JPH05109095A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JPH05109095A JPH05109095A JP26477591A JP26477591A JPH05109095A JP H05109095 A JPH05109095 A JP H05109095A JP 26477591 A JP26477591 A JP 26477591A JP 26477591 A JP26477591 A JP 26477591A JP H05109095 A JPH05109095 A JP H05109095A
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- JP
- Japan
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- leaf spring
- objective lens
- rotating body
- bobbin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄型化が可能な構成で、しかも組立を簡単に
する。 【構成】 下方の板ばね42が載置されるボビン36の鍔部
41と回転腕50とに、上下の板ばね42,43の平行間隔と同
じ高さのスペーサ44,45,51を載置し、このスペーサ4
4,45,51の上部に上方の板ばね43を載置するように構
成し、可動部を構成する前記ボビン36と板ばね42,43と
回転腕50等を、同一方向から積載する組立を可能にす
る。
する。 【構成】 下方の板ばね42が載置されるボビン36の鍔部
41と回転腕50とに、上下の板ばね42,43の平行間隔と同
じ高さのスペーサ44,45,51を載置し、このスペーサ4
4,45,51の上部に上方の板ばね43を載置するように構
成し、可動部を構成する前記ボビン36と板ばね42,43と
回転腕50等を、同一方向から積載する組立を可能にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク,光磁気デ
ィスク等の光学的記録媒体に対して記録再生を行う装置
に適用される対物レンズ駆動装置に関する。
ィスク等の光学的記録媒体に対して記録再生を行う装置
に適用される対物レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の対物レンズ駆動装置の分解
斜視図であり、1はベースプレートであってヨーク2,
3,4が一体的に設けられている。5,6はベースプレ
ート1に設置された永久磁石である。対物レンズ7はボ
ビン8に保持される。ボビン8にはフォーカス駆動用の
Fコイル9が巻きつけてあり、その上に偏平状かつ四角
形状に巻かれたトラッキング駆動用のTコイル10,11が
固定されている。ボビン8の上下部には鍔部12,13が設
けられ、それぞれ上方の板ばね14と下方の板ばね15を、
ピン16,17により固定する。さらに各板ばね14,15の他
端は、回転体18にピン19,20により固定される。回転体
18には回転軸21が設けられている。この様に、ボビン8
に保持された対物レンズ7は、上下の板ばね14,15によ
り、その光軸方向(フォーカシング方向)へ保持され、ま
た回転軸21により、その光軸と直交方向(トラッキング
方向)へ移動自在に保持されている。
斜視図であり、1はベースプレートであってヨーク2,
3,4が一体的に設けられている。5,6はベースプレ
ート1に設置された永久磁石である。対物レンズ7はボ
ビン8に保持される。ボビン8にはフォーカス駆動用の
Fコイル9が巻きつけてあり、その上に偏平状かつ四角
形状に巻かれたトラッキング駆動用のTコイル10,11が
固定されている。ボビン8の上下部には鍔部12,13が設
けられ、それぞれ上方の板ばね14と下方の板ばね15を、
ピン16,17により固定する。さらに各板ばね14,15の他
端は、回転体18にピン19,20により固定される。回転体
18には回転軸21が設けられている。この様に、ボビン8
に保持された対物レンズ7は、上下の板ばね14,15によ
り、その光軸方向(フォーカシング方向)へ保持され、ま
た回転軸21により、その光軸と直交方向(トラッキング
方向)へ移動自在に保持されている。
【0003】前記回転軸21は、軸受22,23により回転自
在に支持される。軸受22は、軸受ホルダ24を介して、ベ
ースプレート1のヨーク4にねじ止めされる。また軸受
23は、板ばね25を介して、ベースプレート1へねじ止め
される。板ばね25は、軸受22,23と回転軸21との間に作
用する予圧力を発生させる。
在に支持される。軸受22は、軸受ホルダ24を介して、ベ
ースプレート1のヨーク4にねじ止めされる。また軸受
23は、板ばね25を介して、ベースプレート1へねじ止め
される。板ばね25は、軸受22,23と回転軸21との間に作
用する予圧力を発生させる。
【0004】上記の従来の装置において組立て工程は大
きく3つに別れる。すなわちボビン8に対物レンズ7と
コイル9,10,11と板ばね14,15とピン16,17,19,20
と回転体18とを組み付ける可動部組立て工程と、ベース
プレート1に永久磁石5,6と軸受22,23と軸受ホルダ
24と板ばね25とを組み付ける固定部組立て工程と、可動
部(ボビン8の組立て体)を固定部(ベースプレート1の
組立て体)に載置し、回転軸21がベースプレート1に対
して垂直になるように軸受ホルダ24を微調整する総合組
み立て工程である。
きく3つに別れる。すなわちボビン8に対物レンズ7と
コイル9,10,11と板ばね14,15とピン16,17,19,20
と回転体18とを組み付ける可動部組立て工程と、ベース
プレート1に永久磁石5,6と軸受22,23と軸受ホルダ
24と板ばね25とを組み付ける固定部組立て工程と、可動
部(ボビン8の組立て体)を固定部(ベースプレート1の
組立て体)に載置し、回転軸21がベースプレート1に対
して垂直になるように軸受ホルダ24を微調整する総合組
み立て工程である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置の組立て工
程が上述のようになるのは、板ばね14,15を、それぞれ
ボビン8に対して、上,下方向に組み立てなければなら
ない構成となっているためであり、前記可動部をベース
プレート1上に直接組み付けていくことができず、その
ため可動部組立て工程が独立した工程となり、上述した
ごとく、3つの工程が必要となっている。組立て工程が
多いと必然的に組立て時間や、工程間の移動に伴う時間
が必要となり、量産性が悪い。また時間が多くかかる
分、製造コストが高くなる。
程が上述のようになるのは、板ばね14,15を、それぞれ
ボビン8に対して、上,下方向に組み立てなければなら
ない構成となっているためであり、前記可動部をベース
プレート1上に直接組み付けていくことができず、その
ため可動部組立て工程が独立した工程となり、上述した
ごとく、3つの工程が必要となっている。組立て工程が
多いと必然的に組立て時間や、工程間の移動に伴う時間
が必要となり、量産性が悪い。また時間が多くかかる
分、製造コストが高くなる。
【0006】本発明の目的は、薄型化が可能な構成で、
しかも組立が簡単な対物レンズ駆動装置を提供すること
にある。
しかも組立が簡単な対物レンズ駆動装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、ベースプレートと、ベースプレートに対して回動可
能に設けられた回動体と、上下の相対向する平面が互い
に平行に延出し、一端が前記回動体に設けられ、かつ他
端の自由端が対物レンズを保持するボビンに設けられた
複数の板ばねとを備えた対物レンズ駆動装置において、
本発明の第1の手段は、前記ボビンの下方の板ばねの端
部が載置される鍔部と前記回動体とに、板ばねの平行間
隔と同じ高さで、かつ上方の板ばねが載置されるスペー
サを設け、前記鍔部と回動体の板ばね載置面が対物レン
ズの光軸を直交する同一平面上にあるように構成したこ
とを特徴とする。
め、ベースプレートと、ベースプレートに対して回動可
能に設けられた回動体と、上下の相対向する平面が互い
に平行に延出し、一端が前記回動体に設けられ、かつ他
端の自由端が対物レンズを保持するボビンに設けられた
複数の板ばねとを備えた対物レンズ駆動装置において、
本発明の第1の手段は、前記ボビンの下方の板ばねの端
部が載置される鍔部と前記回動体とに、板ばねの平行間
隔と同じ高さで、かつ上方の板ばねが載置されるスペー
サを設け、前記鍔部と回動体の板ばね載置面が対物レン
ズの光軸を直交する同一平面上にあるように構成したこ
とを特徴とする。
【0008】また第2の手段は、上記の対物レンズ駆動
装置において、回動体を、回転軸が設けられ、かつ板ば
ね載置面が形成された回転腕と回転腕に載置された下方
の板ばねを下端で固定し、かつ上方の板ばねが載置され
る略凹状のスペーサとで構成し、さらに前記回転軸の軸
受を回転腕上方の前記スペーサの凹部に設置したことを
特徴とする。
装置において、回動体を、回転軸が設けられ、かつ板ば
ね載置面が形成された回転腕と回転腕に載置された下方
の板ばねを下端で固定し、かつ上方の板ばねが載置され
る略凹状のスペーサとで構成し、さらに前記回転軸の軸
受を回転腕上方の前記スペーサの凹部に設置したことを
特徴とする。
【0009】さらに第3の手段は、上記の対物レンズ駆
動装置において、ボビンの下方の板ばねの端部が載置さ
れる鍔部に、板ばねの平行間隔と同じ高さで、鍔部に載
置された下方の板ばねを下端で固定し、かつ上方の板ば
ねが載置されるスペーサを設け、さらに前記回動体を、
回転軸が設けられ、かつ板ばね載置面が形成された回転
腕と、板ばねの平行間隔と同じ高さで、前記回転軸の軸
受を設置する凹部を有し、回転腕に載置された下方の板
ばねを下端で固定し、かつ上方の板ばねが載置される略
凹状のスペーサとで構成したことを特徴とする。
動装置において、ボビンの下方の板ばねの端部が載置さ
れる鍔部に、板ばねの平行間隔と同じ高さで、鍔部に載
置された下方の板ばねを下端で固定し、かつ上方の板ば
ねが載置されるスペーサを設け、さらに前記回動体を、
回転軸が設けられ、かつ板ばね載置面が形成された回転
腕と、板ばねの平行間隔と同じ高さで、前記回転軸の軸
受を設置する凹部を有し、回転腕に載置された下方の板
ばねを下端で固定し、かつ上方の板ばねが載置される略
凹状のスペーサとで構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記の第1の手段によれば、ボビンの鍔部及び
回動体の上に下方の板ばねの端部を載置し、各下方の板
ばねの上にスペーサを載置し、さらに各スペーサの上に
上方の板ばねの端部を載置して固定できるので、同一方
向からの組み立てが可能となり、しかもボビンにはスペ
ーサに対して一方側のみに鍔部を設ければよく、簡単な
構成で、薄型化が図れ、しかも組み立てが簡単になる。
回動体の上に下方の板ばねの端部を載置し、各下方の板
ばねの上にスペーサを載置し、さらに各スペーサの上に
上方の板ばねの端部を載置して固定できるので、同一方
向からの組み立てが可能となり、しかもボビンにはスペ
ーサに対して一方側のみに鍔部を設ければよく、簡単な
構成で、薄型化が図れ、しかも組み立てが簡単になる。
【0011】また第2の手段によれば、第1の手段と同
様に回転体部分において同一方向からの組立が可能で、
しかも下方の板ばねを回転腕とで挾持固定するスペーサ
の凹部に、回転腕の回転軸の軸受を設置することで、回
転体部分における薄型化が図れ、しかも組み立てが簡単
になる。
様に回転体部分において同一方向からの組立が可能で、
しかも下方の板ばねを回転腕とで挾持固定するスペーサ
の凹部に、回転腕の回転軸の軸受を設置することで、回
転体部分における薄型化が図れ、しかも組み立てが簡単
になる。
【0012】さらに第3の手段によれば、第1の手段の
ボビン部分における構成及び組み立てを採用すると共
に、第2の手段の回動体部分における構成及び組み立て
を採用することで、可動部分の同一方向からの組み立て
が、薄型化が可能な構成で可能になる。
ボビン部分における構成及び組み立てを採用すると共
に、第2の手段の回動体部分における構成及び組み立て
を採用することで、可動部分の同一方向からの組み立て
が、薄型化が可能な構成で可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0014】図1は本発明の一実施例の分解斜視図であ
り、ベースプレート30には、ヨーク31,32,33が一体的
に設けられている。34,35はベースプレート30に立設さ
れた永久磁石である。ボビン36には、フォーカス駆動用
のFコイル37が巻き付けられており、その上にトラッキ
ング駆動用の偏平状のTコイル38,39が固定され、さら
に対物レンズ40が保持されている。ボビン36の下両側に
一体的に設けられた鍔部41の上に下方の板ばね42がのせ
られ、スペーサ44,45により、鍔部41で挾持固定され
る。スペーサ44,45の上には上方の板ばね43がピン48,
49により固定される。回転腕50には下方の板ばね42の他
端がのせられ、略凹状のスペーサ51の下端により挾持固
定される。スペーサ51の上には、上方の板ばね43の他端
がピン52,53により固定される。このように可動部(ボ
ビン36の組立体)の全ての部品は図1の紙面上から下方
向へと同一方向に組み込まれていく。
り、ベースプレート30には、ヨーク31,32,33が一体的
に設けられている。34,35はベースプレート30に立設さ
れた永久磁石である。ボビン36には、フォーカス駆動用
のFコイル37が巻き付けられており、その上にトラッキ
ング駆動用の偏平状のTコイル38,39が固定され、さら
に対物レンズ40が保持されている。ボビン36の下両側に
一体的に設けられた鍔部41の上に下方の板ばね42がのせ
られ、スペーサ44,45により、鍔部41で挾持固定され
る。スペーサ44,45の上には上方の板ばね43がピン48,
49により固定される。回転腕50には下方の板ばね42の他
端がのせられ、略凹状のスペーサ51の下端により挾持固
定される。スペーサ51の上には、上方の板ばね43の他端
がピン52,53により固定される。このように可動部(ボ
ビン36の組立体)の全ての部品は図1の紙面上から下方
向へと同一方向に組み込まれていく。
【0015】前記回転腕50には回転軸54が設けられてお
り、軸受55,56により回転自在に支持される。軸受55
は、軸受ホルダ57を介して、ベースプレート30にねじ止
めされる。軸受56は、板ばね58を介して、ベースプレー
ト30にねじ止めされる。
り、軸受55,56により回転自在に支持される。軸受55
は、軸受ホルダ57を介して、ベースプレート30にねじ止
めされる。軸受56は、板ばね58を介して、ベースプレー
ト30にねじ止めされる。
【0016】本実施例における組立て工程は、大きく2
つに分けられる。まず、ベースプレート30に、永久磁石
34,35を設置し、回転腕50と軸受55,56と軸受ホルダ57
と板ばね58とを組み付ける。この時、回転軸54がベース
プレート30に対して垂直になるように軸受ホルダ57を微
動調整する。このようにして固定部の組立て工程が終
る。
つに分けられる。まず、ベースプレート30に、永久磁石
34,35を設置し、回転腕50と軸受55,56と軸受ホルダ57
と板ばね58とを組み付ける。この時、回転軸54がベース
プレート30に対して垂直になるように軸受ホルダ57を微
動調整する。このようにして固定部の組立て工程が終
る。
【0017】この後、ベースプレート30にボビン36等の
可動部を組み込む。つまり、既にベースプレート30に組
み込まれている回転腕50の板ばね搭載面と同一平面上
に、鍔部41の板ばね搭載面があるように高さ方向に位置
決め保持されたボビン36に、まず下方の板ばね42をのせ
る。下方の板ばね42の両端各々にスペーサ44,45,51を
のせて挾持固定する。さらにスペーサ44,45,51の上に
上方の板ばね43をのせ、ピン48,49,52,53により、そ
の両端を固定する。そして、対物レンズ40をボビン36に
保持させる。これで可動部組立て工程が終り、対物レン
ズアクチュエータが完成する。上述したごとく、2つの
組立て工程ですむために、従来例に比べて、組立て工程
が簡略化される。
可動部を組み込む。つまり、既にベースプレート30に組
み込まれている回転腕50の板ばね搭載面と同一平面上
に、鍔部41の板ばね搭載面があるように高さ方向に位置
決め保持されたボビン36に、まず下方の板ばね42をのせ
る。下方の板ばね42の両端各々にスペーサ44,45,51を
のせて挾持固定する。さらにスペーサ44,45,51の上に
上方の板ばね43をのせ、ピン48,49,52,53により、そ
の両端を固定する。そして、対物レンズ40をボビン36に
保持させる。これで可動部組立て工程が終り、対物レン
ズアクチュエータが完成する。上述したごとく、2つの
組立て工程ですむために、従来例に比べて、組立て工程
が簡略化される。
【0018】またボビン36の厚さは鍔部41とコイル37あ
るいはコイル38,39の厚さで定められる。図2の従来例
における上方の鍔部12の厚みが不要となったことで、ボ
ビン36の薄型化が可能となる。つまり、スペーサ44,45
の高さ(厚み)をコイル37あるいはコイル38,39の厚みよ
り低くすれば良い。従来例と同様にコイル37,あるいは
コイル38,39の厚みは、対物レンズアクチュエータの必
要推力より決まる有効コイル長より定められる。
るいはコイル38,39の厚さで定められる。図2の従来例
における上方の鍔部12の厚みが不要となったことで、ボ
ビン36の薄型化が可能となる。つまり、スペーサ44,45
の高さ(厚み)をコイル37あるいはコイル38,39の厚みよ
り低くすれば良い。従来例と同様にコイル37,あるいは
コイル38,39の厚みは、対物レンズアクチュエータの必
要推力より決まる有効コイル長より定められる。
【0019】上記の実施例では、ボビン36に、下方の板
ばね42をのせる鍔部41と、上下の相対向する平面が互い
に平行に延出する上下の板ばね42,43の平行間隔と同じ
長さを有するスペーサ44,45とを設け、回転腕50に、前
記平行間隔と同じ長さを有するスペーサ51を設け、また
ボビン36の鍔部41と回転腕50との板ばね搭載面が、対物
レンズ40の光軸と直交する同一平面上にあるので、板ば
ね搭載面の上に下方の板ばね42、その上にスペーサ44,
45,51、その上に上方の板ばね43という順に、同一方向
より組み立てが可能となる。また、その方向と組み立て
手順は、ベースプレート30に対して積層していくものな
ので、ベースプレート30に直接組み込むことが可能とな
り、従来より組み立て工程数が減少し、組み立て時間の
短縮化、しいては、量産性の向上,製造コストの低減が
可能となった。
ばね42をのせる鍔部41と、上下の相対向する平面が互い
に平行に延出する上下の板ばね42,43の平行間隔と同じ
長さを有するスペーサ44,45とを設け、回転腕50に、前
記平行間隔と同じ長さを有するスペーサ51を設け、また
ボビン36の鍔部41と回転腕50との板ばね搭載面が、対物
レンズ40の光軸と直交する同一平面上にあるので、板ば
ね搭載面の上に下方の板ばね42、その上にスペーサ44,
45,51、その上に上方の板ばね43という順に、同一方向
より組み立てが可能となる。また、その方向と組み立て
手順は、ベースプレート30に対して積層していくものな
ので、ベースプレート30に直接組み込むことが可能とな
り、従来より組み立て工程数が減少し、組み立て時間の
短縮化、しいては、量産性の向上,製造コストの低減が
可能となった。
【0020】またスペーサ44,45の両端に板ばね42,43
が固定される構成であるから、ボビン36から延出させる
板ばね搭載用の鍔部41はスペーサ44,45の一方にだけあ
ればよく、従来例と比較して鍔部41の一枚分のボビン36
の薄型化が可能となる。
が固定される構成であるから、ボビン36から延出させる
板ばね搭載用の鍔部41はスペーサ44,45の一方にだけあ
ればよく、従来例と比較して鍔部41の一枚分のボビン36
の薄型化が可能となる。
【0021】さらに回転体が、回転軸54と、回転軸54と
一体的に設けられ、かつ板ばね搭載面を有する回転腕50
と、回転腕50に対して下方の板ばね42を挾持固定する、
凹部51aを有する略凹形状のスペーサ51とから構成さ
れ、回転軸54を回転自在に支持する軸受55は、回転腕50
とスペーサ51との間の凹部51aに設けたので、あらかじ
めベースプレート30に対して、回転軸54が垂直になる様
に組まれた回転腕50の上に下方の板ばね42,スペーサ5
1,上方の板ばね43という順に同一方向より組み立てが
可能となる。また、その方向と組み立て手順は、ベース
プレート30に対して積層していくものなので、ベースプ
レート30に直接組み込むことが可能となり、量産性の向
上、製造コストの低減が可能となる。
一体的に設けられ、かつ板ばね搭載面を有する回転腕50
と、回転腕50に対して下方の板ばね42を挾持固定する、
凹部51aを有する略凹形状のスペーサ51とから構成さ
れ、回転軸54を回転自在に支持する軸受55は、回転腕50
とスペーサ51との間の凹部51aに設けたので、あらかじ
めベースプレート30に対して、回転軸54が垂直になる様
に組まれた回転腕50の上に下方の板ばね42,スペーサ5
1,上方の板ばね43という順に同一方向より組み立てが
可能となる。また、その方向と組み立て手順は、ベース
プレート30に対して積層していくものなので、ベースプ
レート30に直接組み込むことが可能となり、量産性の向
上、製造コストの低減が可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1〜第
3の手段によれば、ボビン部分,回転体部分においてス
ペーサを用いることで同一方向からの組み立てが可能と
なり、またボビンにおける板ばね載置面である鍔部を一
側部のみに設ければよくなり、構成が簡単で薄型化が図
れ、また第2の手段では、回動体を構成する回転腕の回
転軸を支承する軸受が略凹状のスペーサの凹部に設置さ
れることで、より薄型化が図れるため、薄型化が可能な
構成で、しかも組立が簡単な対物レンズ駆動装置を提供
できる。
3の手段によれば、ボビン部分,回転体部分においてス
ペーサを用いることで同一方向からの組み立てが可能と
なり、またボビンにおける板ばね載置面である鍔部を一
側部のみに設ければよくなり、構成が簡単で薄型化が図
れ、また第2の手段では、回動体を構成する回転腕の回
転軸を支承する軸受が略凹状のスペーサの凹部に設置さ
れることで、より薄型化が図れるため、薄型化が可能な
構成で、しかも組立が簡単な対物レンズ駆動装置を提供
できる。
【図1】本発明の対物レンズ駆動装置の一実施例の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】従来の対物レンズ駆動装置の分解斜視図であ
る。
る。
30…ベースプレート、 36…ボビン、 40…対物レン
ズ、 41…鍔部、 42,43…板ばね、 44,45,51…ス
ペーサ、 50…回転腕、 51a…凹部、 54…回転軸、
55…軸受。
ズ、 41…鍔部、 42,43…板ばね、 44,45,51…ス
ペーサ、 50…回転腕、 51a…凹部、 54…回転軸、
55…軸受。
Claims (3)
- 【請求項1】 ベースプレートと、ベースプレートに対
して回動可能に設けられた回動体と、上下の相対向する
平面が互いに平行に延出し、一端が前記回動体に設けら
れ、かつ他端の自由端が対物レンズを保持するボビンに
設けられた複数の板ばねとを備えた対物レンズ駆動装置
において、前記ボビンの下方の板ばねの端部が載置され
る鍔部と前記回動体とに、板ばねの平行間隔と同じ高さ
で、かつ上方の板ばねが載置されるスペーサを設け、前
記鍔部と回動体の板ばね載置面が対物レンズの光軸と直
交する同一平面上にあるように構成したことを特徴とす
る対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】 ベースプレートと、べースプレートに対
して回動可能に設けられた回動体と、上下の相対向する
平面が互いに平行に延出し、一端が前記回動体に設けら
れ、かつ他端の自由端が対物レンズを保持するボビンに
設けられた複数の板ばねとを備えた対物レンズ駆動装置
において、前記回動体を、回転軸が設けられ、かつ板ば
ね載置面が形成された回転腕と、回転腕に載置された下
方の板ばねを下端で固定し、かつ上方の板ばねが載置さ
れる略凹状のスペーサとで構成し、さらに前記回転軸の
軸受を回転腕上方の前記スペーサの凹部に設置したこと
を特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項3】 ベースプレートと、ベースプレートに対
して回動可能に設けられた回動体と、上下の相対向する
平面が互いに平行に延出し、一端が前記回動体に設けら
れ、かつ他端の自由端が対物レンズを保持するボビンに
設けられた複数の板ばねとを備えた対物レンズ駆動装置
において、前記ボビンの下方の板ばねの端部が載置され
る鍔部に、板ばねの平行間隔と同じ高さで、鍔部に載置
された下方の板ばねを下端で固定し、かつ上方の板ばね
が載置されるスペーサを設け、さらに前記回動体を、回
転軸が設けられ、かつ板ばね載置面が形成された回転腕
と、板ばねの平行間隔と同じ高さで、前記回転軸の軸受
を設置する凹部を有し、回転腕に載置された下方の板ば
ねを下端で固定し、かつ上方の板ばねが載置される略凹
状のスペーサとで構成したことを特徴とする対物レンズ
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26477591A JPH05109095A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26477591A JPH05109095A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05109095A true JPH05109095A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17408021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26477591A Pending JPH05109095A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05109095A (ja) |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP26477591A patent/JPH05109095A/ja active Pending
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