JPH05110397A - 同期式デイジタル回路 - Google Patents

同期式デイジタル回路

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Publication number
JPH05110397A
JPH05110397A JP3299869A JP29986991A JPH05110397A JP H05110397 A JPH05110397 A JP H05110397A JP 3299869 A JP3299869 A JP 3299869A JP 29986991 A JP29986991 A JP 29986991A JP H05110397 A JPH05110397 A JP H05110397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
timing
lsi
terminal
digital circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3299869A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Nakano
雅文 仲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3299869A priority Critical patent/JPH05110397A/ja
Publication of JPH05110397A publication Critical patent/JPH05110397A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同期式ディジタル回路におけるタイミング調
整を可能とし、設計の容易化、及びLSIの信頼性確保
を可能にする。 【構成】 所要のタイミングで入力される信号に基づい
て動作される回路1の入力端10に、縦列接続された複
数個の遅延素子2と、各遅延素子2に並列接続された複
数個のヒューズ素子3とを介挿し、LSIの製造後に、
ヒューズ素子3を選択的に溶断することで、端子4から
入力されるタイミング信号の遅延量を変化させ、回路の
動作タイミングを調整することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路として構
成される同期式ディジタル回路に関し、特にタイミング
設計の容易化を可能にしたディジタル回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIは多機能化及び高機能化が
進み、これによる高集積度化が計られている。同様にカ
スタムLSIについても数十万ゲート規模のLSIが開
発されつつあり、又大規模化につれて回路設計の複雑度
も大幅に増加してきている。ところで、従来の順序回路
におけるラッチ回路及びフリップフロップ回路の周辺回
路では、図3に示すように、Dフリップフロップ回路1
のクロック端子10に入力させるクロック信号として、
LSI外部からクロック信号端子4を通して入力された
クロック信号をクロックバッファ回路11で増幅し、又
は波形整形した信号を用いている。
【0003】或いは、LSI外部からのクロック信号と
他の信号とを信号処理して生成した内部クロック信号を
用いている。尚、同図で、5はデータ入力端子、6はセ
ット端子、7は正出力端子、8は補出力端子、9はリセ
ット端子である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような回路構成の
従来の同期式ディジタル回路では、Dフリップフロップ
回路1の動作タイミングの設計に際しては、入力される
クロック信号を処理するクロックバッファ回路11や処
理回路をDフリップフロップ回路の動作タイミングに合
わせて設計する必要がある。しかしながら、LSIの回
路規模が大きくなればなる程、このようなタイミング設
計をする箇所が増加することになり、回路設計を行う上
での複雑度が増加する。又、これにつれて回路設計のT
AT時間も延びるという問題がある。
【0005】一方、LSI製造プロセスのばらつきや、
タイミング設計ミスのためにディジタル回路のタイミン
グがずれ、LSIが動作しないという問題もある。本発
明の目的は、ディジタル回路におけるタイミング調整を
可能とし、設計の容易化、及びLSIの信頼性確保を可
能にした同期式ディジタル回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の同期式ディジタ
ル回路は、所要のタイミングで入力される信号に基づい
て動作される回路の入力端と信号の入力端との間に、縦
列接続された複数個の遅延素子と、各遅延素子に並列接
続された複数個のヒューズ素子を介挿する。
【0007】
【作用】本発明によれば、LSIの製造後においても、
ヒューズ素子を溶断することで、タイミング信号を遅延
素子によって遅延させ、回路の動作タイミングを調整す
ることが可能となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック回路図であり、
ここではクロック端子10に入力されるクロック信号に
よるDフリップフロップ回路1の動作タイミングの調整
を行う回路を示している。即ち、Dフリップフロップ回
路1のクロック端子10には複数個の遅延素子2を縦列
接続し、これら遅延素子列を介してクロック信号端子4
に接続している。このクロック信号端子4には、LSI
外部からのクロック信号をクロックバッファ回路で増幅
し、又は波形整形した信号、或いはこのクロック信号と
他の信号とを信号処理して生成した内部クロック信号が
入力される。
【0009】又、前記複数の遅延素子2には夫々並列に
ヒューズ素子3を接続しており、これらヒューズ素子3
はディジタル回路を構築した後に、任意に溶断すること
ができるように構成する。尚、5はデータ入力端子、6
はセット端子、7は正出力端子、8は補出力端子、9は
リセット端子である。
【0010】この構成によれば、LSIの設計に際して
は、タイミング設計は予め大まかに設計しておき、LS
Iを製造した後に、ヒューズ素子3を1つずつ順序的に
溶断しながらLSIを動作させる。これにより、Dフリ
ップフロップ回路1のクロック端子10に入力されるク
ロック信号は、溶断されたヒューズ素子3に対応する遅
延素子2を通過されてその分遅延されるため、Dフリッ
プフロップ回路1の入力タイミングが徐々にずらされる
ことになり、Dフリップフロップ回路1の動作タイミン
グを調整することができる。
【0011】これにより、LSIの設計時に、多数の回
路素子のタイミングを正確に設計する必要がなくなり、
設計が容易化できる。又、LSIの製造ばらつきや設計
ミスでタイミングがずれてLSIが正常に動作しない場
合でも、このタイミング調整を行うことで、これを救済
することができる。
【0012】図2は本発明の他の実施例であり、ここで
はリセット端子9に入力されるクロック信号によるDラ
ッチ回路1Aの動作タイミングを調整する回路を示して
いる。この回路においても、Dラッチ回路1Aのリセッ
ト端子9に複数の遅延素子2を縦列接続し、かつ各遅延
素子2にはヒューズ素子3を並列に接続している。した
がって、この回路においても、ヒューズ素子3を1つず
つ順序的に溶断することで、信号端子4Aから入力され
る信号の遅延量を調整し、Dラッチ回路1Aのリセット
動作タイミングを調整することができる。
【0013】このため、回路設計に際してはDラッチ回
路1Aのタイミングを大まかに設計しておき、LSIの
製造後にこの調整を行うことで、Dラッチ回路1Aを正
常に動作させることができる。これにより、LSIの設
計を容易なものにでき、かつ製造ばらつきや設計ミスで
動作しないLSIを救済することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、タイミン
グ信号で動作される同期式ディジタル回路の入力端に、
縦列接続された複数個の遅延素子と、各遅延素子に並列
接続された複数個のヒューズ素子とを介挿しているの
で、LSIの製造後にヒューズ素子を順序的に溶断する
ことで、タイミング信号の遅延量を変化させてディジタ
ル回路の動作タイミングを調整することができ、LSI
の設計を容易なものにできるとともに、製造や設計ミス
で正常動作しないLSIを救済することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック回路図である。
【図2】本発明の第2実施例のブロック回路図である。
【図3】従来の同期式ディジタル回路の一部のブロック
回路図である。
【符号の説明】
1 Dフリップフロップ回路 1A Dラッチ回路 2 遅延素子 3 ヒューズ素子 4 クロック信号端子 10 クロック端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要のタイミングで入力される信号に基
    づいて動作される回路を備える同期式ディジタル回路に
    おいて、このタイミング信号の入力端と前記回路の入力
    端との間に、縦列接続された複数個の遅延素子と、各遅
    延素子に並列接続された複数個のヒューズ素子とを介挿
    したことを特徴とする同期式ディジタル回路。
JP3299869A 1991-10-19 1991-10-19 同期式デイジタル回路 Pending JPH05110397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3299869A JPH05110397A (ja) 1991-10-19 1991-10-19 同期式デイジタル回路

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JP3299869A JPH05110397A (ja) 1991-10-19 1991-10-19 同期式デイジタル回路

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Publication Number Publication Date
JPH05110397A true JPH05110397A (ja) 1993-04-30

Family

ID=17877944

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3299869A Pending JPH05110397A (ja) 1991-10-19 1991-10-19 同期式デイジタル回路

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JP (1) JPH05110397A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403342B1 (ko) * 2001-09-13 2003-11-01 주식회사 하이닉스반도체 반도체 장치의 타이밍 조절 회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403342B1 (ko) * 2001-09-13 2003-11-01 주식회사 하이닉스반도체 반도체 장치의 타이밍 조절 회로

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