JP2670731B2 - ノズル洗浄方法及びその洗浄装置 - Google Patents

ノズル洗浄方法及びその洗浄装置

Info

Publication number
JP2670731B2
JP2670731B2 JP4298461A JP29846192A JP2670731B2 JP 2670731 B2 JP2670731 B2 JP 2670731B2 JP 4298461 A JP4298461 A JP 4298461A JP 29846192 A JP29846192 A JP 29846192A JP 2670731 B2 JP2670731 B2 JP 2670731B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glaze
air
fluid nozzle
water
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4298461A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06142571A (ja
Inventor
光昌 倉坂
義政 松尾
芳仁 葛原
Original Assignee
株式会社イナックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イナックス filed Critical 株式会社イナックス
Priority to JP4298461A priority Critical patent/JP2670731B2/ja
Publication of JPH06142571A publication Critical patent/JPH06142571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2670731B2 publication Critical patent/JP2670731B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイル素地に釉薬を霧
掛け施釉する霧掛け装置における二流体ノズルの洗浄方
法及び洗浄装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、霧掛け装置によりタイル素地に釉
薬を霧掛け施釉する技術は、公知のものとされており、
例えば、図5に示す如く、霧掛け装置S’は、二流体ノ
ズル1の先端部1aから釉薬gとエアーaを噴出させ
て、タイル素地の表面に霧掛け施釉するように構成され
ている。前記釉薬gは、釉薬タンク2内に貯留されてお
り、チャンバー5を付設したポンプ3にて吸引、吐出さ
れ、釉薬配管4に介装されているレギュレター6や流量
調整弁7や圧力計8や止め弁9を介して、一定の圧力が
かけられた状態で二流体ノズル1に供給されるのであ
り、また、前記エアーaは、フィルター20からエアー
ポンプ13(コンプレッサー)にて吸引、圧縮され、エ
アータンク12に蓄圧され、エアー配管14に介装され
ている止め弁19やレギュレター16やエアーフィルタ
ー11を介して、一定の圧力がかけられた状態で二流体
ノズル1に供給され、釉薬を霧状に噴出させていたので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
において、釉薬gが二流体ノズル1の先端部1aに付着
し、「詰まり」を発生し、該「詰まり」は釉薬gの噴出
量にバラツキが生じ、タイル素地の表面に釉薬を一定に
施釉することができず、施釉ムラができ、焼成後のタイ
ル表面が凹凸になり、品質精度にバラツキが生じるので
ある。そこで、本発明は、霧掛け装置の二流体ノズルの
先端部を洗浄するように構成し、該二流体ノズルの先端
部に釉薬が付着せず、「詰まり」の発生を防止する二流
体ノズルの洗浄装置を構成することを目的とするのであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための手段として、本発明は、二流体ノズルにより
釉薬を吹きつける構成において、エアー配管内に洗浄水
を適宜滴下し、含水エアーを釉薬噴出口に吐出して施釉
時にノズルを洗浄すべく構成し、該二流体ノズルとエア
ーポンプとの間に水滴下装置を設けたものである。
【0005】
【作用】次に、作用について説明すると、先端部1aか
ら釉薬gとエアーaとを噴出する二流体ノズル1を有す
る霧掛け装置Sにてタイル素地T・T・・・の表面に霧
掛け施釉する場合において、エアーaを二流体ノズル1
に供給するエアー配管14に介装されている上向きのエ
アーフィルター11に水滴下装置Mを接続することによ
り、前記エアーフィルター11内に常時水wを洗浄水と
して滴下し、二流体ノズル1の先端部1aのエアー噴出
口14aから釉薬噴出口4aに水wを含んだエアーaを
吹きつけ、該水wを含んだエアーaにて釉薬噴出口4a
に付着した釉薬gを溶かしながら霧掛け施釉を行い、釉
薬噴出口4aは施釉時には常に洗浄されていることとな
り詰まりの発生なくなるのである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について説明すると、図1
は、本発明の実施例を示す霧掛け装置Sの配管図、図2
は、二流体ノズル1内の釉薬噴出口4aとエアー噴出口
14aを示す斜視図、図3は、二流体ノズル1にてタイ
ル素地Tに釉薬gを霧掛け施釉している状態を示す斜視
図、図4は、二流体ノズル1にて複数列のタイル素地T
・T・・・に釉薬gを霧掛け施釉している状態を示す正
面図である。
【0007】本発明の実施例を図1に示す霧掛け装置S
において説明すると、霧掛け装置Sは、図3に示す如
く、二流体ノズル1は設定形状にプレス成形させた後の
タイル素地T・T・・・が搬送される搬送ベルト15・
15の所定位置上に配置され、搬送されてきたタイル素
地T・T・・・の表面に二流体ノズル1の先端部1aか
ら釉薬gとエアーaを噴出させて霧状にして、霧掛け施
釉を行うように構成されている。前記二流体ノズル1内
には、図2に示す如く、釉薬配管4とエアー配管14を
内装して、この二流体ノズル1の先端部1aには、釉薬
配管4の釉薬噴出口4aとエアー配管14のエアー噴出
口14aが接近して配置され、該エアー噴出口14aの
吐出方向は釉薬噴出口4aに向けられて配設されてい
る。
【0008】前記釉薬gは、釉薬タンク2内に貯留され
ており、吸引時に釉薬タンク2内のフィルター10にて
濾過され、吸入管4bを介してチャンバー5が付設され
ているポンプ(ダイアフラムポンプ)3にて吸引されて
脈動なく吐出され、釉薬配管4に介装されているレギュ
レター6や流量調整弁7や圧力計8や止め弁9を介して
略一定の圧力で二流体ノズル1内に供給され、釉薬噴出
口4aから噴出されるのである。なお、前記釉薬gは、
釉薬の原料、顔料を調合し、水を加えて微粉砕装置にて
細摩し、粉砕混合したものを容器に貯留し、施釉工程に
搬送してきたものである。
【0009】また、前記エアーaは、フィルター20を
介してエアーポンプ13にて吸引、圧縮され、エアータ
ンク12に蓄圧され、該エアータンク12から一定の圧
力がかけられた状態で吐出され、エアー配管14に介装
されている止め弁19やレギュレター16やエアーフィ
ルター11を介して、二流体ノズル1内に供給され、エ
アー噴出口14aから噴出されるのである。なお、前記
それぞれのレギュレター6・16により、釉薬gとエア
ーaが所定の圧力を得られるように圧力調整することが
でき、また、前記流量調整弁7により、釉薬gの所定の
噴出量を設定することができるように構成されている。
【0010】そして、前記エアー配管14に介装されて
いるエアーフィルター11には、該エアーフィルター1
1が上向きに設置された状態で、水滴下装置Mの水配管
24が接続されている。該水滴下装置Mは、前記上向き
にしたエアーフィルター11内に常時水wを洗浄水とし
て滴下するように構成されており、該水wは、水タンク
22内に貯留されており、吸入管24bを介してポンプ
(エアードポンプ)23にて吸引され、該ポンプ23に
て一定の圧力が掛けられた状態で吐出され、水配管24
に介装されている可変絞り弁27を介して、エアーフィ
ルター11内に滴下されるのである。なお、水wの流量
調整は、可変絞り弁27にて調整することができ、ま
た、水wの圧力調整は、エアーフィルター11内へのエ
アーaの供給量にて調整することができるように構成さ
れている。
【0011】以上の如く構成することにより、二流体ノ
ズル1の先端部1aのエアー噴出口14aから釉薬噴出
口4aに水wを含んだエアーaを吹きつけることができ
るのであり、該水aを含んだエアーaにて釉薬噴出口4
aに付着した釉薬gを溶かしながら、タイル素地Tの表
面に釉薬gを霧掛け施釉を行うことができるのである。
また、図4に示す如く、二流体ノズル1を移動させるこ
とにより、複数列に設けられた搬送装置の搬送ベルト1
5・15・・・に載置され、搬送されてきたタイル素地
T・T・・・の表面にも霧掛け施釉を行うことができる
のである。
【0012】そして、前記霧掛け装置Sの霧掛けにて施
釉されたタイル素地T・T・・・は、搬送装置等を介し
て焼成工程に搬送され、タイルとして形成されるのであ
る。なお、本実施例において、水滴下装置Mは、エアー
フィルター11に接続されているが、特に限定するもの
ではなく、二流体ノズル1とエアーポンプ13との間の
エアー配管14の適宜位置で、該エアー配管14内に水
を滴下することができる位置であればよいのである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下のような効果を奏するのである。即ち、二流体ノズ
ルの先端部に水を含んだエアーを吹きつけることができ
ることにより、該水を含んだエアーにて二流体ノズルの
先端部に付着した釉薬を溶かしながら、タイル素地の表
面に釉薬を霧掛け施釉を行うことができるので、施釉時
に二流体ノズルの先端部を洗浄することができて「詰ま
り」の発生を防止することができ、ノズルの洗浄工程を
なくし、メンテナンスも減少できて作業効率を高めるこ
とができたのである。そして、ノズル部の付着物がなく
なるので、釉薬の噴出量を常に一定にすることができ、
タイル素地の表面に釉薬を一定に施釉することができる
のである。また、タイル素地の表面に釉薬を一定に施釉
することができるので、施釉ムラがなくなり、焼成後の
タイル表面の凹凸の発生を防止し、品質精度を安定させ
ることができるのでのある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す霧掛け装置Sの配管図で
ある。
【図2】二流体ノズル1内の釉薬噴出口4aとエアー噴
出口14aを示す斜視図である。
【図3】二流体ノズル1にてタイル素地Tに釉薬gを霧
掛け施釉している状態を示す斜視図である。
【図4】二流体ノズル1にて複数列のタイル素地T・T
・・・に釉薬gを霧掛け施釉している状態を示す正面図
である。
【図5】従来の実施例を示す霧掛け装置S’の配管図で
ある。
【符号の説明】
1 二流体ノズル 4 釉薬配管 4a 釉薬噴出口 11 エアー 14 エアー配管 14a エアー噴出口 22 水タンク 23 ポンプ 24 水配管 27 可変絞り弁 M 水滴下装置 a エアー g 釉薬 w 水

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二流体ノズルにより釉薬を吹きつける構
    成において、エアー配管内に洗浄水を適宜滴下し、含水
    エアーを釉薬噴出口に吐出して施釉時にノズルを洗浄す
    ることを特徴とするノズル洗浄方法。
  2. 【請求項2】 二流体ノズルにより釉薬を吹きつける構
    成において、二流体ノズルとエアーポンプとの間に水滴
    下装置を設けたことを特徴とするノズル洗浄装置。
JP4298461A 1992-11-09 1992-11-09 ノズル洗浄方法及びその洗浄装置 Expired - Lifetime JP2670731B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298461A JP2670731B2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 ノズル洗浄方法及びその洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4298461A JP2670731B2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 ノズル洗浄方法及びその洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06142571A JPH06142571A (ja) 1994-05-24
JP2670731B2 true JP2670731B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=17860008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4298461A Expired - Lifetime JP2670731B2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 ノズル洗浄方法及びその洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2670731B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5941456A (en) * 1997-06-17 1999-08-24 Nordson Corporation Nozzle cleaning system including coating spray gun cover for can coating system
FI20001940A0 (fi) * 2000-09-04 2000-09-04 Admets Oy Td Laitteisto juoksevan aineen annostelulaitteen suuttimen kuivumisen estämiseksi

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06142571A (ja) 1994-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4892016B2 (ja) 粉体スプレー・システム
US4730647A (en) Powder feeder apparatus
JPH02295116A (ja) 半導体製造装置
EP0863538A3 (en) Coating apparatus and coating method
JPS6133271A (ja) 基材スプレ被覆システム
JP2001129456A (ja) スプレイ塗装装置におけるノズルの洗浄方法及びスプレイ塗装装置
JP2670731B2 (ja) ノズル洗浄方法及びその洗浄装置
US6485569B1 (en) Spray chamber and system and method of spray coating solid particles
US5638893A (en) Parting agent spray system
CA1285751C (en) Method of intermittent powder coating
EP0359943A2 (en) Apparatus for spraying hot melt adhesives
WO2003079803A2 (en) Coating of food products
JP2001212763A (ja) 研削材の定量噴射方法、および同装置
US5720850A (en) Process and device for the application of an adhesive
JP2631434B2 (ja) エアーフラッシャー
JP4139161B2 (ja) 油塗布装置
JP2596069B2 (ja) 塗布装置
ES2932324B2 (es) Aparato de distribucion de un producto liquido sobre una superficie de objetos y sistema de produccion de baldosas que comprende dicho aparato de distribucion
JPH09253541A (ja) 水溶性塗料用塗装装置
JPH11235540A (ja) 加温液体の散布方法
JPS6051566A (ja) 色替え塗装装置
JPS62183874A (ja) 塗布調整装置
JP2683957B2 (ja) スプレーガンの付着物除去装置,及びこれを用いた造粒機,コーティング装置
JPH0127894Y2 (ja)
KR20040000337A (ko) 패스너에 분말 수지를 도포하는 방법 및 장치