JPH05111179A - 準定電圧式充電器 - Google Patents
準定電圧式充電器Info
- Publication number
- JPH05111179A JPH05111179A JP29517691A JP29517691A JPH05111179A JP H05111179 A JPH05111179 A JP H05111179A JP 29517691 A JP29517691 A JP 29517691A JP 29517691 A JP29517691 A JP 29517691A JP H05111179 A JPH05111179 A JP H05111179A
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- JP
- Japan
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- time
- charging
- capacitor
- resistor
- voltage
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- Pending
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信頼性の高い充電器を提供する。
【構成】 充電開始よりガス発生電圧到達までの時間を
記憶するためのコンデンサあるいは電量素子を有し、前
記記憶時間の1/3以下の過充電をおこなうよう構成し
たことを特徴とする準定電圧式充電器とする。
記憶するためのコンデンサあるいは電量素子を有し、前
記記憶時間の1/3以下の過充電をおこなうよう構成し
たことを特徴とする準定電圧式充電器とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は準定電圧式充電器に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】過充電量が増加すると蓄電池に悪い影響
が生ずることは周知の通りである。その為、最適充電を
行うことができるよう様々な充電器が提案されている。
これらには、次のようなものがある。 (1) ガス発生電圧到達後、タイマ−等により所定時間充
電を行うもの。 (2) ガス発生電圧(鉛蓄電池の場合は約2.4V/セ
ル)に達したのち容量の10%程度過充電を行うと充電
電圧が平坦になるという特性を利用し、これを検出して
充電を制御するもの。 (3) 小容量蓄電池では充電時の発熱の影響により充電終
期電圧下がるという特性を利用した、いわゆる−△V検
知式のもの。 (4) 充放電回路に電量計を入れて充電制御するもの。 (5) ガス発生電圧に到達した時点で充電電流を減少させ
る2段充電式のもの。 (6) マイコンを応用し、放電量を記憶させ、それに適し
た充電を行うもの。
が生ずることは周知の通りである。その為、最適充電を
行うことができるよう様々な充電器が提案されている。
これらには、次のようなものがある。 (1) ガス発生電圧到達後、タイマ−等により所定時間充
電を行うもの。 (2) ガス発生電圧(鉛蓄電池の場合は約2.4V/セ
ル)に達したのち容量の10%程度過充電を行うと充電
電圧が平坦になるという特性を利用し、これを検出して
充電を制御するもの。 (3) 小容量蓄電池では充電時の発熱の影響により充電終
期電圧下がるという特性を利用した、いわゆる−△V検
知式のもの。 (4) 充放電回路に電量計を入れて充電制御するもの。 (5) ガス発生電圧に到達した時点で充電電流を減少させ
る2段充電式のもの。 (6) マイコンを応用し、放電量を記憶させ、それに適し
た充電を行うもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この中でも特に広く利
用されているのは(1) のものである。しかしながら、こ
れは充電前の蓄電池放電状態が把握できないため、完全
放電状態であっても、多少しか放電されていない状態で
あっても、一律にタイマー設定を3〜4時間としている
場合が多い。完全放電の状態であれば最適充電が可能と
なるが、若干量の放電にも拘らず毎回タイマー設定を3
〜4時実施すると、蓄電池は常に過充電の状態になり、
蓄電池寿命を損なうことになる。これに加え、過充電は
当然電気の無駄遣いや電解液減液のための保守頻度増加
といった問題も生ずる。また、この種の充電器は機械タ
イマーを使用する場合が多く、接点不良のため過充電に
よる蓄電池損焼事故が起きやすいといった問題もある。
(2) 〜(5) に関しては、過充電状態検出回路は比較的簡
単であるものの、過充量検出に正確さを欠く難点があ
り、(6) のものには検出精度は高いもののコストが高い
という欠点がある。
用されているのは(1) のものである。しかしながら、こ
れは充電前の蓄電池放電状態が把握できないため、完全
放電状態であっても、多少しか放電されていない状態で
あっても、一律にタイマー設定を3〜4時間としている
場合が多い。完全放電の状態であれば最適充電が可能と
なるが、若干量の放電にも拘らず毎回タイマー設定を3
〜4時実施すると、蓄電池は常に過充電の状態になり、
蓄電池寿命を損なうことになる。これに加え、過充電は
当然電気の無駄遣いや電解液減液のための保守頻度増加
といった問題も生ずる。また、この種の充電器は機械タ
イマーを使用する場合が多く、接点不良のため過充電に
よる蓄電池損焼事故が起きやすいといった問題もある。
(2) 〜(5) に関しては、過充電状態検出回路は比較的簡
単であるものの、過充量検出に正確さを欠く難点があ
り、(6) のものには検出精度は高いもののコストが高い
という欠点がある。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、より信
頼性の高い充電器を提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、より信
頼性の高い充電器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、充電開始よりガ
ス発生電圧到達までの時間を記憶するためのコンデンサ
あるいは電量素子を有し、前記記憶時間の1/3以下の
過充電をおこなうよう構成したことを特徴とする準定電
圧式充電器とすることにより、前記課題を解決するもの
である。
ス発生電圧到達までの時間を記憶するためのコンデンサ
あるいは電量素子を有し、前記記憶時間の1/3以下の
過充電をおこなうよう構成したことを特徴とする準定電
圧式充電器とすることにより、前記課題を解決するもの
である。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の1実施例を示す図である。
コンデンサC、抵抗r3 トランジスタTr1 はリセット
回路を構成し、プラグ接合時にC、r3 に過渡電流が流
れ、Tr1を瞬時ON状態にし、時間記憶コンデンサC
oの時間レベルを0Vに設定する。オペアンプOP1 、
ツェナーダイオードD2 、抵抗r1 、r2 は電圧検出回
路を構成する。ガス発生電圧到達時点までOP1の出力
は“H”で延長充電時間中は“L”となる。
コンデンサC、抵抗r3 トランジスタTr1 はリセット
回路を構成し、プラグ接合時にC、r3 に過渡電流が流
れ、Tr1を瞬時ON状態にし、時間記憶コンデンサC
oの時間レベルを0Vに設定する。オペアンプOP1 、
ツェナーダイオードD2 、抵抗r1 、r2 は電圧検出回
路を構成する。ガス発生電圧到達時点までOP1の出力
は“H”で延長充電時間中は“L”となる。
【0007】ダイオードD1、D2、抵抗R1、R2、
コンデンサCo (場合によっては電量素子を使用しても
可)はタイマー回路を構成している。即、充電開始より
ガス発生電圧到達時までコンデンサCo は抵抗R1を通
し充電され、延長充電時にはコンデンサCo は抵抗R2
を通り放電される。R1Co の時定数とR2Co の時定
数は3:1に設定し、これにより充電開始よりガス発生
電圧到達時までの時間Tと延長充電時間T÷3とを制御
する。この間のコンデンサCo の電圧レベルと時間の関
係は図3に示す通りで、充電開始時と完了時にはコンデ
ンサCo の電圧レベルは0となる。
コンデンサCo (場合によっては電量素子を使用しても
可)はタイマー回路を構成している。即、充電開始より
ガス発生電圧到達時までコンデンサCo は抵抗R1を通
し充電され、延長充電時にはコンデンサCo は抵抗R2
を通り放電される。R1Co の時定数とR2Co の時定
数は3:1に設定し、これにより充電開始よりガス発生
電圧到達時までの時間Tと延長充電時間T÷3とを制御
する。この間のコンデンサCo の電圧レベルと時間の関
係は図3に示す通りで、充電開始時と完了時にはコンデ
ンサCo の電圧レベルは0となる。
【0008】オペアンプOP2、トランジスタTr2、
Tr3とにより時間記憶コンデンサCo の電圧レベルを
検出する。充電完了時、Co の電圧レベルは0、これを
OP2で検出する。この時OP2の出力はL→Hにな
り、Tr2−ON、Tr3−OFFとなってMgCをO
FFとして充電を遮断する。
Tr3とにより時間記憶コンデンサCo の電圧レベルを
検出する。充電完了時、Co の電圧レベルは0、これを
OP2で検出する。この時OP2の出力はL→Hにな
り、Tr2−ON、Tr3−OFFとなってMgCをO
FFとして充電を遮断する。
【0009】尚、本発明に係る充電器は、図2に示すよ
うに一定勾配の充電レギュレーションを持つ準定電圧充
電システムを要件とする。これ以外のものでは(SA +
SB)/SA ×100=約110〜115%の関係式が
成立しないからである。
うに一定勾配の充電レギュレーションを持つ準定電圧充
電システムを要件とする。これ以外のものでは(SA +
SB)/SA ×100=約110〜115%の関係式が
成立しないからである。
【0010】図2は、所定の充電レギュレーションを持
った充電器で鉛蓄電池を充電した特性を示す図である。
実線は充電電圧特性であり、充電初期A点の電圧がV1
であれば、充電レギュレーションより充電電流はI1 と
なる。同様に、充電電圧V2のときは充電電流はI2 と
なる。以下同様にI3、…、I6 をプロットした点線が
充電電流の特性となる。ガス発生電圧はA’点で、V4
(約2.4V/セル)となっている。この電圧に達する
と、充電電流や温度により若干相違するものの、90〜
95%充電が完了する。この時点での電圧変化量は大き
いため、充電制御の検出点によく利用される。本発明も
この時点を検出して利用するものである。充電開始A点
より前記検出点A’に到達する時間をTとし、さらに充
電を1/3×T時間延したA”点で充電を遮断すれば、
最適充電量である110〜115%の充電量が確保でき
ることが分かる。図中のSA 部分は電流値IをAから
A’点まで積分した電気量、SB 部分は同様にA’から
A”まで積分した電気量であり、(SA +SB )/SA
×100=約110〜115%となる。
った充電器で鉛蓄電池を充電した特性を示す図である。
実線は充電電圧特性であり、充電初期A点の電圧がV1
であれば、充電レギュレーションより充電電流はI1 と
なる。同様に、充電電圧V2のときは充電電流はI2 と
なる。以下同様にI3、…、I6 をプロットした点線が
充電電流の特性となる。ガス発生電圧はA’点で、V4
(約2.4V/セル)となっている。この電圧に達する
と、充電電流や温度により若干相違するものの、90〜
95%充電が完了する。この時点での電圧変化量は大き
いため、充電制御の検出点によく利用される。本発明も
この時点を検出して利用するものである。充電開始A点
より前記検出点A’に到達する時間をTとし、さらに充
電を1/3×T時間延したA”点で充電を遮断すれば、
最適充電量である110〜115%の充電量が確保でき
ることが分かる。図中のSA 部分は電流値IをAから
A’点まで積分した電気量、SB 部分は同様にA’から
A”まで積分した電気量であり、(SA +SB )/SA
×100=約110〜115%となる。
【0011】これとは別に、前述放電量SA の約1/3
程度放電させた蓄電池を充電した場合、充電は図中のB
点→B’→B”と移行し、B”が充電完了点となる。こ
の場合、B点よりB’点までの時間をT’、B’より
B”までの時間を1/3×T’とすると、放電量に対す
る過充電量が、前述と同様、110〜115%の最適充
電量の範囲に入ることが判る。
程度放電させた蓄電池を充電した場合、充電は図中のB
点→B’→B”と移行し、B”が充電完了点となる。こ
の場合、B点よりB’点までの時間をT’、B’より
B”までの時間を1/3×T’とすると、放電量に対す
る過充電量が、前述と同様、110〜115%の最適充
電量の範囲に入ることが判る。
【0012】本発明による充電器で充電を行うと、放電
量SA =0の時、延長充電量SB も0となる。つまり、
未放電の蓄電池を充電しようとしても、SA =0、SB
=0でありT’=0、1/3×T=0であり、充電は瞬
時に完了し、タイマー設定方式のように余分な過充電が
実施されることは全くない。
量SA =0の時、延長充電量SB も0となる。つまり、
未放電の蓄電池を充電しようとしても、SA =0、SB
=0でありT’=0、1/3×T=0であり、充電は瞬
時に完了し、タイマー設定方式のように余分な過充電が
実施されることは全くない。
【0013】
【発明の効果】現在、最も普及している充電器はタイマ
ー等を用い準定電圧式のものである。これは、前述した
ように人為的な判断で充電時間を設定しなければならな
いが、本発明に係る充電器によれば自動的に最適充電量
の設定ができ、オペアンプ、コンデンサ等の安価な電子
部により検出回路を構成することができ、かつ、機械接
点もないため数段信頼性が向上するという特有の効果が
ある。
ー等を用い準定電圧式のものである。これは、前述した
ように人為的な判断で充電時間を設定しなければならな
いが、本発明に係る充電器によれば自動的に最適充電量
の設定ができ、オペアンプ、コンデンサ等の安価な電子
部により検出回路を構成することができ、かつ、機械接
点もないため数段信頼性が向上するという特有の効果が
ある。
【図1】1実施例を示す図である。
【図2】準定電圧充電器で鉛蓄電池を充電した場合の一
般的な特性図を示す図である。
般的な特性図を示す図である。
【図3】時間記憶コンデンサの電圧レベルと充電時間と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
C コンデンサ OP1 オペアンプ、 Co コンデンサ OP2 オペアンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 充電開始よりガス発生電圧到達までの時
間を記憶するためのコンデンサあるいは電量素子を有
し、前記記憶時間の1/3以下の過充電をおこなうよう
構成したことを特徴とする準定電圧式充電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29517691A JPH05111179A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 準定電圧式充電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29517691A JPH05111179A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 準定電圧式充電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111179A true JPH05111179A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17817215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29517691A Pending JPH05111179A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 準定電圧式充電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05111179A (ja) |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP29517691A patent/JPH05111179A/ja active Pending
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