JPH05104899A - 転写絵付け成形品とその製造方法 - Google Patents
転写絵付け成形品とその製造方法Info
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- JPH05104899A JPH05104899A JP3298268A JP29826891A JPH05104899A JP H05104899 A JPH05104899 A JP H05104899A JP 3298268 A JP3298268 A JP 3298268A JP 29826891 A JP29826891 A JP 29826891A JP H05104899 A JPH05104899 A JP H05104899A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反りの発生しない転写絵付け成形品を提供す
る。 【構成】 樹脂成形品1表面に、樹脂成型品1より軟化
点の低い樹脂からなる塗料を塗布して樹脂層2を設け
る。樹脂層2表面に転写材を用いて樹脂成型品1の変形
する温度以下で転写することにより転写絵柄層3を設け
る。
る。 【構成】 樹脂成形品1表面に、樹脂成型品1より軟化
点の低い樹脂からなる塗料を塗布して樹脂層2を設け
る。樹脂層2表面に転写材を用いて樹脂成型品1の変形
する温度以下で転写することにより転写絵柄層3を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反りの発生しない転写
絵付け成形品とその製造方法に関する。
絵付け成形品とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転写絵付け成形品の製造方法は、
樹脂成形品表面に直接転写することにより絵付けを行な
っていた。
樹脂成形品表面に直接転写することにより絵付けを行な
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、転写絵付層の
接着面と樹脂成形品表面とを溶融接着させるために、転
写温度を樹脂成形品の軟化点以上にする必要があった。
したがって、転写熱の伝導により樹脂成形品1全体が変
形容易で、かつ図3に示すように表面付近の樹脂収縮4
がとくに大きいため、厚さの薄い転写絵付け成形品では
図4に示すように反りが発生することがあった。
接着面と樹脂成形品表面とを溶融接着させるために、転
写温度を樹脂成形品の軟化点以上にする必要があった。
したがって、転写熱の伝導により樹脂成形品1全体が変
形容易で、かつ図3に示すように表面付近の樹脂収縮4
がとくに大きいため、厚さの薄い転写絵付け成形品では
図4に示すように反りが発生することがあった。
【0004】本発明は、反りの発生しない転写絵付け成
形品を提供することを目的とする。
形品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の転写絵付け成形品の製造方法は、樹脂成
形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂層を設け、
その上に樹脂成形品の変形温度以下で転写するように構
成した。
めに、本発明の転写絵付け成形品の製造方法は、樹脂成
形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂層を設け、
その上に樹脂成形品の変形温度以下で転写するように構
成した。
【0006】また、本発明の転写絵付け成形品は、樹脂
成形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂層が設け
られ、その上に転写絵柄層が形成されるように構成し
た。
成形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂層が設け
られ、その上に転写絵柄層が形成されるように構成し
た。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を詳しく説
明する。図1は本発明の転写絵付け成形品の一実施例を
示す断面図である。1は樹脂成形品、2は樹脂層、3は
転写絵柄層をそれぞれ示す。
明する。図1は本発明の転写絵付け成形品の一実施例を
示す断面図である。1は樹脂成形品、2は樹脂層、3は
転写絵柄層をそれぞれ示す。
【0008】樹脂成形品1および樹脂層2の樹脂はとく
に限定されないが、樹脂層2の樹脂は常に樹脂成形品1
の樹脂より軟化点の低いものが選ばれる。
に限定されないが、樹脂層2の樹脂は常に樹脂成形品1
の樹脂より軟化点の低いものが選ばれる。
【0009】樹脂層2の樹脂成形品1表面への形成方法
としては、たとえば、樹脂成形品1より軟化点の低い樹
脂からなる塗料を樹脂成形品1表面に塗布する方法があ
る。また、樹脂層2と樹脂成形品1とを二重成形する方
法がある。
としては、たとえば、樹脂成形品1より軟化点の低い樹
脂からなる塗料を樹脂成形品1表面に塗布する方法があ
る。また、樹脂層2と樹脂成形品1とを二重成形する方
法がある。
【0010】樹脂成形品1表面に設けられた樹脂層2上
に転写絵柄層3が形成されている。転写絵柄層3は、適
切な色の染顔料と樹脂バインダーとからなり、任意のパ
ターンで形成されている。樹脂バインダーとしては、一
般に熱可塑性樹脂が適し、たとえば塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体・ポリアミド・ポリエステル・ポリアクリ
ル・ポリウレタン・ポリビニルアセタール・塩化ゴムな
どが用いられる。
に転写絵柄層3が形成されている。転写絵柄層3は、適
切な色の染顔料と樹脂バインダーとからなり、任意のパ
ターンで形成されている。樹脂バインダーとしては、一
般に熱可塑性樹脂が適し、たとえば塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体・ポリアミド・ポリエステル・ポリアクリ
ル・ポリウレタン・ポリビニルアセタール・塩化ゴムな
どが用いられる。
【0011】転写絵柄層3の形成方法は、転写絵柄層3
を一構成層とする転写材を樹脂層2表面に接着させ、樹
脂成形品1の軟化点以下の温度で転写を行なう。転写熱
が加えられたとき、転写温度と樹脂成形品1の軟化点と
に差があるため、主に軟化するのは樹脂層2である。そ
の後、樹脂層2は収縮しようとするが、樹脂成形品1は
軟化が軽微であるため形状を維持し、樹脂層2の収縮を
妨げる。したがって、得られる転写絵付け成形品は、図
1に示すように反りが発生しない。
を一構成層とする転写材を樹脂層2表面に接着させ、樹
脂成形品1の軟化点以下の温度で転写を行なう。転写熱
が加えられたとき、転写温度と樹脂成形品1の軟化点と
に差があるため、主に軟化するのは樹脂層2である。そ
の後、樹脂層2は収縮しようとするが、樹脂成形品1は
軟化が軽微であるため形状を維持し、樹脂層2の収縮を
妨げる。したがって、得られる転写絵付け成形品は、図
1に示すように反りが発生しない。
【0012】
【発明の効果】本発明の転写絵付け成形品の製造方法
は、樹脂成形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂
層を設け、その上に樹脂成形品の変形する温度以下で転
写するように構成した。
は、樹脂成形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂
層を設け、その上に樹脂成形品の変形する温度以下で転
写するように構成した。
【0013】また、本発明の転写絵付け成形品は、樹脂
成形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂層が設け
られ、その上に転写絵柄層が形成されるように構成し
た。したがって、軟化するのが樹脂層のみ、すなわち樹
脂成形品が変形せず樹脂成形品の形状を維持し樹脂層の
収縮を妨げるため、反りが発生することがなかった。
成形品表面に樹脂成形品より軟化点の低い樹脂層が設け
られ、その上に転写絵柄層が形成されるように構成し
た。したがって、軟化するのが樹脂層のみ、すなわち樹
脂成形品が変形せず樹脂成形品の形状を維持し樹脂層の
収縮を妨げるため、反りが発生することがなかった。
【図1】本発明の転写絵付け成形品の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】従来の転写絵付け成形品の製造方法における加
熱直後の状態を示す断面図である。
熱直後の状態を示す断面図である。
【図3】従来の転写絵付け成形品を示す断面図である。
1 樹脂成形品 2 樹脂層 3 転写絵柄層 4 樹脂収縮
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂成形品表面に樹脂成形品より軟化点
の低い樹脂層を設け、その上に樹脂成形品の変形温度以
下で転写することにより絵付けを行なうことを特徴とす
る転写絵付け成形品の製造方法。 - 【請求項2】 樹脂層が、樹脂成形品より軟化点の低い
樹脂からなる塗料を樹脂成形品表面に塗布したものであ
る請求項1記載の転写絵付け成形品の製造方法。 - 【請求項3】 樹脂層が、樹脂成形品と二重成形したも
のである請求項1記載の転写絵付け成形品の製造方法。 - 【請求項4】 樹脂成形品表面に樹脂成形品より軟化点
の低い樹脂層が設けられ、その上に転写絵柄層が形成さ
れたことを特徴とする転写絵付け成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03298268A JP3132862B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 転写絵付け成形品とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03298268A JP3132862B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 転写絵付け成形品とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104899A true JPH05104899A (ja) | 1993-04-27 |
JP3132862B2 JP3132862B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=17857439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03298268A Expired - Fee Related JP3132862B2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 転写絵付け成形品とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132862B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP03298268A patent/JP3132862B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3132862B2 (ja) | 2001-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001031 |
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