JPH0773333A - 画像生成方法及び装置 - Google Patents

画像生成方法及び装置

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JPH0773333A
JPH0773333A JP7652694A JP7652694A JPH0773333A JP H0773333 A JPH0773333 A JP H0773333A JP 7652694 A JP7652694 A JP 7652694A JP 7652694 A JP7652694 A JP 7652694A JP H0773333 A JPH0773333 A JP H0773333A
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main memory
cpu
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system bus
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雅一 鈴置
Teiji Yutaka
禎治 豊
Makoto Furuhashi
真 古橋
Masayoshi Tanaka
正善 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部からの入力に即座に反応できるリアルタ
イム性の高い画像生成を、少ないハードウエア資源で実
現することを目的とする。 【構成】 CPU42と、メインメモリ43と、圧縮さ
れた画像データの伸長処理を行なう画像伸長装置部44
と、描画装置部61とがシステムバス41に対して接続
される。CPU42及びシステムバス41上の他の装置
がシステムバス41を開放している間隙をぬって、CP
U41の介在なしに、メインメモリの圧縮された画像デ
ータを画像伸長装置部51に転送し、また、画像伸長装
置部51で伸長した画像データをメインメモリ43に転
送し、さらに、メインメモリ43の描画命令列を描画装
置部61に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧縮されて伝送され
た画像データやコンピュータグラフィックスでの描画デ
ータにより、画像を生成する画像生成方法及び装置に関
する。特に、ビデオゲーム機やグラフィックコンピュー
タなど、コンピュータグラフィックスを応用した機器
で、限られたハードウエア資源の中で、高い可視化(ビ
ジュアライゼーション)性能が要求される場合に好適で
ある。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィックスにおいて、
通常、3D(3ディメンション=3次元)グラフィック
スシステムと呼ばれるものは、現実感のある物体(描画
対象の物体をオブジェクトと称する)を描画するに際し
て、まず、オブジェクトの表面を複数のポリゴン(描画
装置が扱う図形の最小単位(三角形や四角形)をポリゴ
ンという)に分解し、各ポリゴンを、モニター表示画面
に対応したフレームメモリ(ビデオRAM)に、順に、
描画することで、立体的に見える画像を再構成する。
【0003】通常のこの種の画像生成装置では、処理を
高速に行わせるために、CPUとフレームメモリの間に
専用の描画装置を設ける。CPUは、画像を生成する際
に、直接フレームメモリをアクセスするのではなく、三
角形や四角形の基本的な図形(ポリゴン)を描画する命
令(以下、描画命令と略称する)を描画装置に送る。描
画装置は、CPUから送られた命令を解釈して、フレー
ムメモリに図形を描画する。
【0004】図14に描画方法の具体例を示す。すなわ
ち、図14Aに示すような頂点A〜Gの直方体のオブジ
ェクトを表示する場合、まず、図14Bに示すようにオ
ブジェクトを3つの四角形のポリゴンPa、Pb、Pc
に分解する。
【0005】そして、CPUは、図15に示すように、
各ポリゴンPa、Pb、Pcに対応する描画命令IP
a、IPb、IPcを作成する。描画命令IPa、IP
b、IPcのそれぞれは、各ポリゴンPa、Pb、Pc
の表示画面上の表示位置を決めるための、各ポリゴンP
a、Pb、Pcの頂点座標(Ax,Ay)〜(Dx,D
y)、(Cx,Cy)〜(Fx,Fy)、(Bx,B
y)〜(Gx,Gy)と、このポリゴンPa、Pb、P
cの中の色などの情報CODEからなる。
【0006】CPUは、この描画命令を描画装置に転送
する。描画装置は、この描画命令に基づいてフレームメ
モリにオブジェクトを描画する。フレームメモリの描画
データをアナログ信号に変換してモニター表示装置に供
給すれば、オブジェクトが描画命令で指定された表示位
置に表示される。
【0007】ところで、CD−ROMディスクの発展し
たものとしてCD−Iディスクがあり、このCD−Iデ
ィスクには、オーディオデータ以外に画像データ、テキ
ストデータ、コンピュータのプログラムなどを混在して
記録することが認められている。この種のCD−ROM
ディスクには、画像データはデータ圧縮されて記録さて
いる。
【0008】そこで、以上のような3Dグラフィックス
システムと並列に、画像伸長装置と前記のCD−ROM
ディスクなどの2次記憶装置を組み合わせたデジタル動
画再生システムを搭載することが多い。これは、デジタ
ル動画再生システムは、3Dグラフィックスシステムよ
りは対話性は劣るものの、3Dグラフィックスシステム
では表現が困難な画像も容易に再生できる利点を有する
からで、背景画画面に使用するなど、3Dシステムを補
うものとして使用されることが多い。
【0009】従来の3Dグラフィックスシステムと、動
画再生システムとを組み合わせたシステムの構成例を図
16に示す。
【0010】図16において、10はメインバスで、こ
れには、CPU11と、メインメモリ12と、CD−R
OMデコーダ13と、画像伸長装置部14とが接続され
ている。CD−ROMデコーダ13は、CD−ROMド
ライバ15で再生されたCD−ROMディスク(CD−
Iディスク)のデータをデコードする。
【0011】この場合、CD−ROMディスクには、コ
ンピュータグラフィックスなどの描画命令、アニメーシ
ョンのデータの他に、自然画の静止画データや、動画の
画像データが、DCT(離散コサイン変換)などによっ
てデータ圧縮されたものが記録されている。
【0012】CD−ROMデコーダ13でデコードされ
たデータは、一旦、メインメモリ12に転送される。そ
して、CPU11は、メインメモリ12からの描画命令
をFIFO(First In First Out)
バッファを介して描画装置部19に転送するが、頂点座
標値を変更することがあるため、この例の場合には、座
標演算装置部17がCPU11と描画装置部19との間
に、FIFOバッファを介して設けられる。すなわち、
CPU11からの描画命令は、FIFOバッファ16を
介して座標演算装置部17に転送され、必要に応じて各
ポリゴンの新たな頂点座標値が求められて、書き替えら
れる。
【0013】そして、この座標演算装置部17からの描
画命令が、FIFOバッファ18を介して描画装置部1
9に転送される。描画装置部19は、フレームメモリ2
0に描画命令に応じてオブジェクトを描画する。
【0014】CPU11は、また、メインメモリの圧縮
された画像データを画像データ伸長装置部14に送る。
画像伸長装置部14は、専用のローカルバス及びローカ
ルフレームメモリ21を持ち、圧縮画像データの伸長を
行う。伸長した画像データは、ローカルフレームメモリ
21に格納される。
【0015】この場合の画像伸長装置部14は、図17
に示すような3つの回路ブロックをハードウエアとして
備えるものである。すなわち、図17において、入力端
子31を通じて入力された圧縮データは、ハフマン符号
デコーダ32で復号処理される。その復号後の画像デー
タは、逆量子化回路33に供給されて、逆量子化処理が
行なわれる。逆量子化回路33の出力は、逆離散コサイ
ン変換回路(逆DCT回路)34に供給されて、逆DC
T変換され、伸長データに戻される。この伸長データ
は、8×8のマトリクス構成の出力データである。この
出力データは、端子35を通じて導出される。
【0016】そして、ローカルフレームメモリ21から
の伸長された画像データはD/A変換器22を介してマ
ルチプレクサ23に送られる。また、フレームメモリ2
0からの描画画像データはD/A変換器24を介してマ
ルチプレクサ23に送られる。
【0017】マルチプレクサ23は、描画画像データ
か、伸長された画像データのいずれかを選択し、画像モ
ニター装置25に送り、その画像を表示画面に表示す
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図16のシステムで
は、描画のための3Dシステムの部分においては、FI
FOバッファ16から先の部分が、メインバス10から
切り離されているので、一見、メインバスの負荷が少な
くて済むように見えるが、以下のような問題点がある。
【0019】描画装置部19による描画と、CPU11
の描画命令の発行は非同期であるので、FIFOバッフ
ァ16、18がロックしないためには相当数のFIFO
段数を用意しなくてはならない。最悪で1画面を構成す
るポリゴン分の描画命令分の容量がFIFOバッファ1
6、18に必要となる。
【0020】また、CPU11の制御が描画装置部19
に届くまでに遅延が生じ、ユーザの操作入力手段、例え
ばコントロールパッドからの操作入力などの外部入力の
結果が即座に画面表示に反映されない。同様に、途中で
描画命令を変更・キャンセルすることが難しい。特に、
ビデオゲーム機の分野では、コントロールパッドからの
操作入力に対してリアルタイムでの反応が要求されるた
めにこれは大きな問題となる。
【0021】また、FIFOバッファ16に描画命令を
投入するのは結局CPU11が行わなくてはならず、こ
こで生じるメモリコピーには、DMA(ダイレクト・メ
モリ・アクセス)が使用できない。したがって、結局
は、メインバスの負荷はさして軽減されない。
【0022】また、動画再生システムの部分は、以下の
ような問題がある。上述した従来のシステムでは、圧縮
動画データの伸長は、全て専用のハードウエアである画
像伸長装置部14で行なっている。このため従来のシス
テムでは、CPU11とは全く別個に、ハードウエアが
丸ごと画像伸長のために必要である。
【0023】また、画像伸長装置部は、専用のローカル
メモリ21を必要としている。さらに、従来のシステム
では、マルチプレクサ23により、伸長した画像データ
と、その他の画像データとは切り換えて画像モニター装
置25に供給するように構成されているため、伸長画像
データと他の画像との合成はできず、非常に不便であっ
た。特に、動画とコンピュータグラフィックスなどの画
像の合成などの特殊な画像合成を行なうことはできなか
った。
【0024】この発明は、以上の点にかんがみ、外部か
らの入力に即座に反応できるリアルタイム性の高い画像
生成を、少ないハードウエア資源で実現することができ
るようにすることを目的とする。
【0025】また、この発明は、伸長した画像データ
を、容易に再利用することができ、動画とコンピュータ
グラフィックスなどの画像の合成などの特殊な画像合成
を行なうことができるようにした画像生成装置を提供す
ることをも目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明の画像生成方法は、CPUと、圧縮
された画像データを記憶する領域及びこの圧縮された画
像データを伸長したデータを記憶する領域を備えるメイ
ンメモリと、圧縮された画像データの伸長処理を行なう
画像伸長装置部とが、システムバスに対して接続され、
前記メインメモリのデータを用いて画像を生成する方法
であって、前記CPU及びシステムバス上の他の装置が
前記システムバスを開放している間隙をぬって、前記C
PUの介在なしに、前記メインメモリの圧縮された画像
データを前記画像伸長装置部に転送し、また、前記画像
伸長装置部で伸長した画像データをメインメモリに転送
することを特徴とする。
【0027】また、請求項2の発明の画像生成方法は、
システムバスに対して、CPUと、描画命令列を記憶す
る領域を備えるメインメモリと、前記描画命令列に基づ
いて描画を行う描画装置部とが接続されたシステムを用
いて画像を生成する方法であって、前記CPU及びシス
テムバス上の他の装置が前記システムバスを開放してい
る間隙をぬって、前記CPUの介在なしに、前記メイン
メモリの描画命令例を前記描画装置部に転送することを
特徴とする。
【0028】請求項1の発明の方法を適用した、請求項
3の発明による画像生成装置は、後述の実施例の参照符
号を対応させると、システムバス41に対して、CPU
42と、圧縮された画像データを記憶する領域及びこの
圧縮された画像データを伸長したデータを記憶する領域
を備えるメインメモリ43と、上記圧縮された動画デー
タの伸長処理を行なう画像伸長装置部51と、前記CP
U及びシステムバス上の他の装置が前記システムバスを
開放している間隙をぬって、前記CPUの介在なしに、
前記メインメモリの圧縮された画像データを前記画像伸
長装置部に転送すると共に、前記画像伸長装置部で伸長
した画像データをメインメモリに転送する転送装置部4
5とを接続し、前記メインメモリの前記伸長された画像
データを用いて、表示画像を生成するようにしたことを
特徴とする。
【0029】また、請求項2の発明の方法を適応した請
求項4の画像生成装置は、システムバス41に対して、
CPU42と、描画命令列を記憶する領域を備えるメイ
ンメモリ43と、前記描画命令列に基づいて描画を行う
描画装置部61と前記CPU及びシステムバス上の他の
装置が前記システムバスを開放している間隙をぬって、
前記CPUの介在なしに、前記メインメモリの前記描画
命令列を前記描画装置部に転送する転送装置部45とを
接続する。
【0030】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の画像生成装置において、前記メインメモリは、圧縮さ
れた画像データを記憶する領域及びこの圧縮された画像
データを伸長したデータを記憶する領域を備え、前記シ
ステムバスには、前記圧縮された画像データの伸長処理
を行なう画像伸長装置部を接続し、前記転送装置部は、
描画命令の転送に加えて、前記CPU及びシステムバス
上の他の装置が前記システムバスを開放している間隙を
ぬって、前記CPUの介在なしに、前記メインメモリの
圧縮された画像データを前記画像伸長装置部に転送し、
また、前記画像伸長装置部で伸長した画像データを前記
メインメモリに転送する。
【0031】前記のこの発明の画像生成装置に、操作入
力手段を設け、この操作入力手段での操作入力に応じて
前記描画命令を生成するようにして、ゲーム機の構成と
することができる。
【0032】描画命令の一部に次に実行すべき描画命令
の、前記メインメモリ上のアドレスを設定し、前記転送
装置部は、このアドレスにしたがって前記描画命令を前
記メインメモリから前記描画装置部に順次転送する構成
とするとよい。
【0033】さらに、メインメモリの伸長画像データ
も、描画命令と同様のデータ形式とすることにより、い
わゆるポリゴン描画命令と混在可能とすることができ
る。
【0034】
【作用】上記の構成の請求項1の発明によれば、圧縮さ
れた画像データは、転送装置部45により、CPU42
に関係なく、画像伸長装置部51に転送されて伸長デコ
ードされ、デコード結果の伸長画像データは、転送装置
部45により、CPUに関係なく、メインメモリに転送
される。こうして、圧縮画像データは、画像伸長装置部
51により伸長された後、再びメインメモリ43上に展
開される。したがって、このメインメモリ43上の伸長
された画像データを、CPU42は再利用することが可
能である。
【0035】しかも、圧縮画像データのメインメモリ4
3から画像伸長装置部51への転送及び画像伸長装置部
51からメインメモリ43への伸長画像データの転送
は、転送装置部がCPU42に関係なく行うものであ
り、CPU42は前記の転送処理に関与しなくて済む分
を利用して画像表示のための処理を行うことができ、高
速処理が可能になる。
【0036】また、請求項2の発明においては、メイン
メモリ43の描画命令列が、CPU42の介在なしに、
描画装置部に転送される。したがって、CPU42が、
描画命令の生成を、例えばコントロールパッド71など
の操作入力手段の入力操作に応じて行いながら、システ
ムバス41の空きを利用して、転送装置部が描画命令列
を描画装置部に転送することができ、リアルタイム性の
高い画像生成を行うことができる。
【0037】そして、請求項5の発明の画像生成装置の
場合には、システムバス41に対して、画像伸長装置部
51と、描画装置部61とが共に接続され、メインメモ
リ43との間での画像データあるいは描画命令の転送
が、転送装置部45によりなされるものである。したが
って、画像伸長装置部51がローカルメモリを必要とし
ない。
【0038】また、画像データや描画命令の転送に関与
しないCPU42は、リアルタイム性を損なうことな
く、画像データを描画命令と有機的に合成するための処
理を行うことができる。特に、伸長画像データを、描画
命令と同様のデータ形式としたときには、この伸長した
画像データを、いわゆるポリゴン描画命令と混在させる
ことにより、伸長した画像の間に描画画像を挟み込むな
どの合成をすることができる。
【0039】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。図1は、この発明の一実施例の画
像生成装置の構成例を示すもので、この例は3Dグラフ
ィック機能と、動画再生機能とを備えるゲーム機の実施
例である。
【0040】図1において、41はシステムバス(メイ
ンバス)である。このシステムバス41には、CPU4
2、メインメモリ43、ソーティングコントローラ45
が接続されている。
【0041】システムバス41には、また、画像伸長装
置部51が、入力用のFIFOバッファメモリ(以下、
FIFOバッファメモリをFIFOバッファと略称す
る)54及び出力用のFIFOバッファ55を介して接
続されている。また、CD−ROMデコーダ52がFI
FOバッファ56を介して、描画装置部61がFIFO
バッファ62を介して、それぞれシステムバス41に接
続されている。
【0042】また、71は操作入力手段としてのコント
ロールパッドで、インターフェース72を介してシステ
ムバス41に接続されている。さらに、システムバス4
1には、ゲーム機としての立ち上げを行うためのプログ
ラムが格納されているブートROM73が接続されてい
る。
【0043】CD−ROMデコーダ52は、CD−RO
Mドライバ53に接続されており、CD−ROMドライ
バ53に装着されたCD−ROMディスクに記録されて
いるアプリケーションプログラム(例えばゲームのプロ
グラム)やデータをデコードする。CD−ROMディス
クには、例えば離散コサイン変換(DCT)により画像
圧縮された動画や静止画の画像データや、ポリゴンを修
飾するためのテクスチャー画像の画像データが記録され
ている。CD−ROMディスクのアプリケーションプロ
グラムには、ポリゴン描画命令が含まれている。FIF
Oバッファ56は、CD−ROMディスクの記録データ
の1セクタ分の容量を有する。
【0044】CPU42は、システム全体の管理を行な
う。また、このCPU42は、物体を多数のポリゴンの
集まりとして描画する場合の処理の一部を行う。すなわ
ち、CPU42は、後述もするように、1画面分の描画
画像を生成するための描画命令例をメインメモリ43上
に作成する。
【0045】また、このCPU42は、キャッシュメモ
リ46を有し、CPUインストラクションの一部は、シ
ステムバス41からフェッチすることなく実行できる。
さらに、CPU42には、描画命令を作成する際にポリ
ゴンについての座標変換演算を行なうための座標演算装
置部44が、CPU内部コプロセッサとして設けられて
いる。座標演算装置部44は、3次元座標変換及び3次
元から表示画面上の2次元への変換の演算を行なう。
【0046】このように、CPU42は、内部に命令キ
ャッシュ46と座標演算装置部44を有しているため、
その処理をシステムバス41を使用しなくても、ある程
度行うことができるため、システムバス41を開放しや
すい。
【0047】画像伸長装置部51は、CD−ROMディ
スクから再生された圧縮画像データの伸長処理を行な
う。この画像伸長装置部51は、この例では、図17に
示した画像伸長装置部14の内の逆量子化回路33の部
分と、逆離散コサイン変換回路34の部分のハードウエ
アからなる。そして、図17のハフマン符号のデコーダ
32の部分は、CPU42がソフトウエアとしてその処
理を行うようにしている。したがって、この画像伸長装
置部51は、従来の画像伸長装置部14に比べて構成が
簡単になっている。
【0048】この例の場合、画像伸長装置部51は、1
枚(1フレーム)の画像を、例えば16×16ピクセル
(画素)程度の小領域(これを以下マクロブロックと称
する)に分割して、このマクロブロック単位で画像伸長
デコードを行う。そして、このマクロブロック単位でメ
インメモリ43との間でデータ転送が行われる。したが
って、FIFOバッファ54及び55は、マクロブロッ
ク分の容量を備えるものとされている。
【0049】描画装置部61には、ローカルバス11を
介してフレームメモリ63が接続されている。描画装置
部61は、FIFOバッファ62を介してメインメモリ
43から転送されてくる描画命令を実行して、その結果
をフレームメモリ63に書き込む。FIFOバッファ6
2は、1描画命令分のメモリ容量を有する。
【0050】フレームメモリ63は、描画画像を記憶す
る画像メモリ領域と、テクスチャー画像を記憶するテク
スチャーメモリ領域と、カラールックアップテーブル
(色変換テーブルCLUT)が格納されるテーブルメモ
リ領域とを備える。
【0051】図2は、フレームメモリ63のメモリ空間
を示すものである。フレームメモリ63は、カラムとロ
ウの2次元アドレスでアドレシングされる。この2次元
アドレス空間のうち、領域ATがテクスチャーメモリ領
域とされる。このテクスチャー領域ATには、複数種類
のテクスチャーパターンを配置することができる。AC
は色変換テーブルCLUTのテーブルメモリ領域であ
る。
【0052】後述するように、色変換テーブルCLUT
のデータは、CD−ROMからCD−ROMデコーダ5
2を通じて、ソーティングコントローラ45により、フ
レームメモリ63に転送される。CD−ROMのテクス
チャー画像のデータは、画像伸長装置部51によりデー
タ伸長され、メインメモリ43を介してフレームメモリ
63に転送される。
【0053】また、図2において、ADは画像メモリ領
域であり、描画するエリアと、表示するエリアの2面分
のフレームバッファ領域を備えている。この例では、現
在表示用として用いているフレームバッファ領域を表示
バッファ、描画を行っているフレームバッファ領域を描
画バッファと呼ぶこととする。この場合、一方を描画バ
ッファとして描画を行っている間は、他方は表示バッフ
ァとして用い、描画が終了したら、両バッファを互いに
切り換える。この描画バッファと表示バッファの切り換
えは、描画終了時に、垂直同期に合わせて行う。
【0054】フレームメモリ63の表示バッファから読
み出された画像データは、D/Aコンバータ64を介し
て画像モニター装置65に出力され、その画面に表示さ
れる。
【0055】ソーティングコントローラ45は、いわゆ
るDMAコントローラと同様の機能を備え、メインメモ
リ43と画像伸長装置部51との間での画像データの転
送を行ったり、メインメモリ43から描画装置部61に
描画命令列を転送したりするもので、転送装置部を構成
している。このソーティングコントローラ45は、CP
U42やコントロールパッド71などの他の装置がシス
テムバス31を開放している間隙をぬって、CPU42
の介在なしに前記の転送処理を行う。この場合、CPU
42がシステムバス31の開放をソーティングコントロ
ーラ45に知らせるようにすることもできるし、ソーテ
ィングコントローラ45が強制的にCPU42にバスの
開放を要求するようにすることもできる。
【0056】メインメモリ43は、動画や静止画の画像
データに対しては、圧縮された画像データのメモリ領域
と、伸長デコード処理された伸長画像データのメモリ領
域とを備えている。また、メインメモリ43は、描画命
令列などのグラフィックスデータのメモリ領域(これを
以下パケットバッファという)を備える。
【0057】このパレットバッファは、CPU42によ
る描画命令列の設定と、描画命令列の描画装置部への転
送とに使用され、CPU42と、描画装置部61とが共
有することになる。CPU42と、描画装置部61とで
処理を並列に動作するようにするため、この例では、描
画命令列の設定用のパケットバッファ(以下、これを設
定パケットバッファという)と、転送用のパケットバッ
ファ(以下、これを実行パケットバッファという)との
2つのパケットバッファが用意されており、一方を設定
パケットバッファとしているときには、他方は実行パケ
ットバッファとして使用し、実行パケットバッファで実
行が終了したら、2つのパケットバッファの機能を交換
するようにしている。この装置の処理について以下に説
明する。
【0058】[CD−ROMディスクからのデータの取
り込み]図1の例の装置(ゲーム機)に電源が投入さ
れ、CD−ROMディスクが装填されると、ブートRO
M73のゲームを実行するためのいわゆる初期化処理を
するためのプログラムがCPU42により実行される。
そして、CD−ROMディスクの記録データが取り込ま
れる。このとき、CD−ROMディスクの各セクタのユ
ーザーデータ中の識別用情報IDに基づいて各ユーザー
データのデコード処理がなされ、データのチェックが行
われる。このチェック結果により、CPU42は、各I
Dで示される内容の再生データに応じた処理を実行す
る。
【0059】すなわち、CD−ROMディスクから、圧
縮画像データ、描画命令及びCPU42が実行するプロ
グラムが、CD−ROMドライバ53、CD−ROMデ
コーダ52を介して読み出され、ソーティングコントロ
ーラ45によってメインメモリ43にロードされる。そ
して、ロードされたデータのうち、色変換テーブルの情
報は、フレームメモリ63の領域CLUTに転送され
る。
【0060】[圧縮画像データの伸長及び転送]メイン
メモリ43の入力データのうち、圧縮画像データは、C
PU42がハフマン符号のデコード処理を行った後、再
びCPU42によりメインメモリ43に書き込まれる。
そして、ソーティングコントローラ45は、このハフマ
ン符号のデコード処理後の画像データをメインメモリ4
3からFIFOバッファ54を介して画像伸長装置部5
1に転送する。画像伸長装置部51は、逆量子化の処理
と、逆DCTの処理を行って画像データの伸長デコード
処理を行う。
【0061】伸長された画像データは、ソーティングコ
ントローラ45が、FIFOバッファ55を介してメイ
ンメモリ43に転送する。この場合、画像伸長装置部5
1は、前述したように、マクロブロック単位で画像デー
タの伸長処理を行う。このため、メインメモリ43から
は前記マクロブロック単位の圧縮データが入力用FIF
Oバッファ54に、ソーティングコントローラ45によ
り転送される。そして、画像伸長装置部51は、1マク
ロブロックの伸長デコード処理が終了すると、その結果
の伸長画像データを出力用FIFOバッファ55に入れ
ると共に、入力用FIFOバッファ54から次のマクロ
ブロックの圧縮データを取り出して、伸長デコード処理
を行う。
【0062】ソーティングコントローラ45は、システ
ムバス41が開放されていて、かつ、画像伸長装置部5
1の出力用FIFOバッファ55が空でなければ、1マ
クロブロックの伸長画像データをメインメモリ43に転
送し、次の1マクロブロックの圧縮画像データをメイン
メモリ43から画像伸長装置部51の入力用FIFOバ
ッファ54に転送する。
【0063】CPU42は、伸長された画像データのマ
クロブロックが一定量、メインメモリ43に蓄積された
時点で、当該伸長データを描画装置部61を介してフレ
ームメモリ63に転送する。この際に、伸長画像データ
がフレームメモリ63の画像メモリ領域ADに転送され
れば、そのまま背景動画像として画像モニター装置65
で表示されることになる。また、フレームメモリ63の
テクスチャーメモリ領域ATに転送される場合もある。
このテクスチャーメモリ領域ATの画像データは、テク
スチャー画像として、ポリゴンの修飾に使用される。
【0064】[描画命令列についての処理と転送]物体
の面を構成するポリゴンは、3次元的な奥行きの情報で
あるZデータに従って奥行き方向の深い位置にあるポリ
ゴンから順に描画することにより、2次元画像表示面に
立体的に画像を表示することができる。CPU42は、
このように奥行き方向の深い位置にあるポリゴンから順
に、描画装置部61で描画が行われるようにするための
描画命令列をメインメモリ43上に作成する。
【0065】ところで、コンピュータグラフィックスで
は、Zデータを各ピクセル毎にメモリに記憶しておいて
ポリゴンの表示優先順位を決定するようにする、いわゆ
るZバッファ法を用いている。しかし、このZバッファ
法では、Zデータを記憶するために大容量メモリを使用
しなければならない。そこで、この例では、次のように
してポリゴンの表示優先順位を決定する処理をCPU4
2が行うようにする。
【0066】すなわち、この例では、図3Aに示すよう
に、ポリゴン描画命令IPには、ポリゴン描画データP
Dの他に、タグTGが付加されている。タグTGには、
次の描画命令が格納されているメインメモリ43上のア
ドレスが書き込まれる。ポリゴン描画データPDは、そ
の描画命令がどのような内容のものであるかを示す識別
データIDPと、ポリゴンの頂点座標などのデータから
なる。描画命令IPが、例えば四角形ポリゴンの描画命
令であって、そのポリゴンの中を1色でマッピングする
場合には、識別データIDPは、それを示すものとなっ
ている。
【0067】図3Bは、四角形ポリゴンの描画命令の場
合で、4点の座標(X0,Y0),(X1,Y1),
(X2,Y2),(X3,Y3)と、そのポリゴンの中
を1色でマッピングするための3原色の色データ(R,
G,B)を含んでいる。
【0068】CPU42は、コントロールパッド71か
らのユーザーの操作入力に基づいて、物体や視点の動き
を計算し、メインメモリ43上にポリゴン描画命令列を
作成する。ついで、Zデータによって、ポリゴン描画命
令列のタグを、表示順序の通りに書き換える。このと
き、メインメモリ43上の各描画命令のアドレスは、変
更せずに、タグのみを書き換える。
【0069】この描画命令列が完成すると、ソーティン
グコントローラ45は、各描画命令のタグTGを順番に
たどって、1描画命令毎に、メインメモリ43から描画
装置部61に転送する。このため、FIFOバッファ6
2は、1描画命令分の容量を備えていればよい。
【0070】描画装置部61では、送られてきたデータ
が、既にソートされた状態にあるので、図4に示すよう
にして、ポリゴン描画命令IP1,IP2,IP3,
…,IPnを、そのタグTG1,TG2,TG3,…,
TGnに従って順次実行してフレームメモリ63の描画
領域ADに結果を格納する。
【0071】ポリゴン描画の際のCPU42の処理を図
5のフローチャートを参照しながら説明する。
【0072】まず、CPU42は、フレームメモリ63
の画像メモリ領域ADの一方のフレームバッファ領域A
(表示バッファとなっている)の画像データを画像モニ
ター装置65に出力するように描画装置部61に対して
命令を出す(ステップ101)。次に、コントロールパ
ッド71の操作入力を読み込み(ステップ102)、こ
の操作入力に応じて、メインメモリ43の一方のパケッ
トバッファ(設定パケットバッファとなっている)の描
画命令列Aの座標値を更新すると共に、描画命令列Aの
各描画命令のタグを書き換える(ステップ103)。
【0073】このステップ101からステップ103の
間では、メインメモリ43の他方のパケットバッファ
(実行パケットバッファとなっている)の描画命令列B
がソーティングコントローラ45によって、描画装置部
61を介してフレームメモリ63の画像メモリ領域AD
の他方のフレームバッファ領域B(描画バッファとなっ
ている)に転送され、描画装置部61でリアルタイム
に、当該描画命令列Bによる描画の実行が行われてい
る。
【0074】次に、描画命令列Bによる描画の実行が終
了するまで待つ(ステップ104)。つまり、メインメ
モリ43からの描画命令列Bの転送がすべて終了し、描
画が終了したか否か判別される。
【0075】描画命令列Bの実行が終了したときには、
フレームメモリ63のフレームバッファ領域Bを表示バ
ッファとして、これより描画画像データを読み出して、
画像モニター装置65に出力するように、描画装置部6
1に対して命令を出す(ステップ105)。このとき、
同時に、フレームメモリ63のフレームバッファ領域A
は描画バッファに切り換えられる。
【0076】次に、コントロールパッド71の操作入力
を読み込み(ステップ106)、この操作入力に応じ
て、メインメモリ43の他方のパケットバッファ(設定
パケットバッファとなっている)の描画命令列Bの座標
値を更新すると共に、描画命令列Bの各描画命令のタグ
を書き換える(ステップ107)。
【0077】そして、ステップ105からステップ10
7の間では、メインメモリ43の一方のパケットバッフ
ァ(実行パケットバッファとなっている)の描画命令列
Aがソーティングコントローラ45によって、描画装置
部61を介してフレームメモリ63の一方のフレームバ
ッファ領域A(描画バッファとなっている)に転送さ
れ、描画装置部61でリアルタイムに、当該描画命令列
Aによる描画の実行が行われている。
【0078】次に、描画命令列Aによる描画の実行が終
了するまで待つ(ステップ108)。つまり、メインメ
モリ43からの描画命令列Aの転送がすべて終了し、描
画が終了したか否か判別される。
【0079】描画命令列Aの実行が終了したときには、
フレームメモリ63のフレームバッファ領域Aを表示バ
ッファとして、これより描画画像データを読み出して、
画像モニター装置65に出力するように、描画装置部6
1に対して命令を出す(ステップ10109)。このと
き、同時に、フレームバッファ領域Bは描画バッファに
切り換えられる。その後、(ステップ102)に戻っ
て、以上の処理を繰り返し行う。以上の操作を30回〜
60回/秒で繰り返すことにより動きのある画像が表示
できる。
【0080】このとき、上述したことから明らかなよう
に、CPU42と、描画装置部61とは、並列に動作し
ている。すなわち、CPU42は、メインメモリ43の
設定パケットバッファの描画命令列の各描画命令のタグ
のアドレス値を、図6Aの矢印で示す次の描画命令が格
納されているメインメモリ43のアドレス値に、順次書
き換える。これと、同時に、ソーティングコントローラ
45は、メインメモリ43の描画パケットバッファか
ら、図6Bの矢印で示すように各描画命令のタグをたど
って各描画命令を読み出して、描画装置部61に転送
し、描画装置部61はその描画命令列にしたがって描画
を実行する。
【0081】この場合、図7に示すように、CPU42
で描画命令列の作成中は、その前に作成された描画命令
列による描画の実行が描画装置部61で行われる状態と
なり、描画の実行が終了した後、現在作成された描画命
令列による描画が実行されるようになる。
【0082】このポリゴン描画の際、データは、描画装
置部61の勾配計算ユニットに送られ、勾配計算が行な
われる。勾配計算は、ポリゴン描画で多角形の内側をマ
ッピングデータで埋めていく際、マッピングデータの平
面の傾きを求める計算である。テクスチャーの場合はテ
クスチャー画像データでポリゴンが埋められ、また、グ
ーローシェーディングの場合は輝度値でポリゴンが埋め
られる。
【0083】物体の表面を構成するポリゴンにテクスチ
ャーを貼り付ける場合には、テクスチャー領域ATのテ
クスチャーデータが2次元写像変換される。例えば、図
8Aに示すようなテクスチャーパターンT1,T2,T
3は、図8Bに示すような物体の各面のポリゴンに適合
するように、2次元スクリーン上の座標に変換される。
このように写像変換されたテクスチャーパターンT1,
T2,T3が図8Cに示すように、物体OB1の表面に
貼り付けられる。そして、これが、画像メモリ領域AD
に配置され、画像表示モニター65の表示画面上に表示
される。
【0084】静止画テクスチャーの場合には、メインメ
モリ43上のテクスチャーパターンが、描画装置部61
を介して、フレームメモリ63上のテクスチャー領域A
Tに転送される。描画装置部61は、これをポリゴンに
貼り付ける。これにより、物体に静止画のテクスチャー
が実現される。この静止画のテクスチャーパターンのデ
ータは、CD−ROMディスクに記録しておくことがで
きる。
【0085】更に、動画のテクスチャーが可能である。
つまり、動画テクスチャーの場合には、前述したよう
に、CD−ROMディスクからの圧縮された動画データ
は、一旦、メインメモリ43に読み込まれる。そして、
この圧縮画像データは、画像伸長装置部51に送られ
る。画像伸長装置部51で、画像データが伸長される。
このとき、前述したように、伸長処理の一部は、CPU
42が負担する。
【0086】そして、伸長された動画データはフレーム
メモリ63上のテクスチャー領域ATに送られる。テク
スチャー領域ATは、フレームメモリ63内に設けられ
ているので、テクスチャーパターン自身も、フレーム毎
に書き換えることが可能である。このように、テクスチ
ャー領域ATに動画を送ると、テクスチャーが1フレー
ム毎に動的に書き換えられて変化する。このテクスチャ
ー領域の動画により、ポリゴンへのテクスチャーマッピ
ングを行えば、動画のテクスチャーが実現される。
【0087】前述したように、画像伸長装置部51で伸
長した画像データを、フレームメモリ63上の画像メモ
リ領域ADに送れば、背景画の動画を画像モニター装置
65のスクリーン上に表示することができるし、CPU
42により作成した描画画像のみで画像メモリ領域AD
を埋めて、画像表示モニター65のスクリーンに描画す
ることもできる。また、画像メモリ領域AD上で、CD
−ROMディスクからの画像データを伸長して得た静止
画の上に、CPU42によるポリゴン描画により物体を
描画することも可能である。
【0088】以上のように、ソーティングコントローラ
45は、CPU42の介在なしに、システムバス41が
開放されている間隙をぬって描画命令や画像データの転
送を行うようにしている。この状態の説明図を図9に示
す。
【0089】図9Aは、CPU42のシステムバス41
使用状態を示し、斜線を付した部分では、システムバス
41を使用した仕事を行っており、空白の区間81,8
2,…88は、CPU42がシステムバス41を開放し
ていることを示している。
【0090】図9B及びDは、画像伸長装置部51のF
IFOバッファ54及び55の状態を示しており、斜線
を付した部分はデータが蓄積している状態を示してい
る。図9Cは画像伸長装置部51での伸長処理タイミン
グを示している。
【0091】また、図9Eは、描画装置部61のFIF
Oバッファ62の状態を示しており、斜線を付した部分
はデータが蓄積している状態を示している。図9Fは、
描画装置部61での描画実行タイミングを示している。
【0092】FIFOバッファ54及び62は、それぞ
れ、空になると、システムバス41に対して転送要求を
出す。また、FIFOバッファ55は、これが一杯にな
ると転送要求を出す。ソーティングコントローラ45
は、CPU42がバス41を開放している時間81〜8
8になると、転送要求を出しているFIFOバッファか
ら、あるいは当該FIFOバッファへの転送を実行す
る。
【0093】転送要求が重なったときには、予め定めた
優先順位によりいずれの転送要求を実行するかを決定す
る。優先順位が等しいバッファからの転送要求が重なっ
たときは、いわゆるラウンドロビン方式により、前に重
なったときに優先した転送要求は最も低い優先順位とな
るようにして順位を決定する。図9の例では、FIFO
バッファ54及び55からの転送要求の方が、FIFO
バッファ62の転送要求よりも優先度が高い。
【0094】図9の例では、バス開放時間81、85、
87では、FIFOバッファ54が空のために転送要求
が出ているので、ソーティングコントローラ45は、図
9Bに示すように、メインメモリ43から圧縮画像デー
タをFIFOバッファ54に転送する。FIFOバッフ
ァ54が一杯になると、図9Cに示すように、画像伸長
装置部51は、前のデータの伸長デコードが終了した時
点で、FIFOバッファ54からその圧縮データを取り
込み、伸長デコード処理を開始する。FIFOバッファ
54は再び転送要求をバス41に出す。
【0095】一方、画像伸長装置部51は、画像伸長デ
コードが終了すると、FIFOバッファ55に伸長デー
タを入れる。FIFOバッファ55は、伸長データで一
杯になると転送要求をバス41に出す。図9の例では、
ソーティングコントローラ45は、バス開放区間83、
86において、この要求に対する転送を実行する。つま
り、伸長データをメインメモリ43に転送する。
【0096】さらに、描画装置部61のFIFOバッフ
ァ62からの転送要求は、図9の例では、図9Eに示す
ように、バス開放区間82、84、88において、実行
され、ソーティングコントローラ45から描画装置部6
1に描画命令が転送される。そして、転送された描画命
令は、図9Fに示すように、前に転送された描画命令の
実行が終了した後、描画装置部61で実行される。
【0097】なお、画像伸長装置部51で伸長デコード
された画像データを、メインメモリ43からフレームメ
モリ63に転送する場合には、この例においては、以下
に示すような転送命令を使用する。このように、伸長画
像データを転送命令形式に変換するのは、CPU42で
行う。
【0098】すなわち、図10は、この転送命令の構造
を示す図である。この転送命令は、描画命令とほぼ同様
の形式を有するもので、先頭にタグTGを備え、その次
に識別情報IDPを備える。タグTGは、描画命令と同
様に、次の描画命令あるいは転送命令が格納されている
メインメモリ43のアドレス値からなる。IDPには、
これが転送命令であること示すコードが記述される。
【0099】そして、図10において、次のデータ
「H」と「W」は、転送する伸長データ領域の高さ及び
幅を示すものである。この転送領域の高さ及び幅は、1
フレーム分の画面における領域に対応している。また、
データ「X」と「Y」は、転送先の座標を示している。
この座標は、転送領域が矩形であるので、その矩形領域
の左上の座標を示している。そして、この座標は、転送
先がフレームメモリ63の画像メモリ領域AD内であれ
ば、その領域AD内の座標であり、テクスチャー領域A
T内であれば、その領域AT内の座標である。
【0100】以上の、タグTGから座標「X」、「Y」
までは、転送命令のヘッダであり、このヘッダに続いて
伸長画像データPIX0、PIX1、PIX2、…、P
IXnが、この転送命令に含まれる。そして、この転送
命令の単位で、ソーティングコントローラ45により、
メインメモリ43から描画装置部61に伸長画像データ
が転送される。
【0101】ところで、上述したように、画像伸長装置
部51は、1フレームの画像を横×縦=16×16画素
からなるマクロブロックに分割してマクロブロック単位
で伸長デコードを行っている。今、例えば、1フレーム
が横×縦=320×240の画素からなる画像を想定し
た場合、図11に示すように、1フレームは、300個
のマクロブロックに分けられる。
【0102】この300個のマクロブロックを描画装置
部61に転送するに当たって、マクロブロック単位で転
送命令を作成した場合には、ヘッダ部分のオーバーヘッ
ドが大き過ぎるものとなる。そこで、この例では、縦方
向の1列の複数個(図12では15個)のマクロブロッ
クを繋げて、これを転送命令で送る単位とするようにし
ている。
【0103】1フレームの最初の転送命令の例を図13
に示す。すなわち、図13では、座標「X」「Y」が
「0」「0」となっている。次の転送命令では、その座
標「X」「Y」が「16」「0」となる。
【0104】このように、伸長画像データも、描画命令
と同様の形式の転送命令形式に変換したので、タグTG
を利用することにより、ポリゴンの描画命令と、転送命
令とを混在させてソーティングコントローラ45による
転送ならびに、描画装置部61によるフレームメモリ6
3での画像の描画、生成を実行することができる。
【0105】以上の実施例の装置によれば、次のような
効果が得られる。すなわち、メインメモリ43上の描画
命令列や、圧縮画像データ及び伸長画像データは、CP
U42がシステムバス41を開放している間隙をぬっ
て、CPU42の介在なしに転送されるため、システム
バス41を効率よく、時分割で使用できる。
【0106】また、すべての描画命令列がメインメモリ
43上に保持されているので、CPU42が、いつでも
直接制御でき、このため、コントロールパッド71など
の外部入力に応じた即時制御が可能である。したがっ
て、画面表示の反応速度を向上することができる。
【0107】同様に、すべての動画像データは、一旦、
メインメモリ43に保持されるので、CPU42がこの
動画像データに対していつでも直接制御することができ
る。このため、コントロールパッドなどの外部入力に応
じた即時制御が可能であり、画面表示の反応速度を向上
することができる。
【0108】また、描画装置部61に付随するFIFO
バッファの段数は、1描画命令分で足りるので、描画装
置部の回路規模を小さくすることができる。
【0109】また、画像伸長装置部51は、メインメモ
リをバッファとして使用するので、ローカルメモリを持
つ必要がない。しかも、画像伸長装置部に付随するFI
FOバッファの段数は、1マクロブロック分でよいの
で、画像伸長装置部の回路規模を小さくすることができ
る。
【0110】また、描画命令内に、次に実行すべき描画
命令のメインメモリ上のアドレス値を内蔵するようにし
たので、描画の順序が変化した場合には、描画命令内の
アドレス値のみを変化させるだけで、描画命令自体をメ
インメモリ内で、変更したアドレス位置に書き換える並
べ変えを行う必要がない。このため、システムバス41
の負荷をその分、軽減することができる。
【0111】さらに、連続的に動く画像を生成する場
合、隣接するフレーム間では、メインメモリ上に展開さ
れた描画命令列の内容が大きく変化することは、一般に
少ない。したがって、アドレス値の変更をすることも少
なく、実際的には、前のフレームの描画命令列に座標値
の変更を加えるだけで済むことが多く、制御が容易であ
る。
【0112】なお、以上の例では、CD−ROMに画像
データやアプリケーションプログラムを記録したが、記
録媒体としては、例えば磁気ディスク、メモリカードの
ような半導体メモリなどの他の記録媒体を使用すること
もできる。
【0113】また、画像のデータ圧縮方法としては、D
CTを使用したが、その他、種々の画像データ圧縮方法
を使用することができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、メインメモリ上の描画命令列は、システムバスが開
放されている間隙ぬって、CPUの介在なしに転送され
るため、システムバス41を効率よく、時分割で使用で
きる。メインメモリ上の圧縮画像データ及び伸長画像デ
ータの転送も同様に行われるので、システムバスを効率
よく使用することできる。
【0115】また、すべての描画命令列がメインメモリ
上に保持されているので、CPUが、いつでも直接制御
でき、このため、コントロールパッドなどの外部入力に
応じた即時制御が可能である。したがって、画面表示の
反応速度を向上することができ、リアルタイム性が高い
ゲーム機を容易に実現することができる。
【0116】また、画像伸長装置部は、メインメモリを
バッファとして使用するので、ローカルメモリを持つ必
要がない。しかも、画像伸長装置部に付随するFIFO
バッファの段数は、伸長処理単位データ分でよい。さら
に、画像データ伸長処理の一部をCPUが負担するよう
にすることにより、画像伸長処理回路としてのハードウ
エア規模が小さくて済む。
【0117】また、描画装置部に付随するFIFOバッ
ファの段数は、1描画命令分で足りる。したがって、シ
ステムの回路規模としても小さくすることができる。
【0118】また、描画命令内に、次に実行すべき描画
命令のメインメモリ上のアドレス値を内蔵するようにし
たので、描画の順序が変化した場合には、描画命令内の
アドレス値のみを変化させるだけで、描画命令自体をメ
インメモリ内で、変更したアドレス位置に書き換える並
べ変えを行う必要がない。このため、システムバスの負
荷を軽減することができる。
【0119】また、圧縮されて伝送されて来た画像デー
タを伸長したものをメインメモリに展開するようにした
ので、このメインメモリ中の画像データの任意の部分を
抜き出して再利用することが可能となり、例えばCPU
で作成した画像との合成などを行うことができる。
【0120】データ伸長処理の際には、メインメモリを
処理バッファメモリとして使用できるので、従来のよう
な伸長処理のための専用のローカルメモリが不要であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像処理装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】この発明の一実施例におけるメモリ領域の説明
のための図である。
【図3】この発明の一実施例におけるポリゴン描画命令
の例を示す図である。
【図4】この発明の一実施例におけるポリゴンの描画表
示順序を説明するための図である。
【図5】この発明の一実施例における描画処理の際のC
PUの処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の一実施例におけるメインメモリ上で
のCPUの描画命令処理と、描画装置部での描画の実行
処理とを説明するための図である。
【図7】この発明の一実施例におけるメインメモリ上で
のCPUの描画命令処理と、描画装置部での描画の実行
処理の並列処理を説明するための図である。
【図8】テクスチャーマッピングの説明のための図であ
る。
【図9】この発明の一実施例における転送装置部による
転送制御を説明するための図である。
【図10】この発明の一実施例における画像データの転
送時のデータ構造の例を説明するための図である。
【図11】1フレームの画像の例を示す図である。
【図12】この発明の一実施例における画像データの転
送単位を説明するための図である。
【図13】この発明の一実施例における画像データの転
送時のデータ構造の例を示す図である。
【図14】描画方法の例を説明するための図である。
【図15】描画命令の一例を示す図である。
【図16】従来の3Dグラフィックスシステムと、動画
再生システムとを組み合わせたシステムの構成例を示す
図である。
【図17】従来の画像伸長装置部の一例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
41 システムバス 42 CPU 43 メインメモリ 44 座標演算装置部 45 ソーティングコントローラ 46 キャッシュメモリ 51 画像伸長装置部 52 CD−ROMデコーダ 53 CD−ROMドライバ 54、55 FIFOバッファ 61 描画装置部 62 FIFOバッファ 63 フレームメモリ 65 画像表示モニター装置 71 コントロールパッド AD 画像メモリ領域 AT テクスチャー領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 Z 7/24 9192−5L G06F 15/72 A H04N 7/13 Z (72)発明者 古橋 真 東京都港区赤坂8丁目1番22号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 田中 正善 東京都港区赤坂8丁目1番22号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUと、圧縮された画像データを記憶す
    る領域及びこの圧縮された画像データを伸長したデータ
    を記憶する領域を備えるメインメモリと、圧縮された画
    像データの伸長処理を行なう画像伸長装置部とが、シス
    テムバスに対して接続され、前記メインメモリのデータ
    を用いて画像を生成する方法であって、 前記CPU及びシステムバス上の他の装置が前記システ
    ムバスを開放している間隙をぬって、前記CPUの介在
    なしに、前記メインメモリの圧縮された画像データを前
    記画像伸長装置部に転送し、また、前記画像伸長装置部
    で伸長した画像データをメインメモリに転送するように
    した画像生成方法。
  2. 【請求項2】システムバスに対して、CPUと、描画命
    令列を記憶する領域を備えるメインメモリと、前記描画
    命令列に基づいて描画を行う描画装置部とが接続された
    システムを用いて画像を生成する方法であって、 前記CPU及びシステムバス上の他の装置が前記システ
    ムバスを開放している間隙をぬって、前記CPUの介在
    なしに、前記メインメモリの描画命令例を前記描画装置
    部に転送するようにした画像生成方法。
  3. 【請求項3】システムバスに対して、 CPUと、 圧縮された画像データを記憶する領域及びこの圧縮され
    た画像データを伸長したデータを記憶する領域を備える
    メインメモリと、 前記圧縮された画像データの伸長処理を行なう画像伸長
    装置部と、 前記CPU及びシステムバス上の他の装置が前記システ
    ムバスを開放している間隙をぬって、前記CPUの介在
    なしに、前記メインメモリの圧縮された画像データを前
    記画像伸長装置部に転送すると共に、前記画像伸長装置
    部で伸長した画像データをメインメモリに転送する転送
    装置部とが接続され、 前記メインメモリの前記伸長された画像データを用い
    て、表示画像を生成するようにした画像生成装置。
  4. 【請求項4】システムバスに対して、 CPUと、 描画命令列を記憶する領域を備えるメインメモリと、 前記描画命令列に基づいて描画を行う描画装置部と前記
    CPU及びシステムバス上の他の装置が前記システムバ
    スを開放している間隙をぬって、前記CPUの介在なし
    に、前記メインメモリの前記描画命令列を前記描画装置
    部に転送する転送装置部とが接続された画像生成装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の画像生成装置において、 前記メインメモリは、圧縮された画像データを記憶する
    領域及びこの圧縮された画像データを伸長したデータを
    記憶する領域を備え、 前記システムバスには、前記圧縮された画像データの伸
    長処理を行なう画像伸長装置部が接続され、 前記転送装置部は、前記CPU及びシステムバス上の他
    の装置が前記システムバスを開放している間隙をぬっ
    て、前記CPUの介在なしに、前記メインメモリの圧縮
    された画像データを前記画像伸長装置部に転送し、ま
    た、前記画像伸長装置部で伸長した画像データを前記メ
    インメモリに転送するようにした画像生成装置。
  6. 【請求項6】前記システムバスに、操作入力手段が接続
    され、前記描画命令列が前記CPUにより、前記操作入
    力手段での操作入力に応じて生成されて、ゲーム機の構
    成とされてなる請求項4または請求項5に記載の画像生
    成装置。
  7. 【請求項7】前記描画命令のそれぞれは、その一部に次
    に実行すべき描画命令の、前記メインメモリ上のアドレ
    スを含み、前記転送装置部は、このアドレスにしたがっ
    て前記描画命令を前記メインメモリから前記描画装置部
    に順次転送するようにしたことを特徴とする請求項4、
    請求項5または請求項6に記載の画像生成装置。
  8. 【請求項8】前記メインメモリに書き込まれた伸長画像
    データが、前記描画命令と同様の形式のデータとされ
    て、前記描画命令列と混在可能とされたことを特徴とす
    る請求項7に記載の画像生成装置。
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