JPH05106720A - 無段変速機のクラツチ制御方法 - Google Patents

無段変速機のクラツチ制御方法

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JPH05106720A
JPH05106720A JP3276575A JP27657591A JPH05106720A JP H05106720 A JPH05106720 A JP H05106720A JP 3276575 A JP3276575 A JP 3276575A JP 27657591 A JP27657591 A JP 27657591A JP H05106720 A JPH05106720 A JP H05106720A
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JP
Japan
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clutch
pressure
variable transmission
continuously variable
control
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Application number
JP3276575A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Yamashita
佳宣 山下
Hiroaki Yamamoto
博明 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ブレーキ操作時のエンジンの振動
を抑制し得て、運転者や搭乗者に伝達される振動を軽減
でき、乗心地を向上させるとともに、ブレーキ操作時の
エンジン負荷をも軽減して燃費を向上させ、しかも、新
たなハードウェアを追加する必要がなく、ソフトウェア
の変更のみで対処できることを目的としている。 【構成】 このため、無段変速機の出力する駆動力を断
続すべくクラッチ圧により接離される油圧クラッチを設
けるとともに、油圧クラッチのクラッチ圧を制御する制
御手段を設け、無段変速機の前進変速操作時且つブレー
キ操作時には無段変速機のホールドモードにおける油圧
クラッチの滑りによるクリープを減少させるべく制御手
段によってクラッチ圧を制御している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無段変速機のクラッチ
制御方法に係り、特に前進変速操作時且つブレーキ操作
時のクリープを減少させ、乗心地を向上させる無段変速
機のクラッチ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、内燃機関と
駆動車輪との間に変速機を介在している。変速機は、広
範囲に変化する車両の走行条件に合致させて内燃機関か
ら駆動車輪に伝達される駆動力と走行速度とを変更し、
内燃機関の性能を十分に発揮させるものである。
【0003】この変速機には、複数段の歯車列の噛合状
態を選択切換することにより変速比(ギヤレシオ)を段
階的に変化させて駆動力を伝達する歯車式変速機や、ま
た、回転軸に固定された固定プーリ部片とこの固定プー
リ部片に接離可能に前記回転軸に装着された可動プーリ
部片とを有する駆動側プーリ及び被駆動側プーリの両プ
ーリ部片間に形成される溝幅を増減することによりプー
リに巻掛けられるベルトの回転半径を減増させ変速比
(ベルトレシオ)を無段階に変化させて駆動力を伝達す
る無段変速機等がある。
【0004】このような無段変速機としては、例えば、
特開平1−119433号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の無段
変速機の変速制御方法においては、制御因子となるエン
ジン回転数(NE)により決定される目標クラッチ圧力
たるクラッチ圧力目標値(CPSP)とすべくクラッチ
・ソレノイド・デューティ(OPWCLU)を調整して
クラッチ圧を変化させるクリープ制御が行われている。
【0006】このとき、クリープ制御におけるクリープ
量は、エンジン回転数(NE)が高い程、強いクリープ
を確保すべく制御される。
【0007】また、前記クリープ制御には、無段変速機
の前進変速操作時に比し、後退変速操作時のクリープ量
を増加させるものがある。
【0008】更に、運転者が発進意思を示した場合に、
つまりドライバ・デマンド・スイッチ(DDT SW)
がONとなった際に、通常よりも高いクラッチ圧とし、
後続の発進制御に備えるものもある。そして、車両のホ
ールドモード時、例えば停止中且つシフト位置がD、
L、Rのいずれかにおいて、クリープ制御を行い、油圧
クラッチを介してエンジン動力を車輪に伝達させてい
る。
【0009】しかし、車両の停止中且つシフト位置が
D、L、Rのいずれかとなっている際に、クリープ制御
を行った状態において、ブレーキ操作を行うと、ドライ
ブシャフトが固定されることとなり、タイヤによって吸
収されていたエンジンからの振動がマウントやサスペン
ションを通過して車体側に伝達される。
【0010】その結果、ブレーキ操作を行うと、ブレー
キ操作を行わない場合に比し運転者や搭乗者に大なる振
動が伝達されることとにより、乗心地が悪化し、実用上
不利であるという不都合がある。
【0011】また、ブレーキ操作時のエンジン負荷を軽
減させないことにより、燃費が悪化し、経済的にも不利
であるという不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、固定プーリ部片とこの固定
プーリ部片に接離可能に装着された可動プーリ部片とを
有する駆動側プーリ及び被駆動側プーリの夫々の前記両
プーリ部片間の溝幅を増減して前記両プーリに巻掛けら
れるベルトの回転半径を増減させ変速比を変化させる無
段変速機の変速制御方法において、この無段変速機の出
力する駆動力を断続すべくクラッチ圧により接離される
油圧クラッチを設け、この油圧クラッチのクラッチ圧を
制御する制御手段を設け、前記無段変速機の前進変速操
作時且つブレーキ操作時には前記無段変速機のホールド
モードにおける前記油圧クラッチの滑りによるクリープ
を減少させるべく前記制御手段によってクラッチ圧を制
御することを特徴とする。
【0013】
【作用】上述の如く発明したことにより、無段変速機の
前進変速操作時且つブレーキ操作時には、無段変速機の
ホールドモードにおける油圧クラッチの滑りによるクリ
ープを制御手段によって減少させるべく制御し、ブレー
キ操作時の乗心地を向上させている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1〜図4はこの発明の実施例を示すもの
である。図2において、2は例えばベルト駆動式の無段
変速機、2Aはベルト、4は駆動側プーリ、6は駆動側
固定プーリ部片、8は駆動側可動プーリ部片、10は被
駆動側プーリ、12は被駆動側固定プーリ部片、14は
被駆動側可動プーリ部片である。
【0016】前記駆動側プーリ4は、入力軸たる回転軸
16に固定される駆動側固定プーリ部片6と、回転軸1
6の軸方向に移動可能且つ回転不可能に前記回転軸16
に装着された駆動側可動プーリ部片8とを有する。ま
た、前記被駆動側プーリ10も、前記駆動側プーリ4と
同様に、出力軸たる回転軸17と被駆動側固定プーリ部
片12と被駆動側可動プーリ部片14とを有する。
【0017】前記駆動側可動プーリ部片8と被駆動側可
動プーリ部片14とには、第1、第2ハウジング18、
20が夫々装着され、第1、第2油圧室22、24が夫
々形成される。第1油圧室22の駆動側可動プーリ部片
8の油圧受圧面積は、第2油圧室24の被駆動側プーリ
部片14の油圧受圧面積よりも大に設定してある。これ
により、第1油圧室22に作用する油圧を制御すること
により変速比たるベルトレシオを変化させる。
【0018】また、被駆動側の第2油圧室24内には、
被駆動側固定プーリ部片12と被駆動側可動プーリ部片
14との間の溝幅を減少する方向に前記被駆動側可動プ
ーリ部片14を付勢するばね等からなる付勢手段26を
設ける。この付勢手段26は、始動時の如く油圧が低い
場合に、フルロー側の大きな変速比とし、且つベルト2
Aの保持力を維持して滑りを防止するものである。
【0019】前記回転軸16にはオイルポンプ28を設
け、このオイルポンプ28を前記第1、第2油圧室2
2、24に第1、第2オイル通路30、32により夫々
連通するとともに、第1オイル通路30途中には入力軸
シーブ圧たるプライマリ圧を制御する変速制御弁たるプ
ライマリ圧制御弁34を介設する。
【0020】このプライマリ圧制御弁34よりもオイル
ポンプ28側の第1オイル通路30には、第3オイル通
路36によってライン圧(一般に5〜25〓/〓2 )を
一定圧(3〜4〓/〓2 )のコントロール油圧に制御し
て取出す定圧制御弁38を連通し、前記プライマリ圧制
御弁34に第4オイル通路40によりプライマリ圧力制
御用第1三方電磁弁42を連通する。
【0021】また、前記第2オイル通路32の途中に
は、ポンプ圧力たるライン圧を制御する逃し弁機能を有
するライン圧制御弁44を第5オイル通路46により連
通し、このライン圧制御弁44に第6オイル通路48に
よりライン圧力制御用第2三方電磁弁50を連通する。
【0022】更に、前記ライン圧制御弁44の連通する
部位よりも第2油圧室24側の第2オイル通路32途中
には、後述の油圧クラッチ62に作用する油圧たるクラ
ッチ圧を制御するクラッチ圧制御弁52を第7オイル通
路54により連通し、このクラッチ圧制御弁52に第8
オイル通路56によりクラッチ圧力制御用第3三方電磁
弁58を連通する。
【0023】また、前記定圧制御弁38から取出す一定
圧のコントロール油圧を、前記プライマリ圧制御弁34
及びプライマリ圧力制御用第1三方電磁弁42、ライン
圧制御弁44及びライン圧力制御用第2三方電磁弁5
0、そしてクラッチ圧制御弁52及びクラッチ圧力制御
用第3三方電磁弁58に夫々供給すべく、これら弁3
8、34、42、44、50、52、58を第9オイル
通路60によって夫々連通する。
【0024】前記クラッチ圧力制御弁52は、油圧クラ
ッチ62のクラッチ油圧室72に第10オイル通路64
によって連通するとともに、この第10オイル通路64
途中には第11オイル通路66により圧力センサ68を
連通する。この圧力センサ68は、ホールドモードやス
タートモード等においてクラッチ圧を制御する際に直接
油圧を検出することができ、この検出油圧を目標クラッ
チ圧とすべく指令する際に寄与する。また、ドライブモ
ード時にはクラッチ圧がライン圧と等しくなるので、ラ
イン圧制御にも寄与するものである。
【0025】前記油圧クラッチ62は、前記回転軸17
に取付けられた入力側のケーシング70と、このケーシ
ング70内に設けたクラッチ油圧室72と、クラッチ油
圧室72に作用する油圧により押進されるピストン74
と、このピストン74を引退方向に付勢する円環状スプ
リング76と、前記ピストン74の押進力と前記円環状
スプリング76の付勢力とにより進退動可能に設けた第
1圧力プレート78と、出力側のフリクションプレート
80と、前記ケーシング70に固設した第2圧力プレー
ト82とからなる。
【0026】油圧クラッチ62は、クラッチ油圧室72
に作用させる油圧たるクラッチ圧を高めると、ピストン
74は押進して第1圧力プレート78と第2圧力プレー
ト82とをフリクションプレート80に密着させ、いわ
ゆる結合状態になる。一方、クラッチ油圧室72に作用
させる油圧たるクラッチ圧を低くすると、円環状スプリ
ング76の付勢力によりピストンは引退して第1プレー
ト78と第2圧力プレート82とをフリクションプレー
ト80から離間させ、いわゆるクラッチ切れの状態にな
る。この油圧クラッチ62の接離により、無段変速機2
の出力する駆動力を断続する。
【0027】前記第1ハウジング18外側に入力軸回転
検出歯車84を設け、この入力軸回転検出歯車84の外
周部位近傍に入力軸側の第1回転検出器86を設ける。
また、前記第2ハウジング20外側に出力軸回転検出歯
車88を設け、この出力軸回転検出歯車88の外周部位
近傍に出力軸側の第2回転検出器90を設ける。この第
1回転検出器86と第2回転検出器90との検出する回
転数より、エンジン回転数とベルトレシオとを把握する
ものである。
【0028】また、前記油圧クラッチ62には、出力伝
達用歯車92を設けている。この出力伝達用歯車92
は、前進出力伝達用歯車92Fと後進出力伝達用歯車9
2Rとからなり、後進出力伝達用歯車92Rの外周部位
近傍に最終出力軸94の回転数を検出する第3回転検出
器96を設ける。この第3回転検出器96は、図示しな
い前後進切換機構、中間軸、終減速歯車、作動機構、駆
動軸、車輪に連絡する最終出力軸94の回転数を検出す
るものであり、車速の検出が可能である。さらに、前記
第2回転検出器90と第3回転検出器96との検出する
回転数によって、油圧クラッチ62前後の入力側と出力
側との回転数の検出も可能であり、クラッチスリップ量
の検出に寄与する。
【0029】前記圧力センサ68および第1〜第3回転
検出器86、90、96からの各種信号に併せて、キャ
ブレタスロットル開度、キャブレタアイドル位置、アク
セルペダル信号、ブレーキ信号、パワーモードオプショ
ン信号、シフトレバー位置等の各種信号を入力し制御を
行う制御手段たる制御部98を設ける。制御部98は、
入力する各種信号によりベルトレシオやクラッチ断続状
態を各種制御モードにより制御すべく、前記プライマリ
圧力制御用第1三方電磁弁42、ライン圧力制御用第2
三方電磁弁50、そしてクラッチ圧力制御用第3三方電
磁弁58の開閉動作を制御する。
【0030】前記制御部98に入力される入力信号の機
能ついて詳述すれば、 、シフトレバー位置の検出信号 ……P、R、N、D、L等の各レンジ信号により各レン
ジに要求されるライン圧やレシオ、クラッチの制御 、キャブレタスロットル開度の検出信号 ……予めプログラム内にインプットしたメモリからエン
ジントルクを検知、目標レシオあるいは目標エンジン回
転数の決定 、キャブレタアイドル位置の検出信号 ……キャブレタスロットル開度センサの補正と制御にお
ける精度の向上 、トライバ・デマンド・スイッチ ……アクセルペダルの踏込み状態によって運転者の意志
を検知し、走行時あるいは発進時の制御方法を決定 、ブレーキ信号 ……ブレーキペダルの踏込み動作の有無を検知し、クラ
ッチの切り離し等制御方向を決定 、パワーモードオプション信号 ……車両の性能をスポーツ性(あるいはエコノミー性)
とするためのオプションとして使用 等がある。
【0031】前記ライン圧制御弁44は、入力トルクに
見合ったライン圧を発生させる様、制御する。
【0032】変速制御用のプライマリ圧を制御するプラ
イマリ圧制御弁34は、前記ライン圧制御弁44と同様
に、専用のプライマリ圧力制御用第1三方電磁弁42に
よって動作が制御されている。このプライマリ圧力制御
用第1三方電磁弁42は、プライマリ圧制御弁34を動
作制御してプライマリ圧を前記第1オイル通路30に導
通させ、あるいはプライマリ圧を大気側に導通させるた
めに使用される。プライマリ圧制御弁34は、ライン圧
を第1オイル通路30に導通させることによりベルトレ
シオをフルオーバドライブ側に移行させ、あるいは大気
側に導通させることによりフルロー側に移行させるもの
である。
【0033】クラッチ圧を制御するクラッチ圧制御弁5
2は、最大クラッチ圧を必要とする際にライン圧を第1
0オイル通路64側に導通させ、また最低クラッチ圧と
する際には大気側と導通させるものである。このクラッ
チ圧制御弁52は、前記ライン圧制御弁44やプライマ
リ圧制御弁34と同様に、専用のクラッチ圧力制御用第
3三方電磁弁58によって動作が制御されるので、説明
を省略する。
【0034】前記クラッチ圧は、最低の大気圧(ゼロ)
から最大のライン圧までの範囲内で変化するものであ
る。このクラッチ圧の制御には、4つの基本パターンが
あり、この基本パターンは、 1)、ニュートラルモード ……シフト位置がNまたはPでクラッチを完全に切り離
す場合、クラッチ圧は最低圧(ゼロ) 2)、ホールドモード ……シフト位置がDまたはL、Rでスロットルを離して
走行意志の無い場合、あるいは走行中に減速しエンジン
トルクを切りたい場合、クラッチ圧はクラッチが接触す
る程度の低いレベル 3)、スタートモード(スペシャルスタートモード) ……発進時(ノーマルスタート)あるいはクラッチ切れ
の後に再びクラッチを結合しようとする場合(スペシャ
ルスタート)に、クラッチ圧はエンジンの吹き上がりを
防止するとともに車両をスムースに動作できるエンジン
発生トルク(クラッチインプットトルク)に応じて適切
なレベル 4)、ドライブモード ……完全な走行状態に移行しクラッチが完全に結合した
場合、クラッチ圧はエンジントルクに十分に耐えるだけ
の余裕のある高いレベル の4つがある。
【0035】このパターンの1)はシフト操作と連動す
る専用の図示しない切換バルブで行われる。他の2)、
3)、4)は、前記制御部98による第1〜第3三方電
磁弁42、50、58のデューティ値制御によって行わ
れている。特に4)の状態においては、クラッチ圧制御
弁52によって第7オイル通路54と第10オイル通路
64とを連通させて最大圧発生状態とし、クラッチ圧を
ライン圧と同一にする。
【0036】また、前記プライマリ圧制御弁34やライ
ン圧制御弁44、そしてクラッチ圧制御弁52は、第1
〜第3三方電磁弁42、50、58からの出力油圧によ
って夫々制御されている。これら第1〜第3三方電磁弁
42、50、58を制御するコントロール油圧は、前記
定圧制御弁38により取り出される一定のコントロール
油圧である。このコントロール油圧は、ライン圧より常
に低い圧力であるが、安定した一定の圧力である。ま
た、コントロール油圧は各制御弁34、44、52にも
導入され、これ等制御弁34、44、52の安定化を図
っている。
【0037】なお、符号100はオイルパン、符号10
2はオイルフィルタである。このような無段変速機2に
おいて、前記制御部98は、無段変速機2の前進変速操
作時且つブレーキ操作時に無段変速機2のホールドモー
ドにおける前記油圧クラッチ62の滑りによるクリープ
を減少させるべく前記クラッチ圧制御弁52によりクラ
ッチ圧を制御する構成とする。
【0038】次に、この発明の実施例を図1及び図3に
従って説明する。
【0039】なお、図において、 NE :エンジン回転数 CPSP :クラッチ圧力目標値 PCLU :クラッチ圧 PCCBRK:ブレーキ操作時のクラッチ圧力減量値 NPC :クラッチ・ソレノイド・ナル・デューテ
ィ値 OPWCLU:クラッチ・ソレノイド・デューティ値 HLD :ホールドコントロールモード DDT SW:ドライバ・デマンド・スイッチ PVCRV1:NE−CPSPマップの第1カーブ PVCRV2:NE−CPSPマップの第2カーブ D :ドライブ(シフト位置) L :ロー (シフト位置) R :リバース(シフト位置) THR :スロットル開度 である。
【0040】実施例においては、図3に示す如く、エン
ジン回転数NEによってクラッチ圧力目標値CPSPを
設定(200)し、このクラッチ圧力目標値CPSPと
クラッチ圧PCLU及びスイッチ(202)を介して入
力されるブレーキ操作時のクラッチ圧力減量値PCCB
RKとの差を演算する(204)。
【0041】なお、スイッチ(202)は、ブレーキO
N動作、つまりブレーキ操作時にトライバ・デマンド・
スイッチDDT.SWがOFF且つシフト位置がドライ
ブDかローLの場合にONするものである。
【0042】また、演算後の値に比例ゲインKpを掛け
(206)、位相進み遅れ{ (1+ST1/1+ST
2)} の処理を施し(208)、積分ゲインを掛け(2
10)、さらにクラッチ・ソレノイド・ナル・デューテ
ィ値NPCを加算し(212)、リミッタ(214)を
通過してクラッチ・ソレノイド・デューティ値OPWC
LUを得て(216)、クラッチ圧制御弁52を制御し
てクラッチ圧を制御する。
【0043】この実施例の制御を図1のフローチャート
に従って説明する。
【0044】制御がスタート(300)すると、コント
ロールモードの判断、つまりホールドモードか否かを判
断(302)し、ホールドモード以外の場合には他のク
ラッチ圧力目標値CPSPが演算(304)され、モー
ドのプログラムに従って制御を行うべくリターン(31
8)に移行させる。
【0045】前記判断(302)においてホールドモー
ドである場合には、ドライバ・デマンド・スイッチDD
T SWのON・OFF状態を判断(306)する。
【0046】そして、この判断(306)においてドラ
イバ・デマンド・スイッチDDTSWがOFF状態であ
る場合には、NE−CPSPマップの第1カーブPVC
RV1によりクラッチ圧力目標値CPSPを求め(30
8)、判断(306)においてドライバ・デマンド・ス
イッチDDT SWがON状態である場合には、NE−
CPSPマップの第2カーブPVCRV2によりクラッ
チ圧力目標値CPSPを求める(310)。そして、処
理(310)の後にリターン(318)に移行させる。
【0047】また、NE−CPSPマップの第1カーブ
PVCRV1によりクラッチ圧力目標値CPSPを求め
た後に、シフト位置がRあるいはD、Lか否かの判断
(312)を行う。
【0048】判断(312)においてシフト位置がRで
ある場合には、リターン(318)に移行させ、シフト
位置がDまたはLである場合には、ブレーキ操作時か否
かの判断(314)を行う。
【0049】この判断(314)がNOの場合には、リ
ターン(318)に移行させ、判断(314)がYES
の場合には、クラッチ圧力目標値CPSPとブレーキ操
作時のクラッチ圧力減量値PCCBRKとの差を新たな
クラッチ圧力目標値CPSPとすべく算出(316)
し、図4(本制御部分)に示す如く、クラッチ圧を低下
させて油圧クラッチ62のクリープを減少させるべく制
御する。その後、リターン(318)に移行させる。
【0050】これにより、車両の前進変速操作時且つブ
レーキ操作時にクリープを減少させるべく制御部98に
よって制御することができ、ブレーキ操作時のエンジン
の振動を抑制し得て、運転者や搭乗者に伝達される振動
を軽減でき、乗心地を向上し得て、実用上有利である。
【0051】また、ブレーキ操作時のエンジン負荷をも
軽減できることにより、燃費を向上し得て、経済的に有
利である。
【0052】更に、新たなハードウェアを追加する必要
がなく、ソフトウェアの変更のみで対処できるととも
に、従来のプログラムを殆ど使用することができること
により、制御部98のメモリの増加量を少なくでき、徒
にコストが上昇されるのを防止でき、しかも、制御部9
8のプログラムの一部変更により既存の無段変速機にも
容易に追加実施し得るものである。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、無段変速機の出力する駆動力を断続すべくクラッチ
圧により接離される油圧クラッチを設けるとともに、油
圧クラッチのクラッチ圧を制御する制御手段を設け、無
段変速機の前進変速操作時且つブレーキ操作時には無段
変速機のホールドモードにおける油圧クラッチの滑りに
よるクリープを減少させるべく制御手段によってクラッ
チ圧を制御することにより、ブレーキ操作時のエンジン
の振動を抑制し得て、運転者や搭乗者に伝達される振動
を軽減でき、乗心地を向上させ得る。また、ブレーキ操
作時のエンジン負荷をも軽減できることにより、燃費を
向上し得て、経済的に有利である。更に、新たなハード
ウェアを追加する必要がなく、ソフトウェアの変更のみ
で対処できるとともに、従来のプログラムを殆ど使用す
ることができることにより、制御手段のメモリの増加量
を少なくでき、徒にコストが上昇されるのを防止でき、
しかも、制御手段のプログラムの一部変更により既存の
無段変速機にも容易に追加実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す無段変速機のクラッチ
制御方法の制御用フローチャートである。
【図2】無段変速機のブロック図である。
【図3】無段変速機の制御ブロック図である。
【図4】無段変速機のクラッチ制御方法の制御状態を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
2 ベルト駆動式の連続可変変速機 2A ベルト 4 駆動側プーリ 10 被駆動側プーリ 34 プライマリ圧制御弁 38 定圧制御弁 42 プライマリ圧力制御用第1三方電磁弁 44 ライン圧制御弁 50 ライン圧力制御用第2三方電磁弁 52 クラッチ圧制御弁 58 クラッチ圧力制御用第3三方電磁弁 62 油圧クラッチ 68 圧力センサ 84 入力軸回転検出歯車 86 第1回転検出器 88 出力軸回転検出歯車 90 第2回転検出器 94 最終出力軸 96 第3回転検出器 98 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定プーリ部片とこの固定プーリ部片に
    接離可能に装着された可動プーリ部片とを有する駆動側
    プーリ及び被駆動側プーリの夫々の前記両プーリ部片間
    の溝幅を増減して前記両プーリに巻掛けられるベルトの
    回転半径を増減させ変速比を変化させる無段変速機の変
    速制御方法において、この無段変速機の出力する駆動力
    を断続すべくクラッチ圧により接離される油圧クラッチ
    を設け、この油圧クラッチのクラッチ圧を制御する制御
    手段を設け、前記無段変速機の前進変速操作時且つブレ
    ーキ操作時には前記無段変速機のホールドモードにおけ
    る前記油圧クラッチの滑りによるクリープを減少させる
    べく前記制御手段によってクラッチ圧を制御することを
    特徴とする無段変速機のクラッチ制御方法。
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