JP4174760B2 - 中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法 - Google Patents

中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法に係り、詳しくは、一端に開放面(開口面)を有する中空のコーン(円錐)状、角錐状、円筒状、直方体状、立方体状等の中空立体形状の被塗物の内面へ液体又は溶融体を好適に均一塗布することのできる中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、一端に開放面を有する中空のコーン(円錐)状や円筒状等の中空立体形状の被塗物の内面に液体又は溶融体を塗布する方法として、例えば図8及び図9に示す方法が採用されている。図8及び図9は、被塗物が中空立体形状のアイスクリーム用の円錐形のコーン2の場合であって、該コーン2の内面2aに該コーン2の吸湿対策等を目的として液体又は溶融体としての粘性物質であるアイス用チョコレートコーティング材3(以下、チョコレート3と称する)を塗布する場合の一例を示したものである。なお、アイスクリーム用のコーン2とは、コーンスターチ、カラメル、明バン等の原材料でなりアイスクリームが内部に詰められるコーン状の外箱のことをいう。
【0003】
コーン型のアイスクリームの製造は量産体制が採用されており、図8に示すように、複数個(本例の場合は4個)のスプレイガン1が一定間隔を置いて並置されて図示しない支持台に固定され、その下位置において図示していないコーン2の搬送装置が設けられ、該搬送装置によって複数個のコーン2(本例の場合は4個)が逆コーン状に立てられて開放面を上方にした状態で、かつ、該スプレイガン2と同一間隔で同一方向に複数個(本例の場合は4個)並置された状態で搬送され、各コーン2は各スプレイガン1の真下に対応した位置で停止される。
【0004】
そして、図9(A)に示すように、スプレイガン1によりチョコレート3がコーン2の該開放面(開口面)2bを通してスプレイされ、コーンの内面2aに塗布される。この塗布に当たっては、スプレイガン1として、エアスプレイガン又はエアレススプレイガンによりチョコレート3がコーン2の内面2aに向けてフォロー(中空状)コーンタイプSP又はソリッド(中実状)コーンタイプSPのパターン形状で数秒間で短時間スプレイされる。
【0005】
一方、従来から、後記特許文献1、2に示されるように、液体のスプレイ方法として、エアスプレイノズル又はエアレススプレイノズルを用いて液体及び又は該液体を霧化するための加圧気体をミリセカンド(ms)単位で断続的(間欠的又はパルス的)に繰り返し噴出させることにより、液体供給停止用のニードルをシートに対して必要以上に絞り込む必要をなくして液体中に存在するゲル状物質や異物などの詰まりを防いで、比較的薄い塗膜を得ることができ、また不必要の過剰の塗布を避けることができると共に一定厚みの塗布を行い得る方法が知られている。
【0006】
【特許文献1】
特公平3−18506号公報
【特許文献2】
特公平3−18507号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記の図8、図9に示されるような中空円錐状のコーン2の内面への塗布方法においては、スプレイガン1とコーン2との高さ方向の相対位置(相対距離)は一定であり、また、スプレイガン1からスプレイされるチョコレート3のスプレイパターンSPはパターン幅Wが一定であるのに対して、コーン2の内面は上面の開放面2bから下方の閉じた鋭角頂部2cにかけてコーン2の縦軸線AXに直交する方向の直径、即ち高さ方向の直径が徐々に小さくなる円錐形状の内面である。このため、前記パターン幅が一定なスプレイパターンSPによる塗布では該パターン幅の大きさと内面の高さ方向に沿う部位の直径との差がコーン2の下方に行くにしたがって大きくなり、図9(B)に示すように塗布膜厚(塗膜)の均一性が得られず、特に鋭角頂部2c側の内部に極度に溜まり勝ちになって下方に行くに従い塗膜が厚くなったり円周淵への塗り込み不足等が起き、結果として希望する塗り込み厚みを確保することが難しいという問題があった。
【0008】
一方、中空立体形状の被塗物が円筒体であり、その上部開放面の上方位置に前記と同様のスプレイガンを固定設置して該円筒体の内面に塗布する場合においては、該円筒体の内面は高さ方向に一定の直径を有するものの、該円筒体との高さ方向の相対距離を一定にして固定支持されたスプレイガンからスプレイされる塗布パターン幅は一定であるため円筒体内面の上下方向で塗布膜厚が変化し、従って塗膜均一性に欠けるという問題がある。
【0009】
さらに、前記従来技術である特許文献1、2に開示された液体及び又は圧縮気体の間欠スプレイ方法においては、スプレイノズルが被塗物(塗布部位)に対して一定の高さ位置に配置された場合においては前記のとおり無駄な塗布量を少なくして均一或いは薄膜の塗布膜が得られるが、スプレイノズルが定位置高さに固定され、該スプレイノズルに対して高さ方向に塗布部位が変化する中空状のコーン2や円筒体等の中空立体形状被塗物の内面へ液体又は溶融体を塗布する場合においては被塗物自体の高さ方向の内面形状幅の変化(コーン2の場合)及び又はスプレイ幅の下方向への拡がりによって塗布部位に塗着される塗膜厚が高さ方向に一定にならず、塗膜の均一性に欠けるという問題がある。
【0010】
本発明は上述した問題点に鑑みなされたもので、中空のコーン状体或いは円筒状体等の中空立体形状被塗物の内面に液体又は溶融体を均一の塗膜厚に塗布することができる液体又は溶融体の塗布方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために、本発明では次のような液体又は溶融体の塗布方法とした。即ち、一端が開放面を有した中空立体形状の被塗物にスプレイノズルから液体又は溶融体を該開放面側から該被塗物内面に向けて噴出し該被塗物の内面に塗布する中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法であって、該スプレイノズルから噴出される液体又は溶融体の塗布パターン幅を該中空立体形状被塗物の軸線方向の内面形状幅にほぼ見合うように間欠的に変化させながら該中空立体形状被塗物の内面に液体又は溶融体を塗布する方法を採用することにより上記目的を達成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3は本発明に係わる液体又は溶融体(以下、溶融体なる字句は略して単に液体と称する)のエアスプレイノズルによる塗布方法の実施に用いられる液体塗布装置の一実施形態を示す図であり、図1は液体塗布装置の全体系統図、図2は図1におけるエアスプレイノズルを含むスプレイガンの要部概略縦断面図、図3は図2のエアスプレイノズルの底面図、図4は液体及び圧縮気体(パターンエア)の間欠的(断続的)スプレイ(噴出又は吐出)タイミングと該タイミングに応じて変化される圧縮気体供給圧の大きさの変化即ちパターン幅の変化を表したチャートの一実施形態、図5は被塗物への塗布要領の一実施形態を示す説明図である。
【0013】
以下、スプレイノズルとして圧縮気体で液体を霧化する形式のスプレイノズルを用い、該圧縮気体として圧縮空気(圧縮エア)を用いる場合を説明する。図1乃至図3に示すように、符号5は圧縮空気(圧縮エア)により液体を霧化する所謂エアスプレイノズル10を下部先端に具備した液体のスプレイガンであり、該スプレイガン5にはガン本体内の液体供給路8a(図2参照)に連通された液体3用の供給管19が接続されている。該液体供給管19の他端は塗布される液体3が所要量溜められたプレッシャーポット(エア式加圧タンク)18の内部に吸込み端を開口させて接続されている。また、該プレッシャーポット(エア式加圧タンク)18には内部に一方端を開口しエアレギュレータ(調圧弁)16を介装した圧縮空気供給管17が接続されている。
【0014】
また、スプレイガン5には、本体に内蔵されシート(弁座)7に対して離合して液体の供給停止(ON、OFF)を司るニードル(弁体)6の開閉用ピストン(図示せず)に圧縮空気(操作エア)を供給するための圧縮空気供給管15が接続されており、該圧縮空気供給管15には操作エア用ソレノイドバルブ(電磁弁)SOL(a)が介装されている。該ニードル6は図示しないコイルバネにより常時シート7方向に付勢されており、該操作エア用ソレノイドバルブSOL(a)が励磁されて開かれると、圧縮空気が該圧縮空気供給管15に送られて開閉用ピストンの下面側に作用され、該開閉ピストンが該コイルバネの付勢力に抗して持ち上げられ、ニードル6がシート7から離れて弁が開き、液体供給路8aの液体をスプレイノズル10に供給可能となるように構成されている。
【0015】
そして、スプレイガン5には、ガン本体内部の気体室9(図2参照)に連通させて、液体霧化用と塗布パターン形成用とを兼ねる圧縮エア(以下、単にパターンエアと称する)を供給するためのパターンエア供給管20が接続されている。このパターンエア供給管20の途中には複数のエア分岐管20−1、20−2、20−3、20−4、20−5が互いに並列に接続されて取付けられており、該各々の分岐管にはパターンエアの流れ方向の上流から下流にかけてパターンエアの供給停止を司るソレノイドバルブ(電磁弁)SOL1、SOL2、SOL3、SOL4、SOL5、及び、パターンエアの供給圧を設定可能なレギュレータ(調圧弁)R1、R2、R3、R4、R5がそれぞれ直列状態で取付けられている。
【0016】
スプレイガン5には、要部を図2に示すように本体中央部の縦方向に液体供給経路としての、前記液体供給管19に連通した上部の液体供給路8a、シート7及びガン本体に形成された液体通路8bが設けられている。そしてガン本体の下部先端にはエアスプレイノズル10がリテイニングナット5aによって固定保持されて取付けられており、該ノズル10はスワールノズルとして形成されている。即ち、スワールノズル10は、図3にも示すように中央部に液体通路11が形成され、その下端は液体噴出口11aとして開口している。そして、該液体通路11の周囲には、下方斜め方向に指向される(図2参照)と共に平面的には液体通路11の縦中心線をやや外されて指向され(図3参照)、円周方向に略等間隔で複数個(本実施形態では12個)貫通した気体通路12が形成されている。
【0017】
図2に示すように該各々の気体通路12はガン本体に形成された前記気体室9と連通されており、パターンエア供給管20から供給される圧縮空気であるパターンエアが該気体室9を通過し気体通路12に流入して先端開口の気体噴出口12aから液体噴出口11a方向に該噴出口11aの縦中心線とややオフセットされた状態で外部へ噴出される。
【0018】
前記液体の供給停止を司るニードル6操作用圧縮空気の供給管15に介装された操作エア用ソレノイドバルブSOL(a)はパルスタイマ21と電気的に接続され、さらに該パルスタイマ21はシーケンサ22に接続されている。該シーケンサ22はパターンエア用のソレノイドバルブSOL1、SOL2、SOL3、SOL4、SOL5の各々と電気的に接続されている。
【0019】
次に、このように構成された液体塗布装置による液体の塗布方法を説明する。この塗布方法においては中空立体形状の被塗物が例えばアイスクリーム用のコーン2であり、塗布物がアイスクリーム用チョコレート材等の液体3である場合を説明する。液体塗布作業開始に先立ってプレッシャーポット18内の液体3の液面に圧縮空気供給管17を通してエアレギュレータ16によって所定圧に調圧されて供給される圧縮空気によって所定圧力が作用され、それにより液体供給管19を通して液体3がスプレイガン5の液体供給路8aに供給されて液体供給路8aは液体3で充満される。そして、パターンエア供給管20の複数の分岐管20−1、20−2、20−3、20−4、20−5にそれぞれ取付けられたエアレギュレータ(調圧弁)R1、R2、R3、R4、R5は、図4に示すようにそれぞれスプレイガン5に供給される気体供給圧を異ならせて設定される。
【0020】
即ち、このエアレギュレータR1、R2、・・・のそれぞれの供給圧の設定は、例えば図5(A)に示すように間欠的(断続的)に吐出されて形成される液体の中空の截頭円錐状(円錐台状)又はドーナツ状の噴出パターンISPの幅(即ち直径)Wが該コーンの下方の鋭角頂部2cから順次上方の開放面2bにかけて(向けて)コーン2の縦軸線AXに沿って変化する内面形状幅、即ち、内面の直径、にほぼ追随して段階的に大きくなるように、気体噴出口12aから噴出されるパターンエアPAの噴出圧が段階的に大きく変化するように設定される。
【0021】
即ち、図1に示した各々の分岐管20−1、20−2、・・・に取付けられたエアレギュレータR1、R2、・・・はその設定圧の大きさの関係が、例えば、R1<R2<R3<R4<R5となるように設定される。即ち設定圧はエアレギュレータR1を最も小さくなるように設定し、エアレギュレータR2、R3、R4、R5の順に大きくなるように設定する。このようにエアスプレイノズル10を取付けたスプレイガン5を用いた液体の塗布ではパターンエアPAの噴出圧の大きさを変化させることによって塗布パターン幅が変化する性質を利用する。
【0022】
前記のようにして塗布作業開始準備が整えられた後、液体塗布時に、コーン2は図5(A)に示すように開放面2bを上にした状態で、高さ位置を固定されたスプレイガン5の真下に図示していない搬送装置によって搬送され停止される。このとき、コーン2はその縦軸線AXとスプレイガン5のスワールノズル10の縦軸線を一致させた状態で配置される。その状態で、図4に示したように液体とパターンエア(気体)とを同調させて間欠的(パルス的)にノズル10から噴出させる。
【0023】
即ち、パルスタイマ21の設定により、圧縮空気供給管15に介装した操作エア用ソレノイドバルブSOL(a)のON動作とOFF動作と、パターンエア供給管20に介装したそれぞれの分岐管20−1、20−2、・・・のそれぞれのソレノイドバルブSOL1、SOL2、・・・のON動作とOFF動作とを同じサイクルで極短時間で繰り返し行わせることにより、液体とパターンエアとを間欠的に噴出させる。より具体的には、パルスタイマ21によって図4に示すようにパターンエア(気体)の噴出時間と停止時間をそれぞれ例えば40ms(ミリセカンド)、30msに設定し、一方、該パターンエアの噴出時間(40ms)内においてニードル6を例えば30msだけ開いて液体を30msだけ吐出するようにすると共に、液体の噴出停止時間は例えば40msとする。
【0024】
この場合に、液体の噴出を気体の噴出開始後所定時間(t)後、例えば5ms後、に噴出開始し、液体3の噴出停止を気体の噴出停止より所定時間(t)前に、例えば5ms前に停止させる。また、分岐管20−1、20−2、・・・に取付けたソレノイドバルブSOL1、SOL2、・・・のON作動の順序はシーケンサ22よってソレノイドバルブSOL1、ソレノイドバルブSOL2、ソレノイドバルブSOL3、ソレノイドバルブSOL4、及び、ソレノイドバルブSOL5の順になるように設定され、従ってパターンエアの供給経路が分岐管20−1、分岐管20−2、分岐管20−3、分岐管20−4、及び、分岐管20−5の順番で切り替えられてレギュレータR1、R2、・・・の作動順序がレギュレータR1、レギュレータR2、レギュレータR3、レギュレータR4、及び、レギュレータR5の順になるように設定される。
【0025】
このように、液体は噴出時間が30ms、噴出停止時間が40msとなり、また、パターンエアは噴出時間が液体の噴出の前後に5msおいた40ms、噴出停止時間が30msとなり、液体とパターンエアの噴出供給は同調してこのサイクルを繰り返すことになる。そして該パターンエアは供給経路を分岐管20−1、20−2、・・・の順に順次切り替えられて前記パターンエアの各噴出サイクルおいて気体供給圧は図4に示すように該分岐管20−1、20−2、・・・に設けたレギュレータR1、R2、・・・の供給設定圧にしたがって順次大きくされ、分岐管20−5(レギュレータR5)による供給が終了するとコーン(図4のNO1コーン)2の塗布作業が終了する。そして、次に送られて来るコーン(図4のNO2コーン)2の塗布作業は分岐管20−1(レギュレータR1)に供給経路が切り替えられ、以下同じサイクルで塗布作業が同様にして行われる。
【0026】
しかして、上記のようにして間欠的にスワールノズル10の液体噴出口11aから下方に噴出される液体3の噴出流は、該液体と同じサイクルで間欠的に複数の気体噴出口12aから噴出されるパターンエアPAによって粒子化されると共に旋回される。即ち、該複数の気体噴出口12aから噴出されるそれぞれのパターンエアPAは、スワールノズル10の液体通路11及び液体噴出口11aの縦中心線をやや外された(オフセットされた)方向に噴出されて拡がるので、その少なくとも一部が前記液体噴出口11aから噴出された液体噴出流に衝突乃至接触して該液体噴出流を霧化(粒子化)すると共に該粒子化された液体粒子を旋回(スワール)させ液体粒子の旋回流FWを形成する[図5(a)参照]。
【0027】
そして、そのように旋回しながら噴出される液体粒子旋回流FWは、その噴出パターンISPの幅Wが、液体及びパターンエアの間欠的噴出(供給)とそれらの噴出に同調した液体を霧化するためのパターンエア噴出圧力の間欠的変化によって、図5(A)に示すように、コーン2の縦軸線AXに沿って変化する内面形状幅、即ち、内径、の変化にほぼ対応して変化するように、噴出開始時から噴出終了時にかけて小さい幅から大きい幅へと変化され、このように塗布パターン幅が変化された中空のほぼ截頭円錐状(円錐台状)又はドーナツ状の液体粒子旋回流FWが複数個(本実施形態では5個)間欠的(パルス的)に瞬時に生成される。そして、生成された各々の液体粒子旋回流FWは順次、コーン2の下部の鋭角先端部2cから上方の開放部2bの内面2aに次々と到達し液体粒子が該内面2a表面に塗布され薄膜の塗膜が形成される。
【0028】
なお、前記のパターンエア噴出圧力を変化させることによってコーン2の縦軸線AX方向に変化する内径にほぼ対応させて噴出パターンISPの幅を順次、変化させるやり方は、該コーン2の内径が縦軸線AX方向に対して変化する割合を考慮して決定することに加えて、液体がノズル10の噴出口11aから噴出されそのパターンがコーン2の塗着部位に届くまでに拡径される割合をも考慮して決定される。即ち、噴出パターンISPが塗着部位に届くまでの距離の変化に応じて変化する液体の噴出角(放射角)をも考慮して決定されるものである。
【0029】
このコーン2の内面2aへの液体粒子の塗布に際しては、内面2aに順次塗布される截頭円錐状(円錐台状)又はドーナツ状の液体粒子旋回流パターンISPの幅が内面2aの縦軸線AX方向に沿って変化する内面2aの内径にほぼ応じた大きさに形成され、また、各々の液体粒子旋回流の液体粒子群が旋回流FWを形成しているので、図5(B)に示すように内面2aに液体をほぼ均一の塗膜厚をもって塗布することができる。そして、各々の液体粒子が該旋回流FWの内部に巻き込まれる状態で内面2aに接触するため、被塗物SBへの衝突によってリバウンド(反発)して飛散し持ち去られる粒子の量が極めて少なくされ、かつ、旋回流FWを形成する気体の内面2aへの衝突による乱流の発生も極力抑えられる。これらにより、粒子の塗着(塗布)効率が極めて向上される。
【0030】
そして、パターンエアPAの噴出が液体の噴出より前後に所定の短時間t、tだけ長く噴出されることにより、吐出開始時、及び、終了時の大きな液滴の発生、所謂、ボタ落ちが有効に解消されると共に液体の噴出(吐出)開始時から終了時まで好適な液体の粒子化によるスプレイ作業が可能となる。
【0031】
ここで、スワールノズル10を用いた場合のパターンエア(霧化エア)噴出圧と塗布パターン幅との関係を確認した実験例を示す。
【0032】
【実験例】
塗布する液体(塗液)として、粘度が8,000〜20,000cps/RT(20℃)[800〜1,500cps/55℃][B型粘度計]のチョコレート材を用い、次ぎの条件でパターンエア(霧化エア)噴出圧と塗布パターン幅との関係を実験により確認した結果、図6に示したグラフを得た。
(1)エアスプレイノズル;液体噴出口11a及び気体噴出口12aの口径が1.5mmφのスワールタイプ
(2)液圧(プレッシャーポット18による供給圧);5.0kg/cm
(3)液温:55℃
(4)液体及びパターンエアの噴出ON時間;30ms(固定条件)
(5)スプレイ距離;80mm(ノズル10先端〜コーン2の開放面2bまでの距離)
【0033】
図6のグラフから明らかなように、パターンエア(霧化エア)PAの圧力を(0.5〜4.0kg/cmの範囲で大きくするとそれに対応して塗布パターン幅Wは8.0〜52mmの範囲で大きくなることが認められた。
【0034】
以上の実施形態では1個のコーン2に液体を塗布する場合について示したが、例えば図8に示すように並置されて送られてくる複数のコーン2に同時に塗布する場合には、図1に示す塗布装置を該コーン2の数に応じた台数を設置することにより行うことができる。
【0035】
以上のとおり、本実施形態では、中空コーン状被塗物2の内面2aへの液体の塗布方法において、スプレイノズルとしてエアスプレイノズル10を取付けたスプレイガン5を固定位置にセットし、該スプレイガン5にパターンエア圧を調整しうるエアレギュレータR1、R2、・・・と電磁弁SOL1、SOL2、・・・を直列に接続させたパターンエア供給回路20−1、20−2、・・・を並列に複数列配列した状態で接続し、該各々のエアレギュレータR1、R2、・・・の設定圧をノズル10から噴出される塗布パターンの幅が該コーン状被塗物2の軸線AX方向に沿って変化する内面形状幅にほぼ見合った塗布円形パターン幅となるように変化させて設定し、該液体の塗布円形パターン幅の変化をパルスタイマ21、シーケンサ22でなるコントローラによって該各々の電磁弁SOL1、SOL2、・・・を順次、間欠的に開閉させてパターンエア噴出圧を間欠的に変化させることにより行わせる構成を採用したものである。
【0036】
これによって、コーン2内面への液体の塗布において略截頭円錐状(円錐台状)又は略ドーナツ型状の塗布パターンの幅を瞬時に変化させて塗布するパルス状塗布が行われることにより、塗膜の均一性とコーン2の内面2a全体への塗り残しがない塗布方法を得ることができる。即ち、数十ミリセカンド(ms)単位の繰り返し断続(間欠)塗布動作をスプレイガン5に与え、該繰り返し塗布動作においてコーン内面形状に沿った幾つかの塗布パターン幅条件をスプレイガン5に与えることにより均一な塗膜(塗布膜厚)を形成させることができる。
【0037】
以上の実施形態においては、パターンエア供給管20に取付けた分岐管20−1、20−2、・・・の数を5本とし、従って該分岐管に取付けられパターンエアPAの供給圧力を変更するエアレギュレータR1、R2、・・・を5個にし、幅の異なる塗布パターンを5個形成する場合を例示したが、これらの数はコーン2の大きさ(高さ、円錐角、開口面等の大きさ等)に応じて内面2a全体へ対して所望の均一塗布厚みが確保できるように例えば2〜10個等とするなど適宜な数に設定することができる。
【0038】
また、パルスタイマ21の断続塗布条件(パルス条件)の設定を変更、即ち、液体の吐出(噴出)、停止時間を適宜変更して液体の噴出量を所望量に変更することにより、コーン内面への塗膜厚みや塗布量を調整することができる。即ち、図4に示した液体の断続的(パルス的)塗布においては、液体噴出時間(液体ON時間)を全て同じ(30ms)にしたが、コーン2の縦軸線AX方向の内径の変化に応じて塗布量(塗布厚み)をより正確に変化させるように、パターンエアPAの変化とともに、液体の各噴出時間を変化させるようにしてもよい。例えば、液体噴出時間をコーン2の下方(頂部)2c側から上方の開放面2b側にかけて徐々に大きくなるように設定する。
【0039】
図7は異なる実施形態を示すものであり、中空立体形状の被塗物が円筒体の場合の塗布方法を説明するものである。この塗布方法においても図1に示した塗布装置を使用することができる。この円筒体25の内面への塗布の場合は、前記実施形態の被塗物のコーン2に塗布する場合のように該円筒体25の内面25aは縦軸線AXに沿う内径の変化は無いものであり、図7に示したように縦軸線AX方向の内面25aの塗布部位の違いに応じてノズル10の噴射角を異ならせて塗布噴出パターンISPの幅を変化させるようにパターンエアPAの噴出圧力を間欠的に変化させる。
【0040】
例えば内面25a最下位の実際の塗布パターンA1の液体の噴出角をθ1としその噴出パターンISP1の幅を最も小さいものとするようにエアレギュレータR1、R2、・・・によってパターンエア噴出圧を設定し、最上位の塗布パターンA3を得る場合には液体の噴出角を最も大きい噴出角θ3としてその噴出パターンISP3の幅を最も大きい幅とし、中間位の塗布パターンA2を得る場合には液体の噴出角をその中間の噴出角θ2としてその噴出パターンISP2の幅を中間の大きさの幅とするようにパターンエアPAの噴出圧力を間欠的に変化させる。
【0041】
なお、図7では説明のため高さ方向三箇所の塗布部位に塗布する場合を例示したが、円筒体25の内面25aに亙って均一膜厚で塗布するには勿論、高さ方向の多数の塗布部位について噴出角θを算出しそれに対応したそれぞれの噴出パターンISPの幅を得るようにそれぞれのパターンエアPAの噴出圧力を多数のエアレギュレータR1、R2、・・・によってそれぞれ設定する。
【0042】
液体を霧化し塗布パターンを形成する圧縮気体(パターン気体)としては、以上の実施形態で示したように通常は圧縮空気が用いられるが、この他に吐出する液体の性質、性状によって使い分けることができ、例えば液体が引火性の場合には、窒素ガスや炭酸ガスを使用することができる。
【0043】
以上の実施形態では、エアスプレイノズルとしてスワールノズル10を用い、その塗布(噴出)パターン形状が中空の截頭円錐状又はドーナツ状のパターンである場合を示したが、エアスプレイノズルとしてスワールノズルタイプを用いない場合には中実の截頭円錐状(中実円錐台状)パターンの場合もある。
【0044】
以上の実施形態では、スプレイノズルとして圧縮気体で液体を霧化する形式の所謂エアスプレイノズルを用いた場合を説明したが、スプレイノズルとして液体又は溶融体自体の圧力で霧化するスプレイノズルを用いる場合は、中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布を、該液体又は溶融体の塗布パターン幅の変化を液体又は溶融体の噴出圧力を間欠的に変化させて行わせることにより、実施する。
【0045】
即ち、該スプレイノズルとしてエアレススプレイノズルを用い、該液体又は溶融体の塗布円形パターン幅の変化を、該ノズルを先端に取付けたスプレイガンのニードルとシート間の間隙調整変更手段を該ニードルに接続させて設け、該間隙をタイマーによって該間隙調整変更手段によりコーン状被塗物の軸線方向の内面形状幅にほぼ見合った塗布円形パターン幅に応じて順次間欠的に変化させるように設定変更して液体又は溶融体の噴出圧力を間欠的に変化させることにより、行なわせて、コーン状等の中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布を行わせる。
【0046】
より具体的には、図示を省略したが、該間隙調整変更手段を、スプレイガン本体の後部にニードル引き代調整用マイクロアジャストと該マイクロアジャストの後部にミニシリンダと設け、さらに該ミニシリンダに数種の圧縮気体供給停止用の電磁弁を接続して構成し、該マイクロアジャストの位置を該数種の電磁弁により該ミニシリンダの位置を変更させることにより数段階に分けて変更させてニードルとシートとの間の間隙を変える。このことにより液体又は溶融体のノズル前圧力を変更させて噴出パターン(例えば円形ドーナツ状)の幅を変更させる。このような塗布方法によって、スプレイガンと被塗物の位置調整を行なうことなく、瞬時に被塗物に対し噴出パターン幅を変更させてコーン状被塗物内面へ均一塗膜を形成させることができる。
【0047】
以上の実施形態では、被塗物としてコーン2及び円筒体25を取り上げたが、本発明方法は、多角形状体(角錐状体)、直方体状、立方体状等の中空立体形状被塗物の内面への塗布に対しても同様に適用できるものである。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、中空のコーン状体或いは円筒状体等の中空立体形状被塗物の内面に液体又は溶融体を均一の塗膜厚に塗布することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体のエアスプレイノズルによる塗布方法の実施に用いられる液体塗布装置の全体系統図の一実施形態を示す図である。
【図2】図1におけるエアスプレイノズルを含むスプレイガンの要部概略縦断面図である。
【図3】図2のエアスプレイノズルの底面図である。
【図4】本発明に係る液体及び圧縮気体(パターンエア)の間欠的スプレイタイミングと該タイミングに応じて変化される圧縮気体供給圧の大きさの変化即ちパターン幅の変化を表したチャートの一実施形態である。
【図5】(A)は本発明に係るコーン内面(被塗物)への塗布要領の一実施形態を示す説明図、(B)はコーン内面への液体の塗布状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係るパターンエア(霧化エア)噴出圧と塗布パターン幅との関係を実験により求めたグラフである。
【図7】本発明の異なる実施形態を示すものであり、中空立体形状被塗物が円筒体の場合の塗布方法を説明する概略縦断面図である。
【図8】従来のコーン状被塗物内面に液体を塗布する塗布装置の概略斜視図である。
【図9】(A)は図8のコーン状被塗物の内面に液体を塗布する要領を示す縦断面図、(B)はコーン内面の液体の塗布状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 スプレイガン
2 コーン(被塗物)
2a コーン内面(塗布面)
2b 開放面(開口面)
2c 鋭角頂部
AX 縦軸線
3 液体(塗液、チョコレート材)
5 エアスプレイガン
6 ニードル(弁)
7 シート(弁座)
10 エアスプレイノズル(スワールノズル)
11 液体通路
11a 液体噴出口
12 気体通路(パターンエア通路)
12a 気体噴出口(パターンエア噴出口)
PA パターンエア
18 プレッシャーポット
19 液体供給管
20 圧縮気体(パターンエア)供給管
20−1、20−2、・・・ パターンエア分岐管
R1、R2、・・・ エアレギュレータ
SOL1、SOL2、・・・ ソレノイドバルブ(電磁弁)
21 パルスタイマ
22 シーケンサ
FW 液体粒子旋回流
ISP 噴出パターン
W 塗布パターン幅
25 円筒体(被塗物)
25a 円筒体の内面(塗布面)
θ 液体(スプレイ)噴出角

Claims (6)

  1. 一端が開放面を有した中空立体形状の被塗物にスプレイノズルから液体又は溶融体を該開放面側から該被塗物内面に向けて噴出し該被塗物の内面に塗布する中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法であって、該スプレイノズルから噴出される液体又は溶融体の塗布パターン幅を該中空立体形状被塗物の軸線方向の内面形状幅にほぼ見合うように間欠的に変化させながら該中空立体形状被塗物の内面に液体又は溶融体を塗布することを特徴とする中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法。
  2. スプレイノズルとして圧縮気体で液体又は溶融体を霧化するスプレイノズルを用い、該液体又は溶融体の塗布パターン幅の変化を該圧縮気体の噴出圧、及び又は、液体又は溶融体の噴出流量を間欠的に変化させて行わせることを特徴とする請求項1に記載の中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法。
  3. スプレイノズルとして液体又は溶融体自体の圧力で霧化するスプレイノズルを用い、該液体又は溶融体の塗布パターン幅の変化を液体又は溶融体の噴出圧力を間欠的に変化させて行わせることを特徴とする請求項1に記載の中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法。
  4. 該立体形状被塗物がコーン状被塗物であり、該スプレイノズルから噴出される液体又は溶融体の塗布パターン幅を該コーン状被塗物の軸線方向に沿って変化する内面形状幅にほぼ応じた円形幅に間欠的に変化させながら該コーン状被塗物の内面に液体又は溶融体を塗布することを特徴とする請求項1乃至3に記載の中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法。
  5. 該コーン状被塗物の該開放面を上位にし該コーン状被塗物の軸線方向を縦方向に向けると共に該開放面の上部にスプレイノズルを配置し、該液体又は溶融体を該ノズルから下方へ向けて該コーン状被塗物の該開放面を通して内面に向けて噴出させるようにし、該コーンの下方の鋭角頂部から順次上方の開放面に向けて円形パターン幅が大きくなるように円形塗布パターン幅を間欠的に変化させて塗布することを特徴とする請求項4に記載の中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法。
  6. 該コーン状被塗物がアイスクリーム用コーンであり、該液体又は溶融体がチョコレート材又はキャラメル材であることを特徴とする請求項5に記載の中空立体形状被塗物の内面への液体又は溶融体の塗布方法。
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