JPH0510846A - 構造物の振動試験装置、振動試験方法及び振動応答解析装置 - Google Patents

構造物の振動試験装置、振動試験方法及び振動応答解析装置

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JPH0510846A
JPH0510846A JP3161379A JP16137991A JPH0510846A JP H0510846 A JPH0510846 A JP H0510846A JP 3161379 A JP3161379 A JP 3161379A JP 16137991 A JP16137991 A JP 16137991A JP H0510846 A JPH0510846 A JP H0510846A
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actuator
time
displacement
digital computer
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敏彦 堀内
Masanori Nakagawa
正紀 中川
Masatsugu Kametani
雅嗣 亀谷
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M7/00Vibration-testing of structures; Shock-testing of structures
    • G01M7/02Vibration-testing by means of a shake table
    • G01M7/06Multidirectional test stands

Abstract

(57)【要約】 【構成】アクチュエータ3による実験で実物部分モデル
2の反力を検出し、その力を用いてディジタル計算機5
の計算アルゴリズム14で数値モデルと実物モデルの境
界の一定時間後の振動応答を求め、その時間後にアクチ
ュエータの応答を計算値と一致させるように加振するこ
とにより、数値モデルで計算された応答を実際に発生す
る時刻と同一の時刻にアクチュエータで部分モデルに加
えることが可能な試験となる。 【効果】部分構造の試験と数値モデルの解析とを結合す
ることにより大規模な構造物や数値モデル化が困難な部
分を含む構造でも部分モデルを用いた実験により全体構
造を実験したのと同等な実験条件を実現することがで
き、経済的かつ精度の高い振動試験が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造物の振動試験装置お
よび振動試験方法にかかり、特に振動試験評価対象構造
物が大規模であり全体を加振試験することが困難である
場合に好適な振動試験装置および振動試験方法に関す
る。また、構造物の振動解析装置にかかり、モデル化が
困難な部材を含む構造物の振動応答解析に好適な振動応
答解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】構造物が地震等により加振される場合の
振動応答の評価は、従来その構造物を振動台に搭載して
加振することにより行っていた。しかしながら構造物が
非常に大型の場合は、実物を振動台に載せることは振動
台の許容荷重の制限等から困難な場合があった。このよ
うな場合、搭載可能な規模の縮尺モデルにより加振試験
を行うか、構造物の一部分のみを加振試験を行うか、ま
たはその両方を適用して振動応答の評価を行っていた。
【0003】しかし、前者には縮尺モデル化に際しての
相似則を安全に満たすことが困難であることなどの問題
があり、後者には加振対象構造物に入力されるべき加振
振動そのものが加振対象構造物の応答と連成するため、
精度の高い加振が不可能で、ひいては振動応答の正確な
評価が困難であるという問題があった。
【0004】そこで、構造物の一部分のみを加振し他の
部分は数値モデル化して、境界での振動応答をデジタル
計算機で計算しこれで実物部分モデルを加振しその反力
を用いてさらに数値モデルの応答評価を行う振動試験方
法が考えられている。
【0005】構造物の一部分は実物または模型を加振
し、他の部分は数値モデル化しデジタル計算機により応
答計算を行う振動試験方法については、特開昭60−1
3240号、特開昭61−34438号各公報記載の技
術がある。
【0006】尚、従来の構造物の振動応答解析装置は振
動応答評価対象の構造物全体を例えば有限要素法などで
数値モデル化し計算するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−1324
0号、特開昭61−34438号各公報に開示された方
法では、時間軸を実際よりも拡大してアクチュエータに
より変位を与えている。そのため変位のみに依存する反
力は正確に評価できるが、粘性減衰力など速度に依存す
る反力は評価できなかった。更に時間軸を拡大している
ため、数十秒の地震応答を評価するのに数時間を要する
などの問題点があった。
【0008】また、後者では慣性力相当の荷重を加える
ためのアクチュエータを設けているため加速度に依存す
る反力は評価しているが、このアクチュエータによる荷
重は一点に加わるため、集中質量系にモデル化ができな
いものについては不正確になるという問題点があった。
【0009】本発明者等はこの様な点を解決するため据
付け機器の振動試験方法について実時間で行う手法を試
みたが、加振対象は加振台で加振されるので複数点の相
対変位等による応力を評価する必要がある場合には適用
が難しいことが分かった。
【0010】また、これらの従来技術では計算値及び計
測値を効率よく処理する手段が考慮されていなかった。
【0011】本発明の目的は、大型構造物の振動応答を
一部分のみを実物モデル加振することにより、正確な振
動応答評価が可能であり、かつ短時間に実施可能である
構造物の振動試験装置を提供することにある。また、こ
れらの振動試験装置を使って効率よく振動試験を行うた
めに好適な、振動試験装置および振動試験方法を提供す
ることにある。
【0012】ところで従来技術の振動応答評価装置で
は、対象構造物のモデル化にあたって、全ての振動応答
に関係するパラメータを知ることは困難であるため理想
化が入り、特にモデル化が困難なものについては計算さ
れた振動応答と実際のものの振動応答が大きく異なると
いう問題点があった。
【0013】そこで本発明の別の目的は、モデル化が困
難な構造物であっても正確な振動応答評価可能な振動応
答解析装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)一部分の実物モデ
ルの加振試験により正確な振動応答評価を可能とするた
めには、振動応答評価対象構造物の一部分を実物または
模型を用いてモデル化し、他の部分は数値モデル化し、
実物部分モデルにおける数値部分モデルとの境界にアク
チュエータに生じる実物部分モデルからの反力を測定す
る装置を具備した一個もしくは複数個のアクチュエータ
を取り付け、前記反力測定装置における測定値を入力す
る手段と前記アクチュエータの制御装置へ制御信号を出
力する手段を具備したディジタル計算機で、前記手段に
より前記反力測定装置における測定値を一定時間刻みご
とに入力し、該反力測定値と既知である外力値を用いて
数値モデルの境界部の反力計測時刻の振動応答を計算
し、アクチュエータの制御装置に振動応答計算結果から
算出される加振制御信号を与えることにより、アクチュ
エータで振動応答計算結果の振動応答を実現し、かつ数
値モデルと実物モデルの境界部のディジタル計算機内の
計算における時間軸と、アクチュエータにより実現され
ている振動応答の時間軸を一致させることにより達成さ
れる。
【0015】また、これは、数値モデルと実物モデルの
境界部の反力計測時刻の一定時間後の振動応答を計算
し、前記一定時間後のアクチュエータの振動応答を計算
値に一致させることを繰返し行うことにより達成され
る。
【0016】(2)前記試験装置および方法を広範囲の
構造物に適用することには、実物モデルの特性および実
物モデルと数値モデルの結合状態にしたがってアクチュ
エータにより実現される振動応答を、変位、変位と速
度、変位と加速度、変位と速度と加速度、または、加速
度のいずれかを選ぶことにより達成される。
【0017】(3)振動応答の計算値をアクチュエータ
により精度よく実現することは、アクチュエータを変位
制御し、かつ計算値を実現すべき時刻の間のアクチュエ
ータの変位応答をアクチュエータを実現すべき振動応答
の種類に応じた時間関数形状とすることにより達成され
る。また、そのために、アクチュエータの特性に応じた
制御信号をアクチュエータの制御装置に入力することに
より達成される。
【0018】(4)変位の計算値をアクチュエータによ
り精度よく実現することは、変位が実現されるべき時刻
における実際の変位を測定し、計算値との誤差を実現す
べき他の振動応答に影響を与えない時間関数形状で補正
することにより達成される。
【0019】(5)計算値を実現すべき時刻の間のアク
チュエータの変位応答を必要な時間関数形状とすること
は、前記時刻の間を複数個に分割し、ディジタル計算機
においてそれぞれの分割点の時刻においてのアクチュエ
ータの制御信号を計算し、アクチュエータの制御装置に
与えることにより達成される。
【0020】(6)ディジタル計算機においてそれぞれ
の分割点の時刻においてのアクチュエータの制御信号を
合理的に計算することは、数値モデルの振動応答の計算
と、分割点の時刻においてのアクチュエータの制御信号
の計算を平行して行うことにより達成される。
【0021】(7)数値モデルの振動応答の計算と分割
点の時刻においてのアクチュエータの制御信号の計算を
平行して行うことは、ディジタル計算機に少なくとも2
つのCPUを設け、少なくとも一つのCPUにおいて数
値モデルの振動応答の計算を行い、異なる少なくとも一
つのCPUにおいて分割点の時刻においてのアクチュエ
ータの制御信号の計算を行い、両者を並列に実行するこ
とで合理的に達成される。
【0022】また、更に上記2つの機能を行うCPUが
共通のメモリを参照可能とすることで、計算値の転送を
高速に行うことが可能となり、アクチュエータの制御信
号の計算を高速で行うことができる。
【0023】(8)本発明を比較的大型な実物モデルに
適用することは、実物モデルを加振するアクチュエータ
の少なくとも一つを振動台とすることで達成される。
【0024】(9)本発明の振動試験装置および振動試
験方法による振動試験の結果を合理的に評価すること
は、振動応答の計算値を振動試験実施中に電圧等の形で
出力することにより、達成される。
【0025】また、数値モデルにおける振動応答の計算
値および実物モデルにおける振動応答の測定値をディジ
タル計算機のメモリに保存し、実験終了後にそのデータ
を出力することにより達成される。
【0026】(10)モデル化が困難な構造物の振動応
答解析を精度よく行うことは、構造物のモデル化困難な
部分を実物モデルとし、数値モデルの振動応答解析結果
で、アクチュエータによる実物モデルの加振を行い、そ
の反力の測定結果を使って、実物モデルと数値モデルの
連成振動解析を行うことにより達成される。
【0027】(11)その他上記課題は本願各特許請求
の範囲に記載の技術により達成される。
【0028】
【作用】(1)アクチュエータの制御装置に振動応答計
算結果から算出される加振信号を与え、ディジタル計算
機内の計算における時間軸とアクチュエータにより実現
されている振動応答の時間軸とを一致させることによ
り、実物モデルから速度或るいは加速度といった時間微
分項に依存した反力も正確に評価できるので加振信号が
正確なものとなり、実物モデル部分の振動応答評価が精
度よく実施できる。
【0029】また、加振の時間軸を引き延ばすことがな
いため、振動試験の実施時間が短時間である。
【0030】(2)実物モデルの特性および実物モデル
と数値モデルの結合状態にしたがってアクチュエータに
より実現される振動応答を、変位、変位と速度、変位と
加速度、変位と速度と加速度、または、加速度のいずれ
かを選ぶことにより、その実物モデルから測定すべき反
力を正確に評価できる。
【0031】例えば、実物モデルからの反力が、ほぼ、
変位に依存する力と速度に依存する力であれば、アクチ
ュエータは変位と速度が計算値に一致するように制御す
ればよい。
【0032】(3)アクチュエータを変位制御し、かつ
計算値を実現すべき時刻の間のアクチュエータの変位応
答をアクチュエータを実現すべき振動応答の種類に応じ
た時間関数形状とすることにより、任意の振動応答を実
現すべき時刻に実現することができる。
【0033】またアクチュエータの動特性を考慮して、
前記変位応答を実現するための制御信号を出力すること
により、実現される変位の精度は向上する。
【0034】(4)変位が実現されるべき時刻における
実際の変位を測定し、計算値との誤差を実現すべき他の
振動応答に影響を与えない時間関数形状で補正すること
で、振動応答を実現すべき時刻における変位の精度が向
上し、変位に依存する反力の評価の精度が向上するた
め、振動試験自体の精度向上が図られる。
【0035】(5)計算値を実現すべき時刻の間を複数
個に分割し、ディジタル計算機においてそれぞれの分割
点の時刻においてのアクチュエータの制御信号を計算
し、アクチュエータの制御装置に与えることで、アクチ
ュエータを精度よく制御することができ、アクチュエー
タの変位応答が必要な時間関数形状となり、本発明の目
的である実物モデルの反力の正確な評価が可能となる。
【0036】(6)数値モデルの振動応答の計算と、分
割点の時刻においてのアクチュエータの制御信号の計算
を平行して行うことにより、アクチュエータの制御信号
の計算を行う時刻にかたよりがなくなり、アクチュエー
タの振動応答の制御の精度が向上する。
【0037】(7)ディジタル計算機に少なくとも2つ
のCPUを設け、少なくとも一つのCPUにおいて数値
モデルの振動応答の計算を行い、異なる少なくとも一つ
のCPUにおいて分割点の時刻においてのアクチュエー
タの制御信号の計算を行い、両者を並列に実行すること
により、ディジタル計算機が行うべき計算に要する時間
が短縮でき、振動応答計算の時間刻みを低減できる。
【0038】また、アクチュエータの制御信号の計算が
数値モデルの振動応答の計算に依存することがなくなる
ので、アクチュエータの振動応答の制御の精度が向上す
る。上記の理由により、振動応答評価の精度の向上が図
れる。
【0039】(8)本発明によれば、アクチュエータに
より加振対象である実物モデル全体を支持し加振する場
合があるが、その際、アクチュエータの一つを大型の構
造物を搭載可能な振動台とすれば、大型構造物まで本発
明の適用範囲を広げることができる。
【0040】(9)振動応答の計算値を振動試験実施中
に電圧等の形で出力することにより振動試験実施中に振
動応答が妥当なものであるかどうか評価でき、場合によ
っては試験を中止するなどの処置ができる。
【0041】また、実物モデルの振動試験結果のみなら
ず、振動応答の計算値をディジタル計算機に保存し、振
動試験終了後に出力することによって、実物モデルの振
動応答と同様に、構造物全体の振動応答を評価すること
ができる。
【0042】(10)構造物のモデル化困難な部分を実
物モデルとし、数値モデルの振動応答解析結果でアクチ
ュエータによる実物モデルの加振を行い、その反力の測
定結果を使って、実物モデルと数値モデルの連成振動解
析を行うことにより、モデル化困難な部分の実物モデル
を数値解析上、一つの有限要素として扱い解析をするこ
とができ、振動解析の精度が向上する。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を用いて詳
細に説明する。
【0044】従来は図2に示されたような構造物1の振
動試験を実施する場合は、図3に示されたような振動台
17による加振試験が行われていた。しかし、試験対象
構造物1が大型である場合は、試験用モデルの製作に費
用がかかることや、大型の振動台設備が必要となる等の
問題点があった。
【0045】また、上記問題点を解決するため図2に示
された試験対象構造物1の中の一部分のみを実物部分モ
デル2としその境界点11を図4のようにアクチュエー
タ3で加振試験を行う方法が考えられていた。しかし、
これらの加振試験方法では、事前に定められた加振信号
が、例えば、ディジタル計算機5からディジタル・アナ
ログ変換器(以下D/A変換器と略す)6を介して制御
回路4に送られアクチュエータ3が駆動されているた
め、試験対象1または2の振動特性によって所定の振動
が実現されなかったり、また、試験対象の振動応答によ
っては加振信号を変更すべき場合などがあり、精度の高
い振動試験ができない場合があった。
【0046】これらの課題を解決するのが本発明の目的
であり、本発明の一実施例を図1により説明する。
【0047】図1において、試験対象構造物1のうち実
物による試験が必要な部分2(以下実物部分モデルと呼
ぶ)がアクチュエ−タ3a−3bにより駆動される。実
物モデル化された以外の部分の構造物10は、例えば有
限要素法などにより、数値モデル化されディジタル計算
機5に入力されている。制御回路4は、ディジタル計算
機5により算出された実物部分モデル2に加えるべき変
位、加速度などの振動応答をD/A変換器6を介して信
号として受け取り、アクチュエ−タ3a−3bを制御す
るものである。ディジタル計算機5はD/A変換器6と
ともに、荷重検出器7a−7bの信号を読み込むための
アナログ・ディジタル変換器(以下A/D変換器と略
す)8を備えている。
【0048】ディジタル計算機5は、A/D変換器8か
ら得られる実物部分モデル2からアクチュエータ3に加
わる荷重(以下、反力と呼ぶ)を用いて、実物モデル化
された以外の部分の構造物10(以下、この部分を数値
モデルと呼ぶ)の振動を計算するアルゴリズム14を有
しており、以下にその原理を説明する。
【0049】図2に示す解析対象構造物1のうち、一部
分は実物部分モデル2であり、他の部分の構造物10は
数値モデル化されている。解析対象構造物1および実物
部分モデルとしては、たとえば建物や配管等の構造物で
あり、形状は任意である。解析対象構造物1に外力が作
用した場合の数値モデル10の振動応答は次の運動方程
式を解くことによって求められる。
【0050】 MX’’+CX’+KX =f+q (数1) ここで、M;数値モデル10の質量マトリックス、C;
数値モデル10の減衰マトリックス、K;数値モデル1
0の剛性マトリックス、X;数値モデル10の変位ベク
トル、f;数値モデル10に加わる外力ベクトル、q;
実物部分モデル2から数値モデル10に加わる荷重(反
力)ベクトル、であり、’は時間微分を示す。
【0051】fは、数値モデル10の部分に基礎12に
生じた地震等による既知の外力ベクトルであるので、実
物部分モデルの振動に依存する荷重ベクトルqが求めら
れれば(数1)式を解くことにより、数値モデル10の
振動応答(変位ベクトルX、速度ベクトルX’、加速度
ベクトルX’’など)を定めることができる。ディジタ
ル計算機5は上記のアルゴリズムをもとに、実物部分モ
デル2から数値モデル10に加わる荷重を用いて、数値
モデル10の振動応答を計算する機能を有している。
【0052】本実施例における試験装置のディジタル計
算機に搭載される計算アルゴリズム14の手順を以下に
説明する。
【0053】これは運動方程式(数1)を微小間隔Δt
ごとに解くもので、現時点においてnステップまでの状
態にあるものとすると、そのΔt時間後のステップの振
動を計算する手順は以下のように行われる。
【0054】nステップの時間における地震力等の数
値モデル10に加わる既知の外力fnを定める。実物
部分モデル2から数値モデル10の境界点に加わる荷重
qnを試験デ−タから算出する。
【0055】Δt時間後であるn+1ステップの数値
モデル10の振動応答(例えば、変位ベクトルXn+
1)を計算する。この際、各種のアルゴリズムが使用可
能であり、たとえば中央差分法を用いると、計算機に保
存されている1ステップ前の変位Xn−1と、現時点で
の変位Xn,外力fn,荷重qnを用いて(数1)式を
解き、
【0056】
【数2】
【0057】のように得られる。
【0058】計算された数値モデル10の振動応答
(例えば、変位ベクトルXn+1)のうち、実物モデル
との境界点11の振動応答値をアクチュエータで実現す
るように加振信号を出力する。次のステップヘ進む。
【0059】以上の手順を繰返し実行することにより、
与えられた外力に対する実物モデルのの振動試験が行わ
れる。(数1)を解く方法としては、各種のアルゴリズ
ムが使用可能である。
【0060】上記振動解析アルゴリズムを精度よく実行
するためには、反力ベクトルqを精度よく測定しなけれ
ばならない。そのためには、実物部分モデルの振動応答
が加振試験で正しく実現される必要がある。以下、その
ための必要事項を述べる。
【0061】実物部分モデルの運動方程式は(数3)で
表される。
【0062】
【数3】
【0063】変位ベクトルは(数4)のように分解でき
る。
【0064】
【数4】
【0065】これに応じて、質量・減衰・剛性の各マト
リクスと、作用荷重ベクトルも(数5)のように分解で
きる。
【0066】
【数5】
【0067】これを用いると境界点以外の変位ベクトル
の運動方程式は、(数6)のようにかける。
【0068】
【数6】
【0069】境界点以外の変位ベクトルは、さらに、
(数7)のように準静的成分と動的成分に分解できる。
【0070】
【数7】
【0071】準静的成分と境界点の変位には、(数8)
の関係がある。
【0072】
【数8】
【0073】従って準静的成分は(数9)のようにかけ
る。
【0074】
【数9】
【0075】また、動的成分は(数10)の運動方程式
の形で表現される。
【0076】
【数10】
【0077】従って実物部分モデルの振動を正しく実現
し反力を精度よく評価するためには境界点の変位のみな
らず、速度および加速度を精度よく入力する必要があ
る。
【0078】従来のオンライン試験では、図5に示すよ
うに数値計算上の時間刻みが、実際の加振試験において
は、次ステップの振動応答計算20、アクチュエータの
駆動21、反力の測定22、などに時間が消費され、大
きく引き延ばされていた。したがって、境界点の変位に
依存する準静的成分は正しく評価されているものの、速
度・加速度に関する動的成分に依存する反力は評価され
ていなかった。
【0079】そこで本発明では、実験データの入力およ
びアクチュエータの加振信号出力の時間をアルゴリズム
16で管理し、図6に示すように、数値計算で反力を測
定した時刻から求められたΔt後の振動応答を、実際の
加振試験でも反力を測定した時刻からΔt後に実現する
ことで、数値計算の時間軸と加振試験の時間軸を一致さ
せている。
【0080】これにより、実物部分モデルの加振試験に
おいて、速度・加速度等の時間微分項まで正しく入力さ
れ、精度の高い振動試験が可能となる。以上の議論は、
実物部分構造が線形系として扱える場合であるが、非線
形系の場合も同様である。
【0081】(数9)および(数10)でわかるように
精度の高い振動試験には境界点の変位・速度・加速度を
アクチュエータで実現することが必要であるが、実物部
分モデルの振動特性によってはその全てを実現する必要
はない。実物部分モデル2の質量が数値モデル10の質
量より極めて小さく、また、減衰も非常に小さい構造の
場合は、動的成分は無視できるため、変位のみを実現す
ればよい。
【0082】この場合、変位を実時間で実現する必要は
ないが、実時間で加振試験することで試験時間の短縮が
図れる。また、質量は小さいが、減衰は無視できない場
合は、変位と速度を実現すればよい。また、質量は数値
モデルに比べ無視できないが、減衰が非常に小さい場合
は、変位と加速度を実現すればよい。
【0083】質量・減衰のいずれも重要であると考えら
れる場合は、変位・速度・加速度をアクチュエータで実
現することが必要である。また、境界点が一つ、また
は、複数個であってもそれらの動きがまったく同一であ
るときには、準静的成分は剛体としての移動のみとなる
のでこの成分に関する反力は無視できる。また、減衰成
分も無視できることが多いので、この場合、アクチュエ
ータ3で加速度のみを実現すればよい。
【0084】このように実物部分モデルの特性により、
実現する振動応答を選択すれば、変位・速度・加速度す
べてを実現するのに比べアクチュエータの制御が容易に
なるという効果がある。
【0085】次に、本発明の一実施例により振動応答を
実現する方法について説明する。
【0086】図7はアクチュエータの変位とCPU内の
作業30のタイムテーブルを模式的に示したものであ
る。ここでは、例として実現すべき振動応答を変位と速
度と考える。時刻tiに反力を入力し時刻ti’(<t
i+1)に次ステップである時刻ti+1(Δt後)の
振動応答計算20が終了する。その結果を用いて、時刻
ti’とti+1の区間のアクチュエータの変位関数を
定める。
【0087】このとき、時刻ti’における変位・速度
の連続性と時刻ti+1における変位・速度の実現が必
要である。そのためには、変位関数を拘束する境界条件
が4つあるので、変位関数を、連続かつ2階微分可能
で、独立、すなわち時刻ti’とti+1における変位
・速度の合計4つの成分から成るベクトルが互いに独立
である関数の和によって表現できる変位関数とすれば、
前記条件が達成できる。予め、このような関数を定めそ
の値をテーブルとしてもてば、4つの境界条件により各
係数を計算し、
【0088】
【数11】
【0089】の形で容易に変位関数を定義できる。
【0090】また、各関数として、時間の0次、1次、
2次、3次関数を用いれば、変位関数は時間の3次関数
となる。
【0091】実現すべき振動応答が変位と加速度の場合
は、前ステップとの連続性を保つため、ti’における
変位・速度・加速度を一致させかつ時刻tiにおける変
位・加速度の実現が必要であるので、境界条件が5つと
なる。そこで、時刻ti’変位・変位・加速度とti+
1における変位・加速度の5つの成分から成るベクトル
が互いに独立である関数5つの和によって変位関数が記
述される。
【0092】各関数として、時間の0次、1次、2次、
3次、4次関数を用いれば、変位関数は時間の4次関数
となる。
【0093】また、実現すべき振動応答が変位・速度・
加速度の場合は、境界条件が6つとなるので3階微分可
能で時刻ti’とti+1における変位・速度・加速度
の6つの成分から成るベクトルが互いに独立である関数
の和によって表現できる変位関数とすれば、前記条件が
達成できる。
【0094】各関数として、時間の0次、1次、2次、
3次、4次、5次関数を用いれば、変位関数は時間の5
次関数となる。これらの方法によれば、アクチュエータ
で必要な振動応答が実現される。
【0095】尚、ti+1とti+1’の間は例えばt
i’とti+1の間の変位関数をそのまま外挿するなど
の方法により制御すればよい。
【0096】次にアクチュエータで実現される変位応答
をさらに精度を上げるための一実施例について説明す
る。実システムでは実際のアクチュエータの変位は計算
値とやや異なる可能性がある。そこで、図8に示すよう
に実際の変位を反力と同時に測定し、計算値との誤差を
次ステップで補正するものである。
【0097】そのためには、図9に示すようにアクチュ
エータ3あるいは、別の部分に変位測定装置9を設けA
/D変換器8を介してディジタル計算機5に入力する。
この補正を行う場合でも変位関数の形状は前述の通りで
よい。本実施例により、アクチュエータの変位の精度が
向上し精度の高い振動試験が可能となる。
【0098】前述のような変位関数形状にアクチュエー
タを駆動するのに好適な本発明の一実施例について説明
する。
【0099】アクチュエータで前述のような変位関数を
実現するためには、数値計算の時間刻みよりも小さな時
間刻みでアクチュエータの動特性を考慮して加振信号を
計算し、アクチュエータの制御回路に送る必要がある。
【0100】図10はディジタル計算機5のCPU内の
作業30のタイムテーブルであるが、図に示したよう
に、反力の測定22を行ったあと、振動応答計算20を
適当に中断しながら、加振信号の計算22を行うことに
より、小さい時間刻みでの加振信号計算が可能となる。
【0101】また、図11に示すように振動応答計算2
0は中断せずに行い、それが、終了した後で小さい時間
刻みでの加振信号計算22を行う方法もある。これらの
方法によって、アクチュエータの変位制御が可能とな
る。
【0102】前記実施例によれば、加振信号計算のた
め、数値計算終了までの時間が増加したり、また、数値
計算中は加振信号計算ができないなどの課題がある。そ
こで、これらの課題を解決する合理的な本発明の一実施
例について図12を用いて述べる。
【0103】本実施例ではディジタル計算機5はCPU
を2つ持ち、その一つCPUA31においては振動応答
計算20を行い、CPUB32において反力の測定22
及び加振信号の計算23を行う。そして、振動応答計算
結果はCPUA31からCPUB32に同期させて転送
される本実施例によれば、振動応答計算20は加振信号
の計算23に中断されることなく実行できる。
【0104】また、加振信号の計算23も振動応答計算
20の終了を待つことなく実行できる。
【0105】更に、別の実施例を図13によって説明す
る。本実施例では、図12の実施例に加えCPUA31
及びCPUB32からアクセス可能なメモリ33を設け
たものである。振動応答計算20の結果はメモリに保存
され、CPUB32はCPUA31と同期することなく
データを得ることができる。
【0106】また、測定され反力は逆のルートをとり、
CPUB32からCPUA31に転送される。この実施
例により、2つのCPUの独立性が増し、一つの時間刻
みを短縮することが可能となる。
【0107】上記の実施例を実現するのに好適な試験装
置の構成を図14にて説明する。
【0108】本実施例では、メインCPUA40とメイ
ンCPUB41と2つのCPUからアクセス可能なメモ
リ42aにより基本演算要素が構成される。
【0109】メインCPUA40は振動応答解析を担当
し、メインCPUB41は加振信号計算や反力の測定を
担当する。メインCPUA40はバスライン46aによ
りバス49bに通じている。バス49bには振動応答解
析に必要なデータベース48や、インターフェース回路
52を介して大型計算機などの外部処理系や、CPU4
4bとメモリ42bからなる入出力処理系53bを介し
てディスプレイやキーボードなどの外部装置47が通じ
ている。
【0110】またメインCPUB41はバスライン45
aによりバス49aに通じている。バス49aには入出
力処理系53cおよび53dを介して、D/A変換器6
およびA/D変換器8に通じている。D/A変換器6に
より制御回路4に加振信号が与えられ、アクチュエータ
3が駆動され、実物部分モデル2からの反力が荷重測定
装置7により測定され、A/D変換器8によりディジタ
ル計算機5に入力される。
【0111】尚、基本演算要素は複数個あってもよく、
また、メインCPUA40はバスライン46bによって
バス49a通じていてもよく、メインCPUB41はバ
スライン45bによってバス49b通じていてもよい。
本実施例によれば、振動試験のアルゴリズムが高速かつ
合理的に実施することができる。
【0112】次に、本発明を様々な実物部分モデルに適
用した実施例について述べる。
【0113】図15では、実物部分モデル2は、一端は
固定され、一端がアクチュエータで加振されている。こ
れは、実物部分モデル2の境界点の相対変位(および相
対速度)が反力について重要な因子になる場合に適用さ
れる。
【0114】図16は数値モデルと実物モデル2が一点
の境界点により連結しているか、境界点の動きが常に同
一である場合に適用できる。
【0115】更に、図17は方向の異なるアクチュエー
タが2つ連結されている実施例である。これは、実物部
分モデル2が例えばシェル構造のような場合で、垂直荷
重と水平荷重が振動応答に重要な役割を果たす場合など
に適用される。
【0116】また、図18はアクチュエータの一つが振
動台17である実施例である。実物部分モデル2自体が
重量が大きい場合、通常のアクチュエータでそのモデル
の自重を支えるのは困難であるが、振動台17によれば
それが可能となる。また、他のアクチュエータ3dも振
動台17に搭載することにより、振動台17の振動変位
が大きくなる場合でも本発明が適用可能となる。
【0117】なお、振動台で絶対加速度を実現する場合
は、アクチュエータ3dでは、振動台17で表される境
界点に対する相対的な振動応答を実現することになる。
【0118】更に、図19により別の実施例を説明す
る。これまでの実施例では、実物部分モデルは1つのみ
であったが、複数個のモデル2a、2bを同じに加振し
てもかまわない。これにより、より複雑な形状の構造の
振動応答が評価可能となる。
【0119】図20により更に別の実施例について説明
する。本実施例では実物部分モデル2に振動センサ61
を設置し、その計測値もA/D変換器8を介しディジタ
ル計算機5に入力される。更にその計測値は振動応答計
算値とともにディジタル計算機内のメモリに保存され
る。これにより、振動試験終了後に振動試験結果および
計算結果が評価でき、部分構造のみならず、振動応答解
析対象構造物1の全体の振動応答が評価できる。
【0120】図21により別の実施例を説明する。本実
施例は、ディジタル計算機5による振動応答計算結果を
D/A変換器6を介し電圧値として出力する手段を設け
たものである。本実施例により、数値モデルの振動応答
を試験中に評価することができ、例えば、場合によって
は試験を中止する等の処置を行うことができる。また試
験結果が試験終了と同じに行えるため、次の試験条件の
決定などがメモリのデータを処理することなく行えるの
で試験時間の短縮が図れる。
【0121】図22により別の実施例の説明を行う。本
実施例は、振動応答解析装置であって、ディジタル計算
機5と、ディジタル入力装置73と、外部メモリ76と
出力装置75とからなり、ディジタル計算機5内には計
算条件入力ルーチン70と振動応答計算ルーチン71
と、計算結果処理ルーチン72が搭載されている。また
振動解析等に使用する内部メモリ77を有している。ま
た、アナログ信号である加振力等を入力するためのアナ
ログ入力装置74があってもよい。
【0122】振動応答解析では構造物は、例えば、有限
要素法などによりモデル化されているが、その一部分は
境界点での変位・速度・加速度に対する反力を、実物モ
デル2を用い、数値モデルとの境界点をアクチュエータ
3により振動応答計算値をD/A変換器6、制御回路4
を介し、振動応答解析の時間軸と同一の時間軸で加振
し、荷重測定装置7の測定値をA/D変換器8により入
力して評価する、仮想的な有限要素78により評価す
る。これによれば、数値モデル化が困難な部分を含む構
造物全体の振動応答が精度よく評価できる。なお、この
仮想的有限要素78は複数個あっても構わない。
【0123】尚、これまでの実施例の説明はアクチュエ
ータ3はアナログ信号で制御回路4で制御されているも
のとしているが、D/A変換器6を介さずにディジタル
計算機5からのディジタル信号で、直接制御されるもの
であっても差し支えない。
【0124】また、変位・荷重などの測定は、測定装置
によりアナログ信号に変換されA/D変換器8を介して
ディジタル計算機5に入力されているが、直接ディジタ
ル信号でディジタル計算機5に入力されても差し支えな
い。
【0125】また、アクチュエータ3は一軸の物を用い
て実施例の説明をしたが、実物部分モデル2と数値モデ
ル10の結合状態によって、2軸、3軸、さらには図2
3に示すような6自由度アクチュエータを使用すること
ができる。このアクチュエータでは6本の一軸アクチュ
エータ3a−3fがベアリング60a−60fによって
連結されている。
【0126】振動応答計算結果のアクチュエータによる
実現と、振動応答計算に必要な反力の計算はアクチュエ
ータ、各アクチュエータの変位制御と各アクチュエータ
に発生する反力測定による。ただし、それには、図23
に示したような座標軸の変換が必要となる。
【0127】要するに、本発明の主旨を逸脱しない範囲
で様々な構成とすることができる。
【0128】
【発明の効果】本発明によれば実物部分モデルを用いて
振動試験が可能となり、また、その加振信号は数値計算
結果を数値計算での時間軸と振動試験の時間軸を一致さ
せて得られた反力を使った振動応答計算結果であるの
で、実物部分モデルの振動特性を評価しており、経済的
に精度の高い振動試験が実施可能である。更に別の本発
明によれば、数値モデル化が困難な部分を含む構造物全
体の振動応答が精度よく評価することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による試験装置のブロック図
である。
【図2】振動応答評価対象構造物の説明図である。
【図3】従来の振動試験方法の説明図である。
【図4】別の従来の振動試験方法の説明図である。
【図5】従来のオンライン試験のタイムテーブルであ
る。
【図6】本発明の一実施例によるタイムテーブルであ
る。
【図7】本発明の一実施例によるアクチュエータの制御
の説明図である。
【図8】本発明の別の実施例によるアクチュエータの制
御の説明図である。
【図9】本発明の一実施例の振動試験装置の説明図であ
る。
【図10】本発明の一実施例によるCPU利用のタイム
テーブルである。
【図11】本発明の別の実施例によるCPU利用のタイ
ムテーブルである。
【図12】本発明の別の実施例によるCPU利用のタイ
ムテーブルである。
【図13】本発明の別の実施例によるCPU利用のタイ
ムテーブルである。
【図14】本発明の一実施例のブロック線図である。
【図15】本発明の一実施例の振動試験装置の説明図で
ある。
【図16】本発明の別の実施例の振動試験装置の説明図
である。
【図17】本発明の別の実施例の振動試験装置の説明図
である。
【図18】本発明の別の実施例の振動試験装置の説明図
である。
【図19】本発明の別の実施例の振動試験装置の説明図
である。
【図20】本発明の一実施例の振動試験装置のブロック
線図である。
【図21】本発明の別の実施例の振動試験装置のブロッ
ク線図である。
【図22】本発明の別の実施例の振動応答解析装置のブ
ロック線図である。
【図23】6自由度アクチュエータおよび荷重変換器の
説明図である。
【符号の説明】 1…振動応答評価対象構造物、2…実物部分モデル、3
…アクチュエータ、4…制御回路、5…ディジタル計算
機、6…ディジタル・アナログ変換器、7…荷重検出
器、8…アナログ・ディジタル変換器、9…変位検出
器、10…実物モデル化された以外の部分の構造物(数
値モデル)、11…実物部分モデルと数値モデルの境界
点、12…基礎、13…荷重計算アルゴリズム、14…
振動計算アルゴリズム、15…加振制御計算アルゴリズ
ム、16…時間管理アルゴリズム、17…振動台、20
…次ステップの振動応答計算に要する時間、21…アク
チュエータの駆動に要する時間、22…反力の測定に要
する時間、23…アクチュエータ制御信号の算出に要す
る時間、30…CPU内の作業、31…メインCPU−
A内の作業、32…メインCPU−B内の作業、33…
メモリに対するアクセス、40…メインCPUA、41
…メインCPUB、42…2つのCPUによりアクセス
可能なメモリ、43…メモリ、44…CPU、45…メ
インCPUAのバスライン、46…メインCPUBのバ
スライン、50…基本演算要素、47…外部装置、48
…データベース、49…システムバス、51…外部処理
系、52…インターフェース回路、53…入出力処理
系、60…ベアリング、61…振動センサ、62…デー
タ収録装置、63…データモニタ装置、70…計算条件
入力ルーチン、71…振動応答計算ルーチン、72…計
算結果処理ルーチン、73…ディジタル入力装置、74
…アナログ入力装置、75…出力装置、76…外部メモ
リ、77…内部メモリ、78…仮想的有限要素。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物の一部分を実物または模型を用いて
    モデル化し、他の部分は数値モデル化し、実物モデルの
    数値モデル部分との境界部分に取り付けられた一個若し
    くは複数個のアクチュエータと、該アクチュエータの制
    御装置と、該アクチュエータに生じる実物モデルからの
    反力を測定する装置と、前記数値モデルの振動応答を計
    算するディジタル計算機と、前記反力測定値をディジタ
    ル計算機に入力する手段と、前記ディジタル計算機の振
    動応答計算値を加振信号として前記アクチュエータの制
    御装置へ出力する手段とを備え、前記ディジタル計算機
    は一定時間刻みごとにアクチュエータに発生する反力測
    定値を入力し、該反力測定値と既知の外力値を用いて数
    値モデルと実物モデルとの境界部の反力計測時刻から一
    定時間後の振動応答を計算し、前記アクチュエータの制
    御装置に振動応答計算結果から算出される加振信号を与
    えることにより、前記一定時間後にアクチュエータの応
    答を前記振動応答計算値に一致させるものであることを
    特徴とする構造物の振動試験装置。
  2. 【請求項2】構造物の一部分を実物または模型を用いて
    モデル化し、他の部分は数値モデル化し、実物モデルの
    数値モデル部分との境界部分に取り付けられた一個若し
    くは複数個のアクチュエータと、該アクチュエータの制
    御装置と、該アクチュエータに生じる実物モデルからの
    反力を測定する装置と、前記数値モデルの振動応答を計
    算するディジタル計算機と、前記反力測定値をディジタ
    ル計算機に入力する手段と、前記ディジタル計算機の振
    動応答計算値を加振信号として前記アクチュエータの制
    御装置へ出力する手段とを備え、前記ディジタル計算機
    は一定時間刻みごとにアクチュエータに発生する反力測
    定値を入力し、該反力測定値と既知の外力値を用いて数
    値モデルと実物モデルとの境界部の反力計測時刻から一
    定時間後の振動応答を計算し、前記アクチュエータの制
    御装置に振動応答計算結果から算出される加振信号を与
    えるものであるとともに、数値モデルで計算される振動
    応答が生じる時刻とその振動応答がアクチュエータで実
    物モデルの振動応答として実現する時刻が一致している
    ことを特徴とする構造物の振動試験装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記ディジタ
    ル計算機は数値モデルの振動応答の算出と前記アクチュ
    エータの制御装置に与える加振信号の算出を平行して行
    い、かつ該アクチュエータ加振信号算出の時間刻みが振
    動応答算出の時間刻みと同じか若しくは短いものである
    ことを特徴とする構造物の振動試験装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、前記ディジタ
    ル計算機は少なくとも2つのCPUを有し、少なくとも
    一つのCPUは数値モデルの振動応答の算出を行うもの
    であり、異なる少なくとも一つのCPUは並列してアク
    チュエータの制御装置に与える加振信号の算出を行うも
    のであり、かつアクチュエータ加振信号算出の時間刻み
    は振動応答算出の時間刻みと同じか若しくは短いもので
    あることを特徴とする構造物の振動試験装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2において、前記ディジタ
    ル計算機は一つのメモリにデータを入出力照可能な少な
    くとも2つのCPUを有し、少なくとも一つのCPUは
    数値モデルの振動応答の算出を行い結果を前記メモリに
    保存するものであり、異なる少なくとも一つのCPUは
    並列してアクチュエータの制御装置に与える加振信号を
    前記メモリ上の前記算出結果を参照して算出を行うもの
    であり、かつアクチュエータ加振信号算出の時間刻みは
    振動応答算出の時間刻みと同じか若しくは短いものであ
    ることを特徴とする構造物の振動試験装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記
    アクチュエータで実現する振動応答は変位、速度及び加
    速度のいずれか又はこれらの組合せであることを特徴と
    する構造物の振動試験装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記
    アクチュエータの変位測定装置と、前記測定装置による
    測定値をディジタル計算機の入力する手段を有し、ディ
    ジタル計算機はディジタル計算機の振動応答計算値を実
    現すべき時刻のアクチュエータの変位測定値を入力し、
    実際の変位の計算値に対する誤差を評価し、次の一定時
    間後においてその誤差を補償するように加振信号をアク
    チュエータの制御装置に与えるものであることを特徴と
    する構造物の振動試験装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、前記アクチュエータの
    少なくとも一つは実物モデルが搭載された振動台である
    ことを特徴とする構造物の振動試験装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記振動台には少なく
    とも一つの実物モデル加振用アクチュエータとその支持
    架台とが搭載されていることを特徴とする構造物の振動
    試験装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれかにおいて、前
    記ディジタル計算機は数値モデルの振動応答を計算する
    機能を有し、一定時間ごとの数値モデルの任意の位置の
    振動応答計算値のデータを保存するメモリと、そのメモ
    リに前記データを保存する手段を有することを特徴とす
    る構造物の振動試験装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記実物モデルに
    設置されたセンサの計測値を入力する手段を有し、かつ
    一定時間ごとの計測値および数値モデルの振動応答計算
    値のデータを保存するメモリに前記計測値を保存する手
    段を有することを特徴とする構造物の振動試験装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記ディジタル計算機は数値モデルの振動応答を計算
    し、一定時間ごとのその任意の位置の計算値を、境界部
    分の振動応答の計算値がアクチュエータの振動応答とし
    て実現されるのと同時刻に出力する装置を有することを
    特徴とする構造物の振動試験装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記振動応答の出
    力方法が電圧値であることを特徴とする構造物の振動試
    験装置。
  14. 【請求項14】構造物の一部分を実物または模型を用い
    てモデル化し、他の部分は数値モデル化し、実物モデル
    の数値モデル部分との境界部分にアクチュエータに生じ
    る実物モデルからの反力を測定する装置を具備した一個
    若しくは複数個のアクチュエータを取り付け、前記反力
    測定装置における測定値を入力する手段と前記アクチュ
    エータの制御装置に制御信号を入力する手段を具備した
    ディジタル計算機によって、前記入力手段により前記反
    力測定装置における測定値を一定時間刻みごとに入力
    し、該反力測定値と既知である外力値を用いて数値モデ
    ルの境界部の反力計測時刻の一定時間後の振動応答を計
    算し、前記アクチュエータの制御装置に振動応答計算結
    果から算出される加振信号を与えることにより、前記一
    定時間後のアクチュエータの振動応答を計算値に一致さ
    せることを一定時間刻みごとに繰返し行うことを特徴と
    する構造物の振動試験方法。
  15. 【請求項15】構造物の一部分を実物または模型を用い
    てモデル化し、他の部分は数値モデル化し、実物モデル
    の数値モデル部分との境界部分にアクチュエータに生じ
    る実物モデルからの反力を測定する装置を具備した一個
    もしくは複数個のアクチュエータを取り付け、前記反力
    測定装置における測定値を入力する手段と前記アクチュ
    エータの制御装置に制御信号を入力する手段を具備した
    ディジタル計算機によって、前記入力手段により前記反
    力測定装置における測定値を一定時間刻みごとに入力
    し、該反力測定値と既知である外力値を用いて数値モデ
    ルの境界部の反力計測時刻の一定時間後の振動応答を計
    算し、前記アクチュエータの制御装置に振動応答計算結
    果から算出される加振信号を与えることにより、数値モ
    デルで計算される振動応答が生じる時刻と、その振動応
    答がアクチュエータで実物モデルの振動応答として実現
    する時刻とを一致させることを特徴とする構造物の振動
    試験方法。
  16. 【請求項16】請求項14または15において、ディジ
    タル計算機では数値モデルの振動応答の算出の時間刻み
    を複数個に分割した時間刻みでアクチュエータの制御装
    置に与える加振信号が算出され、該信号によりアクチュ
    エータを制御することを特徴とする構造物の振動試験方
    法。
  17. 【請求項17】請求項14乃至16のいずれかにおい
    て、前記アクチュエータで実現する振動応答は変位、速
    度及び加速度のいずれか又はこれらの組合せであること
    を特徴とする構造物の振動試験方法。
  18. 【請求項18】請求項17において、前記アクチュエー
    タは変位制御され、目標である変位及び速度が定まった
    時刻から、変位及び速度を実現すべき時刻の間において
    アクチュエータの変位は少なくとも互いに独立な4つの
    時間関数の和で表されている関数に制御されることを特
    徴とする構造物の振動試験方法。
  19. 【請求項19】請求項17において、前記アクチュエー
    タは変位制御され、目標である変位及び加速度が定まっ
    た時刻から、変位及び加速度を実現すべき時刻の間にお
    いてアクチュエータの変位は少なくとも互いに独立な5
    つの時間関数の和で表されている関数に制御されること
    を特徴とする構造物の振動試験方法。
  20. 【請求項20】請求項17において、前記アクチュエー
    タは変位制御され、目標である変位、速度及び加速度が
    定まった時刻から、変位、速度及び加速度を実現すべき
    時刻の間においてアクチュエータの変位は少なくとも互
    いに独立な6つの時間関数の和で表されている関数に制
    御されることを特徴とする構造物の振動試験方法。
  21. 【請求項21】請求項17において、前記アクチュエー
    タは変位制御され、目標である変位及び速度が定まった
    時刻から、変位及び速度を実現すべき時刻の間において
    アクチュエータの変位は少なくとも時間の3次関数で表
    されている関数に制御されることを特徴とする構造物の
    振動試験方法。
  22. 【請求項22】請求項17において、前記アクチュエー
    タは変位制御され、目標である変位及び加速度が定まっ
    た時刻から、変位及び加速度を実現すべき時刻の間にお
    いてアクチュエータの変位は少なくとも時間の4次関数
    で表されている関数に制御されることを特徴とする構造
    物の振動試験方法。
  23. 【請求項23】請求項17において、前記アクチュエー
    タは変位制御され、目標である変位、速度及び加速度が
    定まった時刻から、変位、速度及び加速度を実現すべき
    時刻の間においてアクチュエータの変位は少なくとも時
    間の5次関数で表されている関数に制御されることを特
    徴とする構造物の振動試験方法。
  24. 【請求項24】請求項14至17のいずれかにおいて、
    前記アクチュエータの変位測定装置と、前記測定装置に
    よる測定値をディジタル計算機の入力する手段を設置
    し、ディジタル計算機の振動応答計算値を実現すべき時
    刻のアクチュエータの変位測定値を前記ディジタル計算
    機に入力し、実際の変位の計算値に対する誤差を評価
    し、次の一定時間後においてその誤差を補償するように
    加振信号をアクチュエータの制御装置に与えることを特
    徴とする構造物の振動試験方法。
  25. 【請求項25】請求項17において、前記アクチュエー
    タは変位制御され、変位及び加速度を実現すべき時刻の
    間においてアクチュエータの変位は少なくとも互いに独
    立な5つの時間関数の和で表され、アクチュエータの変
    位測定装置と、前記測定装置による測定値をディジタル
    計算機の入力する手段を設置し、ディジタル計算機の振
    動応答計算値を実現すべき時刻のアクチュエータの変位
    測定値を前記ディジタル計算機に入力し、実際の変位の
    計算値に対する誤差を評価し、次の一定時間後において
    その誤差を補償するように加振信号をアクチュエータの
    制御装置に与えることを特徴とする構造物の振動試験方
    法。
  26. 【請求項26】請求項14乃至25のいずれかにおい
    て、前記ディジタル計算機では数値モデルの振動応答を
    計算し、一定時間ごとの数値モデルの任意の位置の振動
    応答計算値のデータをディジタル計算機のメモリに保存
    することを特徴とする構造物の振動試験方法。
  27. 【請求項27】請求項26において、前記実物モデルに
    設置されたセンサの計測値をディジタル計算機に入力
    し、かつ一定時間ごとの計測値および数値モデルの振動
    応答計算値のデータをディジタル計算機のメモリに保存
    することを特徴とする構造物の振動試験方法。
  28. 【請求項28】ディジタル計算機と、前記ディジタル計
    算機とのデータ入出力装置からなり、構造物を数値モデ
    ル化し一定時間刻みごとの振動応答時刻歴解析を行う構
    造物の振動応答解析装置において、構造物の一部分は実
    物モデルとし、数値モデルと実物モデルとの境界を振動
    応答時刻歴解析値になるように、解析に用いられている
    時間刻みと同一時間刻みで、実物モデルをアクチュエー
    タで加振し、その反力測定値により、ディジタル計算機
    上で数値モデルと数値モデル化されていない部分との連
    成振動応答時刻歴解析を行い、構造物全体の振動応答を
    求めることを特徴とした構造物の振動応答解析装置。
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