JPH05116441A - 熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイド - Google Patents
熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイドInfo
- Publication number
- JPH05116441A JPH05116441A JP28247691A JP28247691A JPH05116441A JP H05116441 A JPH05116441 A JP H05116441A JP 28247691 A JP28247691 A JP 28247691A JP 28247691 A JP28247691 A JP 28247691A JP H05116441 A JPH05116441 A JP H05116441A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- printing
- ink ribbon
- head
- transfer head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】カラーイクリボンカートリッジの剥離がガイド
４は、熱転写ヘッド２の発熱体素子列２−１で溶解した
溶融性インクが固まった後ポリエステルフィルムを剥離
する所定の剥離角度を設定するためのもので、ヘッドサ
ポート３は、この剥離ガイド４を熱転写ヘッド２の発熱
体素子列２−１側端面に隣接して並列に固定する。固定
された剥離ガイド４により、所定の剥離角度が保持さ
れ、鮮明なカラー印字ができる。 【効果】熱転写ヘッド端面と並列に剥離ガイドを固定す
ることで、カラー印字に必要な剥離角度が保持され、
又、剥離ガイドを離反させることでモノクロ印字に必要
な剥離角度となるので、それぞれの印字において鮮明な
印字ができる。
４は、熱転写ヘッド２の発熱体素子列２−１で溶解した
溶融性インクが固まった後ポリエステルフィルムを剥離
する所定の剥離角度を設定するためのもので、ヘッドサ
ポート３は、この剥離ガイド４を熱転写ヘッド２の発熱
体素子列２−１側端面に隣接して並列に固定する。固定
された剥離ガイド４により、所定の剥離角度が保持さ
れ、鮮明なカラー印字ができる。 【効果】熱転写ヘッド端面と並列に剥離ガイドを固定す
ることで、カラー印字に必要な剥離角度が保持され、
又、剥離ガイドを離反させることでモノクロ印字に必要
な剥離角度となるので、それぞれの印字において鮮明な
印字ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタのインク
リボンの剥離に関し、特に剥離ガイドに関する。
リボンの剥離に関し、特に剥離ガイドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の熱転写プリンタは図５（ａ）に示
すように、インクリボンカートリッジ９の一部としてリ
ボンの剥離ガイド部９ａが固定されており、熱転写ヘッ
ド２がプラテン５に圧接動作終了後、印字処理を行う。
印字処理後は図５（ｂ）に示すように、熱転写ヘッド２
はプラテン５から離反している。
すように、インクリボンカートリッジ９の一部としてリ
ボンの剥離ガイド部９ａが固定されており、熱転写ヘッ
ド２がプラテン５に圧接動作終了後、印字処理を行う。
印字処理後は図５（ｂ）に示すように、熱転写ヘッド２
はプラテン５から離反している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の熱転写プリ
ンタでは、記録紙表面の平滑度の低い粗面紙への印字が
求められる場合、従来のワックスタイプのインク自身の
凝集力を高めると共に、用紙凹部におけるインクリボン
の架橋性を高めるために、樹脂の添加を多くした粗面紙
用のインクへと転換してきた。この樹脂成分の多いイン
クにて印字を行う場合には、インク自身とポリエステル
フィルムとの接着性も良好で、インクを発熱体素子列で
溶融して固まる前にポリエステルフィルムから剥離する
方が転写の効率が良くなるという性質がある。これを実
現する方法として図１に示すようなエッヂ形熱転写ヘッ
ドが考案されている。ところがカラー印字を行う場合、
インクが充分に固まる前にポリエステルフィルムから剥
離すると、２色の重ね合せをした際２色目のインクがポ
リエステルフィルム上に残り粗面紙に転写されず、色調
が極端に悪くなるという問題点がある。
ンタでは、記録紙表面の平滑度の低い粗面紙への印字が
求められる場合、従来のワックスタイプのインク自身の
凝集力を高めると共に、用紙凹部におけるインクリボン
の架橋性を高めるために、樹脂の添加を多くした粗面紙
用のインクへと転換してきた。この樹脂成分の多いイン
クにて印字を行う場合には、インク自身とポリエステル
フィルムとの接着性も良好で、インクを発熱体素子列で
溶融して固まる前にポリエステルフィルムから剥離する
方が転写の効率が良くなるという性質がある。これを実
現する方法として図１に示すようなエッヂ形熱転写ヘッ
ドが考案されている。ところがカラー印字を行う場合、
インクが充分に固まる前にポリエステルフィルムから剥
離すると、２色の重ね合せをした際２色目のインクがポ
リエステルフィルム上に残り粗面紙に転写されず、色調
が極端に悪くなるという問題点がある。
【０００４】本発明の目的は、粗面紙に鮮明なカラー印
字を行うための熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイ
ドを提供することにある。
字を行うための熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイ
ドを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の熱転写プリンタ
のインクリボン剥離ガイドは、熱転写ヘッドとプラテン
上の記録紙との間にポリエステル上に熱溶融性インクが
塗布されたインクリボンを配置して前記プラテンに圧接
しながら印字処理を行う熱転写プリンタにおいて、前記
熱転写ヘッドの発熱体素子列で溶解した前記インクリボ
ンの溶融性インクが固まった後前記ポリエステルフィル
ムが剥離するように所定の剥離角度を保持するための剥
離ガイドと、この剥離ガイドを前記熱転写ヘッドの発熱
体素子列側端面に隣接して並列に固定するヘッドサポー
トとを有するカラーリボンカートリッジを備えている。
のインクリボン剥離ガイドは、熱転写ヘッドとプラテン
上の記録紙との間にポリエステル上に熱溶融性インクが
塗布されたインクリボンを配置して前記プラテンに圧接
しながら印字処理を行う熱転写プリンタにおいて、前記
熱転写ヘッドの発熱体素子列で溶解した前記インクリボ
ンの溶融性インクが固まった後前記ポリエステルフィル
ムが剥離するように所定の剥離角度を保持するための剥
離ガイドと、この剥離ガイドを前記熱転写ヘッドの発熱
体素子列側端面に隣接して並列に固定するヘッドサポー
トとを有するカラーリボンカートリッジを備えている。
【０００６】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例を示すエッジ型熱転写ヘッ
ドの構造を示す斜視図で、（ａ）はモノクロインクリボ
ン使用時、（ｂ）はカラーインクリボン使用時を示す斜
視図である。図２はカラー印字を行う場合のキャリッジ
部を示す図で、（ａ）は印字時のキャリッジ部平面図、
（ｂ）はその縦断面図、（ｃ）は印字処理後のキャリッ
ジ部平面図である。図３はモノクロ印字を行う場合のキ
ャリッジ部を示す図で、（ａ）は印字時のキャリッジ部
の平面図、（ｂ）はその縦断面図、（ｃ）は印字処理後
のキャリッジ部の平面図である。図４は印字時における
インクリボンの剥離角を示す図である。図５は従来のキ
ャリッジ部の平面図で、（ａ）は印字時を示し（ｂ）は
印字後を示す。
る。図１は本発明の一実施例を示すエッジ型熱転写ヘッ
ドの構造を示す斜視図で、（ａ）はモノクロインクリボ
ン使用時、（ｂ）はカラーインクリボン使用時を示す斜
視図である。図２はカラー印字を行う場合のキャリッジ
部を示す図で、（ａ）は印字時のキャリッジ部平面図、
（ｂ）はその縦断面図、（ｃ）は印字処理後のキャリッ
ジ部平面図である。図３はモノクロ印字を行う場合のキ
ャリッジ部を示す図で、（ａ）は印字時のキャリッジ部
の平面図、（ｂ）はその縦断面図、（ｃ）は印字処理後
のキャリッジ部の平面図である。図４は印字時における
インクリボンの剥離角を示す図である。図５は従来のキ
ャリッジ部の平面図で、（ａ）は印字時を示し（ｂ）は
印字後を示す。
【０００７】図１（ａ），（ｂ）において、熱転写ヘッ
ド２は、ヘッドサポート３に支持され直線上に並んだ発
熱体素子列２−１が絶縁基板２−２のエッジに配置され
ている。この図１（ｂ）に示す熱転写ヘッド２を使用し
てカラー印字を行う場合、図２（ａ）に示すように熱転
写ヘッド２がプラテン５に押し付けられた状態になる
と、カラーインクリボンカートリッジ１に具備したスラ
イド可能な剥離ガイド４が、ヘッドサポート３によって
熱転写ヘッド２の端面に並列に固定され、カラー印字に
必要な剥離角度（図４参照）が保持される。
ド２は、ヘッドサポート３に支持され直線上に並んだ発
熱体素子列２−１が絶縁基板２−２のエッジに配置され
ている。この図１（ｂ）に示す熱転写ヘッド２を使用し
てカラー印字を行う場合、図２（ａ）に示すように熱転
写ヘッド２がプラテン５に押し付けられた状態になる
と、カラーインクリボンカートリッジ１に具備したスラ
イド可能な剥離ガイド４が、ヘッドサポート３によって
熱転写ヘッド２の端面に並列に固定され、カラー印字に
必要な剥離角度（図４参照）が保持される。
【０００８】この状態で印字を行うと、インクが充分に
固ってからカラーインクリボン７の剥離ができるので、
層間剥離を起さず鮮明なカラー印字が得られる。カラー
印字処理後は、図２（ｃ）に示すように熱転写ヘッド２
がプラテン５から離反すると同時に、剥離ガイド４も離
反する。
固ってからカラーインクリボン７の剥離ができるので、
層間剥離を起さず鮮明なカラー印字が得られる。カラー
印字処理後は、図２（ｃ）に示すように熱転写ヘッド２
がプラテン５から離反すると同時に、剥離ガイド４も離
反する。
【０００９】次に図１（ａ）の熱転写ヘッド２を使用し
てモノクロ印字を行う場合について説明する。モノクロ
印字を行う場合、図３（ａ）に示すように、インクリボ
ンカートリッジ１は従来の固定された剥離ガイド部９ａ
を使用する。従ってインクが発熱体素子列２−１により
溶融され、凝固する前に剥離されるため、モノクロ印字
に必要な剥離角度が保持され、樹脂成分添加率の高い粗
面紙用のモノクロリボン６の印字が可能となる。
てモノクロ印字を行う場合について説明する。モノクロ
印字を行う場合、図３（ａ）に示すように、インクリボ
ンカートリッジ１は従来の固定された剥離ガイド部９ａ
を使用する。従ってインクが発熱体素子列２−１により
溶融され、凝固する前に剥離されるため、モノクロ印字
に必要な剥離角度が保持され、樹脂成分添加率の高い粗
面紙用のモノクロリボン６の印字が可能となる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱転写ヘ
ッド端面と並列に剥離ガイドを固定することで、カラー
印字に必要な剥離角度が保持され、又、剥離ガイドを離
反させることでモノクロ印字に必要な剥離角度となるの
で、それぞれの印字において鮮明な印字ができるという
効果を有する。
ッド端面と並列に剥離ガイドを固定することで、カラー
印字に必要な剥離角度が保持され、又、剥離ガイドを離
反させることでモノクロ印字に必要な剥離角度となるの
で、それぞれの印字において鮮明な印字ができるという
効果を有する。
【図１】本発明の一実施例を示すエッジ型熱転写ヘッド
の構造を示す斜視図で、（ａ）はモノクロインクリボン
使用時、（ｂ）はカラーインクリボン使用時を示す斜視
図である。
の構造を示す斜視図で、（ａ）はモノクロインクリボン
使用時、（ｂ）はカラーインクリボン使用時を示す斜視
図である。
【図２】カラー印字を行う場合のキャリッジ部を示す図
で、（ａ）は印字時のキャリッジ部平面図、（ｂ）はそ
の縦断面図、（ｃ）は印字処理後のキャリッジ部の平面
図である。
で、（ａ）は印字時のキャリッジ部平面図、（ｂ）はそ
の縦断面図、（ｃ）は印字処理後のキャリッジ部の平面
図である。
【図３】モノクロ印字を行う場合のキャリッジ部を示す
図で、（ａ）は印字時のキャリッジ部の平面図、（ｂ）
はその縦断面図、（ｃ）は印字処理後のキャリッジ部の
平面図である。
図で、（ａ）は印字時のキャリッジ部の平面図、（ｂ）
はその縦断面図、（ｃ）は印字処理後のキャリッジ部の
平面図である。
【図４】印字時におけるインクリボンの剥離角を示す図
である。
である。
【図５】従来のキャリッジ部の平面図で、（ａ）は印字
時を示し（ｂ）は印字後を示す平面図である。
時を示し（ｂ）は印字後を示す平面図である。
１ カラーインクリボンカートリッジ ２ 熱転写ヘッド ２−１ 発熱体素子列 ２−２ 絶縁基板 ３ ヘッドサポート ４ 剥離ガイド ５ プラテン ６ モノクロインクリボン ７ カラーインクリボン ８ 記録紙 ９ インクリボンカートリッジ ９ａ 剥離ガイド部
Claims (1)
- 【請求項１】 熱転写ヘッドとプラテン上の記録紙との
間にポリエステル上に熱溶融性インクが塗布されたイン
クリボンを配置して前記プラテンに圧接しながら印字処
理を行う熱転写プリンタにおいて、前記熱転写ヘッドの
発熱体素子列で溶解した前記インクリボンの溶融性イン
クが固まった後前記ポリエステルフィルムが剥離するよ
うに所定の剥離角度を保持するための剥離ガイドと、こ
の剥離ガイドを前記熱転写ヘッドの発熱体素子列側端面
に隣接して並列に固定するヘッドサポートとを有するカ
ラーリボンカートリッジを備えていることを特徴とする
熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28247691A JPH05116441A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28247691A JPH05116441A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05116441A true JPH05116441A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17652934
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28247691A Pending JPH05116441A (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05116441A (ja) |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP28247691A patent/JPH05116441A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05169692A (ja) | 熱転写印刷方法 | |
| JPS5816889A (ja) | 感熱記録用インクフイルム | |
| JPH05116441A (ja) | 熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイド | |
| JPH0639190B2 (ja) | Ｏｈｐフイルム作成シ−ト | |
| JPS60260363A (ja) | 熱転写形プリンタの記録方式 | |
| JPS61162387A (ja) | 感熱転写媒体 | |
| JP2657652B2 (ja) | 熱転写プリンタ | |
| JPH03215076A (ja) | カラーインクリボンカートリッジ | |
| JPH03236970A (ja) | 熱転写プリントヘッド | |
| JPH05124321A (ja) | 熱転写プリンタのインクリボン剥離ガイド付熱転写ヘツドと熱転写ヘツド用インクリボンカートリツジ | |
| JPH01216863A (ja) | 画像出力方法 | |
| JPH04173383A (ja) | 熱転写プリンタ | |
| JPS6025781A (ja) | 印字装置の熱転写構造 | |
| JPS61277491A (ja) | 転写印刷法及び転写紙 | |
| JPH0659060U (ja) | 感熱転写記録体 | |
| JPS61227090A (ja) | 感熱記録媒体 | |
| JPS62130888A (ja) | 感熱転写媒体 | |
| JPH1016260A (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
| JPH02171252A (ja) | 熱転写プリントヘッド | |
| JPH0347774A (ja) | 熱転写印字装置 | |
| JPS62187084A (ja) | 熱転写記録装置 | |
| JPH0655865A (ja) | 転写紙 | |
| JPH0995064A (ja) | インクリボン及び感熱転写印刷方法 | |
| JP2001047654A (ja) | 熱転写記録方法 | |
| JPS62117766A (ja) | 熱転写シリアルプリンタ装置 |