JPH0511375Y2 - - Google Patents

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JPH0511375Y2
JPH0511375Y2 JP1987023892U JP2389287U JPH0511375Y2 JP H0511375 Y2 JPH0511375 Y2 JP H0511375Y2 JP 1987023892 U JP1987023892 U JP 1987023892U JP 2389287 U JP2389287 U JP 2389287U JP H0511375 Y2 JPH0511375 Y2 JP H0511375Y2
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cylinder block
crankshaft
bearing cap
bearing
end wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクランク軸取付構造に関し、更に詳細
には、クランク軸端部を液密に支承してシリンダ
ブロツクの端壁から突出させる構造に関する。
(従来の技術) クランク軸のジヤーナル部は、一般に、シリン
ダブロツクに取着した複数のベアリングキヤツプ
で支持される。また、シリンダブロツクの端壁か
らはクランク軸の端部が突出され、該クランク軸
の端部に種々の部材が取着される。
そして従来ではクランク軸端部を液密に支承し
シリンダブロツクの端壁から突出させるため、ク
ランク軸の端部を液密に支承するシール部材が装
入されたカバーをベアリングキヤツプとは別に設
け、ベアリングキヤツプの外側で該カバーをシリ
ンダブロツクの端壁に取り付けている。
(考案が解決しようとする問題点) そのため従来構造では、ベアリングキヤツプの
外側でシリンダブロツクの端壁にカバーを取り付
ける関係上、シリンダブロツクのクランク軸長手
方向の全長はこのカバーの分大きくなり、クラン
ク軸部分に取着する種々の部材、たとえばフライ
ホイール等をシリンダブロツクに近接して配設す
ることができず、エンジンのコンパクト化を図る
ことができない不具合があり、また、部品点数も
増加する不具合があつた。
本考案は前記事情に鑑み案出されたものであつ
て、本考案の目的は、クランク軸の端部に取着す
る種々の部材をシリンダブロツクに近接して配設
してエンジンのコンパクト化を図ることができ、
また、部品点数の削減化を図ることができるクラ
ンク軸取付構造を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため本考案の構成は、 クランク軸長手方向の外端のジヤーナル部9A
を支持するベアリングキヤツプ21Aをシール部
材43を介してシリンダブロツク5の端壁5Aに
液密に取着し、 このベアリングキヤツプ21Aとシリンダブロ
ツク5の端壁5Aにわたりシール部材装入部2
7,33を形成し、 シール部材装入部27,33にシール部材51
を装入し、 クランク軸端部9Bを前記シール部材51に挿
通させ、シール部材51でクランク軸端部9Bを
液密に支承すると共に、該シール部材51からク
ランク軸端部9Bをシリンダブロツク5の外方に
突出させた、 ことを特徴とする。
(作用) ベアリングキヤツプ21の外側に配設する従来
のカバーを排除でき、フライホイール15等の
種々の部材をシリンダブロツク5に近接させて配
設し、エンジン1のコンパクト化を図れる。
既設のベアリングキヤツプ21を利用すること
でクランク軸端部9Bを液密に支承しシリンダブ
ロツク端壁5Aから突出できるので、従来のカバ
ーを排除して部品点数の削減化を図れる。
(実施例) 以下、本考案の好適一実施例を添付図面に従つ
て説明する。
第1図はエンジンの要部断面側面図、第2図は
シリンダブロツクの端面図、第3図はクランク軸
支持部分の分解斜視図を示す。
1はエンジン、3はシリンダヘツド、5はシリ
ンダブロツク、7はオイルパン、9はクランク
軸、11はピストン、13はコンロツドで、クラ
ンク軸9の端部はシリンダブロツク5の端壁5A
下部から突出させ、該突出部分9Bにフラホイー
ル15を取着する。
シリンダブロツク5の底部にはクランク軸長手
方向と直交する方向に延出するボルト19により
複数のベアリングキヤツプ21を取着し、シリン
ダブロツク5とベアリングキヤツプ21に夫々組
み込んだジヤーナル軸受23,23でクランク軸
9のジヤーナル部9Aを支持する。
シリンダブロツク5の端壁5Aには前記ジヤー
ナル軸受23装入用の半円形の軸受面25と、軸
受面25の外側で該軸受面25よりも径の大きな
半円形の凹部27を形成し、更に、凹部27より
も幅広でシリンダブロツク5底面に開放状のベア
リングキヤツプ収容部29を形成する。
最も外側のジヤーナル部9Aを支持するベアリ
ングキヤツプ21Aはシリンダブロツク5の端壁
5Aに取着し、該ベアリングキヤツプ21Aを第
4図に平面図で、第5図に正面図で、第6図に断
面側面図で示す。
このベアリングキヤツプ21Aにはジヤーナル
軸受23装入用の半円形の軸受面31と、軸受面
31の外側で軸受面31よりも径の大きな半円形
の凹部33を形成し、図中35はボルト挿通孔、
37はオイルパン取付用のねじ孔を示す。
更にベアリングキヤツプ21Aの両側には上端
から下端にわたって延出する溝39を形成し、溝
39の上部には溝39よりも大きな断面の欠部4
1を連設する。
第7図に正面図で、第8図に側面図で示すもの
はラバー製のシール部材43で、シール部材43
は前記溝39及び欠部41に組み込まれる延出部
45と膨出部47を備える。
前記シール部材43が組み込まれたベアリング
キヤツプ21Aはベアリングキヤツプ収容部29
に嵌め込み、ボルト挿通孔35に通したボルト1
9でシリンダブロツク5の底部に締結する。シー
ル部材43によりベアリングキヤツプ収容部29
とベアリングキヤツプ21Aは液密に嵌合され、
実施例ではシール部材43に膨出部47を形成し
たので、ベアリングキヤツプ収容部29の隅部が
直角に加工されていない場合であつても、膨出部
47によりベアリングキヤツプ21Aを液密に嵌
合させることができる。
そしてシリンダブロツク5とベアリングキヤツ
プ21Aの各軸受面25,31に組み込んだジヤ
ーナル軸受23,23でジヤーナル部9Aを支持
する。
前記シリンダブロツク5とベアリングキヤツプ
21Aに夫々形成した凹部27,33にはオイル
シール51を装入する。
クランク軸端部9Bは前記オイルシール51に
挿通させ、オイルシール51でクランク軸端部9
Bを液密に支承すると共に、該オイルシール51
からクランク軸端部9Bをシリンダブロツク5の
外方に突出させる。
従つて、シリンダブロツク5の端壁5Aと、ベ
アリングキヤツプ21Aと、オイルパン7の端壁
によりクランク室53の一側が画成され、第1図
中55はオイルパンの取付けボルト、57はパツ
キンを示す。
本実施例は前記のように構成したので、シリン
ダブロツク端壁5Aから突出しクランク軸端部9
Bを液密に支承する従来のカバーを排除できる。
従つてクランク軸端部9Bに取着する種々の部
材、たとえばフライホイール15等をシリンダブ
ロツク5に近接して配設することができ、エンジ
ン1のコンパクト化を図ることができる。
また、既設のベアリングキヤツプ21を利用す
ることでクランク軸端部9Bを液密に支承しシリ
ンダブロツク端壁5Aからクランク軸端部9Bを
突出できるので、従来のカバーを排除して部品点
数の削減化を図ることができる。
尚実施例ではシール部材装入部を凹部27,3
3で構成した場合について説明したが、シール部
材装入部の形状は任意で、例えば突壁を膨出させ
る等してシール部材装入部を構成してもよい。
また実施例では、クランク軸9を液密に支承す
るためシール部材としてオイルシール51を用い
たが、シール部材はオイルシール51に限らず任
意である。
また、ベアリングキヤツプ収容部29とベアリ
ングキヤツプ21Aを液密に嵌合させるためラバ
ー製のシール部材43を用いたが、シール部材4
3に代えて液状のパツキンを用いてもよい。
また、実施例ではシリンダブロツク5にベアリ
ングキヤツプ収容部29を形成し、ベアリングキ
ヤツプ収容部29にベアリングキヤツプ21Aを
嵌め込んだ場合について説明したが、ベアリング
キヤツプ収容部29を設けないでベアリングキヤ
ツプ21Aを単にシリンダブロツク5の端壁底面
5Bに締結するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、クランク軸の端部に取着する種々の部材をシ
リンダブロツクに近接させてエンジンのコンパク
ト化を図り、部品点数の削減化を図れるクランク
軸取付構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンの要部断面側面図、第2図は
シリンダブロツクの端面図、第3図はクランク軸
支持部分の分解斜視図、第4図はベアリングキヤ
ツプの平面図、第5図は同正面図、第6図は同断
面側面図、第7図はシール部材の正面図、第8図
は同側面図である。 尚図中、1はエンジン、5はシリンダブロツ
ク、9はクランク軸、21,21Aはベアリング
キヤツプ、25,31は軸受面、27,33は凹
部、43はシール部材、51はオイルシールであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダブロツク5の端壁5Aからクランク軸
    端部が突出された部分におけるクランク軸取付構
    造において、 シリンダブロツク5の端壁5Aには、ジヤーナ
    ル軸受23を嵌合するための半円形の軸受面25
    と、この軸受面25の外側にオイルシール51を
    収納するために軸受面25より大径に形成された
    半円形の凹部27と、この凹部27より幅広にシ
    リンダブロツク5底面に切欠き形成されたベアリ
    ングキヤツプ収納部29とが各形成され、 上記ベアリングキヤツプ収納部29には、ジヤ
    ーナル軸受23を嵌合するための半円形の軸受面
    31と、この軸受面31の外側にオイルシール5
    1を収納するために軸受面31より大径に形成さ
    れた半円形の凹部33とが各形成されたベアリン
    グキヤツプ21Aが嵌め込まれるが、 このベアリングキヤツプ21Aは、ベアリング
    キヤツプ収納部29に摺接する左右の側面に溝3
    9,39が刻設され、これら溝39,39にベア
    リングキヤツプ21Aの両側をシールするシール
    部材43,43が各嵌合されていることを特徴と
    したクランク軸取付構造。
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JP6210770B2 (ja) * 2013-07-22 2017-10-11 日本精工株式会社 軸箱

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JPS5979624U (ja) * 1982-11-22 1984-05-29 本田技研工業株式会社 エンジンにおけるペアリングキヤツプの重合面シ−ル装置

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