JPH07334275A - 無停電電源装置 - Google Patents
無停電電源装置Info
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- JPH07334275A JPH07334275A JP6126201A JP12620194A JPH07334275A JP H07334275 A JPH07334275 A JP H07334275A JP 6126201 A JP6126201 A JP 6126201A JP 12620194 A JP12620194 A JP 12620194A JP H07334275 A JPH07334275 A JP H07334275A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 商用電源の停電、電圧低下等の異常が発生し
たときの異常データを記録することができる無停電電源
装置を得る。 【構成】 商用電源が正常のときは内蔵したバッテリ2
0を充電して商用電源が異常のときの給電補償に備え、
商用電源異常発生時には直ちに負荷側の電子制御機器類
23への電力供給を行なう無停電電源装置において、少
なくとも時刻の情報を出力する計時手段7,10と、商
用電源入力信号を予め定めた周期でA/D変換し、波形
イメージデータとして予め定めた時間分だけ先入先出方
式で常に記憶すると共に、商用電源の異常があったとき
は異常発生及び正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手
段7,10から読み取って該時刻の波形イメージデータ
と一緒に記憶する波形イメージ記憶手段5,6,7と、
異常が正常に復帰する毎に、波形イメージ記憶手段に記
憶されているデータを受け取り恒久記録する商用電源異
常データ記録手段7,8とを備える。
たときの異常データを記録することができる無停電電源
装置を得る。 【構成】 商用電源が正常のときは内蔵したバッテリ2
0を充電して商用電源が異常のときの給電補償に備え、
商用電源異常発生時には直ちに負荷側の電子制御機器類
23への電力供給を行なう無停電電源装置において、少
なくとも時刻の情報を出力する計時手段7,10と、商
用電源入力信号を予め定めた周期でA/D変換し、波形
イメージデータとして予め定めた時間分だけ先入先出方
式で常に記憶すると共に、商用電源の異常があったとき
は異常発生及び正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手
段7,10から読み取って該時刻の波形イメージデータ
と一緒に記憶する波形イメージ記憶手段5,6,7と、
異常が正常に復帰する毎に、波形イメージ記憶手段に記
憶されているデータを受け取り恒久記録する商用電源異
常データ記録手段7,8とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミニコンピュータ、
オフィスコンピュータ、オフィスプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータ、ワークステーション等の電子制御機器
類に接続して使用される無停電電源装置に関し、特に停
電、瞬時停電、瞬時電圧低下等の異常が発生したときの
異常状況を示すデータ(以下、異常データと記す)の記
録を行なうことができる無停電電源装置に関するもので
ある。
オフィスコンピュータ、オフィスプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータ、ワークステーション等の電子制御機器
類に接続して使用される無停電電源装置に関し、特に停
電、瞬時停電、瞬時電圧低下等の異常が発生したときの
異常状況を示すデータ(以下、異常データと記す)の記
録を行なうことができる無停電電源装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力会社等が提供する商用電源
を使用している限り、落雷事故等のアクシデントによる
発電/送電/変電設備の故障及び前記設備内部品の経年
変化による寿命並びに人為的なミス等で、停電、瞬時停
電、瞬時電圧低下というような供給電源の異常現象の発
生は避けることは出来ない。ミニコンピュータ、オフィ
スコンピュータ、オフィスプロセッサ、パーソナルコン
ピュータ、ワークステーション等の電子制御機器類{以
下単に「電子制御器類」と呼ぶ}は、前記供給電源異常
現象の影響を受けると、プログラムステップの誤動作、
プログラム破壊、処理途中データの紛失、処理途中デー
タ内容の変質、データベース破壊等の利用者にとって重
大な損害が発生する為、一時もストップが許されないシ
ステムでは、無停電電源装置{以下単に「UPS」(U
ninterruptible Power Supp
lyの略)と呼ぶ}を設置して供給される電源の異常
を、供給を受ける側の自己努力で救済していた。
を使用している限り、落雷事故等のアクシデントによる
発電/送電/変電設備の故障及び前記設備内部品の経年
変化による寿命並びに人為的なミス等で、停電、瞬時停
電、瞬時電圧低下というような供給電源の異常現象の発
生は避けることは出来ない。ミニコンピュータ、オフィ
スコンピュータ、オフィスプロセッサ、パーソナルコン
ピュータ、ワークステーション等の電子制御機器類{以
下単に「電子制御器類」と呼ぶ}は、前記供給電源異常
現象の影響を受けると、プログラムステップの誤動作、
プログラム破壊、処理途中データの紛失、処理途中デー
タ内容の変質、データベース破壊等の利用者にとって重
大な損害が発生する為、一時もストップが許されないシ
ステムでは、無停電電源装置{以下単に「UPS」(U
ninterruptible Power Supp
lyの略)と呼ぶ}を設置して供給される電源の異常
を、供給を受ける側の自己努力で救済していた。
【0003】前記UPSは、主として次に示すような機
能を持っている。 (1)商用電源が正常時は、前記商用電源により内蔵し
たバッテリを常に充電し、商用電源異常発生時の為の給
電補償時間の確保に備えている。 (2)一般的に、給電補償時間は10分前後で、この商
用電源異常発生時の給電補償時間中に、例えば電子制御
機器類では現在動作中のプログラムを終了処理に移行
し、処理中データの退避等を行なって、商用電源の正常
復帰時に前記プログラムが自動再スタートする為の準備
を行なう。 (3)常時給電方式により、商用電源停止時には一瞬の
途切れも無く、負荷側の電子制御機器類への電力供給を
行なう。 (4)負荷側の電子制御機器類へ、UPSの状態情報、
例えばUPS異常、バイパス給電中、内蔵バッテリ電圧
低下、交流入力異常発生等を送信することが出来る。 (5)商用電源正常時には、前記商用電源からの侵入ノ
イズをカットし、負荷側の電子制御機器類へ歪みの無い
正弦波形の交流を供給する。 (6)前記(5)と同様に、商用電源側に対しても、負
荷側の電子制御機器類から発生して電源ライン上に乗る
可能性のある有害な高調波成分をカットし、同一の商用
電源ラインに接続されている他の機器が誤動作するのを
防止する。
能を持っている。 (1)商用電源が正常時は、前記商用電源により内蔵し
たバッテリを常に充電し、商用電源異常発生時の為の給
電補償時間の確保に備えている。 (2)一般的に、給電補償時間は10分前後で、この商
用電源異常発生時の給電補償時間中に、例えば電子制御
機器類では現在動作中のプログラムを終了処理に移行
し、処理中データの退避等を行なって、商用電源の正常
復帰時に前記プログラムが自動再スタートする為の準備
を行なう。 (3)常時給電方式により、商用電源停止時には一瞬の
途切れも無く、負荷側の電子制御機器類への電力供給を
行なう。 (4)負荷側の電子制御機器類へ、UPSの状態情報、
例えばUPS異常、バイパス給電中、内蔵バッテリ電圧
低下、交流入力異常発生等を送信することが出来る。 (5)商用電源正常時には、前記商用電源からの侵入ノ
イズをカットし、負荷側の電子制御機器類へ歪みの無い
正弦波形の交流を供給する。 (6)前記(5)と同様に、商用電源側に対しても、負
荷側の電子制御機器類から発生して電源ライン上に乗る
可能性のある有害な高調波成分をカットし、同一の商用
電源ラインに接続されている他の機器が誤動作するのを
防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べたUPSは、次に示すような課題を有していた。商用
電源異常の中には、短時間に何度も発生する事象があ
る。そして、狭い管轄内で多発する商用電源異常は、電
力会社等の提供する末端の設備故障の場合が多く、範囲
が狭い為、電力会社等の提供者が前記故障を認識しない
ことがある。この場合には供給を受ける側、すなわち前
記電子制御機器類の運用管理者等が電源の異常データを
測定記録し、異常であることを具体的に申告しないと、
正常復旧するまでに多大な時間がかかるという問題があ
った。しかし、前記異常データの測定記録を行なう為に
は、交流入力波形の変動等を測定する機能を持ったAC
アナライザ等の専用測定器を現場に持ち運び、該商用電
源に接続した上で長時間を費やして監視と記録を行った
後、持ち帰って、取得したデータを取り出し、整理、分
析しなければならないので、準備や運搬、設置、測定及
び撤去に多大な費用と時間がかかる。また、既に発生し
てしまった商用電源の異常事象は、後で測定しても同一
条件のデータが取得出来るとは限らない為、推定しか出
来ず、原因追及が見当外れになる可能性がある。即ち、
商用電源の異常発生を解決するためには、異常発生時の
データの取得が必要であるが、そのデータの取得は容易
でないという課題があった。
べたUPSは、次に示すような課題を有していた。商用
電源異常の中には、短時間に何度も発生する事象があ
る。そして、狭い管轄内で多発する商用電源異常は、電
力会社等の提供する末端の設備故障の場合が多く、範囲
が狭い為、電力会社等の提供者が前記故障を認識しない
ことがある。この場合には供給を受ける側、すなわち前
記電子制御機器類の運用管理者等が電源の異常データを
測定記録し、異常であることを具体的に申告しないと、
正常復旧するまでに多大な時間がかかるという問題があ
った。しかし、前記異常データの測定記録を行なう為に
は、交流入力波形の変動等を測定する機能を持ったAC
アナライザ等の専用測定器を現場に持ち運び、該商用電
源に接続した上で長時間を費やして監視と記録を行った
後、持ち帰って、取得したデータを取り出し、整理、分
析しなければならないので、準備や運搬、設置、測定及
び撤去に多大な費用と時間がかかる。また、既に発生し
てしまった商用電源の異常事象は、後で測定しても同一
条件のデータが取得出来るとは限らない為、推定しか出
来ず、原因追及が見当外れになる可能性がある。即ち、
商用電源の異常発生を解決するためには、異常発生時の
データの取得が必要であるが、そのデータの取得は容易
でないという課題があった。
【0005】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたもので、商用電源の異常が発生したときの異常
データを記録することができる無停電電源装置を得るこ
とを目的とするものである。
なされたもので、商用電源の異常が発生したときの異常
データを記録することができる無停電電源装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無停電電
源装置は、商用電源が正常のときは該商用電源により内
蔵したバッテリを常に充電して商用電源が異常のときの
給電補償に備え、常時給電方式により商用電源異常発生
時には直ちに負荷側の電子制御機器類への電力供給を行
なう無停電電源装置において、少なくとも時刻の情報を
出力する計時手段と、商用電源からの入力信号を予め定
めた周期でA/D変換し、商用電源の波形イメージデー
タとして予め定めた時間分だけ先入先出方式で常に記憶
すると共に、商用電源の異常があったときは異常発生及
び正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手段から読み取
って該時刻における波形イメージデータと一緒に記憶す
る波形イメージ記憶手段と、異常が正常に復帰する毎
に、波形イメージ記憶手段に記憶されているデータを受
け取り恒久記録する商用電源異常データ記録手段とを備
えたものである。
源装置は、商用電源が正常のときは該商用電源により内
蔵したバッテリを常に充電して商用電源が異常のときの
給電補償に備え、常時給電方式により商用電源異常発生
時には直ちに負荷側の電子制御機器類への電力供給を行
なう無停電電源装置において、少なくとも時刻の情報を
出力する計時手段と、商用電源からの入力信号を予め定
めた周期でA/D変換し、商用電源の波形イメージデー
タとして予め定めた時間分だけ先入先出方式で常に記憶
すると共に、商用電源の異常があったときは異常発生及
び正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手段から読み取
って該時刻における波形イメージデータと一緒に記憶す
る波形イメージ記憶手段と、異常が正常に復帰する毎
に、波形イメージ記憶手段に記憶されているデータを受
け取り恒久記録する商用電源異常データ記録手段とを備
えたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、波形イメージ記憶手段
が、商用電源からの入力信号を予め定めた周期でA/D
変換し、商用電源の波形イメージデータとして予め定め
た時間分だけ先入先出方式で常に記憶すると共に、商用
電源の異常があったときは異常発生及び正常復帰の少な
くとも時刻を夫々計時手段から読み取って該時刻におけ
る波形イメージデータと一緒に記憶し、商用電源異常デ
ータ記録手段が、異常が正常に復帰する毎に、波形イメ
ージ記憶手段に記憶されているデータを受け取り恒久記
録するから、商用電源の異常があったときの状況を、U
PSとは別の専用の測定装置を設置することなく、極め
て容易に記録することができる。
が、商用電源からの入力信号を予め定めた周期でA/D
変換し、商用電源の波形イメージデータとして予め定め
た時間分だけ先入先出方式で常に記憶すると共に、商用
電源の異常があったときは異常発生及び正常復帰の少な
くとも時刻を夫々計時手段から読み取って該時刻におけ
る波形イメージデータと一緒に記憶し、商用電源異常デ
ータ記録手段が、異常が正常に復帰する毎に、波形イメ
ージ記憶手段に記憶されているデータを受け取り恒久記
録するから、商用電源の異常があったときの状況を、U
PSとは別の専用の測定装置を設置することなく、極め
て容易に記録することができる。
【0008】
実施例1.図1はこの発明の実施例1及び2を説明する
ためのブロック図である。図1において、交流入力端子
1は商用電源側の口であり、UPS内部では、交流入力
端子1からバイパス回路2を経由して出力切換スイッチ
3へ接続され、入力フィルタ4及び波形イメージ変換部
5の入力へ接続されている。また、入力フィルタ4の出
力は、スイッチ15を経由して整流器16及び充電器1
7の入力に接続されている。整流器16の出力は、イン
バータ18の入力と、ダイオード19のカソード側に接
続されている。インバータ18の出力は、出力切換スイ
ッチ3を経由して出力フィルタ21に接続されている。
出力フィルタ21から交流出力が得られ、出力フィルタ
21は交流出力線22により負荷側の電子制御機器類2
3に接続されている。充電器17の出力は、ダイオード
19のアノード及び蓄電池(以下、バッテリと記す)2
0に接続されている。UPS制御部9は、出力切換スイ
ッチ3、整流器16、充電器17、インバータ18、ダ
イオード19のそれぞれを制御配下においており、また
電子制御機器類23へ情報信号を渡すための情報信号線
24を持っている。なお、一点鎖線で囲った部分、即ち
4,9,15,16,17,18,19,20,3,2
1,22及び24により構成された部分はUPS本来の
機能を達成する部分Pである。波形イメージ変換部5の
出力は、イメージメモリ部6の入力へ接続され、イメー
ジメモリ部6の出力は、マイクロコンピュータ7及び磁
気記録部8へ接続されている。マイクロコンピュータ7
は、CPU、プログラムやデータを記録するメモリ、入
出力回路などからなり、以下単にCPUと略記する。C
PU7は、イメージメモリ部6、磁気記録部8、UPS
制御部9、計時手段であるカレンダ付時計10、通信回
線制御部11をそれぞれ制御配下においている。通信回
線制御部11には通信回線接続部12を経由してモデム
13が接続され、モデム13は通信回線14に接続され
ている。
ためのブロック図である。図1において、交流入力端子
1は商用電源側の口であり、UPS内部では、交流入力
端子1からバイパス回路2を経由して出力切換スイッチ
3へ接続され、入力フィルタ4及び波形イメージ変換部
5の入力へ接続されている。また、入力フィルタ4の出
力は、スイッチ15を経由して整流器16及び充電器1
7の入力に接続されている。整流器16の出力は、イン
バータ18の入力と、ダイオード19のカソード側に接
続されている。インバータ18の出力は、出力切換スイ
ッチ3を経由して出力フィルタ21に接続されている。
出力フィルタ21から交流出力が得られ、出力フィルタ
21は交流出力線22により負荷側の電子制御機器類2
3に接続されている。充電器17の出力は、ダイオード
19のアノード及び蓄電池(以下、バッテリと記す)2
0に接続されている。UPS制御部9は、出力切換スイ
ッチ3、整流器16、充電器17、インバータ18、ダ
イオード19のそれぞれを制御配下においており、また
電子制御機器類23へ情報信号を渡すための情報信号線
24を持っている。なお、一点鎖線で囲った部分、即ち
4,9,15,16,17,18,19,20,3,2
1,22及び24により構成された部分はUPS本来の
機能を達成する部分Pである。波形イメージ変換部5の
出力は、イメージメモリ部6の入力へ接続され、イメー
ジメモリ部6の出力は、マイクロコンピュータ7及び磁
気記録部8へ接続されている。マイクロコンピュータ7
は、CPU、プログラムやデータを記録するメモリ、入
出力回路などからなり、以下単にCPUと略記する。C
PU7は、イメージメモリ部6、磁気記録部8、UPS
制御部9、計時手段であるカレンダ付時計10、通信回
線制御部11をそれぞれ制御配下においている。通信回
線制御部11には通信回線接続部12を経由してモデム
13が接続され、モデム13は通信回線14に接続され
ている。
【0009】次に、図1により動作について説明する。
まず、商用電源が正常に供給されている場合について説
明する。交流入力端子1には、正常な商用電源である交
流100V50Hzの正弦波形電圧が供給されている。
この場合、交流100Vは、入力フィルタ4を通過し、
スイッチ15を経由して整流器16で直流に変換され、
インバータ18により直流から交流に変換され、出力切
換スイッチ3を経由し、出力フィルタ21を通過して交
流出力線22から電子制御機器類23に供給されてい
る。また、入力フィタル4を通過した交流100Vは、
スイッチ15を経由してから、さらに充電器17にて充
電用の直流に変換され、バッテリ20へ充電を行なって
いる。一方、交流入力端子1から入った交流100V
は、波形イメージ変換部5によってアナログ波形を、1
kHz周期、波高8ビットでアナログ/デジタル(A/
D)変換される。(周期、波高は必要に応じ変更できる
ものとする。)変換後の出力データは、先入、先出方式
の50Hz×10分(周期1kHz、波高8ビットで6
00キロバイト以上)の容量を持ったイメージメモリ部
6に入力され、容量をオーバーしたデータは先入分から
消滅し逐次入替が行なわれている。
まず、商用電源が正常に供給されている場合について説
明する。交流入力端子1には、正常な商用電源である交
流100V50Hzの正弦波形電圧が供給されている。
この場合、交流100Vは、入力フィルタ4を通過し、
スイッチ15を経由して整流器16で直流に変換され、
インバータ18により直流から交流に変換され、出力切
換スイッチ3を経由し、出力フィルタ21を通過して交
流出力線22から電子制御機器類23に供給されてい
る。また、入力フィタル4を通過した交流100Vは、
スイッチ15を経由してから、さらに充電器17にて充
電用の直流に変換され、バッテリ20へ充電を行なって
いる。一方、交流入力端子1から入った交流100V
は、波形イメージ変換部5によってアナログ波形を、1
kHz周期、波高8ビットでアナログ/デジタル(A/
D)変換される。(周期、波高は必要に応じ変更できる
ものとする。)変換後の出力データは、先入、先出方式
の50Hz×10分(周期1kHz、波高8ビットで6
00キロバイト以上)の容量を持ったイメージメモリ部
6に入力され、容量をオーバーしたデータは先入分から
消滅し逐次入替が行なわれている。
【0010】次に、商用電源が99年2月25日19時
2分0秒から7分0秒の5分間欠落した場合、すなわち
停電という異常が発生した場合の動作について説明す
る。まず、UPSが備えている商用電源波形が正常か異
常かを判別する手段(図示せず)が商用電源の欠落を検
出すると、UPS制御部9はダイオード19のゲートを
オンしてバッテリ20の直流をインバター18へ供給す
る。インバータ18は前記直流を交流に変換し、出力切
換スイッチ3及び出力フィルタ21、交流出力線22を
経由して欠落の途切れ無しに交流を電子制御機器類23
に供給する。同時に、UPS制御部9は「交流入力異常
発生」という情報をCPU7へ知らせると同時に情報信
号線24にものせ、電子制御機器類23に渡す。CPU
7はカレンダ付時計10より異常発生年月日時刻である
99年02月25日19:02:00のデータを読み取
って、波形イメージ変換部5で変換された異常発生年月
日時刻における波形イメージデータと一緒にイメージメ
モリ部6へ書き込む。波形イメージ変換部5は、その間
の停電波形データをイメージメモリ部6へ送り続けてい
る。
2分0秒から7分0秒の5分間欠落した場合、すなわち
停電という異常が発生した場合の動作について説明す
る。まず、UPSが備えている商用電源波形が正常か異
常かを判別する手段(図示せず)が商用電源の欠落を検
出すると、UPS制御部9はダイオード19のゲートを
オンしてバッテリ20の直流をインバター18へ供給す
る。インバータ18は前記直流を交流に変換し、出力切
換スイッチ3及び出力フィルタ21、交流出力線22を
経由して欠落の途切れ無しに交流を電子制御機器類23
に供給する。同時に、UPS制御部9は「交流入力異常
発生」という情報をCPU7へ知らせると同時に情報信
号線24にものせ、電子制御機器類23に渡す。CPU
7はカレンダ付時計10より異常発生年月日時刻である
99年02月25日19:02:00のデータを読み取
って、波形イメージ変換部5で変換された異常発生年月
日時刻における波形イメージデータと一緒にイメージメ
モリ部6へ書き込む。波形イメージ変換部5は、その間
の停電波形データをイメージメモリ部6へ送り続けてい
る。
【0011】次に、5分後停電が復旧すると、UPS制
御部9はダイオード19のゲートをオフして整流器16
の直流をインバータ18へ供給する。インバータ18は
前記直流を交流に変換し、出力切換スイッチ3及び出力
フィルタ21、交流出力線22を経由して復旧の途切れ
無しに、変換された交流を電子制御機器類23に供給す
る。同時に、UPS制御部9は「交流入力異常復旧」と
いう情報をCUP7へ知らせると同時に情報信号線24
にものせ、電子制御機器類23に渡す。CPU7はカレ
ンダ付時計10より正常復帰年月日時刻である99年0
2月25日19:07:00のデータを読み取って、波
形イメージ変換部5で変換された正常復帰年月日時刻に
おける波形イメージデータと一緒にイメージメモリ部6
へ書き込む。停電発生前、中、後の一連のイメージメモ
リ部6のデータは、前記復旧から1分経過後、つまり停
電復旧毎にUPS制御部の指示によって磁気記録部8へ
渡される。磁気記録部8の磁気記録媒体に収納されてい
るデータをデジタル/アナログ再生した波形を図2に示
す。なお、図2は1回の停電についての波形を示してい
る。磁気記録部8には、このような波形イメージデータ
が、停電が起きた毎に順次記録されている。このデータ
は、後述する通信回線14経由でホストコンピュータに
送信されるものと同等である。
御部9はダイオード19のゲートをオフして整流器16
の直流をインバータ18へ供給する。インバータ18は
前記直流を交流に変換し、出力切換スイッチ3及び出力
フィルタ21、交流出力線22を経由して復旧の途切れ
無しに、変換された交流を電子制御機器類23に供給す
る。同時に、UPS制御部9は「交流入力異常復旧」と
いう情報をCUP7へ知らせると同時に情報信号線24
にものせ、電子制御機器類23に渡す。CPU7はカレ
ンダ付時計10より正常復帰年月日時刻である99年0
2月25日19:07:00のデータを読み取って、波
形イメージ変換部5で変換された正常復帰年月日時刻に
おける波形イメージデータと一緒にイメージメモリ部6
へ書き込む。停電発生前、中、後の一連のイメージメモ
リ部6のデータは、前記復旧から1分経過後、つまり停
電復旧毎にUPS制御部の指示によって磁気記録部8へ
渡される。磁気記録部8の磁気記録媒体に収納されてい
るデータをデジタル/アナログ再生した波形を図2に示
す。なお、図2は1回の停電についての波形を示してい
る。磁気記録部8には、このような波形イメージデータ
が、停電が起きた毎に順次記録されている。このデータ
は、後述する通信回線14経由でホストコンピュータに
送信されるものと同等である。
【0012】上記実施例1おいて、カレンダ付時計10
は年月日及び時刻の情報を出力するものであるが、少な
くとも時刻の情報を出力する計時手段であっても同様に
実施できる。なお、波形イメージ変換部5、イメージメ
モリ部6、CPU7により、商用電源からの入力信号を
予め定めた周期でA/D変換し、商用電源の波形イメー
ジデータとして予め定めた時間分だけ先入先出方式で常
に記憶すると共に、商用電源の異常があったときは異常
発生及び正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手段から
読み取って該時刻における波形イメージデータと一緒に
記憶する波形イメージ記憶手段が構成されている。磁気
記録部8、CPU7により、異常が正常に復帰する毎
に、波形イメージ記憶手段に記憶されているデータを受
け取り恒久記録する商用電源異常データ記録手段が構成
されている。
は年月日及び時刻の情報を出力するものであるが、少な
くとも時刻の情報を出力する計時手段であっても同様に
実施できる。なお、波形イメージ変換部5、イメージメ
モリ部6、CPU7により、商用電源からの入力信号を
予め定めた周期でA/D変換し、商用電源の波形イメー
ジデータとして予め定めた時間分だけ先入先出方式で常
に記憶すると共に、商用電源の異常があったときは異常
発生及び正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手段から
読み取って該時刻における波形イメージデータと一緒に
記憶する波形イメージ記憶手段が構成されている。磁気
記録部8、CPU7により、異常が正常に復帰する毎
に、波形イメージ記憶手段に記憶されているデータを受
け取り恒久記録する商用電源異常データ記録手段が構成
されている。
【0013】また、実際の運用において長時間の停電が
発生した場合は、停電中の無変化データは省略し、停電
発生時と停電復旧時のデータだけを記録する操作を行な
いメモリ容量の節約をすることができる。即ち、異常発
生後一定時間経過した時点で交流入力電圧の波形イメー
ジデータの記憶を一時停止する。つまり、イメージメモ
リ部には、異常発生前の交流入力電圧の波形イメージデ
ータと、異常発生時の年月日時刻及び交流入力電圧の波
形イメージデータと、異常発生後一定時間分の交流入力
電圧の波形イメージデータとが記憶されることになる。
その後、データの記憶が一時停止された後停電復旧時の
データが記憶される。
発生した場合は、停電中の無変化データは省略し、停電
発生時と停電復旧時のデータだけを記録する操作を行な
いメモリ容量の節約をすることができる。即ち、異常発
生後一定時間経過した時点で交流入力電圧の波形イメー
ジデータの記憶を一時停止する。つまり、イメージメモ
リ部には、異常発生前の交流入力電圧の波形イメージデ
ータと、異常発生時の年月日時刻及び交流入力電圧の波
形イメージデータと、異常発生後一定時間分の交流入力
電圧の波形イメージデータとが記憶されることになる。
その後、データの記憶が一時停止された後停電復旧時の
データが記憶される。
【0014】この実施例1によれば、記録された測定デ
ータは、電源異常の前中後の状態そのものが残る為、従
来方式のような事後測定した類似再現データによる推定
に頼ることなく、真の原因追及が容易になる。従って、
時間及び費用の大幅な節約が出来る。また、磁気記録部
8にカセット式磁気テープの様な取り外し可能小型媒体
を使用した場合、運搬が容易な為、異常発生後ただちに
別の場所、例えば分析専門会社の障害分析室等での高度
な調査が可能になる。従って、より迅速に的確な対策を
打つことが容易に行なえ、時間及び費用の大幅な節約が
出来る。
ータは、電源異常の前中後の状態そのものが残る為、従
来方式のような事後測定した類似再現データによる推定
に頼ることなく、真の原因追及が容易になる。従って、
時間及び費用の大幅な節約が出来る。また、磁気記録部
8にカセット式磁気テープの様な取り外し可能小型媒体
を使用した場合、運搬が容易な為、異常発生後ただちに
別の場所、例えば分析専門会社の障害分析室等での高度
な調査が可能になる。従って、より迅速に的確な対策を
打つことが容易に行なえ、時間及び費用の大幅な節約が
出来る。
【0015】実施例2.実施例2は磁気記録部8に収納
されているデータを通信回線を介して遠隔地のホストコ
ンピュータに渡すようにしたものである。即ち、実施例
1の構成に異常データ送信手段を追加したものである。
まず、CPU7は、あらかじめ遠隔地のホストコンピュ
ータと取り決められている通信手順に則って、通信回線
制御部11及び通信回線接続部12を制御し、モデム1
3を通信回線14によって前記ホストコンピュータに接
続後、磁気記録部8の磁気記録媒体に収納されているデ
ータを一気に送信する。データ送信終了後、前記通信手
順に則って同様に通信回線14との接続を切る。これ
は、例えばファクシミリ通信の場合のデジタルイメージ
データを通信回線制御部でファクシミリビットイメージ
情報に変換し絵図により送出する技術や、また情報装置
での文字電文送出の技術を用いて行なうことができる。
されているデータを通信回線を介して遠隔地のホストコ
ンピュータに渡すようにしたものである。即ち、実施例
1の構成に異常データ送信手段を追加したものである。
まず、CPU7は、あらかじめ遠隔地のホストコンピュ
ータと取り決められている通信手順に則って、通信回線
制御部11及び通信回線接続部12を制御し、モデム1
3を通信回線14によって前記ホストコンピュータに接
続後、磁気記録部8の磁気記録媒体に収納されているデ
ータを一気に送信する。データ送信終了後、前記通信手
順に則って同様に通信回線14との接続を切る。これ
は、例えばファクシミリ通信の場合のデジタルイメージ
データを通信回線制御部でファクシミリビットイメージ
情報に変換し絵図により送出する技術や、また情報装置
での文字電文送出の技術を用いて行なうことができる。
【0016】この実施例2によれば、取得した測定デー
タを、通信回線制御部11及び通信回線接続部12によ
りモデム13を経由した通信回線14や非常用電話回線
を利用して、例えば遠隔地のサポートセンタや分析専門
会社の障害分析室等へ転送できるので、UPS及び電子
制御機器類の設置された場所が無人であっても異常の認
知、異常データの分析が即時可能となる。従って、専門
知識を持った測定作業者の派遣が不要となり、派遣人員
の手配、確保に伴う費用や移動時間等の大幅な節約が出
来る。なお、前記通信回線制御部11、通信回線接続部
12、モデム13が、商用電源の異常時に動作するのに
必要な電源の供給は、該UPSが行なう。また、通信回
線の利用度合を大きくして、電力会社等から指示で定期
的にデータを測定し、転送可能にすることにより、供給
を受ける側の入り口でのリアルタイム、生データによる
品質管理を行なうことが出来るので、送電、変電設備等
の不調、劣化による交流ノイズ、電圧変動、波形歪み状
況等を的確に把握出来る。従って、電力会社等によるき
め細かな顧客サービスを期待できる。
タを、通信回線制御部11及び通信回線接続部12によ
りモデム13を経由した通信回線14や非常用電話回線
を利用して、例えば遠隔地のサポートセンタや分析専門
会社の障害分析室等へ転送できるので、UPS及び電子
制御機器類の設置された場所が無人であっても異常の認
知、異常データの分析が即時可能となる。従って、専門
知識を持った測定作業者の派遣が不要となり、派遣人員
の手配、確保に伴う費用や移動時間等の大幅な節約が出
来る。なお、前記通信回線制御部11、通信回線接続部
12、モデム13が、商用電源の異常時に動作するのに
必要な電源の供給は、該UPSが行なう。また、通信回
線の利用度合を大きくして、電力会社等から指示で定期
的にデータを測定し、転送可能にすることにより、供給
を受ける側の入り口でのリアルタイム、生データによる
品質管理を行なうことが出来るので、送電、変電設備等
の不調、劣化による交流ノイズ、電圧変動、波形歪み状
況等を的確に把握出来る。従って、電力会社等によるき
め細かな顧客サービスを期待できる。
【0017】実施例3.商用電源異常が短時間に何度も
発生する事象がおきると、UPS内蔵のバッテリへの充
電が間に合わなくなり、規定時間の給電補償が不可能に
なる場合がある。実施例3はこれを防止するため補償不
可能情報出力手段を設けたものである。図3はこの発明
の実施例3を説明するための説明図である。なお、装置
は図1において、Pで示す部分とCPU7及びカレンダ
付時計10とで構成される。以下、図3に基づいて実施
例3を説明するが、その前に実施例3に関係するUPS
の特性、即ち、出力容量、バッテリ20の保持時間、バ
ッテリ20が一回放電してから定格容量に戻る迄の充電
時間及び充放電回数について説明する。出力容量は、負
荷へ供給できる電力容量で、例えば1KVA,2KVA
といった値である。バッテリ20の保持時間は、停電時
から何分間定格容量がきちんと出せるかという保持時間
である。なお、このバッテリの保持時間は前述のUPS
の給電補償時間と同じものである。一回放電してからバ
ッテリ20が定格容量に戻る迄の充電時間は、実際には
放電の途中だと色々変わるので、バッテリ20が放電し
きってから本来の定格容量で、定格バッテリ保持時間を
維持できるようになるための充電時間が設定される。1
0時間とか長いもので24時間とかで、これをフル充電
時間と称することにする。充放電回数は、バッテリ20
の寿命がきて定格値を保持できなくなる充放電回数で、
1000回とか2000回のレベルである。
発生する事象がおきると、UPS内蔵のバッテリへの充
電が間に合わなくなり、規定時間の給電補償が不可能に
なる場合がある。実施例3はこれを防止するため補償不
可能情報出力手段を設けたものである。図3はこの発明
の実施例3を説明するための説明図である。なお、装置
は図1において、Pで示す部分とCPU7及びカレンダ
付時計10とで構成される。以下、図3に基づいて実施
例3を説明するが、その前に実施例3に関係するUPS
の特性、即ち、出力容量、バッテリ20の保持時間、バ
ッテリ20が一回放電してから定格容量に戻る迄の充電
時間及び充放電回数について説明する。出力容量は、負
荷へ供給できる電力容量で、例えば1KVA,2KVA
といった値である。バッテリ20の保持時間は、停電時
から何分間定格容量がきちんと出せるかという保持時間
である。なお、このバッテリの保持時間は前述のUPS
の給電補償時間と同じものである。一回放電してからバ
ッテリ20が定格容量に戻る迄の充電時間は、実際には
放電の途中だと色々変わるので、バッテリ20が放電し
きってから本来の定格容量で、定格バッテリ保持時間を
維持できるようになるための充電時間が設定される。1
0時間とか長いもので24時間とかで、これをフル充電
時間と称することにする。充放電回数は、バッテリ20
の寿命がきて定格値を保持できなくなる充放電回数で、
1000回とか2000回のレベルである。
【0018】次に、図3に基づいて説明する。図3にお
いて、初期充電Aと記してある部分がフル充電時間を示
している。フル充電されるとバッテリ20の容量はバッ
テリ保持時間だけ供給できる値Bになる。この状態で、
商用電源の異常、つまり停電があると、バッテリ20は
放電し、容量はCに示すように下るが、通常1分とか2
分で復電するので、復電すると充電Dがが行なわれる。
この充電を行なう時間は次のようにして決める。即ち、
放電した時間がバッテリ保持時間、例えば10分のう
ち、おおまかに1分だとすれば、容量は1/10減った
と換算する。そして、フル充電時間が例えば10時間か
かるとすれば、1/10減ったのだから、1時間充電す
れば元に戻るというとらえ方をして充電を行なう。次
に、UPSに機器を接続するとき、例えば1KVAの出
力容量のものに負荷として1KVA使うということは通
常行なわなくて、余裕を持たせる。例えば、0.8KV
Aで使うとすると20%余裕がある。即ち、1KVAで
10分の保持時間があれば、0.8KVAでは12分3
0秒持つことになる。つまり、2分30秒以内の放電が
あったとしても、一応定格の10分という保持時間は維
持できることになる。実施例3はこの2分30秒という
余裕をうまく使うようにしたものである。
いて、初期充電Aと記してある部分がフル充電時間を示
している。フル充電されるとバッテリ20の容量はバッ
テリ保持時間だけ供給できる値Bになる。この状態で、
商用電源の異常、つまり停電があると、バッテリ20は
放電し、容量はCに示すように下るが、通常1分とか2
分で復電するので、復電すると充電Dがが行なわれる。
この充電を行なう時間は次のようにして決める。即ち、
放電した時間がバッテリ保持時間、例えば10分のう
ち、おおまかに1分だとすれば、容量は1/10減った
と換算する。そして、フル充電時間が例えば10時間か
かるとすれば、1/10減ったのだから、1時間充電す
れば元に戻るというとらえ方をして充電を行なう。次
に、UPSに機器を接続するとき、例えば1KVAの出
力容量のものに負荷として1KVA使うということは通
常行なわなくて、余裕を持たせる。例えば、0.8KV
Aで使うとすると20%余裕がある。即ち、1KVAで
10分の保持時間があれば、0.8KVAでは12分3
0秒持つことになる。つまり、2分30秒以内の放電が
あったとしても、一応定格の10分という保持時間は維
持できることになる。実施例3はこの2分30秒という
余裕をうまく使うようにしたものである。
【0019】図3において、定格値Eで示す横線は、U
PSの出力容量と実負荷との差による余裕を示すもの
で、フル充電された所BとEとの間が、バッテリ保持時
間でいえば2分30秒の余裕を示していることになる。
従って、横線E以下に下ると、2分30秒の余裕を越え
10分という定格保持時間を割り込んだことを示すもの
である。逆に、2分30秒を越えない範囲で何回使って
も定格保持時間は保証される。F点は定格値Eより下っ
ているので、10分の保持時間は保証できない範囲であ
る。そこで、F点でUSPは補償不可能情報をUPS制
御部9を介して、電子制御機器類23へ送り出す。この
補償不可能情報は、あと1回停電が発生すれば、UPS
の補償時間が確保出来ないという意味の情報で、例え
ば、F点で復電した後、次の停電がいつ、どの位の時間
発生するかは予測できないので、安全を考慮して保持時
間が10分を切ったら上記補償不可能情報を出力する。
PSの出力容量と実負荷との差による余裕を示すもの
で、フル充電された所BとEとの間が、バッテリ保持時
間でいえば2分30秒の余裕を示していることになる。
従って、横線E以下に下ると、2分30秒の余裕を越え
10分という定格保持時間を割り込んだことを示すもの
である。逆に、2分30秒を越えない範囲で何回使って
も定格保持時間は保証される。F点は定格値Eより下っ
ているので、10分の保持時間は保証できない範囲であ
る。そこで、F点でUSPは補償不可能情報をUPS制
御部9を介して、電子制御機器類23へ送り出す。この
補償不可能情報は、あと1回停電が発生すれば、UPS
の補償時間が確保出来ないという意味の情報で、例え
ば、F点で復電した後、次の停電がいつ、どの位の時間
発生するかは予測できないので、安全を考慮して保持時
間が10分を切ったら上記補償不可能情報を出力する。
【0020】次に、上記補償不可能情報の送り出しの手
順について説明する。データとして、UPSの出力容量
(1KVA)、バッテリ保持時間(10分)、フル充電
時間(10時間)及び実負荷0.8KVAを入力してお
く、停電時間はカレンダ付時計10によってカウントす
る。また、UPSの出力容量(1KVA)、バッテリ保
持時間(10分)及び実負荷0.8KVAから、余裕時
間2分30秒を予め求めておく。なお、演算はCPU7
によって行ない、データやプログラムはCPU7が持っ
ているメモリ(図示せず)に記憶させておく。
順について説明する。データとして、UPSの出力容量
(1KVA)、バッテリ保持時間(10分)、フル充電
時間(10時間)及び実負荷0.8KVAを入力してお
く、停電時間はカレンダ付時計10によってカウントす
る。また、UPSの出力容量(1KVA)、バッテリ保
持時間(10分)及び実負荷0.8KVAから、余裕時
間2分30秒を予め求めておく。なお、演算はCPU7
によって行ない、データやプログラムはCPU7が持っ
ているメモリ(図示せず)に記憶させておく。
【0021】停電が発生すると、UPS制御部9から停
電発生の情報を受け取ると共に、カレンダ付時間10か
らその時刻のデータを受け取る。停電が復帰するとUP
S制御部9から停電復帰の情報を受け取ると共に、その
時刻のデータをカレンダ付時計10から受け取る。この
ようにして停電していた時間がわかる。例えば、5分停
電していれば容量は定格値Eを割っているので、CPU
7は図3のF点で補償不可能情報をUPS制御部9を経
由して電子制御機器類23へ送り出す。そして、UPS
制御部9を介してバッテリ20は充電Gが行なわれる。
この充電GはFの時点で容量は2/5減っているので、
(12分30秒の保持時間に対し5分の放電であるから
2/5減っている)フル充電迄の時間は4時間であると
計算して行なう。また、Fの時点から2時間の充電で定
格値Eに達することを計算により求め、E点になった時
点で補償不可能情報をクリアし、補償復帰情報をUPS
制御部9を介して電子制御機器23へ送り出す。このよ
うにして、UPS側はバッテリの充電が間に合わなくな
り、規定時間の給電補償が不可能になるのを防止するこ
とができる。
電発生の情報を受け取ると共に、カレンダ付時間10か
らその時刻のデータを受け取る。停電が復帰するとUP
S制御部9から停電復帰の情報を受け取ると共に、その
時刻のデータをカレンダ付時計10から受け取る。この
ようにして停電していた時間がわかる。例えば、5分停
電していれば容量は定格値Eを割っているので、CPU
7は図3のF点で補償不可能情報をUPS制御部9を経
由して電子制御機器類23へ送り出す。そして、UPS
制御部9を介してバッテリ20は充電Gが行なわれる。
この充電GはFの時点で容量は2/5減っているので、
(12分30秒の保持時間に対し5分の放電であるから
2/5減っている)フル充電迄の時間は4時間であると
計算して行なう。また、Fの時点から2時間の充電で定
格値Eに達することを計算により求め、E点になった時
点で補償不可能情報をクリアし、補償復帰情報をUPS
制御部9を介して電子制御機器23へ送り出す。このよ
うにして、UPS側はバッテリの充電が間に合わなくな
り、規定時間の給電補償が不可能になるのを防止するこ
とができる。
【0022】なお、この補償不可能情報は、UPS制御
部9にて検出されたUPS情報の“商用電源異常発生”
の発生中時間とその間隔から停電が連続性があるか否か
を判定し、連続性があると判定された場合に出力するよ
うにすれば、より適確に補償不可能情報を出力すること
ができる。
部9にて検出されたUPS情報の“商用電源異常発生”
の発生中時間とその間隔から停電が連続性があるか否か
を判定し、連続性があると判定された場合に出力するよ
うにすれば、より適確に補償不可能情報を出力すること
ができる。
【0023】実施例4.実施例4は停電中の状態におい
て、電子制御機器類のデータをUPSが代わって転送す
るようにしたものである。以下、図1及び図4を用いて
説明する。図4はこの発明の実施例4を説明するための
ブロック図である。図4において、電子制御機器類23
内部の磁気記録装置25は、直流電源線27とデータ・
制御信号線30がそれぞれUPSの切換スイッチ部26
に接続されている。切換スイッチ部26からは直流電源
線27に対応して一方は電子制御機器類23側の元々直
流を供給する為の直流電源線28に、もう一方はUPS
側のバッテリ20へ接続されている。又、データ・制御
信号線30に対応して一方は電子制御機器類23側の元
々使用する内部のデータ・制御信号線31に、もう一方
はUPS側の磁気記録部8へ接続されている。切換スイ
ッチ26はCPU7からの切換制御線33が接続されて
いる。通信回線14の先にはホストコンピュータ34が
接続されている。図1において、UPS制御部9は情報
信号線24により電子制御機器類23に接続されている
が、図4はこの部分の詳細を示すものである。
て、電子制御機器類のデータをUPSが代わって転送す
るようにしたものである。以下、図1及び図4を用いて
説明する。図4はこの発明の実施例4を説明するための
ブロック図である。図4において、電子制御機器類23
内部の磁気記録装置25は、直流電源線27とデータ・
制御信号線30がそれぞれUPSの切換スイッチ部26
に接続されている。切換スイッチ部26からは直流電源
線27に対応して一方は電子制御機器類23側の元々直
流を供給する為の直流電源線28に、もう一方はUPS
側のバッテリ20へ接続されている。又、データ・制御
信号線30に対応して一方は電子制御機器類23側の元
々使用する内部のデータ・制御信号線31に、もう一方
はUPS側の磁気記録部8へ接続されている。切換スイ
ッチ26はCPU7からの切換制御線33が接続されて
いる。通信回線14の先にはホストコンピュータ34が
接続されている。図1において、UPS制御部9は情報
信号線24により電子制御機器類23に接続されている
が、図4はこの部分の詳細を示すものである。
【0024】まず、図4において、電子制御機器類23
が正常に運用を終了して電源をオフしている場合は、切
換スイッチ部26は上側に切り換えられている。すなわ
ち、磁気記録装置25の直流電源線27は電子制御機器
類23側の直流電源線28へ、データ・制御信号線30
は電子制御機器類23側のデータ・制御信号線31へ接
続されている。この時に停電が発生しても前記の状態は
変化しない。なお、UPSは、停電時でも遠隔電源制御
を可能とする機能があらかじめ実装設定されているとい
う前提で、CPU7、磁気記録部8、切換スイッチ部2
6、通信回線制御部11、通信回線接続部12及び直流
で動作するモデム13には常にUPSのバッテリ20に
よって直流電源が供給されている為、通信機能だけは常
時動作可能となっているものとする。
が正常に運用を終了して電源をオフしている場合は、切
換スイッチ部26は上側に切り換えられている。すなわ
ち、磁気記録装置25の直流電源線27は電子制御機器
類23側の直流電源線28へ、データ・制御信号線30
は電子制御機器類23側のデータ・制御信号線31へ接
続されている。この時に停電が発生しても前記の状態は
変化しない。なお、UPSは、停電時でも遠隔電源制御
を可能とする機能があらかじめ実装設定されているとい
う前提で、CPU7、磁気記録部8、切換スイッチ部2
6、通信回線制御部11、通信回線接続部12及び直流
で動作するモデム13には常にUPSのバッテリ20に
よって直流電源が供給されている為、通信機能だけは常
時動作可能となっているものとする。
【0025】次に、停電中であることを知らず、夜間に
遠隔地のホストコンピュータ34が通信回線14を通し
て電子制御機器類23を遠隔起動させ、前記電子制御機
器類23が昼間に処理したデータをホストコンピュータ
34に取り込もうとしたとする。まず、モデム13を経
由したホストコンピュータ34からの起動情報が、通信
回線接続部12と通信回線制御部11によってCPU7
に認識されたので、CPU7は切換スイッチ部26を切
換制御線33の制御によって下側に切り換える。すなわ
ち、磁気記録装置25の直流電源線27はUPS側の直
流電源線29へ、データ制御信号線30はUPS側のデ
ータ・制御信号線32へ接続されたことになる。前記の
状態において、電子制御機器類23に内蔵されている磁
気記録装置25は、UPSから直流電源の供給を受け、
CPU7の配下になっている。すなわち、CPU7にと
っては磁気記録部8をマスターとすると、磁気記録装置
25はスレーブという関係になっている。
遠隔地のホストコンピュータ34が通信回線14を通し
て電子制御機器類23を遠隔起動させ、前記電子制御機
器類23が昼間に処理したデータをホストコンピュータ
34に取り込もうとしたとする。まず、モデム13を経
由したホストコンピュータ34からの起動情報が、通信
回線接続部12と通信回線制御部11によってCPU7
に認識されたので、CPU7は切換スイッチ部26を切
換制御線33の制御によって下側に切り換える。すなわ
ち、磁気記録装置25の直流電源線27はUPS側の直
流電源線29へ、データ制御信号線30はUPS側のデ
ータ・制御信号線32へ接続されたことになる。前記の
状態において、電子制御機器類23に内蔵されている磁
気記録装置25は、UPSから直流電源の供給を受け、
CPU7の配下になっている。すなわち、CPU7にと
っては磁気記録部8をマスターとすると、磁気記録装置
25はスレーブという関係になっている。
【0026】次に、CPU7はホストコンピュータ34
に対し、例えば「停電中につき代替転送を行なう」旨の
電文を送信する。次に、CPU7は磁気記録装置25に
収納されているデータを、あらかじめホストコンピュー
タ34との間で取り決められていた代替転送の手順に則
ってホストコンピュータ34に送信する。必要データの
送信が終了すると、CPU7は、あらかじめホストコン
ピュータ34との間で取り決められていた、代替転送終
了の手順に則り、ホストコンピュータ34との接続を切
断する。次に、CPU7は切換スイッチ部26を上側に
し、元の状態に戻す。すなわち、磁気記録装置25の直
流電源線27は電子制御機器類23側の直流電線28
へ、データ・制御信号線30は電子制御機器類23側の
データ・制御信号線31へ接続され、再度ホストコンピ
ュータ34から遠隔起動の指示を受けることが可能にな
る。又、停電状態が復旧した場合には、本来の動作、す
なわち電子制御機器類23が独自にホストコンピュータ
34とのデータの授受が可能になる。
に対し、例えば「停電中につき代替転送を行なう」旨の
電文を送信する。次に、CPU7は磁気記録装置25に
収納されているデータを、あらかじめホストコンピュー
タ34との間で取り決められていた代替転送の手順に則
ってホストコンピュータ34に送信する。必要データの
送信が終了すると、CPU7は、あらかじめホストコン
ピュータ34との間で取り決められていた、代替転送終
了の手順に則り、ホストコンピュータ34との接続を切
断する。次に、CPU7は切換スイッチ部26を上側に
し、元の状態に戻す。すなわち、磁気記録装置25の直
流電源線27は電子制御機器類23側の直流電線28
へ、データ・制御信号線30は電子制御機器類23側の
データ・制御信号線31へ接続され、再度ホストコンピ
ュータ34から遠隔起動の指示を受けることが可能にな
る。又、停電状態が復旧した場合には、本来の動作、す
なわち電子制御機器類23が独自にホストコンピュータ
34とのデータの授受が可能になる。
【0027】なお、実施例4において、前記電子制御機
器類23の全部をUPSが補償するのでなく、前記磁気
記録装置25だけを補償しているのは、このほうが電力
消費量が少なくて済む為、長時間の転送にも十分耐えら
れるからである。また、UPSの磁気記録部8と電子制
御機器類23の磁気記録装置25をそれぞれが共用にア
クセス可能な構造にすると、お互いがバックアップファ
イルという構成をとることが出来る為、信頼性の高いシ
ステムを容易に構築出来る。さらに、UPSは磁気記録
部8を持たず、電子制御機器類23の磁気記録装置25
をUPSが共用可能な構造を取れば、より安価なUPS
を構成出来る。
器類23の全部をUPSが補償するのでなく、前記磁気
記録装置25だけを補償しているのは、このほうが電力
消費量が少なくて済む為、長時間の転送にも十分耐えら
れるからである。また、UPSの磁気記録部8と電子制
御機器類23の磁気記録装置25をそれぞれが共用にア
クセス可能な構造にすると、お互いがバックアップファ
イルという構成をとることが出来る為、信頼性の高いシ
ステムを容易に構築出来る。さらに、UPSは磁気記録
部8を持たず、電子制御機器類23の磁気記録装置25
をUPSが共用可能な構造を取れば、より安価なUPS
を構成出来る。
【0028】実施例4によれば、電子制御機器類23が
運用を終了し、正常に電源オフしている状態で停電が発
生していて、各種遠隔電源制御方式によって無人起動す
ることは不可能な場合であっても、ホストコンピュータ
34の指示によって電子制御機器類23に対して電源オ
ンの指令がされた場合は、電子制御機器類23の磁気記
録装置25に記憶されたデータを、UPSが代って転送
することにより、例えば処理を翌日に持ち越さずに済、
かつ人手の介在を不要にすることが出来る。
運用を終了し、正常に電源オフしている状態で停電が発
生していて、各種遠隔電源制御方式によって無人起動す
ることは不可能な場合であっても、ホストコンピュータ
34の指示によって電子制御機器類23に対して電源オ
ンの指令がされた場合は、電子制御機器類23の磁気記
録装置25に記憶されたデータを、UPSが代って転送
することにより、例えば処理を翌日に持ち越さずに済、
かつ人手の介在を不要にすることが出来る。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、波形イ
メージ記憶手段が、商用電源からの入力信号を予め定め
た周期でA/D変換し、商用電源の波形イメージデータ
として予め定めた時間分だけ先入先出方式で常に記憶す
ると共に、商用電源の異常があったときは異常発生及び
正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手段から読み取っ
て該時刻におるけ波形イメージデータと一緒に記憶し、
商用電源異常データ記録手段が、異常が正常に復帰する
毎に、波形イメージ記憶手段に記憶されているデータを
受け取り恒久記録するから、商用電源の異常があったと
きの状況を、UPSとは別の専用の測定装置を設置する
ことなく、極めて容易に記録する事が出来る。従って、
専用の測定装置の準備や運搬、設置、測定及び撤去にか
かる労力、費用、時間が不要となる。
メージ記憶手段が、商用電源からの入力信号を予め定め
た周期でA/D変換し、商用電源の波形イメージデータ
として予め定めた時間分だけ先入先出方式で常に記憶す
ると共に、商用電源の異常があったときは異常発生及び
正常復帰の少なくとも時刻を夫々計時手段から読み取っ
て該時刻におるけ波形イメージデータと一緒に記憶し、
商用電源異常データ記録手段が、異常が正常に復帰する
毎に、波形イメージ記憶手段に記憶されているデータを
受け取り恒久記録するから、商用電源の異常があったと
きの状況を、UPSとは別の専用の測定装置を設置する
ことなく、極めて容易に記録する事が出来る。従って、
専用の測定装置の準備や運搬、設置、測定及び撤去にか
かる労力、費用、時間が不要となる。
【図1】この発明の実施例1及び2を説明するためのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】この発明の実施例1において磁気記録部8に記
録されているデータをデジタル/アナログ再生した波形
の説明図である。
録されているデータをデジタル/アナログ再生した波形
の説明図である。
【図3】この発明の実施例3を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図4】この発明の実施例4を説明するためのブロック
図である。
図である。
1 交流入力端子 2 バイパス回路 3 出力切換スイッチ 4 入力フィルタ 5 波形イメージ変換部 6 イメージメモリ部 7 CPU 8 磁気記録部 9 UPS制御部 10 カレンダ付時計 11 通信回線制御部 12 通信回線接続部 13 モデム 14 通信回線 15 スイッチ 16 整流器 17 充電器 18 インバータ 19 ダイオード 20 バッテリ 21 出力フィルタ 22 交流出力線 23 電子制御機器類 24 情報信号線 25 磁気記録装置 26 切換スイッチ部 27〜29 直流電源線 30〜32 データ・制御信号線 33 切換制御線 34 ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 9/00 R G06F 1/00 341 Z
Claims (5)
- 【請求項1】 商用電源が正常のときは該商用電源によ
り内蔵したバッテリを常に充電して商用電源が異常のと
きの給電補償に備え、常時給電方式により商用電源異常
発生時には直ちに負荷側の電子制御機器類への電力供給
を行なう無停電電源装置において、 前記商用電源の異常発生から正常復帰までの波形情報と
異常発生及び正常復帰の少なくとも時刻とを、異常発生
毎に順次記録する異常データ記録手段を備えたことを特
徴とする無停電電源装置。 - 【請求項2】 商用電源が正常のときは該商用電源によ
り内蔵したバッテリを常に充電して商用電源が異常のと
きの給電補償に備え、常時給電方式により商用電源異常
発生時に直ちに負荷側の電子制御機器類への電力供給を
行なう無停電電源装置において、 少なくとも時刻の情報を出力する計時手段と、 前記商用電源からの入力信号を予め定めた周期でA/D
変換し、前記商用電源の波形イメージデータとして予め
定めた時間分だけ先入先出方式で常に記憶すると共に、
前記商用電源の異常があったときは異常発生及び正常復
帰の少なくとも時刻を夫々前記計時手段から読み取って
該時刻における波形イメージデータと一緒に記憶する波
形イメージ記憶手段と、 前記異常が正常に復帰する毎に、前記波形イメージ記憶
手段に記憶されているデータを受け取り恒久記録する商
用電源異常データ記録手段とを備えたことを特徴とする
無停電電源装置。 - 【請求項3】 前記商用電源異常データ記録手段に記録
されたデータを遠隔地に送信する異常データ送信手段を
備えたことを特徴とする請求項1記載の無停電電源装
置。 - 【請求項4】 商用電源が正常のときは該商用電源によ
り内蔵したバッテリを常に充電して商用電源が異常のと
きの給電補償に備え、常時給電方式により商用電源異常
発生時には直ちに負荷側の電子制御機器類への電力供給
を行なう無停電電源装置において、 少なくとも時刻の情報を出力する計時手段と、 バッテリ保持時間の余裕を予め求めておくバッテリ保持
余裕時間演算手段と、前記商用電源の異常が発生したと
きは異常発生及び正常復帰の少なくとも時刻を夫々前記
計時手段から読み取り、この期間中の前記バッテリの放
電時間がバッテリ保持余裕時間を越えたときは前記電子
制御機器類へ補償不可能情報を出力する補償不可能情報
出力手段とを備えたことを特徴とする無停電電源装置。 - 【請求項5】 商用電源が正常のときは該商用電源によ
り内蔵したバッテリを常に充電して商用電源が異常のと
きの給電補償に備え、常時給電方式により商用電源異常
発生時には直ちに負荷側の電子制御機器類への電力供給
を行なう無停電電源装置において、 ホストコンピュータと接続され、かつ前記バッテリから
電源が供給されており、前記ホストコンピュータから前
記電子制御機器類に遠隔起動信号が出力されたとき、前
記商用電源が異常であれば、前記遠隔起動信号を受け取
り前記電子制御機器類の恒久記録装置に記録されている
データを前記ホストコンピュータに転送するデータ転送
手段を備えたことを特徴とする無停電電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6126201A JPH07334275A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | 無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6126201A JPH07334275A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | 無停電電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334275A true JPH07334275A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14929215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6126201A Pending JPH07334275A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | 無停電電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07334275A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011525787A (ja) | 2008-05-09 | 2011-09-22 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 送電線網、送電線網を管理する方法およびプログラム(送電線網のインテリジェントな監視) |
WO2020000951A1 (zh) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | 郑州云海信息技术有限公司 | 延长PMC芯片寿命的供电电路及Expander背板 |
CN111094996A (zh) * | 2018-01-16 | 2020-05-01 | 株式会社日立高新技术 | 检体处理系统 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP6126201A patent/JPH07334275A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011525787A (ja) | 2008-05-09 | 2011-09-22 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 送電線網、送電線網を管理する方法およびプログラム(送電線網のインテリジェントな監視) |
CN111094996A (zh) * | 2018-01-16 | 2020-05-01 | 株式会社日立高新技术 | 检体处理系统 |
WO2020000951A1 (zh) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | 郑州云海信息技术有限公司 | 延长PMC芯片寿命的供电电路及Expander背板 |
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