JPH05108412A - プラント警報装置 - Google Patents

プラント警報装置

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JPH05108412A
JPH05108412A JP3266005A JP26600591A JPH05108412A JP H05108412 A JPH05108412 A JP H05108412A JP 3266005 A JP3266005 A JP 3266005A JP 26600591 A JP26600591 A JP 26600591A JP H05108412 A JPH05108412 A JP H05108412A
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alarm
state
suppression
signal
plant
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JP3266005A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Kaneko
年登 金子
Nobumichi Watanabe
信道 渡邊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラントの警報状態をそのまま表示する非抑
制警報表示と副次的に発生したような重要度の低い警報
を抑制する抑制警報表示とを任意に選択できるようにし
てプラント警報の把握を容易にする。 【構成】 非抑制時の警報状態を検出する警報状態検出
手段2と、抑制時の警報状態を検出する抑制時警報状態
検出手段11と、プラントの事故発生を検出し警報抑制
要求を出す事故検出手段12と、警報抑制要求があると
きは抑制時警報状態検出手段11からの、警報抑制要求
がないときは警報状態検出手段2からの出力をCRT表
示手段3に表示する警報表示手段13と、オペレータの
要求を判別し警報確認要求、警報リセット要求を警報状
態検出手段2と抑制時警報状態検出手段11に、警報抑
制要求を警報表示手段13に通知する入力制御手段14
とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラントなどにお
いて、プラントの警報状態を表示装置などに表示し、プ
ラント警報を集中的に監視するプラント警報装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプラント警報装置は、図12に示
すように、プラントからのプロセス信号群Ps の中から
警報項目ごとの警報発生か否かを示す警報信号を入力す
る警報信号入力手段1と、警報信号入力手段1が入力し
た警報信号から各警報項目の警報状態を検出する警報状
態検出手段2と、この警報状態検出手段2によって検出
された警報状態を警報項目ごとに例えばCRT表示手段
3に表示する警報表示手段4とを有し、CRT表示手段
3にプラントの全警報項目について警報項目ごとにその
警報状態を表示するとともに、さらにCRT表示手段3
に表示された警報状態を確認操作およびリセット操作す
るためのタッチスクリーンのような入力手段5と、この
入力手段5を介して入力された確認操作等の情報を警報
状態検出手段2に通知する入力制御手段6とを備えてい
る。
【0003】上記構成の従来のプラント警報装置の動作
を、図13の警報状態の遷移図と合わせて説明する。通
常、プラントからの各警報信号が正常状態(OFF)にある
ときは、警報状態検出手段2において各警報項目の警報
状態が警報正常状態Nにあると判定され、CRT表示手
段3の画面上に表示されている警報項目は全て例えば緑
色に点灯する。ところが、矢印11で示すように、プラ
ントに異常が発生すると、その異常に関係する警報項目
の警報信号はONとなり、その信号変化が警報状態検出手
段2において検出されるとともに、それらの警報項目の
警報状態は警報発生状態Aにあると判定され、CRT表
示手段3の画面上の該当する警報項目のみ例えば赤色に
点滅する。オペレータが警報発生状態Aにある警報項目
を確認して、例えば画面上に設定されている「確認」の
項目エリアにタッチするなどの警報確認操作を行うと
(矢印12)、警報確認要求が警報状態検出手段2に通
知され、警報状態検出手段2はこの警報確認要求と各警
報信号により警報発生状態Aにあった警報項目が警報確
認状態Kに遷移したことを検出し、警報表示手段4を介
してCRT表示手段3の画面上の赤色に点滅していた警
報項目を例えば赤色点灯に変える。ここで矢印13で示
すように、プラントからの警報信号が警報発生(ON)か
ら正常(OFF)に信号変化した場合には、警報状態検出手
段2においてその信号変化からその警報項目が警報確認
状態Kから警報復帰状態Rとなったことが検出され、こ
れによりCRT表示手段3の画面上のその部分は例えば
緑色の点滅表示に変わる。また、警報確認操作前に警報
信号が警報発生(ON)から正常(OFF)に信号変化してい
た場合には、警報確認操作によって警報発生状態Aの赤
色点滅から警報復帰状態Rの緑色点滅に直接遷移する
(矢印14)。オペレータが警報復帰状態Rを確認し
て、例えば画面上に設定されている「リセット」の項目
エリアをタッチするなどの警報リセット操作を行うと
(矢印15)、警報確認操作のときと同様、警報状態検
出手段2において警報リセット要求と各警報信号により
該当する警報項目が警報復帰状態Rから警報正常状態N
に遷移したことが検出され、CRT表示手段3の画面上
の緑色に点滅していた警報項目は元の緑色の点灯表示に
戻る。また、このような警報リセット操作を行う前に警
報信号がOFF からONに信号変化した場合には(矢印1
6)、再度の異常発生であるから該当する警報項目の警
報状態は警報復帰状態Rから警報発生状態Aに直接遷移
し、CRT表示手段3上では緑色点滅から赤色点滅に変
化する。以上説明した各警報状態をまとめると表1のよ
うになる。
【0004】
【表1】
【0005】このように、従来のプラント警報装置で
は、プラントからの警報信号によるCRT表示手段3へ
の警報表示とオペレータによる警報確認操作および警報
リセット操作により、プラントの全ての警報信号を集中
的に監視するとともに、警報を発生した警報項目に対す
る確認操作も行えるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラント警報装置においては、あるプラント設備の障害
発生によりプロセス状態が変化し、副次的あるいは従属
的に発生した警報や、その時のプラント状態においては
対応操作上重要度の低い警報も含め、全て表示されるた
め、一度に多数の警報が発生した場合には障害箇所を示
すプラント警報と、プラント状態の把握およびその対応
操作を迅速、かつ、的確に行うことが困難であった。む
しろ情報過多によりかえって誤判断を誘発し、誤った対
応操作を実施してしまい、プラント状態をかえって重大
な事故状態に移行させてしまう可能性すらあった。
【0007】このため、全ての警報状態を表示する(以
下、非抑制警報表示という。)のでなく、副次的あるい
は従属的に発生した警報や、その時のプラント状態にお
いては対応操作上重要度の低い警報の表示を抑制し、障
害箇所を示す警報やその時のプラント状態において即座
の対応操作を必要とするような重用度の高い警報を識別
しやすくして表示する(以下、抑制警報表示という。)
ことの可能な警報抑制手段の設定が望まれる。しかし、
一般に、警報の発生は、プラントの状態によって多数発
生する場合よりもむしろ、単発的に発生する場合が多
い。このような場合、オペレ−タ−は、複数警報間の因
果関係からプラントの状態を判断することもあり、非抑
制警報表示の方がプラント状態の事実を通報できるので
適格な状態、把握に適していることも多く、単純に警報
を抑制すればよいと決めつけることはできない。
【0008】以上の説明の如く、第1の課題として、オ
ペレ−タ−の立場からは警報発生もしくは復帰時のプラ
ント状態判定並びに対応操作には、抑制警報表示と、非
抑制警報表示を使い分ける手段が望まれる。すなわち、
オペレ−タ−の要求やプラント状態によって、即座に非
抑制警報表示と抑制警報表示の表示切替えを行えるよう
にする必要がある。
【0009】一方、警報状態には、従来技術で説明した
ように、警報発生、警報確認、警報復帰、警報正常の4
状態があるが、抑制警報表示の中で抑制されずに表示さ
れた警報項目に対して、確認操作を行った後、非抑制表
示に切替えた時、先に確認した筈の警報項目が、警報発
生状態で表示されたり、警報復帰状態で表示されたりす
ると、オペレ−タ−は再度障害が発生したと勘違いす
る。このため、抑制警報表示でも、統一して確認操作済
の表示とする必要がある。同様のことは、非抑制警報表
示から抑制警報表示とした場合の確認操作済の警報項目
の表示についても言える。ただし、抑制警報表示上で警
報の抑制が働いているがために、警報発生が例えば警報
正常として表示されている場合には、オペレ−タ−は当
該警報が本当は、警報発生状態にあると認識することが
できないことから、当該警報に対する確認操作を無効と
する必要がある。しかし、この後、非抑制警報表示に切
替え、当該警報が警報発生状態に表示されるのを認めて
確認操作を行う場合には、この確認操作は有効とする必
要がある。
【0010】以上の如く、第2の課題として、抑制警報
表示と非抑制表示の切替え前後における警報の確認操作
については、オペレ−タ−による確認済であることの統
一性と、確認操作の有効性決定を実現する必要がある。
【0011】さらに、前述したように、警報を抑制して
表示するのは、副次的あるいは従属的警報の大量発報に
よる情報過多を防ぎ、オペレ−タ−の誤判断と誤操作を
誘発しないようにしようとするところにその目的がある
が、警報が大量に発報するのは、プラントが大きな事故
を発生し、各種プロセスがトランジェント状態となった
時が主であり、理論的にも経験的にもこれらの大きな事
故はある程度予測がついている。このため、第3の課題
として、これらの大きな事故を検出することで抑制警報
表示を自動的に切替えて表示することが必要である。
【0012】本発明は、上記課題に対処してなされたも
ので、抑制警報表示と、非抑制警報表示の任意あるいは
自動的な切替えが即時可能であるとともに、抑制警報表
示、非抑制警報表示のいずれからも統一のとれた警報確
認操作の可能なプラント警報装置を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本発明のプラント警報装置は、警報状態を警
報項目ごとに表示する表示手段と、この表示手段と関連
づけて設けられ所定の情報を入力する入力手段と、この
入力手段を介して入力した情報を判別する入力制御手段
と、プラントからの警報信号を入力する警報信号入力手
段と、この警報信号入力手段が入力する警報信号の信号
状態および入力制御手段より通知される該信号状態の確
認操作が行われたか否かの確認操作状態により警報項目
ごとの警報状態を決定する警報状態検出手段とを具備
し、プラント各部から警報信号を入力し、この警報信号
の警報発生か否かの信号状態および該信号状態の確認操
作が行われたか否かの確認操作状態により警報項目ごと
に警報状態を決定して画面に表示するプラント警報装置
において、警報信号入力手段が入力した警報信号につい
て予め設定した抑制判定基準に従って抑制か非抑制かを
判定し、この判定結果並びに警報信号の信号状態および
入力制御手段より通知される該信号状態の確認操作が行
われたか否かの確認操作状態により警報項目ごとに抑制
時の警報状態を決定する抑制時警報状態検出手段と、入
力制御手段より通知される警報抑制もしくは非抑制の要
求に基づいて警報状態検出手段および抑制時警報状態検
出手段のいずれか一方の出力データを選択して表示手段
に表示する警報表示手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】また、第2の課題を解決するために、もう
1つの本発明のプラント警報装置は、上記第1の本発明
のプラント警報装置において、入力制御手段が、入力手
段により入力した情報を表示手段に表示中の警報状態の
確認操作と判別したとき、この警報状態の警報項目に対
しては確認操作が行われたことを警報状態検出手段と抑
制時警報状態検出手段の両方に通知する機能を有するこ
とを特徴とする。
【0015】さらにもう1つの本発明のプラント警報装
置は、第3の課題を解決するために、上記第2の本発明
のプラント警報装置において、警報信号入力手段が入力
した警報信号に基づいて予め設定した事故判定基準に従
ってプラントに所定の事故が発生したか否かを判定し、
事故発生を検出したとき警報抑制要求を警報表示手段に
通知する事故検出手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の本発明のプラント警報装置においては、
抑制時警報状態検出手段により常時抑制時の警報状態が
検出されており、オペレータが必要に応じて入力手段を
介して警報抑制を要求することにより、表示手段の画面
上の警報表示を抑制時の警報表示に任意に切り替えるこ
とができる。
【0017】第2の本発明のプラント警報装置において
は、表示手段に表示中の警報状態について確認操作が行
われた場合に、入力制御手段が、その時表示出力してい
る警報状態の検出手段だけでなくもう一方の警報状態の
検出手段にも、当該警報項目の警報状態が確認されたこ
とを通知するため、その抑制警報表示と非抑制警報表示
の切替え前後における確認操作の重複と警報信号の変化
の誤認を防ぐことができる。
【0018】第3の本発明のプラント警報装置において
は、警報を大量に発生するような事故が発生したとき
は、事故検出手段によりこれを検出し、警報表示手段に
警報抑制要求を通知するよう構成されているので、自動
的に抑制警報表示に切替えられ、オペレータによる適切
かつ迅速なプラント状態の把握およびその対応操作の決
定がより容易となる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0020】図1および図2に、本発明のプラント警報
装置の一実施例を示す。図1は、主要な信号処理手段を
示したもので、この図から明らかなように、本実施例の
プラント警報装置において、従来のプラント警報装置と
異なる点は、抑制警報表示を行うときの各警報項目の警
報状態を検出する抑制時警報状態検出手段11と、プラ
ントに所定の事故が発生した場合に警報信号よりそれを
検出し警報抑制要求を出す事故検出手段12とを設ける
とともに、警報表示手段13にオペレータもしくは事故
検出手段12からの警報抑制要求が出されたときは抑制
時警報状態検出手段11から出力された各警報項目の警
報状態を、警報抑制要求がないときは警報状態検出手段
2からの警報状態をCRT表示手段3に出力する機能を
持たせ、入力制御手段14にオペレータからの警報確認
要求あるいは警報リセット要求を警報状態検出手段2お
よび抑制時警報状態検出手段11に通知し、同じくオペ
レータからの警報抑制要求を警報表示手段13に通知す
る機能を持たせたところである。
【0021】すなわち、本実施例のプラント警報装置
は、図2に詳細に示すように、警報項目ごとに警報状態
を画面表示する例えばCRT表示手段3と、CRT表示
手段3の画面に基づいてオペレータからの指令を入力す
る入力手段5と、プロセス信号群Ps の中の警報信号の
状態変化を検出し、警報信号情報ファイル21に各警報
項目ごとに変化した信号状態を設定する警報信号入力手
段1と、警報信号情報ファイル21内の警報信号のデー
タおよびオペレータからの確認もしくはリセット要求が
あればこれを入力して各警報項目の警報状態を検出し、
非抑制時警報状態情報ファイル22に設定する警報状態
検出手段2と、警報信号情報ファイル21内の警報信号
および警報抑制条件情報ファイル23内に予め登録され
ている警報抑制条件論理に基づいて警報項目ごとに警報
抑制条件が成立するか否かを判定し、この判定結果、警
報信号およびオペレータからの確認もしくはリセット要
求の有無により、抑制時の各警報項目の警報状態を検出
し、抑制時警報状態情報ファイル24に設定する抑制時
警報状態検出手段11と、入力手段5を介してオペレ−
タ−からの警報確認要求または警報リセット要求を入力
したとき、警報状態情報ファイル21および抑制時警報
状態情報ファイル24に設定されているそれぞれの警報
状態より、警報確認要求または警報リセット要求を受付
ける状態かを判断した上で、警報確認要求または警報リ
セット要求を確認・リセット情報ファイル25に設定
し、オペレ−タ−からの警報抑制要求を入力したときは
これを警報抑制要求情報ファイル26に設定する入力制
御手段14と、警報信号情報ファイル21内の警報信号
を入力し、事故検出情報ファイル27に予め設定されて
いる事故判定基準に基づいて所定の事故発生を検出した
とき、警報抑制要求を警報抑制要求情報ファイル26に
設定する事故検出手段12と、ファイル26に設定され
た警報抑制要求により、非抑制時警報状態情報ファイル
22か抑制時警報状態情報ファイル24のいずれの警報
状態を表示すべきか判定し、CRT表示手段3に各警報
項目の警報状態を表示する警報表示手段13とから構成
されている。
【0022】次ぎに、上記構成のプラント警報装置の作
用について説明する。
【0023】図3は、警報信号入力手段1によって設定
される警報信号情報ファイル21の構成例を示すもの
で、警報項目iごとに、前回の信号状態21aiと、今回
の信号状態21biと、警報信号がどのプロセス信号に対
応するか判別するためのプロセス信号番号21ciが記録
されるようになっている。
【0024】警報信号入力手段1は、まず、全ての警報
項目について順次警報項目iの今回信号状態21biを前
回信号状態21aiに設定した後、プロセス信号番号21
ciの警報信号状態(ONまたはOFF)をプロセス信号群Ps
より取り出し、今回信号状態21biに設定し、全ての警
報信号の内どれかひとつでも信号状態が変化していたな
らば、警報状態検出手段2および抑制時警報状態検出手
段11に通知する。
【0025】警報状態検出手段2は、従来例と同じ機能
を有しており、警報項目iごとに、警報発生(ON)か正
常(OFF)かの警報信号状態、すなわち警報信号情報ファ
イル21に設定されている今回信号状態21biと、オペ
レータによる警報状態の確認操作の有無に基づいて、図
13に示すような警報状態を決定する。
【0026】ここで、オペレータによる警報状態の確認
操作等について説明する。図4および図5は、CRT表
示手段3に表示される非抑制時警報表示画面および抑制
時警報表示画面の例を示すもので、警報表示画面Gの画
面上部に各警報項目iに対応した警報表示Hi が行わ
れ、画面下部には、警報抑制表示を行うか否かを指示す
るための警報抑制要求エリアUと警報確認操作を行うた
めの警報確認要求エリアVと警報リセット操作を行うた
めの警報リセット要求エリアWが設けられている。
【0027】オペレータがこのような警報表示画面Gを
監視しながら、必要に応じて警報抑制要求エリアU、警
報確認要求エリアVあるいは警報リセット要求エリアW
を指定したとき、例えばタッチスクリーンなどの入力手
段5を介して入力される位置信号より、入力制御手段1
4は、オペレータが警報抑制要求、警報確認要求あるい
は警報リセット要求の何れのエリアを指定したかを検出
し、警報抑制要求情報ファイル26のセット/リセット
または確認・リセット情報ファイル25の設定を行う。
確認・リセット情報ファイル25は、図6に示すよう
に、警報項目iごとに、非抑制警報表示と抑制警報表示
へのそれぞれの警報確認要求を設定する非抑制確認要求
25aiと抑制確認要求25bi、および非抑制警報表示と
抑制警報表示へのそれぞれの警報リセット要求を設定す
る非抑制リセット要求25ciと抑制リセット要求25ci
によって構成される。
【0028】入力制御手段14は次ぎのような処理を行
う。 警報抑制要求エリアUの場合 警報抑制要求情報ファイル26が先にリセット状態であ
れば、警報抑制要求と判断し、警報抑制要求情報ファイ
ル26にセットする。しかし、すでにセット状態であれ
ば、警報非抑制要求と判断し、警報抑制情報ファイル2
6をリセットする。ついで、警報表示手段13へ警報抑
制要求情報ファイル26内のデータが変化したことを通
知する。
【0029】警報確認要求エリアVの場合 警報抑制要求情報ファイル26がリセット状態であれ
ば、非抑制時警報表示画面からの要求と判断し、非抑制
時警報状態情報ファイル22の警報項目iの警報状態が
警報発生状態のとき、確認・リセット情報ファイル25
の当該警報項目iの非抑制確認要求25aiをセットす
る。さらに、抑制時警報状態情報ファイル24の該当す
る警報項目iの警報状態が警報発生状態の場合、確認・
リセット情報ファイル25の抑制確認要求25biもセッ
トする。
【0030】一方、警報抑制要求情報ファイル26がセ
ット状態であれば、抑制時警報表示画面からの要求と判
断し、抑制時警報状態情報ファイル24の警報項目iの
警報状態が警報発生状態のとき、確認・リセット情報フ
アイル25の当該警報項目iの抑制確認要求25biをセ
ットする。ついで、抑制確認要求25biがセットされた
警報項目iについて、非抑制時警報状態情報ファイル2
2内の警報状態が警報発生状態のとき、確認・リセット
情報ファイル25の非抑制確認要求25aiもセットす
る。
【0031】警報リセット要求エリアWの場合 警報確認要求エリアVの場合と同様に、警報抑制要求情
報ファイル26がリセット状態であれば、非抑制時警報
表示画面からの要求と判断し、非抑制時警報状態情報フ
ァイル22の警報項目iの警報状態が警報復帰状態のと
き、確認・リセット情報ファイル25の当該警報項目i
の非抑制リセット要求25ciをセットする。さらに、そ
の警報項目iについて、抑制時警報状態情報ファイル2
4内の警報状態が警報復帰状態の場合、確認・リセット
情報ファイル25の抑制リセット要求25diもセットす
る。
【0032】一方、警報抑制要求情報ファイル26がセ
ット状態であれば、抑制時警報表示画面からの要求と判
断し、抑制時警報状態情報24の警報項目iの警報状態
が警報復帰状態のとき、確認・リセット情報ファイル2
5の抑制リセット要求25diをセットする。次いで、抑
制リセット要求25diがセットされた警報項目iについ
て、非抑制時警報状態情報ファイル22内の警報状態が
警報復帰状態のとき、確認・リセット情報ファイル25
の非抑制セット要求25ciもセットする。
【0033】ここで、警報確認、および警報リセット要
求に対して前術のような処理を行うのは、警報確認およ
び警報リセット要求が、それぞれオペレ−タ−がある警
報項目の警報発生状態または、警報復帰状態を認識した
上で、その警報項目に対して行われるべきものであるた
めである。
【0034】したがって、例えば、ある警報項目が非抑
制時と抑制時の両方とも警報発生状態の場合、その警報
項目に対し、非抑制時警報表示画面から警報確認要求が
行われたときは、抑制時のその警報項目も警報確認され
なければならない。
【0035】しかしながら、ある警報項目が、非抑制時
では警報発生状態で抑制時では警報正常状態である場
合、抑制時警報表示画面から警報確認要求が行われたと
きには、抑制時警報表示画面では、オペレ−タ−は、そ
の警報項目が警報発生状態と認識できないため、非抑制
時におけるその警報項目は警報確認されるべきでない。
【0036】警報状態検出手段2は、警報信号情報ファ
イル21と上述した確認・リセット情報ファイル25を
用いて、従来と同様警報項目順に次の1),2),3)の手順
で処理を行い、全ての警報項目について処理を終了した
後、全警報項目の中で、ひとつでも警報状態の変化があ
った場合には、警報表示手段13へ通知する。
【0037】1)警報リセット操作による警報状態検出処
理 確認・リセット情報ファイル25の警報項目iの非抑制
リセット要求25ciがセットされ、かつ非抑制時警報状
態情報ファイル22の警報項目iの警報状態が警報復帰
状態Rであるとき、その警報復帰状態Rを警報正常状態
Nに更新する。そして、確認・リセット情報ファイル2
5の非抑制リセット要求25ciをリセットする。
【0038】2)警報確認操作による警報状態検出処理 確認・リセット情報ファイル25の警報項目iの非抑制
確認要求25aiがセットされ、かつ非抑制時警報状態情
報ファイル22の警報項目iの警報状態が警報発生状態
Aであるとき、その警報発生状態Aを警報確認状態Kに
更新する。そして、確認・リセット情報ファイル25の
非抑制確認要25aiをリセットする。
【0039】3)警報信号状態変化による警報状態検出処
理 警報信号情報ファイル21より警報項目iの前回信号状
態21aiと今回信号状態21biとを比較し、信号状態が
変化しているとき、今回信号状態21biと、非抑制時警
報状態情報ファイル22の警報項目iの警報状態とによ
り、図13の状態遷移の条件にしたがって今回の警報状
態を検出し、非抑制時警報状態情報ファイル22の警報
項目iの警報状態を更新する。
【0040】上記処理手順では、警報発生状態Aから警
報復帰状態Rへの状態遷移する条件の場合に、 警報発生状態A→(警報確認状態K)→警報復帰状態R のように、上記2)の処理にて、一時的に警報確認状態K
となるが、全ての警報項目分の状態検出終了後、警報表
示手段13にて、警報表示画面が表示更新されるため、
表示画面上では、図13に示すように、警報発生状態A
→警報復帰状態Rの表示更新となるため問題ない。な
お、警報発生状態Aと警報復帰状態Rは、警報信号状態
の変化をオペレ−タ−に通知している状態であり、警報
確認状態Kと警報正常状態Nは、それぞれ、オペレ−タ
−に通知された警報発生状態Aまたは警報復帰状態Rを
オペレ−タ−が認識したことを示す状態である。
【0041】図7は、抑制時における警報状態の状態遷
移を示したものであり、図13に示す非抑制時の状態遷
移に抑制条件の状態(成立又は未成立)および状態変化
を加味したものとなっている。なお、警報抑制の目的と
して、副次的に発生した警報や、あるプラント状態にお
いて重要度の低い警報を抑制し、本来発生した警報や重
要度の高い警報のみを選別して、オペレ−タ−に知らせ
ることにある。したがって、図7では、抑制条件が成立
中の間は、警報正常状態N以外の警報状態(A、K、
R)へは遷移せず、抑制条件が未成立から成立に変化し
た場合は、警報正常状態Nのどの警報状態(A、K、
R)からでも警報正常状態Nへ遷移するようにしてい
る。
【0042】抑制時警報状態検出手段11は、警報信号
情報ファイル21内の各警報項目について、警報抑制条
件情報ファイル23内の抑制条件論理式により、警報信
号を抑制するか否かの抑制条件判定を行い、抑制条件が
成立するものは警報正常状態Nとし、抑制条件が成立し
ない警報信号については、確認・リセット情報ファイル
25を用いて、警報状態検出手段2と同様に警報状態を
検出し、抑制時警報状態情報ファイル24に順次設定す
る。全ての警報項目について処理を終了した後、全警報
項目の中で、ひとつでも警報状態の変化があった場合に
は、警報表示手段13へ通知する。
【0043】図8は、警報抑制条件情報ファイル23の
構成を示したものであり、警報項目iごとに抑制条件の
成立または未成立を記憶する抑制条件結果23aiと、抑
制条件が成立か未成立かを導出するための論理モデルを
記憶している抑制条件論理23biとから構成され、警報
項目順に並べられている。図9は、抑制条件論理23bi
に記憶される論理モデルの一例を示すもので、抑制条件
入力信号Xとしての警報信号と、 AND回路やOR回路を組
合わせた抑制条件論理回路Yとからなり、その出力Zが
警報抑制条件情報ファイル23の抑制条件結果23aiに
設定される。
【0044】次に、図10,図11のフロー図にしたが
って、抑制時警報状態検出手段11の処理を詳細に説明
する。
【0045】抑制時警報状態検出手段11では、まず、
ステップ111にて警報項目番号iを初期化する。つい
で、ステップ112にて、警報抑制条件情報ファイル2
3内の警報項目iの抑制条件論理23biより抑制条件入
力信号Xとして使用される警報信号の番号を求め、ステ
ップ113でにこれらの番号に基づいて警報信号情報フ
ァイル21より抑制条件入力信号Xの信号状態を調べ
て、ステップ114で抑制条件入力信号Xの信号状態の
変化を検出する。抑制条件入力信号Xの内1つで信号状
態の変化があればステップ115に進み、抑制条件論理
23biに従って計算し、その計算結果を警報抑制条件情
報ファイル23の抑制条件結果23aiに設定する。ステ
ップ114で信号状態の変化がない場合には抑制条件結
果23aiはそのままで、次ぎのステップ116にて警報
抑制条件情報ファイル23の抑制条件結果23aiより警
報項目iの抑制条件が成立するか否か判定する。抑制条
件成立ならば、図7の状態遷移図に従い、警報項目iの
警報状態は警報正常状態Nと判定し、抑制時警報状態情
報ファイル24に設定する(ステップ117)。
【0046】成立しない場合にはステップ118に進
み、まず確認・リセット情報ファイル25の抑制リセッ
ト要求25diがセットされているかどうか調べる。抑制
リセット要求25diがセットされている場合には、次ぎ
にステップ119で抑制時警報状態情報ファイル24の
警報項目iに警報復帰状態Rが設定されているか確認
し、警報復帰状態Rが設定されている場合には、ステッ
プ120でその警報状態を警報正常状態Nに更新しステ
ップ121に進む。ステップ119で警報復帰状態Rが
設定されていない場合には抑制時警報状態情報ファイル
24は更新せず、ステップ121に進み、確認・リセッ
ト情報ファイル25の抑制リセット要求25diをクリア
する。
【0047】次に、ステップ122にて、確認・リセッ
ト情報ファイル25の抑制確認要求25biがセットされ
ているかどうか調べ、抑制確認要求25biがセットされ
ている場合には、ステップ123で抑制時警報状態情報
ファイル24の警報項目iに警報発生状態Aが設定され
ているか確認する。警報発生状態Aであれば、ステップ
124でその警報状態を警報確認状態Kに更新し、ステ
ップ125に進む。また、警報発生状態A以外であれば
抑制時警報状態情報ファイル24は更新せず、ステップ
125に進み、確認・リセット情報ファイル25の抑制
確認要求25biをクリアした後、次ぎの処理に移る。
【0048】ステップ126において、抑制条件は未成
立状態であるため、警報信号情報ファイル21より警報
項目iの前回信号状態21aiと今回信号状態21biとを
比較し、信号状態が変化している場合、ステップ127
に進み、今回信号状態21biと抑制時警報状態情報ファ
イル24の警報項目iの警報状態とにより、図7の状態
遷移の条件に従って今回の警報状態を検出し、抑制時警
報状態情報ファイル24に設定する(ステップ12
8)。
【0049】ステップ117およびステップ128の処
理後、ステップ129にて全ての警報項目が処理された
かどうかをチェックし、全ての警報項目について処理さ
れた場合には終了するが、未処理の警報項目があれば次
ぎの番号の警報項目について、ステップ112から上述
の処理が繰り返される。
【0050】以上のように、抑制時警報状態検出手段で
は、確認・リセット情報ファイル25、警報信号情報フ
ァイル21、および警報抑制条件情報ファイル23とに
より、抑制時警報状態情報ファイル24を設定する。
【0051】警報表示手段13では、警報抑制要求情報
ファイル26がリセット状態である場合、非抑制時警報
状態情報ファイル22より、各警報項目iの警報状態を
取出し、CRT表示手段3へ図4に示すように、各警報
状態を表示するとともに、非抑制中であることを示すた
めに警報抑制要求領域Uをぬりつぶし表示しない。
【0052】一方、警報抑制要求情報ファイル26がセ
ット状態である場合、抑制時警報状態情報ファイル24
より、各警報項目iの警報状態を取出し、CRT表示手
段3へ図5に示すように、各警報状態を表示するととも
に、抑制中であることを示すために警報抑制要求領域U
をぬりつぶし表示する。
【0053】以上の説明においては、抑制警報表示のオ
ペレ−タ−による任意選択による抑制警報表示の表示方
法を説明したが、以下にプラント信号群に基づき、自動
的に抑制警報表示を行う場合を図2を参照して説明す
る。
【0054】警報信号入力手段1はプロセス信号群Ps
より今回状態変化のあったプラント信号を検出し、事故
検出手段12に信号変化を通知する。
【0055】事故検出手段12は通知を受けると、警報
信号情報ファイル21を入力して、あらかじめ事故検出
情報ファイル27に記憶されている事故モデルの論理演
算式に従って計算し、論理の成立・不成立を判定する。
この結果論理が成立の場合は事故発生と判定して、警報
抑制要求情報ファイル26をセット状態に設定して、警
報表示手段13に表示の切替え処理要求の発生したこと
を通知し、警報表示手段13に抑制警報表示させ、処理
を終了する。また、論理が不成立の時は、そのまま処理
を終了する。
【0056】以上の説明からも明らかなように、本実施
例によれば次のような効果を奏することができる。
【0057】(1)非抑制警報表示および抑制警報表示
のいずれも警報発生状態または警報復帰状態である場
合、非抑制警報表示または抑制警報表示のいずれか一方
の警報表示から、警報確認操作または警報リセット操作
を行うことにより他方の警報表示へも、それらの操作が
表示反映されるため、重複した確認操作を省くことがで
きる。
【0058】(2)警報抑制要求エリアをぬりつぶし表
示したり、ぬりつぶしなしの表示により、警報抑制表示
中か非抑制警報表示中かを、警報状態表示とともに同時
に認識することができる。
【0059】(3)常時、非抑制時警報状態と抑制時警
報状態を検出しているため、オペレ−タ−が警報抑制要
求エリア領域より要求するだけで、即座に非抑制警報表
示または抑制警報表示を切替え表示することができる。
【0060】なお、本実施例では、抑制警報状表示にお
いて、抑制条件成立時は全て警報正常状態としたが、抑
制時警報状態検出手段11にて抑制時警報状態検出情報
ファイル24の抑制時警報状態を、抑制条件の成立/未
成立を示す情報と抑制条件を加味しない警報状態(すな
わち非抑制時警報状態と同じ)情報とに分割して記憶さ
せ、警報表示手段13にて抑制条件が成立中である抑制
条件を加味しない各警報状態の表示色と抑制条件が未成
立中の各警報状態の表示色とを変えて表示することによ
り、1つの表示画面にて抑制および非抑制の警報表示を
行うこともでき、かつ、どの警報項目が抑制されている
か直ちに認識することが可能となる。
【0061】さらに、本実施例のプラント警報装置で
は、図7に示される警報状態遷移図を実行する抑制時警
報状態検出手段11を設けたが、抑制警報表示上では警
報発生状態のみの抑制にとどめ、警報復帰状態について
は、抑制警報表示上でも警報復帰を確認するための警報
リセット操作を可能とする方が便利であるという考え方
もある。このため、警報復帰状態において抑制警報表示
に切替えたとき、警報復帰状態R→警報正常状態Nへの
遷移は不要とすることも可能である。
【0062】また、上記実施例では各警報状態を表示す
る手段としてCRT表示装置を用いたが、これに限定す
ることなく、CRT表示装置の代わりにハ−ドANN窓
装置、LED表示装置,エレクトリックルミネッセンス
表示装置、プラズマ表示装置等の他の表示装置でも使用
可能である。
【0063】さらにまた、上記実施例では、オペレータ
からの要求入力をタッチスクリーンを介して行う例で説
明したが、タッチスクリーン以外にもトラックボール、
マウス、ライトペン、ハードスィッチ等の他の入力手段
を用いてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来通りの全ての警報状態を表示する非抑制警報表示だ
けでなく、副次的に発生した警報やその時のプラント状
態において重要度の低い警報の表示を抑制し、本来発生
した警報やその時のプラント状態において重要度の高い
警報のみを表示する抑制警報表示が可能となる。さら
に、それらの非抑制警報表示と抑制警報表示とをオペレ
−タ−の簡単な操作のみにより即座に表示切替え可能と
することにより、プラントの異常時等、迅速な対応が必
要な場合でも、プラント警報の把握およびそれらの警報
の対応操作に迅速かつ、的確に結びつけることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラント警報装置の一実施例の主要構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例のプラント警報装置のブロッ
ク図である。
【図3】警報信号情報ファイル21の構成を示す。
【図4】非抑制時警報表示画面の一例を示す。
【図5】抑制時警報表示画面の一例を示す。
【図6】確認・リセット情報ファイル25の構成を示
す。
【図7】抑制時における警報状態の状態遷移を示す。
【図8】警報抑制条件情報ファイル23の構成を示す。
【図9】抑制条件論理23biに記憶される論理モデルの
一例を示す。
【図10】抑制時警報状態検出手段11の処理の流れを
示すフロー図である。
【図11】抑制時警報状態検出手段11の処理の流れを
示すフロー図である。
【図12】従来のプラント警報装置の構成を示すプロッ
ク図である。
【図13】非抑制時における警報状態の状態遷移を示
す。
【符号の説明】
1………警報信号入力手段 2………警報状態検出手段 3………CRT表示手段 5………入力手段(タッチスクリーン) 11………抑制時警報状態検出手段 12………事故検出手段 13………警報表示手段 14………入力制御手段 21………警報信号情報ファイル 22………非抑制時警報状態情報ファイル 23………警報抑制条件情報警報ファイル 24………抑制時警報状態情報ファイル 25………確認・リセット情報ファイル 26………警報抑制要求情報ファイル 27………事故検出情報ファイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント各部から警報信号を入力し、該
    警報信号の警報発生か否かの信号状態および該信号状態
    の確認操作が行われたか否かの確認操作状態により警報
    項目ごとに警報状態を決定して画面に表示するプラント
    警報装置であって、 前記警報状態を警報項目ごとに表示する表示手段と、 この表示手段と関連づけて設けられ所定の情報を入力す
    る入力手段と、 この入力手段を介して入力した情報を判別する入力制御
    手段と、 前記プラントからの警報信号を入力する警報信号入力手
    段と、 この警報信号入力手段が入力する警報信号の信号状態お
    よび前記入力制御手段より通知される該信号状態の確認
    操作が行われたか否かの確認操作状態により警報項目ご
    との警報状態を決定する警報状態検出手段とを具備する
    プラント警報表示装置において、 前記警報信号入力手段が入力した警報信号について予め
    設定した抑制判定基準に従って抑制か非抑制かを判定
    し、この判定結果並びに前記警報信号の信号状態および
    前記入力制御手段より通知される該信号状態の確認操作
    が行われたか否かの確認操作状態により警報項目ごとに
    抑制時の警報状態を決定する抑制時警報状態検出手段
    と、 前記入力制御手段より通知される警報抑制もしくは非抑
    制の要求に基づいて前記警報状態検出手段および抑制時
    警報状態検出手段のいずれか一方の出力データを選択し
    て前記表示手段に表示する警報表示手段とを設けたこと
    を特徴とするプラント警報表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラント警報表示装置に
    おいて、前記入力制御手段は、前記入力手段により入力
    した情報を前記表示手段に表示中の警報状態の確認操作
    と判別したとき、該警報状態の警報項目に対しては確認
    操作が行われたことを前記警報状態検出手段と抑制時警
    報状態検出手段の両方に通知することを特徴とするプラ
    ント警報表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプラント警報表示装置に
    おいて、前記警報信号入力手段が入力した警報信号に基
    づいて予め設定した事故判定基準に従ってプラントに所
    定の事故が発生したか否かを判定し、事故発生を検出し
    たとき警報抑制要求を前記警報表示手段に通知する事故
    検出手段を設けたことを特徴とするプラント警報表示装
    置。
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