JPH07299389A - 分与時における流体または粉体流の偏向制御 - Google Patents

分与時における流体または粉体流の偏向制御

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JPH07299389A
JPH07299389A JP28311793A JP28311793A JPH07299389A JP H07299389 A JPH07299389 A JP H07299389A JP 28311793 A JP28311793 A JP 28311793A JP 28311793 A JP28311793 A JP 28311793A JP H07299389 A JPH07299389 A JP H07299389A
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JP28311793A
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Inventor
Masafumi Matsunaga
正文 松永
Ikuo Yamagata
育夫 山懸
Shigenori Kitasako
繁徳 北迫
Akito Takayanagi
明人 高柳
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Nordson Corp
Original Assignee
Nordson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の独立に作動自在の流れによる分与時に
液体または粉体ストリームを偏向させる方法と装置を提
供する。 【構成】 ガンは液体または粉体ストリームを分与する
ためのオリフィスを備えたノズルを有する。吹き出し口
は、オリフィスを囲にょうし、ガンの端部を丁度越える
ストリームの流路を指向する。吹き出し口は導管を介し
て加圧源に接続される。タイマは、オリフィスを通して
の液体または粉体分与および吹き出し口からの流れを制
御する電磁弁を作動する。方向性の流れにより液体また
は粉体の分与を整合することにより、ストリームは偏向
され、基体上に所望のドットまたは吹き付け分配パター
ンまたは缶の内面に一様なスプレイコーテイングを実現
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体または粉体の分与
に係り、特に、基体上に複雑なパターンを形成する分与
の間に、または不規則表面の一様なコーテイングを実現
する分与の間の液体または粉体流の偏向の制御のための
方法および装置に関する。本発明の一つの好適な実施例
は金属缶の内側表面全体を一つのノズルで均一にコーテ
ィングすることに関する。なお、本発明は、「分与時の
液体流の偏向制御」と題し、1992年8月13日付け
の、本出願者の同時係属米国特許出願係属番号第91
6,988号に基づく一部継続特許出願である。
【0002】
【従来の技術】従来、ノズル開口から分与された液体ま
たは溶融生成物に対して所望の噴霧パターンを実現する
一連の方法が提案されている。二成分液体噴霧(空気噴
霧)および無気噴霧法は、ノズル開口からコーテイング
剤を吐出して基体上に噴霧パターンを実現する2種類の
よく用いられる方法である。これらの方法およびその他
の方法により形成される噴霧パターンの間の差異は一般
に、圧縮ガスを用いて噴霧を生成する多くの方法に関係
する。
【0003】液体流の両側に圧縮空気を噴霧することに
より他の形態の噴霧パターンが与えられ、あるいは公知
の噴霧パターンが変更される。任意の種類のノズル開口
が与えられ、液体流に空気を横から噴霧すると、大きく
変形された噴霧パターンが一般に生成される。渦流噴霧
法と呼ばれる1つの方法では、ノズル開口を通して下方
に液体を吐出し、ノズル周囲に一定の間隔で配置された
多数の開口から加熱圧縮ガスを吐出流の外周囲の近傍に
噴霧することにより、渦巻を形成する下降スパイラルが
形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方法の1つ以上の
方法により、単一ノズルから一様な噴霧パターンを得る
ことができる。しかしながら、多くの、または複雑なパ
ターンを得るには多数の噴霧ガンおよびノズルを用いな
ければならない。装置を付加する結果として、またその
装置が必要とする作業者および保守の増加の結果とし
て、多数のすなわち複雑な噴霧パターンの実現のための
コストが大幅に増加することになる。
【0005】このようなコスト高に加えて、与えられた
狭い空間内である噴霧動作を行うのは物理的に無理なこ
とが多い。表面をコーテイングするための連続する噴霧
動作を考えると他の問題が生じる。すなわち、被コーテ
イング物体の表面に反射流層が形成され、引き続く噴霧
と衝突し、従って、さらに衝突が生じ、噴霧が分散し、
部品の塗り坪が小さくなるという問題点が生じる。
【0006】缶の角部などの被コーテイング部品が凹状
のときにこのような問題が一般に発生する。この噴霧プ
ロセスの「エアクッション」の反射に起因する不効率性
の他に、反射された噴霧体の衝突と分散は噴霧環境を汚
染し、従って汚染源になる。
【0007】従って、本発明の目的は、最小のスペース
で経済的に可能な方法で多数のおよび/または複雑なパ
ターンをなして液体を分与し、かつ分与中に噴霧粒子の
偏向/または乱れを最小にするように液体を分与する方
法と装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中央分与オリフィスと該中央分与オリフ
ィスの周囲に配置された複数の吹き出し口とを有するノ
ズルを用いた液体または粉体分与装置及び方法に関し、
各吹き出し口が独立して作動可能であり、分与された液
体又は粉体流に接触するように流れを向けることができ
る。分与中に独立作動可能な流れの順序及び持続期間を
制御することにより、所望の分配パターンが基体上につ
くられる。本発明は、かなり大きな液滴又は霧化噴霧の
液体状の分与流、あるいは、粉体コーティングの分与流
に適用される。
【0009】本発明の一実施例によれば、6つの吹き出
し口が、ノズルの中央液体分与オリフィスの周りに等間
隔で配置されている。吹き出し口は、中央液体分与オリ
フィスの軸線に向かって内方へ向けられている。液体分
与時に分与オリフィス周りの吹き出し口の各々を逐次作
動することにより、分与された液体または粉体流は異な
る6方向に逐次偏向されて基体上に一般に円形の偏向パ
ターンを形成する。一方、他の偏向を得るために2つ以
上の吹き出し口を同時に作動することもできる。
【0010】
【作用】本発明の方法と装置により提供される1つの特
定の利点は単一ノズルにより金属缶の全内面をコーテイ
ングすることに関係する。ノズルのオリフィスから分与
される液体または粉体流の方向の多様性と制御性が増加
したため、缶の内面はコスト安にかつ望まれないエアク
ッション性を最小にして一様にコーテイングされる。
【0011】エアクッショニングは、分与開口周りに配
置された吹き出し口を逐次作動して、液体流周りに回転
する方向から半径方向内方に向く流れを供給することに
より低減される。液体流の偏向を回転することにより液
体流の好ましくない反射と分散を防止できる。その結
果、従来のコーテイング方法の問題点、すなわち缶の隅
における不均一なコーテイングの問題が排除される。こ
れらの利点はまた、本発明の分与装置が、粉体流による
スプレイコーテイングにより、あるいは液体流の噴霧に
より缶の内面のコーテイングに用いられるときに実現さ
れる。
【0012】本発明の好適な実施例によれば、この分与
装置は分与ガンを有しており、このガンには、内室か
ら、またガンの端部に接続されたノズルのオリフィスか
らの分与流れを制御するタイマ作動電磁弁が備えてあ
る。ノズルはさらに、6個のそれぞれの吹き出し口に連
通する6個の半径方向を向く内孔を有しており、各々の
吹き出し口はガンの先端からわずかな距離離れた位置で
ノズルオリフィスからの流れに交差するように構成され
ている。6個の導管が半径方向の内孔に接続され、圧縮
ガスを吹き出し口に供給する。導管および内孔を通して
吹き出し口からの加圧ガスの流れは、導管に接続された
電気作動式電磁弁により制御される。電磁弁は、ガンの
流量弁をも制御するタイマにより作動される。このタイ
マは、約4ミリ秒から50ミリ秒の範囲の電流パルスを
供給できるパルス制御装置であると好適である。
【0013】タイマから分与弁への、また吹き出し口か
らの吹き出しガス流を制御する弁への電流パルスのタイ
ミングシーケンスと時間幅を制御することにより、所望
の方法で分与流が偏向され基体上に複雑な分布パターン
が形成される。
【0014】中央分与オリフィスは、液体または粉体リ
ザーバの延在する流路の端部における単一オリフィスで
ある。ノイズおよびガンも無気噴霧ノズルのために装着
される。一方、ノズルはさらに、ノズル開口と二成分流
体スプレイ分与用の吹き出し口の丁度間に配置された同
心状霧化口を有している。これらの後者の2つの実施例
は、既に霧化されている粒子流の制御された偏向を可能
にする。ガンおよびノズルはさらに、液体の押し出しに
適合できるように構成されている。
【0015】本発明のさらに他の実施例によれば、ノズ
ル開口は2種以上の液体の液体分与用の2つ以上のオリ
フィスを有してもよい。多数のオリフィスを併置して、
あるいは同心状に配置してもよい。
【0016】オリフィスの1つは他の分与液体中にエア
ロゾルを混合するために用いてもよい。さらに、混合物
を偏向させるためにエアロゾルを吹き出し口を通しての
偏向用試薬として用いてもよい。
【0017】コーテイング流は多数の方向に偏向される
ため、本発明は最小量の空間内で単一ノズルからの噴霧
または分与の多様性の増加を促進する。本発明はさら
に、単一ノズルを用いて広い範囲の分布パターンを実現
できるので多数のまたは複雑なパターンを噴霧するコス
トを低減することができる。
【0018】必要に応じて、さらに他の吹き出し口を設
けて、複雑な偏向パターンを実現する際の多様性を増加
させてもよい。
【0019】本発明の上記の特徴およびその他の特徴
は、以下の詳細な説明および添付した図面によりさらに
容易に理解される。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の第1の好適な実施例によ
る、一般に参照番号20で示した液体分与装置すなわち
ガンを示す図である。ガン20は液体を分与するノズル
21に接続される。整合されたガン20とノズル21は
液体を分与するオリフィス24で終端する中央の液体流
路23を形成する。
【0021】本発明は、スプレイ中の液滴すなわち霧化
粒子としての液体分与、または粉体コーテイングのため
の粉体の分与を意図するものであるが、分与された材料
は一般に、本出願においては、ストリームと呼ぶことに
し、参照番号26により示すことにする。材料ストリー
ム26が分与され、分配される表面は一般に基体27と
呼ぶことにする。
【0022】分与液体は、環状室28の内側のガン20
内に収容される。環状室28に供給される流体はガン2
0に接続された外部ポンプ29により与えられる。環状
室28からの分与液体の流量制御は流体弁30の作動に
より実現され、この弁は環状室28を通して延在し、か
つ中央液体流路23の上端部内に着座するものである。
【0023】ノズル21は、参照番号33a〜33fと
して連続して示した6個の吹き出し口を有する。吹き出
し口から吹き出されたガスは液体ストリーム26を偏向
させ、基体27上に所望の偏向分布を与える。ここでは
6個の吹き出し口33a〜33fを示したが、最適な配
置は36個の吹き出し口まで可能である。各々の吹き出
し口は、図2において破線で示し、参照番号34a〜3
4fで連続して示したノズル21のそれぞれの半径方向
を向く内孔に連通している。参照番号35a〜35fに
より連続して示した6個の導管がノズル21の外周囲に
接続され、それぞれ半径方向内孔34a〜34fと流体
連通される。弁36a〜36fはそれぞれ導管35a〜
35fに沿って配置されているが、図1においては弁3
6aおよび36dだけが示してある。弁36a〜36f
は、それぞれ、吹き出し口33a〜33fに向かう加圧
ガス流を調整するように作用する。導管35a〜35f
には少なくとも2個の電磁弁38および39が操作的に
接続され、内孔34a〜34fを通し、導管35a〜3
5fに沿い、加圧ガス源37からの、最終的には吹き出
し口33a〜33fから流出する加圧ガス流を制御す
る。電磁弁38および39はタイマ41に電気的に接続
され、また図示したように、これらの電磁弁38または
39の各々は吹き出し口のうちの3個の吹き出し口から
のガス流を制御する。さらに、他の吹き出し口が用いら
れるときは、さらに他の電磁弁が必要になる。タイマ4
1は所望のシーケンスと時間幅に従って電磁弁38およ
び39を作動させて、基体27上に液体ストリーム26
の所定の分布パターンを生成する。
【0024】タイマ41は、選択自在の時間幅の方形波
電流パルスを与えることができる電流パルス制御装置で
あると好適である。特に、スプレイコーテイング用途に
おいては、エアクッシヨンと呼ばれる擾乱は、従来技術
で示したように、望ましくないガス流の反射をもたらす
ので、タイマ41からの電流パルスの時間幅は500ミ
リ秒以下に維持されると最良である。また、タイマ41
は、数ミリ秒、すなわち約4ミリ秒の持続期間で、最高
約50ミリ秒までの電流パルスを送出することができる
べきである。
【0025】さらに、タイマ41は、ポンプ29から環
状室28への液体の供給を制御する電磁弁42に電気的
に接続される。分与液体は液体タンク44、加圧液体タ
ンク45、または重力圧タンク46から供給してもよ
い。また、フィードバックライン47を用いて環状室2
8をポンプ29と接続し、環状室28内での分与液体の
圧力および/または流動条件の調節を援助するようにし
てもよい。環状室28内の液体がポンプ29および周辺
に接続された要素により加圧された場合、流路23内の
弁30をその着座位置から上昇させると、環状室28内
の加圧液体は流路23に沿って、またオリフィス24か
ら流動流出される。上記上昇弁30およびタイマ42
は、電磁弁48を電気的に作動して、ガン20の頂部に
おけるシリンダ50中への加圧ガス流を許容する。加圧
ガスは、シリンダ50内でピストン51を上方に移動さ
せ、弁30を上昇させる。加圧ガスが電磁弁48から供
給されないときは、ばね52からの下向きの力がピスト
ン51の上面に作用して弁30を常閉位置に保持する。
弁49を用いて、電磁弁48が作動されたときシリンダ
50に流入するガスの容積を可変制御する。
【0026】図2は、オリフィス24に対する6個の吹
き出し口33a〜33fの半径方向の配向を示したもの
である。図からわかるように、吹き出し口33a〜33
fの整合により、オリフィス24の外部周りに60度間
隔で隔置された6通りの半径方向のいずれかの方向へ開
口24から液体ストリーム26の偏向を可能にする。
【0027】図3は、図1に示したガン20を用いて基
体27上に形成されたドットパターンを示したものであ
る。弁30が「開放」位置に上昇されると、環状室28
内の液体は流路23を通り、またオリフィス24から下
方に流動する。液体が比較的高い粘度に対して比較的低
い圧力を有するときは、大きな凝集力が生成される。例
えば、ゴム状液体物質すなわちホットメルト接着剤が本
実施例の説明に適しており、大きな凝集力を生成する。
その結果、流出液体流は直線状の吐出流を生成する。次
に、圧縮ガスが多数の、独立して作動自在なガス吹き出
し口33a〜33fの各々から逐次吹き出される。吹き
出しガス流が直線状の出射流に当たるにつれ、液体スト
リーム26は異なる方向に偏向され、または再方向付け
される。
【0028】図3に示したように、大きな凝集力を有す
る液体は下向きの直線方向から偏向され、ドットパター
ンが形成され、これらのドットの大きさと間隔は分布ガ
スの吹き出し圧力に依存する。図3には、それぞれ、吹
き出し口33a〜33fからのガス流により生成された
ドット55a〜55fが示してある。各々のドットは、
ガス流が偏向される吹き出し口の対向側にある。
【0029】図4は、本発明の第2の好適な実施例によ
るガン20に用いるのに適したノズル21の拡大図であ
る。この実施例によれば、ノズル21は無気スプレイオ
リフィス57を備えており、このオリフィスにより、霧
化される液体ストリーム26から複雑なスプレイパター
ンが得られる。ガン20の他の全ての要素は図1に示し
たものに類似しているが、高い液体圧力が必要になる。
図3のドットパターンの生成に用いられる液体は比較的
高い粘度を有したが、無気吹き付けオリフィス57と共
に用いられる液体は比較的低い粘度を有する(例えば、
溶剤、コーテイング剤、乳濁液、油、霧化ガスなど)。
液体ストリーム26は吐出中に霧化されるので、基体2
7上に生じるパターンは、図5に示したような、スプレ
イコーテイングパターンをなしている。図3のドット5
5a〜55fの代わりに、無気吹き付けオリフィス57
は、それぞれ、吹き出し口33a〜33fからの方向性
ガス流に対応する霧化滴のスプレイ領域58a〜58f
を生成する。
【0030】図6は、本発明の第3の好適な実施例を示
したもので、この実施例においては、液体ストリーム2
6の霧化を実現する二成分液体スプレイを生成するよう
に構成されたガン20の使用が意図される。本発明のこ
の実施例によれば、ガス吹き出し口33a〜33fはノ
ズルオリフィス59の周囲を囲にょうし、また分与液体
の霧化は、長手方向の同心状流路61の端部に配置され
た同心状霧化ガス流出口60を介してノズル21から霧
化ガスを吐出することにより実現される。この霧化によ
り液体ストリーム26に対するスプレイ流が生成され
る。上記の第1および第2実施例と同様に、霧化液体ス
トリーム26は吹き出し口33a〜33fからの多数の
分布ガス吹き出し流と結合する。ガス吹き出し口33a
〜33fが逐次作動されて霧化液体ストリーム26に当
たるガス流を生成すると、偏向が生じ、図5に示したよ
うに複雑な所望のスプレイパターンが得られる。
【0031】図6の二成分液体スプレイガン20は、流
出口60から流路61に沿い液体ストリーム26中への
霧化空気の吹き付けに必要な変形を除くと、図1のもの
に類似している。すなわち、ガン20は内孔64内に達
する流路61を備え、内孔64は導管65に接続され、
この導管65は次に電磁弁68を介して加圧空気源37
に接続される。電磁弁68はタイマ41により電気的に
作動されて、オリフィス23からの液体分与時に導管6
5に沿い、内孔64を通して流路61に沿い、最後に流
出口60から流出する加圧空気流を許容し、これにより
液体ストリーム26を霧化する。さらに他の流量弁67
を導管65に沿って用い、これを通る霧化ガスの流れを
さらに制御するようにしてもよい。
【0032】図7(a)は、液体分与弁30の動作およ
び吹き出し口33a〜33fからのガス流を制御するタ
イマ41からの電流信号に対する電流対時間を示したも
のである。曲線70はオリフィス24からの液体の吐出
のタイミングを示している。信号がタイマ41すなわち
図1のパルス制御装置41から受信されると、電磁弁4
8の動作位置は「開放」位置になり、動作空気がガン2
0に直接接続され、これにより動作空気はエアシリンダ
50の内側に侵入し、ピストン51および弁30を上昇
させて液体を吐出する。
【0033】参照番号73a〜73fは、多数分配ガス
吹き出し口33a〜33fのそれぞれからガス流を生成
する電流パルスを表している。分配吹き出し口(この場
合は6個)が液体吐出時間に対して同等の割当てを有す
るときは、逐次分配されるガスが唯1つの割当て時間パ
ルスの間に吹き出し口33a〜33fの各々から吹き出
される。図7(a)は、液体ストリーム26の吐出を開
始させるパルス70と同時に発生する第1の吹き出し口
33aからの吹き出し状態を示したものである。続い
て、それぞれのパルス73b、73c、73d、73
e、および73fによりその他の吹き出し口33b、3
3c、33d、33e、および33fが逐次作動され
る。吹き出し口からのガス流が液体ストリームに当たる
と、2つの流れが結合して偏向された方向性の流れを生
成し、これは最終的に基体27の表面に達する。
【0034】6個の分配ガス吹き出し口を用いると、6
つの液体凝集物がそれぞれの位置に徐々に、逐次、1つ
づつ分配される。図7(a)に示した液体信号70およ
びパルス73a〜73fのタイミングにより、基体27
は次のシーケンスのコーテイング領域74a、74b、
74c、74d、74eおよび74fに従って、コーテ
イングされる。タイミングを変えればシーケンスも変更
される。さらに、必要に応じて、ガス流が遮断される
と、液体ストリーム26は垂直方向下方に移動し、基体
27上の6つの領域74a〜74fの中心内に中央領域
80を形成する。図7(b)は、第1のガス流が液体ス
トリーム26の初期吐出より後の時間遅延76を開始す
るタイミング図を示したものである。
【0035】図7(a)および図7(b)は、逐次吹き
出されるガスと連続的に吐出される液体のタイミングを
示す図である。連続する液体分与の場合は、液体ストリ
ーム26の方向のあるものは、これが方向変更前に存在
したように分配時に維持される。すなわち、図8(a)
および図8(b)に示したようなテイルがドット形状ま
たはコーテイングされた領域74a〜74fの各々に付
加される。中央のドット80は図8(b)において影響
を受けてない。
【0036】図9は、図5に示した二成分液体スプレイ
ガン20を用いて、それぞれ液体、霧化ガスおよび分配
ガス流の吐出を生成するための電流パルス70、78お
よび73a〜73fの配置例を示したものである。図9
のタイミングパルスは図10(a)に示したパターンに
おいて、基体27上に液体ストリーム26の分布を生成
する。信号70と信号73aの間に時間遅れを与えると
き、他のガス流の全てはシーケンス付けられ、同じ時間
幅になり、図10(b)に示したパターンが基体27上
に生成されることになる。
【0037】図11(a)は、液体ストリーム26の間
欠的吐出および霧化ガンの間欠的作動を生成する電流パ
ルスを示したものである。図11(b)は、霧化ガスの
連続的な吐出と共に液体ストリーム26の間欠的な吐出
を発生させる電流パルスを示したものである。これらの
両者の場合に、間欠的な液体ストリーム26が吹き出し
口33a〜33fからのガスに当たると、噴霧流の各々
の前回の変化の間の流れの方向は維持されない。すなわ
ち、液体分与時には信号70のように不連続があるの
で、図12(a)および図12(b)の噴霧パターンは
テイル部分なしに生成される。図12(b)は、第1の
ガス流が初期液体分与時より遅れるときにもたらされる
中央コーテイング領域80を再び示すものである。この
電流制御方式は図示してない。図11(a)および図1
1(b)において、ガス流を作動する電流パルス、すな
わち73a〜73fはシーケンス状にされ、スタッガ状
にされる。
【0038】上記の例は霧化された液体ストリーム26
に関係するが、図12(c)および図12(d)に示し
たように、ドット状パターンを得るために、電流パルス
を用いて液体ストリーム26を間欠的に作動することも
できる。図12(d)は、液体分与の開始時と吹き出し
口からの第1ガス流の間に時間遅延を与えたときに形成
されるパターンを示したものである。全ての場合に、液
体分与が間欠的なとき、スプレイパターンはテイルを持
たない。
【0039】以上の説明は6個の分配ガス吹き出し口3
3a〜33fを示し、またパターンは一般に円形形状を
有したが、これらの分配ガス吹き出しポートの個数を1
2個まで増やし、図13(a)に示したもののようなリ
ング形状を得るようにしてもよい。この例および従来の
例の全ては同等の吹き出し圧力と吹き出し時間を用いた
ものである。これらの変数を変化させるとき、図13
(b)、13(c)および13(d)に示したもののよ
うなより複雑なパターンを得ることが可能になる。例え
ば、図13(b)および13(c)に示したパターンは
図13(a)に類似の全体で12個の吹き出し口を必要
とするが、これらの吹き出し口のいくつかは他のものと
異なって角度付けされている。一方、電流パルスの時間
幅が変更されて液体ストリーム26に接触するガス流の
体積を変化させるときは同じ設計も実現可能である。図
13(d)のパターンは、16個の吹き出し口およびこ
れらの吹き出し口の角度の変更、或いはガス流を生成す
る電流パルスの時間幅の変更を必要としている。図13
(a)〜13(d)は、吹き出し口角度および/または
スプレイのための電流パルス幅の変更の効果を示すが、
同じ方法を図1に示した装置に適用し、ドット状パター
ンを得ることができる。
【0040】単一方向の偏向を実現する吹き出し口の使
用について説明したが、交差するガス流の組合せを用い
ることも可能である。ガス流を用い、液体ストリーム2
6に対してねじれを形成することも可能である。このよ
うな方法は、所望の分布パターンをなすドット形状を塗
布する特に効果的な方法である。
【0041】本発明の他の実施例によれば、図14
(a)、図14(b)および図14(c)に示したよう
に、多数液体を多数ノズルから吐出するようにしてもよ
い。吐出液体を混合することにより結合された流れが実
現される。これにより、分与された液体がより迅速に硬
化するように、硬化試薬または同様の試薬を付加して予
め混合することが可能になる。図14(a)および14
(b)は、内部オリフィス86および外部同心状オリフ
ィス87から分与された液体を混合するための無気スプ
レイノズル85を示したものである。両オリフィス86
および87は吹き出し口33a〜33f内にある。図1
4(c)は、3個のオリフィス89、90および91か
らの液体の液体ストリーム26を噴霧する変形例を示し
たものである。3個のオリフィス89、90及び91
は、同心状霧化流出口92の内側に配置され、さらに同
心状霧化流出口92の外側に吹きだし口33a〜33f
が配置されている。
【0042】付加的に混合される液体の1つは、図15
に示したように、エアロゾルであってもよく、すなわち
それぞれタンク98および98に接続された導管95ま
たは96の1つまたは両者により供給されるエアロゾル
であってもよい。ライン104を介してのガン20のオ
リフィス87への液体エアロゾルの流れはタイマ41に
接続された電磁弁101により制御される。弁102は
ライン104を通してのエアロゾル流の付加的な制御を
与える。
【0043】図15はさらに、電磁弁38および39を
接続する、それぞれ、タンク97および98からのエア
ロゾル導管96および99を示すものである。このよう
にして、本発明によれば、エアロゾルは、吹き出し口3
3a〜33fに供給されると共に、吹き出し試薬として
用いられて、ノズル21から分与された両液体から形成
された混合液体ストリーム26を偏向させる。エアロゾ
ルの各々に対して付加的なパイプラインを用いると、吹
き出し口33a〜33fの各々に異なるエアロゾルを供
給することも可能である。
【0044】エアロゾルを形成する液体の混合は、溶
剤、触媒、硬化試薬、液化ガスなどにより行うことがで
きる。溶剤を用いたときは、オリフィス23の、および
分配されたガス吹き出し口33a〜33fの自己洗浄を
利用するとさらに有効である。さらに、触媒および硬化
試薬を用いたときは、エポキシ形塗料にアミンを付加す
ることが蒸気硬化の有効な方法である。さらに、液化ガ
スを用いたときは、ガスおよび液体の混合時の膨張によ
り生成される高エネルギー量は霧化を促進する。
【0045】氷の微粒子を偏向させるために本発明を用
いることも可能である。最近、Taiyo Oxyge
n KKCo.およびMitsubishi Elec
tronics KKCo.は、ウエーハを洗浄する方
法として、液体窒素に脱ミネラル水を注入して氷粒子を
生成する方法を提案した。液体窒素を用いて液体の氷構
造を生成する他の方法がThe University
of GummaおよびICLAS ’78 Pro
ceedings(International Co
nference on Liquid Atomiz
ation and Spray Systems)に
おける他の機関により示されている。これらの概念は、
脱ミネラル水と液体窒素を混合することにより形成され
た氷粒子の液体ストリーム26を偏向させることにより
本発明により容易に適用されるものである。この混合物
は、好適には脱ミネラル水を液体窒素に注入することに
より霧化される。
【0046】本発明と共に溶融液体を用いて、熱可塑性
樹脂、ホットメルト接着剤、ワックス、または200℃
以下で比較的低い粘度を持つ同様の物質を生成してもよ
い。基体上にホットメルト接着剤のドット状コーテイン
グを形成する従来の方法によれば、接着剤はノズル開口
から間欠的に吐出され、一方基体は直線コーテイングを
実現するためにノズルに対して移動された。図16
(a)および16(b)は図1に示したガンを用いて得
ることができるドットの分布パターンを示したものであ
る。図16(c)はこの種の多数並列ガン20により得
ることができるドット分布パターンを示したものであ
る。さらに、図17(a)〜17(d)は図1に示した
種類のガン20により得ることができるもので、但し、
吹き出し口を付加し、ガン20と基体27の相対移動の
間に液体分与を行って得られる分布パターンを示したも
のである。
【0047】さらに、本発明に対して従来の静電コーテ
イング法を適用することも可能である。液体がガンに供
給されるとき液体に静電気を帯電させ、或いは、液体用
のノズルオリフィス24の近傍にコロナピンを付着させ
ることにより、液体を、ガン20から分与されるとき
に、液体を帯電させることができる。液体ストリーム2
6を帯電させると霧化が促進され、これにより粒子の大
きさを微細寸法に低減させ、さらにコーテイングされた
基体27上の接着特性を改良することができる。
【0048】本発明の最も重要な商業上の利点は金属容
器などの中空成品の内面をコーテイングすることに関係
する。缶の金属による缶の食品内容物の汚染を防止する
ためには、一様で均一に缶の全内面をコーテイングする
ことが一般に必要である。さもないと、缶内の食品はそ
れらの香りまたは味を失うことになる。缶の内側をコー
テイングする1つの従来の方法によれば、スプレイノズ
ルは缶の内側に配置され、また缶は、内側の全周囲面が
コーテイングされるまで回転された。しかし、缶の回転
により生成される遠心力によりスプレイコーテイングの
一部が缶の隅に蓄積され、缶の内側の隅のコーテイング
が不均一になる。さらに、缶の隅はスプレイ反射に対し
て特に敏感である。
【0049】本発明は缶の内面を一様にコーテイングす
るための2つの方法を提案するものである。先ず、7つ
の一般に円形状のエプレイ領域で図18に示したような
スプレイ分布パターンを生成するようにタイマ41を調
整する。次に、図19(a)に示したように、ノズル2
1が缶109の内側に挿入される。さらに、缶109内
にいかなる反射流も生じないように吹き出し口33a〜
33fからのガス流の各々の方向を変えることにより液
体ストリーム26が分配される。液体ストリーム26の
方向が短時間、すなわち20ミリ秒以下内でシフトされ
ることから、本発明はスプレイコーテイング時に缶10
9内でのエアクッシヨンの発生を排除する。本発明の方
法と装置によれば、ガス流の1サイクルの時間、すなわ
ち各々の吹き出し口33a〜33fからの1ガス流はほ
ぼ120ミリ秒になる。
【0050】本発明の方法によると、従来の方法で要求
されるようにコーテイング時に缶109を回転させるこ
とは不要になる。缶が例え回転されても、それは、遠心
力の影響が比較的小さくなるように比較的低速度で回転
させればよい。固定された缶109に対してノズルを上
昇させることにより、コーテイングは、各々が缶109
の所定の位置またはレベルでコーテイングを方向づける
一連の付加的なスプレイサイクルにより缶109の内面
に一様に塗布される。ガン20と缶109の間に連続的
な相対運動が存在するとき、或いはガン20が缶109
内で有限個数の異なるスプレイ位置において静止してい
るときはスプレイが発生する。
【0051】図19(b)に示したように、金属缶の内
面をコーテイングする他の方法によると、3種の異なる
コーテイングステップまたはステージが用いられる。各
々のステージは缶109の異なる領域にコーテイングを
供給し、また各々のステージは、缶の外側に配置される
が缶に向けて指向するガンを用いている。例えば、ステ
ージ111においてはノズル21Aは缶109Aの底部
にコーテイングを供給するが、ステージ112における
ノズル21Bは缶109Bの中間部分にコーテイングを
供給し、さらにステージ113におけるノズル21Cは
缶109Cの上部にコーテイングを供給する。図19
(b)は、3種の異なるノズルとガン装置であって、そ
れぞれが各々のコーテイングステージに対するものを用
いた場合の缶109A、109B、および109Cの内
面をコーテイングする状態を示したものである。一方、
特に缶109の寸法が増加または減少する場合には、よ
り多くのまたはより少ないスプレイステージに対してよ
り多数のまたはより小数のノズルを用いることができ
る。
【0052】図20は、粉体を操作的に供給されて缶2
50の内面を粉体コーテイングする、本発明の分与ガン
20のノズル21を示したものである。粉体チューブ2
00がガン20のノズル21に直接接続されて粉体をオ
リフィス24から噴出させる。粉体は、本出願者の米国
特許第4、987、001号の図5に図示説明された種
類の要素により生成される。上記特許はここにその実体
が引用により特に取り込まれる。すなわち、流動床粉体
容器201は粉体ポンプ214に通じた流出口導管20
5を有する。空気圧源(図略)からの空気圧はパルス状
になされ、あるいは調節器215を通してポンプ214
に間欠的に供給され、これにより粉体は導管205から
容器201の外に吸引されると共にパイプ216を通し
て前進される。ポンプ214からの空気伴流粉体をさら
に加速するために、ポンプ214の下流には空気増幅器
217が配置される。
【0053】上記空気増幅器217はその内面周りに配
置された複数個の一様に分配されたポートを有してい
る。ポート218の各々は空気流入口流路219に接続
され、また各々の通路219は、粉体供給ライン内の粉
体の速度が調整され、制御されるように調節自在圧力調
節器220を通して空気圧源から供給される。
【0054】空気増幅器217から下流に配置された流
入口拡散体221は、囲にょうする非多孔性シリンダ2
23の内部に収容された多孔性シリンダ222、および
それらの間で半径方向に配置された空気室224を備え
ている。圧力調節器225はこの空気室224に空気源
(図略)から空気を供給する。調節器225は、均一に
分布された空気流を多孔性シリンダ222を通して半径
方向内方に粉体流動ラインに流動させる。
【0055】流入口拡散体221の下流には摩擦帯電ユ
ニット227が配置される。このユニット227は粉体
供給ラインに収容された空気伴流粉体を静電的に帯電さ
せるように作用する。空気伴流粉体は、摩擦帯電ユニッ
ト227から、流入口拡散体221と同様に構成された
第2の流出口拡散体228に流入する。流出口拡散体2
28は中実シリンダ230に収容された内部多孔性シリ
ンダ229、およびそれらの間で半径方向に配置された
空気室231を備えている。圧力調節器232は空気供
給源(図略)から空気室231に流入空気を供給する。
流出口拡散体228の内部室231から、空気は、多孔
性シリンダ229を通し、半径方向で粉体供給ラインに
流動される。空気圧源から圧力調節器232を通して一
定空気流が維持されるが、ポンプ214および増幅器2
17への内部空気流はパルス状になされる。粉体チュー
ブ200は流出口拡散体228からノズル21に直接粉
体を搬送する。粉体チューブ200の長さは、粉体を生
成し供給する構成要素に対するノズルの配向と位置に依
存する。
【0056】図20はさらに、金属缶250の内側を粉
体コーテイングするために用いられる分与ガン20を示
すものである。ノズル21からの空気流の各々および粉
体流が独立に制御されるために、缶250の内面は缶2
50を回転することなしに一様にコーテイングされる。
本発明の一般原理および好適な実施例の上記説明から、
当業者は、本発明が許す各種の変形を容易に理解するで
あろう。従って、本出願者らは以下の請求の範囲および
それらに等価なものにのみ制限されることを望むもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の好適な実施例による液体分与装
置の概略断面図である。
【図2】図1のライン2−2に沿って取られた図であ
る。
【図3】図1に示した装置により基体上に形成されたド
ットパターンを示す図である。
【図4】本発明の第二の好適な実施例による無気吹き付
けノズルを備えた図1の液体分与装置を概略的に示す拡
大断面図である。
【図5】図4に示した装置により基体上に形成されたス
プレイパターンを示す図である。
【図6】本発明の第三の好適な実施例による二成分液体
スプレイ分与のために装着されたノズルを取り込むよう
に変形された液体分与装置を含む、図1に類似の概略断
面図である。
【図7】(a)は図1に示した装置の動作を説明するも
ので、ノズルからの液体分与および吹き出し口からのガ
ス流を制御する電流パルスを示すタイミング図である。
(b)は液体分与および吹き出し口からのガス流を制御
する他のタイミング図である。
【図8】(a)、(b)は、それぞれ図7(a)、
(b)のタイミング図に従って動作されたときの、図1
に示した装置により形成されたスプレイパターンを示す
図である。
【図9】液体分与および図6に示した二成分液体ガスデ
イスペンサのための吹き出し口からのガス流を制御する
タイミング図である。
【図10】(a)は図9のタイミング図により操作され
たときの、図6に示した装置により形成されたスプレイ
パターンを示す図である。(b)は吹き出し口からの初
期ガス流の前に遅延を有するようにわずかに変形された
場合の、図9のタイミング図に従って、図6に示した装
置により形成されたスプレイパターンを示す図である。
【図11】(a)、(b)は図6に示した液体分与装置
を動作させるためのタイミング図である。
【図12】(a)は図11(a)、(b)のいずれかの
タイミング図により操作されたときの、図6に示した液
体分与装置により形成されるスプレイパターンを示す図
である。(b)は初期液体分与と第一ガス流の間に時間
遅延があるときの、図11(a)または(b)のいずれ
かのタイミング図および図6の装置により形成される他
のスプレイパターンを示す図である。(c)は液体分与
が間欠的に生じる場合の、図1の装置により形成される
ドットパターンを示す図である。(d)は初期液体分与
および第一ガス流の間に時間遅延があるときの、(c)
に類似の図である。
【図13】(a)、(b)、(c)、(d)は付加的な
吹き出し口を有するノズルを備えた場合の、図6の液体
分与装置により形成される付加的な複雑スプレイパター
ンを示す図である。(b)、(c)、(d)は付加的な
吹き出し口を有し、さらに方向性ガス流角度またはガス
流の容積の変動のいずれかがある場合の図である。
【図14】(a)は多種液体混合スプレイ用の無気吹き
付けノズルを示す断面図である。(b)は(a)の図1
4Aの無気吹き付けノズルの、上方に見た、底面図であ
る。(c)は多種液体混合スプレイ用の二成分液体吹き
付けノズルの、(b)に類似の底面図である。
【図15】本発明の第四の好適な実施例による、エアロ
ゾルを他の分与液体と混合し、混合物をエアロゾルによ
り偏向させる液体分与装置の断面図である。
【図16】(a)、(b)はホットメルト接着剤、ワッ
クス、または類似の物質などの熱可塑性樹脂により形成
されたドットパターンを示す図である。(c)は、
(a)および(b)のものに類似するが、本発明の教え
に従って形成されたドットパターンを示す図である。
【図17】図1に示した装置に、吹き出し口を付加し
て、ガンと基体とを相対移動して得られた分布パターン
を示す図である。
【図18】金属缶の内面をコーテイングするのに特に適
した一様なスプレイパターンを示す図である。
【図19】(a)、(b)は本発明により金属缶の内面
を一様にコーテイングする他の方法を示す図である。
【図20】本発明のさらに他の実施例により、かつ金属
缶の内面の粉体コーテイング時の、粉体コーテイングの
ために装着された本発明の分与装置を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
20 液体分与装置またはガン 21 ノズル 23 中央液体流路 24 ノズル 26 分与材料ストリーム 27 基体 28 環状室 29 ポンプ 30 液体弁 33a〜33f 吹き出し口 34a〜34f 内孔 35a〜35f 導管 36a〜36f 弁 37 加圧ガス源 38、39 電磁弁 41 タイマ 45 加圧液体タンク 47 フィードバックライン 50 シリンダ 51 ピストン 57 無気吹き付けオリフィス 61 同心状流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高柳 明人 東京都中野区南台2−4−2

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶の内面を一様に塗布する方法であっ
    て、 (a)缶の内面に向けてノズルからの粉体コーテイング
    材料流を噴霧するステップと、 (b)前記噴霧粉体コーテイング材料流に接触するよう
    に複数の独立して作動自在の気体流の各々を向けて、こ
    の材料流を順次所望の方向に偏向させ、これにより噴霧
    反射を生ぜずに缶の内面を一様に塗布するステップとか
    らなる方法。
  2. 【請求項2】 該気体流は、6個の外側の吹き出し口か
    ら半径方向内方に向けられる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 粉体コーテイング装置であって、 吐出オリフィスと、該吐出オリフィスを囲にょうする複
    数個の吹き出し口とを有するノズルと、 前記吐出オリフィスから粉体コーテイング材料流を基体
    上に分与する分与手段と、 それぞれの吹き出し口からの複数の独立に作動された流
    れによって前記粉体コーテイング材料流を選択的に偏向
    させ、これにより前記基体上に分与される粉体の所望の
    分布パターンを生成する偏向手段とからなり、前記偏向
    手段はさらに、 各々が加圧ガス源に接続されると共に吹き出し口に達す
    る複数個の導管と、 少なくとも2個の電磁弁であって、一方の電磁弁が、各
    々の導管に操作的に接続されると共に電気的に作動され
    て、それぞれの導管に沿いかつそれぞれの吹き出し口の
    外に前記加圧ガス源からの加圧ガスを流すことができる
    電磁弁と、 前記電磁弁および前記分与手段に操作的に接続されると
    共に、吐出オリフィスを通しての分与および吹き出し口
    からのガス流を制御するように構成されたタイマとから
    なる粉体コーテイング装置。
  4. 【請求項4】 前記タイマはさらに、 前記ガス流のシーケンス及び時間幅を選択し、これによ
    り粉体コーティング材料流を選択的に偏向させて基体上
    に所望の分布パターンを生成する手段を備えてなる請求
    項3記載の粉体コーテイング装置。
  5. 【請求項5】 粉体コーテイング材料分与方法であっ
    て、 ノズルの分与オリフィスから粉体コーテイング材料流を
    基体に向けて流すステップと、 前記粉体コーテイング材料流を前記分与オリフィスの周
    囲に配置された複数の吹き出し口からの複数の独立に作
    動自在の流れにより選択的に偏向させ、これにより基体
    上に所望の分布パターンを実現するステップとからなる
    粉体コーテイング材料の分与方法。
  6. 【請求項6】 前記独立に作動自在の流れは加圧ガス源
    からのガス流である請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 空気伴流粒子は偏向される前に静電的に
    帯電される請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記吹き出し口からの方向流の
    所望のシーケンスと時間幅により前記粉体コーティング
    材料流の流れを選択的に調節して基体上に所定の分布パ
    ターンを実現するステップとからなる請求項7記載の方
    法。
JP28311793A 1992-11-12 1993-11-12 分与時における流体または粉体流の偏向制御 Withdrawn JPH07299389A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030093034A (ko) * 2002-06-01 2003-12-06 현대자동차주식회사 도장용 스프레이 건의 노즐
JP2016507365A (ja) * 2012-12-27 2016-03-10 エーファウ・グループ・エー・タルナー・ゲーエムベーハー スプレーノズル装置およびコーティング方法

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