JPH05115628A - ヘアカツター - Google Patents
ヘアカツターInfo
- Publication number
- JPH05115628A JPH05115628A JP28018991A JP28018991A JPH05115628A JP H05115628 A JPH05115628 A JP H05115628A JP 28018991 A JP28018991 A JP 28018991A JP 28018991 A JP28018991 A JP 28018991A JP H05115628 A JPH05115628 A JP H05115628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- hair
- main body
- lower cover
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 毛髪を確実にカットすることができて切れ残
りが生じることがない。 【構成】 互いに摺接する櫛状の固定刃及び可動刃から
なる刃を先端に備えるとともに上記刃の駆動手段を内蔵
している本体1と、上記刃の刃先に対して接離自在とな
っている毛髪保持部3とを備えるとともに、毛髪保持部
3はその刃の刃先当接部に凹溝30を備えている。
りが生じることがない。 【構成】 互いに摺接する櫛状の固定刃及び可動刃から
なる刃を先端に備えるとともに上記刃の駆動手段を内蔵
している本体1と、上記刃の刃先に対して接離自在とな
っている毛髪保持部3とを備えるとともに、毛髪保持部
3はその刃の刃先当接部に凹溝30を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は互いに摺接する櫛状の固
定刃と可動刃とによって毛髪のカットを行うヘアカッタ
ーに関する。
定刃と可動刃とによって毛髪のカットを行うヘアカッタ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用理容具としては、はさみが一般的
であるが、この場合、指間に毛髪をはさんで指の間から
出ている毛髪を切るという作業を行うことになる。しか
し毛髪がはさみの間から滑り出てしまうために、毛髪を
ストレートに切り揃えるにはかなりの熟練を要する。一
方、従来より提供されている家庭用理容具としてのヘア
カッターで、櫛状の固定刃と可動刃とからなる刃を備え
た形態のものがある。これを用いた場合、はさみを使用
する場合よりもはるかに手軽に理容を行えるとともに、
毛髪をストレートに切り揃えることも比較的容易であ
る。しかし、このものは使用時にどうしても刃の刃先が
肌にあたるために、使用者にとって危険な感じを与えて
しまうものであり、実際、幼児に対する使用は控えなく
てはならない。
であるが、この場合、指間に毛髪をはさんで指の間から
出ている毛髪を切るという作業を行うことになる。しか
し毛髪がはさみの間から滑り出てしまうために、毛髪を
ストレートに切り揃えるにはかなりの熟練を要する。一
方、従来より提供されている家庭用理容具としてのヘア
カッターで、櫛状の固定刃と可動刃とからなる刃を備え
た形態のものがある。これを用いた場合、はさみを使用
する場合よりもはるかに手軽に理容を行えるとともに、
毛髪をストレートに切り揃えることも比較的容易であ
る。しかし、このものは使用時にどうしても刃の刃先が
肌にあたるために、使用者にとって危険な感じを与えて
しまうものであり、実際、幼児に対する使用は控えなく
てはならない。
【0003】このために、互いに摺接する櫛状の固定刃
及び可動刃からなる刃と、この刃の刃先に対面する毛髪
保持部とを備えて、刃の刃先と毛髪保持部とが接離自在
となっているものが特開平2−161975号公報に示
されている。このものでは刃の刃先とこれに対面する毛
髪保持部との間の空間に毛髪先端部を入れて、刃と毛髪
保持部材とを接近させれば、毛髪は毛髪保持部上に押し
付けられた状態で刃での切断がなされるものであり、刃
先が肌に接触することがなく、従って毛髪を切り揃える
ことを容易に且つ安全に行うことができる。
及び可動刃からなる刃と、この刃の刃先に対面する毛髪
保持部とを備えて、刃の刃先と毛髪保持部とが接離自在
となっているものが特開平2−161975号公報に示
されている。このものでは刃の刃先とこれに対面する毛
髪保持部との間の空間に毛髪先端部を入れて、刃と毛髪
保持部材とを接近させれば、毛髪は毛髪保持部上に押し
付けられた状態で刃での切断がなされるものであり、刃
先が肌に接触することがなく、従って毛髪を切り揃える
ことを容易に且つ安全に行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、毛髪のスムー
ズなカットという点からすれば、毛髪保持部に接近させ
る方向に刃先を動かす際に、毛髪がずれ動きやすく、ま
たカットされずに残ってしまう毛髪が多数あった。本発
明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的
とするところは毛髪を確実にカットすることができて切
れ残りが生じることがないヘアカッターを提供するにあ
る。
ズなカットという点からすれば、毛髪保持部に接近させ
る方向に刃先を動かす際に、毛髪がずれ動きやすく、ま
たカットされずに残ってしまう毛髪が多数あった。本発
明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的
とするところは毛髪を確実にカットすることができて切
れ残りが生じることがないヘアカッターを提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、互い
に摺接する櫛状の固定刃及び可動刃からなる刃を先端に
備えるとともに上記刃の駆動手段を内蔵している本体
と、上記刃の刃先に対して接離自在となっている毛髪保
持部とを備えるとともに、毛髪保持部はその刃の刃先当
接部に凹溝を備えていることに特徴を有している。
に摺接する櫛状の固定刃及び可動刃からなる刃を先端に
備えるとともに上記刃の駆動手段を内蔵している本体
と、上記刃の刃先に対して接離自在となっている毛髪保
持部とを備えるとともに、毛髪保持部はその刃の刃先当
接部に凹溝を備えていることに特徴を有している。
【0006】本発明によれば、刃の刃先は凹溝上にあっ
て両端が支持されることで浮いている状態にある毛髪を
カットするものであり、このために毛髪の切れ残りのな
いカットを行うことができる。
て両端が支持されることで浮いている状態にある毛髪を
カットするものであり、このために毛髪の切れ残りのな
いカットを行うことができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、このヘアカッターは、図2に示すように、本体1
の先端部に刃ブロック2が配設され、本体1の下面側に
第1の毛髪保持部材である下カバー3が、本体1の上面
側にカバー8が配されたものであって、まず本体1から
説明すると、これは互いの係合とビス19によって結合
される上部ハウジング11と下部ハウジング12とで器
体が構成され、内部にモータ5が配設されるとともに、
スライダー4が前後にスライド自在に配設され、更に後
部内には回動体6が配設されたものとなっている。そし
て本体1の下面前部には前後にスライド自在となったす
き刈り板14が、下面の後部寄りには電池カバー13で
覆われた電池収納部が設けられている。
ると、このヘアカッターは、図2に示すように、本体1
の先端部に刃ブロック2が配設され、本体1の下面側に
第1の毛髪保持部材である下カバー3が、本体1の上面
側にカバー8が配されたものであって、まず本体1から
説明すると、これは互いの係合とビス19によって結合
される上部ハウジング11と下部ハウジング12とで器
体が構成され、内部にモータ5が配設されるとともに、
スライダー4が前後にスライド自在に配設され、更に後
部内には回動体6が配設されたものとなっている。そし
て本体1の下面前部には前後にスライド自在となったす
き刈り板14が、下面の後部寄りには電池カバー13で
覆われた電池収納部が設けられている。
【0008】本体1の先端面に着脱自在とされている刃
ブロック2は、基板20と、この基板20の内面に固着
された固定刃21と、この固定刃21に対して摺動自在
とされた可動刃22、可動刃22を固定刃21に向けて
付勢しているばね24、そして可動刃22に固着された
カム23からなるもので、基板20の一端を上部ハウジ
ング11に係止させるとともに、下部ハウジング12に
取り付けられる係止ばね(図示せず)を基板20に係止
させることによって、本体1に取り付けられる。そし
て、このように取り付けられた時、前記モータ5の前方
側に向けられた出力軸に固着されている継手51から突
設されている偏心軸52がカム23における縦溝部分に
係合し、モータ5の回転に伴って、可動刃22が往復駆
動される。刃ブロック2は本体1の長手方向に対してほ
ぼ50〜90°の角度θをなすようにしておくことが、
毛束をまっすぐに切断することや、挟持したところとカ
ットするところのずれを防ぐこと、さらにカットした毛
髪の揃えやすさといった点で好ましい。
ブロック2は、基板20と、この基板20の内面に固着
された固定刃21と、この固定刃21に対して摺動自在
とされた可動刃22、可動刃22を固定刃21に向けて
付勢しているばね24、そして可動刃22に固着された
カム23からなるもので、基板20の一端を上部ハウジ
ング11に係止させるとともに、下部ハウジング12に
取り付けられる係止ばね(図示せず)を基板20に係止
させることによって、本体1に取り付けられる。そし
て、このように取り付けられた時、前記モータ5の前方
側に向けられた出力軸に固着されている継手51から突
設されている偏心軸52がカム23における縦溝部分に
係合し、モータ5の回転に伴って、可動刃22が往復駆
動される。刃ブロック2は本体1の長手方向に対してほ
ぼ50〜90°の角度θをなすようにしておくことが、
毛束をまっすぐに切断することや、挟持したところとカ
ットするところのずれを防ぐこと、さらにカットした毛
髪の揃えやすさといった点で好ましい。
【0009】本体1内にスライド自在に配されたスライ
ダー4は、モータ5をまたぐようにして取り付けられた
もので、その側面には本体1の一側面に露出するスイッ
チハンドル41と、本体1の両側面に夫々突出する一対
のロック用突起42,42とを備え、中央部には前方に
向けて突出するクリックばね43を有し、更に一側寄り
に、後方に向けて突出するとともにスイッチばね70が
下面に固着される突片44を備えている。上記クリック
ばね43は、上部ハウジング11の内面に設けられたク
リック突起15との係合で、スライダー4の前後方向の
スライドに対し、都合3つのクリックを付与する。図中
53はモータ5を固定している固定ばねである。
ダー4は、モータ5をまたぐようにして取り付けられた
もので、その側面には本体1の一側面に露出するスイッ
チハンドル41と、本体1の両側面に夫々突出する一対
のロック用突起42,42とを備え、中央部には前方に
向けて突出するクリックばね43を有し、更に一側寄り
に、後方に向けて突出するとともにスイッチばね70が
下面に固着される突片44を備えている。上記クリック
ばね43は、上部ハウジング11の内面に設けられたク
リック突起15との係合で、スライダー4の前後方向の
スライドに対し、都合3つのクリックを付与する。図中
53はモータ5を固定している固定ばねである。
【0010】本体1の後部内に配された回動体6は、両
端に夫々連結部62,62が形成されている軸部60が
上下ハウジング11,12の後端部において回動自在に
支持されているもので、上部ハウジング11の内面との
間に配されたばね65によって、図2中において反時計
まわり方向に付勢されている。そして本体1の後部両側
面の外面側に位置する上記連結部62は、下カバー3が
連結されるものであって、図3に示すように、中央に非
円形となっている軸孔63を、外周部にクリック突起6
7と軸孔63に一端が連続する溝64とを備えている。
端に夫々連結部62,62が形成されている軸部60が
上下ハウジング11,12の後端部において回動自在に
支持されているもので、上部ハウジング11の内面との
間に配されたばね65によって、図2中において反時計
まわり方向に付勢されている。そして本体1の後部両側
面の外面側に位置する上記連結部62は、下カバー3が
連結されるものであって、図3に示すように、中央に非
円形となっている軸孔63を、外周部にクリック突起6
7と軸孔63に一端が連続する溝64とを備えている。
【0011】また図2(b) 中の71は下部ハウジング1
2に上下スライド自在に取り付けられるとともに、回動
体6に設けられた突起61と係合することによって、回
動体6の回動に伴って上下動を行うスイッチ基板、72
はこのスイッチ基板71に取り付けられたスイッチばね
であり、モータ5の陰極に接続された陰極端子76とス
イッチ接点板73との間の導通を制御する。一方、スラ
イダー4に取り付けられた前記スイッチばね70は、ス
ライダー4の前後動に伴い、電池の負極に接続された陰
極金具74とスイッチ接点板73との間の導通及び陰極
金具74と陰極端子76との間の導通を制御する。モー
タ5の陽極と電池の正極とは、陽極金具(図示せず)に
よって接続されている。そしてスイッチばね70で構成
された3位置切換型のメインスイッチSW1の二つの接
点間に、スイッチばね72で構成された連動スイッチS
W2が接続されている。
2に上下スライド自在に取り付けられるとともに、回動
体6に設けられた突起61と係合することによって、回
動体6の回動に伴って上下動を行うスイッチ基板、72
はこのスイッチ基板71に取り付けられたスイッチばね
であり、モータ5の陰極に接続された陰極端子76とス
イッチ接点板73との間の導通を制御する。一方、スラ
イダー4に取り付けられた前記スイッチばね70は、ス
ライダー4の前後動に伴い、電池の負極に接続された陰
極金具74とスイッチ接点板73との間の導通及び陰極
金具74と陰極端子76との間の導通を制御する。モー
タ5の陽極と電池の正極とは、陽極金具(図示せず)に
よって接続されている。そしてスイッチばね70で構成
された3位置切換型のメインスイッチSW1の二つの接
点間に、スイッチばね72で構成された連動スイッチS
W2が接続されている。
【0012】すき刈り板14はこれを前進させた時、前
記刃の固定刃21の刃溝のいくつかを覆ってしまうもの
であって、本体1の前部下面に形成されたクリック突起
16との係合でその前後動に対してクリックが生じるよ
うになっている。次に第1の毛屑保持部材である下カバ
ー3について説明する。ここにおける下カバー3は、そ
の横断面がU字形をなすものとして形成されたもので、
図4に示すように、両側壁の後端部には夫々連結部3
6,36を備え、両側壁をつないでいる底壁の前部寄り
には仕切り32を有し、底壁の先端縁には正面から見て
波型をなしている櫛部31を、底壁上面の櫛部31の後
方側には凹溝30を介してリブ33を備え、さらに仕切
り32よりも前方側の両側壁上部寄りに前後に走る毛屑
のこぼれ防止リブ39を有している。そして本体1下部
が間にはまり込む両側壁の内面にはロック突起35を備
えている。
記刃の固定刃21の刃溝のいくつかを覆ってしまうもの
であって、本体1の前部下面に形成されたクリック突起
16との係合でその前後動に対してクリックが生じるよ
うになっている。次に第1の毛屑保持部材である下カバ
ー3について説明する。ここにおける下カバー3は、そ
の横断面がU字形をなすものとして形成されたもので、
図4に示すように、両側壁の後端部には夫々連結部3
6,36を備え、両側壁をつないでいる底壁の前部寄り
には仕切り32を有し、底壁の先端縁には正面から見て
波型をなしている櫛部31を、底壁上面の櫛部31の後
方側には凹溝30を介してリブ33を備え、さらに仕切
り32よりも前方側の両側壁上部寄りに前後に走る毛屑
のこぼれ防止リブ39を有している。そして本体1下部
が間にはまり込む両側壁の内面にはロック突起35を備
えている。
【0013】互いに相対する上記一対の連結部36,3
6は、回動体6における前記連結部62,62に回動自
在に連結されるものであって、連結部62の溝64を通
じて軸孔63で受けられる角筒軸37と、クリック突起
67と係合するクリック突起38を備えている。そし
て、クリック突起38がクリック突起67を乗り越える
とともに角筒部37が軸孔63の一方の段差部に当接す
る時点では、回動体6と下カバー3とが一体に回動する
ものであって、ばね65による回動体6の付勢が下カバ
ー3に対してもなされる。
6は、回動体6における前記連結部62,62に回動自
在に連結されるものであって、連結部62の溝64を通
じて軸孔63で受けられる角筒軸37と、クリック突起
67と係合するクリック突起38を備えている。そし
て、クリック突起38がクリック突起67を乗り越える
とともに角筒部37が軸孔63の一方の段差部に当接す
る時点では、回動体6と下カバー3とが一体に回動する
ものであって、ばね65による回動体6の付勢が下カバ
ー3に対してもなされる。
【0014】本体1の上面側に被せられるカバー8は横
断面逆U字形をなすもので、両側壁の後端部には上記下
カバー3の連結部36の外周に回動自在に嵌合する連結
部86を備えており、前端には透明部材からなるととも
に下端に櫛部83が形成された押さえ壁80を備えてい
る。尚、カバー8の後端は本体1の後端を覆っている下
カバー3の後端を更に覆うものとなっている。そして上
記カバー8上面に形成された窓孔には押釦9が配設され
ている。この押釦9は、後方に延びるばね片91がヒー
トシールによって固着されたもので、ばね片91の後端
はカバー8内面にボス84のヒートシールで固着されて
いる。押釦9をばね片91の弾性に抗して内部に押し込
むことができるようになっている。
断面逆U字形をなすもので、両側壁の後端部には上記下
カバー3の連結部36の外周に回動自在に嵌合する連結
部86を備えており、前端には透明部材からなるととも
に下端に櫛部83が形成された押さえ壁80を備えてい
る。尚、カバー8の後端は本体1の後端を覆っている下
カバー3の後端を更に覆うものとなっている。そして上
記カバー8上面に形成された窓孔には押釦9が配設され
ている。この押釦9は、後方に延びるばね片91がヒー
トシールによって固着されたもので、ばね片91の後端
はカバー8内面にボス84のヒートシールで固着されて
いる。押釦9をばね片91の弾性に抗して内部に押し込
むことができるようになっている。
【0015】しかしてこのヘアカッターにおいては、ス
イッチハンドル41を最も後方に位置させている時に
は、前記メインスイッチSW1がオフとなるものであ
り、そしてスイッチハンドル41を後方に移動させるに
あたって、本体1に対して下カバー3をばね65に抗し
て回動させて本体1下部が下カバー3内にはまるように
していたならば、スイッチハンドル41と一体に動くロ
ック用突起42が下カバー3内面のロック突起35には
まるために、図2(a) に示すように、上記状態が保持さ
れる。
イッチハンドル41を最も後方に位置させている時に
は、前記メインスイッチSW1がオフとなるものであ
り、そしてスイッチハンドル41を後方に移動させるに
あたって、本体1に対して下カバー3をばね65に抗し
て回動させて本体1下部が下カバー3内にはまるように
していたならば、スイッチハンドル41と一体に動くロ
ック用突起42が下カバー3内面のロック突起35には
まるために、図2(a) に示すように、上記状態が保持さ
れる。
【0016】この状態からスイッチハンドル41を一段
前方へとスライドさせたならば、スイッチハンドル41
と共にロック用突起42が前方に動いてロック突起35
から外れるために、ばね65による付勢を受けて下部ハ
ウジング12内面に当接して止まるまで回動体6が回動
するに伴って下カバー3も回動し、図3に示すように、
本体1及びカバー8に対して下カバー3が所要の角度を
なす状態まで開く。そしてこの時にはメインスイッチS
W1が陰極金具74とスイッチ接点板73との間を導通
させる状態となるが、回動体6の上記回動によって、連
動スイッチSW2がオフとなるために、モータ5はこの
状態で回転することはない。
前方へとスライドさせたならば、スイッチハンドル41
と共にロック用突起42が前方に動いてロック突起35
から外れるために、ばね65による付勢を受けて下部ハ
ウジング12内面に当接して止まるまで回動体6が回動
するに伴って下カバー3も回動し、図3に示すように、
本体1及びカバー8に対して下カバー3が所要の角度を
なす状態まで開く。そしてこの時にはメインスイッチS
W1が陰極金具74とスイッチ接点板73との間を導通
させる状態となるが、回動体6の上記回動によって、連
動スイッチSW2がオフとなるために、モータ5はこの
状態で回転することはない。
【0017】通常の毛髪のカットはこの状態で行う。す
なわち、カバー8の押釦9に親指を当てるようにしてつ
かみ、固定刃21と可動刃22とからなる刃の刃先と、
この刃先に所要の間隔を介して相対する状態にある下カ
バー3との間に、図1及び図3並びに図7に示すよう
に、カットすべき毛髪を導入し、そしてカバー8と下カ
バー3とを握れば、押釦9におけるばね片91よりもば
ね65の方をたわみやすくしていることから、カバー8
及び本体1が下カバー3に対してばね65に抗して同時
に回動する。この時、前記連動スイッチSW2がオンと
なってモータ5が回転を始めるものであり、そして、上
記のように導入された毛髪は、刃先が接するよりも前
に、図5に示すように、カバー8における刃先に近接し
た位置にある押さえ壁80の櫛部83と下カバー3にお
ける櫛部31との間に挟み込まれ、更に押釦9を押し込
めば、この押釦9はばね片91を撓ませつつ図4及び図
6に示すようにカバー8及び下カバー3に対して本体1
を更に回動させる。この結果、刃ブロック2の刃先が下
カバー3内面における櫛部31よりも奥側の一段低くな
った凹溝30のところに当接するために、導入されてい
た毛髪は凹溝30の前後の櫛部31とリブ33とによっ
て支えられてその動きが抑制されるとともに凹溝30上
に浮いている状態で刃によって切断され、本体1下面に
突出する電池収納部の前方の空間、つまり下カバー3に
おける仕切り32と櫛部31との間の毛屑収納部300
に切断された毛屑が溜まる。
なわち、カバー8の押釦9に親指を当てるようにしてつ
かみ、固定刃21と可動刃22とからなる刃の刃先と、
この刃先に所要の間隔を介して相対する状態にある下カ
バー3との間に、図1及び図3並びに図7に示すよう
に、カットすべき毛髪を導入し、そしてカバー8と下カ
バー3とを握れば、押釦9におけるばね片91よりもば
ね65の方をたわみやすくしていることから、カバー8
及び本体1が下カバー3に対してばね65に抗して同時
に回動する。この時、前記連動スイッチSW2がオンと
なってモータ5が回転を始めるものであり、そして、上
記のように導入された毛髪は、刃先が接するよりも前
に、図5に示すように、カバー8における刃先に近接し
た位置にある押さえ壁80の櫛部83と下カバー3にお
ける櫛部31との間に挟み込まれ、更に押釦9を押し込
めば、この押釦9はばね片91を撓ませつつ図4及び図
6に示すようにカバー8及び下カバー3に対して本体1
を更に回動させる。この結果、刃ブロック2の刃先が下
カバー3内面における櫛部31よりも奥側の一段低くな
った凹溝30のところに当接するために、導入されてい
た毛髪は凹溝30の前後の櫛部31とリブ33とによっ
て支えられてその動きが抑制されるとともに凹溝30上
に浮いている状態で刃によって切断され、本体1下面に
突出する電池収納部の前方の空間、つまり下カバー3に
おける仕切り32と櫛部31との間の毛屑収納部300
に切断された毛屑が溜まる。
【0018】この時、毛髪の切断が下カバー3やカバー
8で囲まれたところでなされる上に、下カバー3の櫛部
31の歯溝がカバー8における押さえ壁80の櫛部83
で閉じられているために、切断された細かい毛屑は外部
に飛散することなく毛屑収納部300に溜められるもの
であり、またいったん毛屑収納部300に入った毛屑
は、こぼれ防止リブ39の存在により、ヘアカッターを
傾けても外部にこぼれ出ることがない。
8で囲まれたところでなされる上に、下カバー3の櫛部
31の歯溝がカバー8における押さえ壁80の櫛部83
で閉じられているために、切断された細かい毛屑は外部
に飛散することなく毛屑収納部300に溜められるもの
であり、またいったん毛屑収納部300に入った毛屑
は、こぼれ防止リブ39の存在により、ヘアカッターを
傾けても外部にこぼれ出ることがない。
【0019】連動スイッチSW2が有効となる上記状態
からスイッチハンドル41を更に前方に移動させると、
前記メインスイッチSW1は陰極金具74と陰極端子7
6との間を導通させて連動スイッチSW2をバイパスさ
せるために、モータ5は連動スイッチSW2のオンオフ
に関係無く、常時回転を続ける。これは主として下カバ
ー3及びカバー8を利用しない毛髪カットを行う時に使
用するのであるが、ここでは説明を省略する。
からスイッチハンドル41を更に前方に移動させると、
前記メインスイッチSW1は陰極金具74と陰極端子7
6との間を導通させて連動スイッチSW2をバイパスさ
せるために、モータ5は連動スイッチSW2のオンオフ
に関係無く、常時回転を続ける。これは主として下カバ
ー3及びカバー8を利用しない毛髪カットを行う時に使
用するのであるが、ここでは説明を省略する。
【0020】図9〜図12に他の実施例を示す。これは
凹溝30を櫛部31との間に形成しているリブ33に代
えて、毛髪受け板34を設けたものである。ここにおけ
る毛髪受け板34は、その後端が下カバー3の底面上に
固着されることで取り付けられたもので、その前端が上
方に浮く弾性を備えたものとして形成されており、この
ものにおいて毛髪を切断する時には、図10〜図12に
順に示すように、毛髪が下カバー3側へと押されるに伴
って、毛髪受け板34もたわんで下カバー3の底面に接
するようになるが、固定刃21の刃先と可動刃22の刃
先との間の段差dよりも毛髪受け板34の厚みeを厚く
していることから、毛髪は櫛部31と毛髪受け板34と
の間の凹溝30上に浮いた状態で刃による確実な切断が
なされる。なお、本実施例ではカバー8を備えておら
ず、従って毛髪を下カバー3に押し付けるものが刃その
ものである場合を示しているが、このように毛髪受け板
34を弾性を備えたものとしておくと、切断に際して毛
髪が毛髪受け板34で支えられている時間が長くなるた
めに、この点でもカット能力が向上する。
凹溝30を櫛部31との間に形成しているリブ33に代
えて、毛髪受け板34を設けたものである。ここにおけ
る毛髪受け板34は、その後端が下カバー3の底面上に
固着されることで取り付けられたもので、その前端が上
方に浮く弾性を備えたものとして形成されており、この
ものにおいて毛髪を切断する時には、図10〜図12に
順に示すように、毛髪が下カバー3側へと押されるに伴
って、毛髪受け板34もたわんで下カバー3の底面に接
するようになるが、固定刃21の刃先と可動刃22の刃
先との間の段差dよりも毛髪受け板34の厚みeを厚く
していることから、毛髪は櫛部31と毛髪受け板34と
の間の凹溝30上に浮いた状態で刃による確実な切断が
なされる。なお、本実施例ではカバー8を備えておら
ず、従って毛髪を下カバー3に押し付けるものが刃その
ものである場合を示しているが、このように毛髪受け板
34を弾性を備えたものとしておくと、切断に際して毛
髪が毛髪受け板34で支えられている時間が長くなるた
めに、この点でもカット能力が向上する。
【0021】図13〜図17に示すように、リブ33を
その上面に櫛状の歯を備えたものとすると、毛髪のずれ
動きが更に確実に抑制されるために、そしてカットされ
る毛髪が上下に分散して一度にカットされる毛髪の量が
減るために、やはりカット能力の向上を図ることができ
る。なお、このものにおいても、下カバー3の底面から
リブ33の谷部までの高さが固定刃21の刃先と可動刃
22の刃先との間の段差より大きくなるようにしている
のはもちろんである。
その上面に櫛状の歯を備えたものとすると、毛髪のずれ
動きが更に確実に抑制されるために、そしてカットされ
る毛髪が上下に分散して一度にカットされる毛髪の量が
減るために、やはりカット能力の向上を図ることができ
る。なお、このものにおいても、下カバー3の底面から
リブ33の谷部までの高さが固定刃21の刃先と可動刃
22の刃先との間の段差より大きくなるようにしている
のはもちろんである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、凹溝上
にあって両端が支持されることでずれ動きが抑制される
とともに浮いている状態にある毛髪を刃先がカットする
ものであり、このために毛髪のカットを能率良く行える
とともに切れ残りのないカットを行うことができるもの
である。
にあって両端が支持されることでずれ動きが抑制される
とともに浮いている状態にある毛髪を刃先がカットする
ものであり、このために毛髪のカットを能率良く行える
とともに切れ残りのないカットを行うことができるもの
である。
【図1】一実施例における部分断面図である。
【図2】(a) は縦断面図、(b) はカバー及び上ハウジン
グを外した状態の破断平面図である。
グを外した状態の破断平面図である。
【図3】切断開始時の縦断面図である。
【図4】切断完了時の縦断面図である。
【図5】切断途中の部分縦断面図である。
【図6】切断完了時の部分縦断面図である。
【図7】使用状態を示す斜視図である。
【図8】使用状態を示す斜視図である。
【図9】他の実施例の縦断面図である。
【図10】同上の動作説明のための部分縦断面図であ
る。
る。
【図11】同上の動作説明のための部分縦断面図であ
る。
る。
【図12】同上の動作説明のための部分縦断面図であ
る。
る。
【図13】別の実施例の縦断面図である。
【図14】同上のリブの横断面図である。
【図15】同上の動作説明のための部分縦断面図であ
る。
る。
【図16】同上の動作説明のための部分縦断面図であ
る。
る。
【図17】同上の動作説明のための部分縦断面図であ
る。
る。
1 本体 2 刃ブロック 3 下カバー 30 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 二郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに摺接する櫛状の固定刃及び可動刃
からなる刃を先端に備えるとともに上記刃の駆動手段を
内蔵している本体と、上記刃の刃先に対して接離自在と
なっている毛髪保持部とを備えるとともに、毛髪保持部
はその刃の刃先当接部に凹溝を備えていることを特徴と
するヘアカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28018991A JPH05115628A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | ヘアカツター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28018991A JPH05115628A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | ヘアカツター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05115628A true JPH05115628A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=17621542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28018991A Withdrawn JPH05115628A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | ヘアカツター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05115628A (ja) |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP28018991A patent/JPH05115628A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |