微小結晶ワックス類は約
500ないし800の範囲（該パラフィン類の約２倍）の平均
分子量を持つ。C_18-36脂肪酸類及び対応するトリグリセ
ライド類はクローダ化学社より入手できる高級脂肪酸類
及びトリグリセライド類（例えば、該トリグリセライド
類はシンクロワックスHGL−Ｃの商標名を持つ）であ
る。高級脂肪アルコール類及び高級脂肪酸類の両方の有
効なエステル類を代表するステアリルステアリン酸はイ
ノレックス社よりレキソールSSとして入手できる。

該陽イオン性コンディショニング剤類（本発明のコン
ディショニング組成物類における第２のコンディショニ
ング剤類と考えてよい）は、繊維コンディショニング特
性を持つ他の陽イオン性化合物類を使用してもよいが、
好ましくは少なくとも一部分は４級アンモニウム塩類で
ある。このように、既知のアミン類，アミン塩類，イミ
ダゾリニウム塩類及びベタイン類，及び米国特許第4,00
0,077号に記述されているような陽イオン性材料類を、
米国特許第4,896,422号及び第4,888,119号及び米国特許
申請S.N.第06/916,069号に記述されているような陽イオ
ン及び陰イオン性界面活性剤との複合体として、少なく
とも該４級アンモニウム塩のいずれかの代わりに用いて
もよい。

好ましい該４級アンモニウム塩類は、式R⁹,R¹⁰,R¹¹,R
¹²N⁺X^-を持ち、式中Ｒ基類のうち最低１個は低級アルキ
ル基を示し、最低１個は高級アルキル基を示し、その他
は高級かつ／又は低級アルキル基を示す。好ましくはR⁹
は１ないし４個の炭素原子から成るような低級アルキル
基を示し、R¹⁰及びR¹¹は10ないし40炭素原子から成る高
級アルキル基を示し、R¹²は上記のような高級アルキル
基若しくは低級アルキル基を示し、かつX^-は塩素，臭
素，メトスルフェート，エトスルフェート，クエン酸若
しくは酢酸等のハライド，低級アルユスルフェート若し
くは低級カルボン酸イオン基のような塩形成陰イオンを
示す。該低級アルキル基は好ましくは１ないし３個の炭
素原子、より好ましくは１ないし２個の炭素原子から成
るもの，及び最も好ましくはほとんどの場合メチル基を
示し、該高級アルキル基は好ましくは10ないし22炭素原
子，より好ましくは12ないし18あるいは20炭素原子，最
も好ましくは14ないし18炭素原子，例えば16若しくは18
炭素原子から成る。該陰イオンは好ましくは塩素，臭素
若しくはヨウ素等のハロゲンであり、塩素及び臭素が好
ましく、さらに塩素がより好ましい。

該４級窒素原子上の低級アルキル基の数は好ましくは
１若しくは２であり、高級アルキル基の数は通常２若し
くは３である。このように、上記の化合物類はそれぞれ
12ないし20,及び１若しくは２個の炭素原子から成る２
若しくは３個の長鎖アルキル基，及び２若しくは１個の
短鎖アルキル基を有する。該４級アルモニウム塩は最低
30炭素原子，好ましくは最低34炭素原子を持つことが望
ましいことが見出されている。最も好ましい該高級アル
キル基類はセチル基及びステアリル基であり、最も好ま
しい該低級アルキル基はメチル基である。より好ましい
４級アンモニウムハロゲン化物には塩化トリセチルメチ
ルアンモニウム及び塩化ジステアリルジメチルアンモニ
ウムが含まれるが、塩化ジセチルジメチルアンモニウム
及び塩化トリステアリルメチルアンモニウム，対応する
臭化物数，アミン類，アミン塩類，ベタイン類及び本文
中に参考文献として入れてある先に述べた米国特許類に
ある複合体類を含む他の４級アンモニウム塩類も作用す
る。このような代用陽イオン性界面活性剤類及び複合体
類を本発明組成物類の陽イオン性界面活性剤含有量の少
なくとも一部分として使用してもよい。

本発明組成物類の長鎖飽和一級アルコールは、好まし
くは該水酸基が末端に局在する飽和化合物である。この
ようなアルコールは普通同種のアルコール類の分類には
いり、通常すべて平均24ないし45炭素原子（重量ベー
ス），好ましくは28ないし42炭素原子，より好ましくは
約30ないし40炭素原子，最も好ましくは30ないし40炭素
原子の同数の炭素原子から成る。該鎖中の炭素原子の平
均数が24個未満の場合、本処方中のナルコール類の求め
られる有効性は減少し、安定化，繊維コンディショニン
グ及び真珠光沢作用は減衰する。また、そのような長鎖
が45炭素原子以上、例えば平均で約50炭素原子の場合、
そのようなアルコール類はここで述べる組成物類中では
十分に分散しない。先に挙げた長鎖アルコール類に加え
て、対応するアルコキシル化アルコール類，対応する脂
肪酸類及び長鎖飽和一級アルコールテスエル類等の関連
する化合物類で、少なくとも部分的に代用してもよい。
そのような“誘導体類”のうちでは該アルコキシル化ア
ルコール類が好ましく、これらのうち最も好ましいの
は、通常１モルあたりに最大約20,例えば約10ないし20
のエトキシ基を含む該エトキシル化アルコール類であ
る。もっとも、本発明の好ましい態様である該アルコー
ル類は通常単独，若しくは該“誘導体類”群からの関連
する化合物類との混合物で該アルコールが全“アルコー
ルプラス誘導体類”含量の大部分を占める形で使用され
る。本組成物類に使用してもよい市販の材料の例として
は、本明細書で先に言及した技術的報告の中で述べたよ
うな、ペトロライト社が製造し、そのペトロライト特殊
ポリマーグループよりユニリン^TMアルコールの名称で販
売されているものがある。このようなアルコール類は該
市販製品の75ないし90％，たとえば80ないし85％を占
め、そのような製品類の残りの部分が実質的に全て対応
する長鎖の飽和炭化水素類であってもよい。このような
製品類においては該アルコールの分布曲線は実質的につ
り鐘型で、いかなる長鎖のアルコールもその全含有量の
10％以下であり、かつ対応する該炭化水素含有量は実質
的に平分布曲線となり、該炭化水素類のそれぞれの約１
若しくは２％が存在する。このような分布曲線類は先に
述べたペトロライト報告書に棒グラフで記されている。
存在する該アルコール類（及び対応する炭化水素類）は
通常、最低80％が18若しくは20ないし54炭素原子の範囲
にあるような鎖長から成り、アルコール平均鎖長が約30
炭素原子の場合は最低80％が約18若しくは20ないし44炭
素原子の範囲にあり、アルコール平均鎖長が約40炭素原
子の場合は最低80％が約28若しくは30ないし54炭素原子
の範囲にある。該長鎖飽和一級アルコール類の例として
は、鎖中に平均30炭素原子を持つユニリン−425アルコ
ール，鎖中に平均40炭素原子を持つユニリン−550アル
コール，及び鎖中に平均約26炭素原子を持つユニリン35
0アルコールがある。誘導体ユニソックス−550は、アル
キル鎖中に平均40炭素原子を持ち、最大20,例えば13の
エトキシ基でエトキシル化されたアルコールである。

本発明の該シャンプー態様類中に存在し、かつコンデ
ィショニング態様類中にも存在してよい水に可溶性の合
成有機陰イオン性洗剤は、リン酸及びホスホン酸等の硫
酸及びスルホン酸以外の他の親水基類を使用してもよい
が、通常親脂性の硫酸塩若しくはスルホン酸塩である。
そのような化合物類と塩を形成する陽イオンは通常アル
カリ金属，アンモニウム若しくはアルカノールアミンで
あり、好ましくはナトリウム塩及びアンモニウム塩であ
る。該陰イオン性洗剤には親脂性硫酸塩若しくは硫酸塩
類の混合物も好ましい。該陰イオン性洗剤の親脂基はア
ルキル基であり、10,8及び6,若しくは18あるいは20炭素
原子までの次第に広い範囲考えられてはいるが、12ない
し18炭素原子の高級脂肪アルキル基が好ましい。そのよ
うな洗剤類はここで述べるシャンプー類に最も合うよう
に思われ、該組成物の真珠光沢及びコンディショニング
効果を妨げることなく良好な洗浄とコンディショニング
をもたらす。特に望ましい洗剤はラウリル硫酸アンモニ
ウム及び１モルあたり１ないし６個，好ましくは２若し
くは３個のエトキシ基を持つラウリルエトキシエーテル
硫酸ナトリウムである。

好ましい陰イオン性洗剤類は上記のものであるが、そ
れらの代わりに他の類似の陰イオン性洗剤で少なくとも
小部分について代用してもよく、そのような他の陰イオ
ン性洗剤類は“マッカチェオン：洗剤と乳化剤",北米
版,1984出版，に記されている。さらに、このような組
成物類中に両イオン性洗剤類及び時には比較的低い割合
で非イオン性洗剤類を用いることが望ましいこともあ
り、このこともここに参考文献として組み込んである出
版物に記されている。また、本文中で先に言及し参考文
献として組み込んであるS.N.第07/432,952号における適
当な洗剤類の記述も参照のこと。時には比較的低い割合
でそのような界面活性剤類（この用語はここでは広い意
味で用いており、種々の乳化剤及び分散剤も含む）をシ
ャンプー以外のヘアコンディショナー類及び繊維コンデ
ィショニング組成物類に使用してもよい。

上で述べた高級脂肪アルキル硫酸塩及び高級脂肪アル
キルエトキシレート硫酸塩の好ましい洗剤配合物質にお
いて、好ましい比率はアルキル硫酸塩対アルキルエトキ
シ硫酸塩が2:1から8:1の範囲であり、該アルキル硫酸塩
がアンモニウム塩で、該アルキルアルコキシ硫酸塩がナ
トリウム塩であることが好ましい。しかしながら、その
ような洗剤のいずれかを単独で使用してもよいし、好ま
しい処方類のあるものでは該エトキシル化洗剤は除去さ
れていた。

本組成物類の種々の必要成分類は水性溶媒中に溶解か
つ／又は乳化かつ／又は懸濁される。そのような溶媒は
本技術分野で周知の、通常の繊維コンディショニング組
成物及びシャンプー組成物を妨げない種々の成分類を含
んでもよいが、これらのうちのいくつかについては、そ
れらが本組成物における特に望ましい成分であり、その
望ましい特性に対して重大な意味を持って貢献するため
に、特にここで言及することにする。高級脂肪アルカノ
ールアミド類は泡立て剤及び泡立ち安定剤として長く知
られてきた。たのような化合物類は、通常該アシル基中
に12ないし16炭素原子を有し、低級（１ないし３炭素原
子）モノ若しくはジアルカノールアミンと反応させられ
る。本処方類では、最も良いアルカノールアミドはラウ
リン酸モノエタノールアミドと考えられるが、ココジエ
タノールアミドもほぼ同程度の効果を持つ。もっとも、
バタイン類及び関連する材料等の他の既知の泡立ち安定
剤及び泡立て剤を全部若しくは部分的に使用してもよ
い。種々のゴム類及び他の濃化材料類もシャンプー組成
物類において有効であるが、これらのうち本組成物類中
で最も良いのはヒドロキシエチルセルロース類であるこ
とが見出されている。これらはアクアロン社からナトロ
ゾーンの商標で入手でき、例えばナトロゾール250HHR及
びナトロゾーン330CSがあるが、これらは好ましくは前
者が後者の２ないし５倍の含有率の混合物として使用す
る。該ヒドロキシエチルセルロース類が好ましいが、例
えばメチルセルロース，ヒドロキシプロピル−メチルセ
ルロース，ポリクオータナム^TM−10,変形でんぷん類等
の他の合成ゴム類及び、例えばグアーゴム等の天然ゴム
類及び濃化剤類を、製品に応じて少なくとも部分的に代
用してもよい。本組成物のもう１つの重要な成分は、ポ
リエチレンをヘアコンディショニング剤として使用する
場合の、鉱物油である。該鉱物油は、本組成物中に十分
分散しなければヘアコンディショニング効果もほとんど
なく沈殿しがちになる該ポリエチレンを安定化させ、そ
の分散を助けるために使用する。

本組成物類に使用してもよい他の成分には以下があ
る：エチレングリコールモノステアレート，エチレング
リコールジステアレート及びプロピレングリコールジス
テアレート，これらはすべて真珠光沢特性を有する；プ
ロピレングリコール及び塩化ナトリウム等の粘性調節
剤；クエン酸及びクエン酸塩等のpH調整剤;EDTA等の金
属イオン封鎖剤；プロピレングリコール等の不凍剤；エ
タノール及びイソプロパノール等の溶媒；ゲルマーベン
II（サットンラボラトリーズ社）等の防腐剤かつ抗酸化
剤；亜鉛ピリチオン若しくはクライムバゾール^TM（米国
特許第4,867,971号参照）等の抗ふけ剤；着色料及び香
料。

該水性溶媒を作るために使用し、液体製品類だけでな
くゲル類，ペースト類及びクリーム類中にも存在してよ
い水は実質的な硬度が０の脱イオン殺菌水が好ましい
が、水道水でもよい。但し、その場合も炭酸カルシウム
が50p.p.m以下の硬度を保つことが好ましい。もっとも
硬度が200p.p.mと高い他の水道水でも有効な時もある
が、通常それらは避けられる。

ここで述べた望ましい特性を得るための、本発明の液
体コンディショニング及びシャンプー組成物類に存在す
る種々の成分の割合を次に掲げる。

例えばヘアリンス類及びシャンプー類の両コンディシ
ョニング組成物類において該界面活性剤含有率は１ない
し35％，好ましくは２ないし35％，より好ましくは3,5
あるいは８ないし25％の範囲内であり、このような範囲
は“コンディショニング組成物類”でより低く、シャン
プー類ではより高い。該シャンプー類に対するこのよう
な範囲は通常５ないし35％，好ましくは８ないし25ある
いは30％、より好ましくは10ないし20％である。アルキ
ル硫酸塩−アルキルエトキシレート硫酸塩シャンプー類
における範囲は普通、前者が５ないし25％，好ましくは
10ないし20％，より好ましくは10ないし15％であり、後
者が15％以下、好ましくは０若しくは１ないし10％，よ
り好ましくは０若しくは１ないし５％である。このよう
な硫酸化洗剤のいずれかを単独で使用する場合は、該ア
ルキル硫酸塩についての範囲を適用する。

水に不溶性のコンディショニング剤（類）の含有率
（陽イオン性界面活性剤の含有率を除く）は、コンディ
ショニング配合比若しくは存在する陽イオン性界面活性
剤と協同で繊維若しくは髪のコンディションを十分整え
るような比率であり、それは繊維コンディショニング及
びシャンプー組成物類の両方について通常0.3ないし10
％，好ましくは0.3ないし７％，より好ましくは0.3ない
し５％の範囲である。該陽イオン性界面活性剤は繊維コ
ンディショニングの比率若しくはコンディショニングを
補足する比率で存在し、それは通常、繊維コンディショ
ニング組成物類及びシャンプー類の両方について、0.1
ないし５％，好ましくは0.1ないし３％，より好ましく
は0.1若しくは0.3ないし0.7若しくは１％である。該長
鎖飽和一級アルコールかつ／又はその“誘導体類”は通
常全部で0.5ないし10％，好ましくは0.5ないし５若しく
は６％，より好ましくは１ないし５％である。

水性溶媒の含有率（種々の補助剤を含んでもよい）は
通常75ないし99％の範囲であり、そのようなシャンプー
の水の含量率は60ないし90％，好ましくは63ないし85
％，より好ましくは63ないし80％である。もっとも水及
び水性溶媒の含有率は該組成物中に望ましく存在する補
助剤類の比率によって変わってもよい。通常、長鎖飽和
一級アルコールかつ／又は“誘導体類”対コンディショ
ニング剤（類）の含有比は0.2ないし５の範囲，好まし
くは0.3ないし３の範囲，より好ましくは0.5ないし２の
比率，最も好ましくは約１の比率である。

本発明の種々のシャンプー組成物における成分類の比
率は、いくつかの異なる型の好ましい組成物類の成分比
率に対する以下の範囲に示されるような範囲内で変動し
てもよい。

水の中に親脂性硫酸塩類,4級アンモニウム塩，アミノ
シリコン及び長鎖飽和一級アルコールを含むシャンプー
において、通常、５ないし18％の脂肪アルコール硫酸塩
が好ましくはそのアンモニウム塩として,0若しくは１な
いし10％の脂肪アルコールエーテル硫酸塩が好ましくは
そのナトリウム塩として（比率の範囲は1:10から10:1の
間でよい）、0.2ないし２％の４級アンモニウム塩,0.5
ないし10％の該ミノシリコン,0.5ないし５若しくは６％
の該長鎖飽和一級アルコールかつ／又はその“誘導体
類",65ないし85％の水及び残りの比率のシャンプー補助
剤（類）が存在する。好ましい範囲は、それぞれ10ない
し15若しくは20％,0若しくは１ないし５％,0.1ないし0.
7％,0.8ないし４％,1ないし5.0％及び63ないし80％であ
る。そのような組成物類は0.2ないし２％のヒドロキシ
エチルセルロース（若しくは他の適当な濃化剤）,2ない
し５％のラウリン酸モノエタノールアミド若しくはココ
ジエタノールアミド,0若しくは0.5ないし２％の微小結
晶ワックス及び０若しくは.5ないし１％のペトロラタム
を含んでもよい。

もう１つのそのような組成物では、該範囲のうち始め
の６件はすぐ前に述べたものと同じであるが、それには
0.3ないし２％のポリエチレン及び0.3ないし２％の鉱物
油，好ましくはそれぞれ0.5ないし1.5及び0.5ないし２
％が存在する。該ヒドロキシエチルセルロース及びラウ
リン酸モノエタノールアミド成分類は先の処方に与えら
れたのと同じ比率であるが、0.1ないし２％，好ましく
は0.1ないし１％のパラフィンワックス及び0.1ないし２
％，好ましくは0.1ないし0.5％のイソパラフィンも存在
する。

該シャンプーが基本的なヘアコンディショニング剤と
してポリエチレンを、４級アンモニウムハロゲン化物及
び該ポリエチレンを可溶化するための鉱物油等の高分子
脂質可溶化剤と共に含む本発明の他の態様において、成
分類の比率は該陰イオン性洗剤類，該陽イオン性コンデ
ィショナー，該長鎖飽和一級アルコールかつ／又はその
“誘導体類",水及び存在するいずれの補助剤についても
先に与えられたものと同様である。しかしながら、この
ような組成物では該アミノシリコンは除去してもよく、
ポリエチレン及び鉱物油の比率が通常それぞれ0.3ない
し２％で、好ましくはそれぞれ0.5ないし1.5％及び0.5
ないし２％の範囲であるのに対して、アルコキシレート
洗剤の比率は15％まで増やしてもよい。他のやはり存在
すると有利な成分類には0.2ないし２％のヒドロキシエ
チルセルロース,2ないし５％のラウリン酸モノエタノー
ルアミド,0.1ないし１％のハラフィンワックス及び0.1
ないし0.5％のイソパラフィンが含まれる。

本発明のさらに別のシャンプーにおいては、該陰イオ
ン性洗剤類，陽イオン性界面活性剤，アミノシリコン，
長鎖飽和一級アルコールかつ／又はその“誘導体類",他
の補助剤類及び水の比率は、存在する該長鎖飽和一級ア
ルコール（その誘導体を含むこともある）が好ましくは
平均鎖長が約30炭化水素のものを0.5あるいは１ないし
２あるいは３％，及び平均鎖長が約40炭化水素のものを
0.5あるいは１ないし２あるいは３％含む事実を除け
ば、与えらたこれらの型の処方の最初のものと同様であ
る。その処方を変形したものには、0.5ないし２％のポ
リエトキシル長鎖飽和一級アルコール（及び“誘導
体”）も存在し、該アルコールは平均で約40炭素原子か
らなり、１モルあたり10ないし20モル，例えば13モルの
エチレンオキシドでエトキシル化されている。ゴム若し
くはゴム様材料（ヒドロキシエチルセルロース）を含ま
ない上記の処方類は両方とも２ないし５％のラウリン酸
モノエタノールアミド,0.5ないし２％のC_18-36酸トリグ
リセライド及び0.1ないし0.5％のクエン酸，好ましくは
クエン酸ナトリウムを補足してもよい。すぐ前に述べた
処方をさらに変形したものには、ヘアコンディショニン
グ剤として0.1ないし１％のパラフィンワックス及び0.5
ないし1.5％の分子量が1,000ないし4,000の範囲の通常
固体のポリエチレンとともに、該ポリエチレンの溶媒と
して存在する0.5ないし２％の分子量が300ないし800の
範囲の鉱物油の存在が含まれる。

他の好ましい処方型類は、すぐ前の処方と同じ比率の
陰イオン性洗剤類，陽イオン性界面活性剤，アミノシリ
コン，長鎖飽和一級アルコール，水及びシャンプー補助
剤（類）を含むが、補助コンディショニング剤として0.
25ないし５％のC_18-36（混合）酸グリセライドも含む。
このような組成物は２ないし５％のラウリン酸モノエタ
ノールアミド,0.2ないし２％のヒドロキシエチルセルロ
ース,0.5ないし２％の微小結晶ワックス及び0.5ないし
１％のベトロラタムも含んでよい。該微小結晶ワックス
及びペトロラタムの代わりに0.5ないし1.5％の先に述べ
たポリエチレン及び0.5ないし２％の先に述べた鉱物油
を代用してもよい。

本発明の範囲内にあるゲル類，ペースト類，濃厚クリ
ーム類及びケーキ素材類について必要な任意及び補助成
分類は通常該水性組成物類と同じ範囲の比率であるが、
みず比率は減らされるこきが多く、時には30若しくは40
％まで下げられる。また、この水は場合によっては最大
その50％まで他の溶媒、たとえばエタノール若しくはイ
ソブロパノールで置き換えてもよいが，通常20％以下で
ある。

本発明の繊維コンディショニング及びヘアコンディシ
ョニング組成物類は先に述べた種々の物理的形態をとっ
てもよいが、好ましくは（ローション様の）液体形態で
あり、本発明の最も好ましい界面態様は液体ヘアコンデ
ィショニングシャンプーである。このような組成物類は
市場で許容できる程度に化学的及び物理的に安定でなけ
ればならない。それらは貯蔵中に許容できない範囲まで
劣化したり、貯蔵中に成分類が沈殿したり相が分離した
りしてはならない。先に述べた長鎖飽和一級アルコール
類（ユニリン若しくはユニソックス型）の存在は、それ
らにきれいな真珠光沢の外観を与え繊維コンディショニ
ングを改善するのに加えて、該発明組成物類を安定化さ
せる。また、そのようなシャンプー類は流れ出る程度の
必要な粘性を持ち、調節できないまで速く流れ出る程薄
くてはならない。必要な粘性範囲は室温（25℃）で1,00
0ないし15,000センチポアズ，好ましくは3,000ないし6,
000センチポアズである。本発明のシャンプー類は高温
での加速老化試験によって確立されたように、沈殿及び
分離をおこさず、貯蔵中に化学的に劣化しない。該シャ
ンプーの粘性は貯蔵中にわずかに変化することがある
が、そのような変化は該シャンプーの特性に重大な影響
を及ぼさない。また、望ましい使用粘性は、使用前に予
想されるあらゆる粘性変化を見越した粘性のシャンプー
を製造することにより得ることができる。

本発明の組成物類の使用によって得られる改良ヘアコ
ンディショニングは、先に述べたコンディショニング剤
類を除いた対照物と比較すると、本発明のシャンプー若
しくは他のコンディショニング組成物の偶然の使用者に
も容易に気付くものであり、濡れた状態での髪のとかし
易さ、乾いた状態での髪のとかし易さ、扱い易さ、静電
気保持及びふわふわさを含む、コンディショニング及び
その成分類を評価するのに用いる標準試験で測定でき
る。偶然の該シャンプー利用者は、本発明のものではな
い（コンディショニング成分類は含むか若しくはそのう
ち欠くものもある）シャンプーで洗った対照となる髪に
比べて、シャンプー後に濡れた状態及び乾いた状態の両
方で髪をとかすのがより容易であることに気付くであろ
う。化学的試験からも、本発明のシャンプーによる髪の
処理（シャンプー）及びリンスの後の標準髪房中でくし
を動かすのに必要な力が、同様の方法で対照物を用いた
場合よりも測定できるくらいより小さいことがわかる。
このような結果は、数名の経験を有する鑑定者が実験用
及び対照用製品を盲検で使用して、髪のとかし易さ、扱
い易さと静電気特性及び効果についてそれらを鑑定する
パネル試験によって確認される。

該シャンプー類を含む本発明の組成物類の使用はヘア
コンディショニングシャンプー類及び他の繊維コンディ
ショニング組成物類の通常の使用と異なることを必要と
はしない。該コンディショニング組成物類は室温若しく
は幾分高い温度で通常の量を用いればよく、求めるコン
ディショニングの程度により種々の時間で髪に付けてお
いてよい。通常該コンディショニング剤及び髪は15ない
し50℃，好ましくは20ないし40℃の範囲の温度にあり、
該コンディショニング組成物は30秒ないし10分間，好ま
しくは１ないし５分間髪と接触している。髪に付ける組
成物の量は通常、該組成物の非水性及び非溶媒性成分を
規準として0.1ないし25グラム、しばしば0.2ないし10g
若しくは0.5ないし２あるいは5gの範囲である。使用さ
れる該シャンプーを規準とすると、そのような適用量は
１回の使用あたり0.5ないし50グラム，しばしば２ない
し15若しくは20グラム，たいていは５ないし10グラムで
よい。髪に付けられた該コンディショニング組成物は髪
の中へブラッシングかつ／又はくしでとかし込んでもよ
くその後洗い流してもよく、髪にそのまま残しておいて
もよく、タオルで部分的にふき取ってもよい。該シャン
プーを髪の洗浄及びコンディショニングに用いる場合
は，それを水性形態で満足のいく髪のコンディショニン
グが得られるように通常１ないし５分間の十分な長さの
時間髪につけておいた後水ですすぎ落とし、その後濡れ
た状態でとかし、ドライヤー等で乾かし、乾いた状態で
とかすか若しくはブラッシングして求めるスタイルにし
てよい。

シャンプー類を含む本組成物類を製造するには複雑な
工程を通す必要はないが、本発明組成物類の貯蔵の後に
最良の安定性と真珠光沢及び最大のコンディショニング
活性を得るためには、70ないし95℃の高温で水に可溶性
の親脂性硫酸塩かつ／又はスルホン酸塩洗剤（類）及び
補助剤類の水中分散液を形成し、４級アンモニウム塩等
の陽イオン性コンディショニング剤を、ポリエチレンを
含む炭化水素類，鉱物油，微小結晶ワックス，ペトロラ
タム，パラフィン及びイソパラフィン，長鎖アルコー
ル，トリグリセライド及びステアリルスシアリン酸等の
親脂性材料類とともに、高温で溶解かつ／又は分散させ
て溶融若しくは液体混合物とし、その高温で該２混合物
を混和することが望ましく、その後加熱した該アミノシ
リコンをできた混合物に混和してもよく（これは時には
該親脂性物質類に含まれてもよい）、種々の混合は各部
分がおよそ等しい温度で混合されるように行なわれる。
該製品の安定性を高めるためには該アミノシリコンを主
な前混合の後に混入させることが時には望ましい。補助
剤類が存在する場合、水に可溶性かつ／又は可分散性の
それらは水相の材料類に混入させてよく、水性溶媒中で
水に不溶性若しくは不分散性のそれらは該炭化水素類等
の親脂性物質類と配合してもよく、若しくは場合により
室温に冷却する前あるいは後に該親水性及び親脂性物質
類の混合物に加えてもよい。通常香料は室温に冷却した
後に他の混合成分類に加え、該アミノシリコンは高温
の、冷却する前に加える。該香料は成分類の蒸発による
その損失を避け、加熱による分解を防ぐために冷却した
該組成物に加える。該組成物類の種々の成分を区別して
配合する際に、ここに述べた方法に従わない場合、貯蔵
中に分離若しくは沈殿の可能性がある不安定な製品がで
きかねず、そのような不安定な組成物類は本発明の方法
に従って生産された安定なコンディショニング組成物類
及びシャンプー類よりもコンディショニング特性が劣る
傾向にある。

以下の実施例類は本発明を詳しく説明するものである
が、限定するものではない。他に示さぬ限り、実施例，
本明細書の他の部分及び特許請求の範囲において部分比
はすべて重量であり、温度はすべて摂氏で示してある。

処方1A,1B及び1Cの組成物類は本明細書中に述べた方
法により、すなわち該親水性成分類の混合，該親性成分
類の分離しての混合，及びそれらの混和（以上は高温，
例えば80℃でなわれる）、それに続き該アミノシリコン
成分類が存在する場合はその混和，及び粘性を調整する
ための塩化ナトリウムの混和，及び着香していないシャ
ンプーを室温程度（25℃）に冷却した後の真珠光沢が現
われた時点での最終的な香料の添加により作られる。

作られた該製品類はすべて25℃で3,000ないし6,000セ
ンチポアズの範囲の粘性及び６ないし７の範囲のpHを持
つきれいな真珠光沢の液体シャンプー類であり、すべて
高温貯蔵試験により成分類の分離若しくは沈殿は認めら
れず安定であることが見出されている。本明細書中に述
べた試験によりヘアコンディショニング能を試験したと
ころ、それらはすべて、先に示した処方類中に存在する
水に不溶性のコンディショニング剤類を含まない対照物
類よりも優れており、良好なコンディショニングシャン
プーであることが見出されている。先に述べた各処方か
ら得られるコンディショニングは少なくとも現在市場に
出回っている市販の全コンディショニングシャンプー類
のうちで最良のものと同等であり、処方1Cのシャンプー
はこのような市販の製品よりもコンディショニング作用
において測定できるほど著しく優れている。

該1C処方から該陰イオン性洗剤成分を除くと、できた
該ヘアコンディショニング（及び繊維コンディショニン
グ）組成物は繊維質類のトリートメントに有効であり、
ヒトの髪用のリンスとして使用してもよい。このような
適用の両方について、該製品を水で洗い流した後でも処
理した繊維質は静電気が少なく、感触が柔らかくしなや
かで、外観がつややかできれいになる。また、ヒトの髪
を処理した場合、それは不快な“ふわふわ”した感じに
なりにくく、くしでとかし易く、扱い易くなる。

上記の処方1Cの変形のように、いずれも本発明の範囲
外となる、該長鎖アルコールを処方から除去し脱イオン
水で置き換えた処方1A,1B及び1Cの他の変形において、
該シャンプーは不安定となり高温での貯蔵中に分離して
相が変化し、かつ／又はその成分類が沈殿する傾向があ
る。また、ヘアコンディショニングも劣化し、真珠光沢
もなくなるかあるいは減少してあまりきれいでなくな
る。

処方1A及び1CにおいてアミノシリコンＡを通常の不揮
発性シリコン類若しくは他のアミノシリコン類に置き換
えた場合、コンディショニング活性はあきらかに減少す
る（残存はしている）。処方1Cでのこのような活性は脱
イオン水の１％の代わりに該処方に１％のアミノシリコ
ンを加え、処方1Aに等しい2.50％までアミノシリコンの
比率を上げることによりさらに増加させてもよい。同様
に、2.50％のアミノシリコンを同等の比率の水の代わり
に処方1Bに加えた場合、コンディショニングも大幅に改
善する。

本実施例のシャンプー組成物類は、実施例１及び本明
細書の他の部分で述べた方法により作られ、作られた該
シャンプー類はすべてきれいな真珠光沢を持ち、高温の
貯蔵条件下で安定であることが見出されている。さら
に、それらは優れたヘアコンディショニングシャンプー
類であり、市場に出回っている最良のヘアコンディショ
ニングシャンプーに等しいかあるいはそれをしのぐシャ
ンプー及びヘアコンディショニング特性を持ち、すなわ
ち処方2A及び2Bはそれに等しいコンディショニング力を
持ち処方2Cはそれより優れている。作られた該３シャン
プー類は実施例１の組成物類と同様に望ましい粘性及び
pHを持つ。

本実施例のシャンプー組成物類は、実施例１及び2,及
び本明細書中（及び米国特許申請S.N.第07/432,952号
中）に述べたのと同様の方法で作られる。作られた該２
シャンプー類は両方とも水に不溶性のコンディショニン
グ剤類としてのC_18-36（混合）トリグリセライド，アミ
ノシリコンかつポリエチレン，若しくはアミノシリコ
ン，微小結晶ワックスかつペトロラタムと共にユニリン
425型の長鎖飽和一級アルコールを使用している。作ら
れた該シャンプー類はきれいな真珠光沢を持ち、高温で
の貯蔵において安定である。さらに、それらは改良され
たヘアコンディショニング特性を有し、処方3Bは処方3A
よりもヘアコンディショニングにおいてさらに優れてい
る。該脱イオン水の代わりにアミノシリコンＡ及びユニ
リン425の量を2.50％及び2.00％に増加させると、コン
ディショニングはさらに改善され、安定性及び真珠光沢
がさらに優れたものとなる。

本実施例の組成物類は実施例１−３及び米国特許出願
S.N.第07/432,952号に述べられているのと同様の方法で
作られる。できた製品類はすべて、コンディショニング
及び安定性を改善し該シャンプーに真珠光沢を与えるこ
こで述べた型の長鎖アルコール若しくはその誘導体を含
有し、25℃においてpHが６ないし７の範囲で粘性が3,00
0ないし6,000センチポアズの範囲のきれいな真珠光沢の
液体である。それらはすべて、該長鎖アルコール若しく
はその誘導体を含有しない組成物類に比べて改良された
安定性を有し、髪にとって優れた洗浄剤かつコンディシ
ョナーである。該組成物類はすべて好ましい長鎖C₃₀平
均アルコール及びエトキシ化されたそのアルコールを含
むことに気付くであろう。

処方4Cもゴム類は含有しておらず、コンディショニン
グは主にアミノシリコンA,該長鎖アルコール類，それら
の“誘導体類",及び長鎖脂肪酸トリグリセライド（シン
クロワックス）に依るものである。最良のコンディショ
ニング及び安定化効果は処方4Cで得られるが、これらの
４組成物類はすべて、求めるコンディショニング特性、
安定性及び外観において、市場に売られている最良のコ
ンディショニングシャンプー類に比敵する優れたコンデ
ィショニングシャンプーである。

実施例５先の実施例１−４では好ましいラウリル硫酸アンモニ
ウム及びラウリルエトキシ硫酸ナトリウム混合物類を使
用したが、C_14-18アルキル硫酸類のナトリウム及びトリ
エタノールアミン塩等の他の高級アルキル硫酸塩類を用
いて同様の結果を得ることができる。同様に該ラウリル
エトキシ硫酸ナトリウムは該エトキシ基が１あるいは２
ないし５あるいは6,好ましくは3,炭素原子から成るC
_14-18エトキシ硫酸ナトリウムで置き換えることがで
き、該ナトリウムはアンモニウム若しくはトリエタノー
ルアミンで置き換えられる。同様の方式で該塩化ジステ
アリルジメチルアンモニウムは、臭化トリセチルメチル
アンモニウム若しくは塩化トリセチルメチルナンモニウ
ム等の他の４級アンモニウム塩類，塩化ジラウリルジエ
チルアンモニウム及び時には塩化トリメチルステアリル
アルモニウム若しくは対応する獣脂化合物（含まれる該
アルキル基が牛脂から得られたもの）で置き換えてもよ
い。他の水に不溶性のヘアコンディショニング剤類の中
での変更を、本明細書中の記述にある、アルコール鎖中
に平均24ないし40炭素原子を持つ他のエトキシル化長鎖
一級アルコール鎖及び対応するエーテル類及び酸類を含
む材料類からなる他の態様類を利用して、行なってもよ
い。種々の補助剤類を与えられた処方類中のそれと置き
換えてもよい。例えば、該モノエタノールアミドをラウ
リン酸ミリスチン酸モノあるいはジエタノールアミド若
しくは対応するココアルカノールアミド，若しくは対応
するイソプロパノールアミド類で置換してもよく、EDTA
を含んでもよく、該ヒドロキシエチルセルロース類をヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース類，メチルセルロー
ス若しくは他の適当なゴム類あるいは濃化剤類と置き換
えてもよい。そのような場合においても、作られた該組
成物類は高い品質を有し、望ましいpH及び粘性を持つ十
分なコンディショニング効果を持つ安定できれいな真珠
光沢のシャンプー類になる。同様に該陰イオン性洗剤
（類）を該処方から除いた場合、同様の特性を持ち髪等
の繊維質類のコンディショニングを先に述べた方法で十
分に整えるコンディショニングリンス類及び繊維コンデ
ィショナー類を得ることができる。そのような組成物類
は液体，ゲル，ペースト若しくはクリームの形態であっ
てもよい。

本質敵には先に述べたものと同様の方法でパートＩ及
びIIのそれぞれの成分類を別々に混合し、その後90℃で
混和し、次いでパートIII及びIVをそれに混合したが、
パートIVの混合は室温で行なった。作られた該シャンプ
ー類は真珠光沢で見た目にきれいであり、望ましい粘性
とpHを持つ。両方ともそれらで洗った髪のコンディショ
ンを、現在米国の市場にある主なヘアコンディショニン
グシャンプー類のうち最も効果的なものと同等若しくは
それ以上に整える。

ここに掲げた処方では、アミノシリコンＡはその粘性
を減らすためにシリコン３に対して１にあたる該シリコ
ン用溶媒とともに使用されたが、アミノシリコンＡの量
は純粋なアミノシリコンに基づいている（これは他の実
施例でも使用されており、その量は同様に純粋な該アミ
ノシリコンに基づいている）。また、該リン酸アンモニ
ウムバッファーはこれらの処方中0.20％までの比率で使
用してもよい。

該処方の変法として、ユニリン425を使用する代わり
に，ユニリン550若しくは該分子あたり30あるいは36炭
素原子から成る純粋な長鎖直鎖飽和アルコール類（若し
くはそれらの混合物）を代用してもよく、その結果は同
等である。しかしながら、それ以上のコンディショニン
グの改善が該処方類に塩化ジステアリルジメチルアンモ
ニウム等の４級アンモニウム塩，及び微小結晶ワック
ス，ペトラタム，ポリエチレン及び密ろう等の他のコン
ディショニング剤類を取り入れることにより得られるこ
とができる。また、該アミノシリコンは米国特許第4,70
4,272号のシリコン類等の非アミノシリコン類及びジメ
チコン類，及び他の（好ましくは）非揮発性の水に不溶
性のシリコン類で代用してもよい。

実施例７先の実施例類の組成物類は、種々の成分類の比率を本
明細書の他の部分で詳述した範囲内に維持しながら±10
％，±20％及び±30％程度変化させることによりさらに
変更してもよく、できた変更組成物類は改良されたヘア
コンディショニング及び繊維コンディショニング特性を
持つ安定な真珠光沢のシャンプー類及び繊維コンディシ
ョニング製品類となる。それらを、たいてい水を足して
該繊維質若しくは髪に適用することを含む本明細書中で
述べた方法によって、髪をシャンプーするのに使用する
かあるいはコンディショニングヘアリンス類として用い
てその後すすいだ場合、髪は十分洗浄されコンディショ
ンが整えられる。それは乾いていても濡れていてもより
容易にくしでとかせられ、不快な静電気が蓄積せず、扱
いやすく感触が柔らかになる。

先の実施例類に示した処方及び記述で表わしたように
本発明の組成物類は繊維コンディショニング及びヘアコ
ンディショニング技術分野において有意に改善されたも
のである。先に述べた水に不溶性のコンディショニング
剤（類）（及び陽イオン性界面活性剤）とともに先に述
べた好ましくは完全に飽和した長鎖飽和一級アルコール
若しくはその“誘導体（類）”を利用することにより、
コンディショニング特性がこれまでに売られているその
ような組成物類のいずれにも同等若しくはより優れてい
る、非常に改良されたヘアコンディショニング組成物類
（シャンプー類等）を作ることが可能となった。そのよ
うなことはユニリン類及びユニソックス類等の入手でき
る材料ではあるがこれまでヘアコンディショニング組成
物類若しくはシャンプー類の成分として知られてはいな
かった、先に述べた長鎖アルコール類若しくはその誘導
体類を利用することによりなしとげられた。

本明細書中で先に言及した種々の特許類，特許出願類
及び出版物類は参考文献としてここに組み込むものであ
る。

本出願は、両方ともS.N.第07/369,361号の部分継続出
願である米国特許出願S.N.第07/432,644号及び第07/43
2,952号の分継続出願である。

本発明を、その詳しい説明及び実施例について述べて
きたが、当業者は本明細書を前にして、本発明から離れ
ることなく代用物及び等価物を利用することができると
思われるので、これらに限定しようとするものではな
い。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号ＦＩＤ０６Ｍ 15/643 Ｄ０６Ｍ 15/643 13/32 13/16 (56)参考文献特開昭63−316712（ＪＰ，Ａ) 特開昭63−159309（ＪＰ，Ａ) 特開昭58−57309（ＪＰ，Ａ) 特開昭55−103366（ＪＰ，Ａ) 特表平３−502332（ＪＰ，Ａ) 英国公開2139658（ＧＢ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A61K 7/00 - 7/50

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】界面活性剤；水に不溶性の繊維コンディシ
ョニング剤；長鎖が平均24ないし45炭素原子から成る長
鎖飽和一級アルコール又はそのアルコキシル化アルコー
ル若しくはアルコールエステルであって、ここで、該長
鎖アルコール若しくはそのアルコキシル化アルコール若
しくはアルコールエステルの該コンディショニング剤に
対する含有比が0.2ないし５の範囲であるもの；並びに
補助剤及びこのような繊維コンディショニング組成物の
他の成分を含んでもよい水性溶媒；を含む、安定なエマ
ルジョン若しくは懸濁液の形態の真珠光沢の繊維コンデ
ィショニング組成物。
【請求項２】界面活性剤、水に不溶性のコンディショニ
ング剤、長鎖飽和一級アルコール若しくはそのアルコキ
シル化アルコール若しくはアルコールエステル及び水性
溶媒の比率がそれぞれ１ないし35％、0.3ないし10％、
0.5ないし10％及び50ないし98％の範囲であり、ヘアコ
ンディショニング組成物である、請求項１記載の繊維コ
ンディショニング組成物。
【請求項３】２ないし35％の水に可溶性の合成有機陰イ
オン性洗剤を含むシャンプーであり、該シャンプーにお
いて水に不溶性の該コンディショニング剤がシリコン
類、４級アンモニウム塩類、アミン類、陰イオン性／陽
イオン性界面活性剤複合体類，ポリアルキレン類、酸化
ポリアルキレン類）パラフィン類、イソパラフィン類）
ペトロラタム類、微小結晶ワックス類、C_18-36脂肪酸ト
リグリセライド類、C_18-36脂肪酸類、ステアリルステア
リン酸、密ろう及びそれらの混合物類から成る群から選
択され、該長鎖飽和一級アルコール若しくはそのアルコ
キシル化アルコール若しくはアルコールエステルがその
最低80％が20ないし54炭素原子の範囲の鎖長を持つよう
なアルコールであり、かつ該組成物中の水の比率が60な
いし90％の範囲にある、請求項２記載のヘアコンディシ
ョニング組成物。
【請求項４】該合成有機陰イオン性洗剤が親脂性硫酸塩
若しくは親脂性スルホン酸塩であり、水に不溶性の該コ
ンディショニング剤が以下の式で示されるアミノシリコ
ン類（式中、R¹,R²,R³,R⁵,R⁶及びR⁷は１ないし６炭素原子か
らなるアルキル基を示し、R⁴は、R⁸−HNH−CH₂CH₂−NH₂
を示し、R⁸は３ないし６炭素原子から成るアルキレン基
を示し、ｘは100ないし10,000の範囲の平均値を示し、
かつｙは０ないし10の範囲の平均値を示し、該式は4,00
0ないし60,000の範囲のアミン当量を有する）及び通常
固体の水に不溶性のポリ低級アルキレン類、及びそれら
の混合物類から成る群から選択され、かっか長鎖飽和一
級アルコールが平均24ないし40炭素原子から成る、請求
項３記載のシャンプー。
【請求項５】該合成有機陰イオン性洗剤が高級脂肪アル
キル硫酸塩かつ／又は高級脂肪アルキル低級アルコキシ
硫酸塩であり、水に不溶性の該コンディショニング剤が
式中ｘが300ないし10,000の範囲の数値を示し、ｙが０
ないし８の範囲の数値を示し、該アミン当量が5,000な
いし50,000の範囲にある該式で示されるアミノシリコン
を含み、水に不溶性の該コンディショニング剤かポリエ
チレンを含む、請求項４記載のシャンプー。
【請求項６】該合成有機陰イオン性洗剤（類）の高級脂
肪アルキル基（類）が６ないし18炭素原子から成り、４
級アンモニウム塩コンディショニング剤が存在し、該ア
ミノシリコンがｘが500ないし10,000の範囲の数値を示
し、ｙが５未満の数値を示し、該アミン当量が１い000
ないし40,000の範囲にあるアミノシリコンであり、該ポ
リエチレンが1,000ないし5,000の範囲の分子量を持ち、
平均約30炭素原子から成る飽和一級アルコールが存在
し、かつこのような陰イオン性洗剤、４級アンモニウム
塩、アミノシリコン、ポリエチレン、飽和一級アルコー
ル及び水の比率がそれぞれ５ないし35％、0.0ないし５
％、0.13ないし５％、0.2ないし２％、0.5ないし６％及
び63ないし80％の範囲にあり、残りの比率はシャンプー
補助剤類が占める、請求項５記載のシャンプー。
【請求項７】10ないし15％の、12ないし18炭素原子から
成る脂肪アルコール硫酸アンモニウム、最大５％の、該
脂肪アルコール中に12ないし18炭素原子を有し１ないし
６エトキシ基を有する脂肪アルコールエーテル硫酸ナト
リウム、0.1ないし0.7％の、12ないし20炭素原子から成
る長鎖アルキル基を２若しくは３有し、１若しくは２炭
素原子から成る短鎖アルキル基を２者しくは１有する４
級アンモニウムハロゲン化物、0.8ないし４％の該アミ
ノシリコン,1ないし５％の該長鎖飽和一級アルコール、
63ないし80％の水、及び残りの比率のシャンプー補助剤
（類）を含む、請求項６記載のシャンプー。
【請求項８】最大２％のヒドロキシエチルセルロース、
２ないし５％のラウリン酸モノエタノールアミド，かつ
／又はココジエタノールアミド、0.5ないし２％の微小
結晶ワックス及び0.5ないし１％のペトロラタムを含
む、請求項７記載のシャンプー。
【請求項９】10ないし15％の、12ないし18炭素原子から
成る脂肪アルコール硫酸アンモニウム、最大５％の、該
脂肪アルコール中に12ないし18炭素原子を有し、１ない
し６エトキシ基を有する脂肪アルコールエーテル硫酸ナ
トリウム、0.1ないし0.7％の、12ないし20炭素原子から
成る長鎖アルキル基を２若しくは３有し、１若しくは２
炭素原子から成る短鎖アルキル基を２若しくは１有する
４級アンモニウムハロゲン化物、0.8ないし４％の該ア
ミノシリコン、0.5ないし1.5％の分子量が1,000ないし
4,000の範囲内にある通常固体のポリエチレン、0.5ない
し２％の分子量が300ないし800の範囲内にある鉱物油、
１ないし５％の該長鎖飽和一級アルコール、63ないし80
％の水，及び残りの比率のシャンプー補助剤（類）を含
む、請求項６記載の安定な、真珠光沢のヘアコンディシ
ョニングシャンプー。
【請求項１０】最太２％のヒドロキンエチルセルロー
ス、２ないし５％のラウリン酸モノエタノールアミド若
しくはココジエタノールアミド、0.1ないし１％のパラ
フィンワックス及び0.1ないし0.5％のイソパラフィンを
含む、請求項９記載のシャンプー。
【請求項１１】10ないし15％の、12ないし18炭素原子か
ら成る脂肪アルコール硫酸アンモニウム、最大15％の、
該高級脂肪アルコール中に12ないし18炭素原子を有し、
１ないし６エトキシ基を有する脂肪アルコールエーテル
硫酸ナトリウム、0.1ないし0.7％の、12ないし20炭素原
子から成る長鎖アルキル基を２若しくは３有し、１若し
くは２炭素原子から成る短鎖アルキル基を２若しくは１
有する４級アンモニウムハロゲン化物、0.5ないし1.5％
の分子量が1,000ないし4,000の範囲内にある通常固体の
ポリエチレン,0.5ないし２％の分子量が300ないし800の
範囲内にある鉱物油、１ないし５％の該長鎖飽和一級ア
ルコール、63ないし80％の水、及び残りの比率のシャン
プー補助剤（類）を含む、請求項６記載の安定な真珠光
沢のヘアコンディショニングシャンプー。
【請求項１２】最大２％のヒドロキンエチルセルロー
ス,2ないし５％のラウリン酸モノエタノールアミド若し
くはココジエタノールアミド,0.1ないし１％のパラフィ
ンワックス及び0.1ないし0.5％のイソパラフィンを含
む、請求項11記載のシャンプー。
【請求項１３】10ないし15％の、12ないし18炭素原子か
ら成る該脂肪アルコール硫酸アンモニウム、最大５％の
１ないし６エトキシ基を有する該脂肪アルコールエーテ
ル硫酸ナトリウム、0.1ないし0.7％の、12ないし20炭素
原子から成る長鎖アルキル基を２若しくは３有し、１若
しくは２炭素原子から成る短鎖アルキル基を２若しくは
１有する該４級アンモニウムハロゲン化物、0.8ないし
４％の該アミノシリコン、１ないし３％の平均鎖長が約
30炭素原子の該長鎖飽和一級アルコール、0.5ないし３
％の平均鎖長が約40炭素原子の該長鎖飽和一級アルコー
ル、63ないし80％の水，及び残りの比率のシャンプー補
助剤類を含む、請求項６記載のシャンプー。
【請求項１４】0.5ないし２％の，式中該アルコールが
平均約30ないし40炭素原子から成り、１モルあたり10な
いし20モルのエチレンオキシドでエトキシル化されてい
るポリエトキシル化長鎖飽和一級アルコール、２ないし
５％のラウリン酸モノエタノールアミド若しくはココジ
エタノールアミド、0.5ないし２％のC_18-36酸トリグリ
セライド、及び0.1ないし0.5％のクエン酸ナトリウムを
含む、請求項13記載のシャンプー。
【請求項１５】0.1ないし１％のパラフィンワックス、
0.5ないし1.5％の、分子量が1,000ないし4,000の範囲内
にある通常固体のポリエチレン及び0.5ないし２％の、
分子量が300ないし800の範囲内にある鉱物油を含む、請
求項14記載のシャンプー。
【請求項１６】10ないし15％の、12ないし18炭素原子か
ら成る脂肪アルコール硫酸アンモニウム、最大５％の、
該脂肪アルコール中に12ないし18炭素原子を有し、かつ
１ないし６エトキシ基を有する脂肪アルコールエーテル
硫酸ナトリウム、0.1ないし0.7％の、12ないし20炭素原
子から成る長鎖アルキル基を２若しくは３有し、１若し
くは２炭素原子から成る短鎖アルキル基を２若しくは１
有する４級アンモニウムハロゲン化物、0.8ないし４％
の該アミノシリコン、0.5ないし４％の該長鎖飽和一級
アルコール、0.25ないし５％のC_18-36（混合）酸トリグ
リセライド、63ないし80％の水、及び残りの比率のシャ
ンプー補助剤（類）を含む、請求項６記載のシャンプ
ー。
【請求項１７】２ないし５％のラウリン酸モノエタノー
ルアミド若しくはココジエタノールアミド，最大２％の
ヒドロキシエチルセルロース,0.5ないし２％の微小結晶
ワックス及び0.15ないし１％のペトロラタムを含む、請
求項16記載のシャンプー。
【請求項１８】２ないし５％のラウリン酸モノエタノー
ルアミド若しくはココジエタノールアミド，最大２％の
ヒドロキシエチルセルロース,0.5ないし1.5％のポリエ
チレン及び0.5ないし２％の、分子量が300ないし800の
範囲内にある鉱物油を含む、請求書16記載のシャンプ
ー。
【請求項１９】繊維質に繊維コンディショニング分量の
請求項１記載の組成物を付け、その後この組成物を該繊
維質からすすぎ落とし、それによりコンディショニング
量のコンディショニング剤をその繊維質に残存させるこ
とを含む、繊維質類のコンディショニングを整える方
法。
【請求項２０】ヒトの頭髪にシャンプー及びコンディシ
ョニング分量の請求項３記載のシャンプーを付け、該シ
ャンプーを該頭髪からすすぎ落とし、それによりコンデ
ィショニング量のコンディショニング剤を該頭髪に残存
させることを含む、髪のシャンプー及びコンディショニ
ングの方法。