JPH05111642A - 玄そばの脱皮並びに選別装置 - Google Patents

玄そばの脱皮並びに選別装置

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JPH05111642A
JPH05111642A JP17883291A JP17883291A JPH05111642A JP H05111642 A JPH05111642 A JP H05111642A JP 17883291 A JP17883291 A JP 17883291A JP 17883291 A JP17883291 A JP 17883291A JP H05111642 A JPH05111642 A JP H05111642A
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JP
Japan
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rubber rollers
buckwheat
gen
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rubber
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JP17883291A
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English (en)
Inventor
Tomiyoshi Takeuchi
富栄 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対又は複数対の速度比、回転速度の異なる
円筒状ローラ群を2段方式以上に配列し、玄そばがその
ローラ間を落下通過する間に完全に脱皮が行われるよう
に構成した玄そば脱皮装置を提供する。 【構成】 三角状又は菱形状の複数孔を打ち抜いた篩板
で選別した玄そば40が、上段一対のゴムローラ8a,
8bの相互の回転比を約1:3に、下段一対のゴムロー
ラ8c,8dの相互の回転比を約1:20に設定した回
転中のゴムローラ8a,8b、8c,8dの間を通過す
る際に、完全な脱皮が行われるように構成した玄そばの
脱皮並びに選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、一般的に玄そ
ばと呼ばれているそばの種子の脱皮並びに選別装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されているこの種の玄そば
脱皮装置は同径の回転中の一対の円筒状ローラの間隙に
上方に設置したホッパ供給装置より落下する種付き玄そ
ばを供給し、回転する円筒状ローラ間で玄そばの脱皮を
行い、脱皮したそばの実を下方の取り出し口より収納容
器へ落下せしめて後、これらの実を風力選別装置を用い
て、そばの種子と脱皮した部分とを選別していた。又玄
そばを脱皮装置へ送りこむ以前に、そのサイズを均一に
揃えるために、通常角状孔を打ち抜いた篩を採用してい
た。
【0003】
【発明の解決すべき課題】ところが、従来例の玄そば脱
皮装置では、単に一対の円筒ローラを所定速度で回転さ
せると共に各円筒ローラ間の間隙を適宜に調整すること
により、各種のサイズの玄そばが脱皮できるように工夫
されてはいるが、単に一対の円筒状回転ローラの回転数
とその間隙の調整のみに依存しているため、玄そばの種
類に応じては完全な脱皮作業が不可能の場合が発生す
る。このことはたとえ玄そばの種類やサイズを予め選別
しておいても尚、充分な且つ完全な脱皮を実施すること
は仲々困難であった。更に玄そばのサイズを揃えるため
に角状孔を打ち抜いた篩を採用しているため、ほぼ本来
的に三角形又は菱形に近い玄そばの能率的篩い分けが困
難である等の問題点もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、前述の
欠陥を克服することを目的とするもので、一対又は複数
対の円筒状ローラ群を2段方式以上に配列し、第1段階
に設けたローラの相互の速度比、第2段階以上に設けた
ローラの相互の回転速度をそれぞれ異なるように設定し
ておき、玄そばは複数段階方式に設けた相互に速度の異
なるローラ間を落下通過する間に完全に脱皮が行われる
ように構成した手段を提供する。以下実施例の添付図面
に用いた符号を付して説明する。すなわち同一径のゴム
ローラ8a,8b,8c,8dを上下二段方式に本体2
内に回転自在に軸架し、上段の一対のゴムローラ8a,
8bの相互の回転比及び下段の一対のゴムローラ8c,
8dの相互の回転比を1:20以上に構成した玄そば脱
皮装置で、上段の一対ゴムローラ8a,8bの相互の回
転比を約1:3に、下段一対のゴムローラ8c,8d相
互の回転比を約1:20に設定してなることを最適とす
るものであり、同一径のゴムローラを二段方式以上の複
数段方式に、本体2内に回転自在に軸架してもよい。又
三角状又は菱形状の複数孔36,38を打ち抜いた篩板
32,34を用いて脱皮前の玄そばを選別することを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】種子粒のサイズ毎に篩を通して選別された玄そ
ば40はホッパ24より供給され物送りローラ28を経
て第一段に設けたゴムローラ8aと8bとの間に達す
る。ゴムローラ8aの回転数は約200γpm、ゴムロ
ーラ8bの回転数は約62.5γpmに設定されている
から、玄そばは回転速度の異なる両ゴムローラ8a,8
bの間で適宜に一部脱皮されて、次に第二段ゴムローラ
8c,8dの間隙へ落下し、回転数約25γpmのゴム
ローラ8cと回転数約500γpmのゴムローラ8dと
の回転作業により脱皮が行われる。脱皮した玄そばは種
子と殻とに分離されて落下して、ベルトコンベア等によ
り外部へ搬出され風力選別装置により種子と殻とを別々
に区分する。
【0006】
【実施例】添付図面を参照して、本発明に係る玄そば脱
皮装置について説明する。添付図1、図2は本発明に係
る玄そば脱皮装置の側面図を示す。図1を右側面、図2
を左側面として説明する。図1、図2に示す脱皮装置の
本体2に形成した一つの側壁4(図1に図示のものを左
側壁という)と別の側壁6(図2に図示するものを右側
壁という)との間に、円筒状同径の二対のゴムローラ8
a,8b,8c,8dをこれらのゴムローラのシャフト
10a,10b,10c,10dにより回転自在に軸架
するように本体2内に配置する。各ゴムローラの間には
適宜な間隙を形成すると共に一対のゴムローラ8a,8
bを上段に、他の一対のゴムローラ8c,8dを下段に
二段方式に配設する。
【0007】図1(左側面)の第一段目を形成するゴム
ローラ8aのシャフト10aの端部にはプリー12aを
形成する。プリー12aは、図示してないが、これに巻
回するベルト等を含む駆動装置により所定方向へゴムロ
ーラ8aと共に回転自在である。同様にして図2(右側
面図)の第2段目を形成するゴムローラ8dのシャフト
10dの端部にプリー12dを形成する。プリー12
は、図示してないが、これに巻回するベルトを含む駆動
装置により所定方向へゴムローラ8dと共に回転自在で
ある。次に図1において、1段目ゴムローラ8bの外周
に大型の第1スプロケットホィール14aを嵌着し、更
に第二段目ゴムローラ8dのシャフト10dの外周に小
型の第2スプロケットホィール16aを設け、前記一対
のスプロケットホィール14aと16aとにスプロケッ
トチエン18aを纏懸する。図2において、右側壁6に
回転自在に軸架したゴムローラ8aのシャフト10aの
外周には小型の第2スプロケットホィール16bを形成
し、又二段目ゴムローラ8cのシャフト10cの外周に
は大型スプロケットホィール14bを形成し、前記一対
のスプロケットホィール14b、16bにはスプロケッ
トチエン18bを纏懸する。本体の上端に頭部枠22と
ホッパ24を形成する。物送りローラ28はシャフト3
0により回転自在に頭部枠22、ホッパ24の下方本体
内に収納され、このローラ28の外周にガイド板31を
設ける。台座26と第二段目ゴムローラ8d,8cとの
間にスペースSを形成する。尚、本実施例において採用
するゴムローラ8a〜8dは同径であり、その直径は約
25.4cm、長さ約25.4cm、肉厚は約25.4
cmを最適とする。
【0008】次に、本発明に係る玄そば脱皮装置の作用
について説明する。第1にゴムローラ群の回転比につい
て説明する。図1における第一段目のゴムローラ8aは
プリー10aの駆動装置により毎分約200回回転す
る。従って、同一シャフト10aにより図2に図示のス
プロケットホィール16b付き第1段目ゴムローラ8a
も同一数の回転を行うが、このゴムローラ8aのスプロ
ケットホィール16bとゴムローラ8cのスプロケット
ホィール14bとに纏懸するスプロケットチエン18b
により駆動されるゴムローラ8cは、前記ゴムローラ8
aの回転数の1/8の減速回転を行うように関係部材1
6b,14b,18bを構成する。従ってゴムローラ8
cの回転数は25γpmとなる。次に二段目ゴムローラ
8dはプリー12d等を含む駆動装置により約500γ
pmの回転を行う。又ゴムローラ8dのスプロケットホ
ィール16aとゴムローラ8bのスプロケットホィール
14aとに纏懸するスプロケットチエン18aにより連
動する上段目のゴムローラ8bは前記ゴムローラ8dの
1/8の回転を行うように減速される。従って、ゴムロ
ーラ8bの回転数は62.5γpmである。以上各ゴム
ローラの回転数をとりまとめて列記すれば、 第一段目ゴムローラ8aは200γpm 第一段目ゴムローラ8bは62.5γpm 第二段目ゴムローラ8cは25γpm 第二段目ゴムローラ8dは500γpm となる。すなわち各段に配設したゴムローラは各々互い
に異なった回転速度で図3に図示する方向へ回転するも
のである。ローラの回転比は第一段目ゴムローラは約
1:3、第二段目ローラは1:20となる。ホッパ24
より物送りローラ28、ガイド板31の間を経て供給し
た玄そば40は、第1段階においてゴムローラ8a,8
bにより、第2段階においてゴムローラ8c,8dによ
り各々回転速度の異なるゴムローラの間隙を落下する際
に容易に脱皮される。しかも第2段階のゴムローラ8
c,8dの回転比を第1段階のゴムローラ8a,8bよ
りも大きくとってあるから、第1段階で脱皮出来なかっ
た玄そば40は第2段階でより効率的に脱皮可能とな
る。尚第一段目ゴムローラと第二段目ゴムローラの回転
比は本実施例のもの以外に適宜に設定できることは勿論
である。次に玄そば40の脱皮装置へ供給する以前の各
種玄そばのサイズ毎の選別については、図4、図5に図
示のように玄そばの外形状に類似した三角状孔36、菱
形状孔38を打ち抜いた篩板32,34を用いれば、四
角状孔を有する従来例のものと比較して能率的に選別が
可能となる。
【0009】
【効果】本発明によれば、上方より複数段に配列したゴ
ムローラの各段毎の一対のゴムローラの回転速度比を互
いに異なるように1:2以上に設定してあるから、玄そ
ばが各段のゴムローラ間を通過する際容易に脱皮でき
る。又上方の段に配設した一対のゴムローラの回転比よ
りも下方の段に配設したゴムローラの回転比を変更する
ことにより、上段ゴムローラ間を落下通過しても尚充分
に脱皮出来なかった玄そばの脱皮をより能率的に実施で
きる。又脱皮装置へ供給前の玄そば選別作業用として玄
そばの外形に類似した三角形又は菱形の孔を打ち抜いた
篩板を用いたので、選別作業が容易に実施できる等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る玄そば脱皮装置の略線側面図。
【図2】図1の他側の略線側面図。
【図3】玄そば脱皮の原理図。
【図4】本発明に係る玄そば選別用篩の平面図。
【図5】本発明に係る玄そば選別用篩の平面図。
【符号の説明】
2 本体 4 側壁 6 側壁 8a ゴムローラ 8b ゴムローラ 8c ゴムローラ 8d ゴムローラ 10a シャフト 10b シャフト 10c シャフト 10d シャフト 12a プリー 12d プリー 14a スプロケットホィール 14b スプロケットホィール 16a スプロケットホィール 16b スプロケットホィール 18a チエン 18b チエン 22 頭部枠 24 ホッパ 26 台座 28 物送りローラ 30 物送りシャフト 31 ガイド板 32 篩板 34 篩板 36 三角状孔 38 菱形状孔 40 玄そば

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一径のゴムローラを上下二段方式に本
    体内に回転自在に軸架し、上段の一対のゴムローラの相
    互の回転比及び下段一対のゴムローラの相互の回転比を
    1:2以上に構成した玄そば脱皮装置。
  2. 【請求項2】 上段と下段に配設した駆動用ゴムローラ
    の回転を、それぞれ上、下に対称的に配設したゴムロー
    ラへ所定減速比で減速して伝達することを特徴とする請
    求項1記載の玄そばの脱皮装置。
  3. 【請求項3】 上段一対のゴムローラの相互の回転比を
    約1:3に、下段一対のゴムローラの相互の回転比を約
    1:20に設定してなる請求項1記載の玄そば脱皮装
    置。
  4. 【請求項4】 同一径のゴムローラを二段方式以上の複
    数段方式に、本体内に回転自在に軸架した請求項1記載
    の玄そば脱皮装置。
  5. 【請求項5】 三角状又は菱形状の複数孔を打ち抜いた
    篩板を用いて脱皮前の玄そばを選別することを特徴とす
    る玄そば選別装置。
JP17883291A 1991-06-24 1991-06-24 玄そばの脱皮並びに選別装置 Pending JPH05111642A (ja)

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JP17883291A JPH05111642A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 玄そばの脱皮並びに選別装置

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ID=16055449

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131751A (ja) * 1974-09-12 1976-03-18 Mitsubishi Monsanto Chem Shinkuseikeiyonanshitsuhorienkabiniruenbosushiito no seizoho
JPS5756049A (en) * 1980-09-24 1982-04-03 Yakushin Kikai Seisakusho Kk Method and apparatus for polishing adlay
JPS60161778A (ja) * 1984-01-30 1985-08-23 三菱鉱業セメント株式会社 目詰まりしない篩面

Patent Citations (3)

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JPS60161778A (ja) * 1984-01-30 1985-08-23 三菱鉱業セメント株式会社 目詰まりしない篩面

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