JPH05110203A - 半導体レーザ装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置およびその製造方法

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JPH05110203A
JPH05110203A JP29850791A JP29850791A JPH05110203A JP H05110203 A JPH05110203 A JP H05110203A JP 29850791 A JP29850791 A JP 29850791A JP 29850791 A JP29850791 A JP 29850791A JP H05110203 A JPH05110203 A JP H05110203A
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JP
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semiconductor laser
solder
laser device
spacer
submount
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JP29850791A
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Hide Kimura
秀 木村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体レーザの組立に際してのハンダの盛り
上がりによる短絡を防止すること。 【構成】 サブマウント10上にハンダに対しぬれ性の
ない材質からなるスペーサ21を設け、このスペーサの
内側に設けたハンダ11により、発光面を下にして半導
体レーザ素子12をサブマウント10上に接着する。 【効果】 半導体レーザの組立に際してのハンダの盛り
上がりによる短絡を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体レーザ装置及び
その製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の半導体レーザ装置の構成を
示す模式図である。図において、10は半導体装置を固
定するサブマウント、11はサブマウント10と半導体
装置を接着するハンダ、12は半導体装置である半導体
レーザ素子、13は発光出力、15は発光端面を覆って
いる絶縁性の保護膜である。16はレーザ発光を起こさ
せるためのダブルヘテロ構造である。
【0003】このように構成された半導体レーザ装置は
次のようにして製造される。サブマウント10上にハン
ダ11が供給され、これが加熱されて半導体レーザ素子
12がその上に定位置にて置かれ、冷却されて接着され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体レーザ装
置は以上のように構成されているので、図5に示すよう
に、絶縁膜のついていないダブルヘテロ構造の周囲にハ
ンダ11が盛り上がり、レーザ発光を起こさせるための
ダブルヘテロ構造16を17に示すように短絡してしま
うなどの問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、半導体レーザ装置を組み立てた
後に、ハンダによるダブルヘテロ構造の短絡を起こすこ
とのない半導体レーザ装置を得ることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体レ
ーザ装置及びその製造方法は、ハンダがぬれない材質で
サブマウント上にスペーサを設け、スペーサの内側にハ
ンダを流し込み、上記ハンダにより、発光面を下にした
半導体レーザ素子をサブマウント上に接着するようにし
たものである。
【0007】
【作用】この発明における半導体レーザ装置及びその製
造方法においては接着時のハンダの盛り上がりによる半
導体レーザ素子のダブルヘテロ構造の短絡を防ぐように
したので、組立作業による半導体素子の短絡が抑制され
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、21はハンダに対しぬれ性のない
ポリイミドで作られたスペーサ、11はハンダ、10は
サブマウントである。図2に示すように、スペーサの内
側にハンダが供給され、図3に示すようにハンダ11に
より、半導体レーザ素子12が発光面を下にして、サブ
マウント10に接着される。
【0009】このように本実施例の半導体レーザ装置で
は、スペーサ21内のハンダ11により、半導体レーザ
素子12とサブマウント10が接着されており、組立時
にポリイミドで作られたスペーサ21上にはハンダが存
在しない。従ってダブルヘテロ構造16のハンダによる
短絡が生じることはなくなり、組立による半導体素子の
短絡を防止できる。
【0010】なお、上記実施例では、サブマウントと半
導体レーザ素子との間のスペーサの材質をポリイミドと
したが、これはモリブデンであってもよく、上記実施例
と同様の効果を奏する。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ハン
ダに対しぬれ性のない材質でできたスペーサを介して、
ハンダによりダブルヘテロ領域を下方にした半導体レー
ザ素子を台座に接着するようにしたので、組立時のハン
ダの盛り上がりによるダブルヘテロ構造の短絡が生じる
ことがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体レーザ装置の
組立前の斜視図。
【図2】この発明の一実施例による半導体レーザ装置を
組立中の斜視図。
【図3】この発明の一実施例による半導体レーザ装置の
側面図。
【図4】従来の半導体レーザ装置を示す斜視図。
【図5】従来の半導体レーザ装置を示す側面図。
【符号の説明】
10 サブマウント 11 ハンダ 12 半導体レーザ素子 13 レーザ発光出力 15 絶縁保護膜 16 ダブルヘテロ領域 17 ハンダの盛り上がり 21 ポリイミド製のスペーサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ装置において、 台座上に載置されたハンダに対してぬれ性のない材質か
    らなるコの字型のスペーサと、 前記スペーサの内側に設けたハンダにより、発光面を下
    方にして上記台座に接着された、端面を劈開してなる半
    導体レーザダイオードとを備えたことを特徴とする半導
    体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 台座上にハンダに対してぬれ性のない材
    質からなるコの字型のスペーサを載置し、 前記スペーサの内側にハンダを流し込み、 前記ハンダにより、端面を劈開してなる半導体レーザダ
    イオードを発光面を下方にして台座に接着することを特
    徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記スペーサの材質をポリイミドとした
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 上記スペーサの材質をモリブデンとした
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
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