JPH05112888A - 導電性表面のメツキ方法 - Google Patents

導電性表面のメツキ方法

Info

Publication number
JPH05112888A
JPH05112888A JP4097421A JP9742192A JPH05112888A JP H05112888 A JPH05112888 A JP H05112888A JP 4097421 A JP4097421 A JP 4097421A JP 9742192 A JP9742192 A JP 9742192A JP H05112888 A JPH05112888 A JP H05112888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
palladium
strike
plating
acid
bath
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4097421A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0776436B2 (ja
Inventor
Joseph Anthony Abys
アンソニー アビス ジヨセフ
Heinrich K Straschil
カール ストラスチル ハインリツヒ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by American Telephone and Telegraph Co Inc filed Critical American Telephone and Telegraph Co Inc
Publication of JPH05112888A publication Critical patent/JPH05112888A/ja
Publication of JPH0776436B2 publication Critical patent/JPH0776436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/50Electroplating: Baths therefor from solutions of platinum group metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25DPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
    • C25D3/00Electroplating: Baths therefor
    • C25D3/02Electroplating: Baths therefor from solutions
    • C25D3/50Electroplating: Baths therefor from solutions of platinum group metals
    • C25D3/52Electroplating: Baths therefor from solutions of platinum group metals characterised by the organic bath constituents used

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属基板(特に、ニッケル、クロム、青銅お
よびスチールなどのような不動態化され易い金属基板)
に引き続いてメッキされるパラジウムまたはパラジウム
合金メッキ膜の密着性と多孔性を改善する酸パラジウム
ストライク浴を提供する。 【要約】 低速メッキおよび高速メッキの両方に有用な本発明の酸
パラジウムストライク浴は、有機ジアミン類から選択さ
れる錯生成剤を含有し、2.0〜6.0、好ましくは、
3.7〜4.1の範囲内のpH値を示す。銅のような易
腐食性基板に使用する場合、パラジウムストライクメッ
キ膜は、その後の主メッキ浴におけるメッキ液の侵食か
ら基板を保護し、かつ、主メッキ浴の汚染を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属表面(特に、不動態
化され易い金属表面)にメッキされるパラジウム、パラ
ジウム合金およびその他の貴金属の密着性と多孔性を改
善するパラジウムストライクメッキに関する。
【0002】
【従来の技術】不動態化金属基板上のメッキ層の密着性
を高める一つの方法は化学的活性化である。すなわち、
金属表面にメッキする前に、酸などの化学的手段により
不動態膜を除去することである。しかし、この方法の成
否は、活性化とメッキとの間の時間間隔に関連して生じ
る再不動態化の速度に左右される。更に、化学的活性化
法の使用は、活性化浴の成分の持ち込みにより、後のメ
ッキ浴を汚染することがある。
【0003】メッキすべき金属表面上へのメッキ層の密
着性を高めるための別法として、ストライクメッキを使
用することができる。ストライクメッキはメッキすべき
金属基板の表面に特定の金属の微細な核の極薄膜をメッ
キすることからなる。ストライクメッキは、基板(特に
不動態化基板)への電着層の密着性を高め、金属基板の
腐食生成物による汚染から主メッキ浴を保護し、そし
て、先の処理操作からの持ち込みを減少することができ
る。更に、その後のメッキ膜(特に膜厚の薄い膜、例え
ば、<50マイクロインチのような膜)の多孔性を減少
することもできる。従って、ストライクメッキは極めて
優れた代替方法であると思われる。
【0004】異なる表面およびメッキに使用することが
できるストライク浴が電気メッキ業界全体で商業的に使
用されている。例えば、高酸性ニッケルストライク浴
(例えば、ウッドニッケル(Wood's nickel))は特に、
ニッケル、ステンレススチールおよびコバルト合金につ
いて使用され、酸金ストライク浴は金またはその他の貴
金属(例えば、パラジウムおよび白金)メッキの前にニ
ッケルおよびその他の基板上に予備メッキするために使
用され、銀ストライク浴は銀メッキの前に使用され、銅
ストライク浴は鉛からベリリウム合金に範囲におよぶ広
範な用途を有し、低炭素およびステンレススチール基板
に良好な密着性を与え、また、亜鉛および亜鉛含有金属
に対して腐食保護膜を形成する。
【0005】酸性パラジウム電気メッキ浴は明らかに商
業的用途を有しない。高酸性パラジウム浴は基板を侵
し、場合によっては、望ましからざる金属置換を起こす
ことがある。2〜7のpH範囲内では、パラジウム浴
は、メッキ層の亀裂を伴うことがある水素の共析を起こ
す。
【0006】よくあるように、ストライクとその後のメ
ッキとは金属が異なる。しかし、メッキ膜が、エピタキ
シャル成長することができる同一または類似の結晶構造
を有する場合、接着性は良好になる。従って、パラジウ
ムおよびパラジウム合金以外の金属表面上にパラジウム
およびパラジウム合金をメッキするためのパラジウムス
トライク浴の供給が望まれる。
【0007】米国特許第4098656号明細書は、パ
ラジウム源としてPd(NH32Cl2と、EDTAお
よび2種類の光沢剤(クラスI−不飽和スルホン酸化合
物;クラスII−不飽和またはカルボニル系有機化合
物)を含有するパラジウム浴を開示している。この浴の
pH値は4.5〜12の範囲内である。パラジウム含量
が0.1〜5g/lでpH値が4.5〜7(好ましく
は、6.5)の浴はストライクメッキに使用できるであ
ろうと示唆されている。しかし、この浴も商業的用途を
有しないものと思われる。この浴は容易に分解するので
インラインメッキには不適当であり、商業的には使用で
きない。新たに調製された浴は安定であるが、メッキ操
作中にEDTAが酸化され、および/または、電極で還
元が起こり、メッキ液中にパラジウムを還元することの
できる化合物が生成され、そして、ついには、メッキ液
からパラジウムを沈殿させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、メッキすべき表面の不動態膜を除去できるか、また
は、少なくとも減少させることができ、そして、その後
のパラジウムまたはパラジウム合金浴により容易にメッ
キできる表面を形成することができ、更に、化学的活性
化(酸洗い)よりも優れた密着性を生じる、酸パラジウ
ムストライク浴を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は新規な酸パラジ
ウムストライク浴を提供する。本発明の酸パラジウムス
トライク浴は、不動態化されやすいニッケルおよびその
他の基板にパラジウムまたはパラジウム合金(例えば、
パラジウム−ニッケル合金)を後からメッキした際に、
そのメッキ膜の密着性と多孔性を改善する。低速メッキ
および高速メッキの両方に有用な本発明の酸パラジウム
ストライク浴は、有機ジアミン類からなる群から選択さ
れる錯生成剤を含有し、そのpH値は2.0〜6.0、
好ましくは、3.0〜4.3、最も好ましくは、3.7
〜4.1の範囲内である。
【0010】この浴から不動態化基板に対して行われる
ストライクメッキは、ストライクメッキされたサンプル
がストライク後長期間にわたって乾燥状態で貯蔵された
としても、表面の再不動態化を効果的に防止する。この
ストライクメッキ浴を用いてニッケル基板上にメッキさ
れたパラジウム−ニッケルメッキ膜の密着力は、ニッケ
ル基板を活性化しなかった、または化学的に活性化した
何れのサンプルの密着力よりも優れていることが発見さ
れた。本発明の酸パラジウムストライク浴はまた、その
後のパラジウムまたはパラジウム−ニッケルメッキ膜の
多孔性を改善する。
【0011】ニッケル上のパラジウムおよびパラジウム
合金(例えば、パラジウム/ニッケル)の薄いメッキ膜
は、パラジウムまたはパラジウム合金メッキの前に酸パ
ラジウムストライク処理を行った場合、ストライク処理
を行わなかったものよりも、かなり低い多孔性を示し
た。易腐食性基板(例えば、銅)について使用した場
合、パラジウムストライクは主メッキ浴における化学的
侵食から基板を保護し、更に、主メッキ浴の汚染を防止
する。
【0012】本発明の酸パラジウムストライク浴はニッ
ケルおよび青銅のような金属に直接首尾よく使用できる
が、或る種のステンレススチールは特別な前処理を必要
とする。本発明の酸パラジウムストライク浴は、金、ロ
ジウム、ルテニウムおよびその他の貴金属メッキと併用
することもできる。本発明の酸パラジウムストライク浴
は濃厚液から調製し、そして、この濃厚液から補充する
ことができる。(使用前のメッキ浴に対して)多量のパ
ラジウムが定期的に補充された浴からメッキされた後で
も、この浴はそのメッキ可能性を残している。
【0013】高速および低速酸パラジウムストライク浴
に関する下記の化学的説明は、クロム、ニッケル、青
銅、スチールおよびその他のような容易に不動態化され
る表面にパラジウムおよびパラジウム合金を電気メッキ
する工業現場で広範に受け入れられるものと予想され
る。このことは、最適なプロセス制御および再現性が全
く存在しない回転メッキのような処理操作について特に
あてはまる。酸パラジウムストライク浴により予備メッ
キすることにより得られた多孔性の改善により電子工業
も恩恵を受ける。なぜなら、この処理により腐食性雰囲
気中のメッキ部品(特に、電気接点およびコネクタ)の
寿命が増大するからである。また、宝飾品工業でも、本
発明の改善により例えば、宝石などに対して恩恵を受け
ることができる。すなわち、コストを下げながら製品の
品質を高めることができる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
【0015】本発明の特徴はその化学組成にある。この
化学組成は、2.0〜6.0、好ましくは、3〜4.
3、最も好ましくは、3.7〜4.1の範囲内のpH値
で優れた化学的安定性と電気化学的安定性を示す。本発
明の組成物はパラジウム用の錯生成剤を含有し、この錯
生成剤は前記のpH範囲内で特定の有機酸と併用すると
高い緩衝能力を付与する。塩化物含有支持電解質の適性
な供給と少量の添加剤により本発明の浴組成が完成され
る。
【0016】低速メッキ用と高速メッキ用の2種類の酸
パラジウムストライク浴組成、その操作パラメータ範囲
および好ましいパラメータを下記の表1に示す。浴組成
および操作パラメータの中間範囲も有用である。 表1 低 速 高 速 範 囲 好 適 範 囲 好 適 Pd,g/l 0.1-5 3 ±1 5-30 10±5 支持電解質,g/l 10-100 60 20-200 60 錯生成剤,g/l 1-50 40 50-250 65 緩衝剤,g/l 20-200 150 200-350 250 添加剤,ppm 0-50 1 0-50 1 浴温度,℃ 25-75 45±5 25-75 45±5 pH 2.0-6.0 3.9 ±0.2 2.0-6.0 3.9 ±0.2 電流密度,mA/cm2 0.1-10 5 ±1 10-250 50±10
【0017】パラジウムは単塩または複塩の形で浴に添
加することができる。このような塩は例えば、二塩化パ
ラジウム(PdCl2),二臭化パラジウム(PdB
2),硫酸パラジウム(PdSO4・2H2O),硝酸
パラジウム(Pd(NO32),酸化パラジウム水和物
(PdO・xH2O),水酸化ジアンミンパラジウム(I
I)(Pd(NH32(OH)2),二塩化ジアンミンパ
ラジウム(II)(Pd(NH32Cl2),ジニトロジア
ンミンパラジウム(II)(Pd(NH32(NO)2),
塩化テトラアンミンパラジウム(II)(Pd(NH34
2)・H2O,テトラアンミンパラジウム四塩化パラジ
ウム和物(Pd(NH34・PdCl4)などである。
溶解と混合を促進するために、浴に添加する前にこれら
のパラジウム化合物を浴中で使用される同一の錯生成剤
と反応させることが好ましい。
【0018】支持電解質は塩化ナトリウム、塩化カリウ
ムおよび塩化アンモニウムから選択することが好まし
い。アルカリ金属および臭化アンモニウム、硫酸塩、硝
酸塩などのようなその他の塩類も使用できる。電気メッ
キ処理の条件下で塩化物イオンは安定なので、塩化物が
好ましい。
【0019】1,2−ジアミノブタン、1,2−ジアミ
ノプロパン、1,2−ジアミノ−2−メチルプロパン、
1,2−ジアミノペンタン、1,2−ジアミノヘキサ
ン、2,3−ジアミノブタン、2,3−ジアミノペンタ
ン、2,3−ジアミノヘキサン、3,4−ジアミノヘキ
サンおよび隣接する第1、第2,または第3アミノ基を
有する高級脂肪族ジアミン類から選択される有機ジアミ
ン類は錯生成剤として使用することができる。本発明に
おいて好ましい錯生成剤は1,2−ジアミノプロパンで
ある。
【0020】酢酸/酢酸塩は安価なので、好ましい緩衝
剤である。酢酸は氷酢酸として添加され、酢酸塩は、パ
ラジウム錯体と遊離錯生成剤のアルカリ性混合物を酢酸
で中和したときに生成される。酢酸塩は酢酸ナトリウ
ム、酢酸カリウムまたは酢酸アンモニウムの形で更に添
加することができる。クエン酸、酒石酸、テトラホウ
酸、アセト酢酸、クロロ酢酸、リンゴ酸、マレイン酸、
イタコン酸などのようなその他の酸およびその他の十分
に水溶性の酸はこれらのアニオンと共に緩衝剤として使
用することもできる。
【0021】添加剤は非イオン系およびカチオン系界面
活性剤である。例えば、ポリエチレングリコールおよび
フッ化アルキル第4アンモニウムハロゲン化物(例え
ば、フッ化アルキル第4ヨウ化アンモニウム)などであ
る。
【0022】均質な処理操作を行うために、パラジウム
含量を定期的に検査することが必要である。浴中のパラ
ジウム含量を検査するのに原子吸光分光分析法が使用で
きる。その他の方法(例えば、重量分析法)も使用でき
る。金属を補充する場合、補充濃厚液(一般的に、パラ
ジウム濃度が100g/l)が添加される。この濃厚液
によれば、浴に簡単に配合することができる。濃厚液が
添加されても浴のpH値は殆ど変動しない。
【0023】温度制御は必須要件でもないし、また、困
難でもない。浴温度を±5℃以内にコントロールするだ
けでよい。温度が高くなればなるほど、カソードの電流
効率も増大する。所定の温度範囲内におけるこの変化は
酸パラジウムストライク浴の機能に悪影響を及ぼさな
い。
【0024】酸パラジウムストライク浴は十分に緩衝さ
れているので、pH制御は困難ではない。浴のpH値は
2.0〜6.0の範囲内、好ましくは3.5〜4.3の
範囲内、一層好ましくは3.7〜4.1の範囲内、最も
好ましくは3.9に維持されている。pH値は電流効率
に殆ど影響を及ぼさない。pH値は浴処理操作中に極め
てゆっくりと上昇する。pH値を調整する場合、下げる
には濃塩酸を添加し、上げるには水酸化カリウムまたは
水酸化ナトリウムを添加する。前記の全てのpH値は室
温における値である。
【0025】ストライク膜が被覆された表面に続いてメ
ッキされた合金膜の密着性を改善することが本発明のス
トライク浴の第1の目的である。この密着性を評価する
ために、下記に詳細に説明するように、2種類の密着性
試験方法(曲げ試験およびテープ試験)を使用した。殆
どのテストメッキは、長手軸の周囲でテスト浴中で回転
するステンレススチールシリンダー(直径2cm)の回
りに捲回された厚さ2ミルの銅箔クーポンについて行わ
れた。密着性試験のために、厚さ100マイクロインチ
(2.54μm)のニッケル層をスルファミド酸ニッケ
ル浴から銅箔上にメッキした。下記の表2(活性化無,
酸洗いまたはストライクメッキ;異なる遅延時間;湿潤
または乾燥)に示されるように、比較目的で調製された
特定の一連の活性化工程を行った後、厚さ100マイク
ロインチ(2.54μm)のパラジウム/ニッケル合金
を、下記の米国特許が付与された浴からニッケル被覆ク
ーポン上にメッキした。青銅またはステンレススチール
の平坦なシート状クーポンにテストメッキを行う場合、
これらのクーポンを浴中で手で攪拌した。パラジウム/
ニッケル合金のメッキ用浴は米国特許第4486274
号明細書または米国特許第4911798号明細書に開
示されている。
【0026】次いで、このメッキ箔を曲げ試験およびテ
ープ試験における多数の試験手順に付した。結果を下記
の表2に示す。表の“活性化”欄において、“無”はサ
ンプルが活性化を受けなかったことを意味する。“酸洗
い”はサンプルが10wt%のHCl中で室温で15分間
酸洗いによる活性化を受けたことを意味する。また、
“ストライク”はサンプルが低速で、40℃、pH3.
9、5mA/cm2 で90秒間酸パラジウムストライク
処理を受けたことを意味する。“W”の印が付けられた
サンプルは所定の時間間隔の間、蒸留水中に浸漬状態の
まま維持されたことを意味し、“D”の印が付けられた
サンプルは周囲(実験室)雰囲気に暴露されたことを意
味し、“D*”の印が付けられたサンプルは周囲(実験
室)雰囲気に暴露され、次いで、その後の処理を行う前
にアセトンで脱脂されたことを意味する。
【0027】曲げ試験の場合、パラジウム/ニッケル合
金メッキ箔を、メッキ膜が外側になるように、しっかり
と曲げ(180度)、二折りに曲げた状態で一緒に押圧
してメッキ層を破壊し、その後、曲げ箇所に微小な稜線
が残るように曲げ戻した。稜線の山を顕微鏡で検査し
た。光学顕微鏡と走査型電子顕微鏡の両方を使用した。
曲げ試験により決定されるような密着性を評価するため
に、次のような1〜4の任意目盛を導入した。“1”
は、曲げの前にメッキ膜が自然に分離したことを意味
し;“2”は、全体の曲げクラックに沿って分離が発生
したことを意味し;“3”は曲げクラックに沿って若干
の分離と若干の密着が存在することを意味し;“4”は
基板とメッキ膜の全てに分離が発生していないことを意
味する。
【0028】テープ試験は、粘着テープ片(例えば、透
明タイプのテープ片)をメッキ表面に貼着し、親指で擦
ることによりこのテープをメッキ表面に押圧し、そし
て、テープを剥ぎ取ることからなる。メッキ膜がテープ
に(たとえ一部でも)付着した場合、このサンプルは試
験に落第したものと見做す(“F”で印される);メッ
キ膜が基板上に残れば、このサンプルは合格と見做す
(“P”で印される)。
【0029】 表2 Niメッキ 後の Wet/ PdNiメッキ 前 Wet/ 曲 げ テープ 経過時間 Dry 活 性 化 の放置時間 Dry 試 験 試 験 30秒 W 無 無 − 2 F 10分 W 無 無 − 2 F 10分 D 無 無 − 2 F 30秒 W 酸洗い 30秒 W 3 F 10分 W 酸洗い 30秒 W 2 F 10分 D 酸洗い 30秒 W 2 F 1日 D* 酸洗い 30秒 W 2 F 1週 D* 酸洗い 30秒 W 2 F 10分 W ストライク 10分 W 4 P 10分 D ストライク 10分 W 4 P 10分 D ストライク 10分 D 4 P 1日 D* ストライク 10分 D 4 P 1週 D* ストライク 1日 D* 4 P
【0030】第2ランクの密着性を有するサンプルにつ
いて35倍および100倍でSEM電子顕微鏡検査した
ところ、メッキ膜は、約1/2〜1mmの幅で曲げ稜線
の何方の側でも基板から浮き剥がれを起こしていること
が確認された。これに対して、第4ランクの密着性を有
するサンプルは同じ倍率によるSEM電子顕微鏡検査で
も、2本の亀裂線の間に極めて微小な部分があるもの
の、完璧な密着性を示した。列挙されたサンプルのう
ち、本発明の酸パラジウムストライク浴で処理されたサ
ンプルだけが完璧な(第4ランクの)密着性を示した。
第4ランクの密着性を有するサンプルについて、100
0倍および6000倍の倍率でSEM電子顕微鏡検査し
たところ、このような巨大倍率であっても、ニッケルお
よびパラジウム/ニッケルのメッキ膜は互いに強固に接
着していることが識別できた。
【0031】準備工程の間の時間経過が僅かで、箔を水
中に維持した場合(すなわち、大気と接触させないよう
に維持した場合)、酸洗いは若干有効であった。活性化
しない場合、十分な密着性は得られなかった。同様な試
験を、高速酸パラジウムストライク浴でメッキしたニッ
ケル基板について行った。全てのサンプルについて完璧
な密着性が得られた。
【0032】幾つかの酸パラジウムストライク浴で活性
化された青銅およびステンレススチールについて同様な
試験を行った。一般的に、PおよびBe青銅について
は、酸パラジウムストライク浴が推奨され、鉛青銅につ
いては、基板の予備処理は必要であるがパラジウムスト
ライク浴が有用であることが発見された。ステンレスス
チールの場合、ステンレススチール表面を特別に準備す
ればパラジウムストライク浴も有用である。例えば、パ
ラジウムまたはパラジウム合金メッキの前に次のような
一例の処理工程を使用することができる。すなわち、ス
テンレススチール表面を温アルカリ性洗浄液中でソーキ
ングし、続いて、カソード脱脂し、カソード活性化(1
0%H2 SO4 +5%酢酸)を行い、そして、酸パラジ
ウムストライク浴処理を行う。これらの各工程の後に水
で濯いだ。
【0033】回転メッキ操作において、方形コンタクト
ピンについて低速酸ストライク浴を使用した。使用され
たピンはコネクタ用の銅合金のものであり、全長が1
3.5mm、全幅が0.64mmのものであった。この
ピンを次のように連続的にメッキした。
【0034】 ニッケルメッキ膜 4.0μm 酸パラジウムストライク膜 0.125μm パラジウムメッキ膜 0.25〜1.5μm 硬質金メッキ膜 0.125μm
【0035】試験のために、パラジウムの膜厚を前記の
範囲内で変化させた。
【0036】この試験ロットを酸パラジウムストライク
処理をせずにメッキされた同様なロットと比較した。ウ
エスタンエレクトリックマニュファクチュアリングスタ
ンダード17000,セクション1310(ASTM法
B799の変法)の“亜硫酸/蒸気による金およびパラ
ジウム被膜における多孔性”を用いてこれらロットの多
孔性を評価した。この方法は、メッキ部分を下部のニッ
ケルまたは銅に対して腐食性の雰囲気に暴露し、被膜中
に気孔が存在するスポットを製品中に発生させることか
らなる。これらのスポットを計数し、そして、相対的な
腐食保護性を決定する尺度として使用することができ
る。
【0037】図1は、酸パラジウムストライク膜を有す
るか、または有しない、0.25μm〜1.25μmの
範囲内の膜厚のパラジウムメッキ膜について得られた1
平方センチあたりの気孔の数を比較している。パラジウ
ムメッキ膜の膜厚が0.25μmでは、気孔の数は、ス
トライク膜を使用しない場合の〜200気孔/cm2
ら、ストライク膜を使用した場合の〜25気孔/cm2
に低下する。この改善効果は、参照サンプルについても
肉眼的に気孔が存在しなくなるまで、メッキ膜の膜厚が
厚くなるにつれて高くなる。更に比較するために、図1
はメッキ膜厚の関数として、ニッケル上にメッキされた
硬質金メッキ膜の気孔数も示している。
【0038】ストライク処理を受けるべき基板に対する
酸パラジウムストライク浴の基板腐食効果を試験するた
めに、銅クーポンを室温で高速酸パラジウムストライク
浴(pH=3.9)に6時間浸漬させた。これと平行し
て行われた試験では、同じクーポンをpH=8のアンモ
ニア/塩化アンモニウム(1M)溶液に浸漬させた。両
方の浴を室温(23℃)に維持した。図2に、2,4お
よび6時間浸漬させた後の各重量損失を示す。本発明に
よる酸ストライク浴は、>20の係数まで、銅基板に対
して、アンモニア/塩化アンモニウム溶液よりも低腐食
性である。
【0039】酸パラジウムストライク浴の耐老化性を決
定するために、高速酸パラジウムストライク浴のサンプ
ルを、浴1リットルあたり20グラムのパラジウムが浴
からメッキ析出されるまで老化させた。パラジウムが1
0および20g/lメッキ析出された後、ニッケル被覆
銅箔を試験浴中でストライクメッキし、次いで、パラジ
ウム/ニッケル合金をメッキした。両方のサンプルとも
完璧な第4ランクの密着性を示し、テープ試験にも合格
した。
【0040】以下、具体例により本発明の酸パラジウム
ストライク浴の効果を実証する。
【0041】実施例1 膜厚2.5μmのニッケル被膜を市販のスルファミド酸
ニッケルメッキ浴から、面積15cm2 の厚さ50μm
の銅箔クーポン上に電気メッキした。スルファミド酸ニ
ッケルメッキ浴は約400g/lのスルファミド酸ニッ
ケルと30g/lの硼酸を含有しており、pH値は4.
5であった。可溶性ニッケルアノードを使用した。浴の
温度は55℃であった。カソードの電流密度は1A/d
2 であり、攪拌速度は100cm/秒であった。メッ
キされたクーポンを濯ぎ、乾燥させ、そして、実験室雰
囲気に9日間暴露した。この期間経過後、試験クーポン
をアセトンで脱脂し、本発明の低速酸パラジウムストラ
イク浴中で40℃、カソード電流密度0.5A/dm
2 、攪拌速度50cm/秒の条件で90秒間ストライク
メッキを行った。pH=3.9のストライク浴はパラジ
ウムを1g/l、1,2−ジアミノプロパンを5.4m
l/l、氷酢酸を23.3ml/l、塩化ナトリウムを
60g/lとカチオン界面活性剤(フッ化アルキル第4
ヨウ化アンモニウム)を1ppm含有していた。
【0042】パラジウムストライクメッキを行った後、
このクーポンを乾燥させ、そして、実験室雰囲気で10
日間放置した。その後、アンモニア系の市販のメッキ浴
中で、45℃、10A/dm2 および300cm/秒の
攪拌速度の条件で、膜厚2.4μmのパラジウム/ニッ
ケル合金(約20wt%ニッケル)膜を電気メッキした。
パラジウム/ニッケル合金メッキ膜は下部のニッケル層
に完全に密着していた。走査型電子顕微鏡により100
0倍および6000倍の倍率で検査したところ、箔を後
ろに急に180度(メッキ膜に亀裂を発生させる角度)
曲げた後でもニッケルとパラジウム/ニッケル層との間
に分離は認められなかった。
【0043】比較のために、同様なニッケルメッキ銅箔
を同様な方法で処理した。ただし、ニッケルとパラジウ
ム/ニッケル被膜との間にパラジウムストライクメッキ
膜は使用しなかった。ニッケルとパラジウム/ニッケル
層との間には全く密着性が認められず、それどころか、
パラジウム/ニッケル被膜が自然に鱗状に剥離した。
【0044】実施例2 実施例1で得られたサンプルと同様なサンプルを調製し
た。しかし、この実施例のサンプルは、パラジウムスト
ライクメッキを行った後でパラジウム/ニッケルメッキ
膜をパラジウムストライク膜上に電気メッキする前に全
日にわたり実験室雰囲気に暴露された。その後のメッキ
を行う前にはストライクメッキ表面には活性化処理を行
わなかった。実施例1におけるのと同様に、メッキ層間
における密着性は同等に完璧であった。
【0045】実施例3 本発明の低速酸パラジウムストライク浴を回転メッキ操
作において方形コンタクトピンのバッチについて使用し
た。このピンは全長が13.5mmで全幅が0.64m
mの銅合金コネクタのものであった。下記の金属メッキ
膜を、下記の膜厚で、このピンに連続的にメッキした。
【0046】 ニッケルメッキ膜 4.0μm 酸パラジウムストライク膜 0.125μm パラジウムメッキ膜 0.25μm 硬質金メッキ膜 0.125μm
【0047】このメッキされたピンを標準的な腐食試験
方法(ウエスタンエレクトリックマニュファクチュアリ
ングスタンダード17000,セクション1310)で
亜硫酸蒸気に暴露し、続いて、1平方センチあたりの平
均気孔数を計数した。ストライクメッキを行わない場合
は約200気孔/cm2 であるのに対して、この実施例
のサンプルは25気孔/cm2 であった。
【0048】実施例4 同じ接続ピンの別のバッチを実施例3と同様にメッキし
た。ただし、パラジウムメッキ膜の膜厚は0.5μmと
した。この場合、酸パラジウムストライク膜を使用しな
いと80気孔/cm2 であるのに対して、酸パラジウム
ストライク膜を使用したピンの平均気孔数は14気孔/
cm2 であった。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の酸パラジ
ウムストライク浴を使用すれば、メッキ膜の密着性を高
めることができると共に、多孔性を低下させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パラジウムストライク膜を有するおよび有しな
いパラジウムメッキ膜の膜厚に対する1平方センチあた
りの気孔数を模式的に示すグラフ図である。
【図2】ストライク浴およびアンモニア/塩化アンモニ
ウム溶液(pH=8)による銅基板に対する腐食効果を
模式的に示したグラフ図であり、浸漬時間に対する10
0平方センチあたりの損失量をmg単位で示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨセフ アンソニー アビス アメリカ合衆国 07059 ニユージヤージ ー ウオーレン、マウンテンヴユー ロー ド 80 (72)発明者 ハインリツヒ カール ストラスチル アメリカ合衆国 07901 ニユージヤージ ー サミツト、ニユーイングランド アヴ エニユー 105 アパートメント テイー −5

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性表面上のパラジウムストライク層
    と、パラジウムニッケル合金、パラジウム、金、ロジウ
    ム、ルテニウム、白金、銀およびこれらの合金類からな
    る群から選択される金属からなる被覆層との少なくとも
    2層を導電性表面に連続的に電気メッキすることからな
    り、 前記パラジウムストライク層は、パラジウムを0.1〜
    30グラム/リットルと錯生成剤を1〜250グラム/
    リットル含有する水性浴からメッキされ、前記水性浴は
    2〜6の範囲内のpH値を示し、前記錯生成剤は、1,
    2−ジアミノブタン、1,2−ジアミノプロパン、1,
    2−ジアミノ−2−メチルプロパン、1,2−ジアミノ
    ペンタン、1,2−ジアミノヘキサン、2,3−ジアミ
    ノブタン、2,3−ジアミノペンタン、2,3−ジアミ
    ノヘキサン、3,4−ジアミノヘキサンおよび隣接する
    第1、第2,または第3アミノ基を有する高級脂肪族ジ
    アミン類からなる群から選択される有機ジアミンからな
    る、ことを特徴とする導電性表面のメッキ方法。
  2. 【請求項2】 前記ストライク浴は、支持電解質を10
    〜200グラム/リットル、緩衝剤を50〜350グラ
    ム/リットルと、非イオン系およびカチオン系界面活性
    剤から選択される添加剤を0〜50ppm更に含有する
    請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記錯生成剤は1,2−ジアミノプロパ
    ンである請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 パラジウム源は、二塩化パラジウム,二
    臭化パラジウム,硫酸パラジウム,硝酸パラジウム,酸
    化パラジウム水和物,水酸化ジアンミンパラジウム(I
    I),二塩化ジアンミンパラジウム(II),ジニトロジアン
    ミンパラジウム(II),塩化テトラアンミンパラジウム(I
    I),テトラアンミンパラジウム四塩化パラジウム和物か
    らなる群から選択される請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 前記支持電解質は、ナトリウム、カリウ
    ムおよびアンモニアの塩化物、臭化物、硫酸塩および硝
    酸塩からなる群から選択される請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 前記支持電解質はナトリウム、カリウム
    およびアンモニアの塩化物からなる群から選択される請
    求項5の方法。
  7. 【請求項7】 前記緩衝剤は、酢酸、クエン酸、酒石
    酸、テトラ硼酸、アセト酢酸、クロロ酢酸、リンゴ酸、
    マレイン酸、イタコン酸およびこれらの塩類からなる群
    から選択される請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 前記緩衝剤は酢酸からなる請求項1の方
    法。
  9. 【請求項9】 低速メッキに使用する場合、前記ストラ
    イク浴は、パラジウムを0.1〜5グラム/リットル、
    支持電解質を10〜100グラム/リットル、錯生成剤
    を1〜50グラム/リットル、緩衝剤を20〜200グ
    ラム/リットル、界面活性剤添加剤を0〜50ppmと
    適量の水を含有し、3.7〜4.3の範囲内のpH値を
    示す請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 前記ストライク浴は、パラジウムを3
    ±1グラム/リットル、支持電解質を60グラム/リッ
    トル、錯生成剤を40グラム/リットル、緩衝剤を15
    0グラム/リットル、カチオン系界面活性剤添加剤を1
    ppm含有し、3.7〜4.1の範囲内のpH値を示す
    請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 高速メッキに使用する場合、前記スト
    ライク浴は、パラジウムを5〜30グラム/リットル、
    支持電解質を20〜200グラム/リットル、錯生成剤
    を50〜250グラム/リットル、緩衝剤を200〜3
    50グラム/リットル、界面活性剤添加剤を0〜50p
    pmと適量の水を含有し、3.7〜4.3の範囲内のp
    H値を示す請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 前記ストライク浴は、パラジウムを1
    0±2グラム/リットル、支持電解質を60グラム/リ
    ットル、錯生成剤を65グラム/リットル、緩衝剤を2
    50グラム/リットル、カチオン系界面活性剤添加剤を
    1ppm含有し、3.7〜4.1の範囲内のpH値を示
    す請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 前記導電性表面はニッケル、クロム、
    青銅およびスチールからなる群から選択される請求項1
    の方法。
  14. 【請求項14】 カソードとして機能する製品、水性ス
    トライク浴およびアノード中に電流を通す工程からな
    り、前記ストライク浴のpH値は2〜6の範囲内であ
    り、そして、前記ストライク浴は、パラジウムを0.1
    〜30グラム/リットルと錯生成剤を1〜250グラム
    /リットル含有し、前記錯生成剤は、1,2−ジアミノ
    ブタン、1,2−ジアミノプロパン、1,2−ジアミノ
    −2−メチルプロパン、1,2−ジアミノペンタン、
    1,2−ジアミノヘキサン、2,3−ジアミノブタン、
    2,3−ジアミノペンタン、2,3−ジアミノヘキサ
    ン、3,4−ジアミノヘキサンおよび隣接する第1、第
    2,または第3アミノ基を有する高級脂肪族ジアミン類
    からなる群から選択される有機ジアミンからなる、こと
    を特徴とする製品の導電性表面にパラジウムストライク
    膜をメッキする方法。
JP4097421A 1991-05-03 1992-03-25 導電性表面のメッキ方法 Expired - Fee Related JPH0776436B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/695,159 US5178745A (en) 1991-05-03 1991-05-03 Acidic palladium strike bath
US695159 1996-08-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05112888A true JPH05112888A (ja) 1993-05-07
JPH0776436B2 JPH0776436B2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=24791859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4097421A Expired - Fee Related JPH0776436B2 (ja) 1991-05-03 1992-03-25 導電性表面のメッキ方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5178745A (ja)
EP (1) EP0512724B1 (ja)
JP (1) JPH0776436B2 (ja)
KR (1) KR0184889B1 (ja)
DE (1) DE69203287T2 (ja)
HK (1) HK102396A (ja)
TW (1) TW211588B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355093A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Matsuda Sangyo Co Ltd パラジウム電気めっき液、およびそれを用いためっき方法
JP2011520036A (ja) * 2008-05-07 2011-07-14 ユミコア ガルヴァノテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング Pd電解質浴およびPd−Ni電解質浴
JP2012049461A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Sumitomo Metal Mining Co Ltd ボンディングワイヤ
JP2021107584A (ja) * 2019-09-27 2021-07-29 マクセルホールディングス株式会社 マスクおよびその製造方法

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5641579A (en) * 1993-02-05 1997-06-24 Baldwin Hardware Corporation Article having a decorative and protective multilayer coating
US5639564A (en) * 1993-02-05 1997-06-17 Baldwin Hardware Corporation Multi-layer coated article
US5360991A (en) * 1993-07-29 1994-11-01 At&T Bell Laboratories Integrated circuit devices with solderable lead frame
US5626972A (en) * 1994-06-02 1997-05-06 Baldwin Hardware Corporation Article having a decorative and protective multilayer coating simulating brass
US5413874A (en) * 1994-06-02 1995-05-09 Baldwin Hardware Corporation Article having a decorative and protective multilayer coating simulating brass
US5484663A (en) * 1994-11-30 1996-01-16 Baldwin Hardware Corporation Article having a coating simulating brass
US5478660A (en) * 1994-11-30 1995-12-26 Baldwin Hardware Corporation Article having a decorative and protective coating simulating brass
US5482788A (en) * 1994-11-30 1996-01-09 Baldwin Hardware Corporation Article having a protective coating simulating brass
US5478659A (en) * 1994-11-30 1995-12-26 Baldwin Hardware Corporation Article having a decorative and protective coating simulating brass
US5552233A (en) * 1995-05-22 1996-09-03 Baldwin Hardware Corporation Article having a decorative and protective multilayer coating simulating brass
CA2176892C (en) * 1995-05-22 2002-10-29 Stephen R. Moysan, Iii Article having a decorative and protective coating simulating brass
US5667904A (en) * 1995-05-22 1997-09-16 Baldwin Hardware Corporation Article having a decorative and protective coating simulating brass
US5654108A (en) * 1995-05-22 1997-08-05 Baldwin Hardware Corporation Article having a protective coating simulating brass
US5675177A (en) * 1995-06-26 1997-10-07 Lucent Technologies Inc. Ultra-thin noble metal coatings for electronic packaging
US5693427A (en) * 1995-12-22 1997-12-02 Baldwin Hardware Corporation Article with protective coating thereon
US5783313A (en) * 1995-12-22 1998-07-21 Baldwin Hardware Corporation Coated Article
US5683568A (en) * 1996-03-29 1997-11-04 University Of Tulsa Electroplating bath for nickel-iron alloys and method
US5952111A (en) * 1997-04-30 1999-09-14 Masco Corporation Article having a coating thereon
US5989730A (en) * 1997-04-30 1999-11-23 Masco Corporation Article having a decorative and protective multi-layer coating
US5948548A (en) * 1997-04-30 1999-09-07 Masco Corporation Coated article
US6004684A (en) * 1997-04-30 1999-12-21 Masco Corporation Article having a protective and decorative multilayer coating
US6033790A (en) * 1997-04-30 2000-03-07 Masco Corporation Article having a coating
US5985468A (en) * 1997-04-30 1999-11-16 Masco Corporation Article having a multilayer protective and decorative coating
US6106958A (en) * 1997-04-30 2000-08-22 Masco Corporation Article having a coating
US5879532A (en) * 1997-07-09 1999-03-09 Masco Corporation Of Indiana Process for applying protective and decorative coating on an article
US6268060B1 (en) 1997-08-01 2001-07-31 Mascotech Coatings, Inc. Chrome coating having a silicone top layer thereon
US6143431A (en) * 1998-05-04 2000-11-07 Webster; Brian A. Production of Palladium-103
US20080138528A1 (en) * 2005-01-12 2008-06-12 Umicore Galvanotechnik Gmbh Method for Depositing Palladium Layers and Palladium Bath Therefor
JP4693813B2 (ja) * 2007-06-12 2011-06-01 ブラザー工業株式会社 ノズルプレートの製造方法
ATE487812T1 (de) * 2008-11-21 2010-11-15 Umicore Galvanotechnik Gmbh Edelmetallhaltige schichtfolge für dekorative artikel
JP5225903B2 (ja) * 2009-03-23 2013-07-03 本田技研工業株式会社 燃料電池用セパレータの製造方法
DE102010011269B4 (de) * 2009-11-10 2014-02-13 Ami Doduco Gmbh Verfahren zum Abscheiden einer für das Drahtbonden geeigneten Palladiumschicht auf Leiterbahnen einer Schaltungsträgerplatte und Verwendung eines Palladiumbades in dem Verfahren
US10431509B2 (en) 2014-10-31 2019-10-01 General Electric Company Non-magnetic package and method of manufacture
US10196745B2 (en) * 2014-10-31 2019-02-05 General Electric Company Lid and method for sealing a non-magnetic package
CN105401182B (zh) * 2015-10-14 2017-06-23 佛山科学技术学院 一种在不锈钢上电镀厚钯的镀液配方及其电镀方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4098656A (en) * 1976-03-11 1978-07-04 Oxy Metal Industries Corporation Bright palladium electroplating baths
JPS55175874U (ja) * 1979-06-04 1980-12-17
JPS5730024A (en) * 1980-07-30 1982-02-18 Fuji Facom Corp Designating system for graphic form
US4486274A (en) * 1981-02-27 1984-12-04 At&T Bell Laboratories Palladium plating prodedure
US4406755A (en) * 1982-03-08 1983-09-27 Technic Inc. Bright palladium electrodeposition
US4454010A (en) * 1982-08-30 1984-06-12 At & T Bell Laboratories Palladium plating procedure
US4552628A (en) * 1982-09-09 1985-11-12 Engelhard Corporation Palladium electroplating and bath thereof
US4511798A (en) * 1983-02-23 1985-04-16 Westinghouse Electric Corp. Meter encoding register with tapered aperture in baffle insert
DE3317493A1 (de) * 1983-05-13 1984-11-15 W.C. Heraeus Gmbh, 6450 Hanau Galvanische abscheidung von palladium-ueberzuegen
US4493754A (en) * 1983-12-30 1985-01-15 At&T Bell Laboratories Electrodes for palladium electroplating process
JPS60248892A (ja) * 1984-05-24 1985-12-09 Electroplating Eng Of Japan Co 高純度パラジウム・ニッケル合金メッキ液及び方法
US4673472A (en) * 1986-02-28 1987-06-16 Technic Inc. Method and electroplating solution for deposition of palladium or alloys thereof
US4778574A (en) * 1987-09-14 1988-10-18 American Chemical & Refining Company, Inc. Amine-containing bath for electroplating palladium

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001355093A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Matsuda Sangyo Co Ltd パラジウム電気めっき液、およびそれを用いためっき方法
JP4588173B2 (ja) * 2000-06-14 2010-11-24 松田産業株式会社 パラジウム電気めっき液、およびそれを用いためっき方法
JP2011520036A (ja) * 2008-05-07 2011-07-14 ユミコア ガルヴァノテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング Pd電解質浴およびPd−Ni電解質浴
JP2012049461A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Sumitomo Metal Mining Co Ltd ボンディングワイヤ
JP2021107584A (ja) * 2019-09-27 2021-07-29 マクセルホールディングス株式会社 マスクおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69203287T2 (de) 1996-02-29
EP0512724A3 (en) 1993-04-07
KR920021741A (ko) 1992-12-18
US5178745A (en) 1993-01-12
KR0184889B1 (ko) 1999-04-01
JPH0776436B2 (ja) 1995-08-16
EP0512724B1 (en) 1995-07-05
HK102396A (en) 1996-06-21
EP0512724A2 (en) 1992-11-11
TW211588B (ja) 1993-08-21
DE69203287D1 (de) 1995-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5178745A (en) Acidic palladium strike bath
JP5354754B2 (ja) Ni−P層システムおよびその調製方法
US4486274A (en) Palladium plating prodedure
JPS62109993A (ja) パラジウムおよびパラジウム合金の複合電着物の製造方法
EP3529398B1 (en) A method of depositing a tin layer on a metal substrate and a use of a structure comprising a nickel/phosphorous alloy underlayer and said tin layer obtained with said method
KR20140020829A (ko) 고 알칼리성 도금 욕을 이용하는 금속의 무전해 증착 방법
US4670312A (en) Method for preparing aluminum for plating
JPS6223078B2 (ja)
EP0073236A1 (en) METHOD FOR ELECTRODEPOSITION COATING OF PALLADIUM AND PALLADIUM ALLOYS.
JP4467794B2 (ja) ニッケル/ホウ素含有塗料
JP2005068445A (ja) 金属被覆された金属部材
US5182172A (en) Post-plating passivation treatment
JPH0790595A (ja) チタン材料のめっき方法
JP3260432B2 (ja) 酸化触媒とその製造方法
EP3686319A1 (en) Indium electroplating compositions and methods for electroplating indium on nickel
JPH11302570A (ja) 抗菌塗膜の製造方法
JPH0154438B2 (ja)
US4450187A (en) Immersion deposited cathodes
Straschil et al. New palladium strike improves adhesion and porosity
WO2014196291A1 (ja) 貴金属被覆部材およびその製造方法
GB2065175A (en) Method and Composition for Producing Palladium Electrodeposition
JP3212699B2 (ja) 酸化触媒とその製造方法
Shibli et al. Electrochemical characterisation of process of ruthenium based surface activation for electroless nickel plating
KR850000807B1 (ko) 무전해 주석 도금액조성물
CN116536722A (zh) 一种白金电镀方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees