JPH0510973Y2 - - Google Patents

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JPH0510973Y2
JPH0510973Y2 JP3270188U JP3270188U JPH0510973Y2 JP H0510973 Y2 JPH0510973 Y2 JP H0510973Y2 JP 3270188 U JP3270188 U JP 3270188U JP 3270188 U JP3270188 U JP 3270188U JP H0510973 Y2 JPH0510973 Y2 JP H0510973Y2
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mold
pressing
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は油圧配管用パイプや棒鋼材等を曲げ加
工する為に使用する曲げ機であつて、曲げ加工部
に対して棒状材をそれの長手方向の一端側から設
定姿勢で供給可能な供給機構を設けるとともに、
前記曲げ加工部に、棒状材に対する曲げ曲率が異
なる複数の曲げ加工面を同芯状態で形成してある
曲型、前記曲型の各曲げ加工面との間で棒状材を
挟持するための複数の締付け面を形成してある締
付型、この締付型を前記曲型に対して遠近方向に
移動させる第1型締め機構、前記曲型及び締付型
を曲型の曲率中心周りに一体的に回動させる回転
駆動機構を設け、前記締付型の棒状材供給方向上
手側箇所に、前記曲型との間で棒状材を挟持する
ための複数の押付面を備えた押付型を棒状材供給
方向に直線状に移動自在に設け、かつ、前記押付
型を曲型に対して遠近方向に移動させる第2型締
め機構を設けてある曲げ機に関する。
〔従来の技術〕
上記構成においては、曲型と締付型とで棒状材
を挟持して曲型の曲率中心周りに両型が回動して
曲げ加工を施す際に、締付型に追従する状態で曲
げ開始点近くから棒状材を押さえて棒状材供給方
向に押付型が直線状に移動する構成となつてお
り、従来は、第7図に示すように曲型21の曲げ
加工面b,cと協働して棒状材Pを挟持する複数
の押付型27に形成して、押付型を移動させる形
態を採つていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような場合には大曲率と小曲率との差が大
きくなるにつれて、第7図で示すように、大曲率
の曲げ加工を施す際に、大曲率の押付面fを形成
した大径部27aと、前記押付面27より前記曲
率中心aに近く突出する小曲率用押付面gを形成
した小径部27bとが、一体的に棒状材供給方向
に移動するので、曲げ開始直後で締付型23が曲
げ開始点近くに位置する場合には、締付型23に
おける小曲率用締付面を形成した小径部23bに
押付型27における小径部27bが接当して、押
付型27のそれ以上の進行が阻止され、押付型2
7における大径部27bと締付型23における大
径部23bとの間に大きな間隙が生ずる。
すると、押付型大径部27aと棒状材Pとの間
に相対速度差が発生し両者の間にスベリが起こつ
て、 棒状材表面への擦り傷が発生、 減肉率の増大、 棒状材断面の楕円化 等、種々の問題が発生していた。
本考案の目的は、押付型に合理的な改造を加え
て、棒状材のスベリ現象等従来構成の問題点を解
消して、良好な曲げ加工を行うことのできる曲げ
機を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、 前記押付型を、前記押付面を各別に備えた複
数の押付け型材から構成する点と、 これら各押付け型材を棒状材供給方向に各別
に移動自在に構成する点と、 前記各押付け型材を独立して棒状材供給方向
に移動させる駆動機構を設けてある点と、 にある、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
特徴構成,で示すように、各押付け型材を
各別に駆動移動可能に構成することによつて、第
1図に示すように、大曲率で曲げ加工する場合に
も、大曲率用押付け型材29aだけを棒状材供給
方向に駆動移動させることができるので、曲げ開
始地点で大曲率用押付け型材27aを締付型にお
ける前記大径部23aに接する状態で移動させる
ことができる。勿論、小曲率用押付け型材27b
においても前記小径部23bに接する状態で移動
させることができる。
〔考案の効果〕
したがつて、選択できる曲げ曲率が複数個であ
つても、それに対応した押付け型材のみを移動さ
せることができるので、棒状材の移動速度に対す
る遅れを最小限に抑えることができ、棒状材のス
ベリといつた問題を極力小さなものにできる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面にもとづいて説明する
と、第4図および第5図に示すように、床設置式
の台枠1上には、被曲げ加工用棒状材の一例を示
すパイプPを水平姿勢に保持した状態で曲げ加工
部側へ供給する供給機構2が設けられている。こ
の供給機構2は、パイプPの長手方向に沿つて移
動する台車3、この台車3をチエーン4を介して
移動させるためのサーボ電動機5、パイプP内に
相対回転自在に嵌合してバイプPを保持するマン
ドレル装置6、このマンドレル装置6をパイプP
の長手方向に移動させるための油圧シリンダ7な
どからなり、前記台車3上には、パイプPの中間
部を挿通状態で保持するチヤツク装置8、このチ
ヤツク8をパイプPの保持状態と非保持状態とに
切替える油圧シリンダ9、チヤツク装置8をパイ
プPの軸心周りに回転させるDCサーボモータ1
0などが取付けられている。そして、この供給機
構2全体が、台枠1に対して上下方向に移動可能
に取付けられ、この供給機構2と台枠1との間に
介装された油圧シリンダ11により、強制的に上
下移動されるべく構成されている。つまり、この
油圧シリンダ11は、合計2個の油圧シリンダ1
1a,11bからなり、一方11aがマンドレル
装置6と台枠1との間に、他方11bがチヤツク
装置8やDCサーボモータ10と台車3との間に
介装され、これら両シリンダ11a,11bが連
動して作動することによつて、供給機構2全体を
上下に移動させるように構成されている。
前記台枠1のマンドレル装置6取付け位置と逆
の側部には、曲げ加工部を構成する曲げ機構12
を装備する枠体13が、台枠1に対して水平方向
に移動可能に取付けられ、この枠体13を介して
曲げ機構12と台枠1との間に介装されたDCサ
ーボ電動機14により、前記曲げ機構12が水平
方向に強制移動されるように構成されている。つ
まり、第3図に示すように、このサーボ電動機1
4が台枠1側に固定され、このサーボ電動機14
によつて回転駆動されるねじ軸15に螺合するボ
ールナツト16が枠体13側に取付けられてい
て、サーボ電動機14の回転駆動によつて前記曲
げ機構12が枠体13と一体的に水平方向にスラ
イドするように構成されている。
前記枠体13には、第3図および第6図に示す
ように、上下方向に向かう軸17が回転自在に保
持されるとともに、この軸17に揺動枠18が固
定され、回転駆動機構としての油圧モータ19の
作動によつて、軸17と揺動枠18とが枠体13
に対して一体的に揺動し、その揺動角、換言する
とパイプPの曲げ角度が、枠体13に取付けられ
たエンコーダ20によつて検出できるように構成
されている。前記軸17には、上下二個の曲型材
21a,21bからなる曲型21が取外し可能に
固定され、この上曲型材21aに大曲率の曲げ加
工面c及び下曲型材21bに小曲率の曲げ加工面
bが施され、これら曲型材21a,21bを適宜
取り替えることにより、径の異なるパイプPの曲
げ加工や曲率半径の異なる曲げ加工が可能とな
る。他方、揺動枠18の方には、図示はしないが
リンク機構を介して前記曲型材21a,21bに
対して遠近移動可能な取付台22が設けられ、こ
の取付台22に取外し可能に上下2個の締付型材
23a,23bが固定されていて、締付型23が
形成されている。前記締付型材23a,23bに
は、前記曲型21の各曲げ加工面b,cとパイプ
Pを挟持するための締付面d,eが形成され、油
圧シリンダ24の作動により、曲型材21a,2
1bと締付型材23a,23bとの間にパイプP
を挟持したり、挟持を解除したりできるように第
1型締め機構Aが構成されている。前記揺動枠1
8より台枠1寄りの枠体13部分には、固定枠2
5が固着され、この固定枠25にも前述の取付け
台22と同じ動きをする取付台26が設けられ、
この取付台26に取外し可能に上下2個の押付型
27a,27bが固定宇されていて、押付型27
が形成されている。前記押付型材27a,27b
には、前記曲型21の各曲げ加工面b,cとパイ
プPを挟持するための押付け面f,gが形成さ
れ、油圧シリンダ24の作動により、曲型材21
a,21bと押付型材27a,27bとの間にパ
イプPを挟持したり、挟持を解除したりできるよ
うに第2型締め機構Bが構成してある。前記曲型
21の棒状材供給方向上手側には隣接して固定型
31が設けてあり、この固定型31は前記押付型
材27a,27bの押付型f,gとの間にパイプ
Pを挟持する受け面(図示せず)を設けて、押付
型材27b,27bの押付作用を有効に発揮させ
る受け機能を有する。
次に、押付型27について更に詳述すると、前
記押付型材27a,27bは、取付台26に独立
して横側方向(棒状材供給方向)に移動可能に指
示され、押付面f,gを形成した先端押付ダイ部
27c,27dと基端保持部27e,27fとか
らなり、ガイド枠32に誘導されて、駆動機構3
3A,33Bとしての油圧シリンダによつて独立
して移動されるべく構成されている。
以上の構成から、曲げ作業状態を説明すると、
大曲率の曲げを行う場合を想定すると、曲型2
1、締付型23、押付型27、固定型31の夫々
の上側曲げ加工面c等でパイプPを挟持し、曲型
21と締付型23とを一体で回転させる。すると
それに伴つて、上押付型材27aだけが棒状材供
給方向に略同期して直線状に作動する。したがつ
て、曲型21、締付型23、押付型27、固定型
31を適宜取り替え、かつ、上下2段を選択する
ことによつて、径の異なる各種のパイプPを所望
の曲率半径で曲げ加工することができる。
〔実施例〕 曲げ加工用の棒状材Pとしてはパイプ以外の
棒鋼材(丸棒、角棒)も含む。
供給機構としてはチエーンと電動機構で構成
しているが、供給ストロークさえ確保できれば
シリンダ等でもよく実施例で示したものに限定
されない。
曲型21、締付型23、押付型27、固定型
31には夫々3個以上の曲率半径に形成された
曲げ加工面b,c、締付面d,e等を形成して
もよい。
又、押付型材27a,27bも3個以上設け
てもよく、その場合に夫々に駆動機構として油
圧シリンダを設けることもできるが、単一のシ
リンダで押付型材27a,27bを各別に駆動
する切換可能なリンク機構等を設けてもよい。
折曲回転駆動機構としては電動モータを使用
してもよく、油圧モータには限定されない。
第1、第2型締め機構A,Bとしてはネジを
介さずに直接油圧シリンダを作用させる構成を
採つてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図イは曲げ開始前の待機状態を示す平面
図、ロは曲げ開始後の状態を示す平面図、第2図
は締付型が曲げ終了点まで回動した状態での締付
型と押付型との配置を示す縦断面図、第3図は曲
げ機構の平面図、第4図は全体側面図、第5図は
全体平面図、第6図イは棒状材を挟持する前の状
態を示す曲げ機構の側面図、第6図ロは棒状材を
挟持して曲げ作業可能な状態を示す側面図、第7
図は従来の曲げ開始後の押付け型の移動を示す平
面図である。 2……供給機構、19……回転駆動機構、21
……曲型、23……締付型、27……押付型、2
7a,27b……押付け型材、33a,33b…
…駆動機構、P……棒状材、b,c……曲げ加工
面、d,e……締付け面、f,g……押付面、A
……第1型締め機構、B……第2型締め機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 曲げ加工部に対して棒状材Pをそれの長手方向
    の一端側から設定姿勢で供給可能な供給機構2を
    設けるとともに、前記曲げ加工部に、棒状材Pに
    対する曲げ曲率が異なる複数の曲げ加工面b,c
    を同芯状態で形成してある曲型21、前記曲型2
    1の各曲げ加工面b,cとの間で棒状材Pを挟持
    するための複数の締付け面d,eを形成してある
    締付型23、この締付型23を前記曲型21に対
    して遠近方向に移動させる第1型締め機構A、前
    記曲型21及び締付型23を曲型21の曲率中心
    a周りに一体的に回動させる回転駆動機構19を
    設け、前記締付型23の棒状材供給方向上手側箇
    所に、前記曲型21との間で棒状材Pを挟持する
    ための複数の押付面f,gを備えた押付型27を
    棒状材供給方向に直線状に移動自在に設け、か
    つ、前記押付型27を曲型21に対して遠近方向
    に移動させる第2型締め機構Bを設けてある曲げ
    機であつて、前記押付型27を、前記押付面f,
    gを各別に備えた複数の押付け型材27a,27
    bから構成し、これら各押付け型材27a,27
    bを棒状材供給方向に各別に移動自在に構成する
    とともに、前記各押付け型材27a,27bを独
    立して棒状材供給方向に移動させる駆動機構33
    a,33bを設けてある曲げ機。
JP3270188U 1988-03-11 1988-03-11 Expired - Lifetime JPH0510973Y2 (ja)

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JPH01135121U JPH01135121U (ja) 1989-09-14
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