JPH05112734A - 固体染料の製造方法 - Google Patents

固体染料の製造方法

Info

Publication number
JPH05112734A
JPH05112734A JP4094908A JP9490892A JPH05112734A JP H05112734 A JPH05112734 A JP H05112734A JP 4094908 A JP4094908 A JP 4094908A JP 9490892 A JP9490892 A JP 9490892A JP H05112734 A JPH05112734 A JP H05112734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
salt
dyestuff
concentrated
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4094908A
Other languages
English (en)
Inventor
Friedrich-Wilhelm Baumann
フリードリヒ−ビルヘルム・バウマン
Martin Michna
マルテイン・ミヒナ
Guenter Stephan
ギユンター・シユテフアン
Dietrich Tegtmeyer
デイートリヒ・テクトマイヤー
Karlheinz Dr Wolf
カールハインツ・ボルフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH05112734A publication Critical patent/JPH05112734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0096Purification; Precipitation; Filtration

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は反応混合物からの染料の沈殿をこの
混合物を膜法により、結晶化が自発的に開始するか、或
いは沈殿用塩の添加後に開始するか、または完了するか
のいずれかである程度に濃縮する、固体染料の新規な製
造方法に関する。 【効果】 エネルギー消費が少なく、且つ低い塩濃度の
染料の取得を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は固体染料の新規な製造方法に関す
る。
【0002】染料化学において、続いての濾過工程にお
いて沈殿した固体を溶媒から分別するために、染料を溶
液から沈殿させるか、または既に工程中での懸濁液の沈
殿を完了させることが通常である。この工程段階は望ま
しくない副生物を分別することを可能にする。更にかか
る操作を行う理由は例えば濾過ケーキを続いて再び小容
量に溶解するか、または分散させることにある。通常、
この沈殿は例えばNaCl、Na2SO4などの如き固体
塩の添加により行われる。
【0003】しかしながら、これらの添加された塩は殆
んど濾液中に再び出現し、そしてこれらの濾液の排液を
より困難にさせる。
【0004】また染料を沈殿させる他の可能な方法はプ
ロセス・エンジニアリング例えば蒸発による濃縮または
温度の降下から公知である。
【0005】反応混合物の冷却による沈殿は染料が低温
では濾過が極めて困難な状態でしばしば得られるために
殆んど行われていない。
【0006】蒸発、殊に噴霧乾燥による完全蒸発は工業
的に大規模に利用されているが[J.Soc.Dyer
s Colour.104、2(1988)79〜85
参照]、前の合成工程からのすべての副生物が最終生成
物に移行するため、極めて大量のエネルギーを消費し、
そして濾過よりも高度に汚染された染料を生じさせる欠
点を有する。事実、濾過に続いての部分蒸発を工業的に
行うことができたが、このものは噴霧乾燥と殆んど同じ
程度の大きなエネルギーを消費し、かくて工程を自動化
する可能性を与えない欠点を有する。
【0007】本発明は染料を水性染料溶液または懸濁液
から該溶液を圧力透過法において半透膜中で濃縮するこ
とにより沈殿させ、そして続いての固液分離において濃
縮物から分別することを特徴とする、水性染料溶液また
は懸濁液からの固体染料の製造方法に関する。
【0008】固液分離により例えば30〜90重量%の
含水量を有する染料が生じる。この状態の染料をペース
トと呼ぶ。
【0009】本発明による方法は例えば1〜20重量%
の低い塩含有量を有する染料ペーストを生成させる。
【0010】このことは本発明による方法が極めて低い
塩濃度であり、そして殊に濃縮された染料粉末及び顆粒
の製造並びに高度に濃縮された液体の簡単化された製造
に高度に適する染料ベースが得られることを可能にす
る。
【0011】ある場合において、沈殿を開始させるか、
または完了させるために、塩を濃縮中または後に濃縮物
に加えることが有利であり得る。しかしながら、これに
必要とされる塩の量は濃縮なしで必要とされる量より極
めて少ない。
【0012】適当な沈殿用塩は水溶性の無機塩例えば塩
化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸
ナトリウム、硫酸カリウム及び硫酸マグネシウムであ
る。
【0013】濃縮の程度及び加える塩の量は一方では最
小量のみの塩を加えるべきであり、そして他方では染料
の沈殿ができる限り完全であるようなものである。
【0014】本発明によれば、染料溶液は膜中での圧力
透過により、殊に逆浸透、限外もしくはナノ濾過または
これらの方法の2つもしくはそれ以上の組合せにより濃
縮される。
【0015】逆浸透において、水分子に対してのみ透過
性であるが、塩に保持する膜を用いる。
【0016】限外濾過は約20,000ダルトン以下、
好ましくは1,000ダルトン以下の分子量を有する分
子及び無機塩に対して透過性である膜を用いて行う。
【0017】ナノ濾過に使用し得る膜は1,000ダル
トン以下、好ましくは約150ダルトン以下の分子量を
有する分子及び一価イオンに対して透過性であり;高い
価数のイオンは殆んどこれらの膜により保持される。
【0018】原理的に、半透過性を有する対称、非対称
及び複合膜をこのために使用し得る。これらのものは有
機のみでなく、無機物質からもなり得る。
【0019】好適な有機物質にはポリフッ化ビニリデ
ン、酢酸セルロース、ポリテトラフルオロエタン、ポリ
アクリロニトリル、ポリエチレンイミン、ポリアクリロ
ニトリル及びビニルピロリドンの共重合体、ポリスルホ
ン、ポリアミド或いはまた例えばポリプロピレンをベー
スとする親水化されたポリオレフィンがある。また物理
化学的または化学的に修飾された膜例えばベース重合体
とヒドロキシルアミン、多官能性の低分子量化合物及び
重合体と化学結合することができ、そして続いて例えば
次亜塩素酸溶液の状態の活性塩素で処理されるイオン性
化合物との反応により得られる修飾されたポリアクリロ
ニトリル膜(例えばヨーロッパ特許出願公開第25,9
73号参照)が適している。
【0020】無機膜は例えば多孔性鋼鉄の多孔性金属も
しくは金属合金(いわゆる焼結金属膜)製のもの、また
はその表面が例えば酸化ジルコニウム、酸化ケイ素もし
くはアルミナからなる薄層で被覆し得る多孔性カーボン
製のもの、或いは更に多孔性ガラスまたはセラミック製
のものである。
【0021】本発明による方法を行うために、溶液を好
ましくは未修飾であるか、またはイオン性基により修飾
され、用いる膜の特殊な細孔径に依存して塩含有または
塩を含まぬ透過液を放出する非対称膜または複合膜中で
圧力透過させる。
【0022】本発明による方法による濃縮のためにいず
れの市販の圧力透過プラントも使用し得る。染料のある
ものが既に沈殿したか、または濃縮中に沈殿する場合、
プラントは単に懸濁液の圧力透過に適するべきである。
このタイプの装置は例えばその中に上記の膜を設置する
プレート及びフレーム、管、ホース、巻物、中空繊維ま
たは中空ミクロ繊維モジュールとして設計し得る。
【0023】放出された透過液は通常脱イオン化水によ
り置換されない。しかしながら、膜を通過する望ましく
ない反応塩または望ましくない副生物を除去することが
望まれる場合、染料溶液または懸濁液は必要に応じて濃
縮に加えて脱鉱物水の添加により脱塩し得る。
【0024】濃縮後に得られる染料懸濁液または溶液は
直接にか、または沈殿した塩の添加後に濾過し得る。
【0025】適当な濾過装置にはフィルター・プレス、
メンブラン・フィルター・プレス、圧力ヌッチェ(nu
tsche)・フィルター、ベルト・フィルター及びロ
ータリー・フィルターがある。同様にまた、固液分離の
ために他の技術的装置例えば遠心分離機を使用し得る。
【0026】濾過はバッチ的にか、或いはまた中間的貯
蔵なしに濃縮後に直接連続的に行い得る。
【0027】本発明による方法を行う際に、無金属また
は含金属モノ−またはポリアゾ染料、無金属または含金
属アザポルフィン染料例えばアントラキノン、オキサジ
ン、ジオキサジン、トリフェニルメタン、ニトロ、アゾ
メチンからの銅フタロシアニン、コバルトフタロシアニ
ンまたはニッケルフタロシアニン染料、無金属または含
金属ホルマザン染料の群からの水溶性の、陰イオン性、
陽イオン性または塩基性染料が適している。
【0028】必要に応じて、染料は繊維反応性基を持ち
得る。適当な反応性基の例には複素環基に結合する少な
くとも1個の脱離可能な置換基を含むもの、殊に5−ま
たは6員の複素環例えばモノアジン、ジアジン、トリア
ジン、例えばピリジン、ピリミジン、ピリダジン、チア
ジン、オキサジンまたは非対称もしくは対称性トリアジ
ン環或いは1個またはそれ以上の融合環を有するような
環系例えばキノリン、フタラジン、シンノリン、キナゾ
リン、キノキサリン、アクリジン、フエナジン及びフェ
ナシトリジン環系に結合する少なくとも1個の反応性置
換基を含むものがあり;かくて、少なくとも1個の反応
性置換基を含む5−または6員の複素環式環は好ましく
は1個またはそれ以上の窒素原子を含み、そして多分融
合した5−または好ましくは6員の炭素環式環を含むも
のである。
【0029】複素環上の反応性置換基の中で、次の例を
挙げ得る:ハロゲン(Cl、BrまたはF)、アジド
(N3)、チオシアナト、メルカプト、チオエーテル及
び酸素エーテル。
【0030】本発明の場合、次の系をベースとする反応
性基を有する反応性染料が好ましい:モノ−もしくはジ
ハロゲノ−対称性トリアジニル基、モノ−、ジ−もしく
はトリハロゲノピリミジニル基またはハロゲン置換され
たキノキサリニンカルボニル基。
【0031】好適なものは殊に次の式(1)、(2)及
び(3)の反応性基で与えられる:
【0032】
【化1】
【0033】式中、 X1=F X2=Cl、F、NH2、NHR2、N(R22、OR2
CH22、SR2、N(CH2n
【0034】
【化2】
【0035】 n=4、5、6 m=2、3 Q= NH、NR2、O、S X3=CL、F、CH34=Cl、F X5=Cl、F、Hそして R2=Hまたはアルキル(殊に未置換か、またはOH、
SO3HもしくはCOOHで置換されるC1〜C4−アル
キル)、アリール(殊に未置換か、またはSO3H、C1
〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシで置換される
フェニル)、アラルキル(殊に未置換か、またはSO3
H、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシで置換
されるベンジル)。
【0036】更に適当な繊維反応性基の例には式(4)
【0037】
【化3】 −SO2−CH2−CH2−Z (4) 換もしくは未置換のC〜C4−アルキルを表わす、の
ものがある。
【0038】反応性染料は分子中に1個またはそれ以上
の同一もしくは相異なる反応性基を持ち得る。
【0039】しかしながらまた、他の定着原理例えば直
接染料、酸染料、アフタークロム染料及び他のもの用い
る本発明による染料を単離することができる。
【0040】本発明による方法は主に固体調製物の製造
に使用されるが、必要に応じてまたペースト及び粉末か
ら出発して高度に濃縮された液体調製物を製造すること
もできる。
【0041】ある場合にまた含水ペースト状で得ること
ができる、本発明による方法により製造される染料は更
に広範囲の方法により処理され、商業的生成物を与え得
る。これらのものは広範囲の乾燥装置例えば循環乾燥
器、パドル乾燥器、真空乾燥器またはドラム乾燥器中で
粉末に転化し得る。しかしながらまた、染料ペーストを
水と混合し、そしてこれらを1または2成分ノズルを用
いる噴霧乾燥により粉末に転化することができる。
【0042】乾燥した粉末を適当な水溶性標準化剤と混
合することにより固定された染料含有量に設定し得る。
必要に応じてまた、この標準化は乾燥前に行い得る。
【0043】適当な通常の標準化剤には反応性基といず
れの反応も起こさない固体化合物例えば無機塩、殊に好
ましくはLiCl、Li2SO4またはポリリン酸塩、好
ましくは非電解質例えばポリビニルピロリドン、尿素、
水溶性芳香族スルホン酸の塩例えばベンゼンスルホン
酸、並びに陰イオン性分散剤例えば炭素原子10〜18
個を有する硫酸化された第1級または第2級脂肪族アル
コール、硫酸化された脂肪アミド、硫酸化されたアルキ
レンオキシド付加生成物、硫酸化され、部分的にエステ
ル化された多価アルコール及び殊にスルホネート例えば
長鎖アルキルスルホネート例えばラウリルスルホネー
ト、セチルスルホネート、ステアリルスルホネート、メ
ルソレート、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム例え
ばジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、タウリド例え
ばオレイルN−メチルタウリド(ナトリウム塩)、アル
キルアリールスルホネート例えば炭素原子7〜20個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル鎖を有するア
ルキルベンゼンスルホネート、並びにモノ−及びジアル
キルナフタレンスルホネート例えばノニルベンゼンスル
ホネート、ドデシルベンゼンスルホネート及びヘキサデ
シルベンゼンスルホネート、並びに1−イソプロピルナ
フタレン−2−スルホネート、ジ−イソ−プロピルナフ
タレン、ジ−n−ブチル−ナフタレンスルホネート、ジ
イソブチルナフタレンスルホネート及び殊に芳香族スル
ホン酸とホルムアルデヒドとの縮合生成物例えばナフタ
レンスルホン酸/ホルムアルデヒド、スルホジトリルエ
ステルまたはターフエニルスルホン酸/ホルムアルデヒ
ド及び/またはシクロヘキサノンとホルムアルデヒドと
の縮合生成物及び重亜硫酸塩及び/またはリグノスルホ
ネートがある。更に、通常の脱粉末剤例えば油、油/乳
化剤混合物またはフタル酸エステルを加え得る。
【0044】反応性染料の場合、適当な緩衝物質例えば
リン酸塩、ポリリン酸塩、ホウ酸及び他のものを標準化
剤と一緒に加え得る。
【0045】次に得られる染料粉末を公知の方法例えば
ディスク、ドラム、流動床、溶融及びブリケッティング
(briquetting)造粒を用いて造粒し得る。
【0046】
【実施例】
実施例1 式
【0047】
【化4】
【0048】の染料の反応懸濁液100kgはプロセス
塩例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料5.7
1%及び副生物0.33%を含んでいた。このものを約
40℃の温度、7.5のpH値及び30バールの圧力で
塩含有透過液54kgを除去することにより濃縮した。
次に懸濁液を脱塩し、その間に塩含有透過液18kgを
脱鉱物化水18kgで連続的に置換し、次に更に塩含有
透過液20.7kgを除去することにより濃縮した。用
いた膜は市販の複合膜であった(支持層:ポリスルホ
ン、膜層:ポリアミド)。
【0049】上式の染料22.6%及び副生物1.3%
を含む濃縮された懸濁液25.3kgを圧縮によりNa
Cl5.06kgを用いて室温で塩析した後に単離し
た。これにより上式の染料53.5%の含有量及び副生
物含有量0.4%を有する圧縮ケーキ10.2kgが生
じた。
【0050】圧縮ケーキを通常の乾燥方法により乾燥
し、そして標準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業
的生成物に製造した。
【0051】本実施例における濃縮状態での単離により
廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法
と比較して約80%、そして総塩量が約75%減少され
た。染色において妨害を与える副生物は約85%減少さ
せることができた。
【0052】実施例2 式
【0053】
【化5】
【0054】の染料の反応懸濁液100kgはプロセス
塩例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料5.4
9%及び副生物0.52%を含んでいた。このものを約
45℃の温度、7.5のpH値及び30バールの圧力で
塩含有透過液77kgを除去することにより濃縮した。
用いた膜は市販の複合膜であった(支持層:ポリスルホ
ン、膜層:ポリアミド)。
【0055】上式の染料23.5%及び副生物2.2%
を含む濃縮された懸濁液23kgを圧縮により約40℃
で単離した。これにより上式の染料46.9%の含有量
及び副生物含有量0.8%を有する圧縮ケーキ11.6
kgが生じた。
【0056】圧縮ケーキを希LiHCO3溶液に溶解
し、圧力透過により脱塩し、そして濃縮した。可溶化剤
及び緩衝物質を用いた標準化後に生じた濃縮された染料
溶液は−20乃至50℃間での貯蔵に対して安定である
標準値の液体調製物を生じさせた。
【0057】本実施例における濃縮状態での単離により
廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法
と比較して約77%、そして総塩量が100%減少され
た。染色において妨害を与える副生物は約85%減少さ
せることができた。
【0058】実施例3 式
【0059】
【化6】
【0060】の染料の反応溶液100kgはプロセス塩
例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料3.6%
及び副生物0.8%を含んでいた。このものを8.0の
pH値、25℃の温度及び30バールの圧力で塩含有透
過液75.1kgを除去することにより濃縮した。濃縮
中に懸濁液が生じた。
【0061】用いた膜は市販の複合膜であった(支持
層:ポリスルホン、膜層:ポリアミド)。
【0062】NaCl約5kgを用いて70℃での圧縮
により塩析した後、上式の染料14.4%及び副生物
3.2%を含む濃縮された懸濁液24.9kgを単離し
た。
【0063】これにより上式の染料43.1%の含有量
及び副生物含有量1.3%を有する圧縮ケーキ7.2k
gが生じた。
【0064】圧縮ケーキを通常の乾燥法により乾燥し、
そして標準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業的生
成物に製造した。本実施例における濃縮状態での単離に
より廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の
方法と比較して約80%、そして塩析に対する総塩量が
約75%減少された。
【0065】染色において妨害を与える副生物は約88
%減少させることができた。
【0066】実施例4 式
【0067】
【化7】
【0068】の染料の反応懸濁液100kgはプロセス
塩例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料4.9
4%及び副生物0.25%を含んでいた。脱鉱物水25
kgを加えることにより懸濁液を45℃で溶解した。こ
のものをこの温度、7.5のpH値及び30バールの圧
力で塩含有透過液60kgを除去することにより濃縮し
た。
【0069】用いた膜は市販の膜であった(支持層:ポ
リスルホン、膜層:ポリアミド)。NaCl3.25k
gを用いて30℃での圧縮により塩析した後、上式の染
料7.6%及び副生物0.38%を含む濃縮された懸濁
液65kgを単離した。
【0070】これにより上式の染料46.1%の含有量
及び副生物含有量0.19%を有する圧縮ケーキ10.
5kgが生じた。圧縮ケーキを通常の乾燥法により乾燥
し、そして標準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業
的生成物に製造した。
【0071】本実施例における濃縮状態での単離により
廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法
と比較して約40%、そして総塩量が約50%減少され
た。染色において妨害を与える副生物を約90%減少さ
せることができた。
【0072】実施例5 式
【0073】
【化8】
【0074】の染料の反応溶液100kgはプロセス塩
例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料5.91
%及び副生物0.56%を含んでいた。このものを8.
0のpH値、30℃の温度及び30バールの圧力で塩含
有透過液58kgを除去することにより濃縮した。
【0075】用いた膜は市販の複合膜であった(支持
層:ポリスルホン、膜層:ポリアミド)。
【0076】NaCl6.3kgを用いて30℃での圧
縮により塩析した後、上式の染料14.1%及び副生物
1.3%を含む濃縮された懸濁液42kgを単離した。
【0077】これにより上式の染料53.5%の含有量
及び副生物含有量0.74%を有する圧縮ケーキ10.
8kgが生じた。
【0078】圧縮ケーキを通常の乾燥法により乾燥し、
そして標準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業的生
成物に製造した。
【0079】本実施例における濃縮状態での単離により
廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法
と比較して約66%、そして塩析に対する総塩量が約5
8%減少された。
【0080】染色において妨害を与える副生物を約85
%減少させることができた。
【0081】実施例6 式
【0082】
【化9】
【0083】の染料の反応懸濁液100kgはプロセス
塩例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料5.7
5%及び副生物0.67%を含んでいた。このものを
7.5のpH値、25℃の温度及び30バールの圧力で
塩含有透過液72kgを除去することにより濃縮した。
用いた膜は市販の複合膜であった(支持層:ポリスルホ
ン、膜層:ポリアミド)。
【0084】NaCl5.6kgを用いて25℃での圧
縮により塩析した後、上式の染料20.5%及び副生物
2.4%を含む濃縮された懸濁液28kgを単離した。
【0085】これにより上式の染料53.7%の含有量
及び副生物含有量0.9%を有する圧縮ケーキ10.6
kgが生じた。圧縮ケーキを通常の乾燥方法により乾燥
し、そして標準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業
的生成物に製造した。
【0086】本実施例における濃縮状態での単離により
焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法と比
較して約79%、そして塩析に対する総塩量が約72%
減少された。
【0087】染色において妨害を与える副生物を約85
%減少させることができた。
【0088】実施例7 式
【0089】
【化10】
【0090】の染料の反応溶液100kgはプロセス塩
例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料4.26
%及び副生物0.10%を含んでいた。このものを8.
0のpH値、30℃の温度及び30バールの圧力で塩含
有透過液58kgを除去することにより濃縮した。
【0091】用いた膜は市販の複合膜であった(支持
層:ポリスルホン、膜層:ポリアミド)。
【0092】NaCl8.4kgを用いて30℃での圧
縮により塩析した後、上式の染料10.1%及び副生物
0.24%を含む濃縮された懸濁液42kgを単離し
た。
【0093】これにより上式の染料34.5%の含有量
及び副生物含有量0.13%を有する圧縮ケーキ12.
1kgが生じた。圧縮ケーキを通常の乾燥法により乾燥
し、そして標準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業
的生成物に製造した。
【0094】本実施例における濃縮状態での単離により
廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法
と比較して約65%、そして塩析に対する総塩量が約5
8%減少された。
【0095】染色において妨害を与える副生物を約85
%に減少させることができた。
【0096】実施例8 式
【0097】
【化11】
【0098】の染料の反応溶液100kgはプロセス塩
例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料12.5
%及び副生物1.25%を含んでいた。このものを9.
0のpH値、40℃の温度及び30バールの圧力で塩含
有透過液45kgを除去することにより濃縮した。
【0099】用いた膜は市販の複合膜であった(支持
層:ポリスルホン、膜層:ポリアミド)。
【0100】上式の染料22.7%及び副生物2.3%
を含む濃縮された懸濁液55kgを40℃で圧縮により
単離した。
【0101】これにより上式の染料46.2%の含有量
及び副生物含有量を有する圧縮ケーキ26kgが生じ
た。圧縮ケーキを通常の乾燥法により乾燥し、そして標
準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業的生成物に製
造した。
【0102】本実施例における濃縮状態での単離により
廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法
と比較して約60%、そして塩析に対する総塩量が10
0%減少された。
【0103】染色において妨害を与える副生物を約80
%に減少させることができた。
【0104】実施例9 式
【0105】
【化12】
【0106】の染料の反応溶液100kgはプロセス塩
例えばNaCl及びNaFに加えて上式の染料4.55
%及び副生物0.15%を含んでいた。このものを8.
0のpH値、30℃の温度及び30バールの圧力で塩含
有透過液62kgを除去することにより濃縮した。
【0107】用いた膜は市販の複合膜であった(支持
層:ポリスルホン、膜層:ポリアミド)。
【0108】上式の染料12.0%及び副生物0.39
%を含む濃縮された懸濁液38kgを圧縮により5℃で
単離した。
【0109】これにより上式の染料33.1%の含有量
及び副生物含有量0.26%を有する圧縮ケーキ13k
gが生じた。圧縮ケーキを通常の乾燥法により乾燥し、
そして標準化剤及び緩衝物質を用いて標準値の商業的生
成物に製造した。
【0110】本実施例における濃縮状態での単離により
廃水焼却プラントにおける廃棄される廃水が通常の方法
と比較して約70%、そして塩析に対する総塩量が10
0%減少された。
【0111】染色において妨害を与える副生物を約75
%減少させることができた。
【0112】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0113】1.染料を水性染料溶液または懸濁液から
該溶液を圧力透過法において半透膜中で濃縮することに
より沈殿させ、そして続いての固液分離において濃縮物
から分別することを特徴とする、水性染料溶液または懸
濁液からの固体染料の製造方法。
【0114】2.濃縮後に沈殿を開始させるか、または
完了させるために濃縮物に塩を加えることを特徴とす
る、上記1に記載の方法。
【0115】3.沈殿した染料を濾過により濃縮物から
分別することを特徴とする、上記1及び2に記載の方
法。
【0116】4.圧力透過法が逆浸透、限外もしくはナ
ノ濾過またはこれらの方法の2つもしくはそれ以上の組
合せであることを特徴とする、上記1〜3のいずれかに
記載の方法。
【0117】5.未修飾であるか、またはイオン性基に
より修飾された非対称膜または複合膜を用いることを特
徴とする、上記1〜4のいずれかに記載の方法。
【0118】6.染料が反応性染料である、上記1〜5
のいずれかに記載の方法。
【0119】7.粉末または顆粒の製造に対する上記1
〜6のいずれかに記載の方法により得られる染料の使
用。
【0120】8.液体調製物の製造に対する上記1〜6
のいずれかに記載の方法により得られる染料の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギユンター・シユテフアン ドイツ連邦共和国デー2222マルネ・アーオ ルンベーク1 (72)発明者 デイートリヒ・テクトマイヤー ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・ゲル ステンカンプ19 (72)発明者 カールハインツ・ボルフ ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン1・パウル−クレー−シユトラーセ77

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料を水性染料溶液または懸濁液から該
    溶液を圧力透過法において半透膜中で濃縮することによ
    り沈殿させ、そして続いての固液分離において濃縮物か
    ら分別することを特徴とする、水性染料溶液または懸濁
    液からの固体染料の製造方法。
JP4094908A 1991-03-27 1992-03-23 固体染料の製造方法 Pending JPH05112734A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4110050.6 1991-03-27
DE4110050A DE4110050A1 (de) 1991-03-27 1991-03-27 Verfahren zur gewinnung fester farbstoffe

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05112734A true JPH05112734A (ja) 1993-05-07

Family

ID=6428320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4094908A Pending JPH05112734A (ja) 1991-03-27 1992-03-23 固体染料の製造方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0505870B1 (ja)
JP (1) JPH05112734A (ja)
DE (2) DE4110050A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534436A (ja) * 2000-05-26 2003-11-18 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド アニオン性有機化合物の溶液の調製方法
JP2004160396A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Japan Organo Co Ltd インク廃液の処理方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19839209A1 (de) * 1998-08-28 2000-03-02 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Gewinnung von festen Stoffen aus Lösungen
DE19844227C2 (de) * 1998-09-26 2002-04-18 Daimler Chrysler Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Kristallen aus übersättigten Lösungen
DE19859876A1 (de) 1998-12-23 2000-06-29 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Kristallisation aus Lösungen
DE19931322A1 (de) * 1999-07-07 2001-01-11 Clariant Gmbh Verfahren zur Herstellung hochkonzentrierter Pigmentpreßkuchen
WO2001032786A1 (en) * 1999-10-29 2001-05-10 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Process for the preparation of solutions of anionic organic compounds
DE10001737C1 (de) * 2000-01-17 2001-10-18 Umweltkompatible Prozestechnik Vorrichtung zur Wasseraufbereitung
EP1442086A1 (en) 2001-11-08 2004-08-04 Ciba SC Holding AG Method of reducing the total organic carbon content of production waste water in the course of the preparation of concentrated solutions of anionic organic compounds

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3017070A1 (de) * 1980-05-03 1981-11-05 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur herstellung salzarmer wasserloeslicher farbstoffe
DE3446695A1 (de) * 1984-12-21 1986-06-26 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Verfahren zur aufkonzentrierung waessriger loesungen von organischen verbindungen, die salze enthalten, unter gleichzeitiger verringerung des salzgehaltes

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003534436A (ja) * 2000-05-26 2003-11-18 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド アニオン性有機化合物の溶液の調製方法
JP2004160396A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Japan Organo Co Ltd インク廃液の処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE59202288D1 (de) 1995-06-29
EP0505870A1 (de) 1992-09-30
DE4110050A1 (de) 1992-10-01
EP0505870B1 (de) 1995-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4689048A (en) Process for the preparation of formulations of water-soluble organic dyes by two-stage membrane separation of crude dye suspension
US4851011A (en) Process for the preparation of concentrated aqueous dye formulations of water-soluble organic dyes by membrane separation and with cross-flow micro-filtration to remove suspended or colloidal solids
JPH07185279A (ja) 有機合成生成物の精製法
KR100832727B1 (ko) 음이온성 유기 화합물 용액의 제조방법
JPH05112734A (ja) 固体染料の製造方法
US4758347A (en) Process for purifying dyeing wastewaters
EP0210378A2 (de) Verfahren zur Herstellung konzentrierter Lösungen von anionischen Farbstoffen und Farbstoffadditiven
US4838895A (en) Process for the preparation of concentrated aqueous dye formulations by desalination and concentration by membrane separation in presence of sodium salt
CZ2000213A3 (cs) Způsob výroby diazoniových sloučenin, chudých na sodné ionty a jejich použití pro výrobu azosloučenin
JP2547794B2 (ja) 顔料懸濁物および顔料中間物懸濁物の膜分離技術による分離精製
JPS6121165A (ja) 繊維反応性染料の塩の乏しい、液状、水性配合物の製法
JP3412637B2 (ja) ロダン塩の回収方法
US20030100758A1 (en) High yields, high purity melamine manufacturing process
US5145485A (en) Process for the preparation of stable dyestuff solutions: pressure permeation in presence of boric acid or borate
US7291184B2 (en) Method of reducing the organic carbon content of production waste water in the course of the preparation of concentrated solutions of anionic organic compounds
US4560746A (en) Ultrafiltration process for purification of dyes useful in foodstuffs
US5096458A (en) Preparation of stable anionic dyestuff solutions: pressure permeation of crude dye in solution of lithium or ammonium salt
US4402701A (en) Leather dyeing agents and their preparation: membrame separation of dye mother liquor
JPH05247367A (ja) 反応染料の安定な製造
JPH11215980A (ja) 菌体含有液の処理方法
JPH03773A (ja) 反応染料の製剤、その製造方法およびそれを用いる繊維材料の染色方法
RU2083509C1 (ru) Способ очистки сточных вод от красителей и/или органических веществ, содержащих сульфогруппы
JPS60177081A (ja) 記録液用水溶性染料の精製方法
JPS61152770A (ja) イオン性染料のほとんど塩不含の水溶液の製法
PL120219B1 (en) Method of manufacture of anthraquinone dyes