JPH05107343A - レーダ干渉除去装置 - Google Patents

レーダ干渉除去装置

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JPH05107343A
JPH05107343A JP3299863A JP29986391A JPH05107343A JP H05107343 A JPH05107343 A JP H05107343A JP 3299863 A JP3299863 A JP 3299863A JP 29986391 A JP29986391 A JP 29986391A JP H05107343 A JPH05107343 A JP H05107343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interference
signal
threshold value
correlation
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3299863A
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English (en)
Inventor
Yuji Kami
勇治 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05107343A publication Critical patent/JPH05107343A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーダ干渉除去装置において、ウェザークラ
ッタ等に重畳された干渉信号に対してスイープ間の相関
がとれて干渉除去できなくなることを防止する。 【構成】 受信信号を比較器14においてスレッショホ
ルード値と比較し、雑音を分離した信号を干渉判定器1
7においてスイープ相関処理して干渉判定を行い、相関
がとれない場合にゲート発生器18でインタフェーアラ
ンスゲート信号を発生して干渉を除去するようにしたレ
ーダ干渉除去装置において、比較器に入力されるスレッ
ショホールド値を、受信信号のレベルに基づいて発生さ
せるスレッショホールド値生成回路15を設け、ウェザ
ークラッタ等に重畳した干渉信号に対してスイープ相関
がとれないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーダ干渉除去装置に関
し、特にレーダ相互干渉及びパルス間隔超越エコーを除
去することを可能にした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーダ干渉除去装置の一例を図3
に示す。受信信号は増幅器1で増幅された後、ミキサ2
により中間周波信号に変換され、更に増幅器3で増幅さ
れた後、位相検波器4において位相が検出される。この
位相検波器4からはIコヒアレントビデオとQコヒアレ
ントビデオの各信号が出力され、これらはMTI(Movi
ng Target Indicator)5においてMTI処理され、更に
LOG CFAR6及びスイッチ9を介して出力される。又、I
及びQの各コヒアレントビデオ信号は、干渉波を検出す
るための干渉除去回路31に出力される。
【0003】干渉除去回路31では、これらの信号を消
去回路32、合成回路33を通してグランドクラッタを
抑圧し、この信号a′を比較器34に入力してスレッシ
ョホールド信号と比較する。スレッショホールド値を越
えた信号b′と、他の一部をスイープ遅延器35で数ス
イープ(ここでは2スイープ)遅延させ、これらの信号
b′,c′,d′の相関を干渉判定器36において求
め、相関がない場合は干渉信号とみなし、ゲート発生器
37でインターフェアランスゲートe′を発生し干渉信
号を除去した信号f′を得ている。ここで、消去回路3
2を用いているのは、干渉信号がグランドクラッタに重
畳した場合に、グランドクラッタによってスイープ相関
がとれ、干渉信号が除去できなくなることを防ぐためで
ある。
【0004】即ち、図4に示すように、他レーダからの
干渉信号が自機のレーダ同期に対して非同期であること
から、前の2つのスイープの信号との同期性を判別し、
同期性が無い場合はインタフェアランスゲート信号を発
生することにより干渉信号を除去している。又、自機の
レーダ信号でも、パルス周期外が受信されるパルス間隔
超越エコーは、送信パルスを異なる周期で送信するスタ
ガー同期のため非同期となり、他レーダからの干渉信号
同様に除去している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のレーダ干渉除去装置では、図5に示すように、消去
回路32では抑圧できないウェザー(雨や雲)クラッタ
や、消去回路の消え残りが干渉信号に重畳した場合に、
スレッショホールドレベルを越えるこれらの信号によっ
てスイープ間の相関がとれてしまい、干渉除去のための
インタフェアランスゲート信号が発生せず、干渉が除去
できないという問題がある。本発明の目的は、ウェザー
クラッタ等に重畳された干渉信号を除去することを可能
にしたレーダ干渉除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のレーダ干渉除去
装置は、受信信号をスレッショホルード値と比較して雑
音を分離する比較器に入力されるスレッショホールド値
を、受信信号のレベルに基づいて発生させるスレッショ
ホールド値生成回路を備えている。例えば、このスレッ
ショホールド値生成回路は、信号のピーク値を検出する
回路と、この検出されたピーク値を平均化する平均化回
路と、平均化された値を記憶するメモリとで構成され
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、受信信号は、そのレベルに応
じて得られるスレッシュホールド値によって比較される
ため、ウェザークラッタ等が比較器から出力されること
はなく、ウェザークラッタ等に重畳した干渉を除去する
ことが可能とされる。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のレーダ干渉除去装置の一実施例のブ
ロック構成図である。同図において、従来構成と同一部
分には同一符号を付しており、受信信号は増幅器1で増
幅された後、ミキサ2により中間周波信号に変換され、
更に増幅器3で増幅された後、位相検波器4において位
相が検出される。この位相検波器4からはIコヒアレン
トビデオとQコヒアレントビデオの各信号が出力され、
これらはMTI(Moving Target Indicator)5において
MTI処理され、更にLOG CFAR6及びゲート7を介して
出力される。このゲート7はインタフェアランスゲート
信号によって制御される。又、LOG CFAR6を迂回するス
イッチ8が設けられている。
【0009】一方、I及びQの各コヒアレントビデオ信
号は、干渉波を検出するための干渉除去回路11に出力
される。この干渉除去回路11は、I及びQコヒアレン
トビデオ信号をグランドクラッタを抑圧する消去回路1
2を通し、合成回路13で合成する。そして、この信号
aを比較器14においてスレッショホールド値と比較
し、スレッショホールド値を越える信号bと、スイープ
遅延器16で遅延させた2つのスイープ信号c,dとの
相関を干渉判定器17において判定し、相関がない場合
は干渉信号とみなしてゲート発生器18からインタフェ
アランスゲート信号eを出力する。
【0010】又、干渉除去回路11にはスレッショホー
ルド値生成回路15が設けられており、I及びQの各コ
ヒアレントビデオ信号のピーク値をピーク値検出回路1
9で検出し、これを平均化回路20で平均化処理し、こ
の平均値をメモリ21に記憶させる。そして、このメモ
リ21からスレッショホールド値を出力し、前記比較器
14でのスレッショホルード値として用いられる。尚、
このメモリ21は適度な周期でリフレッシュされ、記憶
されるスレッショホールド値が漸次更新される。
【0011】したがって、この装置によれば、図2にタ
イミングチャートを示すように、合成された信号aが比
較器14に入力されると、スレッショホールド値との比
較により目標信号bが得られ、かつその一部のスイープ
遅延された信号c,dとにより相関が求められる。そし
て、相関が無い場合にはインタフェアレンスゲート信号
eが出力され、これに基づいてゲート7を制御すること
で、干渉が除去された出力信号fを得ることができる。
【0012】このとき、消去回路では抑圧できないウェ
ザークラッタや消去回路の消え残りが含まれた信号aが
比較器14に入力されても、これらの信号のレベルに応
じたスレッショホールド値がスレッショホールド値生成
回路15から出力されるため、クラッタがあるところは
スレッショホールド値が増大し、クラッタによって相関
がとれることが防止される。又、クラッタが無いところ
は、スレッショホールド値が低下することにより、低い
レベルの干渉波まで検出除去が可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、受信信号
のレベルに基づいて発生させるスレッショホールド値生
成回路を備えているので、受信信号を発生されたスレッ
シュホールド値によって比較することで、ウェザークラ
ッタ等が比較器から出力されることはなく、スイープ相
関がとられることが防止でき、ウェザークラッタ等に重
畳した干渉を除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーダ干渉除去装置の一実施例のブロ
ック構成図である。
【図2】図1の装置における信号a〜fのタイミング図
である。
【図3】従来のレーダ干渉除去装置の一例のブロック構
成図である。
【図4】図3の装置における信号a′〜f′のタイミン
グ図である。
【図5】図3の装置における不具合を示す図4と同様の
タイミング図である。
【符号の説明】
2 ミキサ 4 位相検波器 5 MTI 7 ゲート 11 干渉除去回路 12 消去回路 13 合成回路 14 比較器 15 スレッショホールド値生成回路 16 スイープ遅延器 17 干渉判定器 18 ゲート発生器 19 ピーク値検出回路 20 平均化回路 21 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号をスレッショホルード値と比較
    し、雑音を分離した信号をスイープ相関処理して干渉判
    定を行い、相関がとれない場合にインタフェーアランス
    ゲート信号を発生して干渉を除去するようにしたレーダ
    干渉除去装置において、前記比較器に入力されるスレッ
    ショホールド値を受信信号に基づいて発生させるスレッ
    ショホールド値生成回路を備えることを特徴とするレー
    ダ干渉除去装置。
  2. 【請求項2】 スレッショホールド値生成回路は、信号
    のピーク値を検出する回路と、この検出されたピーク値
    を平均化する平均化回路と、平均化された値を記憶する
    メモリとで構成される請求項1のレーダ干渉除去装置。
JP3299863A 1991-10-19 1991-10-19 レーダ干渉除去装置 Pending JPH05107343A (ja)

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JP3299863A JPH05107343A (ja) 1991-10-19 1991-10-19 レーダ干渉除去装置

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JPH05107343A true JPH05107343A (ja) 1993-04-27

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ID=17877865

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0943339A (ja) * 1995-07-26 1997-02-14 Nec Corp レーダビデオ圧縮装置
JP2013221756A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 Furuno Electric Co Ltd レーダ装置、及びレーダ送受信方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754876A (en) * 1980-09-19 1982-04-01 Furuno Electric Co Ltd Interference level setting circuit in removal of interfering wave
JPS6143659A (ja) * 1984-08-07 1986-03-03 Mitsubishi Chem Ind Ltd 導電性ポリカ−ボネ−ト樹脂組成物

Patent Citations (2)

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