JPH05113544A - レーザ光点灯制御方法とレーザ光走査装置 - Google Patents

レーザ光点灯制御方法とレーザ光走査装置

Info

Publication number
JPH05113544A
JPH05113544A JP27440191A JP27440191A JPH05113544A JP H05113544 A JPH05113544 A JP H05113544A JP 27440191 A JP27440191 A JP 27440191A JP 27440191 A JP27440191 A JP 27440191A JP H05113544 A JPH05113544 A JP H05113544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
scanning
light source
laser
cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27440191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kawai
弘晃 川合
Shinichi Sato
伸一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP27440191A priority Critical patent/JPH05113544A/ja
Publication of JPH05113544A publication Critical patent/JPH05113544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば、レーザ光線の反射光によ
りバーコードを読み取るレーザ走査装置におけるレーザ
光源の点灯制御方法に関し、トリガスイッチや,アイテ
ムセンサー等の手段を用いることなく、又、バーコード
を検出する迄の点滅制御期間でのレーザビームの走査位
置を毎周期変動させながら、レーザダイオード(LD)の長
寿命化を図ることを目的とする。 【構成】 レーザ光源から出力されるレーザ光を、走査
手段により所定の周期で走査して物体に照射し、該物体
から反射したレーザ光を読み取るレーザ走査装置におい
て、物体の読み取りを行わない状態で走査しているとき
には、該レーザ光を点滅制御し、該点滅制御されたレー
ザ光源より照射されるレーザ光により、物体の、例え
ば、バーコードが検出されたとき、該レーザ光源を連続
点灯にするように制御すると共に、該点滅制御時の該レ
ーザ光源の点灯周期と、上記走査手段による走査周期と
を同期しないように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光線 (レーザビ
ーム) の反射光によりバーコード等を読み取る走査装置
におけるレーザ光線の点灯制御方式に関する。
【0002】近年のPOS装置の小型化や,電源の小電
力化を実現するためレーザ光走査装置の光源としてレー
ザダイオード(LD)が用いられる。一方、スーパーマーケ
ットのPOSシステム等において、バーコードを読み取
る装置として、上記レーザ光走査装置が用いられている
が、該レーザ光走査装置の長寿命化を図る為には、レー
ザ光源の長寿命化が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図13は、従来のレーザ光点灯制御方法
を説明する図である。通常、レーザ光走査装置におい
て、レーザ光線を、例えば、バーコードに当て、受光セ
ンサーで読み取る場合、最初から、該レーザ光線を出し
放しにして、該レーザ光線を読み取るようにすると、レ
ーザ光源の寿命に影響がでる問題があることから、該バ
ーコードに、レーザ光線がかかるまでは、間歇点灯を行
い、該バーコードの存在を検知した時点で、連続点灯に
して、該バーコードを読み取るように制御することで、
該レーザ光源{レーザダイオード(LD)}1 の寿命を延ば
す方法がとられている。
【0004】このレーザ光点灯制御方法において、従来
のレーザ走査装置においては、LD点灯制御部 3におい
て、バーコードの読み取り動作の有無を監視し、バーコ
ードにレーザ光線が当たるまで、トリガースイッチ 30
や, アイテムセンサー (物品の移動を検知するセンサ
ー) 31を操作して、該レーザダイオード(LD) 1に対する
間歇点灯制御を行い、該レーザダイオード(LD) 1の寿命
をのばしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し、トリガースイッ
チ 30 による方法ではバーコードを読ませる度に、スイ
ッチを操作する必要があり操作性が悪く、バーコードを
読み取らせる作業頻度が多い作業では作業者の負担が大
きかった。又、アイテムセンサー 31 等を設けることよ
りレーザを点灯する場合は、該アイテムセンサーの性能
により操作性が左右され、又、該アイテムセンサ 31 を
設ける為に装置が大きくなり、且つ、コストアップの要
因ともなっていた。
【0006】又、上記の操作性の問題を解決する為、前
述のように、該レーザダイオード(LD) 1を連続点灯で使
用する場合、素子の寿命が短くなり、定期的に、該素子
を交換する必要があった。
【0007】従って、トリガースイッチやアイテムセン
サーにより、操作性能が制限されたり、高性能なセンサ
が要求されるという欠点があった。又、それにより装置
が大きくなり、また制御が複雑になったり、コストがア
ップするなどの問題もあった。
【0008】そこで、本願出願人は、先願の特願平2−
1612号「バーコード読み取り装置」において、レー
ザ光発生手段と反射光検出手段とを有するバーコード読
み取り装置として、レーザ光を間欠的に発光させる間欠
発光駆動手段と、間欠的に発光されるレーザ光の、上記
バーコードからの反射光を検出したとき、該レーザ光を
一定時間連続発光させる連続発光駆動手段を備えた、バ
ーコード読み取り装置を開示している。
【0009】然しながら、この改良されたバーコード読
み取り装置においては、上記トリガースイッチとか、ア
イテムセンサーを必要しない利点はあるか、該バーコー
ドを有する物体からの反射光を検出する迄の間欠発光期
間では、走査線上の固定位置にしかレーザ光が発光され
ていないので、該物体に付与されているバーコードを、
該レーザ光が照射されている走査線上の固定位置にもっ
てこないと、該バーコードからの反射光を検出できず、
バーコードの検出効率があまり良くないという問題があ
った。
【0010】本発明は上記従来の欠点に鑑み、レーザ光
線の反射光により、バーコード等を読み取る装置装置に
おけるレーザ光源の点灯制御 (間歇点灯制御) 方法にお
いて、トリガースイッチやアイテムセンサー等の手段を
用いることなく、又、該間欠点灯制御の際、掃射位置を
あらゆる位置に変位させることで効率の良いバーコード
の検出ができ、該点灯制御によりレーザダイオード(LD)
の長寿命化を実現できるレーザ光走査装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図である。上記の問題点は下記のように構成したレー
ザ点灯制御方法によって解決される。
【0012】(1) レーザ光源 1より照射されるレーザビ
ームを走査手段により所定の周期にて走査するレーザ走
査装置において、該レーザ光源1を、上記走査周期と同
期しない点灯周期で点滅制御するように構成する。
【0013】(2) レーザ光源 1から出力されるレーザ光
を、走査手段 2,2a により所定の周期で走査して物体に
照射し、該物体から反射したレーザ光を読み取るレーザ
走査装置において、該物体の読み取りを行わない状態で
走査しているときには、該レーザ光を点滅制御し、該点
滅制御されたレーザ光源 1より照射されるレーザ光によ
り、物体のが検出されたとき、該レーザ光源を連続点灯
にするように制御すると共に、該点滅制御時の該レーザ
光源 1の点灯周期と、上記走査手段 2,2a による走査周
期とを同期しないように制御するように構成する。
【0014】(3) レーザ光を出力するレーザ光源 1と、
該レーザ光源を所定の周期で走査する走査手段 20,2,2a
と、該走査手段 20,2,2aを制御する走査制御手段 5,6,4
と、該走査手段 20,2,2aの走査周期と同期しない点灯周
期で、該レーザ光源1を点滅制御するレーザ点灯制御手
段 3とを有するレーザ光走査装置を構築する。
【0015】
【作用】即ち、例えば、レーザ光線の反射光によりバー
コードを読み取るレーザ光走査装置において、レーザ光
源の点灯制御 (間歇点灯制御) を行う場合、いつも、図
1の走査光学系 (ポリゴンミラー, ガルバノミラー等)
が、走査線上の同じ位置を走査している時のみ点灯して
いたのでは、その位置に、バーコードがこないと、バー
コードの読み取り動作を検知することができない。
【0016】そこで、本発明においては、LD点灯制御
部 3において、バーコードの読み取り動作の有無を監視
し、該バーコードの読み取り動作がないとき、上記の走
査光学系 (ポリゴンミラー, ガルバノミラー等) 2aの回
転させるモータ 2の回転を回転位置検出部 5で検出し、
該検出した最初の信号(P) を基準にして、該走査光学系
2a の周期(TM ) と、レーザダイオード(LD) 1に対する
点灯制御の周期とが同期しないようにし、各レーザ走査
位置の色々な箇所で、レーザダイオード(LD) 1に対する
点灯を行い、物体のバーコードに掃射を行うようにした
ものである。
【0017】従って、レーザダイオード(LD)の読み取り
動作に応じて、効率的に、レーザダイオード(LD)の点灯
を制御することができ、該レーザダイオード(LD)の点灯
制御時間を短縮し、装置稼働時間からみたレーザダイオ
ード(LD)の寿命を延ばすことが可能となる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1は、本発明の原理構成図であり、図2〜
図12は、本発明の一実施例を示した図であって、それ
ぞれ、(a) は構成例を示し、(b) は動作タイムチャート
を示し、(c) は動作フローを示している。
【0019】以下、図1を参照しながら、図2〜図12
によって、本発明のレーザ光点灯制御方法を説明する。
尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を示している。
先ず、図1の原理構成図を用いて、本発明の一実施例で
ある、バーコード走査装置の全体動作について説明す
る。
【0020】中央処理装置(CPU) 4 からの指示に基づい
て、モータ制御部 20 を起動し、モータ 2を駆動して、
ポリゴンミラー,ガルバノミラー等で構成される走査光
学系2a で、レーザ光源 1からのレーザ光線 (レーザビ
ーム) を、所定の周期で走査して、該レーザ光線 (レー
ザビーム) をバーコードに掃射する。
【0021】このとき、中央処理装置(CPU) 4 は、回転
位置検出部 5からの、該モータ 2の回転位置を検出した
信号(P) と、タイマー部 6からのタイマ信号(T,T2,T3)
に基づいて、LD点灯制御部 3を制御して、点滅制御を
行うが、該点滅制御の周期を、上記走査周期と同期しな
いように制御することで、該レーザ光源 1が点灯してい
る時の走査位置が、走査の1周期毎に、異なる位置にな
るように、該レーザ光線の掃射を制御することができる
ようにする。
【0022】このようにして、該バーコードを掃射し
て、該バーコードからの反射信号を受信センサーで受信
し、戻り光量検出回路 7で、戻り信号を検出し、信号処
理部 8で該バーコード信号に変換して、上記LD点灯制
御部3に送出することで、該LD点灯制御部 3は、該バ
ーコードの存在を検知し、以降連続点灯にして、該バー
コードの認識を行うように動作する。
【0023】本発明は、上記バーコードの存在を検知す
る迄の間欠点灯制御期間での、該間欠制御において、前
述の特願平2−1812号で開示されている間欠制御で
の問題点である、走査線上での点灯位置が固定的である
ことに起因して、該バーコードの検出速度が遅くなるこ
と、即ち、効率のよいバーコードの存在の検知ができな
いことを排除することができるレーザ点灯制御を行うも
のである。
【0024】以下、各実施例毎に、対応する図面を参照
しながら、本発明のレーザ光点灯制御方法を説明する。
図2に示した一実施例は、本発明の基本的な原理を説明
する実施例で、特許請求の範囲の請求項2,3に対応し
た実施例である。
【0025】本実施例においては、レーザ光線の反射光
によりバーコードを読み取るレーザ走査装置におけるレ
ーザ光源の点灯制御方法において、モータ 2等を駆動し
てポリゴンミラー,ガルバノミラー等で構成される走査
光学系 22aでレーザ光源 1からのレーザ光線を第1の所
定周期で走査し、該レーザ光源 1を第2の所定の周期で
点滅制御し、該第1の所定周期と,該第2の所定周期と
が同期しないように制御する手段が、その実施に必要な
手段である。
【0026】先ず、図2(a) において、当該走査装置の
主制御部である中央処理装置(CPU)4 が、タイマー部 6
から読み取った実時間に基づいて、例えば、互いに公約
数を持たない第1の所定の周期と、第2の所定の周期を
生成し、該第1の所定の周期でモータ 2を制御して、レ
ーザ光源 1を走査し、上記第2の所定の周期で、LD点
灯制御部 3を制御して、点灯/消灯を繰り返すようにす
る。
【0027】上記のように、第1の所定の周期と、第2
の所定の周期は公約数を持たない周期であるので、即
ち、該第1の所定の周期と、第2の所定の周期が同期し
ていないので、図2(b) のタイムチャートに示した如
く、レーザ光源 1を点灯するタイミングは、レーザ光線
の1走査周期毎に異なるものとなり、該レーザ光線によ
る走査位置の全ての位置を走査することができるように
なる。
【0028】上記の実施例では、該第1の所定の周期
と、第2の所定の周期は公約数を持たない周期とするこ
とで、該第1の所定の周期と、第2の所定の周期の非同
期化を図った例であるが、実際には、実用的な範囲で非
同期であればよく、上記のように、公約数を持たない周
期にして、上記第1の所定の周期と、第2の所定の周期
とが絶対に同期しないように限定する必要がないことは
いう迄もないことである。
【0029】次に、図3,図4によって、他の実施例に
ついて説明する。この実施例は、上記図2で説明した走
査周期と、点灯制御周期とを非同期化する為の具体的な
例の一つである。
【0030】この実施例においては、レーザ光源 1をモ
ータ 2等により第1の所定周期(TM ) で走査し、モータ
2の回転位置を検出した信号(P) から第2の時間(T) を
計測して、該レーザ光源 1を上記第2の時間(T) が終了
した後、所定の時間(TON) 点灯して、上記第2の時間
(T) を1周期毎にΔt時間増加,又は、減少させる手段
が、その必要な手段である。
【0031】先ず、図3(a) の回転位置検出部 5からの
回転位置検出信号(P) に基づいて、中央処理装置(CPU)
4 が、第1の所定周期(TM ) を生成し、該回転位置検出
信号(P) のタイミングから、タイマー部 (Tタイマー)
6 が出力する第2の時間(T)後、所定時間(TON) 点灯す
るように制御する。このとき、T+TON>TM になるま
で、Δtを増加,又は、減少させて、T±Δt=Tのタ
イミングで、所定時間(TON)点灯する。
【0032】従って、該Δtの整数倍を加算、又は、減
算するタイミングだけ、点灯タイミングのずれた点灯制
御を行うことができる。図4(c) の動作フローにおい
て、処理ステップ 400で、上記第2の時間(T) をタイマ
ー部(Tタイマー) 6 に初期設定しておき、回転位置検
出信号(P) を検知する (処理ステップ 401) 毎に、該タ
イマー部 6をスタート (処理ステップ 402) し、該タイ
マー部 6からのタイムアウト信号に基づいて、LD点灯
制御部 3を起動 (処理ステップ 403) して、予め、定め
られている所定時間(TON) 点灯 (処理ステップ 404)
し、中央処理装置(CPU) 4 において、処理ステップ 405
で、上記T+TON>TM を検出(処理ステップ 405) す
る迄は、該第2の時間(T) に、予め、定められているΔ
t 時間を加算,又は、減算して処理ステップ 401に戻る
ことを繰り返し、上記T+TOM>TM を検出する毎に、
最初の処理ステップ 400に戻るように動作することで、
図3(b) に示したタイムチャートの如き、点灯制御を行
うことができる。
【0033】従って、図3(b) のタイムチャートに示し
た如く、レーザ光源 1を点灯するタイミングは、レーザ
光源の1走査周期毎に異なるものとなり、レーザ光源の
走査周期と、該レーザ光源の点灯周期とを非同期化する
ことができる。
【0034】次に、図5,図6により、他の実施例につ
いて説明する。この実施例も、上記図2で説明した走査
周期と、点灯制御周期とを非同期化する為の具体例の他
の例である。
【0035】本実施例においては、レーザ光源 1をモー
タ 2等により第1の所定周期(TM )で走査し、最初に、
モータ回転位置を検出した信号(P) から第2の所定時間
(T2)点灯後、上記第1の所定周期(TM ) と等しい第3の
所定時間(T3)消灯することを繰り返す手段が、その必要
な手段である。
【0036】先ず、図5(a) の回転位置検出部 5からの
回転位置検出信号(P) に基づいて、中央処理装置(CPU)
4 が、最初、第1の所定周期(TM ) を測定し、該最初の
回転位置検出信号(P) のタイミングから、タイマー部
(T2タイマー) 6 が出力する第2の時間(T2)点灯した
後、該タイマー部 (第3タイマー) 6 の出力する第3の
所定時間(T3)消灯し、以下、該タイマー部 (T2タイマ
ー) 6 が出力する第2の時間(T2)点灯した後、該タイマ
ー部 (第3タイマー) 6 の出力する第3の所定時間(T3)
消灯することを繰り返す。
【0037】このとき、上記第3の所定時間(T3)とし
て、上記中央処理装置(CPU) 4 が、最初に測定した第1
の所定周期(TM )を、該タイマー部 6の第3タイマに設
定しておくことで、図5(b)のタイムチャートに示され
ている如くに、固定されたレーザ光線の走査周期{第1
の所定周期(TM ) }に対して、第2の時間(T2)宛ずれた
タイミングで、該レーザ光源 1に対する点灯制御を行う
ことができる。
【0038】図6(c) の動作フローにおいて、処理ステ
ップ 410,411で、モータ 2の回転位置検出部 5からの、
回転位置検出信号(P) に基づいて、該モータ 2の回転周
期{第1の所定周期(TM ) }を最初だけ測定する。
【0039】該測定した第1の所定周期(TM ) を、タイ
マー部6の第3のタイマー(T3)に初期設定する。以下、
該回転位置検出部5からの、上記最初の回転位置検出信
号(P) に基づいて、中央処理装置(CPU) 4 が、予め、第
2の時間(T2)が設定されているタイマー部 6の第2のタ
イマー(T2 タイマー) をスタートさせ、タイムアウトを
検出するまで、LD点灯制御部 3を制御して、レーザ光
源 1を点灯し、該第2のタイマー(T2 タイマー) のタイ
ムアウトを検出すると、次は、タイマー部 6の、上記第
3のタイマー(T3)をスタートさせ、タイムアウトを検出
するまで、LD点灯制御部3を制御して、レーザ光源 1
を消灯することを繰り返す。(処理ステップ 412,413〜
416 参照) 従って、図5(b) のタイムチャートに示した如く、レー
ザ光源 1を点灯するタイミングは、レーザ光源の1走査
周期(TM ) 毎に異なるものとなり、レーザ光源の走査周
期と、該レーザ光源の点灯周期とを非同期化することが
できる。
【0040】次に、図7,図8によって、他の実施例を
説明する。この実施例も、上記図2で説明した走査周期
と、点灯制御周期とを非同期化する為の具体例の他の例
である。
【0041】この実施例においては、上記図5,図6の
実施例において、第3の所定時間を固定にすることな
く、毎回モータの回転周期{第1の回転周期(TM ) を測
定して、該測定した周期を、該第3の所定時間(T3)に設
定する手段が、その必要な手段である。
【0042】先ず、図7(a) の回転位置検出部 5からの
回転位置検出信号(P) に基づいて、中央処理装置(CPU)
4 が、回転周期測定手段 21 からの信号に基づいて、毎
周、第1の所定周期(TM ) を測定し、最初の回転位置検
出信号(P) のタイミングから、タイマー部(T2 タイマ
ー) 6 が出力する第2の時間(T2)点灯した後、該タイマ
ー部 (第3タイマー) 6 の出力する第3の所定時間(T3)
消灯し、以降、該タイマー部(T2 タイマー) 6 が出力す
る第2の時間(T2)点灯した後、該タイマー部 (第3タイ
マー) 6 の出力する第3の所定時間(T3)消灯することを
繰り返す。
【0043】このとき、上記第3の所定時間(T3)とし
て、上記中央処理装置(CPU) 4 が、毎周毎に測定した第
1の所定周期(TM ) を、該タイマー部 6の第3タイマに
設定することで、図7(b)のタイムチャートに示されて
いる如くに、毎周変動するレーザ光源の走査周期{第1
の所定周期(TM ) }に対して、第2の時間(T2)宛ずれた
タイミングで、該レーザ光源 1に対する点灯制御を行う
ことができる。
【0044】図8(c) の動作フローにおいて、処理ステ
ップ 412で、回転位置検出部 5からの回転位置検出信号
(P) を検出する毎に、処理ステップ 410で、該モータ 2
の回転周期{第1の所定周期(TM ) }を、毎周測定す
る。
【0045】処理ステップ 411で、該測定した第1の所
定周期(TM ) を、タイマー部 6の第3のタイマーに毎周
設定し直す。通常、該モータ 2の回転周期は、変動して
いるので、該第1の回転周期(TM ) と、第3の所定時間
(T3)を、毎周可変とするように制御することができる。
【0046】以下、該回転位置検出部 5からの毎周の回
転位置検出信号(P) に基づいて、中央処理装置(CPU) 4
が、毎周モータの回転周期(TM ) を測定して、該測定し
た回転周期(TM ) を、第3の所定時間(T3)に設定して、
予め、第2の時間(T2)が設定されているタイマー部 6の
第2のタイマー(T2 タイマー) をスタートさせ、タイム
アウトを検出するまで、LD点灯制御部 3を制御して、
レーザ光源 1を点灯し、該第2のタイマー(T2 タイマ
ー) のタイムアウトを検出すると、次は、タイマー部 6
の、上記設定されている第3の所定時間(T3)に基づく、
第3のタイマー(T3)をスタートさせ、タイムアウトを検
出するまで、LD点灯制御部 3を制御して、レーザ光源
1を消灯することを繰り返す。{図8(c) の処理ステッ
プ 413〜416 参照} 従って、図7(b) のタイムチャートに示した如く、レー
ザ光線 1を点灯するタイミングは、レーザ光線の1走査
周期(TM ) 毎に異なるものとなり、レーザ光源の走査周
期と、該レーザ光源の点灯周期とを非同期化することが
でき、且つ、該1走査周期(TM ) が1周期毎に変動して
いるので、該第3の所定時間(T3)も、毎回変動すること
になり、より、細かい非同期性を得ることができる。
【0047】次に、図9,図10により、他の実施例を
説明する。本実施例も、上記図2で説明した走査周期
と、点灯制御周期とを非同期化する為の具体例の他の例
である。 本実施例においては、上記図5,図6で説明
した実施例において、上記第1の所定周期(TM ) から、
第4の所定時間(T4)を、例えば、引いた値を、上記第3
の所定時間(T3)とする手段が、その必要な手段である。
【0048】即ち、図9,図10の実施例は、要約すれ
ば、モータ 2の回転位置検出信号(P) から第2の所定時
間(T2)点灯し、該第2の所定時間(T2)後、第3の所定時
間(T3)消灯する上記図5,図6の実施例において、該第
3の所定時間(T3)を、最初、モータの回転周期(TM ) を
一回測定し、その回転周期(TM ) から第4の所定時間(T
4)、例えば、該第1の回転周期(TM ) の 10 %を差し引
いたものとする。{図10(c) の処理ステップ 417参
照} 同様に、図11,図12の実施例は、モータ 2の回転位
置検出信号(P) から第2の所定時間(T2)点灯し、該第2
の所定時間(T2)後、第3の所定時間(T3)消灯する上記図
7,図8の実施例において、該第3の所定時間(T3)を、
常に、モータ 2の回転周期(TM ) を測定し、その回転周
期(TM ) から、上記第4の所定時間(T4)を差し引いたも
のとする。{図12(c) の処理ステップ 417参照} 尚、上記の実施例は、レーザ光線の反射光によりバーコ
ードを読み取るレーザ光走査装置を例にして説明した
為、前述のように、バーコードに、レーザ光線がかかる
までは、間歇点灯を行い、該バーコードの存在を検知し
た時点で、連続点灯にして、該バーコードを読み取るよ
うに制御する例であるが、本願発明の点滅点灯制御方
式、即ち、レーザビームを走査する走査周期と、レーザ
光源の点滅制御周期とを同期させない方法を、物体の検
知、例えば、ドアの自動開閉制御,或いは、不法進入の
検出装置等に適用することで、レーザ光源の長寿命化を
図ったレーザ光走査装置を提供できることはいう迄もな
いことである。{特許請求の範囲の請求項1に記載の適
用例} このように、本発明は、レーザ光線の反射光によりバー
コードを読み取るレーザ光走査装置におけるレーザ光線
の点灯制御方法において、レーザ光源 1をモータ 2等に
より第1の所定周期(TM ) で走査し、該レーザ光源 1を
第2の所定の周期で点滅制御し、該第1の所定周期と,
該第2の所定周期とが同期しないようにする。具体的に
は、レーザ光源 1をモータ 2等により第1の所定周期(T
M ) で走査し、モータ 2の最初の回転位置を検出した信
号(P) から第2の時間(T) を計測して、該レーザ光源 1
を上記第2の時間(T) が終了した後、所定の時間(TON)
点灯して、上記第2の時間(T) を1周期毎にΔt時間増
加 (又は、減少) させるようにする。又、レーザ光源 1
をモータ 2等により第1の所定周期(TM ) で走査し、最
初のモータ回転位置を検出した信号(P) から第2の所定
時間(T2)点灯後、上記第1の所定周期(TM ) と等しい第
3の所定時間(T3)消灯した後、以降、該第2の所定時間
(T2)点灯して、上記第3の所定時間(T3)消灯することを
繰り返すか、或いは、上記第1の所定周期(TM ) から、
第4の所定時間(T4)を引いた値(又は、加算した値)
を、上記第3の所定時間(T3)とするようにして、上記第
1の所定周期と,該第2の所定周期とが同期しないよう
にしたところに特徴がある。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
レーザ点灯制御方式は、レーザ光源から出力されるレー
ザ光を、走査手段により所定の周期で走査して物体に照
射し、該物体から反射したレーザ光を読み取るレーザ光
走査装置において、物体の読み取りを行わない状態で走
査しているときには、該レーザ光を点滅制御し、該点滅
制御されたレーザ光源より照射されるレーザ光により、
物体の、例えば、バーコードが検出されたとき、該レー
ザ光源を連続点灯にするように制御すると共に、該点滅
制御時の該レーザ光源の点灯周期と、上記走査手段によ
る走査周期とを同期しないようにしたものであるので、
トリガースイッチを人手で操作したり、アイテムセンサ
ーを設けることなく、又、該レーザ光源 (レーザビー
ム) の掃射位置を、1走査毎に遷移させてレーザ光源の
点灯制御(間歇点灯制御)を行うことができ、効率のよ
いバーコードの読み取りを行いながら、レーザ走査装置
のレーザ光線の寿命が延ばすことができ、かかるレーザ
光走査装置の長寿命化、信頼性の向上に寄与するところ
が大きいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図
【図2】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図3】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図4】本発明の一実施例を示した図(その3)
【図5】本発明の一実施例を示した図(その4)
【図6】本発明の一実施例を示した図(その5)
【図7】本発明の一実施例を示した図(その6)
【図8】本発明の一実施例を示した図(その7)
【図9】本発明の一実施例を示した図(その8)
【図10】本発明の一実施例を示した図(その9)
【図11】本発明の一実施例を示した図(その10)
【図12】本発明の一実施例を示した図(その11)
【図13】従来のレーザ点灯制御方法を説明する図
【符号の説明】
1 レーザダイオード(LD), 又は、レーザ光源 2 モータ 20 モータ制御
部 2a 走査光学系 (ポリゴンミラー, ガルバノミラー) 3 LD点灯制御部 4 中央処理装
置(CPU) 5 回転検出部 6 タイマー部 7 戻り光量検出回路 8 信号処理部 30 トリガースイッチ 31 アイテムセ
ンサー 400 〜406,410 〜417 処理ステップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光源(1) より照射されるレーザビー
    ムを走査手段により所定の周期にて走査するレーザ走査
    装置において、 該レーザ光源(1) を、上記走査周期と同期しない点灯周
    期で点滅制御することを特徴とするレーザ光点灯制御方
    法。
  2. 【請求項2】レーザ光源(1) から出力されるレーザ光
    を、走査手段(2,2a)により所定の周期で走査して物体に
    照射し、該物体から反射したレーザ光を読み取るレーザ
    走査装置において、 該物体の読み取りを行わない状態で走査しているときに
    は、該レーザ光を点滅制御し、該点滅制御されたレーザ
    光源(1) より照射されるレーザ光により、物体が検出さ
    れたとき、該レーザ光源を連続点灯にするように制御す
    ると共に、該点滅制御時の該レーザ光源(1) の点灯周期
    と、上記走査手段(2,2a)による走査周期とを同期しない
    ように制御することを特徴とするレーザ光点灯制御方
    法。
  3. 【請求項3】レーザ光を出力するレーザ光源(1) と、該
    レーザ光源を所定の周期で走査する走査手段(20,2,2a)
    と、 該走査手段(20,2,2a) を制御する走査制御手段(5,6,4)
    と、 該走査手段(20,2,2a) の走査周期と同期しない点灯周期
    で、該レーザ光源(1)を点滅制御するレーザ点灯制御手
    段(3) とを有することを特徴とするレーザ光走査装置。
JP27440191A 1991-10-23 1991-10-23 レーザ光点灯制御方法とレーザ光走査装置 Pending JPH05113544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27440191A JPH05113544A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 レーザ光点灯制御方法とレーザ光走査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27440191A JPH05113544A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 レーザ光点灯制御方法とレーザ光走査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05113544A true JPH05113544A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17541156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27440191A Pending JPH05113544A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 レーザ光点灯制御方法とレーザ光走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05113544A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02207386A (ja) * 1989-02-08 1990-08-17 Nec Corp 光学記号読取装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02207386A (ja) * 1989-02-08 1990-08-17 Nec Corp 光学記号読取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6357659B1 (en) Hands free optical scanner trigger
KR100609273B1 (ko) 디지털 거울장치 프로젝터 및 디지털 거울장치 프로젝터에 사용되는 광량 제어 방법
US7204418B2 (en) Pulsed illumination in imaging reader
JP2733135B2 (ja) 光学読取装置のレーザー発生制御方式
JP2612617B2 (ja) 光出力と走査角を調節できる走査装置及び方法
US5308962A (en) Reduced power scanner for reading indicia
RU2316913C2 (ru) Способ и устройство для управления микроволновой печью, используя штриховой код
EP1043576A3 (en) Wavelength tracking system using an optical spectrum analyzer and a wavelength tunable light source
CN1080417A (zh) 激光扫描器
JP2000515655A (ja) 多モード操作用の複数窓を有するデータリーダ
JPH04286382A (ja) レーザーの寿命延長装置および方法
JPH11219427A (ja) 制御式光源を備えた物体センサ・システム及び方法
JPH08287176A (ja) バーコード読取装置
JPH05113544A (ja) レーザ光点灯制御方法とレーザ光走査装置
JP2774914B2 (ja) レーザ点灯制御装置
JP2917625B2 (ja) 光学的情報読取り装置
JP2020196290A (ja) 車両用灯具
AU2004303386B2 (en) Drive circuit for controlling a resonant motor
JPH03208190A (ja) バーコード読み取り装置
US7128268B1 (en) Bar code scanner having a mirrored spinner which operates at different speeds
KR100371078B1 (ko) 회전다면경을 이용한 직선 줄무늬생성장치 및 방법
JPH11133323A (ja) 画像形成装置
JP3500489B2 (ja) バーコード読取装置
JPH02207386A (ja) 光学記号読取装置
JPH05225371A (ja) レーザスキャナ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970930