JPH05111729A - 電子部品のリード加工方法及び装置 - Google Patents

電子部品のリード加工方法及び装置

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JPH05111729A
JPH05111729A JP29975691A JP29975691A JPH05111729A JP H05111729 A JPH05111729 A JP H05111729A JP 29975691 A JP29975691 A JP 29975691A JP 29975691 A JP29975691 A JP 29975691A JP H05111729 A JPH05111729 A JP H05111729A
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    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 封止済リードフレーム1のダムバーカット工
程時に、アウターリード5部分にアンダーカットが形成
されるのを確実に防止する。 【構成】 位置決用部材13によって封止済リードフレー
ム1をリード加工金型12におけるセット用凹所122 内に
確実に位置決めし、次に、リード加工金型12の型締圧力
と該金型12の上型123 に配設した左右一対の姿勢修正用
部材14・14 による位置修正作用とによって、横方向へ傾
斜変形した状態のアウターリード5の全体を強制的に且
つ自動的に所定位置に修正し、その後に、該封止済リー
ドフレーム1における各ダムバー6を切断除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子部品のリード加
工方法とその加工装置の改良に係り、特に、封止済リー
ドフレームをリード加工金型における所定位置に供給す
ると共に、そのアウターリードの姿勢を適正状態に修正
してセットするものに関する。
【0002】
【従来の技術】封止済リードフレーム(即ち、リードフ
レーム上に装着されたICチップ等の電子部品を樹脂材
料にて封止成形した状態のリードフレーム)において
は、封止用樹脂が凝固する際に収縮することや作業者の
ハンドリング時における取扱いの不注意等に起因して、
そのリードフレームの全体或は一部が波状に反ったり、
また、そのアウターリード等が横方向に傾斜・変形する
ことになる(図1参照)。更に、封止済リードフレーム
にこのような反りや変形等が生じると、そのピッチ間隔
が不揃いとなって後工程側への移送作用が阻害された
り、或は、そのリード曲げ加工を適正に行うことができ
ない等の問題がある。
【0003】そこで、このような封止済リードフレーム
の反りや変形等を解消する目的で、該リードフレーム自
体の構成を、次のように改善することが考えられる。例
えば(図1参照)、各アウターリード5の先端部間に連
結されるタイバー8とサイドフレーム2との間を分離す
る構成を採用することによって、封止用樹脂の収縮によ
るアウターリード5の変形作用が上記サイドフレーム2
側に及ばないようにする。更に、この場合においては、
そのアウターリード5部分の強度や保形性維持等が問題
となるため、そのアウターリード先端部のタイバー8と
隣設する他の製品構成単位におけるアウターリード先端
部のタイバーとの間、或は、アウターリード先端部のタ
イバー8とリードフレームの端部9との間を細幅で所要
の伸縮性を有するタイバー10にて連結させる。従って、
このようなリードフレームの構成においては、従前のも
のと較べて、封止用樹脂の収縮作用によるサイドフレー
ムの変形防止効果が期待できる。更に、そのサイドフレ
ームに穿設したパイロットピン孔とリード加工金型側に
配設したパイロットピンとの係合・離脱作用が阻害され
ないので、封止済リードフレームをリード加工金型にお
ける所定位置に確実に位置決めし、或は、これから容易
に離脱させることができると云う効果が期待できる。
【0004】しかしながら、上記した封止用樹脂の収縮
は、アウターリード5の全体を樹脂封止成形体(モール
ドパッケージ)4側となる長手方向へ変形させたり、或
は、その全体をサイドフレーム2側となる横方向へ傾斜
変形させる等、その変形状態は、リードフレームの素材
や樹脂材料若しくは樹脂成形条件等によって夫々異なっ
ている。また、作業者が不注意によってハンドリング時
にアウターリード部分等を変形させることも多い。従っ
て、例えば、アウターリード5の全体がサイドフレーム
2側となる横方向へ傾斜変形された状態のままでそのダ
ムバー6の切断除去(ダムバーカット工程)が行われる
と、ダムバーカット用のパンチがアウターリード5部分
をもカットして、所謂、アンダーカットを生じると云っ
た成形不良の要因となる。
【0005】また、上記したアウターリード部分におけ
るアンダーカットの形成を防止する目的で、例えば、ダ
ムバーカット用パンチの先端部にアウターリードのピッ
チ間隔を修正するためのガイド部材を設けて、該ガイド
部材をダムバーカット工程に先行して各アウターリード
間に嵌入させることにより、そのアウターリード間を強
制的に所定のピッチ間隔に修正し、且つ、その後に該ア
ウターリード間のダムバーを切断除去する方法を採用す
ることも考えられる。
【0006】しかしながら、このような修正用ガイドを
設けたダムバーカット用のパンチを備えることは、その
機構・構成が複雑となってその実用化がきわめて困難で
あると共に、コスト高となる等の欠点がある。また、特
に、電子部品(チップ)が高密度化され且つ多ピン化
(アウターリード数の増加)された製品においては、そ
のアウターリード間のピッチが、例えば、0.3mm 〜0.4m
m と云うきわめて狭少な間隔として設定されることにな
るため、このような条件下において上記したような修正
用ガイドを設けた多数本のダムバーカット用パンチを用
いることは更に困難であると云う問題がある。
【0007】そこで、本発明は、封止済リードフレーム
をリード加工金型における所定位置に供給すると共に、
そのアウターリードの姿勢を適正状態に、且つ、自動的
に修正してセットすることにより、ダムバーカット工程
時に、アウターリード部分のアンダーカット形成を確実
に防止することができる電子部品のリード加工方法とそ
の加工装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するための本発明に係る電子部品のリード加工方法
は、封止済リードフレームをリード加工金型における所
定位置に位置決めすると共に、該リード加工金型の型締
時に、該金型に配設した姿勢修正用部材により、傾斜変
形した状態のアウターリードの全体を強制的に所定位置
に修正し、次に、該封止済リードフレームにおけるダム
バーを切断除去し、次に、該封止済リードフレームにお
けるアウターリードを所定形状に折り曲げ、次に、該封
止済リードフレームにおけるアウターリード先端部のタ
イバーを切断除去することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る電子部品のリード加工
方法は、電子部品を封止した封止済リードフレームをリ
ード加工金型における所定位置に供給セットする供給セ
ット工程と、封止済リードフレームにおけるダムバーを
切断除去するダムバーカット工程と、封止済リードフレ
ームにおけるアウターリードを所定形状に折り曲げるリ
ード曲げ工程と、封止済リードフレームにおけるアウタ
ーリード先端部のタイバーを切断除去するリードカット
工程とを有する電子部品のリード加工方法であって、上
記封止済リードフレームの供給セット工程が、該封止済
リードフレームをリード加工金型の所定位置に位置決め
すると共に、上記リード加工金型の型締圧力と該リード
加工金型に配設した姿勢修正用部材による位置修正作用
とによって、傾斜変形した状態のアウターリードの全体
を強制的に所定位置に修正することを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る電子部品のリード加工
装置は、電子部品を封止した封止済リードフレームをリ
ード加工金型における所定位置に供給セットする封止済
リードフレームの供給セット機構と、封止済リードフレ
ームにおけるダムバーを切断除去するダムバーカット機
構とを備えた電子部品のリード加工装置であって、上記
した封止済リードフレームの供給セット機構は、リード
加工金型側に配設した封止済リードフレームの位置決用
部材と、そのアウターリードの突設姿勢を所定方向へ修
正する該アウターリードの姿勢修正用部材とから構成さ
れていることを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る電子部品のリード加工
装置は、上記したアウターリードの姿勢修正用部材を、
リード加工金型に供給セットした封止済リードフレーム
におけるアウターリード先端部のタイバー側面部と摺接
係合する位置に配設して構成したことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る電子部品のリード加工
装置は、上記したアウターリードの姿勢修正用部材にお
けるアウターリードとの摺接係合面に、封止済リードフ
レームにおけるアウターリードの突設姿勢を所定方向へ
案内する所要の姿勢修正用傾斜面が形成されていること
を特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、まず、位置決用部材によって
封止済リードフレームをリード加工金型の所定位置に位
置決めし、次に、リード加工金型の型締時に該金型に配
設した姿勢修正用部材によって傾斜変形した状態のアウ
ターリードの全体を強制的に所定位置に修正し、次に、
該修正状態でそのダムバーを切断除去することになるか
ら、該アウターリード部分におけるアンダーカットの形
成を効率良く且つ確実に防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例図に基づいて詳細に説
明する。図1は封止済リードフレーム1を所要の供給機
構によってリード加工金型12における所定位置に供給し
たときの状態を示しており、また、図2は図1のA−A
線における縦断面図である。なお、図1及び図2は封止
済リードフレームにおけるアウターリード5の傾斜変形
が未だ修正されていない状態を例示している。図3は上
記封止済リードフレーム1におけるアウターリード5の
全体を姿勢修正用部材14によって強制的に所定位置に修
正した状態を示しており、また、図4は図3のB−B線
における縦断面図を、図5は図3のC−C線における縦
断面図を夫々示している。
【0015】上記封止済リードフレーム1には、通常、
両側部に並設されるサイドフレーム2と、該両サイドフ
レーム2間に形成したチップ装着用のタブ(図示なし)
と、該タブと両サイドフレーム2とを連結させたタブリ
ード若しくはピンチ3と、樹脂封止成形体4の内部に封
止されるインナーリード(図示なし)と、その外部に突
設されるアウターリード5と、該各アウターリード5間
と上記サイドフレーム2間を夫々連結させたダムバー6
と、該ダムバー6と両サイドフレーム2との範囲内とな
り且つ樹脂封止成形体4の外方周囲となる位置に構成さ
れる溶融樹脂用のダム部7と、各アウターリード5の先
端部間を夫々連結させたタイバー8と、長手方向に隣設
されたタイバー8の相互間若しくはタイバー8とリード
フレームの端部9との間を連結させた細幅で所要の伸縮
性を有するタイバー10と、上記両サイドフレーム2に形
成された該リードフレームの移送用孔部を兼ねる位置決
用孔部11等が夫々設けられている。
【0016】上記封止済リードフレーム1は、各アウタ
ーリード5の先端部間に連結されるタイバー8とサイド
フレーム2との間が分離されているので、封止用樹脂の
収縮によるアウターリード5の変形作用が直接的に上記
サイドフレーム2側に及ばないように考慮されており、
従って、この封止済リードフレーム1の構成において
は、封止用樹脂の収縮作用によるサイドフレーム2の変
形が防止されている。このため、サイドフレーム2に穿
設した位置決用孔部(パイロットピン孔)11とリード加
工金型12側に配設した位置決用部材(パイロットピン)
13との係合・離脱作用が阻害されないので、封止済リー
ドフレーム1を該金型の下型121 におけるセット用凹所
122 の所定位置に確実に位置決めさせることができると
共に、これから容易に離脱させることができる。しかし
ながら、図1に例示した封止済リードフレーム1におけ
るアウターリード5は、上記した封止用樹脂の収縮作用
によって、その全体がサイドフレーム2側となる横方向
へ傾斜変形された状態にある。
【0017】封止済リードフレーム1のセット位置にお
けるリード加工金型12の上型123 側には、図2に示すよ
うに、アウターリードの姿勢修正用部材14・14 が左右一
対として配設されている。なお、この姿勢修正用部材14
・14 は、リード加工金型12における少なくともダムバー
カット処理の部位に配設されておればよい。更に、該各
姿勢修正用部材14・14 は、上記アウターリード先端部の
タイバー8における両側面部と摺接係合する位置に夫々
配設されると共に、該各姿勢修正用部材14・14 における
上記タイバー8両側面部との摺接係合面には、横方向へ
傾斜変形された状態にあるアウターリード5の姿勢を適
正な方向(図2において、右方向)へ案内するための所
要の姿勢修正用傾斜面141 が夫々形成されている。ま
た、上記姿勢修正用部材14・14 は、上型123 に対して着
脱自在に設けられており、従って、該部材は交換・取替
可能に装設されている。また、上記姿勢修正用部材14・1
4 の位置と対応する下型121 側には、該姿勢修正用部材
14・14 と嵌合する孔部124 が夫々設けられている。
【0018】また、封止済リードフレーム1のセット位
置におけるリード加工金型12の上型123 側には、図5に
示すように、封止済リードフレーム1におけるダムバー
6を切断除去するダムバーカット機構15が配設されてい
る。更に、該ダムバーカット機構15は、上型123 側に設
けた適宜なアウターリード5の押圧部材151 と、ダムバ
ー6部分を押し抜いて切断除去するための適宜な押抜部
材152 とから構成されている。また、上記押抜部材152
の位置と対応する下型121 側には、該押抜部材152 と嵌
合する孔部125 が設けられている。なお、上記孔部125
は、切断したダムバー等の異物をリード加工金型12の外
部へ排出するための排出孔を兼ねている。
【0019】以下、上記実施例における封止済リードフ
レーム1のリード加工は、次のようにして行われる。ま
ず、リード加工金型12における上下両型123・121 の型開
時において、適宜な供給機構を介して、封止済リードフ
レーム1をその下型121 におけるセット用凹所122 の所
定位置に確実に位置決めする封止済リードフレーム1の
供給セット工程を行う。このときの封止済リードフレー
ム1は、上述したように、サイドフレーム2側の位置決
用孔部11と下型121 の位置決用部材13との係合作用によ
って、該下型121のセット用凹所122 の所定位置に確実
に位置決めされるが、そのアウターリード5の傾斜変形
状態は未だ修正されていない。そこで、リード加工金型
における上型123 を下げて、該上型に設けた姿勢修正用
部材の傾斜面141 を上記タイバー8の側面部(図例にお
いては、左側の姿勢修正用部材の傾斜面141 を上記タイ
バー8の左側の側面部)に摺接係合させる。次に、この
状態で上型123 を更に下降させて、該上下両型123・121
の型締圧力により、封止済リードフレーム1を該上下両
型間で挟圧する(図4参照)。このとき、上記タイバー
8の側面部は姿勢修正用部材の傾斜面141 に沿って適正
な方向(図2において、右方向)に押動されるから、ア
ウターリード5の姿勢が強制的に修正されることにな
る。更に、このときの封止済リードフレーム1の上下両
面には上下両型123・121 による型締圧力が加えられるの
で、該封止済リードフレーム1における波状の反り等も
同時に修正されることになる。即ち、上記封止済リード
フレームの供給セット工程においては、該封止済リード
フレーム1をリード加工金型12の所定位置に位置決めす
ると共に、上記リード加工金型12の型締圧力と該リード
加工金型に配設した姿勢修正用部材14による位置修正作
用とによって、変形した状態の封止済リードフレームを
強制的に、且つ、自動的に適正な姿勢に修正することが
できる。
【0020】なお、上記したアウターリードの姿勢修正
用部材14・14 は左右一対として配設されているので、上
記タイバー8が、図例のものとは逆に、右側方向へ傾斜
変形された状態にあっても、そのアウターリードに対し
て、右側の姿勢修正用部材14による同様の姿勢修正作用
を加えることができるものである。
【0021】次に、上記封止済リードフレームのダムバ
ー6を切断除去するダムバーカット工程を行う。上記し
た供給セット工程を経た封止済リードフレーム1のアウ
ターリード5は、上記姿勢修正用部材14・14 による姿勢
修正作用を受けて、その傾斜変形状態が強制的に修正さ
れている(図3及び図4参照)。そこで、まず、上型12
3 側に設けたダムバーカット機構15の押圧部材151 によ
って、アウターリード5の上面を押圧し、次に、この状
態で、そのダムバー6を押抜部材152 により押し抜いて
切断する(図5参照)と共に、切断したダムバーを該押
抜部材152 と嵌合する下型の孔部125 を通して外部へ適
宜に排出する。従って、このとき、上記ダムバー6部分
のみが切断除去されることになるので、上記押抜部材15
2 によるアウターリード5部分のアンダーカットの形成
を確実に防止することができる。
【0022】次に、上記封止済リードフレームにおける
アウターリード5を所定形状に折り曲げるリード曲げ工
程を行い、その後に、該アウターリード先端部のタイバ
ー8を切断除去するリードカット工程を行う。上記した
供給セット工程及びダムバーカット工程を経た封止済リ
ードフレーム1のアウターリード5は、その突設姿勢が
適正な状態に修正されている。また、その各アウターリ
ード5部分にはアンダーカットが形成されていない。従
って、次に、例えば、ピンチ3やタイバー10等を切断し
て製品構成単位を封止済リードフレーム1から分離して
上記アウターリード5を所定形状に折り曲げるリード曲
げ工程を行い、更に、その後に、上記アウターリード5
の所定長さ位置(カットライン)を切断してその先端部
のタイバー8部分を切断除去するリードカット工程を行
えばよい。
【0023】このように、アウターリード先端部のタイ
バー8を切断除去するリードカット工程よりもアウター
リード5のリード曲げ工程を先行させるのは次のような
理由によるものである。即ち、アウターリード先端部の
タイバー8を残した状態でアウターリード5に折曲加工
力を加えるようにすることが好ましい。これは、アウタ
ーリード5に対する折曲加工力をアウターリード5の全
体に均等に加えることによって、仮に、この折曲加工力
が個々のアウターリード5を変形させるような外力とし
て加えられたとしても、その外力を上記タイバー8を介
して効率良く且つ確実に分散・吸収させることができる
からである。従って、例えば、上記タイバー8の切断除
去を行った後に、各アウターリードのリード曲げを行う
場合に生じる不都合、即ち、各アウターリード先端部が
個々に浮き上がったり、横方向へ捩じれ又は傾斜して各
アウターリードのピッチ間隔が不揃いとなり、或は、各
アウターリードの先端部相互間が接触すると云った弊害
を確実に防止することができる。特に、このようなリー
ド加工手段は、QFPタイプやSOPタイプ等のよう
に、多ピン化されて各アウターリードのピッチ間隔がき
わめて狭小に設定されている製品のリード加工にも有効
に且つ好適に適用できるものである。
【0024】なお、上記したダムバーカット工程に先行
して、封止済リードフレームにおけるダム部7内にて硬
化している固化樹脂(図示なし)を取り除くための、所
謂、レジンカット(固化樹脂の突出除去)工程を行うよ
うにしてもよい。また、このレジンカット工程は、必要
に応じて、上記ダムバーカット工程と略同時的に行うよ
うにしてもよい。また、この種の製品構成単位は小型部
品であり、従って、上記ダム部7内の固化樹脂もきわめ
て小さく且つ幅狭に形成されるので、この固化樹脂の存
在を事実上無視できる場合がある。従って、このような
場合は、該レジンカット工程を省略しても差し支えな
い。上記したこれらの加工手順は、例えば、封止済リー
ドフレーム1の素材やリード加工工程数の増減その他の
事情を考慮して、適宜に選択・採用することができるも
のである。
【0025】本発明は、上述した実施例のものに限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内
で、必要に応じて、任意に且つ適宜に変更・選択して採
用できるものである。
【0026】例えば、上述した実施例図においては、D
IP(2方向リード)タイプの製品について説明してい
るが、QFP(4方向リード)タイプの製品等について
も同様に実施することができることは明らかである。
【0027】また、上述したダムバーカット工程,レジ
ンカット工程,リードカット工程時等において発生する
加工クズや塵埃その他の異物を、リード加工金型の外部
へ強制的に吸引排除するような構成を付加してもよい。
【0028】また、上述した位置決用孔部11を若干大径
状に形成して位置決用部材13との係合をスムーズ(ラ
フ)に行うようにすることにより、姿勢修正用部材14・1
4 によるアウターリード5の姿勢修正作用(アウターリ
ード5の位置決め)をより効率良く且つ確実に行うよう
にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、位置決用部材によって封止済
リードフレームをリード加工金型における所定位置に位
置決めし、次に、リード加工金型の型締時に該金型に配
設した姿勢修正用部材によって傾斜変形した状態のアウ
ターリードの全体を強制的に所定位置に修正し、該修正
状態でそのダムバーを切断除去するものであるから、こ
のような本発明によれば、封止済リードフレームにおけ
るアウターリード部分にアンダーカットを形成すると云
った前述した従来の弊害を効率良く且つ確実に防止する
ことができる優れた実用的な効果を奏するものである。
【0030】また、本発明によれば、各アウターリード
の折曲姿勢の不揃い、即ち、その先端部が個々に浮き上
がったり、横方向に捩じれ又は傾斜してそのピッチ間隔
が変わったり、或は、アウターリードの先端部相互間が
接触する等の弊害をも効率良く且つ確実に防止すること
ができると云った優れた効果を奏する。このため、例え
ば、製品の成形後において、専用のリード姿勢修正装置
を用いて各アウターリードの姿勢を個々に適正な状態に
修正すると云ったリード姿勢修正工程をも省略すること
ができる等の優れた実用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】封止済リードフレームをリード加工金型におけ
る所定位置に供給したときの状態の要部を示す一部切欠
平面図である。
【図2】図1のA−A線における一部切欠縦断面図であ
る。
【図3】封止済リードフレームにおけるアウターリード
の全体を強制的に所定位置に修正した状態の要部を示す
一部切欠平面図である。
【図4】図3のB−B線における一部切欠縦断面図であ
る。
【図5】図3のC−C線における一部切欠縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 封止済リードフレーム 2 サイドフレーム 3 ピンチ 4 樹脂封止成形体 5 アウターリード 6 ダムバー 7 ダム部 8 タイバー 9 リードフレーム端部 10 タイバー 11 位置決用孔部 12 リード加工金型 121 下 型 122 セット用凹所 123 上 型 124 孔 部 125 孔 部 13 位置決用部材 14 姿勢修正用部材 141 姿勢修正用傾斜面 15 ダムバーカット機構 151 押圧部材 152 押抜部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封止済リードフレームをリード加工金型
    における所定位置に位置決めすると共に、該リード加工
    金型の型締時に、該金型に配設した姿勢修正用部材によ
    り、傾斜変形した状態のアウターリードの全体を強制的
    に所定位置に修正し、次に、該封止済リードフレームに
    おけるダムバーを切断除去し、次に、該封止済リードフ
    レームにおけるアウターリードを所定形状に折り曲げ、
    次に、該封止済リードフレームにおけるアウターリード
    先端部のタイバーを切断除去することを特徴とする電子
    部品のリード加工方法。
  2. 【請求項2】 電子部品を封止した封止済リードフレー
    ムをリード加工金型における所定位置に供給セットする
    供給セット工程と、封止済リードフレームにおけるダム
    バーを切断除去するダムバーカット工程と、封止済リー
    ドフレームにおけるアウターリードを所定形状に折り曲
    げるリード曲げ工程と、封止済リードフレームにおける
    アウターリード先端部のタイバーを切断除去するリード
    カット工程とを有する電子部品のリード加工方法であっ
    て、上記封止済リードフレームの供給セット工程が、該
    封止済リードフレームをリード加工金型の所定位置に位
    置決めすると共に、上記リード加工金型の型締圧力と該
    リード加工金型に配設した姿勢修正用部材による位置修
    正作用とによって、傾斜変形した状態のアウターリード
    の全体を強制的に所定位置に修正することを特徴とする
    電子部品のリード加工方法。
  3. 【請求項3】 電子部品を封止した封止済リードフレー
    ムをリード加工金型における所定位置に供給セットする
    封止済リードフレームの供給セット機構と、封止済リー
    ドフレームにおけるダムバーを切断除去するダムバーカ
    ット機構とを備えた電子部品のリード加工装置であっ
    て、上記した封止済リードフレームの供給セット機構
    は、リード加工金型側に配設した封止済リードフレーム
    の位置決用部材と、そのアウターリードの突設姿勢を所
    定方向へ修正する該アウターリードの姿勢修正用部材と
    から構成されていることを特徴とする電子部品のリード
    加工装置。
  4. 【請求項4】 アウターリードの姿勢修正用部材を、リ
    ード加工金型に供給セットした封止済リードフレームに
    おけるアウターリード先端部のタイバー側面部と摺接係
    合する位置に配設して構成したことを特徴とする請求項
    3に記載の電子部品のリード加工装置。
  5. 【請求項5】 アウターリードの姿勢修正用部材におけ
    るアウターリードとの摺接係合面に、封止済リードフレ
    ームにおけるアウターリードの突設姿勢を所定方向へ案
    内する所要の姿勢修正用傾斜面が形成されていることを
    特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電子部品のリ
    ード加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112355187A (zh) * 2020-09-23 2021-02-12 杭州索乐光电有限公司 一种用于太阳能电池装配的导线拉拽剪断装置
CN117020068A (zh) * 2023-10-09 2023-11-10 新沂市向荣电子有限公司 一种微型变压器焊接线头的弯剪模具及其使用方法

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