JPH05109068A - 録音及び再生方式 - Google Patents

録音及び再生方式

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JPH05109068A
JPH05109068A JP26636591A JP26636591A JPH05109068A JP H05109068 A JPH05109068 A JP H05109068A JP 26636591 A JP26636591 A JP 26636591A JP 26636591 A JP26636591 A JP 26636591A JP H05109068 A JPH05109068 A JP H05109068A
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保二 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音や音声のコードを高密度で記録し、かつ記
録されたコードから情報を高精度で抽出できる録音・再
生方式を提供すること。 【構成】 録音・再生方式は、音または音声のもつ情報
をコード化し、このコードを光学的読取り可能な形式で
普通紙200上に記録するものである。この録音・再生
方式は、普通紙200に記録するコードは、コードのド
ットA〜Hとは一意的に区別して認識可能な特徴を有す
るマーカ(Mが隣接して4つ配列)の位置を基準とし、
ドットA〜Hを所定位置に並べて記録することにより記
録結果210を得ている。特徴的なドットで構成したマ
ーカ(Mが隣接して4つ配列)を基準にドットパターン
A〜Hを記録しているから記録密度の向上が図られ、か
つマーカにより記録パターンからのデータの高精度の抽
出ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音または音声のもつ情
報をコード化して普通紙に記録する録音方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の録音方式としては、音ま
たは音声のもつ情報をコード化し、このコードを大小の
黒丸印、バーコード、グラフ等のように光学的読取り可
能な形式で普通紙上に記録するものが提案されている
(特開昭60−134384号)。
【0003】このような録音方式によれば、普通紙に音
や音声を光学的読み取り可能な形式で記録することがで
きるため、当該コードと文字や図形等と組み合わせるこ
とが可能になり、総合的なドキュメントを得ることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の録音方式では、ワードプロセッサ等で作成した
手紙や文書の一部に、1〜2秒程度の音声メッセージを
付加したいときに、一般のドットプリンタを使用して音
声等のコードを印刷した場合に、記録密度が低くなって
しまうという欠点があった。
【0005】また、上記従来の録音方式で普通紙に記録
されたコードを再生しようとした場合に、読取った画像
データから音声情報を含むデータを実用的な信頼性で抽
出することは非常に困難であるという欠点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した欠点を
解消し、音や音声のコードを高密度で記録し、かつ記録
されたコードから情報が高精度で再生できる録音及び再
生方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の録音方式は、音または音声のもつ
情報をコード化し、このコードを光学的読取り可能な形
式で紙に記録する音声記録方式において、前記コードを
記憶するためのデータ・ブロツクを規定するマーカ群を
記録し、前記コードを表すドツトを該マーカの位置を基
準とした該データ・ブロツク内の所定の位置にそれぞれ
記録することを特徴とする。
【0008】また、前記マーカ群は、ドットを直角座標
系に等間隔に並べて記録することを特徴とする。
【0009】また、前記マーカ群は、前記コードのドッ
トとは一意的に区別して認識可能な特徴を有することを
特徴とする。
【0010】また、前記データ・ブロツクが5×5ドツ
トに構成され、各データ・ブロツク内に記憶される前記
コードが8ビツトで構成され、前記ドツトのサイズが1
/4mmであることを特徴とする。
【0011】さらに、請求項5に記載の発明は、紙上に
光学的に読み取り可能な状態で記録された音または音声
の情報のコードを再生する再生方式において、光学的に
読み込んだコードを表すドツトの2次元パターンについ
て所定サイズで移動平均を取り、前記移動平均の最大値
から該コードを記憶するためのデータ・ブロツクを規定
するマーカ群を特定し、該マーカの位置からドットの位
置を求めて、これら位置によりドットを抽出することを
特徴する。
【0012】さらに、請求項6に記載の発明は、紙上に
光学的に読み取り可能な状態で記録された音または音声
の情報のコードを再生する再生方式において、光学的に
読み込んだコードを表すドツトの2次元パターンについ
て、該パターンのドット間隔より小さい画素間隔で画像
を得て、該画像について平均化オペレータを使用してデ
ジタル重畳積分をし、その結果から値が最大なものを求
め、それを除いた残余の値のうちさらに最大なものを求
めることを繰り返すことにより該コードを記憶するため
のデータ・ブロツクを規定するマーカを特定し、該マー
カの位置からドットの位置を求めて、これら位置により
ドットを抽出することを特徴とする。
【0013】さらに、請求項7に記載の発明は、音また
は音声のもつ情報をコード化し、このコードを光学的読
取り可能な形式で紙に記録する音声記録方式において、
前記コードを記憶するためのデータ・ブロツクを規定す
るマーカ群を記録し、前記コードを表すドツトを該マー
カの位置を基準とした該データ・ブロツク内の所定の位
置にそれぞれ記録し、光学的に読み込んだコードを表す
ドツトの2次元パターンについて所定サイズで移動平均
を取り、前記移動平均の最大値から該コードを記憶する
ためのデータ・ブロツクを規定する該マーカ群を特定
し、該マーカの位置からドットの位置を求めて、これら
位置によりドットを抽出することを特徴とする。
【0014】さらに、請求項8に記載の発明は、音また
は音声のもつ情報をコード化し、このコードを光学的読
取り可能な形式で紙に記録する音声記録方式において、
前記コードを記憶するためのデータ・ブロツクを規定す
るマーカ群を記録し、前記コードを表すドツトを該マー
カの位置を基準とした該データ・ブロツク内の所定の位
置にそれぞれ記録し、光学的に読み込んだコードを表す
ドツトの2次元パターンについて、該パターンのドット
間隔より小さい画素間隔で画像を得て、該画像について
平均化オペレータを使用してデジタル重畳積分をし、そ
の結果から値が最大なものを求め、それを除いた残余の
値のうちさらに最大のものを求めることを繰り返すこと
により該コードを記憶するためのデータ・ブロツクを規
定するマーカを特定し、該マーカの位置からドットの位
置を求めて、これら位置によりドットを抽出することを
特徴とする。
【0015】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、特徴的なド
ットで構成したマーカを基準にドットパターンを記録す
るから高精度に再生可能なデータが録音でき、更に記録
密度を向上できる。
【0016】上記請求項5記載の発明によれば、マーカ
の抽出が容易であって、抽出されたマーカにより記録パ
ターンからのデータの抽出が容易にでき、音及び音声が
高精度で再生ができる。
【0017】上記請求項6記載の発明によれば、斜めに
録音データが読出される場合であっても高精度で記録パ
ターンからのデータの抽出ができる。
【0018】上記請求項7の発明によれば、高精度で音
または音声のもつ情報を録音および再生できる。
【0019】上記請求項8の発明によれば、高精度で音
または音声のもつ情報を録音および再生でき、しかも斜
めに読出しされた場合でも高精度の再生ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明について図示の実施例に基づい
て説明する。
【0021】図1、本発明に係る録音方式を説明するた
めのブロック図である。図2は、上記録音方式で記録さ
れた記録結果の説明図である。
【0022】図1において、入力端子11には、図示し
ないマイクロホン等の音響入力装置からのアナログ信号
が印加される。この入力端子11は、アナログ・デジタ
ル(AD)変換器12に接続されており、アナログ信号
をAD変換器12に入力するようにしてある。AD変換
器12は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変
換する。このAD変換器12の出力はコーダー13に接
続されており、AD変換器12からのデジタル信号がコ
ーダー13に与えられるようにしてある。コーダー13
は、公知の音声情報処理技術を利用して情報の圧縮を行
うことにより、効率よく音声を記録させるための装置で
ある。このコーダー13からは、入力アナログ信号に対
応して圧縮されたコード列が得られる。コーダー13の
出力はパターン発生部14に接続されており、コーダー
13からの圧縮化コード列をパターン発生部14に供給
できるようにしてある。パターン発生部14は、“0”
と“1”からなる圧縮化コード列をドットの有無とし
て、あらかじめ定めたドット位置上に表現する2次元パ
ターンを生成する。パターン発生部14の出力はプリン
タ15に接続されており、前記2次元パターンをプリン
タ15に与えられるようにしてある。プリンタ15は、
入力された2次元パターンを、図2に示す普通紙200
の上に記録することによって普通紙200の一部に記録
結果210を得ることができる。
【0023】このように構成された実施例の動作を図1
乃至図3を参照して説明する。
【0024】図3は、普通紙上に記録する音声情報を含
むパターンのフォーマット例を説明する図である。
【0025】音響入力装置からのアナログ信号は、入力
端子11を介してAD変換器12に入力される。AD変
換器12は、入力されたアナログ信号をデジタル信号に
変換する。AD変換器12は、通常の電話音声程度の品
質を保つために、8〔KHz〕のサンプリング速度によ
り、8〔ビット〕の数値列に変換していることから、毎
秒64〔Kビット〕の情報量となる。このAD変換器1
2の出力はコーダー13に接続されており、デジタル信
号をコーダー13に与える。コーダー13は、公知の音
声情報処理技術を利用して情報の圧縮を行う。例えば、
音声情報の圧縮に一般的に用いられているPARCOR
分析法などを利用することにより、1秒間の音声を10
〔Kビット〕程度まで圧縮可能である。したがって、コ
ーダー13からは、入力アナログ信号に対応して圧縮さ
れたコード列が得られることになる。このようにしてコ
ーダー13から得られた圧縮化コード列は、パターン発
生部14に供給される。パターン発生部14は、“0”
と“1”からなる圧縮化コード列をドットの有無とし
て、あらかじめ定めたドット位置上に表現する2次元パ
ターンを生成してプリンタ15に供給する。この2次元
パターンは、プリンタ15により普通紙200の上に記
録して普通紙200の一部に記録結果210を得る。
【0026】このようにして普通紙200の上に記録さ
れた記録結果210を図3に示す。即ち、直角座標系で
等間隔に並べたマーカMの間に、前記圧縮された音声情
報のコード列の各ビットの一つに対応するドットが所定
の位置にそれぞれ記録される。ここで、図3に示す白丸
はドットの位置を示し、丸Mはマーカのための黒ドット
を示し、丸Mが四つ接触したものはマーカを示し、丸A
から丸Hは8ビットのデータを表すそれぞれのドットの
所定位置をそれぞれ示している。
【0027】前記マーカを結ぶ点線の直線により区切ら
れる各領域をデータ・ブロックDBと呼ぶものとする
と、本実施例では各データ・ブロックDB内に8〔ビッ
ト〕の情報を記録する場合を示した。マーカは隣接する
4ドットにより構成され、縦横ともに5ドット間隔で並
べられることになる。
【0028】ここで、ドット・サイズを1/4〔mm〕
とすると、512〔ビット/cm2〕の記録密度とな
り、所望の約2〔cm〕×10〔cm〕の音または音声
情報の記録領域に10〔Kビット〕程度の情報を記録す
ることができる。したがって、図1に示すように、手紙
の一部に、1〔秒〕程度の音声メッセージを記録するこ
とができる。このドット・サイズの1/4〔mm〕とい
うのは、現在の複写機で十分忠実にコピー可能な値であ
る。
【0029】図4は、本発明の再生方式の実施例であっ
て、普通紙に記録された情報より原音を再生する方式を
説明するためのブロック図である。
【0030】図4において、イメージ・スキャナ21
は、普通紙200の上の記録結果210を読み込んで2
次元パターンに変換する。このような機能を果たすイメ
ージ・スキャナ21は、一般に市販されている光学セン
サを利用した読取装置などを利用することにより実現す
ることができる。イメージスキャナ21の出力はデータ
抽出部22に接続されており、イメージスキャナ21か
らの2次元パターンをデータ抽出部22に供給するよう
にしてある。データ抽出部22は、イメージ・スキャナ
から得られる二次元パターンからデータ・ビットを抽出
する。このデータ抽出部22はデコーダー23に接続さ
れており、データ抽出部22で抽出されたデータ・ビッ
トをデコーダー23に与えるようになっている。デコー
ダー23により、抽出されたデータ・ビットの音声情報
への焼き戻しが行われる。デコーダー23の処理内容
は、図1のコーダー13の処理内容と関連し、コーダー
13と反対の処理を実行する。デコーダー23の出力は
デジタルアナログ(DA)変換器24に接続されてお
り、デコーダー23からの信号をDA変換器24に供給
されるようにしてある。DA変換器24は、デジタル信
号をアナログ信号に変換して出力端子25から外部に再
生音信号として出力する。
【0031】このように構成された再生方式の動作を図
4乃至図8を参照して説明する。
【0032】図5は記録パターンからデータを抽出する
手順を説明するための図である。なお、以下では、説明
を分かり易くするために、1つのデータ・ブロックDB
近傍の画像を例にとって説明する。また、各ドットに対
応する数値は、光の強さを表し、ドットのある位置を
“1”、ドットの無い位置を“0”として説明する。
【0033】イメージ・スキャナ21は、普通紙200
の上の記録結果210を読み込んで2次元パターンに変
換し、この2次元パターンをデータ抽出部22に供給す
る。データ抽出部22では、この二次元パターンからデ
ータ・ビットが抽出される。ここで、データ抽出部22
の処理について詳しく説明をすると、イメージ・スキャ
ナ21で読み込まれた画像は、図5(a)に示すよう
に、ドツトの存在に応じて“0”、“1”が直交座標系
に配列されたものとなる。データ抽出部22には、デー
タ記憶手段が含まれており、抽出されたデータは一時的
に記憶され、以後このデータ記憶手段に記憶されたデー
タを必要に応じてその都度読み込むことにより以下の処
理がなされる。ここでは、説明を分かりやすくするため
にイメージスキャナの画素のサイズをドツト・サイズと
同一としたが、実際にはドツト・サイズよりも細かな画
素のイメージスキャナを使用し、各画素により得られる
信号強度は多段的である。
【0034】データ抽出部22は、図5(a)の画像に
ついて、隣接する4画素値の和を、図5(b)に示すよ
うに隣接する4画素の中心に対して求めると、数値
「4」,「2」,「1」、「0」がマトリックス状に並
んだ画像が得られる。つまり、マーカと同じサイズのマ
スクで移動平均を求めると、図5(c)に示すように、
移動平均のピーク値(この実施例では、「4」で示す
値)の位置がマーカの位置となる。データ抽出部22
は、これらマーカの位置から、図5(d)に示すように
データ・ドットの位置(A)ないし(H)を計算する。
ついで、データ抽出部22は、前記データ・ドットの位
置(A)ないし(H)を基に、図5(e)に示すよう
に、当該位置の画素値を抽出することにより、データ・
ビットを抽出する。実際には、イメージ・スキャナ21
によりセンスされた画像は、回転や光学系のひずみの影
響を受けるがマーカの形が円形に近いので、移動平均の
ピークにより簡単にマーカの位置が精度高く求まり、こ
のマーカの位置を基準にデータ・ドットのサンプリング
を行うので、回転や光学系のひずみに対しても安定した
高精度でのデータ抽出が可能である。
【0035】このようにして抽出されたデータ・ビット
は、デコーダー23により音声情報への焼き戻しが行わ
れる。すなわち、記録結果210がPARCOR分析法
により圧縮された場合には、デコーダー23は、PAR
COR合成法によりデコードして音声情報に戻す。復元
された音声情報は、DA変換器24により、再生音に変
換されて出力端子25から出力される。出力端子25か
らのアナログ信号は、図示しない増幅回路等により増幅
された後、スピーカ等の音響出力装置により原音が再生
される。
【0036】なお、上述した説明では、普通紙200が
イメージ・スキャナ21に正確な位置でセットされた状
態でイメージ・スキャナ21で普通紙200の記録結果
210を読み込んだ場合のデータ抽出部22の抽出動作
を説明した。しかしながら、実際には、普通紙200は
イメージ・スキャナ21に斜めにセットされることがあ
る。また、イメージスキャナ21がハンデイタイプのも
のである場合には手にもって動かして操作するものであ
るために斜めに読まれることがある。この場合のデータ
抽出部22の抽出動作を以下に図6ないし図8を参照し
て説明する。
【0037】図6〜図8は記録パターンを斜めに読み込
んだ場合の処理の手順を説明するための説明図である。
なお、この説明では、普通紙200の記録結果210の
ドット間隔の1/3の画素間隔のイメージ・スキャナ2
1で読み込むものとして以下に説明する。
【0038】イメージ・スキャナ21で読み込んだ画像
をf=(fij)とする。この画像fは、図6に示すよう
に、黒ドットMおよびドット丸A〜丸Hが斜めに読み込
まれる。そして、イメージ・スキャナ21は、記録結果
210のドット間隔の1/3の画素間隔で読み込むの
で、各スキャナ素子が読取る黒ドットMおよびドット丸
A〜丸Hの感知部分に応じて図中の「0」,「3」,
「7」,「6」等の値を示すデータが得られる。このデ
ータは、データ抽出部22に与えられる。
【0039】データ抽出部22では、まず、最初に図7
に示す円形近傍型の平滑化オペレータh=(hij)で、
入力画像f=(fij)のデジタル重畳積分を行う。この
ようにして得られた画像をg=(gij)とすると、数1
が得られる。
【0040】
【数1】
【0041】次に、データ抽出部22は、画像gの画素
内で最大値を示す画素値gi1j1を求め、その画素値g
i1j1の円形近傍の画素の値を「0」にした画像g’=
(g’ij)を求める。この画像g’は、次のようにして
求める。すなわち、 (i−i12+(j−j12<3.52のときに、
g’ij=0 (i−i12+(j−j12≧3.52のときに、
g’ij=gij データ抽出部22は、ついで、画像g’ijの画素中で値
が最大のものg’i2j2を求め、画素g’i2j2の円形近傍
の画素の値を「0」にした画像g’’=(g’’ij)を
求める。
【0042】データ抽出部22は、これらの操作を繰り
返すことにより、(i1、j1),(i2、j2),…を求
める。これらの値がマーカの座標である。
【0043】データ抽出部22は、上述した最大値があ
らかじめ設定した値以下になったときに繰り返しを終了
させる。
【0044】マーカが検出できたら、データ抽出部22
は、図8に示すように、マーカM0に対して他のマーカ
1,M2,M3,M4,M5との距離L1,L2,L3
4,L5(ここでは、L1<L2<L3<L4<L5とす
る)が小さい順に4点のマーカM1,M2,M3,M4を選
び、同様に、マーカM1に対する他のマーカM、マーカ
2に対する他のマーカM、マーカM3に対する他のマー
カM、……というように選択することにより、データ・
ブロックDBを切り出す。
【0045】データ抽出部22は、データ・ブロックD
Bの切り出しができたら、そのデータ・ブロックに含ま
れるデータ・ドットの位置を求め、入力画像f=
(fij)からデータ・ドットの位置にある画素をサンプ
リングして、あらかじめ定めたスレシュールド・レベル
で2値化することにより、データの抽出を行うことがで
きることになる。
【0046】したがって、上記装置によれば、普通紙2
00がイメージ・スキャナ21にたとえ斜めにセットさ
れても確実なデータの抽出ができることになる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、上記請求項1記載
の発明によれば、特徴的なドットで構成したマーカを基
準にドットパターンを記録するから高精度に再生可能な
データが録音でき、更に記録密度を向上できる。
【0048】上記請求項5記載の発明によれば、マーカ
の抽出が容易であって、抽出されたマーカにより記録パ
ターンからのデータの抽出が容易でき、音及び音声が高
精度で再生ができる。
【0049】上記請求項6記載の発明によれば、斜めに
録音データが読出される場合であっても高精度で記録パ
ターンからのデータの抽出ができる。
【0050】上記請求項7の発明によれば、高精度で音
または音声のもつ情報を録音および再生できる。
【0051】上記請求項8の発明によれば、高精度で音
または音声のもつ情報を録音および再生でき、しかも斜
めに読出しされた場合でも高精度の再生ができる等の優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の録音方式の実施例を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施例で普通紙上に得た記録結果を示
す説明図である。
【図3】本発明の特徴である録音情報記録フォーマット
の例を示す説明図である。
【図4】本発明の記録結果から再生する装置の構成例を
示すブロック図である。
【図5】同装置により再生する動作を説明するための図
である。
【図6】同装置による再生する他の動作を説明するため
の図である。
【図7】同他の動作を説明する際に使用するオペレータ
の例を示す説明図である。
【図8】同装置のデータ抽出部でのデータ切り出し動作
を説明するための図である。
【符号の説明】
11 入力端子 12 AD変換器 13 コーダー 14 パターン発生部 15 プリンタ 21 イメージ・スキャナ 22 データ抽出部 23 デコーダー 24 DA変換器 200 普通紙 210 記録結果 f 画像 h オペレータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音または音声のもつ情報をコード化し、
    このコードを光学的読取り可能な形式で紙に記録する記
    録方式において、 前記コードを記憶するためのデータ・ブロツクを規定す
    るマーカ群を記録し、前記コードを表すドツトを該マー
    カの位置を基準として該データ・ブロツク内の所定の位
    置にそれぞれ記録することを特徴とする録音方式。
  2. 【請求項2】 前記マーカ群は、ドットを直角座標系に
    等間隔に並べて記録することを特徴とする請求項1記載
    の録音方式。
  3. 【請求項3】 前記マーカ群は、前記コードのドットと
    は一意的に区別して認識可能な特徴を有することを特徴
    とする請求項1記載の録音方式。
  4. 【請求項4】 前記データ・ブロツクが5×5ドツトに
    構成され、各データ・ブロツク内に記憶される前記コー
    ドが8ビツトで構成され、前記ドツトのサイズが1/4
    mmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の録音方式。
  5. 【請求項5】 紙上に光学的に読み取り可能な状態で記
    録された音または音声の情報のコードを再生する再生方
    式において、 光学的に読み込んだコードを表すドツトの2次元パター
    ンについて所定サイズで移動平均を取り、前記移動平均
    の最大値から該コードを記憶するためのデータ・ブロツ
    クを規定するマーカ群を特定し、該マーカの位置から該
    ドットの位置を求めて、これら位置により該ドットを抽
    出することを特徴とする再生方式。
  6. 【請求項6】 紙上に光学的に読み取り可能な状態で記
    録された音または音声の情報のコードを再生する再生方
    式において、 光学的に読み込んだコードを表すドツトの2次元パター
    ンについて、該パターンのドット間隔より小さい画素間
    隔で画像を得て、該画像について平均化オペレータを使
    用してデジタル重畳積分をし、その結果から値が最大な
    ものを求め、それを除いた残余の値のうちさらに最大な
    ものを求めることを繰り返すことにより該コードを記憶
    するためのデータ・ブロツクを規定するマーカを特定
    し、該マーカの位置から該ドットの位置を求めて、これ
    ら位置により該ドットを抽出することを特徴とする再生
    方式。
  7. 【請求項7】 音または音声のもつ情報をコード化し、
    このコードを光学的読取り可能な形式で紙に記録する記
    録方式において、 前記コードを記憶するためのデータ・ブロツクを規定す
    るマーカ群を記録し、前記コードを表すドツトを該マー
    カの位置を基準とした該データ・ブロツク内の所定の位
    置にそれぞれ記録し、 光学的に読み込んだコードを表すドツトの2次元パター
    ンについて所定サイズで移動平均を取り、前記移動平均
    の最大値から該コードを記憶するためのデータ・ブロツ
    クを規定する該マーカ群を特定し、該マーカの位置から
    該ドットの位置を求めて、これら位置により該ドットを
    抽出することを特徴とする録音・再生方式。
  8. 【請求項8】 音または音声のもつ情報をコード化し、
    このコードを光学的読取り可能な形式で紙に記録する記
    録方式において、 前記コードを記憶するためのデータ・ブロツクを規定す
    るマーカ群を記録し、前記コードを表すドツトを該マー
    カの位置を基準とした該データ・ブロツク内の所定の位
    置にそれぞれ記録し、 光学的に読み込んだコードを表すドツトの2次元パター
    ンについて、該パターンのドット間隔より小さい画素間
    隔で画像を得て、該画像について平均化オペレータを使
    用してデジタル重畳積分をし、その結果から値が最大な
    ものを求め、それを除いた残余の値のうちさらに最大な
    ものを求めることを繰り返すことにより該コードを記憶
    するためのデータ・ブロツクを規定するマーカを特定
    し、該マーカの位置から該ドットの位置を求めて、これ
    ら位置により該ドットを抽出することを特徴とする録音
    ・再生方式。
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