JPH05111726A - 被成形物への潤滑剤塗布方法及びその装置 - Google Patents

被成形物への潤滑剤塗布方法及びその装置

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JPH05111726A
JPH05111726A JP29953391A JP29953391A JPH05111726A JP H05111726 A JPH05111726 A JP H05111726A JP 29953391 A JP29953391 A JP 29953391A JP 29953391 A JP29953391 A JP 29953391A JP H05111726 A JPH05111726 A JP H05111726A
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JP
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lubricant
air
horizontal
molded
pipe
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JP29953391A
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Masayuki Sasaki
正幸 佐々木
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被成形物成形面の必要な個所のみに薄く均一
に潤滑剤を塗布する。 【構成】 空気流が形成されているエアー配管15中
に、潤滑剤定量吐出器1から潤滑剤を間歇的に滴下し、
潤滑剤をエアー配管15の水平で長い水平配管部16で
空気流によって連続した均一な細流にして、水平配管部
の下流端に設けられた電磁弁を開閉して所定のタイミン
グで缶蓋シェルにスプレーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶蓋等の被成形物の成
形面に微量の潤滑剤を均一に塗布する方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、タブ付き缶蓋を製造する場合、中
央部にタブを固定するリベットをプレスにより成形して
いるため、成形前に潤滑剤としてワックスやパーム油を
塗布している。従来、潤滑剤の塗布は、ブランク打ち抜
き前のシートまたはコイルにスプレーやロールコートに
より行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プレス成形する場合、
スムーズに成形するために成形面に潤滑剤を塗布する必
要があるが、潤滑剤は、缶蓋の場合缶詰の内容物に対し
て不純物であるばかりでなく、成形後に蓋面に印刷する
場合にインキが付着し難くなる等の不都合を生じるの
で、なるべく必要な個所のみに必要最小限度で塗布する
ことが望ましい。しかしながら、従来の潤滑剤塗布方法
は、前記のようにスプレーやロールコートで行っている
ため、必要な個所のみに塗布することはできず、ブラン
ク又はコイルの全面に行っており、しかも薄く均一に塗
布することが難しく、前記要望を満たすことが出来ない
問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の欠点を解消しよ
うとするものであり、被成形物面の必要な個所のみに薄
く均一に潤滑剤を塗布することができる被成形物への潤
滑剤塗布方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明者は種々研究した結果、水平に長く配置さ
れたエアー配管内に間歇的に潤滑剤を滴下すると、エア
ー配管内で連続した均一の細い流れになることを見出し
本発明に到達したものである。即ち、本発明の被成形物
への潤滑剤塗布方法は、潤滑剤を空気流が形成されてい
るエアー配管中に滴下し、該エアー配管の水平で長い水
平配管部で該潤滑剤を空気流によって連続した均一な流
れにして、被成形物の成形面にスプレーすることを特徴
とする技術的手段を採用することによって解決すること
ができたものである。
【0006】また、前記方法を達成するための装置は、
潤滑剤を定量づつ吐出する潤滑剤定量吐出器と、上流側
端部がエアー供給源に連結され、下流側端部が被成形物
の成形面に潤滑剤を塗布するノズルに連結された所定長
さの水平配管部を有するエアー配管とを有し、前記潤滑
剤定量吐出器の吐出側と前記エアー配管の水平配管部の
上流側とを潤滑剤滴下配管で連結してなることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】エアー配管の水平配管部の上流側に間歇的に定
量の潤滑剤を滴下すると、エアー配管に滴下された潤滑
剤は、水平で長い水平配管部でエアーによって連続した
均一の流れとなる。従って、これを電磁弁の開閉によ
り、被成形物成形面の必要個所にスプレーすると必要な
個所のみに薄く均一に潤滑剤を塗布することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基に詳細に説
明する。図1は、本発明の潤滑剤塗布装置の実施例の概
略を示している。図中、1は潤滑剤定量吐出器であり、
本実施例では吐出量をラチェットノブにより自由に調整
することができる定量吐出器を採用しており、その駆動
エアーを電磁弁2を介してエアー供給源3から供給され
る。5は潤滑剤タンクであり、該潤滑剤タンクから逆止
弁6を介して前記潤滑剤定量吐出器1の吸入ポート7に
潤滑剤供給配管8により連通している。潤滑剤定量吐出
器の吐出ポート9は、逆止弁10を介して、後述するエ
アー配管15の水平配管部16の上流側に潤滑剤滴下配
管11によって連通している。エアー配管15の上流端
は、前記潤滑剤定量吐出器に駆動エアーを供給するエア
ー供給源と同一のエアー供給源3にレギュレータ17を
介して連通している。18は電磁弁であり、その流出側
ポートに潤滑剤をスプレーするノズル20が設けられて
いる。本実施例の潤滑剤塗布装置は、以上のような構成
からなり、缶蓋成形工程におけるリベット成形装置に缶
蓋シェル21を搬送するコンベヤ22の上方に配置し
て、コンベヤで搬送される缶蓋シェル21のパネル中央
部に潤滑剤を塗布するようになっている。
【0009】以上の装置によって缶蓋シェルへの潤滑剤
は次のようにして塗布される。エアー供給源3からエア
ーフィルタを通って供給されたエアーは、レギュレータ
17で一定圧力に制御されてエアー配管15に供給され
る。また、電磁弁2が適宜のタイミングでオン・オフを
繰り返すことによって、エアー供給源3からエアーが潤
滑剤定量吐出器1に供給され、該潤滑剤定量吐出器1は
間歇的に駆動され、潤滑剤タンク5から潤滑剤を吸入し
て吐出ポート9から吐出して、逆止弁10を通ってエア
ー配管15の水平配管部16の上流側に間歇的に定量の
潤滑剤を滴下する。エアー配管15に滴下された潤滑剤
は、水平で長い水平配管部16でエアーによって連続し
た均一の流れとなる。コンベヤ22で搬送される缶蓋シ
ェル21を図示しないセンサーで検出し、該缶蓋シェル
21がノズル20の真下にくるタイミングで電磁弁18
を開いてノズル20から潤滑剤を缶蓋中央部にスプレー
する。それにより、缶蓋シェルの中央部に潤滑剤が薄く
均一に塗布される。缶蓋シェルへの潤滑剤塗布量の調節
は、潤滑剤定量吐出器1からの1回毎の吐出量を調整す
るか、電磁弁2の作動回数、即ち滴下回数を調整する
か、又は両方を同時に調節するか何れの手段によっても
可能である。
【0010】缶蓋シェルのリベット成形の場合、リベッ
ト成形部の潤滑剤塗布量は経験上0.05mg〜0.1mg
であれば十分であり、その範囲の塗布量を得るために上
記装置において次のような実験を行った。水平配管部1
6の長さが1メートルのものを使用して、エアー圧0.
5kgf/cm2にして、潤滑剤定量吐出器1からの吐出回数
を毎分550枚の速さで通過する缶蓋シェル20枚毎、
30枚毎、40枚毎にそれぞれ1回だけ吐出するように
してノズル下方を通過する全缶蓋シェル21に潤滑剤を
塗布する実験を行った。その結果、それぞれの場合にお
いて潤滑剤定量吐出器1の吐出量を7mg〜120mgの範
囲で調節することによって、缶蓋シェル中央部への付着
量を0.02mgの微小量から0.8mgまで自在に調節す
ることができ、しかも均一に塗布することができた。ま
た、水平配管部16の長さを20cmにすると潤滑剤の十
分な細流が得られず、所望の範囲の塗布量が得られなか
った。従って、本実施例によれば、エアー配管の水平配
管部の長さは、50cm以上、望ましく1〜2mの範囲が
適当であることが判明した。また、エアー配管は、水平
配管部は水平であれば良く、平面内で屈曲したり、渦巻
状になっていても同様な結果が得られた。しかしなが
ら、エアー配管が傾斜している場合は、エアー配管が長
くても潤滑剤の連続した均一流が得られなかった。以上
の実験例により、本発明の潤滑剤塗布方法が、缶蓋リベ
ット部への潤滑剤塗布等、部分的に微小に潤滑剤を塗布
するのに非常に有効であることが確認された。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、被成形物成形面の必要な個所のみに薄く均一
に且つ確実に潤滑剤を塗布することができ、潤滑剤塗布
による悪影響を解消することができる。また、装置が簡
単であり、従来の成形ラインに簡単に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る潤滑剤塗布装置の配管概
略図である。
【符号の説明】
1 潤滑剤定量吐出器 2、18 電磁弁 11 潤滑剤滴下配管 15 エアー
配管 16 水平配管部 20 ノズル 21 缶蓋シェル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑剤を空気流が形成されているエアー
    配管中に滴下し、該エアー配管の水平で長い水平配管部
    で該潤滑剤を空気流によって連続した均一な流れにし
    て、被成形物の成形面にスプレーすることを特徴とする
    被成形物への潤滑剤塗布方法。
  2. 【請求項2】 潤滑剤を定量づつ吐出する潤滑剤定量吐
    出器と、上流側端部がエアー供給源に連結され、下流側
    端部が被成形物の成形面に潤滑剤を塗布するノズルに連
    結された所定長さの水平配管部を有するエアー配管とを
    有し、前記潤滑剤定量吐出器の吐出側と前記エアー配管
    の水平配管部の上流側とを潤滑剤滴下配管で連結してな
    ることを特徴とする被成形物への潤滑剤塗布装置。
JP3299533A 1991-10-21 1991-10-21 被成形物への潤滑剤塗布方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0798229B2 (ja)

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JPH0798229B2 JPH0798229B2 (ja) 1995-10-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619653A (ja) * 1984-06-25 1986-01-17 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619653A (ja) * 1984-06-25 1986-01-17 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀カラ−写真感光材料

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