JPH05106129A - コツプ個別化装置 - Google Patents

コツプ個別化装置

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JPH05106129A
JPH05106129A JP4094713A JP9471392A JPH05106129A JP H05106129 A JPH05106129 A JP H05106129A JP 4094713 A JP4094713 A JP 4094713A JP 9471392 A JP9471392 A JP 9471392A JP H05106129 A JPH05106129 A JP H05106129A
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JP
Japan
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cup
frequency
motor
frequency converter
guide track
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Pending
Application number
JP4094713A
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English (en)
Inventor
Heinz Buehren
ビユーレン ハインツ
Alfred Schmitz
シユミツツ アルフレート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Oerlikon Textile GmbH and Co KG
Original Assignee
Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
W Schlafhorst AG and Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Bee Shiyuraafuhorusuto & Co, W Schlafhorst AG and Co filed Critical Bee Shiyuraafuhorusuto & Co
Publication of JPH05106129A publication Critical patent/JPH05106129A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G27/00Jigging conveyors
    • B65G27/10Applications of devices for generating or transmitting jigging movements
    • B65G27/32Applications of devices for generating or transmitting jigging movements with means for controlling direction, frequency or amplitude of vibration or shaking movement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コップ個別化装置において、個別化されるコ
ップの処理能力を高める。 【構成】 振動装置が少なくとも1つの電気的なモータ
9から成っており、該モータのモータ軸10に1つまた
は複数のアンバランスエレメント11,12が固定され
ており、少なくとも1つのモータが、周波数変換器を介
して周波数に関連して回転数を制御されるようになって
おり、制御装置によって、前記コップ放出装置8におけ
る瞬間的なコップ需要の有無に関連して前記周波数変換
器の出力側で異なる周波数段階が制御可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コップ個別化装置であ
って、該コップ個別化装置が、上部で開いた円形の搬送
ポットから成っており、該搬送ポットが、底面として上
方に向かって湾曲させられた円形の中心面と、螺旋状に
外方に延びていると同時に上昇しているガイド軌道とを
備えており、該ガイド軌道が、螺旋経過に従った壁面に
よって外側を制限されており、前記ガイド軌道の外端部
がコップ放出装置に開口しており、前記搬送ポットが弾
性的な結合手段によって定置のベースフレームと結合さ
れていて、コップを前記中心面から前記ガイド軌道に沿
ってコップ放出装置に搬送するための振動装置によって
振動運動を加えられるようになっている形式のものに関
する。
【0002】
【従来の技術】繰り出したいコップを巻取り機に供給す
ることは、種々様々な形式で行なうことができる。紡績
機との直接的な機械複合体の可能性の他に、紡績機で引
き出されたコップをコップ容器に中間貯えし、あとの時
点で巻取り機に供給することも極めて広く普及してい
る。しかし、コップは巻取り機における処理の目的で個
別化されなければならないので、種々のコップ個別化装
置が提案されている。いわゆる振動搬送装置が最も普及
している。
【0003】たとえば、ドイツ連邦共和国特許出願公開
第3045824号明細書に開示されたコップ個別化装
置では、コップがコップワゴンの容器から振動搬送装置
のトラフ上にばらまかれる。この振動搬送装置に続い
て、いわゆる円形コンベヤが設けられており、この円形
コンベヤからコップは個々に放出される。
【0004】この円形コンベヤの充填状態はセンサによ
り監視される。規定の充填状態が下回れると、前置され
た振動コンベヤは、規定の充填状態が達成されたことが
円形コンベヤのセンサによって検知されるまで作動させ
られる。
【0005】固有のコップ個別化装置を形成する前記円
形コンベヤは、上部が開いた円形の容器から成ってお
り、この容器は上方に向かって湾曲させられた底面であ
る円形の中心面と、螺旋状に上方に延びていると同時に
上昇しているガイド軌道とを備えている。このガイド軌
道は螺旋経過に従った壁面によって外側を制限されてい
る。前記ガイド軌道の外端部はコップ放出装置に開口し
ている。この容器は弾性的な結合手段によって定置のベ
ースフレームと結合されていて、コップを前記中心面か
ら前記ガイド軌道に沿ってコップ放出装置に搬送するた
めの振動装置によって振動運動を加えられるようになっ
ている。上記ドイツ連邦共和国特許出願公開第3045
824号明細書には、振動器に関するこれ以上の説明は
開示されていない。しかしながら、ばねシステムと協働
する電磁石は広く普及している。さらに、アンバランス
モータも公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のコップ個別化装置を改良して、個別化さ
れたコップの処理能力が高められるようなコップ個別化
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明の構成では、前記振動装置が少なくとも1つの
電気的なモータから成っており、該モータのモータ軸に
1つまたは複数のアンバランスエレメントが固定されて
おり、少なくとも1つのモータが、周波数変換器を介し
て周波数に関連して回転数を制御されるようになってお
り、制御装置によって、前記コップ放出装置における瞬
間的なコップ需要の有無に関連して前記周波数変換器の
出力側で異なる周波数段階が制御可能であるようにし
た。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、周波数に関連して制御
可能な電気的なアンバランスモータの使用に基づき、瞬
間的なコップ需要の有無に関連した制御が可能になる。
これにより、一面、コップ個別化装置の搬送軌道に沿っ
てコップの間には、大きなすき間が全く生じないか、ま
たはほとんど生じなくなり、他面、コップの重なり合い
も回避されるようになる。コップの重なり合いが回避さ
れないと、このことは結果的にやはりコップの間に比較
的大きなすき間を生ぜしめてしまう。それというのは、
互いに上下に重なり合ったコップは再びコップ個別化装
置の容器の中心面に投げ戻されるからである。これによ
って生じたすき間は、特にコップ放出装置までの距離が
もはやそれほど大きくない場合には、もはや閉じること
ができない。これによって、コップ放出装置における、
つまり搬送軌道の端部におけるコップ放出の遅延が生じ
る。電気的なアンバランスモータの周波数に関連した制
御に基づき、コップ要求が変動すると直ちに搬送速度は
修正される。しかし、このような変動は常に生じる。な
ぜならば、コップ放出装置からコップを供給されたコッ
プ転送用の装置が常時正確に一定な取出しリズムを保証
することは保証され得ないからである。
【0009】請求項2以下に記載の構成により、本発明
の有利な改良が可能になる。
【0010】特に単純な構成は、各2つの周波数段階を
択一的に制御することにある。この場合に下側の周波数
段階はたとえば、振動運動が形成されてもコップがガイ
ド軌道に沿ったその各位置に留まるように調節されてい
る。この場合には、ガイド軌道の傾斜によって形成され
る、逆方向で作用する力によって送りが相殺される。上
側の周波数段階では、コップ放出装置の方向でのスムー
ズな搬送が得られる。しかし、この上側の周波数は前記
下側の周波数と同様にコップ寸法に相応して前調節され
ている。したがって、この周波数は、コップに対する推
力が規定の量、つまりコップの重なり合を生ぜしめてし
まうような量を越えない程度の高さに設定されている。
したがって、コップ需要に関連した前記両周波数段階の
交番調節は、常時このコップ需要に適合されているコッ
プ搬送速度を保証しており、その結果、コップ放出のサ
イクル時間は明かに減少する。このような結果はますま
す重要となっている。その理由は、リング精紡工場で
は、コップの大きさを減少させることによって生産性増
大が得られるからである。それと同時に近年ますます増
大する巻取り機における巻き返し速度においては、巻取
り機へのコップ供給のサイクル時間が徐々に短縮される
ことが保証されなければならない訳である。
【0011】周波数変換器を用いてアンバランスモータ
を種々の回転数範囲に制御することに基づき、回転数変
化は穏やかに、つまり衝撃的でなく行なわれるようにな
る。このことは特にモータ寿命を増大させる。さらに、
前記モータの衝撃的な制動または再始動によって搬送ポ
ットが極めて大きな揺動運動を実施して、コップが搬送
軌道に沿ったその整然とした位置を失ってしまうことも
回避される。このような欠点は、コップの重なり合いを
回避しようとしてモータが遮断される場合には、コップ
需要のいかなる変化においても甘受されなければならな
くなる。
【0012】しかしながら、コップ要求の長時間の中断
時でも(たとえば巻取り機の過剰充填時)前記アンバラ
ンスモータが引き続き作動し続けなければならないこと
を回避するために本発明の有利な構成では、比較的長い
時間を超えてコップ要求が存在しないと、電流供給が遮
断されるようになっている。このことは、周波数変換器
に給電するポテンショメータに対する電流供給の迅速な
低減によって行なわれるか、または貯えられた残留電圧
によっても行なわれ、この場合、モータは周波数の低下
によって穏やかに制動される。
【0013】この場合でもモータの再接続時に衝撃的な
運動を阻止するために本発明のさらに別の有利な構成で
は、複数のモータにおいて、まず極めて短時間の接続を
行なうような回路が設けられている。これにより、モー
タの停止時にその下側の安定した位置に戻らなかった揺
動質量体は解除されて、前記安定した位置に到達する。
これにより、半径方向の振動成分が運転時に互いに相殺
されるように相互配置されているモータの始動時に、調
和の取れた始動が得られる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0015】図1に示したコップ個別化装置は円形コン
ベヤ1を有しており、この円形コンベヤは上部の開いた
円形の搬送ポット2を有している。この搬送ポット2は
底面として上方に向かって湾曲させられた円形の中心面
2′と、螺旋状に外方に延びると同時に上昇しているガ
イド軌道3とを有している。このガイド軌道3に関して
は、外方に向かって螺旋経過に従う壁面3′が認められ
る。この壁面はガイド軌道3を制限している。コップの
ためのガイド軌道3の支持面(図示しない)は公知の形
式で壁面3′の方向で少しだけ下方に傾けられており、
これによって、ガイド軌道から搬送ポット2の中心面へ
のコップの不本意な滑脱は回避されている。搬送ポット
2はベースプレート4に取り付けられており、このベー
スプレートは支持フレーム5を介して別のベースプレー
ト6と結合されている。このベースプレート6はやはり
ゴム基部7または別の適当なばね弾性的な結合手段を介
して機械ベースフレームと結合されている。これらの結
合手段はベースフレームに対するコップ個別化装置の振
動運動の伝達を阻止している。ゴム基部7はベースプレ
ート6の全周にわたって均一に分配されていると有利で
ある。択一的には、ベースプレート4がたとえばコラム
と、このコラムの下端部に固定されたゴム基部とを介し
て機械ベースフレームと結合されていてもよい。
【0016】支持フレーム5には、2つの非同期モータ
が結合されており、これらの非同期モータのうち、図1
にはモータ9しか図示していない。モータ9に向かい合
って位置する側に配置されたモータはモータ9と同様
に、円形コンベヤ1の上に矢印Φで示したコップ搬送方
向とは逆の方向で鉛直線から傾けられている。図示して
ない方のモータの傾斜は、図3に示したモータ軸20の
中心軸線20′によって認められる。モータ9の傾斜は
中心軸線10′によって認められ、この中心軸線はモー
タ軸10の範囲に位置している。鉛直線に対する両モー
タの傾斜角度は等しく設定されており、これによって、
運転時に生じる半径方向力を補償することができる。
【0017】モータ軸10には、モータ9の両側でアン
バランス質量体11,12が等しい向きで固定されてい
る。
【0018】モータ運転時のアンバランス質量体の作用
は以下に図1、図2および図3につきベクトル表示によ
って説明する。
【0019】原理的には、コップ放出装置8の方向での
コップの搬送を行なうような振動運動を得るためには、
水平方向の振動成分も鉛直方向の振動成分も必要となる
ことが判かっている。この場合に、各水平方向成分は有
利には搬送ポット2の接線方向に位置していなければな
らない。このことは、一方のモータのアンバランス質量
mμが運転時に他方のモータのアンバランス質量に対し
て180゜だけ位相シフトされていることにより達成さ
れる。したがって、図2および図3に示した半径方向成
分26,29は互いに逆の方向に向けられていて、互い
に相殺されている。このことは、両モータが正確に互い
に向かい合って位置していることにより達成され、この
場合、各モータ軸10,20の両中心点は、搬送ポット
の鉛直な中心軸線に交差する共通の直線に位置してお
り、また既に説明したように、アンバランス質量体は1
80゜だけ位相シフトされて回転する。
【0020】図2および図3に示したように接線方向成
分27,30が互いに逆の方向を向いている場合でも、
前記接線方向成分は搬送ポット2に関しては等しい周方
向で作用する。
【0021】両モータがこの場合に約30゜の角度ψだ
け傾斜していることに基づき、鉛直方向成分14,17
が生ぜしめられ、この鉛直方向成分は水平方向成分との
重畳によってコップの搬送を可能にする。コップ搬送方
向とは逆の方向でのモータの傾斜に基づき、図1、図2
および図3に示したアンバランス質量体11,12,1
9の位置において認められるように、コップ搬送方向に
作用する成分15,18は鉛直方向で上方に作用する鉛
直方向成分14,17と同時に発生する。この鉛直方向
成分はガイド軌道3におけるコップの付着力を高め、こ
れによって接線方向成分はコップに伝達され、これによ
ってコップは規定された方向で搬送される。逆向きの位
相では、つまり水平方向成分がコップの搬送方向とは逆
の方向で生じる場合には、鉛直方向成分が同時に下方に
向けられている。これによって、コップに対する付着力
が著しく減じられるか、もしくはそれどころか付着が短
時間中断される。
【0022】これによって、前記水平方向ではコップに
対する連行力が生じなくなる。このことから最終的に
は、コップ放出装置8に対するコップの規定された搬送
が行なわれる結果となる。
【0023】角度ψが過大に設定されると、鉛直方向成
分は、コップがガイド軌道3から過大に持ち上がってし
まう量を取る。これによって、不安定な運転と、コップ
巻き体への損傷を増大させる危険とが生じてしまう。角
度ψが過小に設定されると、コップ搬送方向とは逆の方
向でのアンバランス質量体の戻し行程位相が、この方向
での、つまりコップ搬送方向とは逆の方向でのコップの
連行に比較的大きく作用してしまう、これによって、搬
送出力は低下し、同じく巻体を損傷させる可能性が増大
してしまう。
【0024】図1に示した合成力13,16は図2およ
び図3に示した合成力25,28と同一である。それと
いうのは、図2および図3の断面図が合成力13,16
の平面に位置しているからである。
【0025】図1に示したモータ9も、向かい合って位
置するモータ(図示しない)も、そのモータ軸10;2
0に揺動するアンバランス質量mμを支持している。こ
れによって、モータの中心点を中心とした付加的なモー
メントは回避される。図2および図3には、それぞれ上
側の2つのアンバランス質量体12,19しか図示され
ていない。揺動するするこれらのアンバランス質量体は
重心21,24を有しており、これらの重心の半径線2
2;23は質量体によって得られる各モーメントを規定
する。このモーメントはモータの振動振幅を、ひいては
搬送ポット2の振動振幅を規定する。電磁石/ばねシス
テムとは異なり、ゴム基部7はパッシブな機能を有して
いる。それというのは、両振動方向が水平線においても
鉛直線においてもアンバランス質量体自体によって形成
されるからである。
【0026】図4に示した回路図から判かるように、両
モータ9,31(モータ31は図1、図2および図3に
は図示してない)は給電導線32,33によって共通の
給電導線34を介して周波数変換器35に接続されてい
る。周波数変換器35によるこのような共通の給電は両
モータ9,31の同期運転をも保証している。前記両モ
ータは非同期モータであると有利である。同期運転はシ
ステムを機能させるためには必要不可欠である。すなわ
ち、鉛直方向成分と接線方向成分とは協働しなければな
らず、これによって、鉛直方向成分と接線方向成分とは
増大する。それに対して、半径方向成分は、互いに相殺
するためには逆方向で作用しなければならない。
【0027】周波数変換器は2つのポテンショメータを
介して作動させられる。これらのポテンショメータは切
換えリレー38を介して選択的に接続される。これらの
ポテンショメータは周波数変換器35の各出力周波数を
制御する。前記ポテンショメータは手動でアナログ式に
調節可能である。しかし当然ながら、デジタル表示装置
を介して、各アナログ電圧値に対応する周波数を表示す
ることも可能である。同じく、表により電圧値を各周波
数に対応させることも可能である。しかし、このような
対応関係はアンバランス質量体ならびに円形コンベヤの
ディメンションに関連している。
【0028】ポテンショメータ37は2つの択一的な周
波数、つまり2つの択一的な回転数段階のうちの下側の
周波数もしくは下側の回転数段階に合わせて設定されて
おり、それに対してポテンショメータ36は上側の周波
数に合わせて設定されている。
【0029】切換えリード38はタイムスイッチ39に
接続されている。このタイムスイッチには、センサ40
によってセンサ信号が供給され、さらに制御導線39´
を介して中央の制御ユニット43によって制御信号が供
給される。センサ40はコップ放出装置8の範囲に設け
られていて、1つのコップの放出後に新しいコップがコ
ップ放出装置8に到着したことを検知する。2つのコッ
プの間のすき間は、放出されたコップがたとえばシュー
ト内に傾倒落下することによって生じる。これによっ
て、このコップの後端部はシュートの傾斜に相応して上
方に旋回させられる。後続のコップの前端部がセンサ4
0に到達するまでの、コップの流れるような供給時に規
定された時間間隔は、タイムスイッチ39で調節されて
いる。付加的にコップ放出装置8には、遮断体(図示し
ない)が配置されていてよい。この遮断体は、シュート
がまだ再び空になっていない場合に、シュートへの後続
コップの早期の傾倒落下を阻止する。このためには、シ
ュートが別のセンサ(図示しない)によって監視されて
いてよい。コップ放出装置8に設けられたこのような遮
断体が内方旋回されていると、極めて短い時間でガイド
軌道3に沿ったコップの搬送が中断されなければならな
い。なぜならば、さもないと渋滞によってコップが互い
に重なり合ってしまうからである。このことは、既に説
明したような欠点を生ぜしめてしまう。この場合には、
タイムスイッチが切換えリレー38を操作し、この切換
えリレーは給電をポテンショメータ37に切り換える。
これによって、周波数変換器35で比較的低い周波数が
形成される。この周波数は、コップがもはやガイド軌道
3に沿って移動しないような範囲に位置していると有利
である。比較的低い周波数への切換えによって、モータ
9,31の調和のとれた制動が行われ、これによって、
コップはガイド軌道3に沿って整然とした位置を維持す
る。タイムスイッチ39が既に説明したセンサ(図示し
ない)から、シュートが再び自由になったという信号を
得るやいなや、前記タイムスイッチは新たに切換えリレ
ー38を作動させ、これによって、周波数変換器35は
再びポテンショメータ36から給電されるようになる。
モータが搬送周波数にまで上昇すると共に、再びコップ
放出装置8の前記遮断体は取り除かれなければならず、
これによって、中断されていたコップ放出を継続するこ
とができる。
【0030】中央の制御ユニット43は付加的にセンサ
44の信号を得る。このセンサは巻取り機自体のコップ
需要を表示する。このセンサはたとえば、コップを装着
される巻取り機の個別支持体のための搬送システムに配
置されている。コップを装着するための空の支持体がも
はや到着しなくなった場合、このことは前記センサ44
によって検知され、このセンサはこの信号を導線44´
を介して中央の制御ユニット43に伝送する。中央の制
御ユニット43は制御導線43´を介してスイッチ41
を制御する。このスイッチは切換えリレー38をブロッ
クとして図示した電源接続部42から遮断する。
【0031】センサ44が新たにコップ需要を表示する
と、中央の制御ユニット43を介してスイッチ41が再
び閉じられる。それと同時に、制御導線39´を介して
タイムスイッチ39が制御され、このタイムスイッチは
切換えリレー38をポテンショメータ36に切り換え
る。しかし当然ながら、切換えリレー38の前記切換え
位置が、原理的にスイッチ41の開放後に生じる基本位
置を成すことも可能である。
【0032】両モータ9,31が停止されている場合、
アンバランス質量mμは通常、図1〜図3に示した位置
に対して180゜だけずらされた位置を取る。このこと
は、前記モータがこの方向で鉛直線から傾けられている
ことに基づき生ぜしめられる。しかし、前記モータのう
ちの一方が、図1〜図3に示したような位置に停止する
ことも排除され得ない。特に、アンバランス質量体の各
重心が正確にその最上位置に到達していると、このアン
バランス質量体が、それ自体不安定なこの位置に留まっ
てしまうおそれがある。他方のモータのアンバランス質
量体が安定した位置を取っていると、180゜だけの相
対的なずれはもやは存在しなくなる。これでは、モータ
の始動時に半径方向力は相殺されるのではなく、増幅し
てしまう。すなわち、モータの始動時には、望ましくな
い大きな振動が形成され、この振動によって、ガイド軌
道3に沿ってせき止められたコップ列の整然性が壊され
るだけでなく、機械自体の損傷も生ぜしめられるおそれ
がある。
【0033】この理由から、中央の制御装置43は、ま
ずスイッチ41が数分の1秒間だけ閉じられるような回
路を有しており、これによって、安定した位置を取って
いるアンバランス質量体は180゜よりも小さな角度だ
け移動させられ、そしてこの安定した位置に直ちに再び
戻る。不安定な位置に位置するアンバランス質量体はこ
の位置から解除されて、安定した位置に向って揺動す
る。スイッチ41の回路は次いで1秒後または数秒後
に、アンバランス質量体が運動しなくなるか、またはほ
とんど運動しなくなると(安定した位置の範囲でのみ)
再び閉じられる。これによって、モータの始動時でも同
期運転が直ちに得られる。
【0034】搬送ポット2の搬送出力を種々のコップ長
さに適合させるためには、ポテンショメータ36,37
を介して両周波数の調節を行うことができる。このこと
は、コップの大きさに対応した周波数を記された、各円
形コンベヤに関連した表によるか、または試験により行
われる。試験による調節も大きな手間を必要としない。
なぜならば、調節時に、搬送ポットでコップがどのよう
に運動するのかを観察することができるからである。下
側の周波数では、コップが搬送軌道に沿ったその位置を
変化させないことが望ましい。上側の周波数では、流れ
るようなコップ放出時に各コップの間にすき間が生じ
ず、しかもコップが互いに上下に重なり合わないことが
監視されると望ましい。
【0035】このようにして、円形コンベヤをコップ巻
管または残留コップの個別化のために使用して、かつ円
形コンベヤを適宜に調節することも可能になる。
【0036】基本的には比較的単純である制御の役目
は、自動的な巻取り機にいずれにせよ存在するメモリプ
ログラミングされた制御装置によって引き受けられ、こ
の制御装置が、前記実施例における中央の制御ユニット
43の機能を引き受ける。
【0037】本発明の適用は2つのモータの使用に拘束
されている訳ではない。しかし、1つのモータでは、半
径方向揺動成分が相殺されないという欠点がある。2つ
よりも多いモータは手間を増やしてしまう。しかし、2
つよりも多いモータが使用されると、これらのモータは
それぞれ、半径方向力が相殺されるようにアンバランス
質量体の間の位相シフトが設定されるように調節され得
る。
【0038】コップ個別化装置および前後に配置された
構成部分の詳細な図面は、特にドイツ連邦共和国特許出
願公開第3045824号明細書に基づき公知であるの
で省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コップ個別化装置の正面図である。
【図2】図1のAーA線の方向で見た図である。
【図3】図1のBーB線の方向で見た図である。
【図4】振動装置を作動させるための回路図である。
【符号の説明】
1 円形コンベヤ、 2 搬送ポット、 2′ 中心
面、 3 ガイド軌道、3′ 壁面、 4 ベースプレ
ート、 5 支持フレーム、 6 ベースプレート、
7 ゴム基部、 8 コップ放出装置、 9 モータ、
10 モータ軸、10′ 中心軸線、 11,12
アンバランス質量体、 13 合成力、 14 鉛直方
向成分、 15 成分、 16 合成力、 17 鉛直
方向成分、 18 成分、 19 アンバランス質量
体、 20 モータ軸、 20′中心軸線、 21 重
心、 22,23 半径線、 24 重心、 25 合
成力、 26 半径方向成分、 27 接線方向成分、
28 合成力、 29半径方向成分、 30 接線方
向成分、 31 モータ、 32,33,34給電導
線、35 周波数変換器、 36,37 ポテンショメ
ータ、 38切換えリレー、39 タイムスイッチ、
39′ 制御導線、 40 センサ、 41 スイッ
チ、 42 電源接続部、 43 制御ユニット、 4
3′制御導線、 44 センサ、 44′ 導線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コップ個別化装置であって、該コップ個
    別化装置が、上部で開いた円形の搬送ポット(2)から
    成っており、該搬送ポットが、底面として上方に向かっ
    て湾曲させられた円形の中心面(2′)と、螺旋状に外
    方に延びていると同時に上昇しているガイド軌道(3)
    とを備えており、該ガイド軌道が、螺旋経過に従った壁
    面(3′)によって外側を制限されており、前記ガイド
    軌道の外端部がコップ放出装置(8)に開口しており、
    前記搬送ポットが弾性的な結合手段によって定置のベー
    スフレームと結合されていて、コップを前記中心面から
    前記ガイド軌道に沿ってコップ放出装置に搬送するため
    の振動装置によって振動運動を加えられるようになって
    いる形式のものにおいて、前記振動装置が少なくとも1
    つの電気的なモータ(9,31)から成っており、該モ
    ータのモータ軸(10,20)に1つまたは複数のアン
    バランスエレメント(11,12,19)が固定されて
    おり、少なくとも1つのモータが、周波数変換器(3
    5)を介して周波数に関連して回転数を制御されるよう
    になっており、制御装置(39,43)によって、前記
    コップ放出装置(8)における瞬間的なコップ需要の有
    無に関連して前記周波数変換器の出力側で異なる周波数
    段階が制御可能であることを特徴とする、コップ個別化
    装置。
  2. 【請求項2】 各2つの周波数段階が前記制御装置(3
    9)によって択一的に制御可能である、請求項1記載の
    コップ個別化装置。
  3. 【請求項3】 前記両周波数段階が、付加的に各コップ
    寸法に関連して前記周波数変換器(35)で前調節可能で
    ある、請求項2記載のコップ個別化装置。
  4. 【請求項4】 前記コップ放出装置(8)にセンサ(4
    0)が配置されており、コップ列の密度変化が検知され
    ると、前記センサによって前記周波数変換器(35)の
    ための制御装置(39)が作動可能である、請求項1か
    ら3までのいずれか1項記載のコップ個別化装置。
  5. 【請求項5】 2つの電気的なモータ(9,31)が設
    けられており、該モータが、互いに向かい合ってコップ
    個別化装置の搬送ポット(2)の下に配置されていて、
    コップ搬送方向とは逆の方向で鉛直線から傾けられてお
    り、さらに前記両モータが、前記周波数変換器(35)
    を介して同期的に駆動可能である、請求項1から4まで
    のいずれか1項記載のコップ個別化装置。
  6. 【請求項6】 制御回路が設けられており、コップ需要
    が長時間中断すると、前記制御回路が前記周波数変換器
    (35)に対する電力供給を中断し、再びコップ需要が
    生じると、前記制御回路が直ちに次の周波数段階を接続
    するようになっている、請求項1から5までのいずれか
    1項記載のコップ個別化装置。
  7. 【請求項7】 付加回路が設けられており、該付加回路
    が、前記周波数変換器(35)に対するエネルギ供給の
    ための接続信号の数分の1秒後に、前記エネルギ供給を
    もう一度少なくとも1秒間だけ中断するようになってい
    る、請求項6記載のコップ個別化装置。
  8. 【請求項8】 前記周波数段階を前調節するために手動
    調節可能なポテンショメータ(36,37)が設けられ
    ている、請求項1から7までのいずれか1項記載のコッ
    プ個別化装置。
JP4094713A 1991-04-16 1992-04-15 コツプ個別化装置 Pending JPH05106129A (ja)

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DE4112414A DE4112414A1 (de) 1991-04-16 1991-04-16 Kopsvereinzelungsvorrichtung
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