JPH0511494Y2 - - Google Patents

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JPH0511494Y2
JPH0511494Y2 JP9424987U JP9424987U JPH0511494Y2 JP H0511494 Y2 JPH0511494 Y2 JP H0511494Y2 JP 9424987 U JP9424987 U JP 9424987U JP 9424987 U JP9424987 U JP 9424987U JP H0511494 Y2 JPH0511494 Y2 JP H0511494Y2
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heat
vaporizing
vaporizer
aluminum block
tube
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 液化ガス中の成分、例えばフロン中の共雑物、
具体的には水分をガス分析計で測定する場合、液
化ガスを気化させる必要がある。この考案は、液
化ガスを気化させるための気化器の構造及び恒温
構成の改良に関する。
(ロ) 従来の技術 第3図に示すように従来の気化器Daは、内側
は断熱部材13aで外側は恒温槽カバー14aで
それぞれ被覆した恒温槽ケース21a内に液化ガ
スを気化する気化管2aと恒温槽ケース21a内
を一定温度に保つためのヒータ4a及びフアンモ
ータ23aとが配設されて構成されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、従来の気化器Daは、恒温槽ケース2
1a内にヒータ4aおよびフアンモータ23aを
配設しているので装置そのものが大がかりで部品
の取り扱いが煩雑であるという問題があつた。
又、液化ガスは、気化管2aの中で気化する際
急激に気化熱を奪う。このために、ヒータ4a及
びフアンモータ23aによつて恒温槽ケース21
a内の空気を循環し気化管2aに熱を供給しよう
としても、ヒータ4aの熱が空気を介して気化管
2aに伝達されるので、気化管2aの気化が起こ
つた部位は熱伝導が追いつかず極めて低い温度と
なる。つまり、気化管2aにおいて温度の高い部
位と温度の低い部位とが生じ、液化ガスの安定な
気化が得られないという問題があつた。殊に、例
えば、液化ガスとしてフロンを用いた場合にその
液化ガス中に、例えば水といつた不純物が混つて
いると、気化管の温度によつては水分が氷結し気
化管に付着して残留し、正確な気化が行なわれな
いおそれがあり、問題はより一層深刻であつた。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので
あり、装置全体がコンパクトで液化ガスの安定な
気化が得られる気化器を提供するものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案は、柱状のアルミニウム製ブロツクに
気化管を巻き付け、そのブロツクにヒータを内設
するとともに、気化管の螺線の間隔を熱伝導性部
材で満たし、更に気化管と熱伝導性部材の外側を
断熱部材で被覆してなる気化器てある。
その詳細な構成は、内部にヒータが配設された
柱状のアルミニウム製ブロツクと、そのブロツク
の一端から他端へ螺線状に胴巻きされ、内部に供
給される液化ガスを気化するための気化管と、気
化管の螺線の間隔を満たす熱伝導性部材と、その
熱伝導性部材を被覆して保持するカバーと、アル
ミニウム製ブロツクの他端面に接触状態で配設さ
れ、且つ気化管の出口端と接続する調圧弁と、上
記カバー及び調圧弁を一体で覆う断熱部材とから
なる気化器である。
(ホ) 作用 ヒータから気化管への熱の供給は空気をほとん
ど介さずにアルミニウム製ブロツク及び熱伝導性
部材を介して行なわれ、空気循環フアンごとき熱
輸送手段を必要としない。
気化管への熱供給は熱伝導性の高いアルミニウ
ム製ブロツク及び熱伝導性部材(例えば熱伝導性
パテ:ヒートシンカ)によつて行なわれ、気化管
への均一性の高い熱供給が行なわれる。
(ヘ) 実施例 この考案を、図面に示す実施例に基づき詳述す
る。しかし、これによつてこの考案が限定される
ものではない。
図面に示す気化器Dにおいて、1はアルミニウ
ム製ブロツク、2は気化器、3は金属ダイヤフラ
チを用いた調圧弁である。
アルミニウム製ブロツク1は、直径が約3cmで
長さが約6cmの円柱状である。アルミニウム製ブ
ロツク1には長さが約5cmのヒータ4が埋設され
ており、アルミニウム製ブロツク1全体がほぼ均
一に加熱され得る。なお、5は温度センサ、6は
過熱防止用の温度ヒユーズである。
気化管2は、アルミニウム製ブロツク1の側面
上に所定間隔を有して螺線状に胴巻きに巻き付け
られて配設されている。気化管2の螺線の間隔の
間隙には、アルミニウム製ブロツク1の側面に対
してほぼ同じ高さで熱伝導性部材であるヒートシ
ンカ7が満されている。8は、ヒートシンカ7を
被覆して保持するアルミニウム製薄板よりなるカ
バーである。
アルミニウム製ブロツク1と調圧弁3は、実質
的に熱交換的に接触状態で配置されている。つま
り、フランジ9はネジ11によつてアルミニウム
製ブロツク1に固着されるとともに、ネジ10に
よつて調圧弁3に固着されている。なお、12
は、気化管2を引き込む調圧弁3の部位に配設さ
れている気密用のOリングである。15は、調圧
弁3の調圧設定用ノブである。
13は、カバー8及び調圧弁3を一体で覆う断
熱部材(発泡ポリウレタン樹脂)であり、バンド
14によつてしめつけ固定している。
16は、ヒータ4、温度センサ5、温度ヒユー
ズ6等の電気配線等に用いられるプレートであ
り、ネジ17によつてアルミブロツク1に取り付
けられている。
気化器Dは、調圧弁3のしめつけ用ナツト18
でパネル(図示省略)を挟持することで保持され
る。
この気化器D及びその各部は上述したように構
成されている。ヒータ4に電流を流して発熱させ
ると、その熱は空気層を介さずにアルミニウム製
ブロツク1及びヒートシンカ7を介して気化管2
に伝導され、気化器Dはフアンモータといつた熱
の輸送手段を必要とせずコンパクトで取り扱いや
メインテイナンスが簡便になつている。
気化管2は熱伝導性の極めて高いアルミニウム
製ブロツク1及びヒートシンカ7を介してヒータ
4から熱供給されるから、気化管2は均一性の高
い熱供給を受けることができる。従つて、気化管
2への適切な熱供給が可能であり、液化ガスのよ
り安定な気化が得られる。
なお、以下に気化器Dの使用法を述べる。ヒー
タ4に通電し発熱状態にして、アルミニウム製ブ
ロツク1を所定温度に保つ。気化管2の液化ガス
注入部19から液化ガスであるフロンを注入す
る。注入された液化ガスは、アルミニウム製ブロ
ツク1及びヒートシンカ7から伝導されて来た熱
によつて高圧のガス状フロンになる。その高圧の
ガス状フロンは調圧弁3で減圧調圧される。この
減圧時に体積が膨脹し吸熱状態となるが、アルミ
ニウム製ブロツク1側から熱の供給を受けており
しかもその供給されている熱は断熱部材13によ
つて保たれ外部に放出されないから、安定した減
圧が得られる。減圧されたガス状フロンは、排出
口20より適宜温度センサ内蔵のガスセル(図示
省略)へ送られ、フロン中の水分含有量が測定さ
れる。フロンは一般に冷凍サイクルの冷媒として
用いられることが多い。従つてフロン中に水分が
含有されていると、低湿時にその水分が氷結し、
フロンの流路に付着し、場合によつては閉塞して
正常な冷凍サイクルを阻害するおそれがある。上
述のように、気化器Dを用いて、フロン中の正確
な水分含有量を測定できるようにすることによつ
て、フロンの冷媒としての品質を正確に把握で
き、それによつて品質向上に寄与できる。
(ト) 考案の効果 この考案は、ヒータから気化管への熱供給に、
空気伝達を用いずフアンモータ等の熱輸送手段を
用いてないことよりコンパクトで取り扱いやメン
テイナンスが簡便で従つて価格が安く、又気化管
への熱供給が高い均一性で行なわれるための液化
ガスをより一層安定して気化し得る気化器であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す構成説明
図、第2図はこの実施例の背面図、第3図は従来
例の第1図相当図である。 D……気化器、1……アルミニウム製ブロツ
ク、2……気化管、3……調圧弁、4……ヒー
タ、7……ヒートシンカ(熱伝導性部材)、8…
…カバー、9……フランジ、12……Oリング、
13……断熱部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部にヒータが配設された柱状のアルミニウム
    製ブロツクと、そのブロツクの一端から他端へ螺
    線状に胴巻きされ、内部に供給される液化ガスを
    気化するための気化管と、この気化管の螺線の間
    隔を満たす熱伝導性部材と、その熱伝導性部材を
    被覆して保持するカバーと、アルミニウム製ブロ
    ツクの他端面に接触状態で配設され、且つ気化管
    の出口端と接続する調圧弁と、上記カバー及び調
    圧弁を一体で覆う断熱部材とからなる気化器。
JP9424987U 1987-06-18 1987-06-18 Expired - Lifetime JPH0511494Y2 (ja)

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JP9424987U JPH0511494Y2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18

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JP9424987U JPH0511494Y2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18

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JPS6442U JPS6442U (ja) 1989-01-05
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KR100554086B1 (ko) * 2005-07-20 2006-02-22 주식회사 비코 탄소나노튜브 합성기의 능동형 가스공급 장치
US8925366B2 (en) * 2012-09-25 2015-01-06 Nova Biomedical Corporation Gas equilibrium coil for providing, in real-time, a gas calibrating solution

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JPS6442U (ja) 1989-01-05

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