JPH0511320A - フイルム給送装置 - Google Patents

フイルム給送装置

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JPH0511320A
JPH0511320A JP16149291A JP16149291A JPH0511320A JP H0511320 A JPH0511320 A JP H0511320A JP 16149291 A JP16149291 A JP 16149291A JP 16149291 A JP16149291 A JP 16149291A JP H0511320 A JPH0511320 A JP H0511320A
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JP
Japan
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film
stator
rewinding
winding
ultrasonic motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP16149291A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Taniguchi
信行 谷口
Shinji Murashima
伸治 村島
Masaru Shintani
大 新谷
Kenji Ishibashi
賢司 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0511320A publication Critical patent/JPH0511320A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】超音波モーターの基本的性質を利用したフィル
ム給送装置を提供する。 【構成】ステーター1の表面に進行波を発生させると、
フィルムはフィルム誘導手段2aによりステーター1に
沿った挿通路を送られる。開口部1bから筒状部1a内
に入ったフィルムは筒状部1a内で巻き込まれる。 【効果】減速系・伝達系が不要になり、またフィルム巻
き取り用のスプールが不要になる。ゆえに、部品点数を
減らすことができ、カメラの小型化・簡素化・コストダ
ウンが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラにおけるフィル
ム給送装置、詳しくは超音波振動子を用いたフィルムの
給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラの巻戻しや巻き上げの
駆動源としての超音波モーターの利用が提案されてい
る。そのようなカメラに用いられる超音波モーターとし
ては、表面に進行波が形成されるステーターがあり、そ
のステーターの進行波が生じている部分に弾性体により
ロータを圧接させることによりロータを進行波と逆の方
向に駆動するリニア型超音波モーターや、この超音波モ
ーターをリング上に形成した回転型超音波モーターが一
般的である。
【0003】特開昭63−77039号公報、特開平2
ー29724号公報においては、巻き上げ巻戻しにそれ
ぞれ上記のような超音波モーターを用いた巻き上げ巻戻
し機構が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術では、両者とも結局は従来用いられていた電磁モータ
ーを超音波モーターに置き換えたに過ぎず、超音波モー
ターそのものが高価な物である現状ではコストのアップ
が大きいものとなる。
【0005】加えて、巻き上げと巻戻しにそれぞれ別モ
ーターを使用している場合には、両者を同時に使用する
ことはないので、使用していない側のモーターを被駆動
系から切り離してやる必要があり、そのためのクラッチ
機構が必要となって、フィルム給送機構の大型化が避け
られなかった。
【0006】本発明の目的は、上記のような問題を解決
するために、超音波振動によると振動を受けたものが移
動するという超音波モーターの基本的性質を利用し、フ
ィルム自身をロータとすることにより、従来より知られ
ているものとは全く違う形態のフィルム給送装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するために、フィルムが挿通される挿通路に沿っ
て設けられる板部と、板部との接続部分にスリット状開
口部を有する筒状部とから成り表面に進行波を形成する
ステーターと、前記挿通路に沿って前記開口部から前記
筒状部内にフィルムを誘導するためのフィルム誘導手段
と、から成り、前記ステーターに形成された進行波によ
って前記挿通路に沿って移動するフィルムを前記開口部
より前記筒状部内に挿入し、巻き込むことによりフィル
ム給送動作を行うことを特徴とするフィルム給送装置を
提供する。
【0008】
【作用】上記のように構成された給送装置においては、
フィルムがステーターに発生した進行波により、挿通路
に沿ってスリット状開口部より筒状部材内に挿入され、
巻き込まれることにより巻き上げ動作がおこなわれる。
【0009】
【実施例】次に図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1は本発明を用いたカメラの部品図であ
り、図2はその組立平面図、図3は組立側面図である。
図において、ステーター1は、内側にフィルム11を筒
状に巻取るために端部に筒状部1aと、圧板としての機
能をあわせ持つ圧板部1dを有し、その筒状部1aへの
フィルム11の出入口としてスリット状の開口部1bが
設けられ、またこのステーター1を進行波型の超音波モ
ーターとして使うために前記開口部1bの筒状部1a側
下端より細い帯状のステーター帯状部1cが、挿入した
フィルムパトローネ10を十分に廻り込めるような大き
さを有して、圧板部1dの左端部に一体的に接続してい
る。ボディ2は、フィルム規制用の一対のレール面2a
とその間に露光開口部2bを有し、端部においてはレー
ル面2aを有する側より見て左側には半円筒状のフィル
ムパトローネ10保持部2c、右側には略円筒状でステ
ーター1の筒状部1aを収納するための筒状保持部2d
を有する。
【0011】バネ3は、ステーター1の圧板部1dの外
側に取り付けられ、パトローネ収納室蓋を閉じることに
より、ステーター1をボディ2に対して正しい位置に押
圧する。
【0012】巻戻用ローター4は、ステーター1の帯状
部1cに接するローター部4aと、同心円状のギヤ部4
bとからなる。フォーク5は、フィルムパトローネ10
の軸と噛み合うためのフォーク部5aと、ギヤ部5bと
からなり、巻戻用ローター4とギヤ部5aの間には動力
伝達用のギヤ6が配置されている。
【0013】押圧部材7は、圧板部1dのフィルムパト
ローネ保持部2c側端部に配置され、フィルム11をス
テーター1の内側に押圧すると共にフィルム送り量検知
の基準値なるパターンの描かれた押圧部7aと、前記押
圧部7aのパターンよりフィルム送り量を検知するフォ
トリフレクター7bよりなる。
【0014】フィルム検知部材8には圧板部1dの筒状
保持部2d側端部、即ち開口部1bに隣接する位置に配
置され、フィルム11の存在を検知する。
【0015】読み取り用接片9は、フィルムパトローネ
10上に表示された撮影可能枚数、ラチチュード等のフ
ィルム情報、いわゆるDX情報を読み取るための部材で
あり、フィルムパトローネ保持部2cの内側に、フィル
ムパトローネ10の回転軸に近接する方向に常に付勢さ
れるように、フィルムパトローネ10の回転軸と垂直方
向に複数個取り付けられている。
【0016】次に上記のような構成をもつ実施例の動作
について述べる。実施例のカメラは、フィルムをパトロ
ーネ室にセットした場合、一端フィルムを全部巻上げて
撮影ごとに一駒ずつ巻戻してゆく、いわゆるプリワイン
ド方式を採用している。
【0017】[巻上げ動作]まず、巻上げ動作について
述べる。パトローネを正しい位置にセットし、少なくと
もフィルムのベロの一部分を押圧部7aがステーター1
に押し当てるようにセットする。次にパトローネ収納室
蓋を閉じると巻上げ動作が開始する。巻上げ時にはステ
ーターにはフィルムを筒状部1aに巻き込む方向に進行
波が生じる。進行波により、フィルムは押圧されている
部分でステーターに対してローターとなり、浮き上がり
ながら移動する。この時、ステーターに接している巻戻
し用ローター4も回転し、ギヤ6を介してフォーク5も
巻上げ方向と同方向に回転する。このように巻上げ時に
もフォーク5が回転することにより、巻上げに必要とさ
れる駆動力は、巻上げ巻戻しにそれぞれ電磁モーターあ
るいは超音波モーターを使用するような従来の機構に比
べて少ないものですむ。
【0018】[巻戻操作]次に、巻戻し操作について述
べる。本実施例ではプリワインド方式であるから、フィ
ルムは一駒撮影ごとに巻戻しが行われる。その際にはス
テーター1には巻上げ時とは逆方向に進行波が生じる。
それにより、巻戻し用ローターは図示の巻戻し方向へ回
転し、ギヤ6を介してフォーク5は巻戻し方向へ回転
し、フィルムを巻き戻す。この時、前述の巻上げ操作と
は逆に、押圧部7によってステーター1に押し当てられ
ている部分のフィルムが巻戻し方向へ移動する。これに
より、巻戻しに必要とされる駆動力は前述の従来の機構
に比べて少ないものですむ。
【0019】次に、図4を用いて本実施例のカメラのブ
ロック構成を説明する。マイクロコンピューター50
は、各種スイッチに接続され、そのオン・オフを検知す
ると共に、超音波モーターの動きを制御する。詳述する
ならば、裏蓋検知スイッチ51は、カメラの裏蓋の開閉
状態を検知し、パトローネ検知スイッチ52はフィルム
パトローネ保持部2c内でのフィルムパトローネの在否
を検知し、フィルム検知スイッチ53は開口部2B付近
でにフィルムの在否を検知し、レリーズスイッチ54は
レリーズを検知する。送り量検知部材55は、フィルム
の送り量を検知するためにある。
【0020】一方、マイクロコンピュータ50は上記の
ような様々なスイッチからの情報より、超音波モーター
部59制御用周波数を発生するためのオシレータ56を
制御しており、位相制御部57はオシレータ56におい
て発生した周波数をモニターし、そのモニター結果をマ
イクロコンピュータ50にフィールドバックを掛けるこ
とにより、オシレータ56における発生周波数を制御し
超音波モーター部59に出力する速度・方向信号を制御
している。オシレータ56で発生し、位相制御部57で
モニターされた周波数は、アンプ部58で増幅された
後、超音波モーター部59に入力される。この時、位相
制御部57はアンプ部58において増幅された波形の共
振もモニターしている。そして、超音波モーター部59
は、送り量検知部材55によって送り量を測定されてい
るフィルムを駆動する。
【0021】次に、図5を用いて本実施例の予備巻上げ
時のシーケンスについて述べる。#01において、不図
示の予備巻上げ開始入力によって予備巻上げは開始し、
#02で裏蓋検知スイッチ51の入力より裏蓋の開閉を
検知し、裏蓋閉の時は#03に移り裏蓋開ならばこのシ
ーケンスを繰り返す。#03ではパトローネ検出スイッ
チ52の入力よりパトローネ室内のフィルムパトローネ
10の在否を検知し、フィルムパトローネ10があれば
#05へ移り、なければ#04へ移りすべての作業を終
了する。フィルムパトローネ10があれば#05でステ
ーター1にフィルムを巻上げる方向(ここでは正の方向
と呼ぶ)に進行波を発生させるよう通電を開始すると共
に、タイマーをリセットし計時を開始する。引き続き#
06では送り量検知部材55からの信号が入力されれ
ば、即ちフィルムが巻上げられていれば#07に進み、
入力がないときには#10へ進む。#07では送り量検
知部材55からの信号の入力がないかどうかを判断し、
信号が止まっていれば、即ちフィルムの巻上げが終了し
ていれば#08において通電がストップし、#09にお
いてシーケンスは終了する。信号が止まっていなけれ
ば、即ちフィルムの巻上げが続いていれば、#07の判
断を繰り返す。フィルム巻上げが行われず#10へ進ん
だ場合には、前述のタイマーに基づいて、その時間を一
定値Tと比較し、Tに達していない場合には#06へ戻
り、送り量検知部材55の入力をモニターする。Tに達
した場合には、#11において通電をストップする。続
いて#12においてステーター1に対してフィルムを巻
き戻す方向(ここでは負の方向と呼ぶ)に進行波を発生
させるように通電を行う。#13では、この巻戻が前述
のタイマーリセットより一定時間T’が経過しているか
どうかの判断を行い、達していれば#14でシーケンス
は終了する。達していなければタイマーがT’に達する
までこの判断を繰り返す。
【0022】次に、図6を用いて本実施例の巻戻時のシ
ーケンスについて述べる。不図示の撮影動作によって、
撮影が行われた後、#20において巻戻操作は開始し、
#21で負の方向に進行波が発生するよう通電が行われ
ると同時にタイマーがリセットされ計時を開始する。#
22では送り量検知部材55からのパルスを計数してお
り、そのパルス数が所定の一駒巻戻分に達しているかど
うか判断を行う。所定数に達していれば、#23におい
て通電はストップされ、#24で一駒分の巻戻は終了す
る。パルス数が所定値に達していない場合は、#25に
おいてフィルム検知スイッチ53からの入力がオフであ
るかどうかの判断を行う。オフでなければ、フィルムは
まだ巻戻中であるということなので、#22に戻るとい
う動作をフィルムが検知されている間は繰り返す。フィ
ルム検知スイッチ53からの入力がオフであれば、それ
はフィルムを規定枚数撮影終了し、フィルム端部がフィ
ルム検知スイッチ53を通過したということである。そ
の場合、残されたベロ部分をパトローネ内に巻き取る動
作が行われる。即ち、#26において#21でセットさ
れたタイマーの値と、少なくとも一駒とベロ部分を巻き
戻すのに足りる時間T”との比較が行われる。T”に達
していない場合には、まだベロ部分の巻戻が完了してい
ない可能性があるので#26の判断を繰り返す。T”に
達している場合にはベロ部分の巻戻が完了しているの
で、#27において通電をストップし、#28でシーケ
ンスが終了する。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように構成され
ており、その構成により、フィルム自体をローターとし
て超音波モーターを構成すること、それにより従来まで
の電磁モーターを用いた構造では必要であった減速系・
伝達系が不要となること、またステーターの端部に形成
された筒状部材にフィルムを巻き取ることによりスプー
ルを廃止できることから、部品点数を大幅に減らすこと
ができ、カメラの小型化・簡素化・コストダウンを行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の部品図である。
【図2】本発明の実施例の組立平面図である。
【図3】本発明の実施例の組立側面図である。
【図4】本実施例のブロック構成図である。
【図5】予備巻き上げ時のシーケンス説明図である。
【図6】巻戻し時のシーケンス説明図である。
【符号の説明】
1.ステーター 1d.板部 1a.筒状部 1b.開口部 2a.フィルム誘導手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 賢司 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】フィルムが挿通される挿通路に沿って設け
    られる板部と、板部との接続部分にスリット状開口部を
    有する筒状部とから成り表面に進行波を形成するステー
    ターと、 前記挿通路に沿って前記開口部から前記筒状部内にフィ
    ルムを誘導するためのフィルム誘導手段と、 から成り、前記ステーターに形成された進行波によって
    前記挿通路に沿って移動するフィルムを前記開口部より
    前記筒状部内に挿入し、巻き込むことによりフィルム給
    送動作を行うことを特徴とするフィルム給送装置。
JP16149291A 1991-07-02 1991-07-02 フイルム給送装置 Pending JPH0511320A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16149291A JPH0511320A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 フイルム給送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16149291A JPH0511320A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 フイルム給送装置

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Publication Number Publication Date
JPH0511320A true JPH0511320A (ja) 1993-01-22

Family

ID=15736102

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16149291A Pending JPH0511320A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 フイルム給送装置

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JP (1) JPH0511320A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167185A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Sharp Corp データ処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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