JPH05108811A - 3次元グラフイツクス画像データの符号化方法及び復号化方法 - Google Patents

3次元グラフイツクス画像データの符号化方法及び復号化方法

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JPH05108811A
JPH05108811A JP3257528A JP25752891A JPH05108811A JP H05108811 A JPH05108811 A JP H05108811A JP 3257528 A JP3257528 A JP 3257528A JP 25752891 A JP25752891 A JP 25752891A JP H05108811 A JPH05108811 A JP H05108811A
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JP
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image data
dimensional
polygon
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JP3257528A
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English (en)
Inventor
Shinya Nakamoto
伸也 中本
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3次元グラフィックス画像データの効率的な
符号化方式を提供する。 【構成】 多数のポリゴンでなる3次元グラフィックス
画像データを、スクリーン面に投影した2次元画像デー
タに変換する。この2次元画像データにおける各ポリゴ
ンのデータをそれぞれ、形状種類を表すデータと、その
各頂点の座標データと、色データとでなるコードデータ
に符号化する(SP5、SP9、SP10)。復号化処
理では、このように符号化されたデータから、2次元画
像データにおける各ポリゴンについてのコードデータを
分離する。そして、各コードデータに対して描画処理を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元グラフィックス画
像データの符号化方法及び復号化方法に関し、特に、3
次元グラフィックス画像データの蓄積や転送に好適なよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、アニメーション等では同一の3
次元物体が移動や回転したりする連続画像を表示するも
のであるので、その作成には3次元コンピュータグラフ
ィックスシステムが利用されている。このようなシステ
ムによって形成される3次元物体は、3角形面又は4角
形面でなる多数のポリゴン面(以下、単にポリゴンと呼
ぶ)のデータの集合で記述されており、1以上の3次元
物体のデータによって3次元グラフィックス画像データ
が形成され、この3次元グラフィックス画像データを表
示スクリーン面に投影することで表示画像を得ている。
なお、各ポリゴンのデータは、3次元上の位置データと
そのポリゴンの色データとからなっており、表示する際
には表示スクリーン面に対応した画像メモリに描画(画
素展開)される。
【0003】アニメーション等で3次元グラフィックス
画像データを記録媒体に記録する場合、従来は、描画処
理された状態の画像データを記録していた。すなわち、
1画像が縦横m×nドットでなる場合に、m×nドット
毎の色データの集合で記録していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
3次元グラフィックス画像データの記録方法では、1画
像分のデータ量は非常に多いものであった。例えば、3
原色R、G、Bのそれぞれを8ビットで表し、1画像を
600×480ドットとした場合、1画像のデータ量は
700kbyte程度必要であった。従って、アニメー
ション画像のような1秒当り30枚の画像を表示するも
のである場合には、短い内容のアニメーションしか記録
することができない。
【0005】また、このように記録した3次元グラフィ
ックス画像データを転送しようとしても、その転送時間
は非常に長いものとなる。
【0006】そこで、3次元グラフィックス画像データ
を記録したり、転送したりするのに適した符号化方法及
び復号化方法が望まれている。
【0007】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、3次元グラフィックス画像データを従来より
データ量が少なくなるように符号化することができる3
次元グラフィックス画像データの符号化方法、及び、そ
れによって符号化されたデータを復号化できる復号化方
法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の本発明においては、多数のポリゴンでな
る3次元グラフィックス画像データを、スクリーン面に
投影した2次元画像データに変換し、この2次元画像デ
ータにおける各ポリゴンのデータをそれぞれ、形状種類
を表すデータと、その各頂点の座標データと、色データ
とでなるコードデータに符号化して3次元グラフィック
ス画像データ全体に対する符号化を行なう。
【0009】また、請求項2の本発明による3次元グラ
フィックス画像データの復号化方法は、このような3次
元グラフィックス画像データの符号化方法に従い符号化
されたデータから、2次元画像データにおける各ポリゴ
ンについてのコードデータを分離し、各コードデータに
対して描画処理を行なう。
【0010】さらに、請求項3の本発明においては、多
数のポリゴンでなる3次元グラフィックス画像データ
を、スクリーン面に投影した2次元画像データに変換
し、この2次元画像データにおける3角形以上の各ポリ
ゴンのデータを形状の同一、近似によって分類し、分類
された基本形状のデータを符号化すると共に、2次元画
像データにおける3角形以上のポリゴンについてはそれ
ぞれ、分類された基本形状を特定する形状種類を表すデ
ータと、その総頂点数より1だけ少ない数の頂点の座標
データと、色データとでなるコードデータに符号化し、
2次元画像データにおける線分及び点の各ポリゴンにつ
いてはそれぞれ、形状種類を表すデータと、その各特異
点の座標データと、色データとでなるコードデータに符
号化して3次元グラフィックス画像データ全体に対する
符号化を行なう。
【0011】請求項4の本発明による3次元グラフィッ
クス画像データの復号化方法は、このような3次元グラ
フィックス画像データの符号化方法に従い符号化された
データから、2次元画像データにおける各ポリゴンにつ
いてのコードデータを分離し、線分及び点のポリゴンに
ついてはコードデータ自体から描画処理を行なうと共
に、3角形以上のポリゴンについてはコードデータ及び
基本形状のデータから描画処理を行なう。
【0012】
【作用】請求項1の本発明は、記録や転送を意図して符
号化されたデータ量の削減を期したものであり、スクリ
ーン面に投影した2次元状態で符号化しようとしたもの
である。すなわち、多数のポリゴンでなる3次元グラフ
ィックス画像データを、スクリーン面に投影した2次元
画像データに変換し、この2次元画像データにおける各
ポリゴンのデータをそれぞれ、形状種類を表すデータ
と、その各頂点の座標データと、色データとでなるコー
ドデータに符号化して3次元グラフィックス画像データ
全体に対する符号化を行なうこととした。
【0013】このように描画処理前の状態で符号化した
ので、請求項2の復号化方法では、まず符号化されたデ
ータから、2次元画像データにおける各ポリゴンについ
てのコードデータを分離し、各コードデータに対して描
画処理を行なう。
【0014】請求項3の本発明も、記録や転送を意図し
て符号化されたデータ量の削減を期したものであり、ス
クリーン面に投影した2次元状態で符号化しようとした
ものである。ここで、辺数が等しい多角形をも同一、近
似によって分類して符号化することとした。すなわち、
多数のポリゴンでなる3次元グラフィックス画像データ
を、スクリーン面に投影した2次元画像データに変換
し、この2次元画像データにおける3角形以上の各ポリ
ゴンのデータを形状の同一、近似によって分類し、分類
された基本形状のデータを符号化すると共に、2次元画
像データにおける3角形以上のポリゴンについてはそれ
ぞれ、分類された基本形状を特定する形状種類を表すデ
ータと、その総頂点数より1だけ少ない数の頂点の座標
データと、色データとでなるコードデータに符号化し、
2次元画像データにおける線分及び点の各ポリゴンにつ
いてはそれぞれ、形状種類を表すデータと、その各点の
座標データと、色データとでなるコードデータに符号化
して3次元グラフィックス画像データ全体に対する符号
化を行なう。
【0015】このように描画処理前の状態で符号化した
ので、請求項4の本発明でも、2次元画像データにおけ
る各ポリゴンについてのコードデータを分離し、線分及
び点のポリゴンについてはコードデータ自体から描画処
理を行なうと共に、3角形以上のポリゴンについてはコ
ードデータ及び基本形状のデータから描画処理を行な
う。
【0016】
【実施例】
(A)第1実施例 まず、本発明の第1実施例を図面を参照しながら詳述す
る。ここで、図2は、この実施例に係る3次元グラフィ
ックス画像データの処理システムの構成を示すものであ
る。
【0017】図2において、このシステムは、CPU
(中央処理ユニット)10によるソフトウェア処理を中
心とするものであり、CPUバス11にはプログラムR
OM12及びプログラムRAM13が接続されている。
【0018】また、CPUバス11には3次元コンピュ
ータグラフィックス処理部(以下、3次元CG処理部と
呼ぶ)14が接続されており、3次元CG処理部14
は、CPU10の制御下で、図示しない入力装置から与
えられた情報に従い、3次元グラフィックス画像データ
の作成を行なう。3次元CG処理部14は、作成の途中
や作成が完了した3次元グラフィックス画像データをバ
ッファリングしておく部分を内蔵しており、入力操作に
よって3次元グラフィックス画像データに変更があった
場合等には、描画処理(画素展開)を行なってその描画
データを画像メモリコントロール部(以下、VRAMコ
ントロール部と呼ぶ)15に与える。
【0019】VRAMコントロール部15もCPUバス
11に接続されていてCPU10による制御を受けるも
のであり、3次元CG処理部14から描画データが与え
られた場合に、画像メモリ(以下、VRAMと呼ぶ)1
6の内容を更新する。また、VRAMコントロール部1
5は、所定周期でVRAM16に格納された画像データ
をラスタ状に繰返し読出す。
【0020】このように読み出された画像データは、デ
ジタル/アナログ変換部17によってアナログ信号に変
換された後、CRTディスプレイ18に与えられて表示
される。
【0021】また、このシステムは、3次元グラフィッ
クス画像データを記録するための記録媒体19、及び、
他のシステムとで3次元グラフィックス画像データを授
受するための通信処理部21を備えており、これら記録
媒体19及び通信処理部21もCPUバス11に接続さ
れてCPU10による制御下に置かれている。
【0022】この実施例の場合、従来のような3次元グ
ラフィックス画像データを描画処理したものを記録媒体
19に記録したり通信処理部21を介して他のシステム
と授受したりするものではなく、後述するように符号化
したデータを記録したり転送したりする。そのため、符
号化・復号化処理部20が設けられている。
【0023】符号化・復号化処理部20は、記録媒体1
9に作成された3次元グラフィックス画像データを記録
させる場合や、作成された3次元グラフィックス画像デ
ータを他のシステムに送信する場合等に図1に示すよう
に符号化処理するものである。この符号化・復号化処理
部20には、3次元CG処理部14から、3次元グラフ
ィックス画像データをスクリーン面に投影変換した2次
元化された画像データが与えられ、これを符号化する。
なお、3次元CG処理部14は、描画処理の一貫とし
て、3次元グラフィックス画像データのスクリーン面へ
の投影変換を行なっており、入力操作によって記録モー
ドや送信モード(記録媒体19から読出しての送信モー
ドは除く)が指示されたときにこの2次元化した画像デ
ータを符号化・復号化処理部20に与える。
【0024】また、符号化・復号化処理部20は、記録
媒体19から再生された符号化されている3次元グラフ
ィックス画像データや、他のシステムから転送されてき
た符号化されている3次元グラフィックス画像データ
を、図6に示すように復号化してVRAMコントロール
部15に与えるものである。なお、復号化は、この実施
例の場合描画処理(画素展開)を意味し、VRAMコン
トロール部15は復号化された画像データをVRAM1
6に格納させる。
【0025】次に、図1を中心的に参照し、必要に応じ
て図3〜図5をも参照して、符号化・復号化処理部20
による符号化処理を詳述する。
【0026】この実施例の場合、図3(A)に示すよう
に、3角形をポリゴンとして3次元グラフィックス画像
データ3CGDを作成しており、図3(B)に示すよう
に、3次元CG処理部14がこれをスクリーン面SCに
投影処理して2次元化した画像データ2CGDが符号化
・復号化処理部20に与えられる。
【0027】図1は1画像分の処理を示したものであ
り、符号化・復号化処理部20は処理を開始すると、ま
ず1画像の開始を表すデータを出力し、その後、2次元
化された画像データに含まれている全てのポリゴンに対
する処理を終了していないことを確認して、未処理状態
の1個のポリゴンについての2次元化された画像データ
を取り出す(ステップSP1〜SP3)。
【0028】そして、その形状が3角形か否かを判別す
る(ステップSP4)。3角形のポリゴンをスクリーン
面に投影しているので、投影された形状も3角形になる
ことが多いが、他の形状が生じることがある。例えば、
投影方向に平行なポリゴンは線分になる。また、図4に
示すように、投影処理で他のポリゴンによって一部が隠
れてしまい、4角形以上の多角形になるものも生じる。
さらに、他のポリゴンによって隠れて点のみになること
も生じる。なお、完全に隠れたポリゴンは符号化処理の
対象外である。
【0029】上述した3角形か否かを判別で肯定結果を
得ると、そのポリゴンについての2次元化された画像デ
ータを、図5(A)に示すように符号化して上述したス
テップSP2に戻る(ステップSP5)。すなわち、3
角形であることを示す形状種類のデータと、その3角形
の3頂点のスクリーン面での座標データと、そのポリゴ
ンに係る色データとに符号化する。
【0030】3角形でない場合には、さらに、4角形以
上の多角形であるか否かを判別する(ステップSP
6)。多角形である場合には、これを3角形に分割して
上述したステップSP5に進んで、各分割3角形につい
て図5(A)に示すように符号化する(ステップSP
7)。
【0031】3角形でも4角形以上でもない場合には線
分か点かを判別する(ステップSP8)。線分である場
合には図5(B)に示すように符号化し、点である場合
には図5(C)に示すように符号化した後上述したステ
ップSP2に戻る(ステップSP9、SP10)。すな
わち、線分である場合には、線分であることを示す形状
種類データと、その線分の両端点のスクリーン面での座
標データと、そのポリゴンに係る色データとに符号化す
る。また、点である場合には、点であることを示す形状
種類データと、その点のスクリーン面での座標データ
と、色データとに符号化する。
【0032】以上のような1個のポリゴンについての2
次元化された画像データの符号化処理を、2次元化され
た画像データ2CGDに含まれている全てのポリゴンに
ついて終了すると、上述したステップSP2で肯定結果
が得られ、このときには1画像の終了を表すデータを出
力して一連の符号化処理を終了させる(ステップSP1
1)。なお、この第1実施例の場合、形状種類データと
終了データとには同一ビット数が割り当てられている。
【0033】次に、図6を用いて、符号化・復号化処理
部20が行なう復号化処理について説明する。
【0034】符号化・復号化処理部20は、まず画像開
始コードを受信して1画像の開始を認識して、次の所定
数分のデータ(形状種類又は終了を表すデータ)を取り
出す(ステップSP20、SP21)。
【0035】そして、それが終了を意味するものか否か
を判別する(ステップSP22)。ここで、肯定結果を
得た場合には一連の復号化処理を終了する。他方、形状
種類を表すものの場合には、それが指示する形状種類を
さらに判別する(ステップSP23)。
【0036】その結果、3角形と判別すると、この後に
続く図6(A)に示す3点の座標データと色データとを
取り出して描画処理を行なう(ステップSP24、SP
25)。また、線分と判別すると、この形状種類データ
に続く図6(B)に示す2点の座標データと色データと
を取り出して描画処理を行なう(ステップSP26、S
P27)。さらに、点と判別すると、この形状種類デー
タに続く図6(C)に示す1点の座標データと色データ
とを取り出して描画処理を行なう(ステップSP28、
SP29)。
【0037】符号化・復号化処理部20は、このような
描画処理したデータをVRAMコントロール部15に与
え、その後、上述したステップSP21に戻る。
【0038】このように、図6に示した2次元画像デー
タにおけるポリゴン毎のデータ列を単位として描画処理
を行ない、終了を意味するデータに達したときに1枚の
画像についての一連の復号化処理を終了させる。
【0039】従って、上述した第1実施例によれば、3
次元グラフィックス画像データを、スクリーン面に投影
したポリゴン形状の特異点情報及びその色情報で符号化
するようにしたので、1画像分のデータ量は従来より格
段的に少なくなる。その結果、記録する場合には記録媒
体に多くの画像データを記録できるようになり、転送す
る場合にも転送時間を短くすることができる。
【0040】例えば、スクリーン面上で図7に示すよう
に10個のドットでなるポリゴンを考えると、従来では
この10点についての色データで記録したり転送したり
していたが(ラスタスキャンが行われているのでそのタ
イミングは必ずしも連続していない)、この実施例の場
合、3頂点の座標データと、共通した色データと、3角
形を指示する形状種類データとであり、そのデータ量は
少なくなる。特に、ドット数が多い3角形の場合程、実
施例と従来とのデータ量での差異は大きい。
【0041】なお、3次元グラフィックス画像データに
おけるポリゴン情報で記録したり転送したりする場合と
実施例を比較しても、1次元少ない分だけデータ量は少
なくなる。
【0042】(B)第2実施例 次に、本発明の第2実施例を図面を参照しながら詳述す
る。この第2実施例に係るシステムの概略構成も第1実
施例と同様であるので、その説明は省略する。この第2
実施例は、符号化・復号化処理部20が実行する符号化
処理及び復号化処理が第1実施例と異なる。
【0043】まず、図8を中心的に参照しながら、第2
実施例の符号化処理を説明する。この第2実施例の符号
化処理は、大きくは、スクリーン面に投影された3角形
形状の集計処理(ステップSP40〜SP46)と、そ
の集計結果を用いた符号化処理(ステップSP50〜S
P59)とからなる。
【0044】この実施例の場合も、図3(A)に示すよ
うに、3角形をポリゴンとして3次元グラフィックス画
像データ3CGDを作成しており、図3(B)に示すよ
うに、3次元CG処理部14がこれをスクリーン面SC
に投影処理して2次元化した画像データ2CGDが符号
化・復号化処理部20に与えられる。
【0045】図8は1画像分の処理を示したものであ
り、符号化・復号化処理部20は処理を開始すると、ま
ず、2次元化された画像データに含まれている全てのポ
リゴンに対する集計処理を終了していないことを確認し
て、未集計処理状態の1個のポリゴンについての2次元
化された画像データを取り出す(ステップSP40、S
P41)。
【0046】そして、その形状が3角形か否かを判別す
る(ステップSP42)。3角形の場合には、後述する
ステップSP45に直ちに進む。他方、3角形でない場
合には、さらに、4角形以上の多角形であるか否かを判
別する(ステップSP43)。多角形である場合には、
これを3角形に分割して(図5参照)ステップSP45
に進み、ここでも否定結果が得られると(線分又は点で
あった場合)、上述したステップSP40に戻る。
【0047】ステップSP45では、分割された3角形
を含め、今対象となっている3角形がどのような形状の
3角形であるかを集計する。すなわち、既に集計処理さ
れた3角形と同一、近似形状のものであればその頻度に
1を加え、初めて出現した形状であれば集計項目にその
形状を追加して1を設定する。このような集計ステップ
の処理が終了すると、対象となっている3角形に形状の
識別情報を付与してバッファリングし、上述したステッ
プSP40に戻る(ステップSP46)。
【0048】従って、ステップSP40で肯定結果が得
られたときには、分割されて得られた3角形を含め、2
次元化された画像データに含まれている全ての3角形が
形状の同一、近似によって分類集計されている。
【0049】ここで、3次元グラフィックス画像データ
は多数のポリゴンより構成されているが、最大のポリゴ
ンの大きさもある程度小さいものであり、しかも、それ
をスクリーン面に投影した場合にはの頂点位置はドット
位置で表されるため、同一又は近似の3角形が多く生
じ、3次元グラフィックス画像を構成するポリゴン数よ
り遥かに少ない種類に分類できる。
【0050】このような集計が終了すると本来の符号化
処理に進む。このときにはまず1画像の開始を表すデー
タを出力し、その後、集計結果を取り出して各3角形種
類を規定する3角形分類データを決定し、決定した3角
形分類データとこの3角形種類に係る基本形状データと
でなる組データ(図11(A))を全て出力する(ステ
ップSP50、SP51)。
【0051】例えば、仮に、図9に示すように4種類の
3角形T1〜T4に分類でき、頻度数がこの順の場合に
は、最も頻度が多い3角形種類T1には少ないビット数
の3角形分類データを割り当て、頻度が少なくなるに従
いより多くのビット数で3角形分類データを規定する。
すなわち、いわゆるハフマン符号の概念を導入する。ま
た、各3角形種類の基本形状データは、その種類の最小
の大きさの3角形で規定する。また、基本形状データ
は、例えば、図10に示すように、第1の頂点を原点
に、第2の頂点を正のx軸上に置いて、第3の頂点が第
1象限にくるように回転又は平行移動した際の座標デー
タの組で表す。ここで、回転又は平行移動は、x軸上で
の長さが上記の位置関係を満足する最大の長さになるよ
うに行なう。なお、上述した分類処理でもこのような座
標変換を利用する。
【0052】このようにして分類された各3角形種類を
規定する情報をコード化すると、これ以降に各ポリゴン
についての符号化データが続くことを示すポリゴン符号
開始データを出力した後、2次元化された画像データに
含まれている全てのポリゴンに対する符号化処理を終了
していないことを確認して、未符号化状態の1個のポリ
ゴン(分割された後の擬似ポリゴンを含む)についての
2次元化された画像データを取り出す(ステップSP5
2〜SP54)。
【0053】そして、その形状が3角形か否かを判別す
る(ステップSP55)。ここで、肯定結果を得ると、
そのポリゴンについての2次元化された画像データを、
図11(B)に示すように符号化して上述したステップ
SP53に戻る(ステップSP56)。すなわち、この
ポリゴンが有する3角形種類の決定された3角形分類デ
ータと、その3角形の2頂点のスクリーン面での座標デ
ータと、そのポリゴンに係る色データとに符号化する。
ここで、最初の頂点は図10における原点に位置させた
頂点に対応し、第2の頂点は図10におけるx軸上に置
いた頂点に対応するものである。
【0054】3角形でない場合には、さらに線分か点か
を判別する(ステップSP57)。なお、上述したステ
ップSP44で分割処理しているのでこの具体的な符号
化処理で4角形以上が対象となることはない。線分であ
る場合には図11(C)に示すように符号化し、点であ
る場合には図11(D)に示すように符号化した後上述
したステップSP53に戻る(ステップSP58、SP
59)。すなわち、線分である場合には、線分であるこ
とを示す形状種類データと、その線分の両端点のスクリ
ーン面での座標データと、そのポリゴンに係る色データ
とに符号化する。また、点である場合には、点であるこ
とを示す形状種類データと、その点のスクリーン面での
座標データと、色データとに符号化する。
【0055】以上のような1個のポリゴンについての2
次元化された画像データの符号化処理を、2次元化され
た画像データに含まれている全てのポリゴンについて終
了すると、上述したステップSP53で肯定結果が得ら
れ、このときには終了を意味するデータを出力して一連
の符号化処理を終了する(ステップSP60)。
【0056】次に、図12を用いて、第2実施例の符号
化・復号化処理部20が行なう復号化処理について説明
する。
【0057】符号化・復号化処理部20は、まず1画像
の開始データを受信すると1画像の開始を認識して、こ
の画像開始データからポリゴン符号開始データまでに挿
入されている各3角形種類についての3角形分類データ
及び基本形状データでなる組データを全て内蔵するバッ
ファメモリに格納する(ステップSP70、SP7
1)。
【0058】その後、これに続くデータが終了を意味す
るデータか否かを判別する(ステップSP72)。肯定
結果を得た場合には一連の復号化処理を終了させる。他
方、異なる場合には、さらに、バッファメモリにバッフ
ァリングした3角形分類データと対象データを照合する
ことによって3角形に係るものか否かを判別する(ステ
ップSP73)。
【0059】その結果、3角形と判別すると、この3角
形分類データに続く図11(B)に示す2頂点の座標デ
ータと色データとを取り出し、バッファメモリに格納さ
れているこの3角形種類の基本形状データをも用いて実
際の位置を決定して描画処理を行なう(ステップSP7
4、SP75)。なお、3角形は基本形状データによっ
て形状が明らかになっている場合には、2頂点の座標デ
ータによって具体的な位置及び大きさが定まり、描画処
理を行なうことができる。
【0060】これに対して、バッファメモリにバッファ
リングされた3角形分類データと一致しない場合には、
すなわち、3角形でない場合にはそのビット列が線分か
又は点の形状種類データかを判別する(ステップSP7
6)。線分と判別すると、この形状種類データに続く図
11(C)に示す2点の座標データと色データとを取り
出して描画処理を行なう(ステップSP77、SP7
8)。さらに、点と判別すると、この形状種類データに
続く図11(D)に示す1点の座標データと色データと
を取り出して描画処理を行なう(ステップSP79、S
P80)。
【0061】このようにして描画処理したデータを、V
RAMコントロール部15に与え、その後、上述したス
テップSP72に戻る(ステップSP81)。
【0062】以上のようにして、図11に示したコード
列を単位として描画処理が行なわれ、終了を意味するデ
ータに達したときに、1枚の画像についての一連の復号
化処理を終了させる。
【0063】従って、上述した第2実施例によっても、
3次元グラフィックス画像データを、スクリーン面に投
影したポリゴン形状の特異点情報及びその色情報で符号
化するようにしたので、1画像分のデータ量は従来より
格段的に少なくなる。その結果、記録する場合には記録
媒体に多くの画像データを記録できるようになり、転送
する場合にも転送時間を短くすることができる。
【0064】ここで、3角形を分類して各3角形種類に
対する分類データ及びその3角形種類の基本形状を明ら
かにするデータを予め作成しているので、具体的な3角
形を規定する場合にも形状については2頂点の座標デー
タで良く、分類が少ない場合には第1実施例以上にデー
タ量を少なくすることができる。
【0065】(C)他の実施例 上記第1及び第2実施例はポリゴンが3角形のものを示
したが、4角形以上であっても良く、ポリゴン形状とし
て2種類以上のものを適用している3次元グラフィック
ス画像データにも適用できる。
【0066】また、上記第2実施例について、分類を同
一形状だけで行なっても良い。さらに、回転移動及び平
行移動して同一、近似を判断するのではなく、平行移動
だけで判断するようにしても良い。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、3次元
グラフィックス画像データを、スクリーン面に投影した
ポリゴン形状の特異点情報及びその色情報で符号化する
ようにしたので、記録したり転送したりする1画像分の
データ量を従来より格段的に少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図2】第1実施例を適用したシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図3】スクリーン面への投影状態を示す説明図であ
る。
【図4】多角形の3角形分割を示す説明図である。
【図5】第1実施例の符号化データ構成を示す説明図で
ある。
【図6】第1実施例の復号化処理を示すフローチャート
である。
【図7】第1実施例の効果の説明図である。
【図8】第2実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図9】第2実施例の集計結果と3角形分類データとの
関係を示す説明図である。
【図10】第2実施例の同一、近似の判断の説明図であ
る。
【図11】第2実施例の符号化データ構成を示す説明図
である。
【図12】第2実施例の復号化処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
14…3次元CG処理部、20…符号化・復号化処理
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のポリゴンでなる3次元グラフィッ
    クス画像データを、スクリーン面に投影した2次元画像
    データに変換し、この2次元画像データにおける各ポリ
    ゴンのデータをそれぞれ、形状種類を表すデータと、そ
    の各頂点の座標データと、色データとでなるコードデー
    タに符号化して3次元グラフィックス画像データ全体に
    対する符号化を行なうことを特徴とした3次元グラフィ
    ックス画像データの符号化方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の3次元グラフィックス画像デ
    ータの符号化方法に従い符号化されたデータから、2次
    元画像データにおける各ポリゴンについてのコードデー
    タを分離し、各コードデータに対して描画処理を行なう
    ことを特徴とした3次元グラフィックス画像データの復
    号化方法。
  3. 【請求項3】 多数のポリゴンでなる3次元グラフィッ
    クス画像データを、スクリーン面に投影した2次元画像
    データに変換し、 この2次元画像データにおける3角形以上の各ポリゴン
    のデータを形状の同一、近似によって分類し、分類され
    た基本形状のデータを符号化すると共に、2次元画像デ
    ータにおける3角形以上のポリゴンについてはそれぞ
    れ、分類された基本形状を特定する形状種類を表すデー
    タと、その総頂点数より1だけ少ない数の頂点の座標デ
    ータと、色データとでなるコードデータに符号化し、 2次元画像データにおける線分及び点の各ポリゴンにつ
    いてはそれぞれ、形状種類を表すデータと、その各特異
    点の座標データと、色データとでなるコードデータに符
    号化して3次元グラフィックス画像データ全体に対する
    符号化を行なうことを特徴とした3次元グラフィックス
    画像データの符号化方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の3次元グラフィックス画像デ
    ータの符号化方法に従い符号化されたデータから、2次
    元画像データにおける各ポリゴンについてのコードデー
    タを分離し、線分及び点のポリゴンについてはコードデ
    ータ自体から描画処理を行なうと共に、3角形以上のポ
    リゴンについてはコードデータ及び基本形状のデータか
    ら描画処理を行なうことを特徴とした3次元グラフィッ
    クス画像データの復号化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5903273A (en) * 1993-12-28 1999-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for generating an image for 3-dimensional computer graphics
JP2006228088A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Seiko Epson Corp 印刷データ出力装置、および印刷データ出力方法

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