JPH0511462Y2 - - Google Patents

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JPH0511462Y2
JPH0511462Y2 JP13697586U JP13697586U JPH0511462Y2 JP H0511462 Y2 JPH0511462 Y2 JP H0511462Y2 JP 13697586 U JP13697586 U JP 13697586U JP 13697586 U JP13697586 U JP 13697586U JP H0511462 Y2 JPH0511462 Y2 JP H0511462Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はデジタル処理を行う記録装置に関する
もので、その停電時保護についてのものである。
〔従来の技術〕
従来の記録装置における停電時保護方式として
停電時に使用されるバツクアツプ電源を有する装
置があつた。
この装置は停電時において、単にその動作電源
をバツクアツプ電源に切り換えるだけの構成が一
般的であり、装置の動作については停電時および
非停電時とも違いはなかつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そのため、停電時においても装置のすべての構
成手段に電力を供給しなければならず停電時の電
力消費が大きくなつてしまい、従つてバツクアツ
プ電源もその分大きくしなければならない欠点が
あつた。特に記録手段は大きな電力を消費してし
まい不都合であつた。
本考案はこの点を改善するためのものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案においては、 停電時に使用されるバツクアツプ電源を設ける
とともに、 停電時には記録計のメモリを有したデータ処理
部のみ、上記バツクアツプ電源の電力を供給する
よう構成したものである。
〔作用〕
通常時には、被測定信号は逐次、データ処理部
で処理された記録手段により記録される。
停電時には、動作電源をバツクアツプ電源とす
るとともにこのバツクアツプ電源の電力をメモリ
を有したデータ処理部のみ供給する。従つて、被
測定信号は次々と処理されメモリに貯えられる。
停電状態が続いている間中、この動作を続行す
る。停電状態が解消されると、動作電源を通常の
安定化電源に切り換え、停電中に貯えられたデー
タを読み出し記録手段により記録する。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す構成説明図で
ある。図において、1は測定部、2は測定部1か
らの被測定信号をデジタル値に変換するA/D変
換器、3はA/D変換器2の出力デジタル値を入
力とし所定の処理を行う制御手段、4は制御手段
3によつて処理されたデジタル値を一時格納する
メモリ、5は制御手段3の制御の下にメモリ4か
ら読み出されたデジタル値を記録する記録手段、
6はAC電源から供給される交流電流を装置に適
合した形式に変換するとともに装置に安定した電
力を供給するための安定化電源、7は停電時に安
定化電源6と切り換えられた動作電源となるバツ
クアツプ電源で、この実施例装置においては充電
池を用いている。8は停電検出手段である。
まず、通常状態の動作について説明する。
AC電源から供給される電流は安定化電源6と
停電検出手段8に入力される。停電検出手段8は
制御手段3に非停電状態であることを識らせる出
力を発生する。制御手段3はこれを受けてスイツ
チ9およびスイツチ10を第1図のように接続
し、すべての手段が安定化電源6により電力供給
される状態となる。
安定化電源6はAC電流を例えば直流定電圧に
変換し、装置手段が安定した動作をするよう電力
の供給を行う。
さて、このような電力供給の下で、測定部1に
よつて測定された被測定信号はA/D変換器2に
よりデジタル値に変換され制御手段3に入力され
る。制御手段3ではこのデジタル値を後述する記
録手段5の記録に適合する形式に処理を行い、メ
モリ4に一時格納する。この通常状態において
は、メモリ4に格納されたデジタル値は制御手段
3の制御の下で実時間で読み出され記録手段5に
出力され、従つて、被測定信号の記録がなされ
る。
なお、この通常状態においては、安定化電源6
は充電池から成るバツクアツプ電源7を常に充電
する構成を有している。
AC電源が停電した停電時には、停電検出手段
8が停電検出出力を制御手段3に出力する。制御
手段3ではスイツチ9およびスイツチ10を第1
図示破線で示すように切り換え接続する。従つ
て、測定部1、A/D変換器2、制御手段3およ
びメモリ4から成るデータ処理部のみバツクアツ
プ電源7の電力が供給され、記録手段5には電力
は供給されない状態となる。
測定部1からの被測定信号はA/D変換器およ
び制御手段3によりメモリ4に貯えられる。
この測定データのメモリ4への格納は装置が停
電状態であつて測定を続行している間行われる。
停電状態が解消し、装置が先に述べた通常状態
に復帰すると、制御手段3は上記メモリ4に貯え
られたデータを読み出し、記録手段5に出力し記
録を行う。
この場合、この実施例においてはこの停電時に
格納されたデータの読み出しおよび記録を高速で
行うよう構成している。これにより、記録の遅れ
を解消することができる。
さらに、この実施例においては停電時間が長
く、メモリ4のメモリ容量を越えてデータが格納
される時、メモリ4に格納されたデータの間引き
処理を行うことにより、停電状態が比較的長時間
続いた場合においても対応できる構成としてい
る。
停電時間におけるデータ格納によりメモリ4に
空きがなくなつた状態を考えると、このメモリ4
にはすでに停電状態の開始から順に、d1,d2,
d3,d4,…,dnまでのn個のデータが格納され
ている。ここまでの格納動作を第1段格納動作と
いう。
したがつて、この第1段格納動作の後のデータ
d(n+1)、d(n+2)、d(n+3),…につい
ては、すでに格納されているデータを間引きして
格納する。
この間引き処理としては、次のように構成する
ことができる。
間引き処理の第1の方法 データd(n+1)を格納する場合には、デー
タd2が格納されているアドレスに上書きする。
これにより、先に格納されているデータd2に代
えてデータd(n+1)が当該アドレスに格納さ
れることとなる。
次のデータd(n+2)を格納する場合には、
データd4が格納されているアドレスに上書きし
て、当該アドレスのデータをデータd4に代えて
格納保存する。
同様にして、既に格納されている一つおきのデ
ータの消去とともに当該アドレスに新たなデータ
を次々と上書き保存していく。そして、新たなデ
ータにより上書きされて消去されるべきデータが
d(n−1)またはdnに達した段階で、第2段格
納動作が終了する。
この場合、停電時間がさらに長くなり、なお間
引き処理が必要な場合には、第3段格納動作が開
始する。
この第3段格納動作は第2段格納動作と同様な
動作を行うものであるが、この第3段格納動作で
は、第2段格納動作において格納されたデータに
関する1個おきのデータ例えばd(n+2),d
(n+4),d(n+6),…に対して新たなデータ
を上書きするよう制御される。
停電状態が続行している限りにおいては、上述
のようにして、第4段格納動作、第5段格納動
作、…というように間引きの程度をしだいに進め
ていく。
なお、間引きの程度をしだいに進めていつた場
合、その間引きされたデータ自体意味を成さなく
なる場合がある。したがつて、このような間引き
処理を行う場合には、格納保存されるデータが無
意味となる前に間引き処理を停止するとともにそ
の時点までのデータを保存し、後のデータは格納
しないように制御することが望ましい。
さて、このようにして、停電状態でのデータの
保存が行われ、装置が停電状態から復帰した場合
には、記録動作が開始する。
この記録動作は、第1段格納動作により格納さ
れたデータから順に読み出され記録される。この
場合、間引きの深さによつては次々と読み出され
るデータの取得間隔が途中で変化する場合が起こ
り得る。したがつて、この記録動作においては、
停電時に格納されたデータが第1段格納動作のみ
のものであるか、第2段、第3段あるいはそれ以
降の格納動作のデータをも含むものであるかを、
それぞれの格納動作が行われる段階で区別できる
ようにしておき、これらデータの記録の際に時間
軸を一致させるようにすることが望ましい。
間引き処理の第2の方法 先の間引き処理とは異なる方法として、所定時
間毎のピークデータのみを格納保存していくよう
に構成することもできる。
この場合には、第2段格納動作に入つた段階で
次々と処理されて生成されるデータに関して所定
時間毎のピーク値を演算して格納していくように
する。また、この時に、第1段格納動作において
格納されているデータについても上記所定時間に
相当するデータ群毎にピーク値を演算してピーク
値以外のデータについては、第2段格納動作以降
のピーク値データを順次格納するためのメモリ領
域とする。
この場合においても、先の方法と同様に、停電
状態の長期化に応じてピーク値を演算するための
所定時間間隔を大きくするようにして間引きの程
度をしだいに進めるように構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上、説明したように本考案によれば 停電時において、データ処理部のみ電力を供給
する構成を有しているので、停電時に使用するバ
ツクアツプ電源を小型化することができるととも
に、さらに長時間の停電状態であつてもデータの
間引きを行うことにより対応することができるの
で大きな実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成説明図で
ある。 3……制御手段、4……メモリ、5……記録手
段、6……安定化電源、7……バツクアツプ電
源、8……停電検出手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被測定信号をデジタル値に変換するA/D変換
    器と、このA/D変換器により出力されるデジタ
    ル値を所定処理する制御手段と、この制御手段に
    より処理されたデジタル値を一時格納するメモリ
    とを有するデータ処理部と、 このデータ処理部の上記メモリに格納されたデ
    ジタル値を記録する記録手段と、 上記データ処理部および上記記録手段に電力を
    供給する商用電源に接続した安定化電源とを有す
    る記録装置において、 停電検出手段と、 この停電検出手段出力が停電状態を示している
    時動作するバツクアツプ電源とを設け、 上記停電状態時においては、上記バツクアツプ
    電源は上記データ処理部のみ電力を供給するよう
    構成し、さらに上記データ処理部の制御手段は上
    記停電状態において処理されるデジタル値を次々
    と上記メモリに格納し、上記メモリの記憶容量を
    越える上記デジタル値をさらに格納する際には所
    定の方法でデータの間引きを行なうよう制御し、 上記停電状態が復帰した時には、上記バツクア
    ツプ電源に代えて上記安定化電源が上記データ処
    理部および上記記録手段に電力を供給し、 引き続き記録が可能な構成を有してなる記録装
    置。
JP13697586U 1986-09-05 1986-09-05 Expired - Lifetime JPH0511462Y2 (ja)

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JP13697586U JPH0511462Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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JP13697586U JPH0511462Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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JPS6344114U JPS6344114U (ja) 1988-03-24
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JP5041232B2 (ja) * 2008-02-14 2012-10-03 清水建設株式会社 構造物の健全性判断システム
JP2012255762A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Chino Corp 記録計

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JPS6344114U (ja) 1988-03-24

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