JP2012029020A - 省電力機能を付加した端末装置 - Google Patents

省電力機能を付加した端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012029020A
JP2012029020A JP2010165531A JP2010165531A JP2012029020A JP 2012029020 A JP2012029020 A JP 2012029020A JP 2010165531 A JP2010165531 A JP 2010165531A JP 2010165531 A JP2010165531 A JP 2010165531A JP 2012029020 A JP2012029020 A JP 2012029020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
power
activation
terminal
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010165531A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Fukumura
政規 福村
Yutaka Higa
豊 比嘉
Hideo Oishi
秀雄 大石
Toshiyuki Okitsu
俊幸 興津
Hiroto Hideshima
裕人 秀島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2010165531A priority Critical patent/JP2012029020A/ja
Publication of JP2012029020A publication Critical patent/JP2012029020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】既存のソフトウエア資産を活かしたCPU処理体系のまま、装置が大型化することなく、省電力の効率化と制御電源の確保を両立できる。
【解決手段】ワイヤレス・テレメトリング装置100は、制御電源を太陽電池400と二次電池500の組み合わせ構成とし、この電源出力系は監視動作に必要な機器監視部20と入出力部40の電源をOFFしておくことで機器監視部等での電力消費を無くす待機用電源(系統A)と、端末動作を必要とするときに機器監視部などを起動させる動作用電源(系統B)の2系統を設け、この2系統を通した各制御部への電力供給には、時間管理により動作用電源を投入する定期起動回路80、監視サーバ300側から発呼により動作用電源を投入する携帯電話部60、二次電池のバッテリ電圧低下検出で動作用電源を投入する二次電池低下検出回路90を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠方監視システムにおける子局装置など、電力線からの電力取り込みと有線回線による通信が困難な場所に設置される端末装置に係り、特に太陽電池と二次電池を制御電源とする端末装置の省電力制御に関する。
本発明に係る端末装置が遠方監視システムにおける子局側の監視端末装置として適用される場合で説明する。遠方監視システムは、一般に、親局装置(サーバ)に多数の子局装置(遠方監視端末装置)が専用回線または公衆回線でネットワーク接続され、一定周期または変化発生時に監視データ送受信行い、監視対象機器の状態を監視するようにしている。なお、遠方監視制御システムの場合には監視データの他に制御データ送受信を行い、さらには監視対象機器を制御するようにしている。
図9は、遠方監視システムの構成例を示す(特許文献1参照)。監視端末装置1は、電力線からの電力取り込みと有線回線による通信が困難な場合にも監視機能を確保できる構成とするもので、監視対象機器11から監視データを収集する機器監視部2、携帯電話網9を介して監視サーバ8との間で監視データの送受信を行う携帯電話部3、監視端末装置1内への電力供給に省電力モードを有して制御する電力制御部4、この電力制御部4に電力を供給するバッテリ5、このバッテリ5との組み合わせ電源とその充電に使用する太陽電池6、設定される時刻または時間経過で電力制御部4に起動要求を行う時刻管理部7を有している。
監視対象機器11は、電力機器やプラント設備における監視箇所の異常/正常などを監視可能にするためのセンサやトランスデューサを搭載しておく。監視端末装置1は、センサやトランスデューサを介して監視対象機器11の監視データを収集し、通信回線である携帯電話網9を介して、監視サーバ8に収集した監視データを送信する。
電力制御部4は、通常、時刻管理部7と携帯電話部3のみに電力供給を行う省電力と監視データの送信タイミングの重なり防止のため、時刻管理部7にて設定された時刻になった場合、監視サーバ8から通信のために携帯電話部3に電話呼出があった場合に機器監視部2、監視対象機器11に対し、電力供給を行い、監視データの収集を行う。
特開2005−73131号公報
特許文献1で提案されるように、電力線からの電源取り込みと有線回線による通信が困難な場所に設置される監視端末装置(または監視制御端末装置)は、省電力化と確実な電源確保をしようとすると、以下のような問題点がある。なお、監視端末装置に限らず、他の通信端末装置でも同様の問題がある。
(1)充電可能な電池(二次電池)を搭載することなく、太陽電池のみを制御電源とする場合、制御装置(マイクロコンピュータと入出力回路など)の消費電力を十分に供給可能とするためには、容量の大きな太陽電池が必要となり実用的ではなかった。
また、監視端末装置をマンホールなど、実装スペースの限られたスペースに設置する場合、太陽電池の受光面の大きさが問題となる場合があった。
(2)監視対象機器の情報を上位装置(サーバなど)に伝送する監視端末装置は、一般的にはCPUボードと入出力ボードと通信装置を組み合わせて構成するが、これら装置を1台の基板に一括搭載する構成では外形寸法の大きさが問題となる場合があった。
(3)監視端末装置は、太陽電池と充電可能な電池(二次電池)を組み合わせた制御電源とする場合、太陽電池の出力が低下したまま、負荷(監視端末装置を構成する電気回路)と充電可能な電池(二次電池)への充電の両方に発電電力を供給しようとすると、供給容量が不足して出力電圧が低下する。その結果、負荷への供給や二次電池の充電も不十分となってしまう場合があった。
例えば、二次電池の充電が十分でない場合、日照時は太陽電池で負荷を駆動できるが、非日照時(夜間)は負荷への電源供給ができず、監視端末装置の安定な運転ができない場合があった。
(4)一般的な省電力装置では、CPU(マイクロコンピュータ)の省電力機能によりその周辺の装置に対し、省電力のために電流供給を停止したり、CPU自体のクロック周波数を低く抑えたり、CPUの動作をスタンバイモードへ移行させたりして構成している。しかし、従来の携帯電話網を使用した遠方監視システムにおける子局側の監視端末装置は、通信機能のソフトウエア資産を継承するために、まったく新しい省電力CPUの選択できないことがある。
以上のような課題に対し、特許文献1では、通常時には時刻管理部7と携帯電話部3のみに電力供給を行う省電力と監視データの送信タイミングの重なり防止を図るが、既存のCPU処理体系のまま、装置の小型化を図り、省電力の効率化と制御電源の確保を両立できるものではなかった。
本発明の目的は、既存のソフトウエア資産を活かしたCPU処理体系のまま、装置が大型化することなく、省電力の効率化と制御電源の確保を両立できる端末装置を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、監視端末装置などの端末装置は、制御電源を太陽電池と二次電池の組み合わせ構成とし、この電源出力系は端末動作に必要な機器監視部(CPU)と入出力部の電源をOFFしておくことで機器監視部(CPU)等での電力消費を無くす待機用電源と、端末動作を必要とするときに機器監視部(CPU)などを起動させる動作用電源の2系統を設け、この2系統を通した各制御部への電力供給には、時間管理により動作用電源を投入する手段、監視サーバ側から発呼により動作用電源を投入する手段、二次電池のバッテリ電圧低下検出で動作用電源を投入する手段を備えたもので、以下の構成を特徴とする。
(1)端末情報の入出力手段と、無線通信回線を通して上位のサーバに対する端末情報などを送受信する通信手段を備え、これら手段の制御電源を太陽電池と二次電池の組み合わせで構成した端末装置において、
前記制御電源の電源供給手段は、端末動作に必要な端末処理部(CPU)と入出力部の電源をOFFしておくことで前記端末処理部(CPU)等での電力消費を無くす待機用電源と、端末動作を必要とするときに前記端末処理部(CPU)などを起動させる動作用電源の2系統と、前記太陽電池と二次電池からの出力電力を前記待機用電源と動作用電源への供給を制御できる電源供給制御回路を備え、
時間管理により前記動作用電源を投入する定期起動手段と、前記サーバ側から発呼により前記動作用電源を投入する発呼管理手段と、二次電池の電圧低下検出で前記動作用電源を投入する電圧低下管理手段を備えたことを特徴とする。
(2)前記端末処理部(CPU)は、動作用電源の投入によって起動されたときに、この起動要因を分析して、その起動要因に応じた処理を経て、端末情報の収集と前記サーバへの送信をすると共に、この送信が終了したときに制御電源を前記動作用電源をOFFして待機用電源だけの状態に戻すことを要求する処理手段を備えたことを特徴とする。
(3)前記電源供給回路は、
常時運転状態時、常時電源供給源の出力電力を前記待機用電源および動作用電源に電力供給し、前記常時電源供給源の出力電圧低下を検出したときに、バックアップ用電池から前記待機用電源および動作用電源に電力供給する構成を特徴とする。
(4)前記端末処理部(CPU)は、
最初の電源起動時にすべての回路部に制御電源が供給された後に、前記定期起動手段と発呼管理手段と電圧低下管理手段による起動要因を読み出し、1つの起動要因もなければ、各回路部を初期起動した後に前記動作用電源をOFFさせておく手段と、
前記定期起動手段と発呼管理手段と電圧低下管理手段のいずれかに起動が発生した時に前記動作用電源をONさせ、このときの起動要因に応じた処理を行い、この処理終了時に再度起動要因がないことを確認し、起動要因がなければ前記動作用電源をOFFして処理を終了する手段を備えたことを特徴とする。
(5)前記定期起動手段は、
起動時に、前記端末処理部(CPU)により現在時刻の初期設定および定期起動のための起動すべき時間を初期設定する手段と、
前記待機用電源から電源を供給されて常時動作状態にし、前記待機用電源の一時的な電源喪失にはコンデンサバックアップにより現在時刻情報が喪失するのを防止する手段を備えたことを特徴とする。
(6)前記端末処理部(CPU)は、前記定期起動手段と発呼管理手段と電圧低下管理手段のいずれかによる起動要因が発生したとき、この起動要因情報を前記サーバに送信する手段と、前記起動要因に応じた処理動作に際し、サーバにそれまでの起動要因の記録を通知する手段を備えたことを特徴とする。
(7)前記監視端末装置は、CPU、通信機能等の基本部分を搭載した端末部基板と、入出力部、制御電源回路など、用途により可変可能なものを搭載した拡張部基板との2枚構成としたことを特徴とする。
(8)前記電池制御回路は、
前記常時電源供給源が停電した場合、動作用電源を、前記バックアップ用電池から電力を供給する手段と、
前記常時電源供給源の電圧低下または停電の情報を前記サーバに通知する手段と、
定期的に前記バックアップ用電池を点検し、該電池の劣化を検出したときに前記サーバに電池交換時期であることを通知する手段を備えたことを特徴とする。
(9)前記端末装置は、電源、イベント発生、通信中、装置異常の表示部と、選択スイッチと、表示実行スイッチを備え、前記選択スイッチと表示実行スイッチの時系列選択で前記表示部の項目と内容を切換えることを特徴とする。
(10)前記端末装置は、外部インタフェースなどのシリアルポートを有した通信手段により機能設定する手段を備えたことを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、監視端末装置などの端末装置は、制御電源を太陽電池と二次電池の組み合わせ構成とし、この電源出力系は端末動作に必要な機器監視部(CPU)と入出力部の電源をOFFしておくことで機器監視部(CPU)等での電力消費を無くす待機用電源と、端末動作を必要とするときに機器監視部(CPU)などを起動させる動作用電源の2系統を設け、この2系統を通した各制御部への電力供給には、時間管理により動作用電源を投入する手段、監視サーバ側から発呼により動作用電源を投入する手段、二次電池のバッテリ電圧低下検出で前記動作用電源を投入する手段を備えたため、既存のソフトウエア資産を活かしたCPU処理体系のまま、装置が大型化することなく、省電力の効率化と制御電源の確保を両立できる効果がある。
本発明における遠方監視システムの基本構成図。 実施形態1における監視端末装置の回路構成図。 実施形態1における起動要因レジスタの制御回路図。 実施形態6における監視端末装置の他の回路構成図。 実施形態2における電源制御フロー。 監視端末装置100の基板構成図。 実施形態6における停電検出処理フロー。 監視端末装置の表示部構成図。 遠方監視システムの構成例(従来)。 実施形態7における異常コードの表示パターンの例。
(実施形態1)RTC、通信、二次電池の電圧監視による省電力制御
(1)基本構成
本発明に係る端末装置を遠方監視システムの監視端末装置とする場合で説明する。図1は、本実施形態における遠方監視システムの基本構成を示す。このシステムの基本構成は、既に提案(例えば、特開2006−033441)しているもので、監視端末装置(ワイヤレステメトリング装置)100は、機器監視部(CPU処理部)20と、監視対象機器200からアナログ/ディジタル情報を取得する監視対象インタフェース(I/F)40と、取得した監視情報を機器監視部(CPU処理部)20で加工して上位の監視サーバ300に送信する携帯電話部(通信I/F)60を備える。また、監視端末装置100は太陽電池パネル400と充電可能な二次電池500の組み合わせで制御電源を構成する。
ここで、本実施形態による監視端末装置100は、制御電源として、電源供給回路70と定期起動回路(RTC)80と二次電池低下検出回路90を備える。電源供給回路70は太陽電池パネル400と二次電池500の両方から電源電力を導入し、この電源出力系統には携帯電話部60と定期起動回路80に動作電源を供給する待機用電源Aと、機器監視部20と監視対象I/F40と携帯電話部60に動作電源を供給する動作用電源Bの2系統を設ける。
この2系統電源から監視端末装置100への電力供給には、通常は待機用電源AをONし、動作用電源BをOFFしておくことで省電力の効率化と監視動作の起動に必要な最低限の電源確保を図る。待機用電源Aに加えて動作用電源Bの投入は、定期起動回路80が時間管理で定期的に発生する起動要求、監視サーバ300から携帯電話部60を通して送信する起動指令、二次電池低下検出回路90による電圧低下の検出、の各々に応じて行われる。
これら待機用電源Aによる待機用電源から端末装置が動作するための動作用電源Bによる動作用電源の投入後は、例えば、機器監視部20は、起動要因を分析して、その起動要因に応じた処理を経て、監視対象I/F40による監視データの収集と、この収集した監視データを携帯電話部60を介して監視サーバ300に送信すると共に、この送信終了で動作用電源BのOFFとし、待機用電源AだけONの状態とする省電力用電源に戻す。
(2)具体的な構成
図2は、図1におけるワイヤレステメトリング装置(監視端末装置)の具体的な回路構成を示す。監視端末装置100は、その基本構成は既に提案(特開2009−004931)しているもので、機器監視部(CPU処理部)20は、CPU、メモリ、設定用I/F、通信I/F、A/D変換器を備える。なお、通信I/F21は図1の携帯電話部60に相当する。
ここで、本実施形態では、機器監視部(CPU処理部)20には、定期起動回路(RTC)22と電源起動回路23と12V電圧低下監視回路24およびA系統の12V電源25とB系統の12V電源26を内部増設または外付け回路として設ける。定期起動回路(RTC)は図1の定期起動回路80に相当する。電源起動回路23と電源25,26は図1の電源供給回路70に相当する。また、12V電圧低下監視回路24は図1の二次電池低下検出回路90に相当する。
図2において、アナログ入力回路41と接点入力回路42は、図1の監視対象I/Fに相当し、アナログ入力回路41では監視対象からのアナログ入力とディジタル入力をアナログフィルタ(AF)等でノイズ成分を除去して収集し、接点入力回路42はディジタル入力回路(DI)等を介してCPU処理部20に監視データとして転送する。
充電回路71と電源供給制御回路72は、図1の電源供給回路70の一部分に相当する。充電回路71は、太陽電池400の発電出力で二次電池500を充電制御すると共に、負荷となるCPU処理部20に必要な電力を二次電池500との協働で供給するための充電制御を行う。電源供給制御回路72は、電源スイッチ(SW1)を主スイッチとしてA系統の電源25に電力供給し、電源スイッチ(SW1)に縦続接続される電源供給スイッチ(SW2)でB系統の電源26への電力供給を可能とする。電源起動回路23により、監視動作(CPU動作など)が必要となる動作用電源では、電源供給スイッチ(SW2)をONさせて電源26から所定の回路に電力供給する。強制スイッチ(SW3)は、省電力とするために機器監視部、監視対象I/F、携帯電話部を常時停止状態とするが、強制的に電源投入するために設けるスイッチである。
(3)省電力制御
本実施形態における省電力制御を図1および図2を参照して説明する。省電力制御は、機器監視部20(CPU、メモリなど)、監視対象I/F40(アナログ入力回路41、接点入力回路42など)、携帯電話部60(通信I/F21など)の動作に必要な電源をOFF状態にして、監視動作に必要な時にそれらの電源をONにする。それまでの間、待機している状態をいう。この待機状態では、監視動作に必要な部分に電源を供給するための定期起動回路80(RTC22)、携帯電話部60の待機モード回路、電源起動回路23、電圧低下監視回路24だけに電源を供給する。
図1のように、待機用電源で動作している定期起動回路80(RTC22)、携帯電話部60(通信I/F21)の待機モード回路、二次電池500の電圧低下監視回路90(24)は、電源供給回路70(電源起動回路23,電源25,26)に電源の起動を要求する信号で接続されている。また、これらの起動要求する信号は、CPU処理で確認できる起動要因レジスタにも設定されている。
例えば、定期起動回路80は、RTC(リアルタイムクロック)と言われる一般的な時計ICで構成し、CPU処理で現在時刻の設定、任意の設定により指定した時刻に信号を出すことができる。この信号により電源供給回路70では、図2のSW2をONすることにより動作用電源を入れ、機器監視部(CPU処理部)20、監視対象I/F40、携帯電話部60を動作させることができる。起動したCPUは、このときの起動要因レジスタで確認することで、起動要因を分析し、その起動要因に応じた処理をする。このときの処理は、定期的な監視動作の実行になり、収集した監視データを監視サーバに送信する。 例えば定期起動回路80の起動周期を1時間とし、起動後の監視処理時間を2分とすると、1時間の内58分は待機用電源のみの消費電流となり、使用電力を大幅に少なくできる。
この処理後、省電力モード(待機モード)になるように、電源供給回路70内の電源起動回路23にCPUから指令を出して、動作用電源Bの電源系統を遮断させる。
同様に、監視サーバ300からの携帯電話部60への発呼による起動は、携帯電話部(通信I/F)60の待機モード回路で構成され、監視サーバ300から発呼できる、または、メール接続処理により、携帯電話部(通信I/F)60の待機モード回路から発呼されたことで、動作電源の起動信号を出すことができる。この信号により電源供給回路70では、図2のSW2を入れることにより動作用電源26を入れ、機器監視部(CPU処理部)20、監視対象I/F40、携帯電話部60を動作させることができる。起動したCPUは、このときの起動要因レジスタを確認することで、起動要因を分析し、その起動要因に応じた処理をする。このときの処理は、緊急で監視データを必要とする場合など、非定期的な監視動作の実行になり、収集した監視データを監視サーバに送信する。
この処理後、省電力モードになるように、電源供給回路70内の電源制御回路23にCPUから指令を出して、動作用電源Bの電源系統を遮断させる。
同様に、二次電池(バッテリ)の電圧低下を検出して、それを上位の監視サーバ300に通知するために、二次電池電圧低下回路90が電圧低下を検出したとき、その信号により、電源供給回路70では、図2のSW2を入れることにより動作用電源26を入れ、機器監視部(CPU処理部)20、監視対象I/F40、携帯電話部60を動作させることができる。起動したCPUは、このときの起動要因レジスタを確認することで、起動要因を分析し、その起動要因に応じた処理をする。このときの処理は、太陽電池による発電電力不足での監視動作が正常になされないことを回避する場合など、制御電源の機能確保のため、監視動作の禁止や定期起動の周期を大きくした監視動作の実行になる。
この処理後、省電力モードになるように、電源供給回路70内の電源制御回路23にCPUから指令を出して、動作用電源Bの電源系統を遮断させる。
(4)起動要因レジスタ
図3は、起動要因レジスタの制御回路例を示す。上記のように、起動したCPU処理部は起動要因レジスタを確認することで起動要因を分析し、この起動要因に応じた処理をする。
図3において、定期起動回路(RTC)80からの起動信号、携帯電話部60に対する外部からの発呼呼び出しによる起動信号、バッテリ電圧低下検出回路90による起動信号は、それぞれ条件マスクレジスタ73のフラグとのアンドをとり、有効な信号に対してフリップフロップF/Fでラッチおよび起動要因レジスタ74にセットさせる。
この場合、3種のラッチ信号は、CPUから読み出し可能なレジスタ構成とする。また、ラッチ信号のいずれかで、フリップフロップ75による電源B(26)の投入状態を記憶させる。CPUからの電源Bの停止は、このフリップフロップ75をリセットすることで、電源Bを停止する構成とする。
(5)常時電源供給による監視動作
この構成例は図4に示す。同図が図2と異なる部分は、電源供給制御回路72では電源スイッチSW1を設けることなく、常時電源供給源(例えば、太陽電池400と二次電池500を組み合わせて、(3)の省電力動作をさせないで常時動作をさせる電池供給状態、もしくは商用電源設備から常時電源供給を受ける形態)からA系統の12V電源25およびB系統の12V電源26に常時電源供給をする構成としておく。この場合、電池制御回路27は、常時電源供給ラインを監視することになる。12V電圧低下監視回路24で常時電源供給源の電圧低下などを検出すると、電池制御回路27は、バックアップ用一次電池(または二次電池)76からの電源供給を得るよう、電源スイッチSW2を投入し、DC/DC変換回路77等を介してA,B系統の両電源25,26に電源を供給する。さらに、電池制御回路27は、電源スイッチSW3の投入で、電池点検回路78によって電池76の停電点検を行い、停電検知で停電通知処理(停電送信、停電メール)を行い、この処理が完了次第、電源スイッチSW2、SW3をオフにして停止処理を行う。
本実施形態によれば、通常時は待機用電源(A系統電源)のみをONしておき、動作用電源(B系統電源)をOFFにしておくことで、監視端末装置の消費電流を下げることができ、太陽電池および二次電池による省電力の効率化と制御電源の確保を両立できる。また、制御電源の小型化を図ることができる。さらに、監視端末装置の制御電源のみを改造すればよく、CPU処理部等は既存のソフトウエア資産を活かしたまま、少しのソフトウエアの追加で済む。
(実施形態2)電源停止処理を伴った制御電源の制御
実施形態1で説明するように、起動要因の確認は、あらかじめ動作モードを設定可能に構成しており、実施形態1では「RTCからの起動信号」、「携帯電話からの発呼呼び出しによる起動信号」、「バッテリの電圧低下による起動信号」はそれぞれ、図3に示すように、条件マスクレジスタ73とアンドをとり、有効な信号に対してフリップフロップでラッチさせる。
この回路により、省電力モード、つまり待機電力(A系統電源のみ使用)しか使用しないから、動作に移行するための電力(B系統電源を起動させる)を起動させることの条件を設定する。当然のことながら、これらの電源制御起動回路(起動設定レジスタ、起動要因レジスタ、B系統電源の投入回路)は、A系統電源(待機用電源)で動作する回路である。
図3において、3種のラッチ信号は、CPUから読み出し可能なレジスタ74として形成される。また、ラッチ信号のいずれかで、フリップフロップによるB系統電源の投入状態を記憶させる。CPUからのB系統電源の停止は、このフリップフロップをリセットすることで、B系統電源を停止する構成とする。
CPUは、B系統電源の投入後、リセット解除後、初期化処理を行う。その後、起動要因レジスタを読んで、起動要因を確認し、起動要因に応じた処理を行う。この処理後、B系統電源の停止処理を行う。
図1の電源スイッチSW3による強制電源投入の場合、初期起動として、各機能の初期化、RTCに対して、定期起動タイマーをセットする。また、ロータリースイッチとの組合せによる初期起動の条件によっては、各機能を初期化、RTCの定期起動タイマーを設定しないで、システムの保全のための機能確認、通信テスト、エラーログ確認、保守機能を実行させる。
図5は、本実施形態による電源制御フローであり、CPU処理部20にソフトウエアとして搭載される。
(1)図2の電源スイッチSW1が投入され、最初の電源起動時、A系統電源25から電源が供給され、さらに強制投入スイッチSW3で、B系統電源26も起動され、CPU回路処理部20、アナログ入力回路41、接点入力回路42など、すべての回路部に制御電源が供給される。
(2)全ての電源が入ると、CPU処理部20は起動要因を起動要因レジスタ(図3)74から読み出し、解析し、1つの起動要因もなければ、電源の初期起動として、各機能の初期化とRTCに対し、定期起動タイマーをセットし、B系統電源26をOFFとする(S1、S13)。
(3)上記の(2)の起動要因確認後、通常は、A系統電源25のみONでB系統電源26はOFF状態で運用される。通常の消費電流はA系統電源側のみが動作状態になり、省電力になる。
(4)定期起動回路(RTC)の起動タイマーがタイムアップした信号が発生すると、電源起動回路23が動作してB系統電源26がONする(S2)。
(5)B系統電源26がONすると、CPU処理部20等が起動され、起動要因を解析し、要因に応じた処理を行い、処理終了時に再度起動要因がないことを確認し、なければ電源OFFして終了する(S7,S8)。
尚、この電源起動要因に応じた処理としては、例えば以下のものとする。
(S2〜S6)RTCによるタイマーによる定期起動時、定周期の監視処理を実施、必要に応じて不揮発性メモリに監視結果を記録、または、サーバ転送周期時点であるなら、これまでの周期で測定した監視結果をまとめて転送する事も可能である。定周期毎に転送することも可能である。
(S9、S10)上位の監視サーバからの発呼起動時、監視サーバより端末に対し、通信することで起動される。サーバからの指令に従った、応答処理を行う。処理の内容は、これまでの監視結果の転送処理であったり、その時点の監視結果を即時で応答したりする事が可能である。
(S11,S12)二次電池(バッテリ)の電圧低下による起動時、省電力モードで電源電圧低下時に電圧が低下してきたことを監視サーバ側へ通知し、定期起動による継続監視ができなくなる可能性のあることを事前に通知する。
本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果がある。
・省電力動作をソフトウエア処理による動作時間で管理可能であり、太陽光パネル、充電装置、バッテリの組み合わせによる省電力動作、消費電力量を自分のCPU動作時間で管理可能である。供給電力量に余裕があれば、動作時間を長時間化可能であり、少ない供給電力量であれば、定時の周期を長く取り、動作時間も短く処理することが可能である。
・必要により定時起動の周期を延ばすことにより、無日照時間に対する最適化を自立的にすることが可能である。また、通常は消費電力の大きいCPU側電源をOFFして、消費電流を低減できる。
・CPUの電源(B系統電源)がOFFの時でも、制御電源の電圧低下時には、監視サーバへ通知することが可能となる。
・定期起動回路(RTC)のタイマー起動を利用することで、定期的な起動で計測データの収集、定期的なデータの送信処理が可能となる。
・監視サーバからの起動処理により、CPU電源OFF時でも監視サーバからの処理要求に対応することが可能となる。
(実施形態3)定期起動回路(RTC)の時間管理
CPU処理部20は、定期起動回路(RTC)22と接続され、CPUが現在時間を初期設定し、また、定期起動のための起動すべき時間を初期設定することで、この後は内部のタイマー回路のカウント動作で所定の時間になったとき、RTCから信号が出力される。この出力信号が、定期起動信号として使用することで、定期起動回路を構成する。
定期起動回路(RTC)22の電源は、A系統電源25が使用されるが、コンデンサバックアップにより一時的な電源喪失についても現在時刻情報が喪失しないように配慮されている。
本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果がある。
・CPU処理の定期起動回路(RTC)への起動すべき時間設定を任意に定めることにより、遠方監視端末装置の起動を管理できる。
・省電力動作の要となる動作電源(B系統電源)を切ることで、低消費電力化が実現できると共に、必要時に起動させることで消費電力を低下させることができる。
・起動時に通信I/Fを通した時刻データで定期起動回路(RTC)の設定時間を補正することで、より正確な時刻管理が可能となる。これにより、複数の端末装置から同時に通信が発生しないように、起動にタイミング差を設けて、サーバ側の渋滞が発生しないようにすることもできる。
(実施形態4)起動時の監視のために、起動送信または起動メール
実施形態2により、起動要因の発生により電源を供給して起動された機器監視部(CPU処理部)20は、上位の監視サーバ300に起動要因を通信I/F21で送信することができる。この起動要因に応じた処理動作に際し、監視サーバに遠方監視端末装置の健全性を通知するためにそれまでの起動要因の記録を通知する。
これらの通信には、TCP/IPパケットや、個別のプロトコルで送信したり、メールによる通信とすることも可能である。
本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果がある。
・省電力モードで運転中のとき、動作用電源が停止中(OFF)であるため、監視サーバ側では、監視の有効性を把握する必要がある。本実施形態では、定期起動回路により、定時に起動した場合、それを認識して、記録に残すことが可能である。記録は、動作電源(B系統電源)を切断しても記憶できる領域に格納する。例えば、不揮発性メモリ、待機用電源(A系統電源)を使用したバックアップメモリも可能である。
・上位の監視サーバからの携帯電話部への発呼によっても起動が可能であり、その時の起動要因も記録に残すことが可能である。
・二次電池(バッテリ)の電圧低下検出時にも起動が可能であり、その時の起動要因も記録に残すことが可能である。
・これら、記録に残すことと、これまでの記録を読み出し、まとめて、起動記録として、上位の監視サーバに起動送信、または、起動メールとして送信することが可能である。本実施形態では、定時起動時の起動では、起動送信、起動メールは選択機能としており、上位からの発呼に定期起動記録も合わせて送信すること、また、二次電池(バッテリ)の低下検出は送信するものとして運用することで、遠隔装置の健全性が確認できる。
(実施形態5)監視部と拡張部との2機能構成
実施形態1、2で説明するように、ワイヤテレメトリング装置100の制御電源には待機用のA系統電源と動作用のB系統電源を用意しておき、通常時は待機用電源のみから電力を供給し、起動要因が発生したときに動作用電源からも電力を供給する。
本実施形態では、図6に示すように、監視端末装置100の基板構成を、CPUと定期起動回路(RTC)80および通信I/F21を搭載した監視部基板20Aと、監視対象I/F40と電源供給回路70を搭載した拡張部基板20Bとの2枚構成とすることで、1枚目の基板20AにCPU、通信機能等の基本部分を構成し、2枚目の基板20BにI/O、電源など、用途により可変可能なものをまとめることで将来への対応時により少ない投資でバリエーションを追加可能とする。
実際に基板製作においては、CPUなどの高機能な基板は、多層板になることが多く、I/O関係は、回路が簡単なため、層数の少ない基板で構成でき安価に製作できる効果がある。CPU側基板も従来の1枚構成に比較して大きさを小さく製作することで製作価格を抑えることが可能となる。
例えば、ハードウエア構成は、2枚構成とすることと、入力点数をAI2点、DI4点を基本とし、その他は、拡張性を持たせたリモートI/Oなどの機能を拡張できる構成とする。大きさは100mm×100mm×25mmのような小型化を図る構成で実現できる。
本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果がある。
・基板を2枚構成とし、実装体積を小さくすることで、狭いスペースにも実装可能となる。
・基板を2枚構成として、回路が複雑なCPU部分と回路が簡単なI/O部分に分割することで、I/O部分のみ変更することで、I/Oバリエーションを追加することができ、全体を1枚基板で構成した場合に比較して装置開発のコストダウンが可能となる。
(実施形態6)常時電源供給運用形態での停電検出
特許文献(特開2006−033997)で提案する遠方監視システムでは、電池を使用した監視方式とし、その目的は常時電源供給源としての商用電源の瞬断等による誤った停電検出を無くし、また電池の消耗を少なくしながら、監視端末装置の停電を確実に検出して、制御電源を一次電池に自動的に切換え、停電の起きたことを通知できるようにしている。この特許文献では、商用電源の電圧低下検出とAC/DC変換器の一次側電圧低下の始まりを検出することにより、二次側の制御電源の停止に裕度を持って電池電源に切換え、停電の通知を発行することとしている。
本実施形態は、図4に示す常時電源供給源による制御電源構成の監視端末装置において、常時電源供給源の停電や瞬断時に上記の一次電池側への切換えで制御電源を確保可能とするものである。
すなわち、図4のワイヤレステメトリング装置の構成において、常時電源供給源の停電を検出し、制御電源を電池76側に切り替え、同時に停電情報を電池の電源で供給し、停電情報を上位の監視サーバに通知することを可能とする。また、定期的に電池76を点検することで電池の劣化を検出して電池交換時期であることを通知することも可能とする。
図7は本実施形態の停電検出処理フローである。図4に示す電源供給制御回路72の構成において、電圧低下監視回路24が常時電源供給源の出力になる12V電源の電圧低下を検出したとき、電池制御回路27によって電源スイッチSW2をONして電池76から電源を供給し、このときに停電が判定されていれば監視サーバへの停電通知の通信処理を行った後に電源スイッチSW2をOFFすることで電池電源も切ってその消耗を抑える(S21〜25)。
前回の判定(処理S21)で電圧低下と判定し、電池電源の投入処理(S22)をした後、再度の判定(処理S21)で電圧低下でないと判定したとき、すなわち常時電源供給源の電圧低下が瞬断によるもので今回の判定で復電していれば、監視サーバへ電源復電の通信処理を行う(S26,S27)。
判定(処理S26)で復電していない場合、バッテリ点検時間か否かを判定し、点検時間であれば電源スイッチSW3をONさせて点検回路78による点検処理を行い、この点検でバッテリ電圧が低下していれば監視サーバ300へバッテリ電圧低下(バッテリ交換時期)の通知を行い、電源スイッチSW2をOFFする(S28〜S32)。
判定(処理S28)でバッテリ点検時間でなければ、常時監視処理を開始し、監視サーバへ監視データを送信する場合には監視サーバへバッテリ低下通知を行う(S33〜S35)。
本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果がある。
・常時電源供給モードで電源の喪失(電源停電)を検出し、上位の監視サーバに通知可能である。
・常時動作運転状態で使用した場合、制御電源が瞬断や停電した場合、停電メールを送信することで、上位の監視サーバに停電を通知可能となる。監視サーバ側は、これにより常時監視が継続できないことを認知し、データの有効性とそうでない時間帯のあることを明示的に識別することができる。
・制御電源の電圧が低下した場合、停電メールを送信することで、上位の監視サーバに停電を通知可能となる。この場合、上位の監視サーバで停電が判断できれば、対応が可能となる。通知がない場合は、定期データが更新されないことでわかるが、対応が遅れる。
(実施形態7)LED表示と選択スイッチと実行スイッチによる機能
本発明は、監視端末装置の小型化を図ることも1つの目的とするため、監視端末装置の表示部の大きさが制限される。
本実施形態は、監視端末装置の表示部構成を図8に示すように、ロータリースイッチと表示用LEDの組合せで構成し、監視端末装置の保守に必要な表示内容を表示できるようにしたものである。
下記の表1は、LEDにより異常コードを表示する場合を示し、ロータリースイッチを「E」に選択して異常コード表示モードとし、異常コードを4つのLEDのON/OFFの時系列切換(数値0〜9の組み合わせ)で表示する。
例えば、図10の例1で示すように、異常コード300の表示には、数値「3」を1秒表示→数値「0」を1秒表示→数値「0」を1秒表示し、これら時系列表示で1回の異常コード表示が終了したことを知らせるために4つのLEDを点滅させる。同様に、異常コード301の表示には、数値「3」を1秒表示→数値「0」を1秒表示→数値「1」を1秒表示し、これら時系列表示で1回の異常コード表示が終了したことを知らせるために4つのLEDを点滅させる。
また、図10の例2で示すように、各桁を区切りの意味で、0.5秒の消灯期間を設ける方法もある。
Figure 2012029020
下記の表2は、アンテナ本数(電波強度)をLEDにて表示する場合を示し、ロータリースイッチを「1」に選択して通信I/Fのアンテナ表示モードとし、アンテナ本数を3つのLEDのON/OFFで表示する。
Figure 2012029020
同様に、テストモードの表示には、ロータリースイッチを「3」に選択し、実行スイッチを押すことでテストモードとなる。テストモードではCPU電源がOFFにならず、通信等の機能試験を行うことができる。
また、システムリセットの実行には、ロータリースイッチを「0」に選択し、実行スイッチを押すことで、内部機器をリセットする。
また、ブートモードの設定には、電源起動時にロータリースイッチを「0」から「1」へ一定時間内に変更することで、内部プログラムに変更するモードになる。
本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果がある。
・選択スイッチと実行スイッチとLED表示部との少ない組み合わせにより、より多くの情報を表示可能となる。
・必要な情報が表示可能となる。また、特別な機能も追加することが可能となる。
(実施形態8)外部インタフェースを利用した機能設定
図8に例を示すように、監視端末装置の設定機能として、最小限の機能実現のロータリースイッチと実行スイッチで構成している。本実施形態は、機器の設定として監視サーバからの通信により設定及び、外部インタフェースのシリアルポートによるパソコン等による設定を可能にするものである。このため、図2や図4に示すように、設定・表示用端末装置(パソコン)600との間で有線でデータを入出力できるI/F28を設ける。これにより、パソコン600で設定ファイルを編集して、シリアルポートより本体にファイルを読み込ませることで設定できる。
本実施形態によれば、実施形態1の効果に加えて、以下の効果がある。
・通信機能を利用した設定により、監視端末装置本体に設定用のパネルが必要でなくなり、本体構成を簡略化できる。
・設定にはテキストファイルを編集することで可能なため容易である。
・通信機能を利用した設定により。場合によっては、制御機能そのものを遠方より変更することが可能となる。
100 ワイヤレス・テレメトリング装置(監視端末装置)
200 監視対象機器
300 監視サーバ
400 太陽電池
500 二次電池
20 機器監視部
40 監視対象I/F
60 携帯電話部
70 電源供給回路
80 定期起動回路(RTC)
90 二次電池低下検出回路
21 通信I/F
22 定期起動回路(RTC)
23 電源起動回路
25 待機用電源
26 動作用電源

Claims (10)

  1. 端末情報の入出力手段と、無線通信回線を通して上位のサーバに対する端末情報などを送受信する通信手段を備え、これら手段の制御電源を太陽電池と二次電池の組み合わせで構成した端末装置において、
    前記制御電源の電源供給手段は、端末動作に必要な端末処理部(CPU)と入出力部の電源をOFFしておくことで前記端末処理部(CPU)等での電力消費を無くす待機用電源と、端末動作を必要とするときに前記端末処理部(CPU)などを起動させる動作用電源の2系統と、前記太陽電池と二次電池からの出力電力を前記待機用電源と動作用電源への供給を制御できる電源供給制御回路を備え、
    時間管理により前記動作用電源を投入する定期起動手段と、前記サーバ側から発呼により前記動作用電源を投入する発呼管理手段と、二次電池の電圧低下検出で前記動作用電源を投入する電圧低下管理手段を備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 前記端末処理部(CPU)は、動作用電源の投入によって起動されたときに、この起動要因を分析して、その起動要因に応じた処理を経て、端末情報の収集と前記サーバへの送信をすると共に、この送信が終了したときに制御電源を前記動作用電源をOFFして待機用電源だけの状態に戻すことを要求する処理手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記電源供給回路は、
    常時運転状態時、常時電源供給源の出力電力を前記待機用電源および動作用電源に電力供給し、前記常時電源供給源の出力電圧低下を検出したときに、バックアップ用電池から前記待機用電源および動作用電源に電力供給する構成を特徴とする請求項2の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記端末処理部(CPU)は、
    最初の電源起動時にすべての回路部に制御電源が供給された後に、前記定期起動手段と発呼管理手段と電圧低下管理手段による起動要因を読み出し、1つの起動要因もなければ、各回路部を初期起動した後に前記動作用電源をOFFさせておく手段と、
    前記定期起動手段と発呼管理手段と電圧低下管理手段のいずれかに起動が発生した時に前記動作用電源をONさせ、このときの起動要因に応じた処理を行い、この処理終了時に再度起動要因がないことを確認し、起動要因がなければ前記動作用電源をOFFして処理を終了する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜3の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
  5. 前記定期起動手段は、
    起動時に、前記端末処理部(CPU)により現在時刻の初期設定および定期起動のための起動すべき時間を初期設定する手段と、
    前記待機用電源から電源を供給されて常時動作状態にし、前記待機用電源の一時的な電源喪失にはコンデンサバックアップにより現在時刻情報が喪失するのを防止する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
  6. 前記端末処理部(CPU)は、前記定期起動手段と発呼管理手段と電圧低下管理手段のいずれかによる起動要因が発生したとき、この起動要因情報を前記サーバに送信する手段と、前記起動要因に応じた処理動作に際し、サーバにそれまでの起動要因の記録を通知する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜5の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
  7. 前記監視端末装置は、CPU、通信機能等の基本部分を搭載した端末部基板と、入出力部、制御電源回路など、用途により可変可能なものを搭載した拡張部基板との2枚構成としたことを特徴とする請求項2〜6の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
  8. 前記電池制御回路は、
    前記常時電源供給源が停電した場合、動作用電源を、前記バックアップ用電池から電力を供給する手段と、
    前記常時電源供給源の電圧低下または停電の情報を前記サーバに通知する手段と、
    定期的に前記バックアップ用電池を点検し、該電池の劣化を検出したときに前記サーバに電池交換時期であることを通知する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜7の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
  9. 前記端末装置は、電源、イベント発生、通信中、装置異常の表示部と、選択スイッチと、表示実行スイッチを備え、前記選択スイッチと表示実行スイッチの時系列選択で前記表示部の項目と内容を切換えることを特徴とする請求項2〜8の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
  10. 前記端末装置は、外部インタフェースなどのシリアルポートを有した通信手段により機能設定する手段を備えたことを特徴とする請求項2〜9の機能を組み合わせ保有する請求項1に記載の端末装置。
JP2010165531A 2010-07-23 2010-07-23 省電力機能を付加した端末装置 Pending JP2012029020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010165531A JP2012029020A (ja) 2010-07-23 2010-07-23 省電力機能を付加した端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010165531A JP2012029020A (ja) 2010-07-23 2010-07-23 省電力機能を付加した端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012029020A true JP2012029020A (ja) 2012-02-09

Family

ID=45781431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010165531A Pending JP2012029020A (ja) 2010-07-23 2010-07-23 省電力機能を付加した端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012029020A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016208067A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 株式会社明電舎 遠方監視システム及び端末装置
WO2019244201A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 株式会社Secual 収集装置及びデータ収集解析システム
JP2020003241A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 株式会社明電舎 監視端末

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01245793A (ja) * 1988-03-28 1989-09-29 Hitachi Ltd データ収集装置
JPH04101597A (ja) * 1990-08-21 1992-04-03 Kokusai Electric Co Ltd 無線テレメータシステム
JPH0719578A (ja) * 1993-06-28 1995-01-20 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の運転制御装置
JPH08139819A (ja) * 1994-11-04 1996-05-31 Yazaki Corp 自動通報装置
JPH08182073A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Tokyo Gas Co Ltd 自動検針システム
JPH08327759A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Seiko Seiki Co Ltd 測定装置
JP2000102191A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Ntt Electornics Corp 無線遠隔検針装置の電源方式
JP2000123278A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Aichi Tokei Denki Co Ltd 無線送受信システム
JP2001336327A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Yupiteru Ind Co Ltd 自動車のドアロック制御システム
JP2002010519A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Nippon Denki Information Technology Kk 遠隔装置における電源方式
JP2005348367A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Seiko Epson Corp 移動体監視システム、移動端末、移動端末の制御プログラム、移動端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006211496A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Mitsubishi Electric Corp 設備機器の管理方法およびそのシステム
JP2008130520A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Matsushita Electric Works Ltd 機器制御装置
JP2009089073A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Saxa Inc 無線端末装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01245793A (ja) * 1988-03-28 1989-09-29 Hitachi Ltd データ収集装置
JPH04101597A (ja) * 1990-08-21 1992-04-03 Kokusai Electric Co Ltd 無線テレメータシステム
JPH0719578A (ja) * 1993-06-28 1995-01-20 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の運転制御装置
JPH08139819A (ja) * 1994-11-04 1996-05-31 Yazaki Corp 自動通報装置
JPH08182073A (ja) * 1994-12-26 1996-07-12 Tokyo Gas Co Ltd 自動検針システム
JPH08327759A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Seiko Seiki Co Ltd 測定装置
JP2000102191A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Ntt Electornics Corp 無線遠隔検針装置の電源方式
JP2000123278A (ja) * 1998-10-14 2000-04-28 Aichi Tokei Denki Co Ltd 無線送受信システム
JP2001336327A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Yupiteru Ind Co Ltd 自動車のドアロック制御システム
JP2002010519A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Nippon Denki Information Technology Kk 遠隔装置における電源方式
JP2005348367A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Seiko Epson Corp 移動体監視システム、移動端末、移動端末の制御プログラム、移動端末の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006211496A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Mitsubishi Electric Corp 設備機器の管理方法およびそのシステム
JP2008130520A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Matsushita Electric Works Ltd 機器制御装置
JP2009089073A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Saxa Inc 無線端末装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016208067A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 株式会社明電舎 遠方監視システム及び端末装置
WO2019244201A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 株式会社Secual 収集装置及びデータ収集解析システム
JP2020003241A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 株式会社明電舎 監視端末
JP7043991B2 (ja) 2018-06-26 2022-03-30 株式会社明電舎 監視端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8694824B2 (en) System and method for upgradable remotely deployed intelligent communication devices
CN101102055B (zh) 基于配电线路实现对电涌保护器进行监控的系统及方法
WO2001017053A1 (en) Battery management circuit
US10725519B1 (en) Power control based on power controller configuration records
CN104242463A (zh) 一种基于gprs的远程电力监控系统及监控方法
JP6511929B2 (ja) 遠方監視システム及び端末装置
WO2014188733A1 (ja) 電力制御装置、電力制御方法、及び電力制御システム
CN102354261A (zh) 机房服务器电源开关远程控制系统
JP2010004264A (ja) 遠隔検針システム
JP2011036003A (ja) 電源監視制御装置、電源監視制御システム、及び電源監視制御方法
JP2006033441A (ja) 遠方監視システム
JP2012029020A (ja) 省電力機能を付加した端末装置
CN102687358B (zh) 供电电路及电气设备
JPWO2014192281A1 (ja) 電力制御装置、電力制御方法、及び電力制御システム
JP6108269B2 (ja) 計測装置
CN103001323B (zh) 继电器和数据处理方法
KR101963262B1 (ko) 전력량계 및 그 운영 방법
CN105117166B (zh) 一种基于fpga的云存储卡片装置及其实现方法
EP3396812B1 (en) Battery management device, battery management system, and battery management method
RU204931U1 (ru) Устройство сбора и передачи данных
CN101895414A (zh) 服务器掉电保护系统及服务器掉电保护的方法
JP4523929B2 (ja) 通信端末装置および同装置を内蔵した電力量計
CN210958586U (zh) 一种监测设备
JP6036229B2 (ja) バッテリ制御装置、バッテリ制御方法及びプログラム
KR20220156400A (ko) 원격검침용 통신모뎀 전환 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140217

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140311