JPH0511666A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

画像形成装置のクリーニング装置

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JPH0511666A
JPH0511666A JP16681291A JP16681291A JPH0511666A JP H0511666 A JPH0511666 A JP H0511666A JP 16681291 A JP16681291 A JP 16681291A JP 16681291 A JP16681291 A JP 16681291A JP H0511666 A JPH0511666 A JP H0511666A
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JP
Japan
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toner
charger
transfer
cleaner
cleaning
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JP16681291A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Namita
芳伸 波田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置のクリーニング装置に関し、ト
ナー被着体に付着したトナーに対して安定したクリーニ
ング効果が得られるクリーナ装置の提供を目的とする。 【構成】 転写ドラム30に付着したトナーを静電的作
用をもってクリーニングするクリーナ部50と、前記ク
リーナ部50の上流側でトナーを均一に帯電させるクリ
ーナ前チャージャ60と、前記転写ドラム30周辺の湿
度を検出する湿度センサ63と、前記湿度センサ63の
検出する湿度に応じて前記クリーナ前チャージャ60の
出力を可変制御するマイクロコンピュータ200とを備
える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複写機やレーザ
プリンタ等の画像形成装置に備えられ、感光ドラムや転
写ドラム等のトナー被着体に付着したトナーを除去する
画像形成装置のクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザプリンタ等においては、
露光によって感光ドラム上に形成された静電潜像をトナ
ーで顕像化し、得られたトナー像を転写紙に転写した
後、熱定着することにより複写画像等が得られるように
なっている。ところで、上記転写工程を経た後の感光ド
ラムには、転写紙に転写されなかったトナーが残存付着
しており、この残留トナーは、以後の画像形成のために
除去する必要がある。
【0003】また、フルカラー複写機等においては、感
光ドラム上に形成された各色のトナーによる可視像を中
間転写体に重ねて転写し、しかる後に転写紙に転写する
ようにしたものがある。この種の装置においては、感光
ドラムに加えて上記中間転写体にも残留トナーが生じる
ので、これも除去する必要がある。また、各色のトナー
像を転写ドラムに保持された転写紙に直接重ねて転写す
るようにした装置も知られている。この種の装置では、
転写ドラムには前記のような残留トナーは生じないもの
の、飛散するトナーや、紙づまりが生じた際の転写紙に
付着しているトナーなどが付着して、後に保持される転
写紙の下地汚れを引き起こすおそれがある。それゆえ、
やはり、転写ドラムをクリーニングする必要がある。
【0004】上記のような感光ドラムや中間転写体、転
写ドラム等のトナー被着体をクリーニングするクリーナ
装置としては、例えば静電的作用を利用するものが知ら
れている。この種のクリーナ装置は、トナー被着体の移
動域に臨ませるとともにトナーと逆極性のバイアス電圧
を印加した半導電性のブラシローラにトナーを静電吸着
させ、吸着されたトナーを、さらに前記ブラシローラよ
りも高い電位のバイアス電圧を印加した回収ローラによ
って回収するものである。
【0005】このようなクリーナ装置においては、トナ
ー被着体に付着したトナーの帯電状態がブラシローラへ
のトナー吸着状態に大きく影響し、クリーニング性が損
なわれることがある。この問題を解決するため、従来で
は、クリーナ装置の前段にクリーナ前チャージャを設
け、クリーナ前チャージャでトナー被着体に付着したト
ナーに所定の電荷を与えて、帯電状態を安定化させるよ
うに構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クリーニング装置は、クリーニング効果がばらつきがち
であり、ときとしてトナーを確実に除去できないで画像
品質を劣化させることがあるという問題点を有してい
た。すなわち、クリーニング効果のばらつきは、トナー
被着体やクリーナ装置各部およびトナー等の帯電量や電
位などの影響を受けると考えられるが、このような帯電
量や電位などは計測が困難であるうえ再現性もあまりな
い。それゆえ、上記ばらつきの要因解明は困難であり、
安定したクリーニング効果の得られるクリーニング装置
は未だ実現されていないのが実情であった。
【0007】そこで、本発明の発明者は、種々の実験お
よび考察を繰り返し試行錯誤した結果、クリーニング効
果のばらつきには、湿度の変化が大きく寄与しているこ
とを知得するに至った。なお、クリーナ前チャージャの
出力を大きくしてクリーニング性を高めることも考えら
れるが、クリーナ前チャージャの出力を大きくし過ぎる
とトナー被着体の寿命が短くなったり、高湿度時にリー
クが生じやすくなるので、クリーナ前チャージャの出力
はできるだけ小さく設定するのが好ましい。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、感光ドラムや転写ドラムなどのトナー被着体に
付着したトナーに対して、安定したクリーニング効果が
得られるクリーナ装置の提供を目的としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記目的を
達成するために、トナー被着体に付着したトナーを静電
的作用をもってクリーニングするクリーニング手段と、
前記クリーニング手段の前段でトナーを均一に帯電させ
るクリーニング前チャージャと、前記トナー被着体周辺
の湿度を検出する湿度検出手段と、前記湿度検出手段の
検出する湿度に応じて、前記クリーニング前チャージャ
の出力を可変制御する出力制御手段とを備えたことを特
徴としている。
【0010】
【作 用】上記構成によれば、湿度検出手段は、トナー
被着体周辺の湿度を検出し、出力制御手段は、湿度検出
手段の検出する湿度に応じて、クリーニング前チャージ
ャの出力を可変制御する。
【0011】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明の第1実施例として、フルカラー
複写機において転写紙を保持する転写ドラムに付着した
トナーの除去を行なうクリーニング装置の例を説明す
る。図1はフルカラー複写機の全体構成を示す断面正面
図、図2はクリーナ部周りの構造を示す断面正面図、図
3はクリーナ前チャージャの出力とクリーニング性との
関係を示すクリーニング特性図、図4は制御装置の構成
を示すブロック図、図5ないし図8は制御動作を示すフ
ローチャート、図9は制御タイミングを示すタイミング
チャートである。 (フルカラー複写機の全体構成)まず、図1に基づきフ
ルカラー複写機の概略構成について説明する。
【0012】複写機の上部に設けられた画像読み取り部
26は、露光ランプ2から発せられ、原稿ガラス1に載
置される原稿で反射された光が、セルフォックレンズア
レイ3を介してCCDラインセンサ4を露光することに
より、原稿画像を読み取るようになっている。CCDラ
インセンサ4は、上記露光によって、B(ブルー)、G
(グリーン)、R(レッド)の3原色の色信号を出力
し、このB、G、Rの色信号は、画像処理されて、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の3色、
またはこれらにBK(ブラック)を加えた4色の色信号
として、レーザ光学系5に与えられるようになってい
る。
【0013】レーザ光学系5は、走査用ポリゴンミラー
6、Fθレンズ7、反射ミラー8等を備え、前記Y、
M、C又はY、M、C、BKの色信号に基づいて各色に
ついての像形成用レーザ光を感光ドラム9に照射し、感
光ドラム9を露光するようになっている。上記感光ドラ
ム9は導電性基板上に順次電荷発生層と電荷輸送層とを
積層した有機感光体で、レーザ発光波長780nm付近に
高い感度を示すものが用いられている。この感光ドラム
9は、図示しないメインモータに駆動されて図中矢符で
示す方向に回転駆動され、前記露光に先だって、周囲に
配設されたメインチャージャ10によりマイナス帯電さ
せられるようになっている。
【0014】感光ドラム9の左側部には、上方より第
1、第2、第3、第4の現像器11〜14が配置されて
いる。上記現像器11〜14は、それぞれ、マイナス帯
電したイエロー色のトナー、マゼンタ色のトナー、シア
ン色のトナー、ブラック色のトナーを収容し、感光ドラ
ム9上に各色のトナー像を形成するようになっている。
ここで、現像器11〜14は、それぞれ所定のタイミン
グで選択的に作動し、いずれかの現像器が作動状態のと
きには、他の現像器は非現像状態になって、作動状態の
現像器が形成したトナー像を乱さないようになってい
る。
【0015】なお、このフルカラー複写機による作像シ
ステムはN−P(ネガ−ポジ)系であり、感光ドラム9
における、マイナス帯電した後にレーザ露光されて除電
された部分に、マイナス帯電したトナーを付着させるこ
とにより、トナー像を形成するようになっている。上記
各現像器11〜14の上方には所定のトナー補給信号に
基づきこれらの現像器11〜14に各色のトナーを補給
するホッパー15が設けられる。
【0016】一方、フルカラー複写機本体の右側下部に
装着される給紙カセット17には、普通紙、OHP用フ
ィルム等からなる転写紙21が積層状態で収納されてお
り、給紙ローラ18・18等により一枚ずつ装置内部に
送給されるようになっている。送給された転写紙21
は、先端がレジストローラ19に当接するとレジストさ
れ、ループを形成するとともに、スキュー補正が行われ
るようになっている。上記形成されるループの量は、給
紙センサ20の検出信号に基づいて、適正に制御される
ようになっている。
【0017】レジストローラ19の前方には、メインモ
ータに駆動されて、図中矢符で示す方向に回転する転写
ドラム30が設けられている。転写ドラム30はアルミ
ニウム製のドラム枠体に、厚さ70〜200μmのポリ
エステル等の誘電体フィルムまたは50〜100メッシ
ュ/inchの網から成るドラム面を形成したものであ
る。転写ドラム30を支持するフレーム36は、支点3
7回りに回動自在に支持されており、圧着スプリング3
8によって感光ドラム9に近接する回動方向に付勢され
る一方、位置決めころ35によって回動量が規制され、
転写ドラム30と前記感光ドラム9との間隔dxが、
0.05mm〜0.7mm程度に保たれるようになってい
る。
【0018】転写ドラム30には、レジストローラ19
から送給される転写紙21の先端部をチャックする先端
チャック爪31が設けられ、この先端チャック爪31が
転写紙21をチャックした後、転写ドラム30の内部に
設けられた吸着チャージャ32がドラム内面をマイナス
帯電させるとともに、外部に設けられた対向電極33が
転写紙21に接触して転写紙21の表面を電気的に接地
し、転写紙21を転写ドラム30に静電吸着させるよう
になっている。
【0019】吸着された転写紙21には、転写ドラム3
0の内部に設けられたプラス帯電用の転写チャージャ3
4により、現像器11〜14によって感光ドラム9に形
成された各色のトナー像が順次重ねて静電転写されるよ
うになっている。すべての色のトナー像が転写された転
写紙21は、転写ドラム30の内、外部に設けられた第
1、第2の除電チャージャ39・40がドラム面の除電
を行い、かつ図外の分離カムが先端チャック爪31を非
チャック状態にすることにより、転写ドラム30から剥
離するようになっている。剥離した転写紙21は、分離
爪41を経て、サクション搬送部42により定着ブロッ
ク43に送給され、熱ロール定着が行われた後、排紙ロ
ーラ44によって排紙トレー45に排出され、フルカラ
ーコピーが得られることになる。
【0020】なお、前記除電チャージャ39・40は共
にAC出力により除電を行うものであり、除電チャージ
ャ39は主としてドラム面と転写紙21との静電吸着力
を減じる一方、除電チャージャ40は主として転写紙2
1の分離時において、転写紙21の表面を除電すると共
に、分離に伴う放電を防ぎ、画像の飛び散りを防止する
ようになっている。 (クリーナ前チャージャの詳細)次に図2に基づきクリ
ーナ前チャージャ60の構成について説明する。クリー
ナ前チャージャ60は、上記除電チャージャ39・40
の転写ドラム30回転方向下流側に設けられている。ク
リーナ前チャージャ60は、転写ドラム30の内、外部
に配置された内部帯電器62と外部帯電器61とを備
え、クリーニングの前に転写ドラム30に付着したトナ
ーを帯電させるようになっている。即ち、転写ドラム3
0に付着しているトナーは、転写紙21の吸着工程や各
色の転写工程、除電・分離工程などでたびたび各チャー
ジャ出力の影響を受けるので帯電状態がばらつきがちで
あるうえ、同一の原稿から複数枚の複写を得る場合に
は、通常転写ドラム30はクリーニング工程を経ること
なく連続して転写工程が行われるので、一層トナーの帯
電状態がばらついた状態となっている。そこで、このク
リーナ前チャージャ60で、付着トナーを再帯電させる
ことにより、静電的作用によるクリーニングが確実に行
なわれるようになっている。
【0021】ところで、クリーニング性のランクは、例
えば図3に示すように、クリーニング前チャージャ60
の出力と湿度とに応じて変化する。そこで、クリーニン
グ前チャージャ60の出力は、湿度に応じてできるだけ
小さく、しかもより高いクリーニング性が得られるよう
に設定されるようになっている。
【0022】具体的には、内部帯電器62には所定の出
力A2 のAC電圧、あるいは後述する制御装置によって
湿度に対応して出力A2 が可変設定される、トナーを帯
電させる極性と逆極性のDC電圧V3 が印加される。ま
た、外部帯電器61には後述する制御装置によって湿度
に対応して出力A1 が可変設定される、トナーを帯電さ
せる極性のDC電圧V4 または、これにAC電圧が重畳
された電圧が印加されるようになっている。 (クリーナ部の詳細)次にクリーナ部50の構成につい
て説明する。クリーナ部50は上記クリーナ前チャージ
ャ60のさらに転写ドラム30回転方向下流側に設けら
れている。このクリーナ部50には、転写工程および転
写紙21の分離が行なわれた後に、ドラム面に付着して
いるトナーをかき取るとともに静電吸着する半導電性の
ブラシローラ51と、ブラシローラ51からトナーを吸
着、回収する導電性の回収ローラ52と、回収ローラ5
2の周面に吸着、回収されたトナーをかき落とすスクレ
ーパー53と、かき落とされたトナーを収容する回収ボ
ックス57と、転写ドラム30の内部において、ドラム
面を挟むようにしてブラシローラ51に対向配置され、
ドラム面の裏面側における電荷を減ずる背面電極54と
が備えられている。
【0023】上記クリーナ部50は、図示しないブラシ
ローラ圧接ソレノイドの駆動によって、クリーニング動
作を行なうときにだけ、ブラシローラ51が転写ドラム
30のドラム面に摺接するようになっている。また、位
置決めころ58の位置決めによって、ブラシローラ51
のドラム面への押圧力は所定の大きさに保たれるように
なっている。
【0024】ブラシローラ51は、例えば所定の比抵抗
を有するブラシ部材51aが導電性の芯部材51bに植
毛されて構成されている。ブラシローラ51および回収
ローラ52は、図示しないローラ駆動モータによって回
転駆動されるとともに、バイアス電圧が印加されるよう
になっている。いま少し詳述すると、ブラシローラ51
の芯部材51bは、転写ドラム30に付着しているトナ
ーと逆極性(プラス極性)で、後述する制御装置によっ
て設定される電位V1 にバイアス印加され、回収ローラ
52はブラシローラ51よりも高い電位V2にバイアス
印加されるようになっている。かくして、ブラシローラ
51によりドラム面からかき取られ、静電吸着されたト
ナーが、ブラシローラ51と回収ローラ52との接触部
位において、より高電位の回収ローラ52に吸着、回収
される構成になっている。
【0025】背面電極54は、図示するように接地され
た金属基体55の先端部(図上右側)に導電性のファイ
バ56が植毛されて成り、ブラシローラ51の静電吸着
能力を増大させるようになっている。この背面電極54
は、図外の背面電極移動手段により左右方向に往復移動
し、クリーニング時にのみ転写ドラム30の内面に接触
する一方、その他の場合はドラム内方に待避して、ドラ
ム面の歪等に起因する画像ノイズの発生を防止するよう
になっている。
【0026】ここで、背面電極54は、上記のように接
地するのに代えて、さらにクリーニング作用を大きくす
るためにマイナス電位にバイアス印加したり、ACバイ
アスを印可したりするようにしてもよい。また、背面電
極54としては、導電性のファイバ56が植毛されたも
のに代えて電極板から成るものを用いてもよい。 (制御装置の構成)前記フルカラー複写機の各部の動作
は、図4に示すように、CPU201、メモリ202、
およびタイマ203を備えたマイクロコンピュータ20
0によって制御されるようになっている。このマイクロ
コンピュータ200には、図示しない複写スタートスイ
ッチからのスタート信号、クリーナ部50の近傍に設け
られ、相対湿度を検出する湿度センサ63、および各部
に設けられた他のセンサ等からの信号が入力されるよう
になっている。
【0027】マイクロコンピュータ200からは、メイ
ンチャージャ用高圧トランス210、吸着チャージャ用
高圧トランス211、転写チャージャ用高圧トランス2
12、除電チャージャ用高圧トランス213、トナーチ
ャージャ用高圧トランス214、ブラシローラ用高圧ト
ランス215、および回収ローラ用高圧トランス216
の制御信号が出力されるようになっている。マイクロコ
ンピュータ200からは、また、メインモータ、ブラシ
ローラ圧接ソレノイド、ローラ駆動モータ、および背面
電極移動手段の作動信号や、その他の各部への制御信号
等が出力されるようになっている。
【0028】上記マイクロコンピュータ200は、複写
スタートスイッチが操作されてスタート信号がONにな
ったときに起動されるメインルーチンと、転写ドラム3
0が回転し、所定の回転位置に至って図示しない原点セ
ンサがONになるごとに起動される原点センサ割り込み
ルーチンとを実行するようになっている。 (制御装置による制御動作)次に、複写動作が行われる
ときに行われる制御動作を図5ないし図8に示すフロー
チャート、および第6図に示すタイミングチャートに基
づいて説明する。
【0029】まず、原点センサ割り込みルーチンについ
て説明する。このルーチンは、図5に示すように原点セ
ンサがONになるごとに起動され、タイマtをリセット
し、スタートさせて(S100)、リターンする。上記
タイマtは、転写チャージャ34や除電チャージャ39
等の作動開始タイミングの基準となるもので、後述する
メインルーチンにおいて、例えばタイマtで示される時
間がT1 になったときに転写チャージャ34の作動が開
始されるようになっている。なお、作動の停止等は、例
えば上記作動が開始されるときにスタートさせる別のタ
イマtT によって示される時間がT2 になったときなど
に行われるようになっている。
【0030】一方、メインルーチンは、図6に示すよう
に複写スタートスイッチが操作されてスタート信号がO
Nになると起動され、まず、何色のトナー像を転写して
重ね合わせるかを示す色数の変数NNを例えば4にセッ
トする。また、転写回数カウンタNを1にセットする
(S1)。さらに、湿度センサ63の検出結果に応じ
て、相対湿度を示す変数Mを5段階の値にセットする
(S2〜S9)。
【0031】次に、図7に示すように、メインモータを
作動させ、感光ドラム9および転写ドラム30を回転さ
せる(S11)。また、給紙カセット17からレジスト
ローラ19を介して供給された転写紙21の先端を転写
ドラム30の先端チャック爪31でチャックするととも
に、吸着チャージャ32を作動させて、転写紙21を転
写ドラム30に吸着させる(S12)。
【0032】一方、画像読み取り部26を作動させて原
稿画像を読み取るとともに、メインチャージャ10及び
レーザ光学系5を作動させて、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色についての感光ドラム9の露光を
順次開始する(S13)。次に、上記原点センサがON
になったかどうかを調べ(S14)、ONになると1色
目のイエローのトナーによる現像を開始する(S1
5)。そして、タイマtで示される時間がT1 になった
かどうか、すなわち、現像されたトナー像が転写チャー
ジャ34の付近を通過するタイミングかどうかを調べ
(S16)、T1 になれば、転写チャージャ34を作動
させるとともに、タイマtT をスタートさせる(S1
7)。
【0033】次に、転写回数カウンタNが色数NNに等
しい否かを調べ(S18)、等しくなければ、S19に
移行してタイマtT で示される時間がT2 になったかど
うかを調べ(S19)、T2 になれば転写チャージャ3
4の作動を停止させて(S20)、転写回数カウンタN
をインクリメントし(S21)、S13に戻る。以下同
様に、マゼンタ、シアン、およびブラックのトナーによ
る現像を順次行い、現像された各色のトナー像が転写チ
ャージャ34の付近を通過するごとに転写チャージャ3
4を作動させて、各色のトナー像を転写紙21に重ねて
転写する。
【0034】4色目のブラックのトナー像が転写される
と、転写回数カウンタNは4になっているので、S18
で色数NNに等しいと判定され、S31に移行する。S
31ではタイマtで示される時間がT3 になったかどう
かを調べ(S31)、T3 になれば、すなわち転写紙2
1の先端部が除電チャージャ39・40の位置に達する
タイミングになると、図8に示すように、転写ドラム3
0の先端チャック爪31を解除し、また、除電チャージ
ャ39・40を作動させて転写紙21を転写ドラム30
から剥離させるとともに、タイマtS をスタートさせる
(S32)。剥離した転写紙21は、サクション搬送部
42によって定着ブロック43に送られ、熱定着が行わ
れる。
【0035】タイマtT がT2 になれば(S33)転写
チャージャ34の作動を停止させ(S34)、タイマt
S がT4 になれば(S35)除電チャージャ39・40
の作動を停止させるとともに(S36)、内部帯電器6
2及び外部帯電器61の出力A1 ・A2 を湿度変数Mに
応じて設定する(S37)。例えばフルカラー複写機各
部の動作条件等が下記表1に示すように設定されている
場合には、湿度に応じて、表2あるいは表3に示すよう
な出力に設定する。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】更に、タイマtがT5 になれば(S3
8)、上記S37で設定された出力でクリーナ前チャー
ジャ60を作動させるとともに、タイマtCHをスタート
させる(S39)。そこで、転写ドラム30の内面はプ
ラス帯電する一方、外面に付着しているトナーは一様に
マイナス帯電した状態になる。タイマtがT7 になると
(S40)ブラシローラ51と回収ローラ52の回転駆
動、およびバイアス電圧V1 ・V2 の印加を開始すると
ともに、タイマtB をスタートさせる(S41)。
【0040】次に、タイマtがT9 になると(S42)
ブラシローラ圧接ソレノイド、および背面電極移動手段
を作動させてブラシローラ51および背面電極54をそ
れぞれ転写ドラム30の外内面に圧接するとともにタイ
マtL をスタートさせる(S43)。そこで、転写ドラ
ム30内面のプラス電荷は背面電極54を介して除去さ
れ、マイナス帯電したトナーは、転写ドラム30への吸
着力が減じられる一方、ブラシローラ51への吸着力が
作用し、確実に転写ドラム30から除去されることにな
る。
【0041】また、ブラシローラ51に吸着されたトナ
ーは、回収ローラ52によって回収され、さらにスクレ
ーパー53によってかき落とされて回収ボックス57に
収容される。ここで、ブラシローラ圧接ソレノイド等の
作動に先だって前述のようにバイアス電圧の印加を行っ
ておくことにより、転写ドラム30への圧接後、直ちに
良好なクリーニングが行われる。
【0042】タイマtCHがT6 になって転写ドラム30
のクリーニングが完了すると(S44)、クリーナ前チ
ャージャ60の作動を停止させ(S45)、タイマtL
がT 10になると(S46)ブラシローラ圧接ソレノイ
ド、および背面電極移動手段を停止させてブラシローラ
51を転写ドラム30から離反させる(S47)。タイ
マtがT3’になると(S48)、再度除電チャージャ
39・40を作動させて転写ドラム30の除電を行い、
次の複写動作に備えるようにするとともに、タイマ
S ’をスタートさせる(S49)。
【0043】タイマtB がT8 になると(S50)ブラ
シローラ51と回収ローラ52の回転駆動、およびバイ
アス電圧の印加を停止し(S51)、タイマtS ’がT
4 ’になると(S52)除電チャージャ39・40の作
動を停止させて(S53)、複写処理を終了する。な
お、上記の実施例において、転写チャージャ34をクリ
ーナ前チャージャに兼用することも可能である。 〔第2実施例〕本発明の第2実施例として、感光ドラム
に付着している残留トナーの除去を行なうクリーニング
装置の例を説明する。
【0044】図10は感光ドラムおよびクリーナ部周り
の構造を示す断面正面図である。図10において、81
は感光ドラム、82は転写チャージャ、83は除電チャ
ージャ、84は分離爪、85はクリーナ前チャージャ、
86は転写紙搬送ベルト、87は転写紙、90はクリー
ナ部、91はブラシローラ、92は回収ローラ、93は
スクレーパー、94は回収トナー搬送スクリュ、95は
湿度センサ、300はマイクロコンピュータである。
【0045】上記感光ドラム81は、導電部材から成る
ドラムの表面に感光導電体層が形成されて成り、図示し
ない露光装置によって静電潜像が形成され、例えばマイ
ナス帯電したトナーによってトナー像が形成されるよう
になっている。転写チャージャ82は、図示しない給紙
装置から送給される転写紙87に、感光ドラム81上に
形成されたトナー像を転写するようになっている。トナ
ー像が転写された転写紙87は、除電チャージャ83に
よって除電され、分離爪84によって感光ドラム81か
ら剥されて転写紙搬送ベルト86によって図示しない定
着部に送られるようになっている。
【0046】一方、感光ドラム81におけるトナー像の
転写が行われた部分は、クリーナ前チャージャ85によ
って残留トナーが一様に帯電させられる。この帯電にお
いては、湿度センサ95の検出結果に基づくマイクロコ
ンピュータ300の制御によって、下記表4に示すよう
にクリーナ前チャージャ85の出力が可変設定される。
【0047】
【表4】
【0048】この後、バイアス電圧V1 ・V2 が印加さ
れたブラシローラ91、および回収ローラ92により、
クリーニングされるようになっている。なお、感光ドラ
ム81の内周側では導電部材が接地されているので、前
記第1実施例の転写ドラムのように、クリーナ前チャー
ジャ85に内部帯電器を設ける必要はない。上記のよう
に、クリーナ前チャージャ85の出力を湿度に応じて設
定することにより、より低いクリーナ前チャージャ85
の出力で安定したクリーニング効果を得られることにな
り、感光ドラム81の寿命が短縮されることを防止で
き、また、いわゆる感光体のカブリやメモリに起因する
画像品質の低下も防止できる。特に、レーザ複写機など
のように反転現像が行われる画像形成装置の場合には、
感光ドラム81における正規の帯電極性と逆極性の電圧
がクリーナ前チャージャ85に印加されるので、この出
力が最小限に抑えられることによる感光ドラム81の寿
命低下防止の効果が大きい。
【0049】なお、上記各実施例においては、相対湿度
に応じてクリーナ前チャージャ60,85の出力を設定
する例を示したが、これに限らず、例えばさらに温度セ
ンサと気圧センサとを備えて絶対湿度を算出し、これに
応じてクリーナ前チャージャ60,85の出力を設定す
るようにしてもよいし、また、相対湿度、および絶対湿
度双方に応じて設定するようにしてもよい。
【0050】また、クリーナ前チャージャ60,85の
出力の設定は、上記のように複数段階に切り換えるもの
に限らず、2段階や、単にON、OFFを切り換えるよ
うにしてもよいし、また、連続的に変化させるようにし
てもよい。また、クリーナ部として、ブラシローラと回
収ローラとが設けられたものを用いる例を説明したが、
これに限らず、例えば円筒状ローラとブレードだけを備
えるものでもよい。
【0051】また、転写ドラム等の転写体または中間転
写体がポリエステル等の誘電体のフィルム状のもの、ま
たは半導体から成る例、および感光体などに対するクリ
ーナの例を示したが、これに限るものではなく、それぞ
れの材質や形態に応じて、湿度に対応するクリーナ前チ
ャージャ60,85の出力を設定すればよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
湿度検出手段と、その検出結果に応じてクリーニング前
チャージャの出力を可変制御する出力制御手段とを備え
ることにより、クリーニング前チャージャの出力をでき
るだけ小さく抑えながらも安定したクリーニング効果が
得られ、トナー被着体に付着したトナーを確実に除去す
ることができるとともに、トナー被着体の寿命の短縮や
メモリの発生を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるフルカラー複写機の全体構
成を示す断面正面図である。
【図2】クリーナ部周りの構造を示す断面正面図であ
る。
【図3】クリーナ前チャージャの出力とクリーニング性
との関係を示すクリーニング特性図である。
【図4】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】制御動作における原点センサ割り込みルーチン
を示すフローチャートである。
【図6】制御動作におけるメインルーチンを示すフロー
チャートの一部である。
【図7】制御動作におけるメインルーチンを示すフロー
チャートの一部である。
【図8】制御動作におけるメインルーチンを示すフロー
チャートの一部である。
【図9】制御タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図10】第2実施例における感光ドラムおよびクリー
ナ部周りの構造を示す断面正面図である。
【符号の説明】
9 感光ドラム 21 転写紙 30 転写ドラム 34 転写チャージャ 50 クリーナ部 51 ブラシローラ 52 回収ローラ 60 クリーナ前チャージャ 61 外部帯電器 62 内部帯電器 63 湿度センサ 81 感光ドラム 82 転写チャージャ 87 転写紙 90 クリーナ部 91 ブラシローラ 92 回収ローラ 85 クリーナ前チャージャ 95 湿度センサ 200 マイクロコンピュータ 300 マイクロコンピュータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 トナー被着体に付着したトナーを静電的
    作用をもってクリーニングするクリーニング手段と、 前記クリーニング手段の前段でトナーを均一に帯電させ
    るクリーニング前チャージャと、 前記トナー被着体周辺の湿度を検出する湿度検出手段
    と、 前記湿度検出手段の検出する湿度に応じて、前記クリー
    ニング前チャージャの出力を可変制御する出力制御手段
    とを備えたことを特徴とする画像形成装置のクリーニン
    グ装置。
JP16681291A 1991-07-08 1991-07-08 画像形成装置のクリーニング装置 Pending JPH0511666A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6139376A (en) * 1997-05-09 2000-10-31 Molex Incorporated Female electrical terminal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6139376A (en) * 1997-05-09 2000-10-31 Molex Incorporated Female electrical terminal

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