JP4794803B2 - ヘアトリートメント組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘアトリートメント組成物、毛髪をトリートメントする方法、および毛髪をコンディショニングするためにある種の材料を使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】
すすぎ落とし(rinse off)ヘアトリートメント組成物は、使用者が毛髪につけた後で、使用中に通常は水によって毛髪から洗い流されるようにされた製品である。通常、何らかの有益な作用剤が毛髪に堆積して、この作用剤が全てリンスのステップで除去されないのが望ましい。たとえばカチオンポリマーを使用することによって堆積させることができる。すすぎ落としトリートメント組成物としては、シャンプー、ヘアコンディショナーがある。
【0003】
毛髪に有益な作用剤がすすぎ落とし製品から毛髪に与えられたとき、直ちにではなく、その作用剤を活性化させる後でのみ、毛髪に有益な作用剤が活性になる、いわばその有益な効果を大幅に発揮させることが有用である。たとえば、毛髪を加熱後にのみ、毛髪に有益な作用剤を活性にするのが望ましいこともある。これにより、すすぎ落とし製品の残余物から、毛髪に有益な作用剤を毛髪に後の段階で与えることが可能になる。また、毛髪に有益な作用剤を、放出されるまで空気および/または水分から保護することができる。
【0004】
熱で活性化されるヘアカーリングトリートメント組成物が米国特許第4,861,583号に記載されている。この組成物は、ある種の直鎖、または分枝鎖の、あるいは架橋した水溶性の、融点が50〜80℃の、ポリエチレンオキシドポリマーを使用している。このポリマーは、カールごてからの熱にさらされて、毛髪にカールを与える。この文献には、毛髪にもたらされる何らかの他の利点、および他の材料の使用についての開示はない。
【0005】
米国特許第6,156,826号は、香料の放出を制御するために、疎水性の粒子中にカプセル充填することに関する。粒子中にカプセル充填された香料は、logP値が1〜8であり、したがって水性相にはほぼ不溶である。この文献に出ている実施例では、香料をカプセル充填するために植物ワックスが使用され、ワックス自体に関連する利点は何も述べられていない。
【0006】
WO01/73412には、ヘアコンディショニング組成物中に可視粒子を任意選択で使用することが開示されている。この粒子は、毛髪が加熱されたときに融解することは意図されてなく、使用中指による非常に小さなせん断力で壊れ、崩壊する物質であり、通常ポリサッカライド、オリゴサッカライド、およびモノサッカライドである。
【0007】
米国特許第5,656,280号には、作用剤を毛髪および/または皮膚に送達するために使用することができる、水/油中/水中エマルジョン組成物を開示している。
【0008】
熱トリートメントステップの後で毛髪に有益な作用剤を送達して、整髪および香料の送達以外の利点を供給するシステムが必要である。
【0009】
ある種の固体粒子をヘアトリートメント組成物中に使用できることが知られている。たとえば、米国特許第5,051,489号には、毛髪の潤滑を含め異なった用途範囲に使用できる、シラノールワックスが開示されている。WO01/39729には、ヘアトリートメント製品の蘇生剤として、10〜300nmのサイズのワックス粒子が開示されている。EP−A−0346852には、1〜6重量%のオイルまたはワックスを含む、水中油エマルジョンが記載されている。EP−A−506197には、毛髪のトリートメント用の50〜1000nmのサイズの固体脂質粒子を教示している。これらの文献中には、粒子が毛髪上に堆積された後で、毛髪を熱トリートメントすることに言及したものはない。
【0010】
特開平11−228,359には、サイズが1ミクロン(1μm)以下で、融点が50〜100℃のワックス粒子を含むシャンプー組成物が記載されている。この粒子は毛髪に柔軟性、くし通り、静電気防止効果を提供すると言われている。この文献でも、この利点を達成するのに粒子を加熱することが必要であるという指摘はない。
【0011】
【特許文献1】
米国特許第4,861,583号
【特許文献2】
米国特許第6,156,826号
【特許文献3】
WO01/73412
【特許文献4】
米国特許第5,656,280号
【特許文献5】
米国特許第5,051,489号
【特許文献6】
WO01/39729
【特許文献7】
EP−A−0346852
【特許文献8】
EP−A−506197
【特許文献9】
特開平11−228,359
【特許文献10】
EP−A−0583130
【特許文献11】
米国特許第3,402,192号
【特許文献12】
米国特許第4,009,256号
【特許文献13】
WO95/22311
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、毛髪組成物中で加熱により活性化された利点を提供し、従来技術の組成物より驚くべき利点を有する、システムの発見に基づいている。詳細には、本発明は、毛髪につけたとき驚くほど有効なヘアコンディショニング効果を与えながら、(シャンプー組成物などの)界面活性剤を含む標準的なヘアトリートメント組成物中で安定性が優れた組成物に基づいている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、粒子を含む、すすぎ落としヘアトリートメント組成物であって、粒子の少なくとも90重量%が10ナノメートル(nm)〜300ミクロン(μm)の平均最大寸法を持ち、粒子が1個または複数のC〜C40の、分枝鎖または非分枝鎖の、飽和または不飽和の、場合によっては置換された炭化水素基を有するシリコーンワックスを含み、ワックスの融点が30℃〜100℃である組成物を提供する。
【0014】
他の態様では、本発明は毛髪をトリートメントする方法を提供し、その方法が、粒子の少なくとも90重量%が10nm〜300μmの平均最大寸法を持ち、粒子が1個または複数のC〜C40の、分枝鎖または非分枝鎖の、飽和または不飽和の、場合によっては置換された炭化水素基を有するシリコーンワックスを含み、ワックスの融点が30℃〜100℃である粒子を毛髪に与えるステップと、毛髪をその粒子の融点を超える温度に加熱するステップとを含む。
【0015】
本発明の他の態様では、粒子の少なくとも90重量%が10nm〜300μmの平均最大寸法を持ち、粒子が1個または複数のC〜C40の、分枝鎖または非分枝鎖の、飽和または不飽和の、場合によっては置換された炭化水素基を有するシリコーンワックスを含み、ワックスの融点が30℃〜100℃である粒子を、粒子で処理された毛髪をその粒子の融点を超える温度に加熱することによって、毛髪をコンディショニングするために使用する。コンディショニング効果としては、くし通りが良い、なめらかさ、柔軟性、ふくらみ、ボリューム、反発性、豊かさ、キメがある。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、シリコーンワックス粒子の使用に基づいている。驚くべきことに、1個または複数のC〜C40の、分枝鎖または非分枝鎖の、飽和または不飽和の、場合によっては置換された炭化水素基を有するシリコーンワックス(いわゆるアルキルで修飾したシリコーンを含む)は、ヘアトリートメント組成物中で、植物ワックスなどのその他のワックスに比較して安定性が優れていることが分かった。ただし、この粒子はまた、毛髪上に有効に堆積し、毛髪を熱で処理した後、たとえば高温の加熱スタイリングまたは乾燥中に、予想外に優れたヘアコンディショニング特性(くし通りが良いなど)が得られる。粒子の融解が、この組成物のコンディショニング効果の少なくとも一部を提供する。
【0017】
本発明の粒子は、粒子の少なくとも90重量%(好ましくは少なくとも95重量%、より好ましくはほぼ全て)が、10nm〜300μm、好ましくは1μm〜200μm、より好ましくは2μmから100μm、最も好ましくは2μm〜50μmの平均最大寸法を持つ集団を含む。粒子の最大寸法とは、粒子が球状の場合はその直径、そうでない場合は粒子を横切る直線の最も長い距離をいう。平均粒子サイズは、光学顕微鏡によって求めることができる。
【0018】
本発明の粒子はたとえば、ガウスまたは非対称の、単一モード、多モード、または多重モードの粒子分布として供給することができる。
【0019】
本発明の粒子中のシリコーンワックスは、融点が30℃〜100℃である。好ましくは融点が35℃〜90℃、より好ましくは45℃〜60℃など40℃〜70℃である。ワックスの融点とは、ワックスの大部分が液体になり、したがって流動が可能である温度である。その融点以上では、ワックスは毛髪繊維上に広がることができ、その結果毛髪にコンディショニング効果を与えることができる。本明細書で定義するシリコーンワックスの融点は、ワックスが本発明の粒子中にある時の融点であり、すなわち、粒子中のワックスの観察される融点を上昇または下降させる粒子中の他の全ての成分も考慮に入れたものである。融点はDSC(示差走査熱分析)により、融解遷移を観察することによって求めることができる。通常、粒子の融点は、ワックスの融点と同等の範囲にある。
【0020】
本発明で使用するシリコーンワックスは、1個または複数のC〜C40の、分枝鎖または非分枝鎖の、飽和または不飽和の、場合によっては置換された炭化水素基を含む。好ましくは、炭化水素基は6〜40個の炭素原子、より好ましくは10〜36個の炭素原子を含む。この炭化水素基は完全に飽和、すなわちアルキル基であってもよい。あるいは、この炭化水素基は、不飽和であり、1個、2個以上の炭素/炭素の二重結合、または三重結合を含む、すなわちアルケニル基またはアルキニル基であってもよい。この炭化水素基は、場合によっては、たとえばヒドロキシル、アミノ、カルボキシルおよびフェニルから選択した1個または複数の置換基で置換されてもよい。非分枝鎖(すなわち、直鎖の)アルキル基の例には、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコサニル、ヘンエイコサニル、ドコサニル、トリコサニル、テトラコサニルがある。このシリコーンワックスは、単一のアルキル基または異なったアルキル基の組合せを含んでもよい。
【0021】
このシリコーンワックスはまた、好ましくは繰り返し単位(−O−Si(CH−)を含む。
【0022】
シリコーンワックスは、シリコーンポリマー鎖の末端に結合しているC〜C40のアルキルまたはアルコキシ基を持つシリコーンワックス、ならびにシリコーンポリマー鎖に沿ってグラフトまたは他の方法で結合しているC〜C40のアルキルまたはアルコキシ基を持つシリコーンワックスを含む。シリコーンワックスは、アルキルまたはアルコキシ基がポリマー鎖の末端とポリマー鎖の主鎖の両方に含まれているものでもよい。
【0023】
したがって、シリコーンワックスは一般式RSi(Me)−[OSi(Me)−[OSi(Me)−Rでもよい。
式中、R、R、およびRは、独立にC〜C40の分枝鎖または非分枝鎖のアルキルまたはアルコキシ基であり、kおよびlは、独立に0〜100の整数であり、ただしk+lは少なくとも4であり、kおよびlが共に0でない場合は、このポリマーはlおよびkの基のランダムまたはブロック配置を含むことができる。
【0024】
本発明で使用することができるその他のシリコーンワックスの適当な例としては、以下の平均構造式を持つシリコーン共重合体がある。
【0025】
1.RSi[(OSiMe(OSiMeG)OSiMeG]4−a
2.GMeSi(OSiMe(OSiMeG)OSiMeG、
3.MeSi(OSiMe(OSiMeG)OSiMe、または
4.RSi[(OSiMe(OSiMeG)OSiMe4−a
式中、式Rは、脂肪族不飽和を含まない炭化水素基であり、1〜10個の炭素原子を有する。
【0026】
Meは、この式および本明細書を通して、メチル基であり、
Gは、構造が−D(OR”)Aの基であり、Dは、1〜40個の炭素原子を含むアルキレン基であり、
R”は、エチレン基、またはプロピレンもしくはブチレン基から選択された基から構成され、好ましくはエチレン基の量が、他のアルキレン基に比べて、全体のOR”基ブロック中の炭素原子の酸素原子に対する比が2.3:1〜2.8:1の範囲になるようなものである。
【0027】
mは、平均値が0〜100であり、好ましくは7〜100であり、
Aが、−OR’、−OOCR’、および
【0028】
【化1】
Figure 0004794803
基から選択した基であり、
式中、R’は、炭化水素およびヒドロカルボノキシ基から選択した脂肪族不飽和を含まない基であり、A基が合計で11個未満の原子を含んでおり、
aは、0〜1の平均値を有し、
nは、0〜500の平均値を有し、好ましくは6〜420であり、
dは、0〜30の平均値を有し、
bは、0〜50の平均値を有し、好ましくは1〜30であり、
cは、0〜50の平均値を有し、好ましくは3〜30であり、
ただし、R、R”、D、A、およびR’の少なくとも1つが少なくとも3個の炭素原子を有する。好ましくは、この共重合体が共重合体の重量に対して、OSiMe単位を少なくとも13重量%含む。
【0029】
このポリマーおよびその製造方法がEP−A−0583130、および米国特許第3,402,192号に開示されており、この内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0030】
本発明に使用される適当なシリコーンワックスの他の例には、次式の化合物がある。
【0031】
1aC(O)O−Si(Me)−R2a−[C(O)−R3a−C(O)−R2aC(O)OR1a
式中、R2aは、−[OSi(Me)(R4a)]−OSi(Me)O−であり、
1aは、6〜40個の炭素原子を有するアルキルであり、
3aは、―(CH−または−(CH−CH=CH−(CHであり、
aは、0〜20の整数であり、
bは、1〜200の整数であり、
c、d、およびeは、独立に1〜10の整数であり、
4aは、1〜18個の炭素原子を有するアルキル、あるいはフェニルである。
【0032】
上記のシリコーンポリマーおよびその製造方法が、米国特許第5,051,489号に記載されており、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0033】
シリコーンワックスの好ましい例には、ステアリル、セチルおよびベヘニルジメチコーンもしくはトリメチコーン;ステアロキシまたはベヘノキシジメチコーンもしくはトリメチコーン;モノ、ジ、トリのC〜C40アルキルポリシロキサン;モノ、ジ、トリのC〜C40アルコキシポリシロキサン;モノ、ジ、トリのC〜C41アシルポリシロキサンがある。特に、繰り返し単位[OSi(Me)]を有し、繰り返し単位数の平均が4〜10、たとえば5〜9あるいは7のものがある。適当なシリコーンワックスは、たとえばGoldschmidt GmbHから、Abilの商標(たとえばAbil 2440、Abil 9810)で市販されている。
【0034】
本発明の粒子に使用するシリコーンワックスは、単一の化合物でも、複数の異なる化合物の混合物でもよい。
【0035】
シリコーンワックスは、好ましくはワックス粒子重量の主要な割合を占める。すなわち、ワックス粒子は、好ましくはシリコーンワックスを粒子重量の50%以上、より好ましくは60%以上、さらに好ましくは70%以上、80%以上など、たとえば90%以上含む。この粒子は、シリコーンワックスのみを含んでもよい。この粒子がシリコーンワックスを100%未満含む場合は、1種または複数の他の材料を含んでもよい。この1種または複数の他の材料は、ワックスと同じ相中にあっても、または異なる相中にあってもよい。ワックス粒子中に存在する、1種または複数の他の材料の例としては、トリグリセリドオイル、トリグリセリドワックス、たとえば植物ワックスや植物オイルなどのトリグリセリド;通常分子中に炭素原子12〜48個を含む脂肪酸、脂肪アルコール、および脂肪酸または脂肪アルコールいずれかのエステル;パラフィンワックスなどの炭化水素オイルまたはワックス;30℃〜100℃の温度範囲で融解する疎水性のポリマーおよび共重合体;シリコーンオイル、たとえば線状ポリジメチルシロキサン;鉱油;香料;アミン類、たとえばステアリルアミドプロピルジメチルアミン;炭素原子6〜34個を含む第四級アンモニウム化合物、たとえばトリメチルアンモニウム基および炭素原子6〜30個を含む直鎖アルキルを含むもの、具体的にはセチルトリメチルアンモニウム塩(塩化物など)、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩(塩化物など)、ジステアリルジメチルアンモニウム塩(塩化物など)、PEG−2オレアンモニウム塩(塩化物など);乳化剤、たとえば非イオン、アニオン、またはカチオン系界面活性剤;粘土、シリカ、天然および合成ゴムを含むポリマー、熱可塑性ポリマー、およびPTFEなどの固体粒子、あるいはこれらの混合物がある。
【0036】
本発明では、このワックス粒子は、単独でまたはシリコーンワックスを含まない他の粒子と組み合わせて使用してもよい。たとえばシリコーンワックスを含む粒子を植物ワックスを含む粒子と一緒に使用してもよい。
【0037】
本発明の組成物は、すすぎ落とし組成物である。すなわち、組成物の少量が、少なくともいくらかのワックス粒子を含めて、リンスの後に毛髪上に残留するように、この組成物は使用後毛髪から洗い流される。
【0038】
本発明の組成物は、通常本発明の粒子を組成物の50重量%まで含んでおり、好ましくは0.01重量%〜50重量%、さらに好ましくは0.05重量%〜30重量%、たとえば1重量%〜20重量%を含む。
【0039】
本発明の組成物は、水性液体(たとえば、水を少なくとも50重量%、好ましくは水を少なくとも75重量%含む)中に、懸濁またはそうでなければ分散した粒子が含まれる。
【0040】
本発明のすすぎ落とし組成物の例は、シャンプー組成物、およびヘアコンディショニング組成物である。
【0041】
本発明のシャンプー組成物は、洗浄効果をもたらす少なくとも1種の界面活性剤を含む。洗浄界面活性剤は、好ましくはアニオン、非イオン、両性、双性イオン界面活性剤、およびそれらの混合物から選択される。
【0042】
適当なアニオン界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルカリルスルホン酸塩、アルカノイルイセチオン酸塩、アルキルコハク酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、N−alkoylサルコシン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、α―オレフィンスルホン酸塩、特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウムおよびモノ、ジ、およびトリのエタノールアミン塩がある。
【0043】
最も好ましいアニオン界面活性剤は、硫酸ラウリルナトリウム、硫酸ラウリルトリエタノールアミン、リン酸モノラウリルトリエタノールアミン、硫酸ラウリルエーテルナトリウム 1EO、2EO、および3EO、硫酸ラウリルアンモニウム、および硫酸ラウリルエーテルアンモニウム 1EO、2EO、および3EOである。
【0044】
本発明の組成物中に使用するのに適した非イオン界面活性剤としては、脂肪族(C〜C18)第一級または第二級の、直鎖または分枝鎖アルコールまたはフェノールとアルキレンオキシド(通常はエチレンオキシドであり、普通6〜30個のエチレンオキシド基を持つ)との縮合生成物がある。その他の適当な非イオン物としては、モノまたはジアルキルアルカノールアミドがある。たとえばヤシ油モノまたはジエタノールアミド、およびヤシ油モノイソプロパノールアミドがある。
【0045】
本発明のシャンプーに含めることのできる別の非イオン界面活性剤としては、アルキルポリグリコシド(APG)がある。通常、APGは、1個または複数のグリコシル基のブロックへ(場合によっては、橋かけ基を介して)結合しているアルキル基を含むものである。好ましいAPGは、以下の式で定義される。
【0046】
RO−(G)
式中、Rは、飽和または不飽和でもよい、分枝鎖または直鎖アルキル基であり、Gは、サッカライド基である。本発明で使用するのに適当なアルキルポリグリコシドは市販されており、たとえば、SeppicからのOramix NS10、HenkelからのPlantaren 1200およびPlantaren2000などがある。
【0047】
本発明の組成物で使用するのに適した両性および双性イオン界面活性剤としては、アルキルアミンオキサイド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、グリシン酸アルキル、カルボキシグリシン酸アルキル、アムホプロピオン酸アルキル、アルキルアムホグリシナートアルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、タウリン酸アシルおよびグルタミン酸アシル、ただし、アルキルおよびアシル基は8〜19個の炭素原子を有する。例としては、ラウリルアミンオキシド、ヤシ油ジメチルスルホプロピルベタイン、および好ましくはラウリルベタイン、ヤシ油アミドプロピルベタイン、ヤシ油アムホプロピオン酸ナトリウムがある。
【0048】
本発明のシャンプー組成物中の界面活性剤は、組成物の1〜50重量%、好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは5〜30重量%の量が存在する。
【0049】
本発明による組成物はまた、ヘアコンディショニング組成物の形をとってもよく、それはすすぎ落としタイプまたは保持(leave−on)タイプのヘアコンディショニング組成物、またはシャンプーとコンディショナーを含むいわゆるツーインワン組成物であってもよい。コンディショニング組成物は好ましくは、1種または複数のカチオン界面活性剤を含む。カチオン界面活性剤の使用が特に好ましい理由は、この成分は毛髪にコンディショニング効果を提供できるからである。
【0050】
カチオン界面活性剤の例としては、第四級水酸化アンモニウム、たとえば、水酸化テトラメチルアンモニウム、アルキル基が約8〜22個の炭素原子を持つ水酸化アルキルトリメチルアンモニウム、たとえば水酸化オクチルトリメチルアンモニウム、水酸化ドデシルトリメチルアンモニム、水酸化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム、水酸化セチルトリメチルアンモニウム、水酸化オクチルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化デシルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化ジドデシルジメチルアンモニウム、水酸化ジオクタデシルジメチルアンモニウム、水酸化タロートリメチルアンモニウム、水酸化ヤシ油トリメチルアンモニウム、およびそれらの対応する塩、たとえば塩化物、水酸化セチルピリジニウムまたはその塩、たとえば塩化物、クオタニウム5、クオタニウム31、クオタニウム18、あるいはこれらの混合物がある。
【0051】
本発明によるヘアコンディショニング組成物では、カチオン界面活性剤の濃度は、好ましくは組成物の0.01〜10重量%、さらに好ましくは0.05〜5重量%、最も好ましくは0.1〜2重量%である。
【0052】
本発明の組成物に使用されるシリコーンワックスは、この組成物のコンディショニング効果の全てまたはその一部を提供することができるが、本発明のヘアコンディショニングおよびシャンプー組成物はともに、1種または複数の他のコンディショニング剤を含んでもよく、好ましくは、シリコーン、タンパク質加水分解物、および四級化したタンパク質加水分解物、ならびに業界で、望ましいヘアコンディショニング特性を有すると知られている他の材料から選択される。
【0053】
シリコーンは最も好ましいコンディショニング剤であり、本発明の粒子と組み合わせて使用すると驚くほど優れた特性を発揮することが分かった。このシリコーンは、好ましくは液滴の形をとり、通常好ましくは組成物の5重量%まで、より好ましくは組成物の0.01重量%〜5重量%、さらに、より好ましくは0.1重量%〜5重量%の量で本発明の組成物中に分散される。
【0054】
適当なシリコーンとしては、たとえばポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シロキサンゴムおよびシロキサン樹脂、シクロメチコーン、アミノ官能化シリコーン、四級化シリコーンなどの揮発性および不揮発性シリコーン、とそれらの混合物がある。シリコーンオイルは、毛髪にとって特に好ましいコンディショニング剤である。このシリコーンは、溶液中に高粘度オイルまたはゴムを含む低粘度オイルの形でもよい。あるいは,高粘度材料が水中のエマルジョンの形であってもよい。このエマルジョンは、低粘度オイル中の高粘度オイルまたはゴム溶液であってもよい。油相の粒子サイズは、だいたい平均サイズが30ナノメートル〜20ミクロンである。
【0055】
シリコーンオイルとしては、平均粒子サイズが20ミクロン未満、好ましくは2ミクロン未満のポリジメチルシロキサンが適している。組成物中のシリコーン濃度が同じ場合、粒子サイズが小さいと、シリコーンコンディショニング剤のより均一な分布が可能になる。粘度100〜2000万センチストークスのシリコーンを使用するのが有利である。シリコーンは架橋されてもよい。
【0056】
好ましいシリコーンとしては、ポリジメチルシロキサン(CTFA指定のジメチコーン)、ヒドロキシル化ポリジメチルシロキサン(CTFA指定のジメチコノール)がある。上記タイプのシリコーンは、たとえばDC−1784、およびDCX2−1391(ともにDow Corningから)として広く市販されている。
【0057】
適当なタンパク質加水分解物としては、LAMEQUAT Lの商標で市販されている、ラウリルジモニウムヒドロキシプロピルアミノ加水分解動物タンパク質、およびCROQUAT WKPの商標で市販されている、イオウ含有アミノ酸を含む加水分解ケラチンがある。
【0058】
本発明では、ヘアシャンプーおよび/またはコンディショナー組成物は、コンディショニング剤として高分子の水溶性カチオンポリマーも含むことができる。
【0059】
カチオンポリマーは、0.01〜5重量%、好ましくは約0.05〜1重量%、さらに好ましくは約0.08〜約0.5重量%の濃度で存在してもよい。
【0060】
四級化窒素原子を有する合成または天然由来のポリマーが有用である。このポリマーの分子量(g/モル)は、一般に5000〜10000000、通常少なくとも10000、好ましくは100000〜約2000000の範囲である。
【0061】
代表的な合成四級化ポリマーとしては、たとえば1−ビニル−2−ピロリジンと1−ビニル−3−メチルーイミダゾリウム塩(たとえば塩化物塩)のカチオン共重合体(業界では化粧品トイレタリー香料工業会「CTFA」により、Polyquaternium 16と呼ばれる);1−ビニル−2−ピロリジンとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体(業界ではCTFAにより、Polyquaternium 11と呼ばれる);たとえば、塩化ジメチルジアリルアンモニウムホモポリマー(業界(CTFA)では、Polyquaternium 6と呼ばれる)を含めた、カチオン性ジアリル第四級アンモニウムを含むポリマー;米国特許第4,009,256号に記載の、3〜5個の炭素原子を持つ不飽和カルボン酸のホモポリマーおよび共重合体のアミノ/アルキルエステルの鉱酸塩;WO95/22311に記載の、カチオン性ポリアクリルアミドがある。
【0062】
代表的な天然由来の四級化ポリマーとしては、四級化セルロース化合物、および塩化グアーヒドロキシプロピルトリモニウムなどのカチオン性グアーガム誘導体がある。例としては、JAGUAR C−13S、JAGUAR C−15、JAGUAR C−17があり、MeyhallからJAGUAR(商標)シリーズで市販されている。
【0063】
適当なカチオン性ポリアクリルアミドがWO95/22311に記載されており、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0064】
この組成物はさらに、0.1〜5%の懸濁剤を含んでもよい。例としては、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとの共重合体、カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとの共重合体、アクリル酸とアクリレートエステルとの架橋共重合体、ヘテロポリサッカライドゴム、結晶性長鎖のアシル誘導体がある。長鎖アシル誘導体は、望ましくはステアリン酸エチレングリコール、炭素原子16〜22個を有する脂肪酸のアルカノールアミド、およびそれらの混合物から選択される。ポリアクリル酸はCarbopol420、Carbopol 488、Carbopol 493として市販されている。多官能性の作用剤で架橋したアクリル酸のポリマーを使用してもよく、これらはCarbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 940、Carbopol 941、Carbopol 980として市販されている。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルの適当な共重合体の例としては、Carbopol 1342がある。全てのCarbopol材料はGoodrichから入手でき、Carbopolは商標である。他の適当な懸濁剤は、二水素化タローフタル酸アミド(StepanからStepanTAB−2の商標で市販されている)である。
【0065】
適当な、アクリル酸とアクリレートエステルの架橋したポリマーは、Pemulen TR1またはPemulen TR2である。適当なヘテロポリサッカライドガムは、キサンタンガムであり、たとえばKelzan MUとして市販されている。
【0066】
本発明のシャンプーおよび/またはコンディショニング組成物中に組み込むことが有利な他の成分は、脂肪アルコール材料である。本発明のコンディショニング組成物、特に1種または複数のカチオン界面活性剤材料を含むコンディショニング組成物では、この物質を使用することが特に好ましい。コンディショニング組成物中に、脂肪アルコール材料とカチオン界面活性剤を組み合わせて使用すると特に有利であると考えられる。というのは、それにより層状の相が生成され、カチオン界面活性剤がその中に分散されるためである。
【0067】
好ましい脂肪アルコールは炭素原子8〜22個、より好ましくは16〜20個を含む。好ましい脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールがある。この材料を使用することも、本発明の組成物のコンディショニング特性全体に貢献するために有利である。
【0068】
脂肪アルコール材料の濃度は、好都合には組成物の0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。カチオン界面活性剤の脂肪アルコールに対する重量比は、好ましくは10:1〜1:10、より好ましくは4:1〜1:8、最も好ましくは1:1〜1:4である。
【0069】
シャンプーおよび/またはコンディショニング組成物中に含まれることが望ましい他の成分は、真珠光沢材料である。適当な真珠光沢材料としては、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、グアニンおよび二酸化チタンを被覆した雲母、オキシ塩化ビスマス、およびステアリン酸モノエタノールアミドがある。組成物中に存在する真珠光沢材料の濃度は、通常組成物の0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.3重量%〜3重量%である。
【0070】
本発明の組成物は、場合によっては抗菌剤を含んでもよい。抗菌剤は単一化合物でも、複数の化合物の混合物でもよい。抗菌剤は、たとえば固体粒子の形であっても、本発明の組成物中に溶解していてもよい。
【0071】
抗菌剤は通常本発明の組成物中に、0.01重量%〜5重量%、好ましくは0.1重量%〜2重量%の量存在する。
【0072】
好ましくは、抗菌剤はClimbazole、ケトコナゾール、Octapirox、およびそれらの混合物から選択される。より好ましくは、抗菌剤はClimbazoleである。この抗菌剤は通常本発明の組成物中に溶液で存在している。
【0073】
好ましい固体の抗菌剤には、金属ピリチオン、特にピリチオン亜鉛(ZnPTO)があり、これは水性系中に比較的不溶であるために、通常ヘアトリートメント組成物中で粒子の分散物として使用される。ピリチオン亜鉛は、たとえば小板状、針状、などの結晶形、無定形、規則的、または不規則な形の粒子を含む任意の粒形で使用される。組成物中にピリチオン亜鉛が存在する場合は、組成物から粒子が沈殿するのを防止または抑制するために懸濁剤を使用することが好ましい。ピリチオン亜鉛粒子の平均粒子直径(すなわち、その最大寸法)は、通常約0.2〜約50μm、好ましくは約0.4〜約10μmである。粒子サイズは、Malvern Mastersizer(Malvern Instruments、Malvern、英国)を用いて測定できる。
【0074】
抗菌剤は通常、マラセジア属に対して最小発育阻止濃度約50mg/ml以下を示す。
【0075】
本発明のシャンプーおよび/またはコンディショナー組成物は、水性ベースが好ましい。この組成物は水を組成物合計の約20〜約99重量%の量含むのが適当である。
【0076】
本発明の組成物は、希釈剤、金属イオン封鎖剤、増粘剤、担体、酸化防止剤、タンパク質、ポリペプチド、保存剤、保湿剤、溶媒、香料、酵素、ポリマーなど当技術分野で通常使用されている他の成分を含んでもよい。
【0077】
本発明の組成物は、好ましくは本発明の方法で使用される。
【0078】
本発明の方法では、本発明の組成物中に使用可能な粒子で毛髪を処理する。このトリートメントは、好ましくは本発明の組成物の使用が関与するが、その代わりに粒子を含む他の組成物を使用してもよい。通常、粒子は、シャンプーするステップ、またはヘアコンディショニングステップ、あるいはその両方のステップ中に毛髪に与えられる。毛髪からこの組成物を洗い流した後、少なくともいくらかの粒子が毛髪に堆積して残留する。
【0079】
本発明の方法のこの段階で毛髪を乾燥すると、この製品の使用者は何らかのヘアコンディショニング効果を経験する。
【0080】
しかし、本発明の方法は、粒子で処置された毛髪を、粒子の融点以上の温度に加熱するステップを含む。この製品の使用者は、この加熱ステップの後で、シリコーンワックスおよび粒子中に存在する何らかのその他のヘアコンディショニング材料のため、優れたヘアコンディショニング効果を経験することになる。理論に縛られることは望まないが、毛髪が粒子の融点以上に加熱されると、粒子の成分が流動可能になり毛髪上に広がって、毛髪繊維上に成分をより均一に分布させると考えられる。また、組成物の使用者は、粒子中に含まれた何らかの他の成分から、ワックス粒子から放出された後に、より大きな利点を経験することになる。
【0081】
本発明の方法では、毛髪がまだ湿っている間、たとえば高温で、たとえば吹き出しドライヤーでまたはサロンドライヤー中で乾燥中に毛髪を加熱してもよい。あるいは、毛髪を室温で乾燥させてから加熱してもよい。他の加熱方法は、毛髪のスタイリング中、たとえばカーリング焼きごてを使用した加熱も含まれる。毛髪は、湿っている間、または乾燥した後でスタイリングしてもよい。
【0082】
毛髪を加熱する温度は、使用した粒子の融点によって変わる。通常、毛髪を30℃〜100℃、35℃〜90℃など、たとえば40℃〜70℃の温度に加熱する。
【0083】
次に、本発明を以下のこれに制限されることのない実施例を参照して説明する。実施例および本明細書を通して、パーセントは、別段の指示がなければ全て組成物合計に対する重量で表す。
【0084】
実施例
粒子サイズをオリンパスBH−2透過顕微鏡を用いて測定した。粒子サイズを以下のように測定する。
【0085】
1)顕微鏡プラットフォーム上に計数線を置く。
2)拡大率を20倍焦点にし、計数線がはっきり見えるように焦点を合わせる。
3)計数線の画像をプリントアウトする。
4)計数線上の100ミクロンで覆われた画像の距離を、定規を用いてミリメートルの単位で計算する。
5)試料を顕微鏡のスライド上に置き、拡大率は20倍焦点に保つ。
6)試料中の粒子をはっきり見えるように焦点を調節する。
7)試料中の粒子の画像をプリントアウトする。
8)粒子の直径(または、一番長い寸法)をミリメートル単位で測り、ステップ4からの計算を用いてミクロンに換算することによって、平均粒子サイズをミクロン単位で計算する。
【0086】
粒子の融点は、示差走査熱分析(DSC)によって求めた。DSC測定は、Perkin−Elmer DSC 7シリーズで加熱速度毎分10℃で行った。結晶化速度が遅い材料には、加熱速度毎分5℃を使用することもできる(このことは、この実施例で使用したワックスには適用しなかったが)。
【0087】
実施例1
シャンプー組成物を対照として、および植物ワックス2重量%含む組成物(比較例として)、およびシリコーンワックスを2重量%含む組成物(本発明の組成物の実施例)を、以下の成分を用いて配合した。ただし、数字は、配合物の合計に対する活性材料の重量%である。
【0088】
【表1】
Figure 0004794803
【0089】
シャンプーを以下のように調製した。
【0090】
1.シャンプーベースを水浴中で〜50℃加熱した。
2.ワックスを融解するまで〜50℃加熱した。
3.シャンプー中に融解したワックスを、Heidolph攪拌機で約400rpmで攪拌しながら注いだ。次いで、これが混合するように50℃で1分間そのままにした。
4.次に、シャンプーを攪拌しながら室温まで冷却させた。
【0091】
処理した入れ毛(hair switch)のくし通り力を、以下の方法で測定した。
【0092】
入れ毛のトリーメント:湿った入れ毛にシャンプー0.6gを加え、入れ毛を30秒間揉んですり込んだ。次いで、シャンプーを流水で30秒間洗い流した。シャンプー0.6gを第2のトリートメントとして同じ入れ毛に加え、再び30秒間揉んですり込んだ。次いで入れ毛を流水で合計60秒間洗い流した。次いで、入れ毛をゆっくりくしでとかしながら、最大熱量に設定したヘアドライヤーを用いて入れ毛を5分間乾燥した。
【0093】
Instron くし通り試験:マンドレル型のくし通り試験装置を、温度および湿度[20℃、相対湿度(RH)50%を標準とする]を制御するために、Climatic Systems社の環境チャンバ内に設置する。乾燥した入れ毛(上記参照)を、Instron 5564シリーズ引張試験機のクロスヘッドにはめこんだ10Nロードセルに装着する。モーターでくし通り試験装置を約30rpmで回転するように駆動し、くしが入れ毛を毎分30回通過するようにする。得られた力をInstronで測定し、データがPCに蓄積される。くし通り力の測定値を、くし通しを開始して20秒間、次いで42分間に渡り12分間おきに記録する。各入れ毛は、くし通しを開始してから0、1.5、3、および4.5分におけるくし通り力に対応する4個のデータの集まりをもたらす。このデータを、各くし通しサイクル中のピーク高さを測るプログラムを用いて解析する。プロットのベースラインを0に設定することにより、測定単位をニュートンにする。各時点のピーク高さを平均して、各時点の平均くし通り力を得る。信頼限界を対数空間で計算して、力とともに力の分散が増大する事実を補正する。十分に分散分析(ANOVA)を行うと測定した集合の全ての入れ毛を使用して、標準偏差の正確な推定値が得られ、また信頼限界を計算するのに必要なt値を最小限にする。
【0094】
【表2】
Figure 0004794803
シリコーンワックス2重量%を含むシャンプーを、ヘアドライヤーを最も低い(低温の)設定で使用する以外は、上記に述べたのと同じ方法で使用すると、くし通り力は0.943Nであった。
【0095】
すなわち、本発明の組成物は、熱処理後にトリートメントした毛髪のくし通り力を低下させるという利点を有し、この効果は熱処理をした後で著しく増加した。
【0096】
実施例2
ヘアコンディショナー組成物を対照として、および植物ワックス5重量%含む組成物(比較例として)、およびシリコーンワックスを5重量%含む組成物(本発明の組成物の実施例;実施例2)を、以下の成分を用いて配合した。ただし、数字は、配合物の合計に対する活性材料の重量%である。
【0097】
【表3】
Figure 0004794803
【0098】
この配合物は、以下のようにして調製することができる。
【0099】
1)対照を水浴中で〜50℃に加熱した。これをHeidolph攪拌機を用いて約400rpmで攪拌した。
【0100】
2)ワックスをホットプレート上で融解した。
【0101】
3)融解したワックスをコンディショナー中に注いだ。これを混合するように〜50℃で1分間そのままにした。
【0102】
4)次に、コンディショナーを攪拌しながら室温まで冷却させた。
【0103】
入れ毛の調製:254mm(10インチ)のスペイン人の入れ毛8gを、ベースシャンプー(入れ毛1g当り0.1ml)中で30秒間洗い、30秒間洗い流し、シャンプー中で30秒間洗い、1分間洗い流し、次いでもつれを除くためにくしでとかした。この入れ毛を一晩乾燥し、次いで、トリートメントをする前に200mm(8インチ)(〜5.6g)に刈り込んだ。次いで、この入れ毛をコンディショナー(入れ毛1g当り0.2ml)で1分間処理し、1分間洗い流し、ブロードライをする前に10回くしでとかした。この入れ毛を以下のようにブロードライをした。
【0104】
1.ヘアドライヤーを最高の熱量に設定し、ノズルを入れ毛から25〜50mm(1〜2インチ)の位置に置く。
【0105】
2.入れ毛の頂部にくしを入れ、ドライヤーのノズルをくしと同じ高さで、入れ毛から25〜50mm(1〜2インチ)の位置に置く。
【0106】
3.くしとドライヤーを同時に入れ毛の下方に、10秒で下部に達するよう等速度で移動させる。
【0107】
4.くしとドライヤーを入れ毛の頂部にもどす。全体のサイクルを10秒にする。
【0108】
5.2.5分間繰り返し、次いで、入れ毛を回転させ全体で5分経過するまで続ける。
【0109】
官能試験パネル
このパネルは3種のトリートメントを使用し、トリートメントごとに3個の入れ毛がある。この入れ毛を上述のように処理、乾燥し、20℃、50%RHの環境で一晩平衡にしてから評価した。
【0110】
9入れ毛を、18パネリスト各自が標準グリッドパターンに従って、一対比較法で評価した。各パネリストは、6対を評価し、入れ毛はいかなる系統誤差も補償するように設計されたパターンが与えられている。パネリストは、2個の入れ毛のどちらが各特性をより顕著に示しているかを答えるように質問された。入れ毛を「なめらかさ」と「くし通りのよさ」に対して評価した。「差なし」と言う回答は許可されていなかった。完全に評価が完了したとき、いずれの変則的、および不均衡なものもチェックし、トリートメント同士が有意に異なっているかどうかを95%の信頼性水準で決めるプログラムによってデータを分析する。以下の表で、高い数値は利点が大きいことを示す。
【0111】
結果
なめらかさ
【0112】
【表4】
Figure 0004794803
【0113】
本発明の組成物の利点は明らかではあるが、Lipex、またはAbil 2440を含むコンディショナーはどちらも、対照より95%レベルで有意になめらかであるとは認められなかった。
【0114】
くし通りのよさ
【0115】
【表5】
Figure 0004794803
【0116】
Lipexを含むコンディショナーは、対照より95%レベルで(p=0.1648)有意にくし通りがよいとは認められなかった。
【0117】
Abil 2440を含むコンディショナーは、第四級アンモニウム塩混合物ベースより、95%レベルで(p=0.0006)有意にくし通りがよいと認められた。これはまた、Lipexを含むコンディショナーより、95%レベルで(p=0.0285)有意にくし通りがよいと認められた。
【0118】
実施例3から5
以下の配合物を調製した。実施例4および5は異なったシリコーンワックスの混合物を使用した。
【0119】
【表6】
Figure 0004794803
【0120】
実施例3および4を以下の通りに調製した。
【0121】
1.ワックス45gをビーカー中で融解させる。
【0122】
2.蒸留水50.64gを、界面活性剤混合物4.36gと共にビーカー中に秤量する。これを攪拌して界面活性剤を溶解させ、次いで60℃、すなわちワックスの融点より少し高く温めた。
【0123】
3.融解したワックスを、水/界面活性剤混合物中に、ずりを加えながらゆっくり注いだ。添加が完了したとき、ずりをさらに1分間継続した。
【0124】
4.冷凍庫で0℃に冷却した蒸留水100gを、600mlビーカー中に秤量した。オーバーヘッド(Heidolf)攪拌機を入れて、800rpmで混合させる。このワックス/水/界面活性剤混合物をずりが完了したら直ちに、この攪拌した冷水中にすばやくあける。これを約3分間攪拌し続けたままにする。
【0125】
この方法では、Abil 2440ワックスは、光学顕微鏡で平均粒径が約5μm、最大で約10μmであった。
【0126】
実施例5を以下の通りに調製した。
【0127】
1.ワックス(Abil 2440およびAbil 9810)、ならびにArosurf TA 100を一緒にビーカー中で50℃で融解した。
【0128】
2.蒸留水53gをPluronic F108 2gと共にビーカー中に秤量した。これを攪拌してPluronicを溶解させ、次いで60℃、すなわちワックスの融点より少し高く温めた。
【0129】
3.融解したワックスを、水/Pluronic混合物中に、攪拌を続けながらゆっくりピペットで移す、あるいは注いだ。添加が完了したとき、攪拌をさらに5分間続けた。
【0130】
4.冷凍庫で0℃に冷却した蒸留水100gを、600mlビーカー中に秤量した。独立型のHeidolf攪拌機を入れて、800rpmで混合させる。このワックス/水/Pluronic混合物をずりが完了したら直ちに、この攪拌した冷水中にすばやくあける。これを約3分間攪拌し続けたままにする。
【0131】
実施例3から5の配合物で処理した入れ毛に対して、以下の方法でくし通り力を測定した。
【0132】
入れ毛のトリートメント:500ppmの粒子を入れ毛に与えて、30秒間揉んですり込んだ。次いで入れ毛を、最大熱量に設定したヘアドライヤーを用いて、入れ毛をゆっくりくしでとかしながら、5分間乾燥した。
【0133】
Instron くし通り試験を、実施例1に記載の通りに行った。
【0134】
【表7】
Figure 0004794803
【0135】
実施例6
以下は、本発明のコンディショナー組成物の例示的な他の実施例であり、実施例3〜5と同様な通常の方法で調製することができる。
【0136】
【表8】
Figure 0004794803

Claims (12)

  1. 毛髪をトリートメントする方法であって、以下の工程:
    1)すすぎ落としヘアトリートメント組成物を毛髪に施用する工程であって、前記組成物が、界面活性剤を1重量%〜50重量%と粒子とを含み、粒子の少なくとも90重量%が10nm〜300μmの平均最大寸法を持ち、粒子が、1個または複数のC〜C40の、分枝鎖または非分枝鎖の、飽和または不飽和の、場合によっては置換された炭化水素基を有するシリコーンワックスを少なくとも50重量%含み、ワックスの融点が35℃〜90℃であるものを施用する工程と、
    2)毛髪をすすぐ工程と、
    3)毛髪を粒子の融点を超える温度に加熱する工程と
    を含む、毛髪をトリートメントする方法。
  2. シャンプー組成物である請求項1に記載の方法。
  3. ヘアコンディショニング組成物である請求項1に記載の方法。
  4. 粒子の少なくとも90重量%が、1μm〜200μmの平均最大寸法を持つ請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 粒子の少なくとも90重量%が、2μm〜100μmの平均最大寸法を持つ請求項4に記載の方法。
  6. 粒子が35℃〜90℃の融点を持つ、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 粒子が40℃〜70℃の融点を持つ、請求項6に記載の方法。
  8. 粒子が組成物中に0.01重量%〜50重量%の量で存在する請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 粒子が組成物中に0.05重量%〜30重量%の量で存在する請求項8に記載の方法。
  10. さらに液体シリコーンの液滴を含む請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 液体シリコーンが組成物中に最大5重量%の量で存在する請求項10に記載の方法。
  12. 粒子がシリコーンワックス、ならびに、分子中に炭素原子12〜48個を含むトリグリセリド,脂肪酸,脂肪アルコール,および脂肪酸または脂肪アルコールいずれかのエステル、炭化水素オイルおよびワックス、シリコーンオイルおよび鉱油から選択した少なくとも1種の他の材料を含む請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
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