JPH05117087A - ダイヤモンド様薄膜の保護膜付き物品 - Google Patents

ダイヤモンド様薄膜の保護膜付き物品

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JPH05117087A
JPH05117087A JP3308264A JP30826491A JPH05117087A JP H05117087 A JPH05117087 A JP H05117087A JP 3308264 A JP3308264 A JP 3308264A JP 30826491 A JP30826491 A JP 30826491A JP H05117087 A JPH05117087 A JP H05117087A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤモンド様薄膜保護膜を物品に強固に結
合すること。 【構成】 基体の表面に、基体よりも硬度が大きく且つ
後記ダイヤモンド様薄膜よりは硬度が小さい硬度Hv=
1000〜5000kg/mm2 の炭素中間層と、ダイ
ヤモンド様薄膜とを順に形成する。 【効果】 ダイヤモンド様薄膜との親和性が悪い基体の
表面にダイヤモンド様薄膜が強固に結合出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難接着性の物品基体に
対するダイヤモンド様薄膜の接着性ないし結合性を向上
させる技術に関する。
【0002】
【従来技術】気相法により製造されるダイヤモンド様薄
膜は硬度が高く、耐摩耗性、耐久性、耐薬品性、耐食性
等に優れており、また任意形状の物品に被着できるた
め、こうした特性の一つ以上が必要な物品の保護膜とし
て有用である。気相法によるダイヤモンド様薄膜製造方
法には各種の形式がある(例えば「表面化学」第5巻第
108号(1984年)第108−115頁の各種の方
法参照)。ダイヤモンド様薄膜は任意形状の保護すべき
物品の表面に被覆され、耐食性、耐摩耗性などの保護膜
として広く利用される。
【0003】ダイヤモンド様薄膜はシリコン等の基体に
は強固に結合し得るが、物品の種類によっては基体に対
する結合力が弱く、外力の作用で基体から剥離し易い問
題があった。そのため保護被覆として耐食性、耐摩耗性
等が必要な用途において充分に効果を発揮出来ない。特
にFe系の金属又は合金(例えば軟鋼(STC)、ステ
ンレス鋼、焼き入れ鋼(SKD、SKS)等)、その他
Co、Niなどの金属の合金、ガラス、セラミックス等
はダイヤモンド様薄膜に対する結合力が弱いことが知ら
れている。鉄を主成分とする基体は例えば機構部材、摺
動部材等最も工業的価値の高いものであるし、又ガラス
やセラミックスではサーマルヘッド等の摺動部分などに
使用されるなど、広い用途を有するので、これらの基体
の表面に形成されるダイヤモンド様薄膜の基体への接着
性を向上させることが重要である。
【0004】この基体に前処理を行なって接着性を向上
することは特開昭60−200898号、同60−20
4695号、同61−174376号等で提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決すべき課題】特開昭60−200898号
ではCo−WC合金を基体とし、その表面にダイヤモン
ド様薄膜を高硬度膜として付けるに当たり、基体の表面
に予めグロー放電を直接作用させることによりイオンエ
ッチングすることを提案しているが、加速電圧は印加さ
れていないからエッチング効率は接着性向上の面からは
充分でなく本発明が目的する接着性の向上は充分に得ら
れない。特開昭60−204695号も上記技術と同様
に成膜速度の向上を意図してArガスを減圧室内に導入
し正負電極間に電圧を加えてプラズマを作りこれを基体
に作用させるのであるが、プラズマのイオン濃度は低い
のでエッチング効果は接着性向上の観点からは低い。特
開昭61−174376号は基体の接着性を向上するた
めにプラズマガスで基体を処理した後、酸化処理して酸
化物被膜を形成することを記載している。しかし、プラ
ズマは先ず拡散によって正イオンが正電位のグリッドを
通り抜ける必要があり、成膜に必要な充分な量の正イオ
ンが基体に到達出来ないので結果として効率の悪い方法
である。従って従来公知の技術では基体とダイヤモンド
様薄膜との間の接着力が充分に高い成膜は可能でなかっ
た。また特開平3−80190号にはイオンを加速して
基体表面を衝撃する方法が記載され、上記の各方法より
はすぐれているが必ずしも十分な結合力が得られていな
い。
【0006】そこで本発明者らは特願平3−14267
8号でMoを中間層として接着性を改善することを提案
した。この中間層はすぐれた結合力を生じることがわか
った。本発明者は中間層として他の物質を試みたとこ
ろ、同出願に記載したものと同等以上の効果を得た。そ
のほか、結晶性の炭化けい素、結晶性の窒化けい素等の
中間層を形成することも知られているが、しかし、従来
の方法及び上記先願の方法は、成膜時にダイヤモンドと
は異質の原料を使用して中間層を形成する必要があり、
工程数が増加する。それに加えて特に公知の結晶性の中
間層は結合力が十分でない。したがって、本発明の目的
は、比較的簡単な方法で、基体に対する結合力ないし接
着力が大きく、耐剥離性で耐久性の向上したダイヤモン
ド様薄膜を具備した物品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、通常の基体は
もちろん、Co、Ni、Feの少なくとも一種を含む合
金、セラミックス及びガラスよりなる群より選択され且
つダイヤモンド様薄膜との親和性が悪い基体の表面に、
前記基体よりも硬度が大きく且つ後記ダイヤモンド様薄
膜よりは硬度が小さいHv=1000〜5000kg/
mm2 の炭素中間層と、ダイヤモンド様薄膜とを順に形
成した保護膜を有する物品を提供する。特に好ましく
は、本発明の中間層は基体からダイヤモンド様薄膜に向
かって段階的または連続的に硬度が大きくなる。ただし
成形あるいは加工用金型への応用は別出願の対象とした
ので本発明からは除かれる。
【0008】本発明では、イオン化蒸着法の蒸着条件を
制御することにより、基体の表面に、前記基体よりも硬
度が大きく且つ後記ダイヤモンド様薄膜よりは硬度が小
さい炭素中間層を成膜し、次いで原料炭化水素を変更す
ることなく且つ同じイオン化蒸着法を使用して成膜条件
を変更しダイヤモンド様薄膜を成膜する。特に中間層は
硬度が基体からダイヤモンド様薄膜に向かって大きくな
る様に中間層自体の成膜時にも階段的または連続的な成
膜条件の変更を実施することが好ましい。
【0009】中間層を形成するための方法は、特開昭5
8−174507号及び特開平1−234396号に記
載されたイオンが化蒸着法を使用する。この方法によれ
ば、中間層の成膜後に、その層を空気にさらすことな
く、あるいは作業自体を中断することなく条件をダイヤ
モンド様薄膜の成膜条件に変更することにより、次のダ
イヤモンド様薄膜の形成工程に移行することができる。
このため本発明の方法は作業性が極めてよい。なお、好
ましくはこの工程に先立って、成膜装置の真空室内に前
記基体を配置し、Ar等のボンバード用ガスを前記真空
室内に導入し、熱陰極フィラメントとその周りに設けら
れた対陰極とよりなるイオン化手段により電離してイオ
ンの流れを形成し、これを前記対陰極よりも低電位にあ
るグリッドにより加速して基体の表面をボンバードして
活性化する前工程を採用してもよい。
【0010】中間層は基体の硬度よりは大きく且つダイ
ヤモンド様薄膜の硬度よりは小さい一定の組成の膜でも
良いが、好ましくは基体側で低硬度、ダイヤモンド側で
高硬度にする。これにより結合性密着性を改善すること
ができる。中間層とダイヤモンド様薄膜の成膜は同一の
イオン化蒸着装置を使用し、同一の原料を使用し、単に
蒸着条件を連続的または段階的に変化させるだけで良
い。中間層の膜厚は0.02〜3μmが好適であり、更
に好ましくは0.05〜0.5μmである。余り薄いと
効果がなく、余り厚過ぎても効果が飽和する。
【0011】ダイヤモンド様薄膜の硬度はイオン化蒸着
法によるとき約6000kg/mm2 以上である。一方
基板になる物品の硬度は材質によって異なるが、通常は
200〜3000kg/mm2 である。したがって、中
間層の硬度を基板の材料とダイヤモンド様薄膜の中間の
硬度である1000〜5000kg/mm2 の範囲で選
択すれば良い。
【0012】イオン化蒸着法による中間層の形成にあっ
ては、前記の単独又は混合ガスを用いる。またダイヤモ
ンド様薄膜の形成にあっては、炭化水素原料ガス又は分
解又は反応により炭化水素を生成し得る原料ガス(ここ
に炭化水素とはメタン、エタン、プロパン等の飽和炭化
水素、エチレン、プロピレン、アセチレン等の不飽和炭
化水素等があり、分解して炭化水素を生成し得る原料ガ
スはメチルアルコール、エチルアルコール等のアルコー
ル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類など
があり、又反応して炭化水素ガスを生成する原料ガスに
は一酸化炭素、二酸化炭素と水素との混合ガス等があ
る。また前記原料にはヘリウム、ネオン、アルゴン等の
希ガスあるいは水素、酸素、窒素、水、一酸化炭素、二
酸化炭素、等の少なくとも一種を含ませることができ
る)を熱陰極フィラメント−対陰極間のアーク放電、陰
極熱フィラメント−対陰極間の熱電子放出によるイオン
化等の手段でイオン化してイオン流とし、この流れを電
場で加速して基体に差し向けることによりダイヤモンド
様薄膜を成膜する方法であり、詳細は特開昭58−17
4507号及び特開平1−234396号に記載されて
いる。
【0013】第1図に特開昭58−174507号に従
った成膜装置の好ましい例を示す。その他の公知のイオ
ン化蒸着装置を使用してもよいことはもちろんである。
図中30は真空容器、31はチャンバーであり、排気系
38に接続されて10-6Torr程度までの高真空に引
かれる。32は基体Sの裏面に設けられ負の電位Vaに
保たれた電極である。基体Sの表面に近接又は接触して
ダイヤモンド様薄膜の形状を規制する窓を有するマスク
42が設けられる。このマスクは基体に接していても良
いが膜の周部の厚みを薄くして割れ(クラック)を減じ
るためにはなるべくは離間させる。33は基体と同一の
電位Vaを与えられたグリッドで成膜工程で炭化水素イ
オンの加速を行なうのに使用される。このグリッド33
は膜の連続性を高め且つ表面を平滑にするため適正に定
めた空間率(単位面積あたりの穴の面積)と穴密度(単
位長さあたりの穴の数)のグリッドを使用し、或いはそ
の面内方向に振動するための手段を有していても良い。
34は負の電位Vdに維持された熱陰極フィラメントで
あり、交流電源からの電流Ifによって加熱されて熱電
子を発生する。35は原料でガスの供給口であり、37
はガス供給通路、37’はプラズマ励起室である。フィ
ラメント34を取囲んで陽極36が配置されている。こ
の陽極はこの場合接地されているが、フィラメントに対
しては正の電圧Vdを有し、電極32及びグリッド33
に対しては正の電位Vaを与えられている。フィラメン
ト34、陽極36及び供給口35の周りを取り囲んでイ
オン化ガスの閉じ込め用の磁界を発生するために電源V
cからの電流Icで励磁される電磁コイル39が配置さ
れている。従って、If、Va、Vd、コイルの電流I
cを調整することにより膜質を変えることができる。特
にVa(基体電圧)及びVd(熱陰極ー陽極間の電位
差)の制御が好ましい。このような成膜条件の制御は、
コンピュータによるプログラム制御により容易に実行す
ることができる。
【0014】成膜にあたり、チャンバー31内を10-6
Torrまで高真空とし、ガス供給通路37のバルブを
操作して所定流量の中間層成膜用のガス、またはダイヤ
モンド成膜用のガス、場合によりそれと水素との混合ガ
ス、或いはそれとAr、He、Ne等のキャリアガス等
を各供給口35から導入しながら排気系38を調整して
所定のガス圧例えば10-1Torrとする。一方、複数
の熱陰極フイラメント34には交流電流Ifを流して加
熱し、フイラメント34と陽極36の間には電位差Vd
を印加して放電を形成する。供給口35から供給された
原料ガスは熱分解されるとともにフィラメントからの熱
電子と衝突してプラスのイオンと電子を生じる。この電
子は別の熱分解粒子と衝突する。電磁コイルの磁界によ
る閉じ込め作用の下に、このような現象を繰り返すこと
により原料ガスは熱分解物質のプラスイオンとなる。プ
ラスイオンは電極32、グリッド36に印加された負電
位Vaにより引き寄せられ、基体Sの方へ向けて加速さ
れ、基体に衝突して成膜反応を行ない、ダイヤモンド様
薄膜を形成する。なお、各部の電位、電流、温度等の条
件については上に述べた条件の他、先に引用した特許公
報を参照されたい。
【0015】以下に本発明を例示する。
【実施例の説明】イオン化蒸着法を用い、SKD11及
び石英ガラス(SUPRASL:信越石英(株))より
なる物品基体の上に表1に示す条件で中間層を成膜し、
次いで表1の条件でダイヤモンド様薄膜を成膜した。フ
ィラメント34はコイル状としその幅3mm、その周り
を取り囲む電極36との隙間8mmとした。グリッド3
3は5mm/分の速度で振動させた。If=25A,フ
ィラメント電圧Vd可変、基体電圧Va可変、電磁コイ
ルの磁束密度300Gの条件で、CH4 を導入し、各種
膜厚の中間層、次いで膜厚3.0μmのダイヤモンド様
薄膜を得た。
【0016】
【表1】
【0017】得られた保護膜付き物品の保護膜の特性表
2に示す通りであった。ただし密着力とスクラッチ力の
評価は次の通りであった。密着力は1cm角、長さ10
cmの角材をダイヤモンド様薄膜にエポキシ樹脂で接着
し、引張試験機(テンシロン−商品名)で引っ張って剥
離し測定を行なった。又スクラッチ力はRhesca社
製のCSR−02試験機で測定した。いずれの値も表1
の第1行の値を基準とした相対値である。
【0018】
【表2】
【0019】
【発明の効果】本発明によると中間層を介在することに
よりダイヤモンド様薄膜を、通常では結合が困難な物品
基体に施すことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用するイオン化蒸着装置の概要を示
す。
【符号の説明】
30 真空容器 31 チャンバー 32 負電極 42 マスク 33 グリッド 34 熱陰極フィラメント 35 原料ガスの供給口 36 陽極 37 ガス供給通路 37’ プラズマ励起室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の表面に、前記基体よりも硬度が大
    きく且つ後記ダイヤモンド様薄膜よりは硬度が小さい硬
    度Hv=1000〜5000kg/mm2 の炭素中間層
    と、ダイヤモンド様薄膜とを順に形成した保護膜を有す
    る物品。
  2. 【請求項2】 Co、Ni、Feの少なくとも一種を含
    む合金、セラミックス及びガラスよりなる群より選択さ
    れ且つダイヤモンド様薄膜との親和性が悪い基体の表面
    に、前記基体よりも硬度が大きく且つ後記ダイヤモンド
    様薄膜よりは硬度が小さい炭素中間層と、ダイヤモンド
    様薄膜を順に形成した請求項1に記載の保護膜付き物
    品。
  3. 【請求項3】 中間層は基体からダイヤモンド様薄膜に
    向かって段階的または連続的に硬度が大きくなる請求項
    1または2に記載の保護膜付き物品。
  4. 【請求項4】 炭素中間層はイオン化蒸着法により形成
    されたものである請求項1ないし3のいずれかに記載の
    保護膜付き物品。
  5. 【請求項5】 中間層の膜厚が0.02〜3.0μmで
    ある請求項1〜4のいずれかに記載の保護膜付き物品。
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