JPH05109452A - 高周波用同軸型コネクタ - Google Patents

高周波用同軸型コネクタ

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Publication number
JPH05109452A
JPH05109452A JP3264926A JP26492691A JPH05109452A JP H05109452 A JPH05109452 A JP H05109452A JP 3264926 A JP3264926 A JP 3264926A JP 26492691 A JP26492691 A JP 26492691A JP H05109452 A JPH05109452 A JP H05109452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
conductor
connector
thickness
high frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP3264926A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Hamabe
剛志 浜辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3264926A priority Critical patent/JPH05109452A/ja
Publication of JPH05109452A publication Critical patent/JPH05109452A/ja
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高周波用同軸型コネクタの伝搬効率の向上を目
的としている。 【構成】2段の階段形状になっている中心導体13は同様
に2段の階段形状の誘電体12に覆われている。誘電体12
はコネクタ本体25に内装されている。コネクタ本体25は
金属フランジ部14を貫通するように金属フランジ部14と
一体成形され、金属フランジ部14はネジ4によって金属
筐体20にネジ止めされている。また中心導体13はハンダ
によって金属筐体20に積層される裏面導体7、誘電体
6、表面導体5からなる回路基板1にハンダ付けされて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回路基板と同軸ケーブ
ルとをつなげる高周波用同軸型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回路基板と同軸ケーブルとを同軸
型コネクタでつなげたコネクタ接合部分の斜視図を図
5、断面図を図6に示す。
【0003】金属筐体2は凹形状で、そのへこんでいる
部分には裏面導体7、誘電体6が積層され、更に誘電体
6には図面縦方向の幅が誘電体6より狭くなっている表
面導体5が積層されている。
【0004】また金属筐体2の両側面のL字形状の部分
には板状の金属フランジ部3がネジ4によって金属筐体
2にネジ止めされている。コネクタ本体25は金属フラン
ジ部3の中央部に金属フランジ部3と一体に形成されて
いる。コネクタ本体25の内部には誘電体8、更に誘電体
8の中心部分には円柱形状の中心導体9が内装されてい
る。誘電体8は金属筐体2のL字部分の内側面と同一面
を形成し、誘電体8に内装される中心導体9は更に上記
同一面を貫き表面導体5上に固定され、中心導体9の端
部においてハンダ10によって表面導体5にハンダ付けさ
れる。またコネクタ本体25の外周面にはケーブル接続用
のネジ切部11が切られ、図示しないケーブルが接続され
る。
【0005】図6は図5に示した図の断面図である。図
5の斜視図は左右対称となっているので、ここでは左半
分の断面図を示して右半分については省略し、更に図5
によって説明した構成についての説明も省略する。
【0006】金属筐体2のL字部分には誘電体8と同じ
径の穴が空いており、この穴に誘電体8が金属筐体2の
L字部分の内側面と同一面になるようにはめられてい
る。また金属筐体2に積層される裏面導体7、誘電体
6、表面導体5によって回路基板1が構成される。
【0007】上記のコネクタ本体25のケーブル接続用ネ
ジ切部11にケーブルを接続し、中心導体9によって信号
を伝搬するとともに外部からのノイズなどの混入を防
ぐ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7および図8に図6
でのI−I線での略断面での中心導体9による電磁放射
を示すが、ケーブルから中心導体9へと伝搬される電磁
波が低中周波のときは図7に示すように誘電体6に生じ
る電磁放射は一方向へ一様に生じるが、高周波の電磁波
を中心導体9によって伝搬しようとすると図8に示すよ
うに誘電体6に生じる電磁放射は一方向へとは生じなく
なってしまい、この電磁放射によって誘電体6に生じる
損失が大きくなってしまう。ここで誘電体6の厚さを電
磁放射が一方向に生じる厚さAにすれば誘電体6に生じ
る電磁放射を定常的にすることができるが、誘電体8の
肉厚と誘電体6の厚さとのギャップが著しくなり、この
ギャップによって誘電体8と誘電体6に生じる損失が増
加してしまい、従って誘電体6、8のインピーダンス整
合がとれなくなってしまい、中心導体9を流れる電磁波
に損失を与えてしまい、電磁波の伝搬の効率が悪くなっ
てしまうという問題があった。
【0009】この発明は高周波の電磁波を伝搬するとき
の同軸型コネクタの伝搬効率の向上を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、第1
の誘電体と、該第1の誘電体表面に積層される第1の導
体とからなる回路基板と、第2の導体と、該第2の導体
の一部を覆う第2の誘電体と、該第2の誘電体を覆うコ
ネクタ本体とからなるコネクタ部とを備え、前記第1の
導体と第2の導体を接し、更に前記第1の誘電体と前記
第2の誘電体を接し、かつ前記第1の誘電体と前記第2
の誘電体の接する部分の前記第1の誘電体の厚さを前記
第2の誘電体の厚さをほぼ等しくした第1の誘電体から
構成した。
【0011】
【作用】上記構成により第1誘電体と第2誘電体の接す
る部分の第1誘電体の厚さと第2誘電体の厚さを等しく
したため、第2の導体から第1の導体に伝搬される電磁
波によって、第1および第2誘電体中に生じる電磁放射
による誘電体中の損失を増加させることなく、高周波の
電磁波を伝搬することができるので、誘電体のインピー
ダンス整合を保つことができ、従って第2の導体から第
1の導体へと電磁波を伝搬するときに生じる損失を低減
することができるため、伝搬効率を向上することができ
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示した図であ
る。
【0013】まず構成を説明する。
【0014】中心導体13は外径が段々に細くなるような
階段部が2箇所あり、中心導体13と同じ方向で段々に外
径が細くなる階段部が2箇所ある誘電体12に内装されて
いる。上記中心導体13の軸方向の各段の長さは共振を起
こさないインピーダンスとなるように設定する。
【0015】また誘電体12の各階段の外径および軸方向
長さは、伝搬される電磁波の周波数の範囲で共振を起こ
さないインピーダンスとなるなるように設定する。例え
ば誘電体12の外径と軸方向長さの和(図2におけるx+
l、y+m、z+n)がλ/4変成器を構成するように
使用周波数の波長の1/4の長さになるように設定す
る。
【0016】なお中心部材13は誘電体12を図面右側の端
部において貫通している。更に誘電体12は外周にケーブ
ル接続用ネジ切部11を有するコネクタ本体26に内装され
ている。コネクタ本体26は誘電体12の階段部分の周りに
はそれと同様な階段形状となっている。コネクタ本体26
はコネクタ本体26の外周面に一体で形成される板状の金
属フランジ部14がネジ4によって金属筐体20にネジ止め
されることによって金属筐体20と固定される。また金属
筐体20のへこんでいる部分には裏面導体7、誘電体6、
表面導体5から構成される回路基板1が積層されてい
る。また中心導体13の端部はハンダ10によって表面導体
5にハンダ付けされている。また一番細い誘電体12の肉
厚は回路基板1の誘電体6の厚さと等しい厚さである。
【0017】次に作用を説明する。
【0018】誘電体12の外周面に階段部分を設けて、誘
電体12の肉厚を徐々に薄くしていき、接合部分での誘電
体12の厚さと誘電体6の厚さを等しくしているので、誘
電体6、12が共振を起こすインピーダンスとなるような
ことがなく、中心導体13から表面導体5に伝搬される電
磁波によって誘電体6および誘電体8中に生じる電磁放
射による損失を増加させることなく、高周波の電磁波を
伝搬することができ、伝搬効率を向上することができ
る。
【0019】また本実施例ではコネクタ本体26に誘電体
12を内装し、そのコネクタ本体26を金属筐体20へ実装し
ているために実装時に誘電体12が金属筐体20によって削
られたり、傷つけられず、誘電体12と誘電体6との接合
部分に隙間が生じなくなるため、同軸型コネクタの特性
インピーダンスは一定値からズレなくなるために、特性
インピーダンスのズレに起因する伝搬損失を低減するこ
とができる。
【0020】更に本実施例では誘電体12の各階段の外径
および軸方向長さは誘電体12がλ/4変成器を構成する
ように設定されているために、誘電体12の特性インピー
ダンスが共振を生じないので伝搬損失を低減することが
できる。
【0021】上記より高周波の電磁波を伝搬するときに
生じる伝搬損失を低減することができ、従って伝搬効率
を向上することができる。
【0022】本実施例では誘電体12およびコネクタ本体
26の階段部分の段数を2段としたが、誘電体12の各階段
の外径および軸方向長さがλ/4変成器を構成していれ
ば1段であってもよいし、3段以上でもかまわない。
【0023】次に図3を用いて第2実施例を説明する。
【0024】まず構成を説明する。
【0025】中心導体17は径が円錐状に細くなってい
て、中心導体17と同方向で円錐状に外径が細くなってい
る誘電体16に覆われている。
【0026】この円錐状の誘電体16の外径および軸方向
長さは伝搬される電磁波の周波数の範囲で共振を起こさ
ないインピーダンスとなるなるように設定する。図4の
c点を始点としてc点より図面右方向への誘電体16の長
さaと、c点よりa離れたd点での誘電体16の径bの和
がλ/4変成器を構成するように使用周波数の波長の1
/4の長さになるように設定する。
【0027】なお中心導体17は誘電体16を一方の端部に
おいて貫通している。この誘電体16は外周にケーブル接
続用ネジ切部11を有するコネクタ本体27に内装されてい
る。コネクタ本体27の外周面に一体で形成される板状の
金属フランジ部15が金属筐体21にネジ4によってネジ止
めされることによってコネクタ本体27は金属筐体21に固
定される。また中心導体17は金属フランジ部15を貫通し
ていて、金属筐体21のへこみ部には裏面導体7、誘電体
6、表面導体5が積層され、この裏面導体7、誘電体
6、表面導体5によって回路基板1を構成している。ま
た中心導体17の端部はハンダ10によって表面導体5に止
められている。
【0028】次に作用を説明する。
【0029】誘電体16の外径を徐々に細くしていき、接
合部分での誘電体16の厚さと誘電体6の厚さを等しくし
ているので、誘電体6、16のが共振を起こすインピーダ
ンスとなるようなことがなく、中心導体17から表面導体
5に伝搬される電磁波によって誘電体6および誘電体16
中に生じる電磁放射による損失を増加させることなく、
高周波の電磁波を伝搬することができるので、従って伝
搬効率を向上することができる。
【0030】また本実施例も第1実施例と同様に誘電体
16をコネクタ本体27に内装して、そのコネクタ本体27を
金属筐体21に実装しているので、実装時に誘電体16が金
属筐体21によって削られたり、傷つけられず、誘電体16
と誘電体6との接合部分に隙間が生じなくなる。従って
同軸型コネクタの特性インピーダンスは一定値になり、
特性インピーダンスのズレに起因する伝搬損失を低減す
ることができる。
【0031】また更に誘電体16の外径および軸方向長さ
は誘電体16がλ/4変成器を構成するように設定されて
いるために軸方向長さによるインピーダンスが共振を生
じないので伝搬損失を低減することができ、従って伝搬
効率を向上することができる。
【0032】また第1実施例では誘電体12が段々になっ
ているため、その段部分を電磁波が流れるときに各階段
において多少とも伝搬損失が発生してしまうが、本実施
例では誘電体16が円錐形状になっているため電磁波が誘
電体16を流れるときの伝搬損失が第1実施例の伝搬損失
に比べて小さくて済む。従って使用できる周波数帯域が
第1実施例に比べて広がるという効果を有する。
【0033】
【発明の効果】本発明においては、第1の誘電体と、該
第1の誘電体表面に積層される第1の導体とからなる回
路基板と、第2の導体と、該第2の導体の一部を覆う第
2の誘電体と、該第2の誘電体を覆うコネクタ本体とか
らなるコネクタ部とを備え、前記第1の導体と第2の導
体を接し、更に前記第1の誘電体と前記第2の誘電体を
接し、かつ前記第1の誘電体と前記第2の誘電体の接す
る部分の前記第1の誘電体の厚さと前記第2の誘電体の
厚さをほぼ等しくした第1の誘電体から構成したため、
第2の導体から第1の導体に伝搬される電磁波によっ
て、第1および第2誘電体中に生じる電磁放射による誘
電体中の損失を増加させることなく、高周波の電磁波を
伝搬することができるので、誘電体のインピーダンス整
合を保つことができ、従って第2の導体から第1の導体
へと電磁波を伝搬するときに生じる損失を低減すること
ができるため、伝搬効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例
【図2】 第1実施例の誘電体の長さと径の関係を示す
【図3】 本発明の第2実施例
【図4】 第2実施例の誘電体の長さと径の関係を示す
【図5】 従来の回路基板と同軸ケーブルとを同軸型コ
ネクタでつなげたコネクタ接合部分の斜視図
【図6】 従来の回路基板と同軸ケーブルとを同軸型コ
ネクタでつなげたコネクタ接合部分の断面図
【図7】 電磁波の流れを示す図
【図8】 電磁波の流れを示す図
【符号の説明】
1…回路基板 2、20、21…金属筐体 3、14、15…金属フランジ部 5…表面導体 6、8、12、16…誘電体 7…裏面導体 9、13、17…中心導体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の誘電体と、該第1の誘電体表面に積
    層される第1の導体とからなる回路基板と、第2の導体
    と、該第2の導体の一部を覆う第2の誘電体と、該第2
    の誘電体を覆うコネクタ本体とからなるコネクタ部とを
    備え、前記第1の導体と第2の導体を接し、更に前記第
    1の誘電体と前記第2の誘電体を接し、かつ前記第1の
    誘電体と前記第2の誘電体の接する部分の前記第1の誘
    電体の厚さと前記第2の誘電体の厚さをほぼ等しくした
    ことを特徴とする高周波用同軸型コネクタ
JP3264926A 1991-10-14 1991-10-14 高周波用同軸型コネクタ Pending JPH05109452A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3264926A JPH05109452A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 高周波用同軸型コネクタ

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JP3264926A JPH05109452A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 高周波用同軸型コネクタ

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JPH05109452A true JPH05109452A (ja) 1993-04-30

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ID=17410116

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JP3264926A Pending JPH05109452A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 高周波用同軸型コネクタ

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JP (1) JPH05109452A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1028609A2 (en) * 1999-02-12 2000-08-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electronic device with coaxial connectors for high-frequency circuit board
WO2021002077A1 (ja) * 2019-07-03 2021-01-07 株式会社 東芝 同軸マイクロストリップ線路変換回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1028609A2 (en) * 1999-02-12 2000-08-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electronic device with coaxial connectors for high-frequency circuit board
US6373710B1 (en) 1999-02-12 2002-04-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Electronic device with coaxial connectors for high-frequency circuit board
WO2021002077A1 (ja) * 2019-07-03 2021-01-07 株式会社 東芝 同軸マイクロストリップ線路変換回路

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