JPH0510746B2 - - Google Patents

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JPH0510746B2
JPH0510746B2 JP58217516A JP21751683A JPH0510746B2 JP H0510746 B2 JPH0510746 B2 JP H0510746B2 JP 58217516 A JP58217516 A JP 58217516A JP 21751683 A JP21751683 A JP 21751683A JP H0510746 B2 JPH0510746 B2 JP H0510746B2
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JP
Japan
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magnetic disk
jacket
chassis
disk
chucked
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JP58217516A
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Hidemi Sasaki
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH0510746B2 publication Critical patent/JPH0510746B2/ja
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、磁気デイスクの駆動装置への装着装
置、さらに詳しくは磁気デイスクを収納したジヤ
ケツトを、磁気記録再生装置の磁気デイスク駆動
装置へ着脱自在に装着させるための装置に関す
る。 (従来技術) 近年、2次元の半導体撮像素子により被写体像
を光電変換し、その画像信号を小型の円板状の磁
気記録媒体(以下、磁気デイスクと記す)に磁気
記録する、いわゆる電子カメラシステムが開発さ
れたり、あるいはハンドヘルドコンピユータ等の
データ等のメモリ用としても上記磁気デイスクを
用いる小型の磁気デイスク記録再生装置が使用さ
れるようになつてきている。 このような、小型磁気デイスクにおいてはチヤ
ツキング手段として、つまり、上記磁気デイスク
をモータ等により回転駆動させるために、上記モ
ータ等の回転軸と、上記磁気デイスクとを固定す
る手段として、永久磁石と上記磁気デイスクに設
けた強磁性体(例えば鉄板)とを組み合わせて用
いる、いわゆるマグネツトチヤツキングが採用さ
れている。このマグネツトチヤツキングを採用し
ている理由は、従来の大型の磁気デイスクのよう
に機械的な圧力により、磁気デイスクを挾み込ん
で固定する方式ではチヤツキング機構が複雑化し
てしまうためと、回転軸に対しスラスト(軸圧
力)が増加し、モータの回転負荷が増加するため
に、モータの消費電力が増大してしまうからであ
る。 ところが、従来の上記マグネツトチヤツキング
においては次のような欠点があつた。すなわち、
永久磁石と鉄板等の強磁性体との間に働く磁気吸
引力は、周知のように距離の2乗に反比例するの
で、第1図に示すように、その間隙が小さい時に
は強力であるが、その間隙が大きくなると極端に
減少してしまう。このため、ジヤケツトに収納さ
れている磁気デイスクに設けられた被チヤツク部
材(例えば鉄板)を上記永久磁石に吸着させるに
は、この永久磁石の固有の吸着力だけでこの被チ
ヤツク部材を引き寄せ完全に吸着させなければな
らず、上記永久磁石の吸引力が強いものを用いな
ければならなかつた。しかし、吸引力の強い磁石
は高価であり、比較的大型で、かつ重量も重くな
るため小型の磁気記録再生装置には適さず、また
永久磁石の自己の吸着力だけで上記磁気デイスク
を引き寄せようとすると、チヤツクされた後は、
上記モータの回転トルクを伝達するのに必要な力
よりはるかに強力な力となつてしまい、逆に、上
記磁気デイスクを上記駆動装置から外すときには
取り外し負荷が大きくなり、使い勝手が非常に悪
くなるという欠点があつた。 (目的) 本発明の目的は、上記従来の欠点を解消するた
めに比較的弱い吸着磁力で、しかも小型の永久磁
石を用いても磁気デイスクを駆動装置本体に確実
にチヤツキングすることができる磁気デイスクの
駆動装置への装着装置を提供するにある。 (概要) 本発明は上記目的を達成するために、磁気デイ
スクを磁気デイスク駆動装置に装着する時には、
磁気デイスク駆動用モータの回転軸の先端部に取
り付けたチヤツキング用永久磁石に、上記デイス
クの被チヤツク部が完全に吸着される位置までデ
イスク保持部材によつて強制的に近づけてデイス
クをチヤツキングさせ、チヤツキング後にはジヤ
ケツト内に収納された上記デイスクがモータによ
つて自由に回転し得るように装着時の押圧力が自
動的に排除され、その後は不要な外力が加えられ
てもチヤツキング状態が堅持されるようにしたこ
とを特徴とするものである。 (実施例) 以下、本発明を図示の一実施例によつて説明す
る。 先ず、本実施例に用いる小型の磁気記録体(以
下、デイスクパツクと記す)の構成を第2図によ
つて説明する。デイスクパツク10は、可撓性の
あるプラスチツク等で形成された磁気デイスク1
が比較的硬性のプラスチツク等で形成された長方
形のジヤケツト2の中に回転自在に収納されてい
る。この磁気デイスク1の中心部には鉄板等の強
磁性体で形成された円板状の被チヤツク部材3が
固定されており、この被チヤツク部材3の中央に
は、後述する磁気デイスク1を回転駆動するデイ
スク駆動用モータ22のスピンドル22a(第5
図参照)に挿通するための係合孔4が穿設されて
いる。また、上記被チヤツク部材3に対向する上
記ジヤケツト2の表裏両面には、同部材3を駆動
装置本体のチヤツキング用永久磁石へ向けて押圧
するための開口となる、この部材3の直径よりや
や大きい円孔5が設けられている。そして、上記
円孔5の左方(第2図において)の表面には、図
示しない磁気ヘツドが上記磁気デイスク1の磁気
面に当接しながら、半径方向に移動していくため
の長孔6が穿設されており、さらに、左方縁部の
両角隅部近くには、デイスクパツク10を、磁気
デイスク装着装置100(第3図参照)に装填す
る時に、このデイスクパツク10の装着位置を決
定するための小径の2つの位置決め孔7a,7b
が設けられている。 次に、本実施例にかかる上記磁気デイスク装着
装置100の構成について説明する。 この装着装置100は、第3〜5図に示すよう
にシヤーシ部20と、ホルダ部30、およびロツ
ク部50とにより、その主体が構成されている。
この第3〜5図に示す状態は上記デイスクパツク
10を上記装着装置100に装着を完了した、デ
イスクが駆動装置によつて回転駆動せられる、本
発明における保持部材の第3の位置を示してお
り、後に、上記パツク10をホルダ部30に挿入
する過程について説明する。 先ず、上記シヤーシ部20は第3図にホルダ部
30を載置した、その平面図が示されるように、
比較的厚味のある鉄板等で横長の長方形状に形成
したシヤーシ21で構成されていて、同シヤーシ
21の奥部になる左方の上下両縁部には、前面が
わに向けて折り曲げられて形成された支軸保持壁
21c,21dがそれぞれ設けられている。この
支軸保持壁21c,21dには、後述するホルダ
30を回動自在に保持する支軸25がその両端
部を貫通させ、貫通先端部をEリング等によつて
抜け止めされてシヤーシ21の奥部に横架せられ
ている。またシヤーシ21の上記支軸保持壁21
c,21dに連なる上下両縁部は第4,5図に示
す如く、それぞれ背面がわに向けて直角に折り曲
げられた取付壁21a,21bを形成しており、
この一方の取付壁21bには後述するロツク部
0が取り付けられるようになつている。 そして、ホルダ部30が配設されるシヤーシ2
1の上面がわの中央部の裏面には、デイスク駆動
用モータ22が適宜の手段で取り付けられてお
り、同モータ22の出力軸22aはシヤーシ21
を貫通して上面がわに突出していて、この突出部
には円形のカツプ状のチヤツキング部材23が固
定され、同部材23のカツプ内には前記磁気デイ
スク1の被チヤツク部材3を吸着保持するための
永久磁石からなるリング状のマグネツト24が固
着されている。 次に、上記シヤーシ部20上に起伏自在に配設
されるホルダ部30は、第3,4図に示すように
上記シヤーシ21より薄い鉄板等で、平面形状が
横長の長方形状をなし前後端面(第3,4図にお
いて左右端面)がそれぞれ開放された、内部に前
記デイスクパツク10が緩く挿脱自在に嵌合する
大きさの箱状に形成された保持部材31で主に構
成されている。この保持部材31は上記シヤーシ
21の上面に対向する底面部分が殆んど取り除か
れて開放せられていて、箱内31fに嵌入された
デイスクパツク10の落下を防止するに十分な短
い支持壁31b,31cのみが、その上下両壁の
下端縁部を箱内に向けて若干折り曲げられて形成
されているだけである(第5図参照)。 このように箱状に形成された保持部材31は、
その右端面(第3,4図において)の開口がデイ
スクパツク10の挿脱用開口となつており、左端
面の開口がわを奥部とし、同奥部の上下両壁部を
前記支軸25に貫通することにより保持部材31
は支軸25の周りに回動し得るように支持され、
これによつて保持部材31はシヤーシ21上面に
対して起伏し得るように配設される。また、この
ように回動自在に支軸25に取り付けられた保持
部材31は、支軸25に巻装された捻りばね61
によつて支軸25の回りに反時計方向(第4図に
おいて)に回動しシヤーシ21上に傾斜して起立
する習性が与えられている。即ち支軸25の、前
記支軸保持壁21dを貫通した外部延出端部に
は、一脚端を保持部材31の下側壁に穿たれた開
孔59にかけられ、他脚端を上記保持壁21dに
固植されたピン21eにかけられた捻りばね61
が巻装されており、同ばね61の開脚習性により
保持部材31は支軸25の周りに反時計方向に回
動する習性が与えられている。そして、この習性
による回動は上記保持壁21dの内面に水平に植
立されたストツパーピン21fによつて規制され
ており、このピン21fにより規制されてシヤー
シ21上に傾斜して起立した保持部材31の変移
状態位置は、保持部材31に対してデイスクパツ
10を挿脱する位置であつて、この位置は本発
明における第1位置となつている。 また、上記保持部材31の上面31d(第3図
参照)の中央部であつて、前記モータ22のチヤ
ツキング部材23に対応する部位には、前記パツ
10の円孔5(第2図参照)に相応する円孔3
1aが穿設され、同円孔31a内には押し付け板
33に一体に設けられた押圧部材33aが介在す
るようになつている。即ち、保持部材31の上面
板の上記円孔31aの周囲には、正方形の対角線
上の位置に4本の雄ねじを螺設された段付のガイ
ド軸32a,32b,32c,32dが植立され
ている。そして、4隅の角部に4ケの小孔が穿設
された正方形の小板からなる押しつけ板33が、
上記4本のガイド軸32a,32b,32c,3
2dに挿通されて上面31d上に配設されてい
て、この押しつけ板33は、上記4本のガイド軸
32a,32b,32c,32dにそれぞれ巻装
された4本の伸張弾力を有するコイルばね34
a,34b,34c,34dを介して、4ケの押
えナツト35a,35b,35c,35dによ
り、押圧習性を与えられて取り付けられている。
上記押しつけ板33の下面(第5図参照)には、
前記磁気デイスク1の前記被チヤツク部材3を押
しつけて前記マグネツト24に吸着させるため
の、円筒形の押圧部材33aが固定されており、
この押圧部材33aの上記モータの出力軸22a
と対向する位置には、出力軸22aの先端がぶつ
からないように逃げ穴33bが穿設されている
(第5図参照)。 また、第3図に示すように、前記デイスクパツ
10は前記位置決め孔7a,7bを有する側が
先頭になるように、保持部材31の右端面の挿脱
用開口31eから保持部材内31fに挿入され、
このパツク10の先頭部が、上記保持部材31の
奥部内の上面に植設されている2本のストツパピ
ン36a,36bに衝合する位置でその装填を完
了するようになつている。 そして、上記保持部材31内に上記デイスクパ
ツク10が装填された後、後述するロツク部50
の動作によつて、上記ホルダ部30を上記シヤー
シ部20上にロツク状態にしたときには、上記デ
イスクパツク10は、上記シヤーシ21の右方
(第3図において)の端縁近くに植立された2本
の位置決めピン26c,26dに衝止され、また
左方の端縁近くに植立された2本の位置決め用段
付ピン26a,26bと、上記パツク10の前記
位置決め孔7a,7bとが、それぞれ係合するよ
うになつており、さらに上記保持部材31内の上
面で、前記ガイド軸32a,32b,32c,3
2dの取付位置の周囲にはリベツト等の適宜の手
段で一端を固定された長方形の4つの板ばね27
a,27b,27c,27dが設けられていて、
これによつて前記ジヤケツト2の上面が押圧さ
れ、ジヤケツト2の下面の一部は、上記段付ピン
26a,26bの段部に当接するようになつてい
る。このように上記デイスクパツク10は、上記
保持部材内31fに、しつかりと装着され、しか
も前記デイスク1は、前記ジヤケツト2内で自由
に回転できるように、障害物に接触することがな
いようになつている。 次に、前記シヤーシ部20上に前記ホルダ部
0を錠止する前記ロツク部50の構成について説
明する。第3,4図に示すように、上記保持部材
31の下側壁面の右方寄りには、ロツク板51を
錠止するためのロツクピン52が植立されてい
て、上記シヤーシ21の下側の取付壁21bの右
下寄りには、上記ロツク板51を軸支するための
ピン53が植立されている。また、このピン53
の左上方には上記ロツク板51を反時計方向に回
動付勢している緊縮性のコイルばね54を掛止す
るためのピン55が植立されており、このピン5
5の右やや上方には、上記ロツク板51が垂直の
位置で停止するように規制するためのストツパピ
ン56が植立されている。ここで、上記ピン53
に基部を緩く回動自在に嵌合したロツク板51の
形状を詳述すると、このロツク板51は細長い掛
止板で形成されている。そして第6図に示すよう
に、このロツク板51はその上方先端部が、短冊
状の小板の左上隅部を切り落した三角形状に形成
されていて、斜面部51gを有しており、更にそ
の下方には左端面の上方部から斜右上方に向け
て、上記ロツクピン52の直径より、やや広く切
り込まれた切込部51bが設けられて斜面部51
eを形成し、この切込部51bの最奥部は、上記
切り込み巾と同じくらいの長さで水平方向に平坦
部51dが設けられている。従つて、上記切込部
51bの上方は嘴状をした先端部51aが形成さ
れていて、その爪先端部51cは下方に向けて突
き出すようになつており、この爪先端部51cの
最下端と上記平坦部51dの高さを較べると、こ
の平坦部51dの方がやや高くなつている。ま
た、上記デイスクパツク10の装着完了状態で
は、上記ロツクピン52が上記平坦部51dの奥
壁に衝止するようになつている。 また、第3図に示すように、上記ロツク板51
を軸支している上記ピン53には、伸長性のコイ
ルばね53aが巻回されており、止めワツシヤ5
3bが、ピン53の先端部に取り付けられてい
て、このコイルばね53aが脱落しないようにな
つている。 そして、このように構成されているロツク部
0の側近には、ロツク解除機構が配設されてい
る。即ち、前記シヤーシ21の上面の、上記ロツ
ク板51の近傍位置には、右方に水平に延び出す
細長い板状の解除アーム57が配設されている。
この解除アーム57はシヤーシ上に延び出した端
部を基部とし、この基部がシヤーシ21に植立さ
れたピン57aに回動自在に取り付けられてお
り、さらにこの解除アーム57の中央には、この
アーム57を反時計方向に付勢している緊縮性の
コイルばね58の一端が掛止されており、同ばね
58の他端は、シヤーシ21に植立されたピン5
8aに掛止されている。そして、この解除アーム
57は、前記位置決めピン26dに衝合すること
により、反時計方向への回動を規制されている。
つまり、前記位置決めピン26dは、前記デイス
クパツク10の位置決めと、上記解除アーム57
のストツパとの2つの機能をもつている。 さらに、上記アーム57の中央部の側面には丸
みを有する凸部57bが突設され、上記ロツク板
51の内面のほぼ中央部(第3図において)に当
接しており、上記アーム57を時計方向に回動す
ると、上記凸部57bがロツク板51のほぼ中央
部を外方へ押動するので、このロツク板51は、
第7図に示すように、反時計方向、即ち外方に回
動し、前記ロツクピン52との錠止状態が解除さ
れることになる。すなわち、前記シヤーシ部20
と前記ホルダ部30とのロツク状態が解放された
ことになる。 次に、以上のように構成されている本実施例の
磁気デイスク装着装置の動作について説明する。 先ず、前記デイスクパツク10を前記磁気デイ
スク装着装置100に装着する過程について説明
すると、第8図に示すように、前記ロツク板51
と前記ロツクピン52とのロツク状態がはずされ
て、前記シヤーシ部20と前記ホルダ部30
は、上述のように、ホルダ部30が前記ばね61
の開脚弾力により、反時計方向に回動され、前記
ストツパピン21fに衝止して、一定角度をもつ
て開口している第1の位置に配置される。 この状態で、上記デイスクパツク10を上記ホ
ルダ部30の前記挿脱用開口31eより、矢印(S)
方向に挿入すると、保持部材31内に点線Aに示
す状態になつて正常に装填される。この時、上記
パツク10は、前述のように、前記ストツパピン
36a,36bと衝止して、さらに奥に入り込む
のを制限されており、また4枚の前記板ばね27
a,27b,27c,27dにより、下方に押し
つけられ、前記支持壁31b,31cに支持され
ているので、このパツク10が脱落することはな
い。そして、装填されたパツク10内の磁気デイ
スク1の被チヤツク部材3は、押圧部材33aに
対応する。 次に、前記支軸25を中心として、上記ホルダ
30を時計方向に回動させると、前記ロツクピ
ン52が前記ロツク板51の前記斜面部51gに
当接する。さらに、時計方向に回動させると、斜
面部51gがピン52に押されるので上記ロツク
板51は前記支持ピン53を中心として前記コイ
ルばね54の弾力に抗して時計方向に回動する。
そして、更に第9図に示すように、上記ホルダ部
30の挿脱開口31eがわが、上記シヤーシ21
に当接するまで、回動させると、上記ロツクピン
52は、上記ロツク板51の前記爪先端部51c
(第6図参照)に当接するようになる。この状態
位置が本発明における第2の位置である。 また、このようにホルダ部30が作動すると、
保持部材31に装填されたデイスクパツク10
同時に回動し、前記磁気デイスク1の前記被チヤ
ツク部材3が、前記マグネツト24を有する前記
チヤツキング部材23に近づいてくる。しかし、
この段階では前記ジヤケツト2内の上記磁気デイ
スク1は、隙間を有して収納されているので上記
マグネツト24の吸着範囲内に入つてこないため
に、上記シヤーシ部20と上記ホルダ部30との
互いの対向面が平行になつても、上記被チヤツク
部材3は、まだ上記マグネツト24の吸着範囲に
は至らない。しかし、上記ジヤケツト2に穿設さ
れている2ケの前記位置決め孔7a,7bと前記
位置決めピン26a,26bとが係合し、このピ
ン26a,26bの先端は尖つているので、上記
孔7a,7bに正確に挿入され、この孔7a,7
bと上記ピン26a,26bとは互いに密接する
ようになる。そして、前述のように、上記ホルダ
30の挿脱開口がわが上記シヤーシ21に当接
する直前になると、前記押圧部材33aが上記被
チヤツク部材3に当接する。これはジヤケツト2
を上記位置決めピン26a〜26dが押し上げる
からで、このためこの部材3を押圧部材33aが
下方に押し出し始め、やがて上述のロツクピン5
2が爪先端部51cを越えるのと同時に、上記被
チヤツク部材3を前記チヤツキング部材23へ前
記コイルばね34a,34b,34c,34dに
より強制的に押しつけるので、上記被チヤツク部
材3はこのチヤツキング部材23に正しく吸着保
持されるようになる。この時、前記押しつけ板3
3と前記ガイド軸32a,32b,32c,32
dの段部との間に隙間C(第9図参照)ができ、
この状態で上記押しつけ板33は、上記チヤツキ
ング部材23と上記被チヤツク部材3が平行に重
なるので、さらに奥に入り込むことを規制され
る。また、この時前記出力軸22aの先端部は、
上記押圧部材33aに設けられた前記逃げ穴33
bに入り込むので、衝突するのを避けることがで
きる。 次いで第6図に示すように、前記爪先端部51
cを越えて前記ロツクピン52がBに示す状態に
なり、この状態でホルダ部30への押動力を去る
と、ばね61の開脚弾力により保持部材31は反
時計方向に復動し、上記ロツク板51は前記コイ
ルばね54(第9図参照)に引かれて、前記支持
ピン53を中心として、反時計方向に回動するの
で、上記ロツクピン52は上記ロツク板51の前
記斜面部51eを右上方に滑つていき、やがて前
記平坦部51dの奥壁に突き当つて止まる。この
時には、上記シヤーシ部20と上記ホルダアング
ル部30とは互いに平行になつて第4図に示すよ
うに、ロツク完了状態になつている。 この第4図の第3の位置状態で、前記磁気デイ
スク装着装置100は、磁気記録および再生がな
される。 そして、この状態では、上記デイスクパツク
0は、4本の前記板ばね27a,27b,27
c,27dにより下方へ押し下げられ、しかも2
本の前記位置決め段付ピン26a,26bと2本
の前記位置決めピン26c,26dにより固定さ
れており、上記押圧部材33aと上記被チヤツキ
ング部材3との間に間隙D(第4図参照)が維持
されるので、前記磁気デイスク1は前記モータ2
2の出力軸22aの回転とともに一体に回転する
ことができる。また、この状態で、上記ホルダ部
30に対し、下方への力が加えられたとしても、
ロツクピン52が平坦部51dに錠止されて保持
部材31は移動しないので、上記磁気デイスク1
は安定して、回転することができる。 次に、ホルダ部30に収納されている上記デイ
スクパツク10を、前記磁気デイスク装着装置
00から取り出す動作について説明する。第3図
に示す状態で、前記解除アーム57をロツク板5
1に向けて移動させると前記凸部57bが前記ロ
ツク板51に当接して、第7図に示すように、ロ
ツク板51を外方に押し動かす。すると、このロ
ツク板51は前記ピン53に巻装されている前記
コイルばね53aの伸張弾力に抗して、反時計方
向(第7図において)に回動し、やがて前記ロツ
クピン52と、上記ロツク板51の前記切込部5
1bとの係合状態がはずれる。すると、前述のよ
うに、前記ばね61の開脚弾力により、上記ホル
ダ部30は前記支軸25を中心として反時計方向
に回動し、前記ストツパピン21fに衝止されて
回動を停止する。この間における動作を今少し、
詳述すると、錠止が解除されて、シヤーシ21上
から保持部材31が起立しかけると、上記デイス
クパツク10が、上記保持部材31の前記支持壁
31b,31c(第5図参照)にばね27a〜2
7dの弾力により押し当てられ、上方に(第4図
において)少し移動する。ただし、この状態で
は、上記磁気デイスク1は、前記チヤツキング部
材23にまだ吸着されたままである。そして、さ
らに上記ホルダ部30が回動すると、上記ジヤケ
ツト2の前記円孔5の周囲部と、上記磁気デイス
ク1の前記被チヤツク部材3の外周部が係合す
る。このとき前記ばね61の弾力の方が、上記チ
ヤツキング部材23の吸着磁力よりも強いので、
上記被チヤツキング部材3と、上記チヤツキング
部材23とはひき離され、やがて、第8図に示す
ように、上記ホルダ部30と上記シヤーシ部20
は、所定の角度の傾斜をもつて第1位置にて停止
することになる。 この状態において、上記ホルダ部30の前記挿
脱開口31eから、上記デイスクパツク10を矢
印(T)方向(第8図参照)に引き出せば、このパツ
10を前記磁気デイスク装着装置100から取
り出すことができる。 このように、本実施例によれば、上記デイスク
パツク10を上記ホルダ部30に装填し、このホ
ルダ部30を上記シヤーシ部20に向け回動させ
る途上、上記ロツク板51に設けた上記爪先端部
51cの作用により、上記押圧部材33aは、必
ず上記被チヤツキング部材3に密着して、上記チ
ヤツキング部材23に押しつけるから、比較的吸
引力の弱い、安価で小型の永久磁石を用いても完
全に吸着保持することができる。また、上記ホル
ダ部30が上記シヤーシ部20に錠止されたロツ
ク状態にある時は、隙間D(第4図参照)が確保
されるので、上記磁気デイスク1を回転させる時
には不用の摩擦はゼロで済む。また、ロツク状態
を解除する時は、装着する時とは全く別の経路を
通るので、解除に要する力を軽くすることがで
き、たとえ、前記デイスク駆動用モータ22の回
転中に、ロツク状態が解除されたとしても、上記
モータ22に過負荷を与えることがないので、モ
ータ22を破損するおそれもない。 なお、本実施例では、前記コイルばね34a,
34b,34c,34dと前記ガイド軸32a,
32b,32c,32dとにより押しつけ機能を
もたしたが、これは第10図に示すように、長方
形の板ばね71の一端を上記押圧部材33aに適
宜の手段により固定し、他端を上記保持部材31
に取り付けてもよい。この変形例の場合には、い
わゆる予備テンシヨンを与えておくために、第1
1図に示すように、あらかじめ板ばね71aを曲
げておくか、あるいは第12図に示すように、上
記保持部材31と板ばね71bの間に、スペーサ
72を介在させて、あらかじめ、この板ばね71
bを傾斜させて取りつけることにより、上記押圧
部材33aの、前記被チヤツキング部材3を押し
つける力を安定させることができる。このような
手段によれば、押圧機構を簡素化し、その突出部
を小さくできるので、前記装着装置100を小型
化することができる。 また、第13図に示すように、押圧部材33c
をゴム(例えば、ネオプレンゴム等)や、ばね性
のあるプラスチツク等で構成して、これを保持部
材31に固定することもできる。 さらに、第14図に示すように押圧部材33d
の外周面に、複数個の周溝33eを形成する構成
とすると、さらに押しつけ圧力が安定し、構成は
簡単となり、かつ軽量化、コストダウンが可能と
なる。 なお、本実施例のホルダ部30は、支点をもつ
た回動形の保持部材31で形成したが、平行パン
タグラフ等を利用して、デイスクパツク10を、
シヤーシ部20とほぼ平行に挿脱するようにし、
その後シヤーシ部20上に平行移動させるよう
な、いわゆる水平装着方式を用いても、本実施例
と同様な効果を得ることができる。 (効果) 本発明によれば、デイスクパツクの装着過程
で、磁気デイスクの被チヤツク部材と、永久磁石
を有するチヤツキング部材との隙間を最小となる
ように強制的にデイスクパツクを押し込むので、
比較的安価な、小型で吸引力の弱い永久磁石を使
用しても、確実に上記磁気デイスクのチヤツキン
グができ、またこの磁気デイスクを取り外す時に
は、装着時とは別の経路を通るので、弱い力でも
ロツク状態を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、永久磁石の吸引力と吸着物との間隙
の関係を示す特性図、第2図は、本発明の装着装
置に装填されるデイスクパツクを、一部破断して
示した斜視図、第3図は、本発明の一実施例を示
す磁気デイスクの駆動装置への装着装置の平面
図、第4図は、上記第3図の下面がわを一部破断
して示した正面図、第5図は、上記第3図中の
−線に沿う断面図、第6図は、上記第4図に示
したロツク板の先端部の拡大図、第7図は、上記
第4図に示したロツク板の動作を説明するための
要部側面図、第8図は、上記第3図に示した磁気
デイスク装着装置の錠止状態を解除した時の状態
を示す正面図、第9図は、上記第3図に示した磁
気デイスク装着装置の装着過程の作動状態を示す
正面図、第10〜14図は、上記第3図に示した
磁気デイスク装着装置の押圧部材の他の変形例を
それぞれ示す正面図である。 1……磁気デイスク、3……被チヤツク部材、
10……デイスクパツク、20……シヤーシ部、
21……シヤーシ、23……チヤツキング部材、
24……マグネツト、25……支軸、30……ホ
ルダ部、31……保持部材、{33……押しつけ
板、33a……押圧部材}(押圧手段)、50……
ロツク部、51……ロツク板、52……ロツクピ
ン、53……ピン、57……解除アーム、100
……磁気デイスク装着装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ジヤケツトに収納されていて、中心部に強磁
    性体等でなる被チヤツク部材を有する磁気デイス
    クを、駆動装置本体のモータのシヤフトに固定さ
    れたマグネツトからなるチヤツク部により、上記
    被チヤツク部材を吸着して上記シヤフトと結合
    し、上記モータにより上記磁気デイスクを回動駆
    動するようになされた磁気デイスクの駆動装置に
    おいて、 上記ジヤケツトを保持し、同ジヤケツトを挿脱
    するための第1の位置と、ジヤケツト内の磁気デ
    イスクを上記モータのシヤフトに結合させるため
    の第2の位置との間で変位自在に支持された保持
    部材と、 この保持部材に設けられていて、上記ジヤケツ
    トに設けられた開口を通して該ジヤケツト内の磁
    気デイスクの被チヤツク部材を上記チヤツク部に
    向けて押圧する押圧手段と、 上記保持部材を上記磁気デイスクが回転駆動さ
    れるための第3の位置に保持するためのロツク部
    材と、 を具備し、前記第3の位置は、第2の位置よりも
    保持部材と駆動装置本体間の間隔が離れた位置で
    あつて、上記ロツク部材は、上記保持部材が上記
    第1の位置から第2の位置を経て第3の位置に到
    るように変位する場合にのみ、錠止動作を行うこ
    とを特徴とする磁気デイスク装着装置。
JP58217516A 1983-11-17 1983-11-17 磁気ディスクの駆動装置への装着装置 Granted JPS60109059A (ja)

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