JPH05112137A - 自動車用キヤンバストツプの幌骨構造 - Google Patents
自動車用キヤンバストツプの幌骨構造Info
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- JPH05112137A JPH05112137A JP29799091A JP29799091A JPH05112137A JP H05112137 A JPH05112137 A JP H05112137A JP 29799091 A JP29799091 A JP 29799091A JP 29799091 A JP29799091 A JP 29799091A JP H05112137 A JPH05112137 A JP H05112137A
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- canvas top
- hard panel
- hood
- panel
- center
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リンク機構の途中にハードパネルを設けてこ
のハードパネルに向けて各リンクを折り畳むように構成
して、コンパクト化を図るものである。 【構成】 ロアフレーム26の上端部にセンターハード
パネル28を軸支し、このセンターハードパネル28に
折り畳み可能な一対のアッパーリンク機構29を設け、
これらアッパーリンク機構29相互間にプレート30を
掛け渡して幌骨23を構成し、上記アッパーリンク機構
29と共にセンターハードパネル28を回動させて折り
畳むことにより、センターハードパネル28と車体との
間にアッパーリンク機構29と幌布24を格納するよう
にしたことにある。
のハードパネルに向けて各リンクを折り畳むように構成
して、コンパクト化を図るものである。 【構成】 ロアフレーム26の上端部にセンターハード
パネル28を軸支し、このセンターハードパネル28に
折り畳み可能な一対のアッパーリンク機構29を設け、
これらアッパーリンク機構29相互間にプレート30を
掛け渡して幌骨23を構成し、上記アッパーリンク機構
29と共にセンターハードパネル28を回動させて折り
畳むことにより、センターハードパネル28と車体との
間にアッパーリンク機構29と幌布24を格納するよう
にしたことにある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトにキャンバ
ストップを格納できる自動車用キャンバストップの幌骨
構造に関する。
ストップを格納できる自動車用キャンバストップの幌骨
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幌付自動車には、ハードトップの
屋根を採用したもの、あるいはソフトトップの屋根を採
用したものがある。ソフトトップの屋根は、通常、伸縮
可能なリンク機構に幌布を展張し、屋根を開放する際に
は、幌布を外して格納するか、リンク機構と共に幌布を
折り畳んで格納している。
屋根を採用したもの、あるいはソフトトップの屋根を採
用したものがある。ソフトトップの屋根は、通常、伸縮
可能なリンク機構に幌布を展張し、屋根を開放する際に
は、幌布を外して格納するか、リンク機構と共に幌布を
折り畳んで格納している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、幌布を
格納する収納スペースを必要とするため、車室内のスペ
ースが制限されることになる。
格納する収納スペースを必要とするため、車室内のスペ
ースが制限されることになる。
【0004】本発明は上記課題を解決し、コンパクトに
キャンバストップを格納できる自動車用キャンバストッ
プの幌骨構造を提供することを目的とする。
キャンバストップを格納できる自動車用キャンバストッ
プの幌骨構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、下端部を後部車体両側にそれぞれ回動可能
に軸支された一対のロアフレームと、これらロアフレー
ムの上端部に、両側を回動可能に軸支されたセンターハ
ードパネルと、このセンターハードパネルの左右の上端
部に折り畳み可能に設けられた一対のアッパーリンク機
構と、これらアッパーリンク機構の先端部に掛け渡され
たプレートとを備え、上記プレートとセンターハードパ
ネル間に幌布を展張すると共に、上記幌布およびアッパ
ーリンク機構を上記センターハードパネルの裏面に折り
畳み可能に構成し、該センターハードパネルをキャンバ
ストップ展開時に、ロアフレームの上部側に立設し、キ
ャンバストップ格納時に、ロアフレームの支持点を中心
に下方に回転させるようにしたことにある。
するために、下端部を後部車体両側にそれぞれ回動可能
に軸支された一対のロアフレームと、これらロアフレー
ムの上端部に、両側を回動可能に軸支されたセンターハ
ードパネルと、このセンターハードパネルの左右の上端
部に折り畳み可能に設けられた一対のアッパーリンク機
構と、これらアッパーリンク機構の先端部に掛け渡され
たプレートとを備え、上記プレートとセンターハードパ
ネル間に幌布を展張すると共に、上記幌布およびアッパ
ーリンク機構を上記センターハードパネルの裏面に折り
畳み可能に構成し、該センターハードパネルをキャンバ
ストップ展開時に、ロアフレームの上部側に立設し、キ
ャンバストップ格納時に、ロアフレームの支持点を中心
に下方に回転させるようにしたことにある。
【0006】
【作 用】幌布を展張する場合には、センターハードパ
ネルをロアフレームの上部側に回動し、センターハード
パネルからアッパーリンク機構を伸ばす。そして、アッ
パーリンク機構に装着された幌布を展張する。幌布を格
納する場合には、アッパーリンク機構を折り畳むと共
に、センターハードパンルを下方に回動させる。こうし
て、センターハードパネルは車体との間にアッパーリン
ク機構および幌布を折り畳んで格納する。
ネルをロアフレームの上部側に回動し、センターハード
パネルからアッパーリンク機構を伸ばす。そして、アッ
パーリンク機構に装着された幌布を展張する。幌布を格
納する場合には、アッパーリンク機構を折り畳むと共
に、センターハードパンルを下方に回動させる。こうし
て、センターハードパネルは車体との間にアッパーリン
ク機構および幌布を折り畳んで格納する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
ら詳細に説明する。
【0008】図1および図2は幌付自動車を示す斜視
図、図3〜図5は幌を格納する順序を示す斜視図、図6
〜図10は幌骨の折り畳み工程を示す側面図、図11は
幌骨を示す斜視図である。
図、図3〜図5は幌を格納する順序を示す斜視図、図6
〜図10は幌骨の折り畳み工程を示す側面図、図11は
幌骨を示す斜視図である。
【0009】図1〜図11において、幌付自動車1は、
屋根2の前部と後部を開放し、前部開放部3に、脱着式
のハードトップ4を設け、後部開放部5に折り畳み式の
キャンバストップ6を設けたものである。
屋根2の前部と後部を開放し、前部開放部3に、脱着式
のハードトップ4を設け、後部開放部5に折り畳み式の
キャンバストップ6を設けたものである。
【0010】脱着式のハードトップ4は、前記開放部3
の前後室内パネル7に設けられたロック機構8を介して
屋根2に取付けられている。このハードトップ4は2つ
折りに構成されており、屋根開放時は、車体9下部に設
けられた収納室10に収納される。
の前後室内パネル7に設けられたロック機構8を介して
屋根2に取付けられている。このハードトップ4は2つ
折りに構成されており、屋根開放時は、車体9下部に設
けられた収納室10に収納される。
【0011】上記車体9は後部側にエンジン(図示せ
ず)を搭載し、前部にトランクルーム11を設けた小型
軽車両で、トランクルーム11にスペアータイヤ(図示
せず)を収納してある。
ず)を搭載し、前部にトランクルーム11を設けた小型
軽車両で、トランクルーム11にスペアータイヤ(図示
せず)を収納してある。
【0012】車体9両側のドアパネル12の後部側サイ
ドパネル13にはエンジン冷却用空気の取入口14が設
けられ、片側のドアパネル12にはフューエルリッド1
5が設けられている。
ドパネル13にはエンジン冷却用空気の取入口14が設
けられ、片側のドアパネル12にはフューエルリッド1
5が設けられている。
【0013】上記サイドパネル13は車体9後面に設け
られたバックドア16に向けて、その上縁17を下向き
に傾斜して形成され、かつ後端部を下方向に湾曲して形
成されている。この両側サイドパネル13の上縁17
と、中央部に残された屋根2の一部(センタールーフ)
18と、上記バックドア16上縁19とで後部開放部5
を形成している。上記前部開放部3と、この後部開放部
5の周囲には、図12および図13に示すように、それ
ぞれウェザーストリップ20,21が装着されており、
かつサイドパネル上縁17には、図14に示すように後
述する幌付24を結合するファスナー22の片側22a
が設けられている。
られたバックドア16に向けて、その上縁17を下向き
に傾斜して形成され、かつ後端部を下方向に湾曲して形
成されている。この両側サイドパネル13の上縁17
と、中央部に残された屋根2の一部(センタールーフ)
18と、上記バックドア16上縁19とで後部開放部5
を形成している。上記前部開放部3と、この後部開放部
5の周囲には、図12および図13に示すように、それ
ぞれウェザーストリップ20,21が装着されており、
かつサイドパネル上縁17には、図14に示すように後
述する幌付24を結合するファスナー22の片側22a
が設けられている。
【0014】上記キャンバストップ6は、折り畳み式の
幌骨23と、この幌骨23に展張された幌布24で構成
されている。上記幌骨23は、図11に示すように、下
端部を上記バックドア16の支持軸25で共通に軸支さ
れた左右一対のロアフレーム26と、このロアフレーム
26の上端部に、両側を軸27を介して回動可能に軸支
されたセンターハードパネル28と、このセンターハー
ドパネル28の室内側裏面の左右に設けられたアッパー
リンク機構29と、これらアッパーリンク機構29の先
端部相互間に掛け渡されたプレート30とで構成されて
いる。
幌骨23と、この幌骨23に展張された幌布24で構成
されている。上記幌骨23は、図11に示すように、下
端部を上記バックドア16の支持軸25で共通に軸支さ
れた左右一対のロアフレーム26と、このロアフレーム
26の上端部に、両側を軸27を介して回動可能に軸支
されたセンターハードパネル28と、このセンターハー
ドパネル28の室内側裏面の左右に設けられたアッパー
リンク機構29と、これらアッパーリンク機構29の先
端部相互間に掛け渡されたプレート30とで構成されて
いる。
【0015】上記ロアフレーム26は図9および図10
に示すように、バックドア16の左右の側板16a内側
にバックドア16と略同一高さに設定されており、ロア
フレーム26の下端部をバックドア16の底板16bに
設けられた切欠き16cを通してバックドア16下方に
導出されている。このロアフレーム26の下端部に設け
られたブラケット31を介してバックドア16の支持軸
25に共通に軸支されている。
に示すように、バックドア16の左右の側板16a内側
にバックドア16と略同一高さに設定されており、ロア
フレーム26の下端部をバックドア16の底板16bに
設けられた切欠き16cを通してバックドア16下方に
導出されている。このロアフレーム26の下端部に設け
られたブラケット31を介してバックドア16の支持軸
25に共通に軸支されている。
【0016】このロアフレーム26の上端部に、下端部
両側を軸27を介して軸支されたセンターハードパネル
28は、ロアフレーム26の上部側に立設するキャンバ
ストップ展開状態と、軸27を中心に回動してバックド
ア16の室内側裏面と組合わさるキャンバストップ格納
状態との態様を有する。
両側を軸27を介して軸支されたセンターハードパネル
28は、ロアフレーム26の上部側に立設するキャンバ
ストップ展開状態と、軸27を中心に回動してバックド
ア16の室内側裏面と組合わさるキャンバストップ格納
状態との態様を有する。
【0017】このセンターハードパネル28の室内側裏
面に設けられたアッパーリンク機構29は、センターハ
ードパネル28の裏面左右に設けられた補強アーム32
と、補強アーム32の内側に設けられたブラケット33
と、補強アーム32の先端部に、一端をピン34を介し
て軸支されたリンク35と、ブラケット33に一端をピ
ン36を介して軸支されたガスステー37と、上記リン
ク35およびガスステー37に支持された4本のリンク
38,39,40,41から成る四節回転連鎖とで構成
されている。4本のリンク38,39,40,41はそ
れぞれピン42を介して互いに連結されており、先端の
リンク38相互間にはプレート30が掛け渡されてい
る。また、基端のリンク39は上記リンク35およびガ
スステー37の他端がそれぞれ軸支されている。
面に設けられたアッパーリンク機構29は、センターハ
ードパネル28の裏面左右に設けられた補強アーム32
と、補強アーム32の内側に設けられたブラケット33
と、補強アーム32の先端部に、一端をピン34を介し
て軸支されたリンク35と、ブラケット33に一端をピ
ン36を介して軸支されたガスステー37と、上記リン
ク35およびガスステー37に支持された4本のリンク
38,39,40,41から成る四節回転連鎖とで構成
されている。4本のリンク38,39,40,41はそ
れぞれピン42を介して互いに連結されており、先端の
リンク38相互間にはプレート30が掛け渡されてい
る。また、基端のリンク39は上記リンク35およびガ
スステー37の他端がそれぞれ軸支されている。
【0018】上記キャンバストップ6の先端部には図示
しないフックが設けられており、このフックに屋根18
の室内側に設けられたロック装置43を留めて、キャン
バストップ6の先端を固定している。
しないフックが設けられており、このフックに屋根18
の室内側に設けられたロック装置43を留めて、キャン
バストップ6の先端を固定している。
【0019】上記幌布24は先端を上記幌骨23のプレ
ート30に巻き付けて縫製されており、両側には図14
に示すようにファスナー22の他方側22bが縫製され
ている。このファスナー22の他方側22bをサイドパ
ネル上縁17に装着されたファスナー22の片側22a
に結合して幌布24の両側をサイドパネル13に被せて
いる。幌布24の後端部はセンタハードパネル28に装
着された樹脂またはガラス製のウィンドガラス44を避
けて被せてあり、かつ、その裏面にはセンターハードパ
ネル28の周縁部に装着された面ファスナー(マジック
ファスナー)45の片面45aに結合する面ファスナー
45の他面45bが縫製されている。46はリンク38
相互間に張られたワイヤーで、幌布24に張りを持たせ
るものである。
ート30に巻き付けて縫製されており、両側には図14
に示すようにファスナー22の他方側22bが縫製され
ている。このファスナー22の他方側22bをサイドパ
ネル上縁17に装着されたファスナー22の片側22a
に結合して幌布24の両側をサイドパネル13に被せて
いる。幌布24の後端部はセンタハードパネル28に装
着された樹脂またはガラス製のウィンドガラス44を避
けて被せてあり、かつ、その裏面にはセンターハードパ
ネル28の周縁部に装着された面ファスナー(マジック
ファスナー)45の片面45aに結合する面ファスナー
45の他面45bが縫製されている。46はリンク38
相互間に張られたワイヤーで、幌布24に張りを持たせ
るものである。
【0020】図15はロアフレーム26上縁に設けられ
たロアフレーム26のロック機構47を示したものであ
る。ロック機構47は、ロアフレーム26の上面にブラ
ケット48を介して軸支されたピボットアーム49と、
ロアフレーム26に装着された板バネ50とで構成され
ており、この板バネ50に上記ピボットアーム49の一
方のアーム49aを係合し、バックドア16のフランジ
51にピボットアーム49の他方のアーム49bに設け
られたフック52を係合している。ピボットアーム49
はアーム49aを押すと板バネ50に抗して回動し、バ
ックドア16のフランジ51からフック52が解除さ
れ、アーム49aを離すと板バネ50の弾撥力でピボッ
トアーム49が回動して、フック52がバックドア16
のフランジ51に係合するものである。
たロアフレーム26のロック機構47を示したものであ
る。ロック機構47は、ロアフレーム26の上面にブラ
ケット48を介して軸支されたピボットアーム49と、
ロアフレーム26に装着された板バネ50とで構成され
ており、この板バネ50に上記ピボットアーム49の一
方のアーム49aを係合し、バックドア16のフランジ
51にピボットアーム49の他方のアーム49bに設け
られたフック52を係合している。ピボットアーム49
はアーム49aを押すと板バネ50に抗して回動し、バ
ックドア16のフランジ51からフック52が解除さ
れ、アーム49aを離すと板バネ50の弾撥力でピボッ
トアーム49が回動して、フック52がバックドア16
のフランジ51に係合するものである。
【0021】次に、本発明の作用を説明する。ハードト
ップ4を外してキャンバストップ6を折り畳んだ状態で
は幌付自動車1は屋根の一部18を除いてフルオープン
の状態である(図2参照)。このとき、キャンバストッ
プ6は図6に示されているように、幌骨23が折り畳ま
れてバックドア16の内側に格納されている。幌骨23
はセンターハードパネル28がバックドア16と組合わ
されて、センターハードパネル28とバックドア16と
の間にアッパーリンク機構29および幌布24を挟み込
んで格納する。この状態でバックドア16を開けると、
バックドア16の支持軸25と幌骨23のロアフレーム
26の軸は共通なので、バックドア16と共にキャンバ
ストップ6も後方に倒れる(図7参照)。
ップ4を外してキャンバストップ6を折り畳んだ状態で
は幌付自動車1は屋根の一部18を除いてフルオープン
の状態である(図2参照)。このとき、キャンバストッ
プ6は図6に示されているように、幌骨23が折り畳ま
れてバックドア16の内側に格納されている。幌骨23
はセンターハードパネル28がバックドア16と組合わ
されて、センターハードパネル28とバックドア16と
の間にアッパーリンク機構29および幌布24を挟み込
んで格納する。この状態でバックドア16を開けると、
バックドア16の支持軸25と幌骨23のロアフレーム
26の軸は共通なので、バックドア16と共にキャンバ
ストップ6も後方に倒れる(図7参照)。
【0022】次に、キャンバストップ6を取付ける場合
を説明する。まず、センターハードパネル28を図3に
示すようにバックドア16の上部側に回動させて起こ
す。センターハードパネル28はバックドア16に当接
して後方への回動が阻止されると共に前方への倒れ込み
が阻止される。なお、センターハードパネル28のロッ
クは別途、ロック機構を設けてもよく、また、支持軸に
ラチェット機構を用いて倒れを防止してもよい。このと
き、ロアフレーム26は図15に示したように上端部を
ロック機構47によってバックドア16に固定されてい
るので、倒れることはない。
を説明する。まず、センターハードパネル28を図3に
示すようにバックドア16の上部側に回動させて起こ
す。センターハードパネル28はバックドア16に当接
して後方への回動が阻止されると共に前方への倒れ込み
が阻止される。なお、センターハードパネル28のロッ
クは別途、ロック機構を設けてもよく、また、支持軸に
ラチェット機構を用いて倒れを防止してもよい。このと
き、ロアフレーム26は図15に示したように上端部を
ロック機構47によってバックドア16に固定されてい
るので、倒れることはない。
【0023】アッパーリンク機構29は、図8に示すよ
うに、センターハードパネル28の上方への回動によっ
て室内側に現われる。幌布24は、アッパーリンク機構
29に装着されている。
うに、センターハードパネル28の上方への回動によっ
て室内側に現われる。幌布24は、アッパーリンク機構
29に装着されている。
【0024】そして、アッパーリンク機構29を伸ばし
ながら幌布24を拡げる(図4参照)。このとき、アッ
パーリンク機構29は、リンク38を上方へ回動させな
がら、リンク39を前方へ引き出し、幌布24を拡げて
いく。そして、リンク35およびガスステー37を回動
させながら、ガスステー37を伸ばす。こうして、アッ
パーリンク機構29は、図9に示すように、前方に伸ば
されて、ロック装置43に固定される。
ながら幌布24を拡げる(図4参照)。このとき、アッ
パーリンク機構29は、リンク38を上方へ回動させな
がら、リンク39を前方へ引き出し、幌布24を拡げて
いく。そして、リンク35およびガスステー37を回動
させながら、ガスステー37を伸ばす。こうして、アッ
パーリンク機構29は、図9に示すように、前方に伸ば
されて、ロック装置43に固定される。
【0025】次に、幌布24の両側に設けられているフ
ァスナー22の他方側22bをサイドパネル上縁17に
装着されたファスナーの片側22aに結合して幌布24
の両側を留める。また、幌布24の後端部は、面ファス
ナー45の他面45bをセンターハードパネル28の周
縁部に装着された面ファスナー45の片面45aに結合
して留める(図5参照)。
ァスナー22の他方側22bをサイドパネル上縁17に
装着されたファスナーの片側22aに結合して幌布24
の両側を留める。また、幌布24の後端部は、面ファス
ナー45の他面45bをセンターハードパネル28の周
縁部に装着された面ファスナー45の片面45aに結合
して留める(図5参照)。
【0026】この状態で、バックドア16を開放すると
きは、バックドア16とサイドパネル13とのロックを
解除すると共に、図15で示すように、ロック機構47
のピボットアーム49を回動させてフック52をバック
ドア16のフランジ51から解除する。そして、バック
ドア16を後方に倒すとキャンバストップ6を展開した
状態で、バックドア16を開けることができる(図10
参照)。
きは、バックドア16とサイドパネル13とのロックを
解除すると共に、図15で示すように、ロック機構47
のピボットアーム49を回動させてフック52をバック
ドア16のフランジ51から解除する。そして、バック
ドア16を後方に倒すとキャンバストップ6を展開した
状態で、バックドア16を開けることができる(図10
参照)。
【0027】キャンバストップ6を折り畳むときは、上
記手順を逆に行なえばよい。キャンバストップ6を装着
した状態で前部のハードトップ4を外せば、運転席上方
のみオープン状態にすることができ、ハードトップ4を
装着して、キャンバストップ6を折り畳むことによっ
て、後部開放部5のみオープン状態にすることができ
る。
記手順を逆に行なえばよい。キャンバストップ6を装着
した状態で前部のハードトップ4を外せば、運転席上方
のみオープン状態にすることができ、ハードトップ4を
装着して、キャンバストップ6を折り畳むことによっ
て、後部開放部5のみオープン状態にすることができ
る。
【0028】上記構成によれば、ハードトップ4装着状
態およびハードトップ4除去状態、キャンバストップ6
展開状態およびキャンバストップ6格納状態を組合わせ
て、種々の車体構成を選択することができる。また、キ
ャンバストップ6は、バックドア16の左右の側板16
a内側に設けられた一対のロアフレーム26と、ロアフ
レーム26の上端部に軸支されたセンターハードパネル
28と、このセンターハードパネル28の左右の室内側
裏面に設けられたアッパーリンク機構29と、これらア
ッパーリンク機構29の先端に掛け渡されたプレート3
0から成る幌骨23と、プレート30とセンターハード
パネル28相互間に展張された幌布24で構成したの
で、キャンバストップ展開時には、センターハードパネ
ル28がリヤウィンドに成ると共に補強部材として機能
し、キャンバストップ6の剛性を保つことができる。さ
らに、キャンバストップ格納時には、センターハードパ
ネル28がバックドア16と組合わさって、相互間にア
ッパーリンク機構29および幌布24が格納されるの
で、キャンバストップ6をコンパクトに車体9内に格納
することができる。またさらに、バックドア16は、キ
ャンバストップ6展開状態では、通常に開けることがで
き、かつ、キャンバストップ6格納状態では、キャンバ
ストップ6と共に開けることができる。また、幌布24
はサイドパネル13にファスナー22で結合されている
ので、充分なシール性を保つことができる。
態およびハードトップ4除去状態、キャンバストップ6
展開状態およびキャンバストップ6格納状態を組合わせ
て、種々の車体構成を選択することができる。また、キ
ャンバストップ6は、バックドア16の左右の側板16
a内側に設けられた一対のロアフレーム26と、ロアフ
レーム26の上端部に軸支されたセンターハードパネル
28と、このセンターハードパネル28の左右の室内側
裏面に設けられたアッパーリンク機構29と、これらア
ッパーリンク機構29の先端に掛け渡されたプレート3
0から成る幌骨23と、プレート30とセンターハード
パネル28相互間に展張された幌布24で構成したの
で、キャンバストップ展開時には、センターハードパネ
ル28がリヤウィンドに成ると共に補強部材として機能
し、キャンバストップ6の剛性を保つことができる。さ
らに、キャンバストップ格納時には、センターハードパ
ネル28がバックドア16と組合わさって、相互間にア
ッパーリンク機構29および幌布24が格納されるの
で、キャンバストップ6をコンパクトに車体9内に格納
することができる。またさらに、バックドア16は、キ
ャンバストップ6展開状態では、通常に開けることがで
き、かつ、キャンバストップ6格納状態では、キャンバ
ストップ6と共に開けることができる。また、幌布24
はサイドパネル13にファスナー22で結合されている
ので、充分なシール性を保つことができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
用キャンバストップの幌骨構造によれば、下端部を後部
車体両側にそれぞれ回動可能に軸支された一対のロアフ
レームと、これらロアフレームの上端部に、両側を回動
可能に軸支されたセンターハードパネルと、このセンタ
ーハードパネルの左右の上端部に折り畳み可能に設けら
れた一対のアッパーリンク機構と、これらアッパーリン
ク機構の先端部に掛け渡されたプレートとを備え、上記
プレートとセンターハードパネル間に幌布を展張すると
共に、上記幌布およびアッパーリンク機構を上記センタ
ーハードパネルの裏面に折り畳み可能に構成し、該セン
ターハードパネルをキャンバストップ展開時に、ロアフ
レームの上部側に立設し、キャンバストップ格納時に、
ロアフレームの支持点を中心に下方に回転させるように
したので、キャンバストップをコンパクトに格納するこ
とができる。
用キャンバストップの幌骨構造によれば、下端部を後部
車体両側にそれぞれ回動可能に軸支された一対のロアフ
レームと、これらロアフレームの上端部に、両側を回動
可能に軸支されたセンターハードパネルと、このセンタ
ーハードパネルの左右の上端部に折り畳み可能に設けら
れた一対のアッパーリンク機構と、これらアッパーリン
ク機構の先端部に掛け渡されたプレートとを備え、上記
プレートとセンターハードパネル間に幌布を展張すると
共に、上記幌布およびアッパーリンク機構を上記センタ
ーハードパネルの裏面に折り畳み可能に構成し、該セン
ターハードパネルをキャンバストップ展開時に、ロアフ
レームの上部側に立設し、キャンバストップ格納時に、
ロアフレームの支持点を中心に下方に回転させるように
したので、キャンバストップをコンパクトに格納するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例による幌付自動車の前部斜視
図である。
図である。
【図2】図1のハードトップおよびキャンバストップを
格納した状態の後部斜視図である。
格納した状態の後部斜視図である。
【図3】図2のキャンバストップのセンターハードパネ
ルを起こした状態の後部斜視図である。
ルを起こした状態の後部斜視図である。
【図4】ハードトップおよびキャンバストップ取付前の
状態を示す後部斜視図である。
状態を示す後部斜視図である。
【図5】ハードトップおよびキャンバストップ装備状態
を示す図1の後部斜視図である。
を示す図1の後部斜視図である。
【図6】図2のキャンバストップ格納状態の幌骨を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図7】キャンバストップ格納状態でのバックドア開放
状態を示す部分断面図である。
状態を示す部分断面図である。
【図8】図3のセンターハードパネルを起こした状態で
のリンク機構を示す部分断面図である。
のリンク機構を示す部分断面図である。
【図9】図5のキャンバストップ展開状態でのリンク機
構を示す部分断面図である。
構を示す部分断面図である。
【図10】キャンバストップ展開状態でのバックドア開
放状態を示す部分断面図である。
放状態を示す部分断面図である。
【図11】キャンバストップの幌骨を示す斜視図であ
る。
る。
【図12】図2のA−A線断面図である。
【図13】図5のA−A線断面図である。
【図14】キャンバストップの幌布の両側と車体との結
合状態を示す部分断面斜視図である。
合状態を示す部分断面斜視図である。
【図15】図2のB−B線断面図である。
1 幌付自動車 2 屋根 3 前部開放部 4 ハードトップ 5 後部開放部 6 キャンバストップ 7 室内パネル 8 ロック機構 9 車体 10 収納室 11 トランクルーム 12 ドアパネル 13 サイドパネル 16 バックドア 17 サイドパネル上縁 18 屋根の一部 19 バックドア上縁 22 ファスナー 23 幌骨 24 幌布 25 支持軸 26 ロアフレーム 27 軸 28 センターハードパネル 29 アッパーリンク機構 30 プレート 35,38〜41 リンク 37 ガスステー 43,47 ロック装置 44 ウィンドガラス 45 面ファスナー
Claims (1)
- 【請求項1】 下端部を後部車体両側にそれぞれ回動可
能に軸支された一対のロアフレームと、これらロアフレ
ームの上端部に、両側を回動可能に軸支されたセンター
ハードパネルと、このセンターハードパネルの左右の上
端部に折り畳み可能に設けられた一対のアッパーリンク
機構と、これらアッパーリンク機構の先端部に掛け渡さ
れたプレートとを備え、上記プレートとセンターハード
パネル間に幌布を展張すると共に、上記幌布およびアッ
パーリンク機構を上記センターハードパネルの裏面に折
り畳み可能に構成し、該センターハードパネルをキャン
バストップ展開時に、ロアフレームの上部側に立設し、
キャンバストップ格納時に、ロアフレームの支持点を中
心に下方に回転させるようにしたことを特徴とする自動
車用キャンバストップの幌骨構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03297990A JP3092738B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 自動車用キャンバストップの幌骨構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03297990A JP3092738B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 自動車用キャンバストップの幌骨構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05112137A true JPH05112137A (ja) | 1993-05-07 |
JP3092738B2 JP3092738B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17853707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03297990A Expired - Fee Related JP3092738B2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 自動車用キャンバストップの幌骨構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092738B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP03297990A patent/JP3092738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3092738B2 (ja) | 2000-09-25 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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